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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

2021年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2021年12月

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長岡出身・山本迪夫監督作 “血を吸うシリーズ+悪魔が呼んでいる” Blu-ray2枚組



血を吸うシリーズ3作がパックになったブルーレイが発売!
しかも第1作の併映作品『悪魔が呼んでいる』も収録。
4本もはいっているのに東宝にしてはそんなに高くない値段設定です。
ブルーレイから4Kへ移行する時期なんでしょうか。
それにしても1作目と2作目も併映作品はどちらも山本迪夫監督というのがすごいですね。
2作目の併映作『雨は知っていた』も収録してほしかったなあ。

#Amazon

https://www.amazon.co.jp/dp/B09LVGML1C/ref=cm_sw_r_fa_dp_9C1GK002D4GNK6PFNB0N?fbclid=IwAR1Vvk5K_L4gV0VA4IfF_OWScCqzay9zEJUBWpTmDxlCnj8KVsPm-OOZWso

↑様々な方面でアンテナを持つS東京特派員が本日FBで紹介してましたが、
長岡出身・山本迪夫監督の代表作でカルト化してるホラー映画『幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形』『呪いの館 血を吸う眼』『血を吸う薔薇』の“血を吸う3部作”と、さらに『悪魔が呼んでいる』も含めてパックでブルーレイ化、来年2月16日に発売が決定したようです。

長岡が生んだ二大山本の一人、山本迪夫監督について
↓以前、石原軍団解散の報こ触れ。こちらの記事で紹介してましたが、
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2883.html

子どもの頃にテレビで見た『血を吸う薔薇』が脳裏にこびりついた悪夢のように今も拭いきれず,
和製吸血鬼映画としてはイギリスの本家ハマーフィルムに匹敵するセンスに、
和製クリストファー・リーこと岸田森扮する吸血鬼の大怪演とシリーズ化が続けば、
いわゆる“Jホラー”も今とは違う流れになってたのではないかと思いますが、
山本監督はテレビドラマに活路を求めてシリーズ化は座礁、
とはいえ『太陽にほえろ!』のメイン監督として「なんじゃこりゃぁー」で知られる松田優作の殉職を手掛けたり、
数々の二時間ドラマのシリーズ化に成功させたりと冴える腕を見せたことを思うと、
やはり『血を吸うシリーズ』の復活を手掛けてほしかった思いが。

今回のブルーレイで望んでる4K版での『血を吸うシリーズ』3部作の劇場リバイバルと、
長岡監督の先陣を切り開いた山本迪夫監督への再評価に期待を寄せます。

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山本 迪夫(やまもと みちお、1933年7月6日 - 2004年8月23日)は、日本の映画監督。

経歴
新潟県長岡市出身。新潟県立長岡高等学校を経て早稲田大学卒業後、1956年に東宝に入社。岡本喜八の助監督を多く務め、1966年に『遊撃戦』でテレビドラマ監督としてデビュー。1969年には三橋達也主演のアクション映画『野獣の復活』で劇場用映画を初監督する。女性スリラー映画を得意とした。

代表作は、『幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形』(1970年)、『呪いの館 血を吸う眼』(1971年)、『血を吸う薔薇』(1974年)の3本からなる血を吸うシリーズ。日本の風土に吸血鬼ならびにヨーロッパのゴシック的ムードを大胆に導入し、さらに演出もハマー・フィルムを思わせるショッカー演出で、日本のホラー映画史でもひときわ異彩を放つものになっている。なお後者2本では岸田森が吸血鬼を演じた。映画だけでなくテレビドラマでも『学校の怪談 春のたたりスペシャル』(1999年)の第4話『呪われた課外授業』(吸血鬼役は市川染五郎 (7代目))という和製吸血鬼ものを監督している。

1970年代中盤以降からはテレビドラマの監督に専念し、青春もの、アクションものなどの連続テレビドラマから、2時間サスペンスドラマまで、幅広い作品を量産した。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E8%BF%AA%E5%A4%AB

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入江悠監督 『聖地X』



『ネメシス』『シュシュシュの娘』と精力的に作品を発表してる,
(『シュシュシュの娘』は全国舞台挨拶も!)
入江悠監督の新作『聖地X』が地元のシネコンで公開されてこれ幸いとばかりに足を運びました。

いわゆる“Jホラー”なんだろかと思いながら観始めたら、これがドッペルゲンガーを巡る物語。
いかにもな雰囲気の大木と古井戸の傍にある訳アリの空き店舗で二人のドッペルゲンガーが誕生、
このうち女性のドッペルゲンガーがまるでもう一人の分身を探しにやってきたかのよう、
この世の者でないものが闇から姿を現し、
こちらに向かってくる様は凡百の“Jホラー”に食傷気味だったこちらは、
まさに身の毛もよだちながらスクリーンに釘付けとなってしまいましたが、
さらに面白かったのがこのドッペルゲンガーがどのように誕生するのか、
立証を試み謎解きをしていくうちにヒロインの心が露わとなり、
ある意味納得のラストシーンまで惹きこまれてしまった快作。

柏崎出身の前川知大氏の戯曲を映画化、
ドッペルゲンガーの誕生に何やら哲学的なものを感じながら、
かつてりゅーとぴあで上演された前川知大氏演出、
仲村トオルさん主演の「奇ッ怪 其ノ弐」を観終えた時のような
不可思議さの中を彷徨ったような後味が残りました。

とはいえ劇中にジャッキー・チェンの小ネタをぶちこむセンスも好きです。

韓国全面ロケ映画だという本作、
メジャーデビュー作『ジョーカーゲーム』がインドネシアロケだったことを思うと、
これからも日本の枠組みを軽々と飛び越え映画つくりに邁進してほしいと、
『SRサイタマノラッパー』のラストシーンにグッときて感涙したこちらは思います。
ともかく活躍がホントに嬉しく思ってます。

『聖地X』公式HP https://seichi-x.com/

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原一男監督 『水俣曼荼羅』



ちょうど去年の今頃、原一男監督『れいわ一揆』がシネ・ウインドで公開。
原監督も来館し舞台挨拶が開かれ足を運んでました。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2837.html

その時にも話してた6時間の大作『水俣曼荼羅』が昨日より東京、イメージフォーラムで公開が始まりました。
ちょうどジョニー・デップ製作・主演の『MINAMATA』が評判を呼んだ後の公開でもあり、
『ゆきゆきて、神軍』と並ぶ原監督の傑作なんて評判も目にして一層期待が高まりますが、
はたして新潟県内での公開は実現できるでしょうか。
この『水俣曼荼羅』の編集のみならず構成として大きく関わったのが秦岳志さん。
『東京クルド』の他にも『春を告げる町』『愛と法』そして小林茂監督『わたしの季節』『チョコラ!』『風の波紋』と
現在のドキュメンタリー映画を牽引する要注目の編集者です。

