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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

2016年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2017年01月

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聖なる鐘がひびく夜



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1370.html
もうすぐ本年もおしまいになるますが↑こちらに掲載した活動を振り返ります。

3月5日、6日 『長岡アジア映画祭・プレイベント(仮)』
長岡出身・東條政利監督の新作チャリティ上映として『筆子・その愛』の売り上げを全て寄贈するという初めての試みでしたが、
その後に東條監督の新作『地の塩 山室軍平』が完成したと知り嬉しく思いました。
また『ヒバクシャ 世界の終わり』『小さき声のカノン』ともに鎌仲ひとみ監督からビデオレターが届き、
上映前に流すことができました。
『小さき声のカノン』上映後に新潟県内で保養をしてるグループの代表者に集まっていただき、
お話していただきましたが、宣伝にまわって〝保養”という言葉を知らない人のほうが多く内心驚いていました。
五藤利弘監督の新作『ゆめはるか』は県内初上映となって、いつも叱咤激励を伝えながらも協力いただく五藤監督には本当にありがたいです。

6月11日 『栄光の黒豹』
昨年の『故郷は緑なりき』とともに観る機会がないといっていい幻の映画でしたが、
封印を解かれた結果、昭和44年当時の長岡の風景がぎっしりとつまった貴重な映画でした。
また主演の森田健作さん、目黒祐樹さんからメッセージをいただきましたがお二人が上映を本当に喜んでいただきました。
正直、『故郷は緑なりき』ほど集客はなく収支は赤字だったのですが(あちゃ~)、
長岡市立劇場に映写機があるんだから上映しようという無謀な試みはともかく実現できてよかったです。
さらにこの評判を聞き、来年に新潟の劇場での公開が決まったことも採算抜きにして嬉しいです。

9月3日 『長岡監督短編映画特集』
東條政利監督、五藤利弘監督、小林茂監督と長岡監督の短編映画を上映しようという試みで
昨年の続いて市民活動フェスタに参加しての上映になりますが、
いづれも担当者は観ている映画でしたが場所を改めると違い味わいがあると思いました。
また小林監督に久しぶりにお力添えをいただき嬉しかったことと、
上映後の懇親会では小林監督、五藤監督が映画談義に花を咲かせてたことも傍から見ててよかったと思いました。

11月26日 『ある精肉店のはなし』
纐纈あや監督とは2010年の『祝の島』長岡上映会を手伝ったときに初めてお会いしましたが、
あれから6年、おこがましいですが本当に大きく成長したなぁ、と再会して思いました。
今回、特に高校生がたくさん観に来ていただき、
感想を読んだら各々が深く感じ取ったことを伺われて素晴らしい作品を上映できて良かったと思いました。
画像は舞台裏でスタッフとの記念撮影です。

以上ですが改めてお力添えをいただきありがとうございました。
たくさんの困難を一層感じた年でしたが、お越しいただいた方々の声に何度も励まされました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆さま、良いお年を。

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トキワ荘見つめた女性編集者 マンガ文化の礎、傍らに=



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-738.html
↑昨年、4月に書いた記事です。
お花見に行ったら漫画の編集者としてトキワ荘に出入りしてたという
生き証人とも言うべき長岡在住の女性と出会い、
貴重な証言に大変驚いた、という記事でした。

しかし書いたことを忘れてた今秋、GARNETのご主人がまた、この生き証人の話をじっくりと聞いたらしく、
やはりその証言に驚き電話が来たので再び会いに行き、その話を聞きました。
いわく「映画化できるんじゃないか」

担当者はトキワ荘といえば藤子不二雄Ⓐ先生の「まんが道」、
そして市川準監督の『トキワ荘の青春』をすぐさま思い出しますが、
以前の記事に書いたように『トキワ荘の青春』で棚下照生先生を演じた柳ユーレイのデカダンな姿が強烈に印象に残ってます。

それで今度は証言者の方に夫であった棚下先生についてじっくりと聞きましたが、
無頼派というのか、無茶苦茶な生活ぶりに呆れながらも、どこか羨望を覚えましたが、
それについて語るこの女性が何も恨み節もなく、ある意味狂気と天才でもあった漫画家に尽くしぬいた姿に感銘をうけました。
この夫妻の波乱万丈な物語こそ映画化にするべきではないかと思いました。

と、同時に自分たちでこの貴重な話を聞くのは勿体無いということで、
大変お世話になってる毎日新聞の記者に紹介したら関心を抱いて、
取材してくださり、本日記事が掲載されました。

この記事を取材した場所は息子さんがご主人の居酒屋・和蔵なのですが、
こちらには6月に上映した『栄光の黒豹』のポスターが今も貼っています。
まぁ、担当者が貼りに行きよければずっと貼ってくださいとお願いしたものなのですが、
『栄光の黒豹』の市村秦一監督の代表作に松山容子主演の『めくらのお市』シリーズ。
実は『めくらのお市』の原作者が棚下照生先生になるので、そんな繋がりにこの生き証人の方は驚いていました。

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にいがた記者日記
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年末ワイド版/9止 トキワ荘見つめた女性編集者 マンガ文化の礎、傍らに=金沢衛 /新潟
毎日新聞2016年12月30日 地方版

 満席で見た映画はいつ以来だろう。アニメ映画「君の名は。」が大ヒット中だ。海外でも評判はよく、「クールジャパン」のアニメ人気を象徴するようだ。これより少し前、新潟出身のマンガ家、赤塚不二夫の生誕80周年を記念したドキュメンタリー映画「マンガをはみだした男」がひっそりと公開された。常識にとらわれず、感性のまま生きたマンガ家の姿を描いた作品に、半世紀以上前の「あの頃」を思い出す女性がいた。

 長岡市に住む高橋美津子さん(81)。福島県出身の文学少女は高校卒業後、東京都内の出版社「鶴書房」でマンガの単行本や絵本の編集に携わった。1950年代、手塚治虫や藤子不二雄、石ノ森章太郎、赤塚らが仕事場にしたことで知られる東京都豊島区のアパート「トキワ荘」に出入りしていた。

 マンガ家らとは同年代。ベタ塗りや下絵消しを手伝い、掃除や食事作りの世話までしたという。新潟出身でトキワ荘のまとめ役だった寺田ヒロオとは家族ぐるみの付き合いだった。「みんな手塚先生に憧れて地方から集まった少年。売れていないけど生き生きしていた」と振り返る。

 少年向けストーリーマンガを描き、作品がテレビドラマ化もされた棚下(たなか)照生を担当し、後に結婚。波乱な生活に入った。棚下は20代で大卒の給料の十倍近くを稼ぐ売れっ子。ところが原稿料が入ると、飲み歩き、数日間帰宅しないのが常だった。連絡が取れずに締め切りが迫り、ただ鉛筆を削って待った。金を使い果たして戻り、原稿を書き上げると、また行方が分からなくなる。食費に困り、慣れない水商売に働きに出たこともあった。

 後に無頼派と評される棚下だが、「いろんな人と飲み歩いたり、寄席や映画を見たり、作品作りの刺激にしていたんだと思う」と怒ることもしなかったという。しかし行く末を心配した父や兄の説得で、7年間の結婚生活に終止符を打った。2人の子は、2003年に亡くなった父の顔を見ることは二度となかった。

 夢や空想の世界を描くマンガの舞台裏は、華やかさとは縁遠かった。「切ない時代で家族が犠牲にされた」と思うこともある。それでもマンガ家たちとの交友があった約10年間は忘れない。「キャベツやモヤシを食べて純粋にマンガに没頭したトキワ荘の人たちが、今や文化と認められるようになった日本マンガやアニメの礎になった。そのそばで編集者や家族として関われたことは誇りです」

 高橋さんは、これまで書きためた随筆や投稿文をまとめようとしている。棚下と暮らした頃やトキワ荘の思い出が大半という。日本マンガの語られなかった裏側を描く一冊になるかもしれない。=おわり

http://mainichi.jp/articles/20161230/ddl/k15/070/010000c

↑見入ってる棚下先生はもちろん寺田先生の写真も見せてもらい、大変貴重なものでした。

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♪2年越しのアリガトウ ヨロシク

♪今年もイロイロありましたけども 来年もずっと隣にいて~

2016年の当会の活動をここに記します。
上映会に足を運んでいただいた方々、お力添えをいただきました映画人の皆様、ご協力をいただきました方々、それにお手伝いしていただきました方々、本当にありがとうございました。



3月5日、6日 『長岡アジア映画祭・プレイベント(仮)』
上映作 『筆子、その愛』 『ヒバクシャ 世界の終りに』『戦争のつくりかた』『ゆめはるか』
会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

