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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

2024年02月 | ARCHIVE-SELECT | 2024年04月

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5月26日 『ビヨンド・ユートピア 脱北』 長岡上映会 準備開始



5月26日(日)アオーレ長岡市民交流ホールAにて夜1回の上映で
アメリカ作品のドキュメンタリー映画『ビヨンド・ユートピア 脱北』の上映会開催の準備をはじめました。

韓国で脱北者を支援するキム・ソンウン牧師指揮による脱北した家族(幼い子供2人と80代の老婆を含めた5人家族)、
北朝鮮から地続きの韓国へではなく、中国、ベトナム、ラオス、タイを経由して韓国を目指す、
1万2千キロに及ぶ決死の逃避行に密着した驚異のドキュメンタリー映画です。

全国で公開されて大きな評判となってるのに、
なぜか新潟県内はスルーなので疑問を持ち配給会社に尋ねて上映できる運びとなりました。

どんな映画なのかは↓こちらの予告編を見るだけでも凄まじさが理解できるかと思います。

『ビヨンド・ユートピア 脱北』本予告|ある脱北家族が、自由を手にするまでの決死の旅路に密着ー
https://www.youtube.com/watch?v=WrK3i399RN8

“楽園(ユートピア)”と信じこませ作り上げた独裁体制から逃亡せざる負えない家族の姿に
かの国に暮らす人々の実情に思いを馳せると同時に、
はたしてかの国を他人事としてみることができるか。

"観ていて何より不安になるのは日本が将来、
ここで描かれる北朝鮮のような国家になってしまわないか?
ということだ。
民主主義の意味が改めて問われる作品でもあると思います。"

ダースレイダー(ラッパー)

↑ダースレイダーさんが鳴らす警鐘も頷ける必見の映画かと思います。

詳細が決まりましたら、こちらに掲載します。

解説 | INTRODUCTION
世界で最も閉ざされた国のひとつ・北朝鮮
2023年サンダンス映画祭にて開催直前までシークレット作品として詳細を伏せられてきた1本のドキュメンタリーが、世界中から集った映画ファンや評論家、映画関係者達を震撼させた。それが北朝鮮脱北者の過酷な旅の実態が生々しく記録された恐るべき、そして映像的にも非常に貴重な作品『ビヨンド・ユートピア 脱北』である。
1949年9月の建国以来、70年以上にわたり北朝鮮社会を支配してきた金日成の一族は、国家を閉鎖された状態に保ってきた。北朝鮮に住む人々はそこが「地上の楽園」だと信じ、最高指導者である金一族を神と同等の存在として敬い慕う。しかし、一糸乱れぬ壮大なマス・ゲームや、華々しい軍事パレードの裏側で、ナチスのアウシュビッツやソ連のグラーグを模した強制収容所の存在、密告や拷問、処刑、飢えや貧困といったおぞましい人権侵害の数々が報告されている。

物語 | STORY
1000人以上の脱北者を手助けしたキム牧師に寄せられた緊急のSOS。幼い子供2人と80代の老婆を含めた5人家族の脱出ミッションがはじまる―
韓国で脱北者を支援するキム・ソンウン牧師の携帯電話には、日々何件もの連絡が入る。これまでに1000人以上の脱北者を手助けしてきた彼が直面する緊急のミッションは、北朝鮮から中国へ渡り、山間部で路頭に迷うロ一家の脱北だ。幼い子ども2人と80代の老婆を含めた5人もの人たちを一度に脱北させることはとてつもない危険と困難を伴う。キム牧師の指揮の下、各地に身を潜める50人ものブローカーが連携し、中国、ベトナム、ラオス、タイを経由して亡命先の韓国を目指す決死の脱出作戦が行われる――。

公式HP https://transformer.co.jp/m/beyondutopia/

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『食の安全を守る人々』



お世話になってる方がドキュメンタリー映画『食の安全を守る人々』の上映会を開催するので、ご案内します。

日  時  
  4月7日(日)13:00~16:00
  上映時間   13:00~14:40
  意見交換   14:50~15:30

会  場
  長岡市学校町  長岡中央図書館 二回講堂

参 加 費  1,000円

問 090 1853 4974

STORYストーリー
”アグリビジネスは日本に幸せをもたらすのかー
それとも日本は世界の潮流に逆行しているのか?
日本で、海外で農と食の持続可能な未来図を描く人たち
種子法廃止、種苗法の改定、ラウンドアップ規制緩和、そして表記無しのゲノム編集食品流通への動きと、TPPに端を発する急速なグローバル化 により日本の農と食にこれまで以上の危機が押し寄せている。しかし、マスコミはこの現状を正面から報道するこ とはほとんどなく 、日本に暮らすわたしたちの危機感は薄いのが現状である。

この趨勢が続けば多国籍アグリビジネスによる支配の強まり、食料自給率の低下や命・健康に影響を与えることが懸念される中、弁護士で元農林水産大臣の 山田正彦が、長年、農業をテーマに制作を続けている原村政樹監督との二人三脚で撮影を進め、日本国内だけでなく、アメリカでのモンサント裁判の原告や、子どものために国や企業と闘う女性、韓国の小学校で普及するオーガニック給食の現状など幅広く取材。 果たして日本の食の幸せな未来図はどこに・・・。

監督・撮影 ・編集:原村 政樹
プロデューサー:山田 正彦
語り:杉本 彩

公式HP https://kiroku-bito.com/shoku-anzen/

まったくの余談ですがググったら出演ドウェイン・ジョンソンとしてロック様の顔写真が出てきて、
えっ?日本の農業危機をテーマにしたドキュメンタリー映画にかのハリウッドスターが出演してるのかと驚き、
ホームページを開いたラウンドアップの被害者の同姓同名の方が登場するようで、そりゃそうだよなと思いました。
ちなみに上映会が開催される4月7日はレッスルマニア40が開催、
はたしてロック様は現役復帰し今年の主役となるのか?

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不屈

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3月24日『ラジオ下神白』長岡上映会
ライブ 被災地に向けて

3月24日アオーレ長岡で行なわれた「ラジオ下神白」上映会オープニングライブ、参加させていただきました。一緒に参加したミュージシャン、「うたのおじいさん」直球プロテストソングの謎キャラ。ヘビーな内容の曲ととぼけたトークのギャップがすごい!#ラジオ下神白 #長岡アジア映画祭実行委員会

https://twitter.com/roman_da_mour/status/1771891487170814339

↑ロマンダムール神保さんにインパクトを与えツイートしてましたが、
歌のおじいさんはこの日、スーツ姿で会場入り、
その姿はロバート・パーマーかティンマシーンを思わせる姿(?)。

トップバッターとしてマイクの前に立ってから、
なんというかギターとハーモニカ姿で70年代フォークの残り香のようなMC、
それも自虐的なエピソードを連打して会場を温めてから、
「心あつめています」と「みんな大きな輪になって」の2曲をギターを手に熱唱。
いづれも題名からあまり想像できませんが、
前者は原発批判、後車は沖縄基地問題をテーマにした自作のプロテストソング。

2曲目になるとスーツもYシャツも脱ぎ捨て出てきた「不屈」の文字のTシャツをアピール、
どうも沖縄にある瀬長亀次郎記念館「不屈館」で購入したTシャツのようですが、
瀬長亀次郎と言うとドキュメンタリー映画『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』を観たことがあり、
大杉漣さんがカメジローのナレーションを担当、
そして漣さんと沖縄というと自伝「現場者」の文庫版の中で

“展示会のアルバイトやり終え日銭を手にしたが沖縄の意に沿わぬ体制的な展示会だった。情けなく思う。”

まだ俳優で食えなかった頃の気持ちを綴ったノートにあった文章で、
この思いがカメジローの声を引き受けたのだろうかと読んだ当時思いました。

というわけで沖縄の民衆とともに平和を求めて闘ったカメジローの“不屈”の精神でこれからも邁進するであろう歌のおじいさん。
あのトークと時代に抗うプロテストソングでいづれ化けるように思いますが、どうでしょうか。
今度、歌のおじいさんに影響を受けたミュージシャン等について聞いてみようと思ってます。

ありがとうございました。

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昨日・今日・明日

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3月24日『ラジオ下神白』長岡上映会
ライブ 被災地に向けて

ボーカル、ギターの神保さんが相棒と呼ぶパーカッション奏者の井畑さんと組むユニット“ロマンダムール”

先日ののもーれ!で披露した『ラジオ下神白』に被さる昭和歌謡メドレーを攻めまくり、
途中、ギターがむせび泣くほど力を込めたせいか指が出血してしまうほどでしたが、
「サザエさん」「踊るポンポコリン」では客席から手拍子が沸くほど大盛り上がりでした。

ちなみに選曲はすべて任せますと伝えながら、
「オリジナルを1曲」という担当者のリクエストに応えて、
メドレーに入る前に「昨日・今日・明日」というオリジナル曲を披露。
この曲もそうなのですが神保さん作曲でその昔よく聴きに行ったライブで聴いたオリジナル曲は、
いつもメロディが秀逸で印象に残るステキな曲ばかりで、
「ロック漫談」で最近、神保さんのファンになった方々は、
オリジナル曲にも注目していただきたいと思ってます。

ビートルズは勿論、YMOや大瀧詠一の影響下にあるとはいえ、
「昨日・今日・明日」のタイトル通りヨーロッパ映画の音楽を最も感じたりしますが。

この日、ロマンダムールのお二人はウィズコーションの「地球よまわれ」でフロアで踊りだし、
歌のおじいさんの硬派なプロテストソングと軽妙なMCのギャップに大喜びし、
FMラジオのパーソナリティーも務める神保さんに
この二組が見つかったことをこちらは密かに喜んでおりました。

ありがとうございました。

ロマンダムールの二人のライフワークとなってる「ロック漫談」
次回は4月9日(火)18時より「Gallery 沙蔵」で開催。
先回に続きキャンディーズがテーマのハズで、
神保さんはツイッターでキャンディーズのバックバンドがその後のスペクトラムと呟いてたのを読み、
これは名曲「SUNRISE」を披露する伏線なのかと思いました。

youth!

https://twitter.com/roman_da_mour

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地球よまわれ  ~かくしてバンドは鳴りやまず27~

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3月24日『ラジオ下神白』長岡上映会
ライブ 被災地に向けて

ウィズコーション セットリスト

1.地球よまわれ
2.この大地に吹く風
3.ホタル舞うふるさとの夜空
4.福島の明日に架ける橋
5.歩む

今回で8年目となるウィズコーションのライブ。
ということは再結成して8年、
地道な積み重ねを続けて昨年はついに柏崎アルフォーレで、
小出裕章先生の講演の前に1000人の観衆が積み寄せる中でライブを敢行、
ものすごい大きな存在に映ってます。
その余勢とともに今回の市民交流ホールAでのライブは、
膨大な機材を持参し念入りにチェックを重ねてライブに挑みました。

すべてオリジナル曲にこだわり、
50年代ロックンロール調の「地球よまわれ」からノリノリでスタートし、
水俣患者の切実な思いをうたいあげた「歩む」で感動的に締めてくださいました。

ウィズコーションは今年も活躍は続き、
次の大きなステージにも立つことでしょうが、
これからも、この市民交流ホールAで福島の母と子の切実な姿を記録した
鎌仲ひとみ監督『小さき声のカノン』の上映を聞きつけて、
「歌わせてくれないか」とこちらに連絡してきた姿勢のまま、
転がり続けてほしいと思ってます。

ちなみにお客様から家でも聴きたいのでCDは発売しないのか?
と聞かれましたが、売れるんじゃないかと思います。
いかがでしょうか。

ありがとうございました。

ウイズコーション紹介
それは1980年5月バンド結成。そこに集まった若者たちが額を寄せて・・・。
幸せになるために、豊かに生きていくために、いのちを守るために、未来が少しでもよくなるように。世の中をしっかり見ていかなければなあ。
そんな意味を込めて「WithCautin」と名付けました。
1990年~約25年間活動休止していましたが、 東日本大震災・福島第一原発の事故を機に再スタート。
自然・いのち・平和 あたりまえの暮らしが何より大事。 「いのちと大地にlove song」がバンドのテーマ。持ち歌30曲 全てオリジナル。2023年時点で平均年齢65歳。

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基地問題の解決のために真に理解しなくてはいけないこととは何か?