原一男監督の『ニッポン国VS泉南石綿』の編集で名前を見つけた時は意外に思ったりしましたが、
さらに原監督の集大成ともいえる『水俣曼荼羅』の公開初日にツイッターで、
この作品を手掛けた覚悟について綴ってるので、これは『東京クルド』と合わせても必読ではないかと思いご紹介します。

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編集・構成を担当した映画『水俣曼荼羅』いよいよ本日より劇場公開です。最初に原監督から声がかかった時には怯みましたが、新潟水俣病の未認定患者さんたちの映画『阿賀に生きる』の現地に毎年通い、水俣の知り合いも出演している中、これは何を差し置いてもやるべき仕事だと覚悟を決めました。

https://twitter.com/lookingawry/status/1464352820463751171

↑以下、クリックし開いてぜひスレッドを読んでいただけましたら。

『水俣曼荼羅』公式HP http://docudocu.jp/minamata/

12月26日『東京クルド』長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3180.html

12月26日『狂猿』長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3186.html

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夢見てしまった。絶望の国で


© 2021 DOCUMENTARY JAPAN INC.

「難民条約」を批准しながら
難民認定率が1%にも満たない日本。
救いを求める人びとに対する差別的な仕打ち。
希望を奪っているのは誰か?救えるのは誰か?

2019年3月、東京入管で事件が起きた。長期収容されていたラマザンの叔父メメット(38歳)が極度の体調不良を訴え家族らが救急車を呼んだ。しかし、入管は2度にわたり救急車を追い返した。
メメットが病院に搬送されたのは30時間後のことだった。
在留資格を求める声に、ある入管職員が嘲笑混じりに吐き捨てた。“帰ればいいんだよ。他の国行ってよ”

『東京クルド』公式HP https://tokyokurds.jp/

『東京クルド』の中で入管で死亡したスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさんを思わせる事件が撮影されています。

しかも先日、↓こんな記事が流れてきました。

「入管はデーモン」暴行受けたと米国人が国を提訴
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000236157.html

入管に収容されたアメリカ国籍の男性が職員から暴行を受けたとして損害賠償を求め国を提訴。
曰く「懲罰、毎日の暴力やってる。品川(入管)は悪魔じゃない、デーモン」

相次いで事件が起こるのは差別をむき出し、人権意識が微塵もない、
だけではないような、相当根深いものがあるんだろうと思います。

映画『東京クルド』は画像の笑って“絶望の国で、夢を見ていた二人”を
引き裂いてしまう理由はなんなんのか、観賞者に問いかけます。

あわせて羽賀智信先生の講演の演題が決まりました。
「国を持たないクルド人とは!?」

日本に馴染みのない「クルド」についてお話しいただく予定です。
併せてご期待ください。

12月26日『東京クルド』長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3180.html

12月26日『狂猿』長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3186.html

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ブルース・スプリングスティーン 『レスラー』



ひとつの芸しかできない子馬が楽しく自由に野原を駆けるのを見たことがあるかい?
あれは俺なのさ
片脚の犬が通りを歩いていくのを見たことがあるかい?
あれも俺なのさ

見たはずだよ 俺が旅して回るのを
見たはずだよ 一試合ごとに俺が何かを失うのを
見たはずだよ 俺が血を流して観客を喜ばせるのを
言ってくれ これ以上、何を望むんだ?
言ってくれ これ以上、何が欲しいんだ?

https://tomomachi.hatenadiary.org/entries/2009/06/14

ダーレン・アロノフスキー監督、ミッキー・ローク主演のプロレス映画の金字塔『レスラー』のエンディング・テーマ曲を歌うのはボスことブルース・スプリングスティーン。
もちろんボスが作詞作曲も担当、それも友人であるミッキー・ロークからの手紙と脚本を読んで作り上げ無償で提供したハズ。
町山智浩氏の訳詞を載せましたが、このなかのフレーズ

“見たはずだよ 俺が血を流して観客を喜ばせるのを
言ってくれ これ以上、何を望むんだ?”

↑ここがプロレスを見る度にいつも聞こえるようになりました。
満身創痍でドサ回りしながら、技を受け流血し観客を喜ばせながらも、
どんどんエスカレートしていく心の悲鳴が。
『レスラー』の日本公開日は“エルボーの貴公子”が命を落とした日と重なることも。

Bruce Springsteen - The Wrestler
https://www.youtube.com/watch?v=X2t7-JgtVA0
他に興味深いのはボスのカウントが映画と重なるフィニッシュの“ワン、ツー、スリー”でなく“ワン、ツー、スリー、フォー”なこと。

とはいえ発売中の週刊プロレスの真ん中ぐらいにガラスボートデスマッチですさまじいまでの流血で互いに意地を張り合う葛西純と正岡大介の姿が。
もはや蛍光灯は序の口でガラスボード、ノコギリボード(!)、ラダー、竹串と見てるだけで痛みが伝わる凶器でリング内、リング外で互いに縦横無尽にやりあい文字通りの死闘となってるばかりか、レポートを読むと確実に何度も一線を越えて命が幾つあっても足りないような、間違いなく今年最高のデスマッチが繰り広げられたよう。
それでも闘う二人からは笑みを浮かべてるという。

勝利した葛西は血だるまとなったマイクアピールで
「これだけ血を流しても終わりじゃねえ。この後清掃作業して、自分で運転して、悲鳴を上げながらシャワーを浴びて、布団に入るまでがデスマッチなんだよ。オレっちが言いたいことわかるか?オマエらも、デスマッチ見て終わりじゃねえ。電車に乗って、家に帰って、晩酌して、風呂に入るまでがデスマッチだ!」と語っておそらく多くが『狂猿』を観たであろう観客は大歓声を送ったとのこと。

試合中はアドレナリン全開となるのでそんなに痛みを感じない説(あくまで説)がありますが、
家に帰って「悲鳴を上げながらシャワーを浴びて」というのはリアルに思いました。

こちらも『狂猿』上映後は「電車に乗って、家に帰って、晩酌して、風呂に入るまでがデスマッチ」との信条で上映に挑みたいと思います。

デスマッチのカリスマとして後進からリスペクトの目標とターゲットとなりながら
新必殺技で勝利をもぎ取った葛西も
“見たはずだよ 俺が血を流して観客を喜ばせるのを”
いづれ口ずさむ日がくるのでしょうか。

ちなみに発売中の週プロの編集長の視点・巻末言というページに葛西純に焦点をあてて『狂猿』が団体FREEDOMSの大きな追い風となってることを書いて、葛西の存在について考察しています。

12月26日『東京クルド』長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3180.html

12月26日『狂猿』長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3186.html

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白髪魔女傳



世界的な衣装デザイナーのワダエミ(本名和田惠美子〈わだ・えみこ〉)さんが13日に死去していたことが分かった。84歳だった。葬儀は近親者で営んだ。喪主は長男翼さん。