栄光の黒豹ポスター54 (1)

6月11日 『栄光の黒豹』
会場 長岡市立劇場

ながおか市民活動フェスタ 長岡監督短編映画特集

9月3日 『長岡監督短編映画上映会』
上映作  『 half awake 』 『けさらんぱさらん』『鐘楼のふたり』 『ちょっと青空』
会場 アオーレ長岡シアター

163719_01.jpg

11月26日 『ある精肉店のはなし』
会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

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ハリウッドにくちづけ



市民映画館をつくる会が1991年4月13日に長岡市立劇場で上映会を開いたのが『ハリウッドにくちづけ』
キャリアが低迷し薬物依存となった女優が、往年の大女優ながらもアルコールに依存する母親と同居し再起を図るといったストーリーで、同じ映画女優として確執と葛藤を生む母と娘の物語をメインにしながら、ハリウッドの内幕モノとしても楽しめた一作。
監督はマイク・二コルズで主演がメリル・ストリープ、母親役がシャーリー・マクレーンといささか暑苦しい大女優が共演。
なぜ本作が上映されたのかは謎なのですが原作・脚本がキャリー・フィッシャーで自伝といっていい作品だそうです。

本日のキャリー・フィッシャー訃報のニュースを知り、そんな熱心な『スター・ウォーズ』ファンではありませんが、
そういえばキャリー・フィッシャーって小説家としても才能があることを思い出し浮かんだのが『ハリウッドにくちづけ』で、
大女優役のシャーリー・マクレーンが女性用かつらを脱いで薄くなった頭部を晒しながら自身の思いを語るシーンに世界中から愛されたハリウッド女優の果ての姿を見て感動したことが本作の白眉でした。

この時の上映会で映写を担当したのがKさん。
小林茂監督の同級生で今も『風の波紋』の県内上映の映写を担当して小林監督の右腕として活躍されてますが、
市民映画館をつくる会に入った動機が大ファンである『スター・ウォーズ』を映写したいとう思いで、
市民映画館をつくる会ではそれは適いませんでしたが、
シネマチャオに入社し確か『スター・ウォーズ エピソード2』が公開されてその念願が適ったと思います。
感想については詳しくは聞いたことがありませんが。

そういった世界中のさまざまな『スター・ウォーズ』ファンが本日はレイア姫を偲ぶ日となってると思います。
幸い『エピソード8』は撮影が完了されたそうで来年の公開を待ちたいと思ってます。

ちなみに同じく1991年に市民映画館をつくる会主催で上映したのが『恋人たちの予感』
『ハリウッドにくちづけ』には監督役で登場してたロブ・ライナーの傑作の一本。
ここでヒロインの親友役のキャリー・フィッシャーが結婚するのは
ロブ・ライナーの前作『プリンセス・ブライド・ストーリー』にひっかけてのものだと、
サスガに洒落っけがあるなぁ、と思いました。

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WHAM! in China



ご存知のように昨日、訃報が世界中を駆け巡ったジョージ・マイケル。
『ラスト・クリスマス』を歌ってたジョージがクリスマスに天に召されたというのも今後語り継がれるでしょうが、
これでデビッド・ボウイ、プリンスとベストヒットUSA世代にとって2016年はキツイ年になりました。
ボウイやプリンスは70年代から活躍してましたがワム!はもろに80年代を直撃してました。

『ラスト・クリスマス』の他にもピーター・バラカン氏が当時、筒美京平のようだと確か評してた『ケアレス・ウィスパー』はじめ、
もちろんソロも含めて数ある名曲の中、
特に『フリーダム』は王道ポップを極めた凄まじいレベルの曲で、
何度も脳内リピートしてしまいワム!というとこれになるのですが、
この曲のMVが北京で撮影されたもの。

Wham! - Freedom
https://www.youtube.com/watch?v=BFwOs-jy53A

ワム!1985年に欧米のポップ・アーティストとして初めて北京でコンサートを開き、
その時の模様は「WHAM! in China」というタイトルでビデオ化もされてますが、
『フリーダム』はそのダイジェスト版。

今や金満都市としてが幅を利かす北京も当時はガチガチの社会主義体制のもと、
垢抜けてない北京の街並みや市民の姿をスケッチ風に撮影しているのは見返すとなんとも貴重に思いました。

映画に目を向ければ中国ニューウェーブの幕開けとなった
チェン・カイコー監督、チャン・イーモウ撮影の『黄色い大地』が84年。
チャン・イーモウの監督デビュー作『紅いコーリャン』が87年。
同じく87年はベルドリッチが『ラストエンペラー』で、スピルバーグが『太陽の帝国』と
巨匠が中国で撮影した大作が完成・公開。
中国が徐々に海外へ扉を開き始めた頃。

チェン・カイコー、チャン・イーモウといったいわゆる第五世代がギラギラした作品を撮り、
国内で上映禁止の処分を受けながらフィルムという武器で体制と闘ってた頃に、
ワム!はコンサートを開きその王道ポップで観客を立ち上がらせ躍らせ、
自由の息吹を与えたのが広がって、その後の民主化運動に繋がった、
なんてことは考えすぎだとは思いますが、
『フリーダム』のMVには、その4年後に拡大した民主化の息の根を体制が止めようとした大事件がおきた
天安門前広場がその後の悲劇など予想などしないように映ってるのも、
どこかで因果なものを感じました。

ただジョージはこの少し後のインタビューで中国当局に利用されたことを苦々しく語ってたことを覚えてます。

この翌年にワム!は解散。
コンビ内格差だけでなく所属レーベルの親会社ソニーが当時アパルトヘイトを行っていた南アフリカとも貿易を続けてたことへの抗議というのも(WIKI)、骨があると思いました。

しかし『フリーダム』はまさにワム!がアイドルとして絶頂期だった頃、
その若さが訃報の後に見ると切なくなったりしますが、
確かに酷いスキャンダルもあったりしてドン引きしたこともありましたが、
ポップスターとして輝き名曲を残して歌い続けてくれたジョージ・マイケルに深い敬意を。

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*Memory



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1321.html
↑12月23日に栃尾で開催したかりやだ大交流会は五藤利弘監督とともに大桃美代子さんも参加され大盛況だったようです。
担当者は残念ながら都合が悪くて参加できずにいたのですが、
翌24日に五藤監督から会えませんかと電話があり、それならばとタニタカフェでコーヒーを飲みながら雑談に花が咲きました。
やはり安心して話ができ、今年一年もお世話になったのはやはり嬉しいことでした。

現在は新作『レミングスの夏』の劇場公開に向けての編集作業や、
次回作のプロット作りに邁進しているようで、相変わらず精力的にお仕事をこなしているようでした。

担当者はこの日、アオーレで開かれる見附のご当地アイドル・Palette²(パレットパレット)のライブの手伝いに行くため長岡にいたのですが、それならば主催者も五藤監督を知ってるので愛称・パレパレのライブにお誘いしました。
会場にはパレパレの写真展も開かれ、中には栃尾のイベントに参加した際の栃尾の写真もあるので、
メンバーのお父さんが熱心に説明をし、
パレパレはオリジナル曲は全てメンバーが作詞作曲をしてると聞くと感心を持ち、
その後のライブもきちんと最後まで監督は見ておりました。

画像はパレパレのメンバーに囲まれてポーズをとる五藤監督です。

Palette²(公式)
https://twitter.com/Pale2_official

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鎌倉茶房にて『栄光の黒豹』に思いを馳せる。



よく上映会にお越しいただき、長岡の五藤利弘監督応援団員でもある方と、
先日ごはんを食べに行きました。

鎌倉茶房に行きたいというので、こちらはお世話になってるお店でもあるので、
ご案内をして晩御飯を食べたのですが、
そこでの話題は以前、このブログにも書いた『栄光の黒豹』のロケ地のひとつ栃尾鉄道で、
資料も持参いただきレクチャーを受けました。
栃尾鉄道の踏切などの後は今も路線沿いに残っているそうで、
『栄光の黒豹』で栃尾鉄道が登場する場所や駅はどこなのか想像をしていました。

幸いにも来年某劇場が長岡上映での評判を知り
『栄光の黒豹』の上映を進めています。
実現できたら栃尾鉄道はじめ謎に思った
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1225.html
↑こちらの件について確認しようと思ってます。

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寿屋旅館も消え去っていた。



永六輔さんがその昔、講演に来た際に長岡駅で降りてすぐの寿屋旅館を目にして
「長岡って面白いですね、街の顔というべき駅前にこんな旅館があるなんて」と
枕で褒め殺ししてから本題に入った、なんて話を聞いたことがある寿屋旅館が
奇しくも永六輔さんが亡くなった年に幕を閉じてしまうとは…