3月24日『シン・ちむどんどん』長岡上映会

上映後の福本圭介先生の講演「基地問題の解決のために真に理解しなくてはいけないこととは何か?」

冒頭に『シン・ちむどんどん』について解説。
前半の沖縄知事選について二人組は上から目線で見物をしていたのが、
後半になって本土の人に向ける視線について気付くことを重要視し、
その流れで米軍基地をめぐって植民地としての沖縄とそれを結果的に支持する本土の人々と
映画観賞後に残った皆さんにとって耳の痛い発言を重ねたなかで
印象的に思ったのが米軍基地を本土に押し付けてる保守側はもちろん、
いわゆる左派についても責任を言及、
「基地は無いほうがいい」という点で固辞してると受け取りましたが、
聴講者の中に担当者の知っている、
その左派側の人も関心を持って聞き入り、
左派への批判に対し耳を塞ぐことなく熱心にメモをしていたのが兆しのように映りました。

その方以外の担当者の周囲のいわゆる左派の人も当然、福本先生のことは知っておりながら、
これまで実際に話を聞いたことがあるかというと、どうも疑わしく思い、
「基地引き取り」という新聞記事の文面だけで顔をしかめてしまう人たちがいるのも事実、
当然、福本先生もそのような反応はご存じだと思いますが、
こうして話を真摯に聞けば、福本先生の考えがより深く伝わるハズなので、
いわゆる左派側の人たちにも、もっと届いてほしいと切に思います。

今回の講演の中で自身の活動についてうまくいかない面もありながら、
やっていることに関しては悔やむことはないと力強く話して、
沖縄の現状を少しでも伝えることができればと前向きに締めました。

観客との質疑応答を終えたあと最後に教え子の学生たちのエピソード。
「あなたは沖縄を差別してると思いますか?」
というディスカッションの中でほとんどが「文化も含めて沖縄が好きだ」と応えながら、
ただ一人が「差別してる」と応えて、
理由を尋ねると、あれだけの沖縄の悲痛な声を耳にしながら“無視”してることは差別だろうと。

担当者も含めて、その場にいた人皆さんに突き刺さったと思いました。

「毎回、長岡で話すことを楽しみにしている」
という福本先生、本当にいつもありがとうございます。
また、よろしくお願いいたします。

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『ラジオ下神白』『シン・ちむどんどん』長岡上映会 終了しました。

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アオーレ長岡にて、小森はるか監督『ラジオ下神白』鑑賞。いわき市の復興公営住宅下神白(しもかじろ)団地で行った、文化活動家アサダワタルによる住民参加型のラジオ風CD制作頒布活動の記録。歌を唄っている間は嫌なことを忘れることができると話すおばあちゃんの魂を震わす程の熱唱が忘れられない。

https://twitter.com/wS51HLpyLHomGLb/status/1771816558966296592


アオーレ長岡で『シン・ちむどんどん』上映会。選挙中の政治家に突撃取材を敢行するドキュメンタリー政治映画第2弾。沖縄県知事選で街を駆け巡る賑やかな前半、辺野古移設問題で怒りと悲しみを訴える後半のコントラスト。普天間基地前の集会デモで披露するダースレイダー氏の即興ラップが刺さる。

https://twitter.com/5302632e742043a/status/1771832005803577681


↑エゴサしたら出てきました。ありがとうございます。

昨日、無事に『ラジオ下神白』『シン・ちむどんどん』長岡上映会終了いたしました。
観にいらした方々、ありがとうございました。
お手伝いいただいた方々、(特にYさん)ありがとうございました。

そしてライブを開いたウィズコーションの皆さん、ロマンダムールのお二人、歌うおじいさん、
福本圭介先生、要約筆記いただいた皆様、お力添えいただき深く感謝いたします。

担当者はいつも以上にドタバタしてたため上映中の『ラジオ下神白』は「青い山脈」のミュージックビデオが流れるシーンを覗いてましたが、お客様の高揚感が確かに伝わりました。
東京の劇場公開決定ならいづれ新潟での公開の実現を期待し、また観に行きたいと思ってます。

『シン・ちむどんどん』はダースレイダーさんのラップ場面はぜひ目にしたいと思い、
やはりあの場で対立する人たちに割って入って民主主義を諭すラップ場面は改めて日本のドキュメンタリー映画の名場面に数えられると。
日本語字幕が入っててリリックがより深く刺さり沁みました。
しかし今回観ててあのラストシーン、
というかあの場面をラストに持ってくる手腕に目を見張りました。
あれが日常なことは時が経つほど、この先も考えさせられます。

他にも両作についてあれやこれやと思ったことは多々ありますが、
その前に反省しなければならないのは今回スタッフは完全に人手不足で、
その点でミスがあったこと。
これは仕方ないではなく本当に申し訳ありません。

それと『シン・ちむどんどん』開場まで時間がありながらも、
他にいないので担当者が受付に座ってたところ、
開いて暇な時間なのでぼーっとしてたら、
日頃の疲れが溜まってついウトウトしてしまい、
当日券を買いに来たお客様が肩を揺すってハッと起きた有様、
さらに他にも諸々重なってしまい応対の焦りから、
ちょっとしたパニックとなりました。
順繰りに行けばこちらも対処できたものの、
以前にも何度かありましたが、
暇だったのがこちらへの用件があるタイミングで重なってしまうのは、
「マーフィーの法則」ではないけど、
不思議でもあるんで誰か名前をつけてないだろか。

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3/24 『シン・ちむどんどん』長岡上映会



◎『シン・ちむどんどん』長岡上映会
日時  2024年3月24日(日)14時30分~ (作品時間98分)
     
上映後 福本圭介氏講演
演題 「基地問題の解決のために真に理解しなくてはいけないこととは何か?」 (要約筆記あり)

プロフィール 福本圭介(ふくもと けいすけ)
1970年、香川県生まれ。新潟県立大学准教授。
2016年に仲間と「沖縄に応答する会@新潟」を立ち上げ、沖縄の米軍基地問題の本当の当事者であるヤマトンチュ(日本人)に「じぶんの荷物はじぶんで持とう」と訴えている。専門は、英語圏文学、思想。新潟市在住。

会場 アオーレ長岡市民交流ホールA
*会場への来場は公共交通機関の利用や周辺駐車場への駐車をお願いします。

*入場料 
前売 一般 1000円 
当日 一般 1200円
障害者手帳、療育手帳をお持ちの方、高校生以下 500円 
(購入の際、手帳・学生証の提示をお願いします)

*日本語字幕付き上映

プレイガイド アオーレ長岡西棟3階ながおか市民協働センター/ら・なぷぅ/キャラメルママ/西時計眼鏡店/キャラメルママ/ハーブ談話室(長岡市)/みずすまし(三条市)/シネ・ウインド(新潟市)

*実行委員(ボランティアスタッフ)随時募集中。

主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
問 電話09045204222 e-mail [email protected]
Blog http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/
後援 長岡市

監督・出演:ダースレイダー×プチ鹿島

エグゼクティブプロデューサー:平野 悠 加藤梅造 プロデューサー:大島 新 前田亜紀
音楽:The Bassons(ベーソンズ) 監督補:宮原 塁 撮影:LOFT PROJECT 編集:船木 光
音響効果:中嶋尊史 パブリシティ:Playtime 配給:ネツゲン
2023年/日本/ドキュメンタリー/98分/DCP
©「シン・ちむどんどん」製作委員会

公式HP https://www.shin-chimudondon.com/
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=QCtw4qehADs

「選挙は祭り!」第2弾は 日本一選挙が熱い沖縄へ
選挙戦に野次馬参戦するダースレイダーとプチ鹿島。『劇場版 センキョナンデス』は、全国およそ50館に広がり、観客動員数は1万人を突破。忖度なしの二人の姿勢は多く の観客の心をつかんだ。

第2弾となる本作は、復帰50年の節目となった昨年9月の 沖縄県知事選から物語は始まる。当時放送中だった朝ドラ「ちむどんどん」を推す全候補者に、その答えから人間性がわかると質問攻めするプチ鹿島。SNS 上に溢れる「沖縄と選挙」を取り巻く膨大なデマを問題視し、候補者に直撃するダースレイダー。

そして二人は、選挙戦の争点となった「基地問題」について、現地の人に話を聞こう と、座り込み抗議がおよそ3000日続く辺野古の現場を訪れる。ダースレイダーはそこで即興のラップを披露。音楽と共に闘う沖縄の人々とのコラボが実現した。

ところが、選挙の翌月、ひろゆき氏による「座り込み抗議」への冷笑ツイート騒動が起こる。そこに大量の「いいね!」が付いた状況を見過ごせないと考え、二人は再び沖縄へ。そこで目にしたものとは・・・。いつもは陽気なラッパーと芸人が言葉を失う予想外のラスト。笑いあり、涙あり、沖縄から日本の民主主義を問う、ちむ(胸)がどんどん(ドキドキ)するドキュメンタリーが誕生した。

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3/9 、3/24 『ラジオ下神白 ―あのとき あのまちの音楽から いまここへ』 長岡上映会

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毎年、3月に開催している東日本大震災をテーマにした映画上映会。
今年は昨年に続き小森はるか監督作を上映します。
上映作品は昨年完成した新作『ラジオ下神白 ―あのとき あのまちの音楽から いまここへ』を二回上映しますが、
3月9日はミライエ長岡ミライエステップ、3月24日はアオーレ長岡市民交流ホールAと会場は違いますので
お気を付けください。

2回上映 作品時間70分 日本語字幕付き

開催日① 3月09日(土)
会場 ミライエ長岡4階ミライエステップ
14時~ 曽根俊太郎さん((第24代高校生平和大使新潟県代表))講演、
演題「今こそ考えたい〜これまでとこれから〜」
高校生平和大使・手代木幸さん、中野葵花さん活動報告
15時10分~ 『ラジオ下神白』上映後、小森はるか監督トーク