 京都生まれ。京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)3年の時に結婚したNHKの故和田勉さんが演出した舞台「青い火」を機に、衣装デザイナーに。黒澤明監督の映画「乱」(1985年)で86年、米アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞した。

 その後は勅使河原宏監督「利休」や大島渚監督「御法度」などの日本映画だけでなく、世界各地から依頼を受け、メイベル・チャン監督「宋家の三姉妹」、張芸謀監督「HERO」「LOVERS」、ピーター・グリーナウェイ監督「プロスペローの本」「ピーター・グリーナウェイの枕草子」など国内外の映画やオペラ、舞台などを数多く手がけ、エミー賞なども受賞した。

 依頼を受けると脚本を読み込んだうえで、登場人物に合った生地選びや染色などにもこだわり、「技術を絶やしたくない。未来に残したい」「国や資本がどこであろうと、消えていきそうなものを伝えていきたい」と精力的に世界で仕事を続けた。中国の映画やドラマ、ニューヨークのメトロポリタン歌劇場などの仕事でも、京都の職人に生地を織ってもらって進めたという。

 最近はオダギリジョー監督「ある船頭の話」(2019年)のほか、アン・ホイ監督の中国映画「第一炉香」(20年)の衣装を手がけた。

https://www.asahi.com/articles/ASPCN7F70PCNULZU00B.html?twico

衣装デザイナーのワダエミさんの訃報を知りました。
やはりアカデミー賞受賞した『乱』の艶やかな衣装の数々が印象に残るかと思いますが、
先の訃報記事には入ってなかった香港映画『キラーウルフ 白髪魔女伝』の衣装の数々が思い浮かんだりします。

黒澤明監督の大ファンだというロニー・ユー監督が直々に東京に赴きワダエミさんを口説き落としたそうですが、
この映画の成功でハリウッドに呼ばれて『チャイルドプレイ4』『フレディVSジェイソン』を手堅く成功させるものの
当時のロニー・ユーはいかにものB級香港映画を生み出してたもので、
ワダエミさんから見ればどこの馬の骨が、、、
という感覚だろうにオファーを引き受けたことがチャレンジ精神の賜物ではなかろうかと、
当時、1993年の香港映画は90年に始まった古装片(時代劇)ブームが終焉間近、
そんなさなかに明朗快活では決してないディープでダークでファンタスティックなラブストーリーを、
ワダエミさんの衣装が見事に引き立てていました。
特にブリジット・リンの白いベール姿はエキゾチックでもあって目を奪われます。

本作は東京ファンタスティック映画祭に出品されてワダエミさんは舞台挨拶に登壇、
その後の上映は観客と一緒に観賞し、終映後は香港映画ファンから盛大な拍手が贈られたとのこと。
確かに当時も今も一段下に見られていた香港映画に参加しプロの仕事を見せつけた偉業は、
担当者もその場にいたら大きな拍手を贈っただろうと。
併せて隣で見てたという和田勉氏は映画をどう思ったのかも気になりますが。

この『白髪魔女傳』の成功で中華圏での足掛かりを得たことで、
その後のメイベル・チャン監督「宋家の三姉妹」、チャン・イーモウ監督「HERO」「LOVERS」といった大作に繋がったと思うと、
余計に『白髪魔女傳』の存在は大きいのではないかと今振り返ると思います。

あと『白髪魔女傳』の主演レスリー・チャンは自身の初監督作にワダエミさんの参加を熱望、
ワダさんも快諾していたものの、
映画製作がなかなかうまくいかないレスリーの相談相手となって励ましていたのが、
レスリーは自殺という選択をしたこと、
前日に電話で話してたという訃報を聞いたワダさんはどんな思いで受け止めたのかと。

遺作はアン・ホイ監督の「第一炉香」、
多作なもののなかなか日本公開が実現しないアン・ホイ監督作だけど、
これは日本をはじめ世界の映画に大きな功績を残したワダエミさんの遺志を継ぐうえでも日本公開を実現してほしいです。

担当者として手がけた中華圏の作品をワダエミさんが手掛けたことで
大きな箔がついたと思い観賞する作品が広がっていた気になっていました。

おつかれさまでした。

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長岡の宝



“長岡市は戊辰戦争の惨禍から「米百俵」の精神を生み出し、
第二次世界大戦末期の「長岡空襲」の大犠牲により、
もっとも「日本国憲法」の精神を知るところです。
日本国憲法の定める「国民主義」「基本的人権の尊重」「平和主義」の実現は、
口で言うは易く、現状は厳しいものです。
そのため、憲法12条は
「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない」と明示しています。”

先方にとっては些細な要求だったかもしれませんが、
こちらにとっては大ごと、これまでの活動を否定されるような気になったことがあり、
お世話になってる映画監督に相談したら、これは「表現の自由の侵害」だから到底見過ごすことができないこと、
これが自分の作品だったら、我慢ならないと先方と何度かやりとりをして、
発端から2か月強、監督はこの日のために文書と資料をそろえて本日協議となりました。

話を知って表現の自由が侵害されてることが身近に起きたことに殴られたような衝撃を受けたと語り、
監督は冒頭に書いた長岡は日本国憲法の精神を知ると述べ、
この件を「大人の事情」云々で見過ごしてしまったら、
自分がこれまで撮影してきた被写体の子どもたちに顔向けできないと、
絶対に有耶無耶にしないことを熱く語りましたが、
それは憲法12条の国民の不断の努力をもろに体現してると何よりも映りました。

「私はこれまでの人生を賭けてここに来てるんですよ!」
表現の自由がないがしろにされたら今後とんでもないことになるという危機感を、
イマイチ煮え切らない協議相手に激昂する姿を隣で目にし感涙。

相手方の言い分を聞いた後、最後に伝えたことは長岡のためにともに活動していきましょうと
二時間経って想定していた着地点に持っていくことができましたが、
正直、この件での監督の労力、費やしたエネルギーは計り知れないハズ、
私利私欲を捨てて長岡の未来のためにと全身で訴えてる姿から感じたことは、
長岡の宝物は紛れもなく小林茂監督だと。
こんなに一生懸命になって長岡のことを思い考えてる人は他に思い当たりません。

併せて同席した監督の高校時代の同級生Sさんが的確にサポートをし、
お二人の信頼関係を再確認しておりました。

お二人ともこちらの相談に本気になって応えてくださり感謝するものの、
完全にあてられ、やられてしまって今思い出しても言葉になりません。
ただただ厚く御礼申し上げます。