先ほど長岡駅前を通ったら、もはやそこにあって当たり前の佇まいとして駅前に君臨していた寿屋旅館が跡形もなくなっていました。
数日前からシートで覆われていたのでまさかリニューアルというわけではあるまいと覚悟をしていましたが、
シートが外されたらすでに更地となっていました。

同じく長岡駅前の老舗の酒小屋も今年はご主人が亡くなり廃業となってさびしい思いをしましたが、
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1300.html
駅前最後の砦として期待されていた寿屋旅館もあっという間に消えてしまうとは。
大手通り十字路の果物屋さんのふじさわも移転してしまい、
老舗が立ち行かなくなった現実をここで感じたりします。

寿屋旅館の凄いのは担当者の周りに誰も宿泊した人、ばかりかあそこに泊まったという人さえ聞いたことないこと、さらに玄関が開いたことさえ見たことなく幻想が勝手に広がっておりました。
確かに永さんの言うとおり、こんな旅館が長年、長岡駅前に鎮座していたことはある意味奇跡、それだけ無くなったというリアルは幻像も立ち行かなくなってしまったことかと。

第15回長岡アジア映画祭で上映作『あぜみちジャンピンッ!』の宣伝で長岡入りした西川文恵監督は好奇心旺盛で
酒小屋のモツ煮込みに舌鼓を打ち、
寿屋旅館の話を聞いて興味を抱き、すぐさま宿泊希望の電話をしたら満席で断られてしまったそうです。
それを聞いて「んなわけねーだろ」と突っ込みを入れてたのも思い出話に…

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US Marine Osprey crashes off Japan,



”高江を見過ごすと、みなさんの住んでいる地域が高江になる。
辺野古のSOSをスルーすればあなたのSOSをスルーする国になります。”

↑昨年8月15日に『標的の村』上映会を開いた際、三上智恵監督から届いたメッセージ、
折に触れ沖縄からのニュースを知るたびに脳裏に浮かんだりしています。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-865.html

機動隊員の"土人発言”があったばかりか、
特に今月はオスプレイの不時着水に辺野古埋め立て訴訟 沖縄県の敗訴確定と、
不条理なニュースが立て続けに起きた感があります。

三上智恵監督は現在、『標的の村』『戦場ぬ止み』に続く『標的の島』を来年公開に向けて準備してると聞きました。
メッセージを繰り返し読んでいます。

画像はオスプレイを回収する米軍関係者なのですが防護服といのうが、よからぬ疑念があったりします。

件名はアメリカのFOXニュースは事件を伝えるニュースで「crash」と表記。
日本語に訳せば「墜落」になり、不時着水という配慮はいろんな面でサスガといはいえ脱力です。

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春よ来い



本日の仕事場は高速道路近く、
生暖かい風が吹いてた午後3時の休憩時に
高速道路を三条方面からとんでもない勢いとサイレンをガンガン鳴らして消防車が4,5台連なってるのを目にし、
冗談で風が生暖かいのはあの火事の現場からではないかと話してましたが
まさかあれが糸魚川に向かって走ってたとは。

2013年の「長岡アジア映画祭・プレイベント」で上映した
長岡出身といわれる漂白の俳人・井上井月の伝記映画『ほかいびと』を上映し、
北村皆雄監督をお迎えいたしました。

その後に井上井月に深い関心を寄せていた相馬御風の故郷・糸魚川で『ほかいびと』が上映されると知り、
足を運んだことがあります。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-222.html

その際に街を散策いたしましたが、まだ古い町並みが残りとても気持ちよく歩き、
目についた文化的な建造物に足を留め、
帰りはブラック焼きそばを食べて電車を待っていました。
記憶にあるのは本当にいい街だったことでした。

もっとも初めて足を運んだのは2004年にWとBerryz工房のジョイントコンサートがなぜか糸魚川であり行ってしまったのですが。

お世話になった新潟日報社の記者が現在、糸魚川支局長となってると最近知りました。
おそらく今現在必死の形相で取材されてると思います。

現在テレビを見る環境におらず、ネットで見る限り午前10時に発生した火災が
いまだ炎が上がり消火できずにいるらしく、
その規模からして「まるで空襲のよう」とあるほどで想像を超える大火災となってると思われます。
一刻も早い鎮火と被災された方々にお見舞いを申し上げます。

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8 Mile



『窓 ベッドルームの女』『バッドインフルエンス 悪影響』『ゆりかごを揺らす手』『激流』と続けざまにサスペンス映画を手がけ、
その集大成ともいうべきフィルムノワール『L.A.コンフィデンシャル』で巨匠となったカーティス・ハンソン監督が9月に亡くなったと訃報を知ったのはしばらく経ってからのキネマ旬報にて。

90年代を席巻していたものの、最近聞かないなぁと思ったら認知症を患ってたと知り、
『L.A.コンフィデンシャル』の栄華をリアルタイムで観ていた者にとっては寂しい話だなと思いました。

一連のサスペンス映画を手がけた後に、全く違う題材の『8 Mile』を監督し、
暴れん坊のエミネムをきっちりと使いこなして後々に残る青春映画の傑作に仕上げていたのは懐の深さに感嘆した思いがありました。
しかし数年前の映画かと思ってたら、もう15年も経つとは。
あのどんよりとしたデトロイトを抜け出そうともがいて「我を忘れるほど打ち込め」とメッセージを放つエミネムを観て、今もたくさんの人たちが奮い立ってるかと思います。
そんな映画を手がけてくれたカーティス・ハンソンにお疲れさまでしたと。

昨日に続いて書き損ねてたので今年中に。

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殿下



4月22日 ボブ・ディランの渋谷コンサートのために深夜の高速バスに乗って上京。
新宿に着いてガラケーでネットを開いて飛び込んだのがプリンスの訃報でした。

80年代にベストヒットUSAを見てた方なら理解できるかと思いますが、
自作の映画『パープルレイン』のために書き下ろした曲が次々とヒット。
さらに80年代に毎年のごとく傑作アルバムを発表し、あわせてステージをこなし、
尋常でない活躍をしてたアーティストが、
よりによってたぶん接点のないディランのコンサートの日に亡くなるとはと。

思い出すのは音楽を担当した(と当時言われた)映画『バットマン』を、
一応いた女友達を観に行ったら、その後彼女はアルバムを聴いてプリンスに夢中となり、
「男はプリンス」との迷言を吐いて去っていったことでした。
今頃、訃報をどこの空で耳にしたかと。

なんてことを羽生結弦選手が「レッツゴークレイジー」に乗せてリンクを舞ってる姿をテレビで見て、
この記事を書こうとしてたのを思い出し改めて“異端の天才”を偲びます。

その夜の神様は当然、殿下のことは口にせずに粛々とコンサートで歌い続けてました。

年明けのデビッド・ボウイに殿下と頭がまだ柔らかかった頃に活躍してたアーティストが亡くなるというのは、
辛く悲しいものですが、でも作品はいつまでも刻まれるように思います。

https://www.youtube.com/watch?v=6SFNW5F8K9Y
↑やっぱ、カッコいいです。

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3月11日



朝6時に到着したアオーレ長岡。
西棟三階前にいるとジョギングをしてる人がチラホラ。
なるほどこの時間帯なら人もいないから出勤前に走ったりしてるのかと。

朝7時になるとナカドマに人が始まり大型ビジョンの放映にあわせてラジオ体操が。
しかし大手通の向こう側は晴天とはいえカラスの集団が尋常でない鳴き声を発してたりと。

そして後ろに並び始めた人からの嫌味を聞きながす。

来年三月に上映会を、とりあえず会場だけでも押さえようと事前に尋ねたら、
土日、祝日はこの日だけしか開いてないと。
もう普通のやり方では会場を押さえるだけでも難しいと痛感し、
ならばその1日だけでも押さえようと朝早くから待って一番乗りして押さえたのが
3月11日(土)の市民交流ホールAでした。

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シネ・ウインド 22時前



先日、シネ・ウインドに『神宿スワン』を観た後のこと。
久しぶりに酷い映画(なんだろうと思いますが)を観たなぁー、何より全く神宿の魅力が活かされてないのが致命的で、
この監督はアイドル映画の1000本ノックでもしたらどうか、
アイドル映画とはなんぞやと根本から問いただしてほしいとさえ思ったほどなのですが、
お客さんの入りも自分だけで暖房費を使ってしまうのは申し訳ないほどでした。