開催日② 3月24日(日)
会場 アオーレ長岡市民交流ホールA
10時20分~ ライブ ~被災地に向けて~
出演 ウィズコーション、ロマンダムール、歌うおじいさん
11時20分 『ラジオ下神白』上映 (上映前、小森はるか監督のビデオレターを上映予定)

入場料 前売1000円、当日1200円
障害者手帳、療育手帳をお持ちの方、高校生以下(学生証を提示願います) 500円
*チケットの売り上げ金の一部を日本赤十字社の令和6年能登半島地震災害義援金(石川県、富山県、新潟県)へ寄付いたします。

プレイガイド アオーレ長岡西棟3階ながおか市民協働センター ら・なぷぅ キャラメルママ 西時計眼鏡店(長岡市) みずすまし(三条市) シネ・ウインド(新潟市)
*会場への来場は公共交通機関の利用や周辺駐車場への駐車をお願いします。

主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
電話 09045204222 e-mail [email protected]
HP http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/
後援 長岡市/3.11福島を忘れない!長岡実行委員会

『ラジオ下神白 ―あのとき あのまちの音楽から いまここへ』

ラジオ、歌声喫茶、宅録、ミュージックビデオ……次々と変化する「伴走」のかたち​
いわき市にある福島県復興公営住宅・下神白(しもかじろ)団地には、2011年の東京電力福島第一原子力発電所事故によって、浪江・双葉・大熊・富岡町から避難してきた方々が暮らしている。

2016年から、まちの思い出と、当時の馴染み深い曲について話を伺い、それをラジオ番組風のCDとして届けてきたプロジェクト「ラジオ下神白」。2019年には、住民さんの思い出の曲を演奏する「伴奏型支援バンド」を結成。バンドの生演奏による歌声喫茶やミュージックビデオの制作など、音楽を通じた、ちょっと変わった被災地支援活動をカメラが追いかけた。

監督は、震災後の東北の風景と人の営みを記録し続けている映像作家の小森はるか(『息の跡』『二重のまち/交代地のうたを編む』)。本作は、文化活動家のアサダワタルを中心にした活動に、2018年から小森が記録として参加することによって生まれた。

カラオケとは違い、歌い手の歌う速度にあわせて演奏する「伴奏型支援バンド」。支援とは何か? 伴走(奏)するとはどういうことか? 「支援する/される」と言い切ることのできない、豊かなかかわりあいが丹念に写しとられている。

監督・撮影・編集:小森はるか
企画 アサダワタル
​製作・宣伝・配給:ラジオ下神白
2023年|日本|70分

公式HP https://www.radioshimokajiromovie.com/

予告編 https://www.youtube.com/watch?v=3xrxaerliMc

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監督・撮影・編集

​小森はるか

映像作家。1988年静岡生まれ。瀬尾夏美(画家・作家)とのアートユニットやNOOK(のおく)のメンバーとしても活動。2011年以降、岩手県陸前高田市や東北各地で、人々の語りと風景の記録から作品制作を続ける。現在は新潟在住。代表作に『息の跡』(2016年)、『空に聞く』(2018年)。小森はるか+瀬尾夏美として2014年に『波のした、土のうえ』を制作、2019年に発表した『二重のまち/交代地のうたを編む』は、シェフィールド国際ドキュメンタリー映画祭コンペティション部門特別賞、令和3年度文化庁映画賞文化記録映画優秀賞を受賞。

http://komori-seo.main.jp

​©️ KOMORI Haruka + Radio Shimokajiro

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曽根 俊太郎 Sone Shuntaro  (3月9日講演)

演題「今こそ考えたい〜これまでとこれから〜」

プロフィール
2004年6月4日生まれ 現在19歳

福島県に生まれ
2011年3月11日の東日本大震災による原発事故で新潟県に家族で自主避難

六日町高等学校3年
第24代高校生平和大使新潟県代表

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☆バンド ウイズコーション紹介
それは1980年5月バンド結成。そこに集まった若者たちが額を寄せて・・・。
幸せになるために、豊かに生きていくために、いのちを守るために、未来が少しでもよくなるように。世の中をしっかり見ていかなければなあ。
そんな意味を込めて「WithCautin」と名付けました。
1990年~約25年間活動休止していましたが、 東日本大震災・福島第一原発の事故を機に再スタート。
自然・いのち・平和 あたりまえの暮らしが何より大事。 「いのちと大地にlove song」がバンドのテーマ。持ち歌30曲 全てオリジナル。2023年時点で平均年齢65歳。

ウィズコーションLIVE 3月24日10時20分~ アオーレ長岡市民交流ホールA

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本日、『ラジオ下神白』『シン・ちむどんどん』長岡上映会開催



2017年になるのか ~沖縄・福島を観る知る3月11日~ と題して
井上淳一監督『大地を受け継ぐ』と三上智恵監督『戦場ぬ止み』の上映会を開催、
前者は原発事故で被災した福島の農地を耕す者の声に耳を傾け、
後者は辺野古の米軍基地建設という国策にNOを突き付ける住民闘争を記録、
あれからまた7年の歳月が経って開催することになった~沖縄・福島を観る知る3月24日~

あれからどう変わったのか、変わってないのか
『ラジオ下神白』は原発事故によって故郷を捨てざる負えなかった福島の老人を音楽で労わる若者たちを記録しながら、
被災の痛恨の思いを嗅ぎとることができ、
『シン・ちむどんどん』は長年に渡って本土が国策として押し付ける基地建設にNOを突き付けるひとたちの声を直接耳にし、
この国の民主主義を沖縄の問題でなく日本の問題として立ち止まって考えさせてくれます。

そして前者では美空ひばりの「愛燦燦」が高齢となってもなお困難に立ち向かう人々を、
後者のダースレイダーさんの即興のラップは辺野古のゲート前で闘い続ける人々を励まし奮い立たせます。
どちらも観てるだけで感動が押し寄せてくる必見のシーンと言えますが、
二本続けて観ると何か間違っていないか否応なしにこちらに突きつけるものを感じるかと思います・

そして『ラジオ下神白』上映前」原発事故の福島の惨状を見て復活したウィズコーションは今年は
ロマンダムール、歌のおじいさんとともに「被災地に向けて」と題しもう8回目のライブに挑みます。

また『シン・ちむどんどん』上映後に講演する福本圭介先生は
「まったく難しい話ではないです。本当に私がこれだと思っていることを、中学生や高校生の皆さんが聞いてくれていることを前提にお話ししたいと思います」
とこれからの未来と重ねてお話しくださるようです。

以上、アオーレ長岡市民交流ホールAで開催しますので、お待ちしています!

10時20分~ ライブ ~被災地に向けて~
出演 順番 歌うおじいさん、ロマンダムール、ウィズコーション
休憩後
11時25分『ラジオ下神白』上映 (上映前、小森はるか監督のビデオレターを上映)
12時40分 終了

14時10分~ 開場
14時30分~ 『シン・ちむどんどん』上映開始
16時10分~上映終了、休憩
16時20分~17時20分  福本先生講演
「基地問題の解決のために真に理解しなくてはいけないこととは何か?」 (要約筆記あり)

*入場料  
当日 一般 1200円
障害者手帳、療育手帳をお持ちの方、高校生以下 500円 
(購入の際、手帳・学生証の提示をお願いします)

以上、どうぞよろしくお願いいたします。

3/9 、3/24 『ラジオ下神白 ―あのとき あのまちの音楽から いまここへ』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4006.html

3/24 『シン・ちむどんどん』長岡上映会 
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4024.html

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教養としてのアントニオ猪木



「プロレスを見てきて良かった」

https://www.youtube.com/watch?v=_daXq_4H6fw

↑「ヒルカラナンデス」最新版で話題のプロレス映画『アイアンクロー』を政治と絡めて紹介してたプチ鹿島さんが話してましたが、
小学校から見続けてきた“プロレス”について考えてきた「教養としてのプロレス」に続いて放った1冊が「教養としてのアントニオ猪木」

不世出の名レスラーどころでない真のカリスマが逝った後に、
「100人いれば100人の見方や考え方があるアントニオ猪木の魅力」について考え抜いた1冊。
鹿島さんは担当者と同い年なんで同時代の視点で響きまくった1冊でした。

「客席で見てるぶんには面白いが、近づいてはいけない猪木」について大いに共感できたのが、
かの「はぐれ国際軍団」との構想の果ての1対3の変則マッチ、
国際プロレスが倒産、所属してたラッシャー木村、アニマル浜口、寺西勇が猪木を標的に新日本のリングへ。
しかし全国各地で蔑まれ罵倒され続け「帰れコール」を浴び続けた国際軍団は
猪木の成敗によって観客は留飲をさげ興奮の坩堝と化す、
当時のファンはプロレス中継を見ながら国際軍団を徹底的に嘲笑し憎悪、
あの頃の教室を思い出せば誰もがスーパースター猪木に喝采を送ってたハズ、
今振り返るといわば路頭に迷ったもっさりとし、
猪木に比べれば遥かに見栄えのよろしくない失業者を「悪の権化」のように仕立てて、
ついに屈辱的な1対3での変則マッチをしかけて「煽られるまま」国際軍団に罵声を浴びせさせた猪木、
人間の残酷な心理を熟知していた猪木の悪魔のような仕掛けを読んでて思い出し鹿島さんとともいゾッとする思いが。

実力がありながらも憎まれ役に徹したラッシャー木村、
巡業バスのなかで面白いからと「動物図鑑」を人に勧めるような御仁が、
「仕事なんだから」と忍耐の日々を送ってたと後に知り、
あれから何十年経った今ならプロとしての「はぐれ国際軍団」の立ち位置を理解し、
猪木でなく「はぐれ国際軍団」の方に声援を送るだろう、などと思いましたが、
煽られるままだった自分はホントにガキだったと読んでて改めて痛感いたしました。

あとこの本ではかの馳浩に着目、考察してるのも特筆。
使い勝手のいいプロレスラーだった馳浩が政治家となって次第に権力を誤った方向へ使ってることを危惧。
昨年の時点で能登大地震への知事としての対応の不手際を予言してるようだと。

『シン・ちむどんどん』では猪木を見続けてリテラシーを養った鹿島さんがダースレイダーさんとともに、
差別され続けてる沖縄の現状について、まず現地の人の声を聴き理解しようという姿勢に、
こちらも沖縄を知ろう、という気にさせてくれた1作です。

3/9 、3/24 『ラジオ下神白 ―あのとき あのまちの音楽から いまここへ』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4006.html

3/24 『シン・ちむどんどん』長岡上映会 
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4024.html

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「基地問題の解決のために真に理解しなくてはいけないこととは何か?」


©「シン・ちむどんどん」製作委員会

映画『シン・ちむどんどん』があなたのまぶたの奥に残すものとは?
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4069.html