画像は一段落した後にご飯でも食べろよと奢っていただいたナポリタン。
自分は当たり前では到底かないません。

なにしろ帰り道に監督が口にした言葉は「いい勉強になったよ」

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JICA新潟



昨日に続いて「トーキンアフリカ&チャリティバザール」のことを。

https://africa-nagaoka.jimdofree.com/
↑こちらの多彩なプログラムはアフリカンフェスタ!inながおか実行委員会とJICA新潟のコラボのようで、
MCも両方の代表が終日、登壇し進行を務めていました。

JICA=国際協力機構 こうした国際的な活動は多くのコネクションを持ってると想像しながらも、
実際にイベントを実行できる力を持つのはアフリカンフェスタ!inながおか実行委員会の他、
県内ではあんまりないだろうと思い、
JICA新潟の“のっち”に似たデスクは打ち上げにも参加し、
メンバー面々の自己紹介を興味深く聞いておりました。
しかし濃い面々と思ったのではないかと。

JICA新潟は朱鷺メッセにオープンスペースを持ってることを思い出したので、
すかさず『東京クルド』上映会のポスターとチラシをお渡しし、掲示と設置をお願いしました。
無論、当然のように講演いただく羽賀友信先生のことはよくご存じのようで快諾いただきました。

画像はJICA新潟デスクの方ではなく“バナナカボチャの佐藤さん”
写真をこのブログに載せるように、と言われ、
松下照美さんが見たら大喜びすると思うので載せてみます。
バナナカボチャはシーズンが終わったのか、
サトイモと小国産のお米を出店。
売り上げはもちろんモヨチルドレンセンターに寄付。
随分、久しぶりに会い相変わらずの弁舌でしたが、
なんだか会うたびに痩せているようで、ちょいと心配なんですが。

12月26日『東京クルド』長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3180.html

12月26日『狂猿』長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3186.html

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アフリカを語ろう



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3177.html
↑こちらで紹介した「トーキンアフリカ&チャリティバザール」のお手伝いに参加しました。
会場はアオーレ長岡のホワイエ。

10時スタートのイベントは久しぶりに公の場に登壇した小林茂監督の挨拶から。
小林監督作『チョコラ!』の被写体となりケニアの子どもたちのために
モヨ・チルドレンセンターを運営する松下照美さんの活動紹介と支援のお願い。
「松下さんの姿を見て、私たちはアフリカのこと、日本のことを考えなければ」と。
療養中のために会場に来れない松下さん心情を代読、そして届けとばかり力強く開会宣言。
「松下さんのおかげで、わたしたちはアフリカが身近に感じることができた」

続いて『チョコラ!』の撮影担当だった吉田泰三氏(愛称ゾウさん)が、
『チョコラ!』撮影後も折に触れてケニアのモヨチルドレンセンターを訪れ松下さんの活動を記録した映像を流し、
モニターの隣で小林監督が解説。
ある意味、贅沢に思いましたが本来、開会の挨拶のみ参加のハズの小林監督の調子が良好なことが伺えました。

またこの日の特筆はケニアとオンラインで結んでの配信。
なんでも日本の若い女性がファッションの仕事でケニアに滞在中、
モヨ・チルドレンセンターにも足を運んでるそうなので、その近況報告を。
何気にすごいことやってました。

他にも長岡に住んでるアフリカからの留学生達も気軽に足を運び、
某高校で陸上部に所属してるケニアの女子高生とお話しする機会など、そうそうないだろうと。

正直、担当者は主催の上映会はお客さまが来ても、来なくてもいつも気が張り詰め、
ピリピリしてるのは自分でもよろしくないと自省してますが、
今回、主催でないイベントなこともあって楽しくお手伝いに参加することができました。
なんというかこんな気持ちで上映会も開催できたらと。

アオーレ近くのお好み焼き屋さん“花月”での打ち上げにも参加させてもらいましたが、
名物女将さんが宴の中で、この日のトーキンアフリカでモヨチルドレンセンターに、
水の浄化システムを作った報告を行った長岡技術科学大学の教授は、
なんでも約三十年前に花月のバイト学生だったとのこと。
偉くなって花月に食べに来たら、たまたま松下照美さんがいたので、
元バイト学生に女将さんは「水の浄化システム」を作るように指令したら、
元バイト学生、現教授はホントにケニアに赴いて作成してしまったそうです。
なんだか凄い繋がりだなぁ、と思いながら聞いてました。

それとは別に会場に事後承諾を忘れて『東京クルド』『狂猿』のチラシを置いてたら、
『狂猿』のチラシを持ってきた男性が、
「これは何ですか!!葛西の大ファンなんですよ」と興奮しながら目の前に現れ、
映画上映会なんで、ぜひいらしてくださいと返答しました。
まさか、そんな熱いファンの手にチラシが渡るとはと。
だからチラシは常に持参しなければ。

この日は「チャリティバザール」もあって趣旨に賛同した方々は、
売り上げからモヨチルドレンセンターへ寄付。
結構な額になったようで、このイベントは大成功となり、
来年の「アフリカンフェスタ!」再開に向けて打ち上げは話が弾んでおりました。

イベントの様子は↓こちらから見れます。
https://www.youtube.com/watch?v=NvOFjigtZb4

お疲れさまでした。

https://africa-nagaoka.jimdofree.com/

12月26日『東京クルド』長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3180.html

12月26日『狂猿』長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3186.html

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君は立憲代表になれるのか

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先の衆院選で立憲民主党が事実上の敗北。
創設者の枝野代表が責任を取って辞任、
ご存じのように現在4人の候補が出馬し代表選に挑んでます。

立候補者の顔ぶれで新潟県民としてはやはり西村ちなみ議員が
女性として唯一立候補したことに関心があるかと思うとともに、
接戦と思われた香川一区で圧勝した小川淳也議員も出馬してることで、
続けて『なぜ君は総理大臣になれないのか』に関心が高まってるように思います。

香川一区の選挙戦の総括は大島新監督自ら執筆。

「まさか午後8時に当確とは…」注目選挙区・香川1区で『なぜ君』監督は何を目撃したのか
https://bunshun.jp/articles/-/49837

この中で選挙戦を記録する続編『香川一区』の取材に応じて
大人の余裕を見せてたデジタル大臣こと平井候補が、
身内の四国新聞が小川先行と報道した途端、
演説の中で映画へのネガティブキャンペーンを繰り広げ、
温和な大島監督が耳にし怒りを露にし反論を述べてるのが特筆、
そもそも映画を観ないで批判するのが最も卑小に思うのに、
それさえ理解できないほど追い詰められては敗北も必至だったようです。

ただ立憲民主党への代表選は枝野さんの任期切れと踏んでまだ先と捉えてたのが、
急展開となり再び小川議員が注目を集めることは、
何か持っているようにも思う反面、
衆院選前の維新候補への出馬取り消し直訴、
当選後の維新との連携を模索報道と、
何やら大阪のチンピラ、もしくは半グレ集団というイメージがある党絡みで失点してるのが気になります。