上映後に支配人に呼ばれて久しぶりに一対一でお話させていただきいろんなことを伺いました。
こちらはシネ・ウインドに対してはいろいろ思うことがあり、
昔ほど出入りはしなくなりましたが、
それでもこちらで上映会を開いた『故郷は緑なりき』は東映、『栄光の黒豹』は松竹とメジャーな会社なので、
どこの馬の骨かわからないこちらは相手にしてもらえないと予想できるので、
支配人と相談してフィルム交渉を進めたり、していただいたりと協力いただきました。
そんな恩もこの支配人には感じているので、
話を聞いてて、大変なことはとても理解できると思ったりしました。

それで話は来年二月にシネ・ウインドで公開予定のある映画のこと。
こちらも大変縁のある映画でもあるので、上映の協力依頼をいただき、
できる範囲で引き受けようと思いました。
一番いいのは新潟に住んでてあちこち宣伝に行くことなのでしょうが、
それは無理なので、ともかくできる範囲で。

幸いその映画の関係者からちょうど良く電話がきてお話をしたら、
最大限の協力を約束していただきました。
上映が決定したら、またこちらでもご紹介します。
いづれにしても“あの”映画がまたフィルムで観れるのは本当に喜ばしいことだと。

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『風の波紋』 in えとせとら

144 hanabusa

お世話になってる柏崎のカフェ えとせとらは定期的に良質のドキュメンタリー映画を上映しています。
次回、新年1月22日はついに『風の波紋』が登場し小林茂監督、音楽・天野季子さんのトーク&ライブもあります。
ライブということは天野さんは歌うのでしょうか。
えとせとらは本当にこじんまりとした雰囲気のいいカフェなので、
間近で小林監督のお話を聞けるのはかえってお得だと思います。

et cinema 『風の波紋』上映会

■上映日:2017年1月22日(日)
■上映時間:
13:00〜、15:30〜
※14:45〜15:25 小林茂監督・天野季子さんによるトーク&ライブ

■会場:
et cetera エトセトラ
会場住所:新潟県柏崎市新橋3−29

■主催・問合せ:et cetera
TEL:0257-21-8558
FAX:0257-21-8558

前売 1000円 当日券 1500円 (茶菓子代つき)

http://kazenohamon.com/jyouei/?p=1201

画像は『ある精肉店のはなし』長岡上映会での小林茂監督と纐纈あや監督。

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♪The world is so wrong And so happy Xmas



もうすぐ今年もクリスマスですが、
この時期に目にしないとクリスマスを迎えられなくなってるのが、
コレクター長谷川さん宅のクリスマスイルミネーション。

近所の子ども達に喜んでもらおうと始めたのが、
年々徐々に盛大になっており、
おそらく長岡の個人宅では一番のイルミネーションではないかと。
ひそかに宮内のディズニーランドと呼んでおります。

ちょうど見に行ったら長谷川さんが帰宅され、
今年も華やかなお宅を前に今年開いた4度の上映会を手伝っていただいたお礼と、
また来年もよろしくお願いしますと。
イルミネーションは12がつ

昨年はご案内した柴田昌平監督、大兼久由美プロデューサーも目にして驚いてました。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-997.html

ちなみに長谷川さんは新潟県歴史博物館の展覧会に出品しており、
ちょうど帰ってきたときでした。
http://nbz.or.jp/?p=13542
↑こちらで1月9日まで。長谷川さんは『映画チラシが語る上映史』を展示しています。

イルミネーションは12月25日まで毎晩21時まで輝いてます。

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長岡ロケなび映画祭2017



お世話になってる長岡ロケなびの映画祭が来年1月14日に開催されるのでご紹介します。
和島・栃尾で撮影された『ベトナムの風に吹かれて』の上映とともに、
『Shall we ダンス』とともに代表作となった草村礼子さんのトークもあります。


■長岡ロケなび映画祭(2017)
日時:2017年1月14日・土曜日
会場:長岡リリックホールシアター
受付:13時30分〜
開演:14時〜

【上映スケジュール】
14:00 『ベトナムの風に吹かれて』上映
16:00 ゲストトークショー
16:45 『福耳』上映(19時終了予定)

●前売券 1,000円(当日200円増)
※一律料金
※予約不可・先着400席・全席自由

●チケット販売
まちなか観光プラザ(アオーレ長岡隣)

問合せは、長岡ロケなび事務局
長岡観光コンベンション協会
TEL 0258-32-1187/FAX 0258-31-7777
受付時間 8時45分〜18時まで

詳細はこちらを↓
http://locanavi.jp/blog-event/eigasai2017/

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鎌仲ひとみ監督作 『小さき声のカノン -選択する人々 / Little Voices from Fukushima』 DVD発売  



今年3月6日にアオーレ長岡市民交流ホールAで上映をした
鎌仲ひとみ監督作『小さき声のカノン』のDVD販売が始まったのでお知らせします。
上映会に鎌仲監督よりお客様へメッセージを寄せていただけないかお願いし、
こちらはメールで送っていただき、こちらで読み上げることを希望しましたら、
鎌仲監督はお忙しい中なんとビデオレターをわざわざ撮影し送っていただきました。
大変恐縮し、上映後にお礼を兼ねて上映会の報告を送ったら、
これまたご丁寧なお返事が届いて人柄に感激いたしました。
この場を借りてお礼を申し上げます。

以下、『小さき声のカノン』FACEBOOKから転載します。

https://www.facebook.com/littlevoicecanon/?hc_ref=PAGES_TIMELINE

【最新作「小さき声のカノン」DVD発売!】

映画「小さき声のカノン」が遂にDVDで発売開始となりました。
現在DVDはWEBSHOPの方でご注文いただけます。
http://shop.kamanaka.com/

++++ D V D 詳 細 ++++

「小さき声のカノン -選択する人々」(Little Voices from Fukushima)
発売日:12月8日(木)
販売価格:4,500円(税別)
制作・配給・発売・販売:ぶんぶんフィルムズ
2014年/カラー/デジタル/119分
☆英語字幕版も収録!

出演:福島県二本松市のお母さんたちほか
監督:鎌仲ひとみ プロデューサー:小泉修吉 音楽:Shing02 撮影:岩田まきこ
録音:河崎宏一 編集:青木亮 助監督:宮島裕

◆ライブラリー版も同時発売!
図書館での個人閲覧や、授業での上映にもご利用可能なライブラリー版DVDも発売いたします。学校や公共の図書館に、ぜひリクエストをお願いいたします~!

定価 30,000円(税別)
詳細はぶんぶんフィルムズまでお問合せください。
E-mail [email protected]
TEL 03-6379-3938

+++++++++++++++

実はDVD発売に合わせ、カノンオリジナルトートバッグも同時発売しております。
アートユニットtupera tuperaさんが本作のために
描きおろしてくださったスペシャルな一作です。
とてもかわいいデザインで、売上の一部は保養団体への寄付にもなります。
おすすめです!
ぜひ合わせてご覧ください。

◆ tupera tuperaさんについて ◆

亀山達矢と中川敦子によるユニット。2002年より活動を開始する。
絵本やイラストレーションをはじめ、工作、ワークショップ、舞台美術、
アニメーション、雑貨など、様々な分野で幅広く活動している。
絵本など、著書多数。海外でも様々な国で翻訳出版されている。
NHK Eテレの工作番組「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションも担当。
http://www.tupera-tupera.com/

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・スタッフ、会場について、そのほか気づいた点がありましたら教えてください。

昨日の高校生への『ある精肉店のはなし』上映会アンケートを書き起こしをしてて
やはり“命と食”について激しく感じたり、考えたことがうかがわれました。
関西では人権教育の一環として学校でよく上映されてると聞きました。
いづれにしてもチラシを手にして生徒に見せたいと決めた野球部の監督は改めてやはり甲子園の常連校を導くだけ器と度量があるんだなぁ、と思いました。
感想を読めばまさに監督の狙いが適格に決まったように思います。
願わくば他の学校もこんな機会をつくってほしいと思いました。

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1353.html

『ある精肉店のはなし』長岡上映会の“・スタッフ、会場について、そのほか気づいた点がありましたら教えてください。”のアンケートに書かれたことへ担当者が返信いたします。



*ギリギリに来たからか… パンフほしかったです!
→午前の部でパンフは売り切れてしまいました。もっと発注すればよかったです。すみません。

*少し寒かった。
→すみません。夏は暑い、冬は寒いといつもアンケートに書かれてしまい気を付けているのですが、
座る場所によって空調が違うようです。一層暖かくしたいと気を付けます。

*高校生の皆さんが参加されてたのがとても良かったです。
→本当に良かったです。劇場で観る機会の少ない映画を生徒のためにと連れてきた監督、教師の方の見る目の賜物だと思います。