↑事前に『シン・ちむどんどん』を観賞し寄稿いただいだ福本圭介先生より、
当日上映後の講演の演題を

「基地問題の解決のために真に理解しなくてはいけないこととは何か?」

↑以上にしたいとの報告を受けました。

また映画は日本語字幕版がついてますが、
福本先生の講演にも必要との指摘を受けて要約筆記をお願いすることとなりました。

担当者は新潟国際アニメーション映画祭に連日、映写及び照明係、力仕事で参加。
得るものは長岡に持ち帰ろうと決めてましたが、
その中で国際映画祭なので当然のように英語の通訳、
さらに壇上で海外のパネリストが英語同士で話す際はスマホから日本語で同時通訳が聞けるなど、
外国からの参加者も多かったのでそれにあったサービス(というのか?)も多々見受けられました。

これを長岡でやろうとしても海外からのお客様は日本語が堪能なビューラ先生くらいしか思い浮かばず、
それなら福祉に焦点をあてること、
たとえ必要とする耳の不自由な方が来なくても、
手話が理解できない耳が遠くなった高齢者の方には要約筆記が必要ではないか、
こちらの勉強としても要約筆記を受け入れるのは間違いではないのでは。

併せて「イオンシネマと車椅子観賞者」についてネットで大炎上したことも、
深く考える機会となりました。

映画祭に足を運んでる際に長岡市に要約筆記の依頼し準備を進めたら、
上映会間近なのに要約筆記の資格がある方々より引き受けるとのお返事をいただきました。

当日は特に申し込みがなくても観賞できますので、ぜひとお勧めいたします。

なお『ラジオ下神白』も日本語字幕付きでの上映になります。

画像は三上智恵監督作の常連で大島新監督『国葬の日』にも登場した山城博治さん。
この方が辺野古にいると安心する思いと身体を労わってほしいという思いが交差します。

3/9 、3/24 『ラジオ下神白 ―あのとき あのまちの音楽から いまここへ』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4006.html

3/24 『シン・ちむどんどん』長岡上映会 
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4024.html

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アサダワタルさんとは何者なのか?



​©️ KOMORI Haruka + Radio Shimokajiro

「小森監督にお尋ねしますが、アサダワタルさんとは何者ですか?」

3月9日の『ラジオ下神白』上映後にトークに登壇した小森はるか監督に尋ねました。
原発事故で避難し過酷な体験をした高齢者たちに寄り添い、言葉に耳を優しく傾ける姿。
カリスマ性があって「ラジオ下神白」プロジェクトの参加者をけん引、
しかも本物のDJのような心地よい声を放ち、さらにドラムを叩くなど音楽の才能もある。

*「アサダワタル」さんの考え方や、活動のポリシーなどを予め知った上で観る必要があると感じました。

*アサダさんの本活動の事を一昨年のアルバムがきっかけで知り、感動して折に触れては聴いてました。

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4068.html

観賞した方はおそらく、この若者に関心を抱きながら映画を追いかけていくかと思います。

小森監督によれば「文化活動家」を名乗るアサダワタル氏は様々なプロジェクトを邁進、
中でも「住み開き」という著名な活動を提唱、
「ラジオ下神白」は活動の一部で大学の先生もこなすなどとても忙しい方で
驚いたのはノイズミュージックも手掛けてる、とのこと。
そんなジャンルから180度の「青い山脈」をクールに叩くのも素晴らしいです。

『息の跡』では種屋を営む佐藤貞一さん、
『空に聞く』では「陸前高田災害FM」のパーソナリティを務めた阿部裕美さん。
東日本大震災のボランティア活動をしながら、
カメラを手に出会った関心を抱いた方々に小森監督が寄り添い記録。
『ラジオ下神白』はプロジェクトの途中参加ながらも、
やはりアサダワタルさんの活動に関心を持って
カメラをまわしていくのが十二分理解できるハズです。

そんな興味深い人を知ることができるのもドキュメンタリー映画を観る楽しみではないかと。

アサダワタル

1979年大阪生まれ。アーティスト、文筆家。自称「文化活動家」。音楽や言葉の力を手がかりに、国内外のさまざまな地域コミュニティでその土地の人と協働するアートプロジェクトを演出。2016年から「ラジオ下神白」をスタート。「音楽と記憶」の関係に着目し、ときに演奏を通じて、ときに研究活動としてケアや災害復興の現場にかかわり続けている。『想起の音楽』(水曜社)、『住み開き増補版』(ちくま文庫)他著書多数。2022年より近畿大学文芸学部教員。

https://www.kotoami.org

3/9 、3/24 『ラジオ下神白 ―あのとき あのまちの音楽から いまここへ』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4006.html

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新潟国際アニメーション映画祭 弐 肆日目



4日目も新潟日報ホールで映写のサポート及び照明係を担当。

昨晩、山形国際ドキュメンタリー映画祭の方は無事に新潟を満喫されたようで、
そのお礼にと山形のお土産を映写チームにいただきました。
ありがとうございます。
こちらは自己紹介をしたら小森はるか監督作を上映してることを認識されてるようで嬉しく思いました。

この日はシンポジウムが多めで映写よりもパソコンを使っての講演が多かったものの、
なかなかうまくパソコンをプロジェクターを使ってスクリーンへ投射することができず、
シネマチャオ元支配人と進行の方が苦労しながら投射をし、
傍から見ててなぜダメなのか、なぜ投射できたのかわからないまま、
使用するマックがうまく器材と合わないというのが理由のようとはいえ、
なかなか難しいものだと思いました。

しかし大変初歩的なミスが1回、コンセントが接続されてなかった、誰かが誤って外したようだ、
という説が流れてきて、状況からみてもこれは担当者がやらかしたように思いました。

なんというかこれがサガなのか、調子に乗った時に思わぬ形でヘマをしてひどく落ち込むことが、
これまでの人生で多々あり、そのたびに自己嫌悪に陥り負の連鎖を味わったりしますは、
とりあえずこちらは明日また担当のだいしほくえつホールでの映写が最優先、
これで厄払いできたと考えて、ようやく顔を上げることができたような。

それでこの日のシンポジウムの中で、
いわゆるBLのアニメで当時劇場公開された名作だという『同級生』をめぐって識者二人のトークが開催。
BLのアニメなぞ初めて観て率直に面白いと思った反面、
監督、原作者ともに女性と聞いて、これは女性から見たファンタジーではないかと思ったことも確か。
トークはともに女性なので、ここに男性を入れたらなお興味深いのではと。

続いて「岩井澤健治 アニメーションとしての映画表現」を聴講。
岩井澤健治 監督って誰だろうと見ていたら『音楽』をすべて自主製作で手掛けて大ヒットさせた。
『音楽』はロックへの衝動を描いた大好きな作品でもあるので、
この思いを伝えたいと『同級生』の影響なのか、
シンポを終えて休憩時間に館内でお仲間と駄弁ってる岩井監督をロックオンし、
スキを見つけて『音楽』がとても好きなことを伝えることができました。
岩井監督は他のアニメ作家たちとは違う迫力ある風貌、
何しろ当初は石井輝夫監督のお弟子さんという異色の経歴のまま業界に入ったよう。
質疑応答で挙手した学生が就職希望で石井澤監督が立ち上げた事務所へ就職を希望。
新作『ひな』のパイロット版を流しましたが、これは面白そうなんで期待します。

最後は“片渕須直監督 見え始めた「つるばみ色のなぎ子たち」の世界”と題しての講演。
とはいえ昨年も作品制作の苦労話をしたようですが、
今回はタイトルとパイロット版ができたものの、その後の研究成果の発表という趣き。
「枕草子」と清少納言が生きた時代を徹底的に再検証、
パソコンから膨大な資料の中から一部を開いて、
清少納言の着ていた十二単衣を考察、勤め先の宮廷の出勤表や、
地層を調べて現代の姿をロケハンなど尋常でない熱意の賜物だと伺いしれ、
また来年も途中経過を報告しに来ると話してましたが、
これは次回はこの映画祭に関われなくても、
この片渕監督の講義というか研究発表にはまた受講したいという気にさせられました。
ともかく面白かったです。
しかし杞憂だと良いのですが、このペースだと永遠に作品は完成しないのでは?
新資料に突き当たるたびに絵コンテを修正しているようなので。

たまたまシネ・ウインドで『マイマイ新子と千年の魔法』の初日舞台挨拶の片渕監督を拝見した記憶があり、
その後、『この世界の片隅に』が大ヒットしても、
あんまり偉ぶらずオシャレなスーツでなく地味な背広で来ているのを目にし、
アニメ作家と同時に地を這うような学者という雰囲気を醸し出しておりました。

その後は画像のようにどうも最上段のプロジェクターの調子が悪いというので、
櫓に上っての交換作業をしてお開きとなりました。
お疲れさまでした。
https://niigata-iaff.net/

3/9 、3/24 『ラジオ下神白 ―あのとき あのまちの音楽から いまここへ』 長岡上映会
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『戦雲 -いくさふむ』 東京公開



これまで全作長岡上映会を開いてきた三上智恵監督。
新作、『戦雲 いくさふむ』が東京・ポレポレ東中野で公開され、
S東京特派員より早速、観賞いただき感想を送っていただきましたので掲載します。
ありがとうございます!

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『戦雲 いくさふむ』

ポレポレ東中野で見てきました。いやぁ面白かったです!
沖縄県の基地問題を扱った映画ですが沖縄本島よりは石垣島、与那国島、宮古島、奄美大島という南西諸島がメイン。
これらの島は規模が沖縄本島より小さいだけに島の武装化が住民の生活によりダイレクトに影響を与えている様子がこの映画から伝わってきました。

基地建設反対運動の甲斐なく受け入れがなされ、そして最初の約束が反故にされていきどんどん要塞化が進む現在の様子までと基地反対運動の流れも描きつつ、その運動をしている人たちの日常生活も同じぐらい描いていているのがなんと言ってもこの映画のすごい特色で、この日常が魅力的。
何度も笑いが起こってましたが笑い声が聞こえる沖縄基地反対運動の映画なんて初めての経験です。
与那国島のハーリーのシーンは思わず声援を送りたくなるような手に汗握るようなレース展開でこれなんの映画だったっけ?と思っちゃうくらいでした。
でもそこには基地反対派と賛成派もそして自衛隊も一緒になって参加する姿が。
つまりこの映画は2年の任期で赴任する自衛隊員もふくめてこの島に暮らす人たちを危険に追いやるものはなにかを問いかけてくるのです。

国防とは?国境とは?国家とは?いろんなことを考えさせられてそしてほっこりした笑いももらえる映画でした。多くの人に見てもらいたい映画です。

『戦雲 いくさふむ』 公式HP https://ikusafumu.jp/

『戦雲 いくさふむ』 は県内ではシネ・ウインドで3月23日より、
高田世界館では4月13日より公開されます。

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【特別対談】ダースレイダー×三上智恵

ラッパーと映画監督が語り尽くす…映画『シン・ちむどんどん』が「面白すぎる理由」
https://gendai.media/articles/-/116522?fbclid=IwAR32pI6pzmpxuTGP7JWLRN9EPwKFOWVYwWkbg7ZI0muBO3ENSLCPyTbcMZc