それについて小川議員と高校の同級生だったジャーナリストの鮫島浩氏が

立憲代表選に意欲を見せた小川淳也氏に「3つの懸念」急浮上! 彼をよく知る私が「忖度」なしで答えます。
https://samejimahiroshi.com/politics-ogawa-20211107/

↑こちらで維新のほか共産、れいわとの距離も絡めて考察、
しかし読んでると維新への認識が余計に心配になるほどで心もとなくなる気がしますが、
当選直後に浮かれることなく「これからも厳しい目で見てやってください」と話したお父さんがついてれば大丈夫な気もします。

12月24日公開の『香川一区』のエピローグは当初は衆院選の結果で決まると大島監督は「話してたのが、
先の文春の記事では代表選の結果がエピローグと明言。
今頃編集とともにまた撮影をしてるように思い、この臨機応変がドキュメンタリーの醍醐味として
大変ながらも喜んで作品つくりに挑んでるきがします。

小川議員は代表選は香川一区と同じく青空、オンラインで原点である対話集会を実施。
たまたま香川の様子を見ましたが質問に対し、その場でメモを見ずに返答しているのはやはり感心、
当たり前かも知らませんがカンニングペーパーがないと返答できない総理が二代続いてる側からすると、やはり感心します。

しかし『なぜ君は総理大臣になれないのか』はこれだけ注目が続くのは
まだ映画が時代を変える可能性を秘めてることを立証している気も。

君は立憲代表になれるのか 「なぜ君」監督が語る、香川1区の舞台裏
https://www.asahi.com/articles/ASPCB72X3PC5ULEI00D.html

『なぜ君』監督に聞く「小川議員は、立憲の代表になれるのか?」
https://news.yahoo.co.jp/articles/73bc302c27ddf979ea1ecbdcab146ad8ca0ddceb

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今成夢人監督 『ガクセイプロレスラー』



◎審査員特別賞
「ガクセイプロレスラー」監督 今成 夢人

*恋愛、学業などにおいて、あまり「カッコイイ」とはいえない学生たちが部活動としてプロレスに打ち込むエネルギー満杯のドキュメンタリー映画。おもしろいし笑える。その真剣さと連帯感は「ガクセイプロレス」の興行として成り立たせるほどである。最初に紹介され、主人公として位置づけられていた学生をもっと浮き上がらせても良かったのではないか。笑いの中にもしんみりした内面も描き出せたのではないかと思う。部活動の紹介的な面が濃すぎた気がする。(小林茂 映画監督)

*オープニングのプロレスシーンの動きから目が惹き付けられます。世間的にしょうもないことをやっているヤツらを全面的に肯定的に描いているのが圧倒的に素晴らしい。面白かったです。僕も大学時代は柔道部で同じような感じでした。学生プロレスと違って柔道はスポーツだったから周りからの理解も得られやすかったかなあとも思います。
 ただ、ここでは見ることのなかった彼も存在していると思います。単に学生プロレスに熱中しているだけのノーテンキでもないと思います。いろいろな不安を抱えていたりとか、その不安で学生プロレスやめるヤツがいたりとか、あんまりいい例が思い浮かびませんが、そういった所も描いた上で、学生プロレスしているヤツらをしっかり肯定したらすごい作品になると思います。(東條政利 映画監督)

*タイトルを見てキワモノかと思ったら、引き込まれる画と人物の力がある。バカを真面目にひたむきにやる男たちのパワー・熱気が伝わってくる。会話が若者らしくバカっぽく面白いのだが、清々しさや本気さがその奥に感じられる。「遊ぶ」ための基礎をしっかりつくっているからこそ「遊び」が面白い。(五藤利弘 映画監督)

*早いカットとテーマに合わせた未加工のスタイルでよくできたパーソナルドキュメンタリーです。知らない世界には臨むことができましたが、残念ながらその世界には興味が少ない。審査員特別賞おめでとうございます。(ビューラ・ヨールグ 長岡造形大学)

*色んな意見があるかもしれませんが、とにかくおもしろい。ネット全盛の中、童貞でエネルギーを持て余したバカ丸出しの学生らが、マットの上で繰り広げるプロレスにはひきつけられる。主役の彼の卒業後を見たい気になった。(岡村昌彦 毎日新聞長岡支局長)

http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1032.html


「第12回長岡インディーズムービーコンペティション」で審査員賞を受賞した今成夢人監督作の短編ドキュメンタリー映画『ガクセイプロレスラー』
多摩美術大学時代に実際に学生プロレスラーとして活躍し、ミッキー・ローク主演『レスラー』に衝撃を受け、
仲間を被写体に撮影した本作はこの年の各地の映画祭で台風の目となるような大きな評判となり、
長岡インディーズムービーコンペティションでは映像のプロが占める審査員からも「ともかく面白い」と評判となりました。

今成監督は大学卒業後、名古屋の某のテレビ局に就職、営業に配属されながらも強烈なパワハラを受けて退社。
ちょうど受賞したことを電話で今成監督に伝える役目を担当者はしたのですが、
パワハラを受けてた頃なのか、かなり不機嫌のようでコワモテの人なのかと思いました。

テレビ局退社後は高木三四郎率いるDDTの映像班に所属。
前任者は現・スーパーササダンゴマシンというプレッシャーをものともせずに活躍、
とはいえやはり自身の肉体が疼いてしまったのか、
映像班兼任として学生のつかないプロレスラーとしてリングに登場、
現在は団体「ガンバレ☆プロレス」所属の看板レスラーになるまでに成長、
今年は大仁田厚とタッグを結成、
ZERO1のメインイベントにも登場と徐々に活躍の場を広げていき、
画像の公式プロフィール写真でも自身に満ち溢れてるばかりかフェロモン出しまくりなのが伝わります。

『狂猿』に絡めてプロレスドキュメンタリーで思い出す本作をご紹介しますが、
もうひとつ今成監督のお母さんは長岡の映画館で受付として働き、
そこへ『仁義なき戦い』を観に来た若者と知り合いつきあいついに結婚まで。
二人の間に生まれたのが今成監督、いわば『仁義なき戦い』で生を受けたという、
本当に最初から映画的な人生を歩み始めたようで、
作品が長岡で目に留まるのも必然のように思いました。

今成監督というかプロレスラー今成夢人がいつか凱旋試合が長岡で開かれますことを。

12月26日『狂猿』長岡上映会
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日向史有さん「仮放免の人々の現状/ドキュメンタリーで伝える意義」 #東京クルド


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『東京クルド』の日向史有監督が11月17日付のネットラジオ(と言っていいのか)「Radio Dialogue」に出演、
MCの安田菜津紀氏、佐藤慧氏相手に『東京クルド』をわかりやすく解説しており、
作品を観賞する前におススメできる内容となっていました。

中でもクルド人の間でIS相手に戦う戦士として参戦を望む若者が増えてる現状、
実際にクルディスタンにも取材にいった日向監督の目を通しての発言は考えさせるものがありました。
閉塞感を打破するための戦争とは?