*上映中にケータイが鳴りました。隣に席の人が上映中ケータイを見ていて画面の光が気になりました。
次回は上映前に電源を切るように注意してくださるようアナウンスをお願いします。バイブでもダメです。
→本当に申し訳ありません。上映前にあれもこれもと話さなければならないと焦り、頭から抜け落ちて後で後悔してたら、
このような報告を目にしてまさに後の祭りでした。劇場でよくこのようなことに接することがよくあり不快な思いはよくわかるので気を付けていきたいと思います。

*ありがとうございました。
*ご苦労様でした。
*とても良かったです。
→こちらこそお越しいただきありがとうございます。

*またこのような機会を設けてください。
→ぜひそうしたいです。

*ミニコンサートはおどろいた。
→こちらは大受けだったのに驚きました。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1346.html

*手話などがあると幅広い方に見てもらえると思った。
→そのように思い実現しました。

*会場はきれいに整っていた。
*会場がとてもきれいで集中して見ることができた。
*会場つくりが上手。
→会場がとてもキレイなのは心がけているアオーレの職員さんと掃除をしている方の日頃の力だと思います。
会場つくりは最低限のシンプルさで、それを上手とほめてくださりありがとうございます。

*スタッフさんの親切がよかった。
*丁寧な応対をしてくださり心地よく見れました。
*とても対応がよかったです。
*丁寧な対応だった。
→ありがとうございます。
スタッフの皆さんはお客さんが来てくださると大変うれしいので、そのぶん丁寧な応対を心がけようと自覚していると思っています。

*もっと若い人にも知って見てもらったらいいと思う。
→なかなか若い人に知っていただく機会ができないのが心苦しいのですが、
今回は高校生のほか、それでもいつもの上映よりも若い人たちがポツポツと目に留まりました。
ぜひこの映画を観たことを感想とともに家族やお仲間にお伝えいただけたらと思います。

*見やすい環境だった。
*とても見やすかったです。
*すごく集中しやすい空気で明るさもしっかりとしてあり、すごいと思った。
*落ち着いた雰囲気で見た。
*雰囲気が落ち着いてるので上映も落ち着いて見れた。
*会場は広すぎず、狭すぎず、ちょうどよかったです。
→ありがとうございます。ドキュメンタリー映画の上映にちょうどあってる会場だと思います。
明るさについては素材がブルーレイで画質が良く、ギリギリまで大きくしてスクリーンを調整していました。

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食に関してこれほど深く考えたのははじめてで 『ある精肉店のはなし』お客様の感想 その二

昨日に続いて『ある精肉店のはなし』お客様の感想、今回は高校生の感想を抜粋して掲載します。ありがとうございました。



*命の大切さを学んだ。これからは意識を高め感謝を忘れずに行動していく!!!!

*本当に人の口に入るまで、さまざまな人の活躍があるんだなぁと思いました。

*誰かの命をもらっていることを改めて感じた。

*自分が生きていくためには命を食べないといけないことを気付かされた。
これからはもっと食べ物を大事にしようと思った。

*食べることは「命を頂く」ことなのは知っているけど、改めて本当に感謝をしなければならないことだと思いました。
作品的には、ありのままを出すことで本気度が伝わりました。
今日はありがとうございました。

*食に関してこれほど深く考えたのははじめてで、とても良い経験になりました。

*映画を見て、より食を大事にしようと思いました。

*改めて命の大切さ、食に関して深く考えることができた。
屠畜される方の「情」がよくわかった。

*食に関しての意識が上がった。

*「食べる」ということについて改めて考えることができた。

*改めて食について深く考えさせられた。

*食べることに関してかなり真剣に考えて見ることができました。
実際の映像だったのでリアルに感じました。

*命の大切さ、その命をさばいてくれる人がいるという事をまた改めて知りました。
自分は食べることしかできないですけど、この映画を見て命をもらってる、その生物の命をさばく人がいる。
このことを忘れないで食事したいです。

*命の大切さを分かりました。
今後、自分が命にたいしてどう向き合っていくかを考えていきたいです。

*命をいただくことの重要さを学んだ。

*自分は今まで何気なく食べていたのがもうしわけなく感じた。

*命、食物の大切さ。

*命の大切さを改めて知った。
長い歴史の中で幕を閉じることはとても辛いことだと思った。

*いのちの大切さが分かった。
食にたいして感謝しなければならない。

*命の大切さを感じた。

*命の大切、人が生きていることのつらさ、楽しさを作品を見て思った。
トークを聞いて想いがあれば行動にでると知った。
口先だけで言ってることは行動に絶対出ないんだと思った。

*差別や偏見はまだ世の中にあるかもしれないが、
それに立ち向かっている人は今も頑張っている中で、
自分達もどこかで偏見や差別をしているかもしれないと自覚して、
これからも周りの人間を大切にしたいと思った。

*映画を見て、自分が生きていることは一つの命が絶っているから、生きていれると思った。

*命の大切さを知りました。

*衝撃の連続でした。
このような過程で自分の元に届くと思いました。
命の大切さ、食の感謝をもう一度改めたいと思った。

*牛の命が絶たれる所が残酷だった。
しかし人間はその命をもらって生きていることを実感した。

*命をいただくというものの大切さを改めて実感しました。
牛に対するありがたさを、とじょうに働いてる人たちに感謝していただきたいです。

*映画監督さんの熱意が伝わった。
深く考えさせられる話だった。

*この映画を見てあらためて食への感謝の気持ちが分かりました。

*命についてあらためて知った。

*とてもためのある映画・トークでした。
心に残して行きたい。

*僕も食事をしている中で食べ物ができるまでの過程を考えたことがありませんでした。
この映画で初めてお肉ができるまでの過程を見ました
こんなことをしているのかと思いました。
食事を残すということがあらためてしてはいけないことだと思いました。
自分の命はつながれていることなので、これからの食事は大切にしていきたいです。

*食に関する物の大切さというものを感じました。
自分も話にあったように大切にしたい。
生き物の生命への感謝というものを学んだ。

*食の価値観など、たくさんの考え方が変わりました。
あやさんお勇気と挑戦する気持ちの感動しました。

*命の大切さを感じることができて、この作品で普段の食への感じが変わった。

*食は、命をいただく。
ために「食」に関して深く考えられました。

*とても内容が深かった。
食に対してありがたく思った。

*食に対する感覚が変わった。

*とても命の大切さや、食べ物の大切さを知った。

*監督のトークを聞いて、改めて「食」について考えさせられた。

*自分が今生きていられるのいのちを食べているからだと改めて思った。
普段できない貴重な経験ができて良かった。

*今まであまり意識してなかった部分を見ることができました。
色々考えさせられました。

*とても食に関して命の大切さを学びました。

*普段見られないような物が見ることができて、貴重な体験ができた。
これからは少し食べる時に気をつけて食べるようにしたいと強く思った。

*自分が今、生きられているのは特別な人が特別な作業をし
牛が命を提供してくれているからなんだと思いました。

*今まで何も考えずに食べていたものにもうしわけないと思った。
食に感謝していきたい。

*すこし残酷なシーンがあり、ショックを受けた。
これから食事をする際は、この食べ物を食べれているのは、
さまざまな方の努力があるから食べれるんだなと感じながら食べていきたいです。

*食べるうえで命をいただくことはとても大切。

*命に対してどれだけ多くの人が関わっていることを深く知りました。

*割るということに衝撃をうけた。
命を大切にしようと思った。

*とてもためになりよかったです。

*食についてとても大切なことがわかりました。

*あらためて食に対する意識がかわった。

*普段、出回っている牛のことについて深く知れた。
食について見直していきたい。
またいただきますという感謝を忘れないでいたい。

*命についてあらためて考えさせてもらいました。

*差別はまだ現実にあるのだとおもった。

*とじょうというものを初めて知って、食べるものには命があることを改めて知ることができました。

*これまで見てきた講座の中で最も深い話だった。

*考えさせられる話だと思いました。

*食に関して意識を高めることができる良い機会だった。

*いつも食べている牛肉豚肉がとじょうというやり方で自分たちに来ているとわかった。

*命をいただく重要性を学んだ。

*命、人権に対して考えを深められた。

*命に関してよく考えることができた。

*すばらしい講話でした。

*大変さがわかった。

*命だけでなく差別のことも考えることができました。

*誰の命をもらって生きていることを改めて感じました。

*ありのままがでてきて本気が伝わった。

*「自分が伝えるときに表すのが言葉」がとても印象に残りました。

*自分たちが生きるための仕事を差別したりするのはいけないと思った。

*とても良い経験ができました。感謝して食べたいです。

*ノッキングの場面があったりして驚いたけど、命をいただくという本当の意味が分かった気がします。

*命について深く表現されたいい映画でした。自分の生活を改めたいと思いました。

*映画に対する監督の気持ちを理解できた。

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たくさんたくさん考えされられる映画でした。 『ある精肉店のはなし』お客様の感想 その一