「日本は民主社会ではない」…ダースレイダーが映画『シン・ちむどんどん』に込めた「メッセージ」
https://gendai.media/articles/-/116822

3/24 『シン・ちむどんどん』長岡上映会 
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4024.html

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新潟国際アニメーション映画祭 弐 参日目



再び新潟日報ホールで元シネマチャオ支配人の映写サポートを担当。
元支配人は自前のプロジェクター5台を持参し、
櫓に3台積んで1台をメインに、他の2台をサブとして使用、
「年を取ると臆病になるから」というのが理由。
確かに6日間の長丁場でプロジェクターがイカレてしまうかも、に対しての警戒感はホントによく理解できます。
この日は朝から櫓の一番上のプロジェクターが不調と察して交換する一仕事から始まり、
休憩時間も映写の調整に費やすなど、当たり前に見えるかもしれない映写も、
影でこんな労力が必要なことが存分に理解できます。

映写の補助は若手のボランティアスタッフ二人が担当し、
こちらは初日に続いて照明係の担当となりましたが、
昨日、映写に精力を注いだだけに思ったほどの働きができなかったのを自覚、反省でした。

こちらの会場は本日、講演や上映とともに関係者のトークなど、
いわば講座を中心に組まれたプログラムが占めて、
おそらくアニメ志望者や学びたいひとたちが観客として見受けられましたが、
率直にこちらはそんな関心もなかったものの、
観ているうちに引き込まれていったことも確か。

特にドーモくんで知られるコマ撮り作品のドワーフのプロデューサーと演出家のトークは、
このジャンルで最前線を走ってるだけに、それまで関心などなかったのになるほどと思うことが多く、
特にプロデューサーが発言した
「コマ撮りの現場はやってて面白いので、それだけでは危険、
作品として面白いものを作ることに気を付けてる」という旨は得るものがありました。

あと画像は長岡造形大学のビューラ先生と『プリズン・サークル』の坂上香監督。
「ドキュメンタリー・アニメーションの可能性」というフォーラムで、
なぜかビューラ先生が坂上監督を紹介してくださり挨拶を。
『プリズン・サークル』はもう3年前に長岡で上映したことがあり、ビューラ先生も観賞。
本作の中でアニメを使用しているので、それで聴講に来たのかと思ったら、
次回作も大いに関わるとのことで参考までにこのプログラム目当てに来たとのこと。
撮影を終えたばかりで、まだ完成の目途はないようでしたが、
「楽しみに待ちます」とお伝えしました。

他に山形国際映ドキュメンタリー映画祭の方もビューラ先生より紹介。
こういった映画祭ならではの出会いは思ってもみなかったので突発的な対応となってしまい、
これから外国の友人や坂上監督と新潟の夜を満喫したいとのこと、
こちらは「味の関所」を推薦したものの、電話したら残念ながらお休み。
山形なら香味庵になるとこだけど。

ちなみに一緒になってお店を挙げてたのが、このブログに登場する元シネ・ウインド支配人の橋本さん。
現役復帰となるのかこの日だけボランティアスタッフとして会場整理に参加し、
かなりの刺激となったようで、
こんな時のためにお店ガイドの情報紙を会場に置くべきだと息巻いておりました。

https://niigata-iaff.net/

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新潟国際アニメーション映画祭 弐 弐日目 



初日は担当者が帰った後にスクリーンの張替え作業をしたようで、
肝心な時にいなかったことを内心詫びながら二日目はだいしほくえつホールへ。

こちらは担当者は映写を任せられたものの、
初日の新潟日報ホールでの映写担当者・元シネマチャオ支配人の作業を見てると改めて大きな責任を伴う仕事だと実感。
しかもだいしほくえつホールの方は開館してからすぐにスクリーン設置作業をしねければならず、
そこから試写・入場・上映というのは正直、難しいのではないか。
さらにスクリーンの問題もあり、そこは運営者に任せて、
ひたすら上映がうまくいくことに専念に徹しようと。

この日の目玉は他会場での『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』上映と富野由悠季監督と出渕裕氏のトーク。
発売早々チケットは売り切れたと知って大盛況だろうけど、
だいしほくえつホールはそちらへ行かないような熱心アニメファンが観に来ると思うと余計に重圧と緊張が。

スクリーン設置に僅か30分、
ボランティアスタッフと業者さんが力を合わせた成果に思いながら、
一作目の『アリスとテレスのまぼろし工場』を並行し試写をすると、
観た方はご存知のように冒頭から映画のクライマックスかと思うシーンで、
率直にこれは冒頭なのかラストなのか焦ってるだけに余計に迷いながらも、
なんというか癖が朧気にわかって無事に10時開始時間とともにスタート。
勿論、会場の職員さんと力も借りてできたことで胸を撫でおろすものの、
安心することなく客席で観賞してしまいましたが、
なんとも不思議な世界観に見入ってしまったことと、
エンディング曲に中島みゆき様が流れてきて、
引退の噂があったみゆき様がアニメに曲を提供という話を聞いたことがあり、
この作品だったのかと。

その後、4作品を映写しながら観ておりましたが、
一日で国も地域も作風も違うアニメーション映画を観れるとは随分と贅沢な時間だと。
流行りの多様性という言葉も使えるものの、
結局はどれも作家の映画なことに気づかされた次第。

この日、この会場で上映されたのは全てコンペ作品だそうですが、
観た限りでは『スルタナの夢』がグランプリに相応しいというか順当、
美しい絵画のような場面のなかでずっと思索させてくれたアートムービーで、
得難いものを観たという思いになりましたが、
正直、アニメの枠だけでなくこんなクレージーな映画は初めて観た気になった『アザー・シェイプ』が受賞すれば、
これほどぶっ飛んだ映画を選ぶとはと、この映画祭が一目置かれるのではないかと思いましたが、
(そもそもコロンビアの映画なぞ初めて観ました)
19日は他のコンペ作品も上映されるのでまた注目したいと。

などと書きましたが一番なのはやはり、きちんと最後まで上映できたことは久しぶりに自分を褒めたいと思いました。
そのぶん、ヘトヘトになったけどやり終えたという達成感を得ることができました。
ただ気になるのは時間になったら明かりを消して上映が始まるのですが、
それが普通とはいえ影アナでも上映前に一言あったほうがいいように思うんですよ。

https://niigata-iaff.net/

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ロマンダムール@「実は私人見知りなんです。のもーれ!」



新潟からすっ飛んで参加したのがながおか市民協働センター主催の交流会のもーれ!
ロマンダムール神保さんが主役なので久しぶりの参加、
しかも無理やりPRタイムを作ってもらったのでこれは余計に参加しなければと。
しかし登壇する3人の顔ぶれを見て、いったいどこが人見知りなのかと思ったら、
各々が人見知りを克服した話を披露、
中でも神保さんがかつて小学生の頃にいじめられっ子だったと告白、
それがブチ切れて逆にいじめっ子と仲良くなったこと、
しかし大学を経て引きこもりとなってしまい、
バイトもすぐに辞めてしまう自堕落な生活を経ているうちに、
「嫌だから辞めることは辞めよう」と決意し書店に就職。
しかし就職後も職場でパワハラどころでないいじめを体験しながらも、
店長となった自身の体験談は次はセミナーの講師かと思うほど。
今はラジオのパーソナリティだからなぁ。
語られたのは知り合ってすでに30年となる自分の知らない神保さんの姿でありました。

ちなみに今回の趣旨はのもーれ!は割と意識高い系が参加してるので、
そういう場には参加することもない人たちが参加するのはと考えた結果というのはなるほどと思いました。
確かに自分も足が遠のいたのが、このテーマならと思い足を運べたかも。

その後のPRタイムは1分という時間は短かったものの、
その昔は何を言ってるのか自分でもわからなかったのに、
それなりに趣旨を伝えて、ある意味人見知りを克服したんじゃなかろうかと自画自賛。
とはいえロマンダムールがライブを披露する『ラジオ下神白』は話せたけど、
『シン・ちむどんどん』に移る前に時間切れとなりました。

最後はロマンダムールがオリジナルの「ハミングが聴こえる」を経て昭和歌謡メドレー。
「喝采」が入ってたのは『ラジオ下神白』に感化されたのかと思いましたが真相は。

率直に文信堂書店が無くなり、まさにラジオ題の「人生なりゆき」となって、
野に放たれた神保さんが新たなステージに立ち脚光を浴びるのは当然のように思うので、
(それくらいのキャラクター)
ますますの活躍を期待し、次の3月24日の『ラジオ下神白』上映前のライブに期待を寄せてます。

ちなみに神保さんは長岡で人前で初めて被爆ピアノを弾いた方でもあります。

3/9 、3/24 『ラジオ下神白 ―あのとき あのまちの音楽から いまここへ』 長岡上映会
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新潟国際アニメーション映画祭 弐 初日



以前に書きましたが新潟国際アニメーション映画祭への裏方参加。
本日開催された初日は新潟日報ホールの映写の補助ということで、
率直に勉強がてら得るものを持ち帰りたい思いで、
古参兵ながら少しは役立ちたいと
誘っていただいたシネ・ウインド支配人の恩に報いればと。

この会場の映写担当者はかつてシネマチャオの支配人。
こちらも以前、長岡市立劇場で開催した『故郷は緑なりき』『栄光の黒豹』上映会で、
35mm映写機の映写をお願いした、いわば旧知の間柄。
久しぶりの再会となり仕事ぶりを見学しながらも、
休憩時間によもやま話となりましたが、
会場の照明係がいないようなので、そちらを担当することに。

この日、最初は『犬王』の応援上映。
進行の方の合図に従い館内の明るさを調整しながら迎えた
湯浅政明監督の上映前の舞台挨拶はなんだか親近感を覚える姿に写りました。
その後スタートした歓声と紙吹雪舞うマサラ式の応援上映の凄まじさ。
とはいえ最近流行りの応援上映、マサラ式上映も体験したことないので、
熱狂的ファンがおそらく全国からこの地へ訪れ、
各々が声援やら手拍子やらで映画祭の大盛り上がりとして最高の出だしではないかと。
実質のオープニング上映はこの後にも関わらず。

話題となってた『犬王』は初観賞でしたが、
かの陳凱歌監督『人生は琴の弦のように』へのオマージュを感じ、
湯浅監督にその点を尋ねたい思いがしました。

終了後は膨大な紙吹雪が床に積もっており、
当然、こちらもファンの人と一緒に集めて後片付けのために、
床に這いつくばっておりましたが、
思い出したのは大昔のシネ・ウインドでの『ロッキーホラーショー』
いわば応援上映の先駆けとなった作品で
あちらはスクリーンと一緒に歌い踊ってた記憶がありながら、、
やはりこんな形で最後は紙吹雪を後片付けしていたなと。
当時とそんな変わらないことをやってて原点を噛み締めてました。