あと作品を完成し、公開することへの葛藤、
被写体への配慮をまず最優先に考え試写でも些細な見落としがないか確認していくことに
当たり前かもしれませんが映像作家としての矜持を感じました。

【Radio Dialogue】
Dialogue for Peopleのお送りするラジオ型トーク番組。時事ニュースへのコメント・解説や、取材報告、日々を生きるためのヒントとなる様々なテーマに関するゲストを呼びトークを行います。

▶035(11/17)
「仮放免の人々の現状/ドキュメンタリーで伝える意義」
MC:安田菜津紀、佐藤慧
ゲスト:日向史有さん
「仮放免」とは、在留資格がないなどの事情を抱える外国人を、入管施設に収容するのではなく、その外での生活を認めた状態です。入管施設の収容事態にも多くの問題がありますが、たとえ「仮放免」であっても、在留資格を与えられていない状態に変わりはなく、住民票も作成されません。そのため仕事をすることも、健康保険に加入することもできません。今回はそうした人々の取材を続けてきたドキュメンタリーディレクターの日向史有さんをお迎えし、仮放免の人々の現状や、そうした問題をドキュメンタリーで伝える意義などについて伺っていきます。

【ゲストプロフィール】
日向史有(ドキュメンタリーディレクター)

ドキュメンタリージャパン所属。 東部紛争下のウクライナで徴兵制度に葛藤する若者たちを追った「銃は取るべきか」(16年・NHK)や 在日シリア人“難民”の家族を1年間記録した「となりのシリア人」(16年・日本テレビ)を制作。 短編映画『TOKYO KURDS/東京クルド』(17年)が、Tokyo Docs優秀賞、Hot Docs(18年)の正式招待作品に選出。 近作「村本大輔はなぜテレビから消えたのか?」(21年・BS12)が衛星放送協会オリジナル番組アワード・グランプリなどを受賞。 現在、日本に暮らすクルド人青年2人を追った『東京クルド(長編版)』が公開中。 https://tokyokurds.jp/

https://open.spotify.com/episode/2lhkwVTaqxwF5Zqt4gdgzM
https://www.youtube.com/watch?v=_MfBgMIoEOg

他に日向監督のインタビュー記事は

入管問題は一時のブームに終わってほしくない 『東京クルド』日向史有監督インタビュー
https://wezz-y.com/archives/92595

映画「東京クルド」が伝える入管制度のリアル
監督が語る「身近な難民」を5年間取材した経緯
https://toyokeizai.net/articles/-/441059
↑インタビューアは朝山実氏 「第6回長岡アジア映画祭」で「アエラ」の連載のために大杉漣さんに取材された方です。

12月26日『東京クルド』長岡上映会
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月刊Journalism “東京クルド”の絶望を撮る



朝日新聞デジタル解約しました。思うところはいろいろありますが最大の理由は価格と内容価値が見合わない事です。朝日とは紙時代から長く付き合ってきましたがさらばです。

@NOSUKE0607さん
例えば、このような記事を金払って読みたいとは全く思えません。朝日は単なる官報ですか?

(ひと)中村格さん 第29代警察庁長官に就任した
https://www.asahi.com/articles/DA3S15093226.html

https://twitter.com/NOSUKE0607/status/1453929889501904899

警察の不手際も一因で一人の女性が命を失った事件を追った
「桶川ストーカー殺人事件」などを執筆しジャーナリストの鑑といっていい清水潔氏が朝日新聞を解約したとツイートしてました。
理由の一つに当時の総理大臣をヨイショしてたお仲間の報道記者が準強姦の容疑で逮捕状が出されたものの、
執行直前に握りつぶした刑事部長が忖度のご褒美なのか警察庁長官に出世したと持ち上げる記事を掲載したこと。
この事件の当事者である伊藤詩織さんに告発記事を掲載した週刊新潮を紹介したのが清水氏だと思うと、
もはや官報と化したような朝日新聞にお金を払うのは耐え難いことだと容易に想像できます。
確かに弱者でなく権力者に忖度して逮捕状を握りつぶしたのが警察トップってもはや暗黒社会だと。

その他にもかつては政権と激しく対峙してた朝日新聞が、
完全に牙を抜かれたような記事が続いて読者を加速的に失ってるように見えるのですが、
それでも中には志のある記者がいるハズと思ってます。

その朝日新聞社が月刊ジャーナリズムという雑誌を発刊してると知りました。
最新号の特集が「入管 ウィシュマさんは、なぜ死んだのか」
今年3月にスリランカ人女性のウィシュマ・サンダマリさんが名古屋入国管理局の施設で死亡、
入管の非人道的な扱いが明らかとなって大きな非難を浴びた事件を多角的に検証しているようで、
執筆者に『東京クルド』の日向史有監督が「つきまとう入管収容の恐怖〝東京クルド〟の絶望を撮る」と題して寄稿しています。
たぶんあの事件について特集してる雑誌はそんなに無いと思うので、
こういった志まで忖度で失ってほしくないと思ったりします。
ただ残念なことに長岡の本屋さんを何軒か回っても、この雑誌は入荷してないそうで、
そんなに売れてないんだろうなぁ、と想像するので、
これは応援の意味でこの号を文信堂書店に注文しようと思います。
もちろん日向監督がどんな記事を書いてるのか関心があるのが一番ですが。

https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=23247

12月26日『東京クルド』長岡上映会
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『ビヨンド・ザ・マット』



昨日、紹介した「BRUTUS」のドキュメンタリー特集をその後、読んで気づいたのは、
劇場公開作以上に最近、配信された作品を中心にチョイスしてるんだなと。
よって「スポーツ」というジャンルがあったとしても『狂猿』とともに紹介してほしいと思った『ビヨンド・ザ・マット』の出る幕はないと思い、それではと昨年のコロナ渦のFACEBOOKで流行ってた「7日間の映画チャレンジ」に担当者も参加した際に書いた『ビヨンド・ザ・マット』を紹介します。

主役の一人“テキサスの荒馬”テリー・ファンクは現在認知症に苦しんでるそうで、
かつて大きな声援を送ってたこちらとしては切ない思いです。
『狂猿』の葛西純は少年時代に全日本プロレスを見に行きブルーザー・ブロディに衝撃を受け、
まさにハートを撃ち抜かれてプロレスに目覚めたそう、
新日よりも全日派だったそうで、テリー・ファンクも好きだったと。
50歳過ぎてデスマッチに活路を見出し、若手にチャンスを与え“リビング・レジェンド”とリスペクトされたテリーのファイトは狂猿の今後の指針になるんじゃないかとも思ったりします。