11月26日 アオーレ長岡市民交流ホールAにて纐纈あや監督のトークとともに開催した
『ある精肉店のはなし』お客様の感想を抜粋して掲載します。
たくさん書いていただいたので、今日と次回の二回に分けて掲載します。

纐纈監督の最新インタビューが毎日新聞に掲載されていました。

学校と私  体を使って知った「実学」=映画監督・纐纈あやさん
http://mainichi.jp/articles/20161205/ddm/013/070/021000c



*明日からの生き方が、ちょっと変わるような作品でした。
すばらしい作品に出会えて今日は良い日です。 (40代・女性)

*どんな仕事にも意味がある。命は大切だということを再認識しました。
とってもやさしい映画だと思いました。 (50代・女性)

*これまで興味を持っていながらも、なかなか見ることができなかった現場を知ることができてよかったです。
食に対する考え方の基本をもう一度見直すことができました。 (40代・男性)

*自分が牛肉を食べえる為にこのようなことがされていることを、
改めて知ることで考えることが出来ました。 (20代・男性)

*食について考え直したくなった。 (70代・男性)

*とさつ場で見てから肉が食べれなくなりましたが、
育ててる方達の思いを感じながら、生きていく糧として食べようと思いました。 (50代・女性)

*生きていると強く感じられる映画でした。
牛をと殺する場面に全く違うイメージを与えられました。 (60代・女性)

*予想どおり、ただ見なくてはと思ってきました。
ドキュメンタリー的に感じた、その中の人間同士の葛藤があるのではないか(映像)と思った。(50代・男性)

*見えづらい部分、かくれた部分(モノ)に光をあて!
知らしめて下さる貴重な作品!! 皆様見るべき。と思いました。(50代・女性)

*本当に観て良かったです!昭和の良き昔の一つの歴史ですよね。素晴らしいドキュメンタリー映画でした!
まだ部落の差別があるんですね。結婚の時、反対する人が3人に1人いるんですね。
50年前に中学校の先生が話してくれました。その時、差別がある事を知りました。
監督の勇気に拍手!監督の映画に対する姿勢が自然体の映画になったんですね。 (60代・女性)

*観たいと思っていました。長岡で観れるチャンスがあって良かったです。とても貴重な映像をありがとうございます。
最後のトークで監督がおっしゃっていた「命をいただく」という言葉。
これは私たち人間のエゴのような気がしてきました。
生きるために生かされている…というか、たくさんたくさん考えさせられる映画でした。
また自分が小学生~中学生のときに部落差別の学習をしましたが、今の時代になってもまだそのような現実があるんだなと少々驚いてます。 (30代・女性)

*とても良い作品だったと思います。
人間の生きることや食について改めて考えさせられました。
一見残酷と思えるシーンもありましたが、生命をいただくことはこういうこととふたをしてきた部分を見て、
そうだった、そういうことだとうけとめられました。 (40代・女性)

*すばらしい映画でした。 (60代・女性)

*予想どおりのすばらしい映画でした。
 知らないということが差別につながることが良く表現できたと思う。(50代・男性)

*すごくびっくりしました。 (50代・女性)

*とてもよかったです。 (40代・男性)

*友人から評判をきいていて、いつか見たいと思ってました。
上映してくれてありがとうございます。 (60代・女性)

*命をあらためて感じました。
若い方なのにすごい。これからも応援しています。 (70代・女性)

*想像していたとおりのすばらしい作品でした。 (40代・男性)

*以前、YOUTUBEでこの映画のCMを見て、いつか絶対見たいと思っていた所、タイミングよく長岡で上映されると知り、とても楽しみに見にきました。
北出さん一家、特に女性陣の明るさ、最高ですね。
最後の鎮魂祭での言葉、「本来生まれ来て天寿をまっとうすべき動物の命をいただいている…」本当にそうだと思いました。
私達消費者ももっと感謝してお肉を頂かなければなりませんよね。感動しました。
お肉食べたくなったので今晩食べます!! (20代・女性)

*今回の映画に先立って食肉センターの見学や深夜のドキュメンタリー番組(熊本の屠畜業の方の)を見ましたが、ここまで丁寧に描かれているのは初めてでした。 (40代・女性)

*祝島も観たいと思いました。監督にも来てもらえるとは!すごいです。

*見えない部分であった食肉になるまでの過程
それにともなう社会的な差別などを知る良い経験になった。 (20代・男性)

*すごい方たちだなぁと感動しました。
牛が解体されてく一連の仕事の映像に感動して泣けました。
命をすごく大切にして、その差別されてきた仕事への誇りが輝いてみえました。 (50代・女性)

*数日前もテレビで肉の解体業の人が差別等にあり、声を出さないといけないと自分が立ち上がったのを見ていた。
みんな、明るいと思った。 (50代・女性)

*祝島の件もラジオで話されたと思ってますが?
巻原発と同じですネ。
大切な自然の中にイキナリ大きな負を持ち込む、そこに森・草原があるから生活ができるのに! (70代・女性)

*いただいた命はムダなく大切にいただくこと、あたり前の事が大切にされていて感動した。 (60代・女性)

*日常触れることのない社会の一端を知ることが出来、とても意義深いものだった。 (20代・男性)

*北出肉屋さんに行って肉喰いてー!! (50代・男性)

*誠実で一生懸命、話もよかった。
肉のと殺、最初はショックを受けたが、その後に吸い込まれた。 (50代・女性)

*二重マルです。目がさめました。 (60代・男性)

*よかったです。 (60代・男性)

*おもしろい映画だった。観た後の充足感もあった。
監督のお話も、大変興味深かった。
客席では臭い、温度を感じられないのが残念だった。感じてみたかった。
祝島の映画より、本当に良かった。次も期待しています。 (60代・女性)

*生きてる!感じがすごくいい。 (60代・女性)

*なかなか見られない映画でよかった。 (60代・男性)

*とても深いテーマだった。まだ考えがまとまらないがもっと考えたくなった。 (30代・女性)

*とてもいい映画だった。(30代・男性)

*ずっと見たかった映画を上映してくれてありがとうございました。 (60代・女性)

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手話通訳用意しています。



『ある精肉店のはなし』長岡上映会は日本語字幕付きのブルーレイで上映しました。
耳の不自由な方も映画を観賞できる機会を作ろうという目的だったのですが、
上映してみて気づいたのが、映画の中の牛を屠畜し解体する場面で
「ボキッ!」と音がするのですが、これが字幕がなければ聞き流してたかもしれませんが、
字幕には「関節を折る音」とついてあって、なるほど映画の擬音の解説をしてくれてるのかと思いました。
人によっては良かれ悪しかれかと思いましたが、
担当者は字幕に「関節を折る音」とつくことや他にも何シーンかそんな字幕がついてたので、
一層作品に入れ込むことができたと思いました。

それで耳の不自由な方がせっかく足を運んでも監督トークに手話がなければ意味がないのでは、と思い
長岡市福祉課に相談して手話通訳の方をお二人斡旋いただきました。
監督の隣で30分ほど手話通訳をしたら交代という取り決めだから二人組のようで、
実際に手話を必要とする方が何人お越しいただいたのか心許ありませんでしたが、
映画を観る機会を増やすということで、こういった取り組みは必要だと思った次第です。

今後は障がい者手帳をお持ちの方は割引するとか、そういったこともやるべきだったと思います。
何しろ宣伝活動をはじめてから福祉課に相談に行った行き当たりばったりな有様でした。

ただ福祉課の手話担当の方はこちらの相談をくみ取っていただき、
手話通訳者の斡旋のための手続きなど親切に教えていただいたほか、
チラシを長岡に何団体かある手話サークルに送っていただいたりとご協力をいただきました。

しかし驚いたことがあって福祉課でまず手話担当者を呼んでいただけないかと対応した男性職員さんの言葉遣いが、
どうみてもこちらより年下なのに上から目線のタメ口をきき、
最初はなんなのかよくわかりませんでしたが、
どうもタメ口で応対してると気づき、
こちらはあなたより年上だし、会ったばかりで友達でも何でもないし、
その口のきき方はなんなのかとムッとしながら呆れてました。
確かにこちらの身なりは貧相で上から目線になるのも百歩譲ってわかりますが、
一応、公務員なんだろうから、そんな口のきき方で今までこの福祉という職場で生きてきたこと、
他の職員さんが親切に応対してるのが、そちらのおかげで台無しなことがわからないのかと
こんなお役人様様が今頃いるのかとかえってアッパレ!に思いました。
すごいぞ!長岡市役所(ほめ殺し)