『犬王』の上映を見届けて長岡へ上映会の宣伝も兼ねて交流会に参加のため一足先にお暇しましたが、
帰り際に映写技師さんの周りに運営の皆さんが集まって何やら深刻な話をしているのを耳に、
これが大変な事態になることは想像すらしませんでしたが。

https://niigata-iaff.net/

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1975年から1978年キャンディーズとその仲間の青春



3月9日ミライエ長岡で行なわれた映画「ラジオ下神白」上映会行ってきました。上映前に行なわれた高校生平和大使の方々の講演に感動!東日本大震災で人生が変わった年配の方々と音楽を通して寄り添う人々。笑顔と幸せな気持ちをいただきました。ありがとうございます!#長岡アジア映画祭実行委員会!

https://twitter.com/roman_da_mour/status/1766433541171314932

↑3月24日『ラジオ下神白』長岡上映会にウィズ・コーション、歌のおじいさんとともに“被災地に向けて”と題し、
ライブを披露していただくロマンダムールの神保さんのツイッターより。
『ラジオ下神白』は音楽映画でもあるので本番前に観ていただくと気持ちがより入るのではないかと思い、
お誘いしたら来ていただき感想をツイートいただきました。

先日開催した神保さんのライフワークでもある「ロック漫談」のテーマは
“1975年から1978年キャンディーズとその仲間の青春”
しかし冒頭から約1時間、前回から今回までに亡くなった人たちの追悼企画として
鳥山明先生、TARACOさん、そしてチェルシーとともに若子内悦郎さんを追悼、
えっ誰?と思ったらアニメ「はじめ人間ギャートルズ」の印象深いエンディング曲を歌ってた方。
「やつらの足音のバラード」というタイトルで神保さんはエレキの弾き語りでしんみりと歌ってこちらも思い出しましたが、
あの曲ずっとかまやつひろしが歌ってたとこちらは思っていたので、
それは何十年もの間違いだったのかと、まさに目から鱗が落ちる思いでした。
作曲としてクレジットされてたムッシュがそのまま歌ってたとずっと誤解を。

あとTARACOさん追悼で当然「踊るポンポコリン」を歌いヒートアップとなり
MCでは歌ってるB.B.クィーンズのボーカルで日本屈指のブルースシンガー近藤房之介さんを紹介。
長岡のライブハウスにも何度か来て神保さんも足を運んだ際の感想を話してましたが、
担当者は女性ボーカル坪倉唯子さんを中島みゆき様のコンサートで
コーラスとして参加してたのを何度か目にしてたのが数少ない自慢のひとつです。

そんなこんなで本題のキャンディーズの話となりランちゃんがスーちゃんからセンターに変わったのが、
日本のアイドルでセンターが特化されたきっかけではないかと考察、
そしてキャンディーズのプロデューサーがかつて売れないグループサウンズのバンド、アウト・キャストのメンバーで、
かつての仲間を引っ張り出して曲を制作。
いわばキャンディーズの裏方にはかつての売れなかったバンドマンの成功物語があったと。

聞いててモーニング娘。とつんく♂さんのように
骨の髄までバンドマンがアイドルのプロデューサーとなる先駆けでもあるんだな、と。
この例で驚いたことに最近でもないけど担当者は
制服向上委員会のプロデューサーというか黒幕にPANTAさんがいたことを思い出してました。

しかしキャンディーズ衝撃の解散宣言からラストコンサートまでが本題となるハズが、
当然のように時間切れとなってしまいTo Be Continuedとなりました。

最後に3月24日の『ラジオ下神白』上映前にロマンダムールも
ライブで登場することをチラシを手にし映画の感想とともに紹介いただきありがとうございました。
しかしチラシを手にし『ラジオ下神白』またやるの?と話し、
イヤイヤ、それ最初に伝えたじゃないですか、とツッコミを入れておきました。

3/9 、3/24 『ラジオ下神白 ―あのとき あのまちの音楽から いまここへ』 長岡上映会
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映画『シン・ちむどんどん』があなたのまぶたの奥に残すものとは?


©「シン・ちむどんどん」製作委員会

3月24日(日)『シン・ちむどんどん』長岡上映会で映画上映後に講演いただく福本圭介先生より、
作品を観賞いただき上映会前に寄稿いただきました。

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映画『シン・ちむどんどん』があなたのまぶたの奥に残すものとは?

福本圭介

沖縄における基地問題について考える時、ぼくらが最終的に理解しなくてはいけない対象は沖縄ではない。日本である。もっとはっきり言えば、ヤマト(本土)の日本人だ。沖縄に問題を押しつけているのは、ヤマトであり、私たちなのだから。

したがって、沖縄の政治や基地問題をテーマにした映画が本当に映し出さなくてはいけないのは、追いつめられた沖縄の姿ではない。それを強いている日本人の姿である。では、『シン・ちむどんどん』はどうか?ぼくは、この映画はとても誠実だと思った。この映画の主人公たちは、沖縄の知事選を面白がって見に行くが、結局そこで見ることになるのは、沖縄の人びとの目に映る(けっして笑えない)ヤマトの人間の姿だからである。

『シン・ちむどんどん』という映画を見終わったとき、あなたのまぶたの奥には、ヤマトを見つめる沖縄のまなざしが宿っているだろうと思う。それこそがこの映画の肝なのだ。そのまなざしでヤマトを見つめるとき、あなたやあなたの隣人たちはどんな姿をしているだろうか?そのとき、私たちにはどのような感情がこみ上げてくるだろうか。ぼくたちは、この映画をぜひとも見なくてはいけない。ヤマトンチュを見るために!

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プロフィール 福本圭介(ふくもと けいすけ)
1970年、香川県生まれ。新潟県立大学准教授。
2016年に仲間と「沖縄に応答する会@新潟」を立ち上げ、沖縄の米軍基地問題の本当の当事者であるヤマトンチュ(日本人)に「じぶんの荷物はじぶんで持とう」と訴えている。専門は、英語圏文学、思想。新潟市在住。

公式HP https://www.shin-chimudondon.com/
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=QCtw4qehADs

3/24 『シン・ちむどんどん』長岡上映会 
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3/9 『ラジオ下神白』長岡上映会 会場ミライエステップ お客様の感想



3月9日 ミライエステップでの『ラジオ下神白』上映会、高校生平和大使活動報告 曽根俊太郎さん講演
お客様の感想を抜粋して掲載します。

*暖かい映画ですね。若いのにすごい!(小森様)続けてくださいね!
昨今、悲しい出来事が多い中、人とのつながりの映画を! (70代・男性)

*災害に見舞われても、つらい思いをしても“人のやさしさやつながりが”
あれば乗り越えていける、その姿に感動しました。
多くの人に観てもらいたいと思いました。 (40代・男性)

*すばらしかったです!
 高校生平和大使たちのしっかりした感想にもびっくりしました。 (60代・男性)

*福島原発事故の映画をたくさん観ましたが、
今までに無い映画でした。前を向いて生きていけるようです。 (60代・女性)

*お若い方々のすばらしい行動力に脱帽、勇気をいただきました。
私は就学前に長岡空襲の恐ろしい風景を遠く離れた三条市のサツマイモ畑に親といっしょに伏せていて見た記憶が原点です。
現在でも長岡花火の最初には遠~い昔のあの恐怖がよみがえります! (80代・女性)

*良い作品を見る機会をいただきました。
ありがとうございました。 (50代・女性)

*とても前向きに生きている人々の姿が描かれていて楽しく観ることができた。 (60代・男性)

*平和大使の高校生の報告を聞く機会に恵まれたことに感謝いたします。
受付時に気づかなかったので(ごめんなさい)帰りに署名したいです!
原発で働いてる人の立場も心に留めている話に未来の明るい先を見た気がします。
正論を振りかざすこぶしは強くなりすぎるので、落し所を探す大切さを10代の声で聞けてうれしいです。
“語り継ぐことが愛である”
高校生の心に残る言葉として、これ程たのしくうれしいのはないと思います。
夫は広島、私は岩手の出身です。
3/11の前にこの機会をありがとうございます。
まち時間の田中さんの歌もすてきでした。さとう宗行さん、東北の方なので好きなんです。

ラジオ下神白のこと。
この映画に出会う機会を本当にありがとうございました。
下神白団地に住む人達が自分の父母に見えました。
当時岩手に2人も残して山梨で暮らしておりました。
何もできない自分のくやしさとうしろめたさがこの映画で救われました。
私も身近な人たちの声なき声に気が付ける心を持ちたいと思いました。
ちょっと書き足りない感じです。本当に素晴らしかったです。
月並みですが救われました。
当時、ラジオが流れる音楽に私も救われたんです。ありがとうございました。 (50代・女性)

*子供の声、団地の中で響く、良かった。
音楽は人の元気につながる。病気の予防にもなる。 (70代・男性)

*知らない事ばかりで、知ることができてとっても有意義な経験でした。
人生はTV映像にうつっているところばかりではなくて、その後も続いていくのですよね。
だからこそずっと忘れないで、その時に何をしていくのかを気づかされました。
今度、次回の映画もたのしみにしています。 (50代・女性)

*高校生平和大使の話が良かったです。
映画感動しました。泣きました。 (40代・男性)

*最初のシーンから印象的でした。
ジャズの好きな(山口百恵も)お二人の喫茶店のメニューをみたときの笑顔が忘れられません。
小森さんの優しいまなざしが直接伝わり、ずっと涙が出ました。
「息の跡」も大好きで、タネ屋さんのお父さん応援しています。私も畑をやっているので。
映画だけでなくトークやライブがあるのがとてもいいです。 (50代・女性)

*(問)どうやったら幸せになれる? → (答)歌、心に残りました。
『ラジオ下神白』スタッフの行動力に感銘を受けました。 (70代・男性)

*アサダさんの本活動の事を一昨年のアルバムがきっかけで知り、感動して折に触れては聴いてました。
今回の映画は人々の営みが映し出されや映像を含める事で、
当時以上の感動を追体験できた気がします。 (20代・男性)

*【高校生平和大使関連】
・曽根さんは、若いのに講演慣れしているようで、話は聞きやすかった。
 高校生平和大使2名のレポートも、きちんとまとめてありました。
・高校生平和大使や曽根さんの時間の後にも、質疑応答時間を設けた方が
 よかった。曽根さんは「情報発信をしたい」とおっしゃっていましたが、
 自身のSNSやウェブサイトなどを持っていれば、それをお訊きしたかった。

【映画関連】
・「アサダワタル」さんの考え方や、活動のポリシーなどを予め知った上で観る
 必要があると感じました。
・住民への支援活動に焦点を当てるのが映像のメインだと思いますが、
 支援メンバーが団地を去った後は、住民の高齢者の皆さんは、虚無感や虚脱感
 が大きかったのではないか。メンバーが去った後の住民の皆さんの様子が
 入る形で、「明」と「暗」、「光」と「陰」の対比シーンがあると、
 現実をよりリアルに描けるのではないか、と思いました。
・アフタートークは30分以上の時間を予定していたと思いますので、
 小森監督と司会者に椅子を用意した方がよかったのではないか。
・映画と直接関係はありませんが、開始前にギター演奏があって、いくらか場が
 和み、「市民手作りの上映会」感が出て、よかったと思います。