ついでに「プロレスはスポーツなのか?」という問いに
実話の映画化『グラン・マスクの男』からファイトマネーを孤児院建設に費やす神父兼レスラーに扮したジャン・レノの台詞
「プロレスは神聖なスポーツだ」を引用させていただきます。

12月26日『狂猿』長岡上映会
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新型ウイルスで先行き不透明な映画界、新作が次々と延期となっていくなかキネマ旬報は月刊誌としてしばらくやり過ごすのか?
と同時にプロレス界は無観客配信試合を行う余力は今後あるのか疑うなかで週刊プロレスの行方も気になりますが、そんななかで思い出すのが『ビヨンド・ザ・マット』
アメリカンプロレスの裏側を赤裸々に描いた問題作というより、「レスラーが痛めつけられ流してる血は本物だ」に焦点をあわせたドキュメンタリー映画。

ガチンコの総合格闘技が発展していく中で次々とプロレスラーがかませ犬のように玉砕されてた頃、プロレスファンだけに悔しかった思いと同時に改めてプロレスというのは攻めるとともに「相手の技をいかに受けるか」が重要なんだと気づいた次第でした。

本作は“受け身”、それは流血も含めて相手の技を受け痛い目にあうことを信条にし職業に選んだプロレスラーが身体だだけでなく心も痛めてる様を収めたガチンコな人間ドラマ。

引退と復帰を懲りずに繰り返して”テキサスの荒馬”から“リビングレジェンド”としてレスラー、ファンから尊敬を集めるテリー・ファンク。
ヤバい観客が集まるインディーズ団体ECWで実際の奥さん、娘さんが見守る試合でトップロープの倍は高いラダーの最上段からヨロヨロしてムーンサルトプレスを自爆してしまうのは思わず悲鳴が。

かつては全米最大のプロレス団体WWEの人気レスラーからコカイン中毒で没落、相棒のニシキヘビとともに(なんのことかは見てください)ドサ回りレスラーに落ちぶれてしまったジェイク・ロバーツ。

そして怪奇派ながらあらゆる必殺技を受けまくってWWEのチャンピオンとなったミック・フォーリーの素顔は大変な家族思いの愛妻家で子煩悩というリング上のギャップが紹介された後のクライマックス。
今を時めくロック様(現ドウェイン・ジョンソン)との大一番のタイトルマッチにその家族を招待。
その目前でロック様に椅子でボコボコに殴られ大流血、奥さんも幼い愛娘も間近で見て悲鳴を挙げ、ついに会場を後にしてしまう一部始終を収めてたシーンが物凄く、このシーン普通にWWEのテレビで見てたらエンターテイメントのプロレスだけど、そこにご主人や父親が滅多打ちにされてリアルに泣き叫ぶ家族の姿を捉えたらドキュメンタリーになってしまうのか、などと映像論にまで思いを馳せてしまいました。

しかしこんな鬼畜なことをさせてるのは誰だという憤りもWWEを率い、かつて不動産王トランプをもリングに上げた“闘う経営者”ビンス・マクホン自らリングに立って流血しながら、試合後にミック・フォーリーと「It's a show biz」(仕事だよ)とだけ答え握手を交わす姿に互いに真のプロフェッショナルを見る思いが。

本作を元ネタにミッキー・ローク主演の『レスラー』が作られたのも有名で、そう見るとリングにしがみつくしかないジェイク・ロバーツがぎこちなく娘と久しぶりに再会する場面はまんま『レスラー』であります。

プロレスに関心の無い方こそ観てほしいけど、この文章では力及ばず。
それでも老いを自覚しながらラダーの最上段からムーンサルトプレスで顔面から自爆してしまうテリー・ファンク、あるいはニシキヘビとともに車で全米をさすらうジェイク・ロバーツ、そんな姿を想像・共感できる方に観てとまでは言わないけど、こんな因果な稼業を選んだ男たちについて伝えたいという思いがあったりします。
己の身体を傷つけ全ては歓声を送る観客のためにと、
無観客試合が続く今のレスラーは本当に辛いだろうと。

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『東京クルド』の日本で暮らすクルド人青年が生きづらさを吐露するとき。



発売中の「BRUTUS」最新号はドキュメンタリー特集。
映画に限らずネットフリックなどの配信やら、youtube、NHKのノーナレ等、ジャンルレスにドキュメンタリー番組を紹介。

その中のコーナー「ドキュメンタリー好き30人が選ぶ忘れられない、あのシーン」に
『東京クルド』について西森路代氏が「川辺で二人の青年が近況を語り合う場面」をあげています。
『東京クルド』は社会派のドキュメンタリーという見方は当然なものの、
青春を謳歌することなく困難な状況に追い込まれながらも、前を向いてあがく姿が、
凡百の青春映画が足元に及ばない青春映画として眩しく観えてしまうのも事実。
この映画の魅力と背景を捉えた短いコラムながらも読みごたえがありました。

他にも町山先生お勧め作が並ぶ「町山智浩の”世界は広い”」、「濱口竜介がワイズマンを観る理由。」、今年の山形ドキュメンタリー映画祭を総括した「今、ドキュメンタリーが描くもの」と買ったばかりなのでまだ未読の読み応えありそうなページが並ぶほか、
特筆なのはやはり大島新監督は旬なのか『なぜ君は総理大臣になれないのか』の紹介から、先の「ドキュメンタリー好き30人が選ぶ忘れられない、あのシーン」、「NHKオンデマンド 勝手にベストテン」にも登場し推薦作を挙げるなど大活躍。

ただジャンル別おススメ作品が並ぶ中「スポーツ」のコーナーがあって『狂猿』を紹介してくれないかと期待したものの、
「音楽」「料理」はあってもの「スポーツ」は今回無かったので、これは次回へ持ち越しかと。

あとあと表紙にもなってる『ザ・ビートルズ:Get Back』。
確か今年の夏に全世界劇場公開されるとリリースされた後、
コロナ渦で公開延期はわかるものの、
いつしか三部作となってディズニー+で独占配信というのは酷すぎます。
いづれ配信になることはわかりますが、
劇場で観たかったこちらの心境などお構いなしなのはどういうことかと。
というのも監督ピーター・ジャクソンのことだから音響設計も随分と拘ったハズ。
当然、シネコン側もできる範囲でピーター・ジャクソンの要望に応えるだろうから、
特に屋上でのラストコンサートを今か今かと楽しみにしてたモノを。
配信先行でもいいけど、いづれきちんと劇場公開を果たすことを希望します。

などと書きましたがラストは『人生フルーツ』が飾ってて、
久しぶりに津端夫妻の写真を目にしてほっこりするものを感じてました。

12月26日『東京クルド』長岡上映会
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12月26日『狂猿』長岡上映会
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長岡厚生会館