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褒めてつかわす。



今回の『ある精肉店のはなし』上映会はウィルながおかの登録団体のイベントに参加してのもので、
そのお力で長岡市内の全コミニティセンターにポスター、チラシなどをウィルながおかの方から通していただきました。
これだけで宣伝展開が本当に助かりました。

またウィルながおかの活動のひとつに心の悩み相談があり、
http://www.city.nagaoka.niigata.jp/kurashi/cate14/will/
担当者も以前に心が壊れかけた時に相談に行き悩みを吐いたこともあるのですが、、
その相談員の方は映画好きで実は『ある精肉店のはなし』を企画したいとこちらがウィルに伝えたところ、
他の映画も検討したらどうかと言われましたが、
この相談員の方が後押ししてくれて実現できたところもありました。

ただ「私は予約が取れない女」と自称するほど多忙な毎日を日々、悩める人たちの相談に費やしているのですが、
『ある精肉店のはなし』上映はきちんと時間をとり観賞に来てくださいました。
それで先日、お会いしたら「最近観た映画で一番良かった」と絶賛し、
話の流れで仕事柄、人権問題も扱っており、今回被差別部落の問題も提起していることに注目をし、
いろいろとお話しをして下さいました。
もちろん牛が解体されるシーンを見て「こんなふうなのか」と強い関心を持ち
観て良かったと、お話くださり、
最後にこの映画を選んだことに「褒めてつかわす」
こちらは「ははーっ」と。
もちろんお互い冗談で言ってますが、こんなふうに言っていただきとても嬉しく思いました。

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TOKYO FILMeX 2016 ~映画祭巡礼記~

S東京特派員の映画祭巡礼記。
今年も東京国際映画祭に続いての『第17回東京フィルメックス』です。
http://filmex.net/2016/

今回は″香港のクロサワ”と呼ばれてたことも懐かしい中華圏最大の巨匠キン・フー最高傑作『俠女』がスクリーンに甦り、当然S特派員は足を運んでおりました。
などと書いてたら『残酷ドラゴン・血斗!竜門の宿』『迎春閣之風波』『忠烈図』『山中傳奇』等々、血沸き肉躍ったキン・フーの名作の数々が脳裏に浮かんできました。
特にサモ・ハン・キンポーが倭寇の海賊として大暴れする『忠烈図』の凄まじさは特筆でしたが、
晩年は途中降板した『スウォーズマン/剣士列伝』(それでも面白い)や遺作としては邦題があれな『ジョイ・ウォンの魔界伝説』などなど不遇だったかもしれませんが、これを機にまた再評価の機運が高まってほしいです。



私の今年のフィルメックスは「アジア映画のシンポジウム」と題されたトーク・イベントが最初。
こうしたイベントは映画の上映と同時に行われたりしたので映画の上映と重ならないのはありがたかったです。
私がこの中の発言で印象に残ったのは、
(1)日本は政府による映画に対する支援が乏しい
(2)プロデューサーの重要性
(3)国際的な共同制作はもっとさかんにすべき。アジアはヨーロッパにくらべ国内で完結しすぎてる
(4)批評家の発信力が弱い。うろおぼえですがこんな感じ。映画の将来をみんな真剣に考えてるんだなと感じました。聞けてよかったです。

以下今回見た映画の感想。
「エグジール」は「消えた画」のリディ・パン監督によるポルポト政権下のカンボジアで両親や親族を殺された体験に基づく映画。
ドラマ仕立てではなく、当時少年だった監督が暮していたであろう小屋とその周囲だけが舞台という簡潔さで、しかしそこにさまざまなものがミニチュアやセットで現れる。
過去の体験の再現ではなく、その時間に考えてきたことの再現、人は虐殺をどんな風に記憶しているかについての映画のように感じました。詩の様な映画でした。

「苦い銭」は「収容病棟」のワン・ビンの最新作。
今回も中小規模の縫製工場で劣悪な環境の中低賃金で働く人々を追っていて中国の労働問題を告発する内容かと思いきや、そういう要素もありますが、開始1時間ぐらいでそういう視点を突き抜けてしまい、最終的にはなんてことはないはずの工場の町の中になんともいえない生命の輝きの美しさみたいなものを見出すことになります。
毎回驚かされるワン・ビンマジックは今回も健在。

「私たち」のユン・ガウン監督(中央)「私たち」のユン・ガウン監督(中央)。

「私たち」は韓国の女性監督ユン・ガウン監督のデビュー作。
小学校4年生の女の子が主人公。子供の世界がどんなものだったのか、ああ、自分もそんなだったな、と思わせる説得力。
ユン監督新人とは思えない力量だと思いました。
その世界はすごく狭い。でも周りには少女はまだよく分らないがまたちがう世界がある。
ちょっとしたことでふいにそのことに気づいていく。
子供が主人公ですが大人が見るべき映画。主人公を演じた子役もすばらしかった。

「恋物語」のイ・ヒョンジュ監督(左)。 「恋物語」のイ・ヒョンジュ監督(左)

「恋物語」イ・ヒョンジュ監督。
レズビアンのカップルを描いた映画ですが監督によれば恋愛について興味があるということで、なるほど主人公たち以外にもこの映画にはさまざまな恋愛模様が描かれます。
韓国では同性愛でもとりわけ女性の同性愛に対して不寛容らしく、恋愛の中でももっとも困難が多い恋愛として取り上げたのかもしれません。恋愛は苦しいことだらけだけど希望もある…という監督の期待も感じられた作品でした。

「ティクン~世界の修復」イスラエルのアヴィシャイ・シヴァン監督作品。
ユダヤ教の神学生がまじめ一辺倒だった性格が臨死体験を経てしだいに今の自分に悩みはじめ…と書くとシリアスな話みたいですが実際の映画はかなりブラックな笑えるところもチョイチョイありたぶんユダヤ教に基づく映画なんでしょうがまったく無知な私にも楽しめる映画でした。イスラエル映画要注目です。

以上は新作ですがフィルメックスは過去の名作の発掘も毎回取り組んでいて今年は台湾映画から1971年のキン・フー監督「俠女 デジタル修復版」と1985年のエドワード・ヤン監督「タイペイ・ストーリー」。どちらもデジタル・リマスター版での上映でした。

「タイペイ・ストーリー」は80年代らしい暗さ。
エドワード・ヤン監督の作品は後半の温かみのある作品のほうが好きですが寒々とした都会の描写の初期の作品もまた独自のよさがあります。
アメリカと並んで日本が台湾に住む人にとってあこがれだったというのが時代を感じさせます。

「俠女」は武俠アクション映画に分類されると思いますが「聊斎志異」が原作なのに原作の怪奇要素をなくし、政治闘争劇にしたもので、さらにクライマックスは人間の闘争の果てに神秘的な力が現れるというキン・フー独特な世界感で後年の香港製の武俠映画とは一線を画す堂々たる大作でした(3時間もあります)。
大スクリーン向けに映画が作られていた時代の映画。
こうした過去の作品を改めてみることも映画の多様さを感じるいい機会だと思います。去年のピエール・エテックスなんか実によかった。

今年はあまりコンペ作品を見れなかったのが残念。
フィルメックスの上映がきっかけになり日本で公開されることを期待したいと思います。
もちろん来年のフィルメックスも見に行きたいとます。

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♪ Chan Chan

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ

昨日に続いてカストロ絡みでキューバのはなしなんですが、
2000年7月15日に市民映画館をつくる会主催で長岡市立劇場にて上映会を開いたのが『ブエナビスタソシアルクラブ』。

すでに忘れ去られたキューバの老ミュージシャン達とのセッションをしていた
ライ・クーダーとともにキューバを訪れ記録したヴィム・ベンダース監督の大ヒット作。
カストロもゲバラも闊歩したハバナを中心に撮影されてます。

とはいえいくらシネマライズ渋谷でロングラン大ヒットしたといっても、
ここ長岡ではどう宣伝展開していいかわからず、
それ以前に担当者はまだ音楽ドキュメンタリーの熱心な観賞者ではなかったためか、
この作品の魅力を伝える力を持ち合わせてなかったのが正直なところでした。
事前に大ヒットしたアルバムを購入し、大変気に入りリピートを繰り返し聴いていたにも関わらずです。

今ならばライブシーンだけでなくカストロ政権下の庶民の姿や街並みにも括目したり、
ミュージシャン各々の人生模様にも大変興味を覚えたことでしょうが、
本当に勿体ない話でした。