3/9 、3/24 『ラジオ下神白 ―あのとき あのまちの音楽から いまここへ』 長岡上映会
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♪古い上衣よさようなら 淋しい夢もさようなら



昨日のミライエステップでの『ラジオ下神白』上映会にお越しいただきましたお客様ありがとうございました。
お手伝いいただいた皆さん、お疲れさまでした。

初めての会場なのでいろいろドタバタ、
さらにこれまでになかった予測想定不可能な事態が押し寄せて、
どうしようか思いましたが結果的には本当にいい上映会となりました。

二人の高校生平和大使の活動報告、
そして関西の大学に進学してすっかり垢ぬけた曽根俊太郎さんの講演を、
パワーポイントを駆使し真剣に語る若者の姿に、
お客様も真摯に聞き入った後、
映画上映中では小森はるか監督曰く
「笑える場面は声を出して笑い、身体を揺らしながら観ていた」
お客様と一緒に観れて、とても良かったと。

映画がクライマックスに向けてすっかり出来上がり、
エンドロールが流れ終わると館内から一斉に盛大な拍手が贈られました。

小森監督トークの中で「東京のポレポレ東中野で公開が決まった」
「特集上映が組まれるフランスへこの後、向かう」と話されると、
客席から同じく盛大に拍手を贈って監督の活躍を祝福、
すっかり皆さんは映画と小森監督の味方となって盛大に活躍を祝ってました。

「映画は好きだがドキュメンタリー映画を初めて観て、とても良かった」
と高校生平和大使が感想を述べると、小森監督は一際喜んでいたように思います。
多感な世代にドキュメンタリーというジャンルが新たに加わったこと、
自作がその最初の作品になったことに。

しかし改めてそんなフランスで特集が組まれる監督の作品を観賞し、
直に話を聴く機会など大変稀有だったと。
小森監督も過密スケジュールばかりか、いろいろ大変な時に来てくださり、
一緒に自作を観て喜んでいただいたことが本当に何よりで良かったです。
これを書いてる今はフランスへと旅立つ頃かと思いますが成功を祈念いたします。

そして映画を観賞された方は劇中、歌われた昭和歌謡が脳内に残って、
帰り道口ずさんでた人が多かったと想像します。
担当者は件名となった「青い山脈」の一節を。

戦争が終わって自由な空気を謳歌する若者たちに思いを馳せたりしておりました。

ちなみに福島から避難した女性が感想を述べてた中で、
(舞台となった)いわきの青空が印象深いと指摘した方がいて納得、
確かにたぶん故意的に青空のショットを挟み込んでいるので、
大変な思いをした被災者を記録しながらも、この青空に救われる思いがしました。

次回は3月24日にアオーレ長岡市民交流ホールAで上映します。
この日の観客の皆さんの賞賛を思うと見逃すことは本当に勿体ないので、
ぜひともとおススメいたします。

3/9 、3/24 『ラジオ下神白 ―あのとき あのまちの音楽から いまここへ』 長岡上映会
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本日、『ラジオ下神白 ―あのとき あのまちの音楽から いまここへ』 長岡上映会


​©️ KOMORI Haruka + Radio Shimokajiro

福島県復興公営住宅・下神白(しもかじろ)団地。
原発事故で故郷に戻れなくなった被災者を高齢者優先で斡旋した団地だそう。
しかしこの団地に越してから1日中、誰とも話さない日もあったと語るご婦人がいるほど、
住人たちは垣根を作っていた中、
心をほぐしていくのは文化活動家・アサダワタル氏率いる復興支援プロジェクト「ラジオ下神白」
住人たちにかつて住んでたまちの思い出と好きな曲とそれに纏わるエピソードを聞き、
饒舌に話す老人たちの言葉に耳を澄まし、まさに寄り添い、
小森はるか監督のカメラも自然に馴染んでいきます。

上映時間は70分と短いですが、とても芳醇な時間を味わえ、
おそらく誰もがいい映画を観たという感想を抱くはず、
しかし住人達がなぜ故郷を捨てざる負えなかったのか、
そして追い打ちをかけるかのようにパンデミックが襲ってしまう現実。
こちらについても深く考えさせてくれるので、
やはり13年前のあの日を否応なしに思い出させてくれる映画でもあると。

とはいえ「喝采」「君といつまでも」「愛燦燦」そして「青い山脈」と、
あの戦争を生き抜き、この日本を力強く復興させてきた人達の心を癒してきた昭和歌謡は、
皆さん一緒になって歌える復興ソングだったと、
今のこの閉塞した時代からすればこれらの曲を合唱する人たちが大変眩しく見えました。

率直に今年を代表する1作ともいえ、
東京の劇場公開より前に観賞、それも小森はるか監督のトークとともにというのはとても貴重な機会なので、
是非とも足を運んでいただきたいと思います。

そして三年連続お話しいただく曽根俊太郎さんと、
また活動報告してくださる高校生平和大使の一人も原発事故で新潟県に移住されたと聞きました。
この若いお二人にも映画を観ていただくので、
どんな感想を持つのかに興味を覚えて、
例によって開場ギリギリまで準備しています。

お待ちしてます!

会場 ミライエ長岡4階ミライエステップ
14時~ 曽根俊太郎さん((第24代高校生平和大使新潟県代表))講演、
演題「今こそ考えたい〜これまでとこれから〜」
高校生平和大使・手代木幸さん、中野葵花さん活動報告
15時10分~ 『ラジオ下神白』上映後、小森はるか監督トーク

当日1200円
障害者手帳、療育手帳をお持ちの方、高校生以下(学生証を提示願います) 500円
*チケットの売り上げ金の一部を日本赤十字社の令和6年能登半島地震災害義援金(石川県、富山県、新潟県)へ寄付いたします。

#四畳半スタジオ 四畳半の教室
今回の先生は映画監督 小森はるかさんでした。
あす3月9日(土)24日長岡で上映される映画。
『ラジオ下神白 ーあのとき あのまちの音楽から いまここへ』3月11日を前にぜひ観て頂きたい映画です。

そしてこのインタビューもぜひ。
https://radiko.jp/share/?sid=BSN&t=20240306141759

https://twitter.com/4_5ttm_bsn/status/1766034318865080355

公式HP https://www.radioshimokajiromovie.com/

予告編 https://www.youtube.com/watch?v=3xrxaerliMc

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分断の団地つないだ歌と思い出 原発事故で避難、交流の記録が映画に #ラジオ下神白


​©️ KOMORI Haruka + Radio Shimokajiro

分断の団地つないだ歌と思い出 原発事故で避難、交流の記録が映画に
茂木克信2024年3月6日 11時00分

人それぞれに、心に刻み込まれた歌がある。13年前の原発事故で故郷を追われた人たちにも。そうした歌と故郷の思い出を聞き取ってCDにまとめるプロジェクトが、福島県いわき市で行われた。映像作家の小森はるかさん(34)=新潟市在住=は、スタッフに同行してカメラを回し、1本の映画を紡いだ。

 映画「ラジオ下神白(しもかじろ)―あのとき あのまちの音楽から いまここへ」の舞台は、いわき市にある県の復興公営住宅「下神白団地」。東京電力福島第一原発が立地する大熊、双葉両町と、周辺の浪江、富岡両町から避難してきた人たちが暮らしている。

 団地には分断があった。集会所でイベントを催しても、元の町が同じ住人同士で固まり、姿を見せない住人もいた。通りの向かいに立つ市の災害公営住宅「永崎団地」では、津波で被災した市内の人たちが避難生活を送っているが、原発事故の避難者が受け取る補償金へのやっかみも生じていた。

 そんな住人たちをつなごうと、2016年にプロジェクトは始まった。スタッフが団地を一戸一戸訪ね、故郷の思い出とともに心に残る歌について話してもらう。何人分かをラジオ風の語りでつないでCDに収録し、団地内に配る。それはそのまま住人の人物紹介となり、交流のきっかけになる仕掛けだ。

 19年にはスタッフらでバンドを結成し、生演奏に乗せて思い出の歌を歌う「歌声喫茶」が永崎団地で開かれた。ちあきなおみさんの「喝采」や加山雄三さんの「君といつまでも」、美空ひばりさんの「愛燦燦(さんさん)」などを両団地の住人が声をそろえて歌った。

 小森さんは18年から映像の記録役としてプロジェクトに参加。コロナ禍によって終了した後の昨年、映画を完成させた。今年1月、新潟市での上映会後のトークイベントで、映画の背景や完成までの経緯を明かした。

 昨年12月に下神白団地であった上映会のときのことも紹介した。映画で取り上げた住人が何人も亡くなったり認知症が進んだりしていたとし、「老いが早まったことと、原発事故でいろいろなものと切り離されて孤独になったこととは、結びつくところがあるのではないか」と語った。

 一方で、亡くなった人が登場するシーンでは会場から笑い声が起きたという。「下神白で毎年1回、追悼上映会のようなものをやれたらいいなと思う」とも話し、笑顔を見せた。

 新潟県長岡市でも9、24の両日、上映会が開かれる。9日は午後2時から、同市大手通2丁目のミライエ長岡西館4階のミライエステップで。24日は午前10時20分から、同市大手通1丁目のアオーレ長岡1階の市民交流ホールAで。当日一般1200円。9日には小森さんのトークイベントもある。

 問い合わせは主催の「長岡アジア映画祭実行委員会!」(090・4520・4222)へ。(茂木克信)

https://www.asahi.com/articles/ASS357H50S2YUOHB00B.html

↑3月6日付の朝日新聞新潟県内版を開いて驚きました。
大変大きく『ラジオ下神白』を小森はるか監督の写真入りで紹介。
1月の新潟上映会に足を運んだ新潟総局の記者さんが取材したものを3,11を前に長岡上映会と絡めて記事にしたようです。
この記者さんのツイッターでの経歴を読むと仙台や石巻にも赴任とあるので3,11に強い関心があるのだろうと思いました。
長岡上映会を知ったのは、この新潟上映会で配ってたチラシからだそうで、
やはりたかがチラシ1枚、されどチラシ1枚だと。

ちなみに3,11前後の日本経済新聞の長岡支局長が大変原発に関心がある方で、
積極的によく柏崎・刈羽へと取材に行っており、原発に関連した映画は全て観ていると豪語してました。
あの支局長、長岡を離れ名前はもう忘れちゃいましたが
今も健在で『ラジオ下神白』もどこかで観ていただきたいと思い出しました。

3/9 、3/24 『ラジオ下神白 ―あのとき あのまちの音楽から いまここへ』 長岡上映会
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寄り添う人



以前にお伝えした新文芸坐での「寄り添う人 小森はるか選集」
https://www.shin-bungeiza.com/schedule#d2024-03-08-1

当初ラインナップにあった『ラジオ下神白』の上映がキャンセルになったことについて本日、小森監督、事務局、企画者の方が声明を発表しました。

小森はるか監督
https://twitter.com/komoriharuka/status/1765528725968597196

ラジオ下神白上映会事務局
https://twitter.com/shimokajiro/status/1765528556107616519

企画者 五十嵐 拓也氏
https://twitter.com/wyler1242/status/1765527825908707365

発端や経緯は読んでいただければわかるかと思いますが、
まず小森監督は誠実に対応したと思い支持を。
声明にあった
「今回、作品によって異なる結論に至ったことで、私自身の葛藤に折り合いをつけることにしました」
この文章に小森監督がこの件でできる限りの検討を重ねてここに凝縮したことを読み取れます。

正直、告発者の主張は理不尽に感じる点が多々ありますが、
担当者も告発者までいかなくても某団体に所属してた際に
不当な扱いを受けて心に痛手を今も負っており、
理解できる点もあるのでこれからも考えていきたいと思いました。
何しろ上映を巡ってトラブルが起きてると知ったのは昨日なので。

理解できる点、と書きましたがそれだけに

私は福島出身だから、自分の故郷を商品にされるのが余計に嫌すぎる。
https://twitter.com/exbungeizastaff/status/1765044028964512110

↑個人の感想とはいえ、曲りなりにも映画館で働いて、
お客様が払ったお金でお給料をいただいてた身なら書いてほしくなかったです。
中越地震で被災した山古志が復興していく姿を捉えた
ドキュメンタリー映画『1000年の山古志』の橋本信一監督の人柄を偲ぶと、
間違っても“商品”なんて考えず、山古志の復興に焦点をあてていたことを思うと本当に失礼無礼非礼だと。
小森監督にも橋本監督と同じ誠実さを感じてるので、そこは違うだろうと。

告発者の身近に「寄り添う人」が現れますことを。

この件、スルーすれば良かったかもしれませんが、
『ラジオ下神白』上映前だけに見過ごすことができないので書きました。

画像は『あしたの少女』休憩時間に流してた予告編です。

小森監督、明後日はお待ちしてますとよろしくお願いいたします。

3/9 、3/24 『ラジオ下神白 ―あのとき あのまちの音楽から いまここへ』 長岡上映会
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本日『ラジオ下神白』小森はるか監督 「四畳半スタジオ」に緊急出演放送


​©️ KOMORI Haruka + Radio Shimokajiro

小森はるか監督が急遽『ラジオ下神白』長岡上映会の宣伝も兼ねて、
BSNラジオの遠藤麻里さんがパーソナリティを務める人気番組「四畳半スタジオ」に出演します。
放送は本日、3月6日(水)13時から。

https://www.ohbsn.com/radio/programs/ttm/index.php

昨年の『空に聞く』の時に続いての登場ですが、
えんまりさん、やはり小森監督の動向をチェックしてたのではないかと。

https://radiko.jp/#!/live/BSN
↑radikoでも聴けますのでぜひともご注目ください。

また3月7日(木)18時半からのFMながおか「ムーヴィーズゴーゴー!」に、
先週に続いて小森監督が登場します。
前回は『空に聞く』『ラジオ下神白』とラジオがテーマの映画が続いたことを尋ねられ、
「たまたま」なようでしたが、小森監督実際にラジオ好きのようで、
好きな番組は「アフター6ジャンクション」を挙げ、
先日お伝えしたように『ラジオ下神白』は東京はポレポレ東中野での劇場公開が決定、
宇多丸さん、観ていただきたいと聴いた後に思いました。

あと先日、ミライエステップでの上映素材の試写をして無事に映りましたが、
『ラジオ下神白』も『シン・ちむどんどん』と同じく日本語字幕つきです。
やはりとてもいい映画でした。jこの時に観た感想ははまた後程。

追記 『ラジオ下神白』上映会の告知記事も本日3月6日の朝日新聞新潟版に掲載いただく予定です。

3/9 、3/24 『ラジオ下神白 ―あのとき あのまちの音楽から いまここへ』 長岡上映会
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後援 長岡市



『ラジオ下神白』『シン・ちむどんどん』上映会ともに長岡市より後援の承諾をいただきました。
ただ『シン・ちむどんどん』は確認のため担当部署の方が直にこちらの顔を見に来てくださいましたが、、、

後援をいただくと図書館やコミュニティセンター(公民館)等の
公共施設にポスター掲示やチラシ設置の依頼に行く際に、
先方の職員さんに後援をいただいたと伝えると納得いただけるのが普通で、
まさに水戸黄門の印籠のような効力があると思っているのですが、、、、

しかし貼るスペースがないとか言われたり、
先日などは後援の意味が分からない職員さんが対応されたり、
後日、確認に行ったら掲示も設置もしてないことが多々あったり、
内心率直に怠慢ではないかと思ったりしてます。

貼るスペースなど頭を捻れば幾らでも作れるだろうに、
後援の意味が分からない職員さんはまぁ論外なんでしょうが。

しかし書きながら気づきましたが、30年以上この活動やってて
「後日、確認に行ったら掲示も設置もしてないことが多々あったり」
というのはもはや慣れてしまいましたが、
これって全く進歩がないとイコールで行政として問題ではなかろうかと。

“後援”というのは長岡市長がこのイベントを応援するからよろしく頼むよ、
という意味で理解してるつもりなんですが、
それを依頼されてもやらないというのは、
例えば長岡市長が直接ポスター貼りの依頼に来ても(そんなことはないでしょうけど)、
対応した職員さんは貼るスペースがないとか言い訳したり、
受け取っても後回しにして、そのうちに忘れたり、
なんてことをするのだろうかと。

後援について着目した長岡や見附の市議会議員が時に問題視し、
長岡市議会の議題になり市長が答弁してしまう案件なので、
そんなことは思いたくないものの、
今までの経験から職員さんたちはかなり蔑ろにしてるのではないかと疑ってます。
被害妄想もあるでしょうが。

セコイ話ですがポスター1枚、チラシ1枚経費がかかってるので。

画像はアオーレ長岡のコンコース。
現在、無事に二枚ともポスターが掲示されていますが、
ここは担当者が部署へ直接依頼に行ってもダメなので、
後援を承認した部署の方から担当の部署へ申請する手続きを取るの形なのはいいとして、
今回は依頼してから二週間経ってもダメなので催促をしてようやく掲示されました。

田村淳のポスターがありますが、
長岡に田村淳が来るイベントがあるのかとよく見たら、
これは地方創生がテーマの内閣府主催の東京で開催するイベントのポスター。
オンラインでこちらでも見れるとはいえ、
長岡のイベントを差し置いて尊重、というかよしもとと内閣府に忖度してるのかと思い、
一体ここで掲示するポスターの基準はなんだろうかと思いました。

以上をここで書いても埒あかないので、
いづれ市長への手紙に書こうかと思います。
最後にこういったところをきっちりしたら長岡市はより信頼されるんじゃないですか、と。
最も市長への手紙は決して市長が読んでるわけでないとこの活動を通して知っちゃいましたが。

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三上智恵監督新作 『戦雲(いくさふむ)』



丸腰の節子さんが歌う。皆で船を漕ぎ、エイサーを踊る。海では魚が跳ねて、山では山羊が草を食べる。大きな雲が差し掛かる中、僕たちが“守る”べきものとはなんなのか?
ダースレイダー ラッパー

島の人々の生活や豊かな文化が丁寧に描かれている。顔や人生がはっきりと見える。
だからこそ、穏やかな日常が「戦雲」に覆われ始めたことに戦慄する。この映画を見ることは重要だ。
沖縄の問題ではなく日本の問題なのだから。
プチ鹿島 時事芸人

https://ikusafumu.jp/

三上智恵監督新作『戦雲(いくさふむ)』に『シン・ちむどんどん』で沖縄基地問題を一から学んだことが功を奏したのか、
ダースレイダーさんとプチ鹿島さんがコメントを寄せているのを見つけました。

『戦雲(いくさふむ)』は3月23日よりシネ・ウインドで、高田世界館でも近日公開予定とのこと。

昨年、本作のスピンオフ版『沖縄、再び戦場へ』長岡上映会のチケットの売り上げから、
製作費をカンパしたところ、↓にきちんとクレジットされてたことを報告します。

https://ikusafumu.jp/supporters.html

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「アナザーストーリーズ 運命の分岐点 ボブ・ディラン 〜ノーベル文学賞 “原点”のステージ〜」



NHK総合「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」、ボブ・ディランを特集!

NHKのTV番組「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」でボブ・ディランを特集する事が決まった。その内容は、1965年「ニューポート・フォーク・フェスティバル」でディランが初めてエレキギターを手にした伝説の日を中心に証言者のインタビューと共に運命の分岐点を紐解いてゆく。

2016年10月13日、ボブ・ディランは歌手として初めてノーベル文学賞を受賞。今回の番組の取材により、この伝説のステージを目撃していた観客の一人が、ディランのノーベル賞受賞に深く関わっていたことが判明。当事者の証言や知られざるエピソードを交え、ディランの人生の分水嶺であり、ノーベル文学賞受賞の“原点”とも言える、伝説の日の舞台裏を多角的に描きます。

番組情報

NHK総合
「アナザーストーリーズ 運命の分岐点
ボブ・ディラン 〜ノーベル文学賞 “原点”のステージ〜」
2024年3月8日(金)22:00 – 22:45

https://www.sonymusic.co.jp/artist/BobDylan/info/561146

担当者は市民映画館をつくる会時代にみうらじゅん原作、田口トモロヲ監督、宮藤官九郎脚本、峯田和伸主演『アイデン&ティティ』の上映会に関わり、本格的にボブ・ディランを聴き始めた新参者ですが、
いつしか生き様を知るにつれて惹かれてしまい
Bunkamuraやフジロックでディランを目撃、
とうとう上映会の度にBunkamuraのコンサートで買ったディランのTシャツを毎回飽きずに着てます。
(その前は杉作J太郎さんデザインのRYUTist Tシャツ)
内心、「抗う」という主旨で着てますが、
まぁ気づいた人には根深い中二病に思われてるんだろうなぁという自覚はあります。

そんな中で冒頭の番組情報が流れ、
「エレキを初めて人前で弾いてファンから大ブーイングを浴びた」
伝説の、まさに「時代は変わる」コンサートを取り上げ、
しかもその場にいた目撃者がディランのノーベル文学賞受賞に関わってた、
なんていうのは初めて知ったので、
これはぜひ見なければ、と思いながらも放送日が3月8日となると上映会の前日、
毎回毎回ネットカフェで上映会の進行、その他をせっせと書いてる時間に被さるなぁ、
でも翌朝、寝不足になっても見ちゃうだろうなぁ、と。

そういえばアキ・カリウスマキ監督の新作『枯れ葉』を観たばかりですが、
案の定「枯葉」が流れてきてBunkamuraのコンサートのアンコールで
朗々とディランが歌い上げてた「枯葉」を思い出しておりました。

3/9 、3/24 『ラジオ下神白 ―あのとき あのまちの音楽から いまここへ』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4006.html

3/24 『シン・ちむどんどん』長岡上映会 
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4024.html

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