上映後に覚えてるのは当時、長岡にあった伝説の東南アジア料理のお店"GANESH"の店主とその奥様が観にきて下さり、
作品を大絶賛していたことでした。
音楽に造詣深く、ご主人は実際にミュージシャンでもあったので、
なるほどなぁ、やはり音楽好きの方々にもっとアピールしておけば良かったと。
きっと今ならもうちょっとうまくできるように思いましたが、やはり勿体ない上映会でした。

しかしその後、『ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』とか『ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム』『ザ・フー:アメイジング・ジャーニー 』『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』等々、今年も『ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK 』が公開されればいそいそと観に行ったりと、ロック方面のドキュメンタリーに関心が高くなり、ミュージシャンだけでなく、その背景にも興味深く観たりするのは『ブエナビスタソシアルクラブ』がいまひとつの上映会だったことの反動があるかもしれません。
そんな意味で今、見直したら当時と全く違う映画として観たりするんだろうなと思ってます。

Buena Vista Social Club 'Chan Chan' at Carnegie Hall
https://www.youtube.com/watch?v=UXwLBS3yUkA
↑久しぶりに聴きましたが、やはりステキな曲です。

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遠い空の下、僕は世界が目覚める音を聞いた。



キューバ革命の英雄フィデル・カストロの訃報を耳にし真っ先に思い浮かんだのが『モーターサイクルダイアリーズ』でした。

2005年5月22日に市民映画館をつくる会主催で長岡市立劇場にて上映会を開きました。
青年時代のチェ・ゲバラが当時の年上の親友とともにバイクに跨り南米縦断の旅に出た姿を描いたロードムービー。
この旅を通して南米の歴史を知り、抑圧された人々、差別されてる人々の姿を見て
いわば社会の不平等を目の当たりにし、この世界を変えようと立ち上がるまでのゲバラの青春を描いてます。

当然、カストロと出会って革命を成し遂げるのは少し先の話になるので一人の青年がなぜゲバラになったのか?
を焦点にした結果、青春映画とロードムービーの傑作として多くの人が共感できる名作となってます。
いわば旅を通してその後の人生が変わった若者の物語として。

とはいえ当時、宣伝にまわっていたらゲバラの名前を聞いただけで顔をしかめた人や異議申し立てをしてくる人がいて、
顔をしかめるのは仕方ないけど、異議申し立てをするならば観てからにしてほしいと、そういう人に限って観ないのはなんだろうと思ったりしました。
未だに根に持っています。

上映会は正直、集客に苦戦しましたが35㎜のフィルムでスクリーンに映し出された南米の地の美しさと険しさの中で
世界に対して目覚めていく青年のドラマはもちろん観た方から多大な好評をいただきました。
上映できて良かったです。

革命を成功させ駆け引きして歩みながらも初志を貫き大往生となったカストロと、
ラテンアメリカ解放という大きな理想を追い求めた結果、若くして客死したゲバラと、
結果対照的となった二人が交差した時間は短いながらも、
今回の訃報で二人のツーショット写真をまた多く目にする機会があり、
その姿は本当に眩しい真の友情として目に入りました。
世界を変えたことに、たとえ功とともに罪があっても二人の姿は眩しいです。

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ダスティン・ホフマンになれなかったよ



未来と生活の会・三条の田中代表とは確か何年か前に大崩のご主人の田んぼの稲刈りが初対面だったような。
楽しい方なのでその後、こちらが未来と生活の会・三条の映画上映会を手伝ったり、
田中代表にはこちらの上映会を手伝っていただいたりと、
互いが行き来をし、
今回もお手伝いをできないか電話をしたら
「Cさんは来ますかね?この前の上映会にCさんに歌を歌うことを約束したのでギターを持っていきますよ」

何を言ってるのかわかりませんでしたが、
要は先の上映会の合間にスタッフのCさんと雑談していたら、
Cさんが知らない曲があったので、それじゃぁ自分がギターで弾き語りをすると約束したようでした。

それで11月26日の『ある精肉店のはなし』上映会当日、
田中代表は夜勤明けで遅れると連絡があったことも忘れ、
午前からドタバタし、少し落ち着いてスタッフの楽屋に入ったらギターの音色と田中代表の歌声が。
確かにCさんの目の前で熱唱しており、スタッフも訳も分からずやんやの喝采を浴びせているのを見て、
それならば二回目の上映前の纐纈監督トークの前に、
入場しているお客様の前で歌ってもらおうとなりました。
もちろんお客様には一言添えて。

担当者は去年の鎌仲ひとみ監督『小さき声のカノン』三条上映会で、
同じく上映前にお客様の前で確か『天空の城のラピュタ』の主題歌を歌ってるのを見たので、
その曲をリクエストしましたが、いきなり言われても出来ないと歌いだしたのは大塚博堂の曲を三曲ほど。

この時代に大塚博堂とは随分と渋いよなぁ、と。
お客様はこのステージで突然出てきて弾き語りをしてるのは何者なのかと怪訝に思ったでしょうが、
何もBGMもない館内よりはマシだろうと思ったのか熱心に耳を傾けていました。

特に最後の名曲「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」は田中代表の苦い思い出も重なったようで、
切実哀切な歌声が館内に響き渡り、歌い終わったら呆れるくらい客席から拍手喝采が湧きあがりました。
それを見てて今後もまた歌ってもらおうかと…
しかし途中から入ったお客様は本当にワケわからなかったと思います。

あとステージは纐纈監督トークのために組んでましたが、
謙虚な纐纈監督はステージに上がらずマイク片手にお話しをし、
結局、田中代表のためにこのステージは組まれたのかと…

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太陽はひとりぼっち



11月26日『ある精肉店のはなし』上映会。
この日は土曜日で纐纈あや監督にどこかのお店でランチをと思いましたが、
スケジュールがキチキチなので、それならばお弁当を、
しかし土曜日でランチをやりお弁当を作ってるお店、それも融通の利くお店となると限られた中で、
浮かんだのは長岡駅前の〝居酒屋・太陽”
ここは以前、毎日新聞長岡支局長が贔屓にしていたお店で大将と奥さんが二人で切り盛りしている居酒屋。
しかも自分のような懐の寂しい者にとって大変贅沢な日替わりランチを作ってくれるお店です。
毎回上映会の度にポスターを貼らせてもらうこともあり、
監督のお弁当をご夫妻に頼んだら快諾してくださいました。

それで当日、長岡駅まで監督をお出迎えした後に太陽にお弁当を受け取りに行く途中すぐ近所にある長岡戦災資料館へ。
http://www.city.nagaoka.niigata.jp/kurashi/cate12/sensai/siryoukan.html
ここは長岡駅近辺だと最も長岡を知っていただくことにふさわしい場所ではないかと思い、
県外からのお客様でお時間があればいつもご案内しています。
纐纈監督にもお弁当を入手するまでにご案内したら、大変関心を持っていただきました。
特に長岡空襲を日米、双方の視点から記録した30分ほどの映像はメモを取りながら熱心に観賞。
会場入りの時間を気にしていたりしましたが、そんなことよりもやはり想像通り、好奇心旺盛な方でした。

お弁当は無事に入手できて、お時間あるときに食べていただき喜んでおりました。
しかし今度お越しくださるときは時間をとってもらい、もっと長岡をご案内できたらと。

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『田吾作どんのいる村』 長岡追加上映



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1318.html
↑こちらで紹介した猪浦直樹監督の新潟県内ロケ映画の『田吾作どんのいる村』が、
十日町ロケ映画『彼』とともに再びアオーレ長岡シアターで上映されるのでご紹介します。

日時 12月5日(月)  19時~20時
料金 800円
会場 アオーレ長岡シアター

主催 問い合わせ 
「田吾作どんのいる村」製作委員会
090―1810―7925

https://www.facebook.com/tagosakudon/
http://www.ao-re.jp/event/20837

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新潟人権映画祭2016



今回の『ある精肉店のはなし』のフォーラムイベントを主催するウィルながおかは男女共同参画社会を推進し、
人権についてもテーマにしています。
だからこそ『ある精肉店のはなし』もふさわしいのではないかと企画いたしました。

そのウィルながおかの掲示板に『新潟人権映画祭2016』のポスターが掲示しており、
いづれも冤罪をテーマにした金聖雄監督の作品が上映されると知ったのでご紹介します。

新潟人権映画祭2016

12月3日(土) 17時30分~
『SAYAMA 見えない手錠をはずすまで』上映
http://sayama-movie.com/

12月4日(日)17時30分~
『袴田巌 夢の間の夢の中』上映
監督と袴田秀子さんのお話があります。
http://www.hakamada-movie.com/

会場 南魚沼市浦佐 コミュニティホールさわらび大ホール

当日券 600円 中学生以下無料

主催 新潟人権映画祭2016実行委員会
問 09077281182

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