アオーレ長岡恒例のクリスマスイルミネーションがナカドマで発動。
今年はクリスマスツリーとのジョイントも目玉のようで一層華やいでますが、
かつてここはプロレスの聖地でもあった長岡厚生会館があった場所。
昭和の香りが濃厚だった長岡厚生会館を思うとこのイルミネーションはこそばゆく感じます。
昭和プロレスファンにとっては前田日明が山本小鉄相手にデビュー戦を飾った歴史的な会場、
担当者はやはり全日の四天王プロレス最盛期の頃の超満員で熱狂に包まれてた記憶が筆頭、
デビュー直後の秋山隼が試合後に馬場さんに挨拶してたのもなぜか残ってます。

当時よく言われたのが全日の武道館のメインのような試合が、
この長岡厚生会館でよく組まれてたこと、
しかも駅からすぐ近くで新幹線を使えば東京から日帰り可能なので、
結構な数のプロレスファンが東京から観戦し、
やがて長岡厚生会館が一目置かれる存在になったハズ。

他は馬場さん亡き後に分裂した後の全日最強タッグで武藤が登場した時の大歓声、
そしてチャンピオンカーニバルの天龍VS川田、
そういえば引退後のスタン・ハンセントークショーが開かれ握手したのもここでした。

長岡厚生会館の最後のプロレスは機を見るに敏感な大仁田が、
自身の興行でストリートファイトを繰り広げて長岡厚生会館の灯は消えましたが、
アオーレ長岡では新日がG1で二日連続興行を成功させたりと、
新たな聖地となりつつあるように思います。

とはいえ『狂猿』の葛西純が所属するフリーダムが例え興行に来たとしても、
アリーナはバスケットボールメインの会場何で、
はたして蛍光灯を使ったデスマッチが出来るのか、
破片で床を傷つけたらアルビから怒られちゃうんじゃないかと思うので、
いわば流血もない明るく健全な新日に抗うような『狂猿』の上映が、
密かに古の長岡厚生会館の雰囲気を醸し出すような上映会になることを狙ってます。

しかし先に書いた四天王が現役を退きながらも武藤や秋山が今も現役で活躍してるのは励みになります。
大仁田は別格とはいえ馬場さんが亡くなった年齢を超え、
晩年の馬場さんのように動けない身体なのに相変わらず電流爆破に吹き飛ばされてるのは感涙。

12月26日『狂猿』長岡上映会
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PG12

KYOENサブ9
Ⓒ2021 Jun Kasai Movie Project.

【PG12】マーク
12歳未満の年少者の観覧には、親又は保護者の助言・指導が必要
PG:Parental Guidance(親の指導・助言)の略号

この区分の映画で表現される主題又は題材とその取り扱い方は、刺激的で小学生の観覧には不適切な内容も一部含まれている。一般的に幼児・小学校低学年の観覧には不向きで、高学年の場合でも成長過程、知識、成熟度には個人差がみられることから、親又は保護者の助言・指導に期待する区分である。

「PG12」の意味 知っていますか
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201023/k10012677201000.html

『狂猿』は映倫で審査を受けてPG12に指定された作品。
12歳未満が観るには保護者の助言、指導が必要とのこと。
しかし12歳未満が観賞してはダメというわけでも、
保護者同伴での観賞が条件というわけでもなく、
上記の記事を読むと保護者が子どもに見せていいのか判断してもらう、というもの。

いっそ保護者同伴での観賞を条件にすれば分かりやすいように思い、
これではいかようにも受け取れる気がし、
なんというか責任を回避してるようにも思えたりします。

以前にも書いたように『狂猿』をアオーレ長岡市民交流ホールAでの上映を決めてから、
PG12が問題だとして、後から言われるのも嫌なので、
事前にお伺いを立てた際に映画版『鬼滅の刃』もPG12です、と一言添えました。
もしPG12を問題視して上映できないと言うのなら、
いつかどこかの団体が『鬼滅の刃』を上映を希望しても断るんですよね、
と半ば脅しのつもりで添えたつもりですぐに返事がくるかと思ったら、
結構時間がかかったのは、やはり相当ネックだったんだろうと想像しました。

それでアオーレをウロチョロした際、
以前に『冬のアルパカ』撮影前に相談した市職員さんが目の前に現れました。
当時はまちなかキャンパスのある建物にいましたが、
今はアオーレの中にある部署に異動になり、
よく目にしてこちらが映画バカという認識なのか、
「面白いホラー映画はないですかね?」と聞かれたことがあったので、
今回は『狂猿』のチラシを渡したら、
「あ~、これ知ってる、R18なんでしょ」などと言われ、
その方は『狂猿』のアオーレでの上映許可の担当ではないものの、
話から担当者の机の上に資料があるのを目にしたようで、
「いや、PG12で12歳以下は保護者の助言が必要です」とこちらは返答したら、
「蛍光灯でチャンバラしてはいけないからね、と伝えればいいんですね」
などと言ってきたので、
「そうです、そうです」と頷いてお互い笑ってしまいましたが、
ということは蛍光灯でチャンバラどころじゃない予告編を見たんだな、と。
https://www.youtube.com/watch?v=dFmU-PtPaDc

その職員さんは一般的な市職員のイメージを良い意味で破ってるような豪快な方で、
いつぞやアオーレ前に維新から出馬したアントニオ猪木が立会演説会を開いた際、
公務を終えて駆け付けたのか、大喜びで猪木に歓声を送ってる姿を目にしたことがあり、
なんというかイメージにピッタリだなと傍から目にした覚えが。

しかし猪木の身長は190cmが公称のハズが、
間近で見たら174cmの担当者とそんな変わらない身長だったのは意外に思いました。
歴戦の闘いで手術やなんやらで身長が縮まったのだろうかと。
ご存じのように猪木は現在難病と格闘中。
病床や自宅から闘病でやつれた顔を奮い立たせて元気を発信してるのはサスガに思ってます。
猪木だけはなんとしてでも長生きしてもわないと地球はますます暗くなってしまいます。

12月26日『狂猿』長岡上映会
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のみくい処みや



バナナは苦手だったがステッカー欲しさに葛西純バナナチップスを大日本新潟大会で購入してから20年…

まさかその葛西選手のドキュメンタリー映画のチケットを当店で!

プロレスの神様本当にありがとうございます

アオーレのリングに立つ前にアオーレのスクリーンに登場とは!これもまた…

#狂猿

https://twitter.com/38nomikuidokoro/status/1459262352948297731


長岡のプロレス好きの間で知られてる居酒屋“のみくい処みや”
担当者は10年くらい前になるのか、
このお店の日替わりランチはワンコインで美味なので、よく通っていましたが、
確か女将さんが産休になりランチは無くなってからは、
一度飲みに行ったくらいでしたが、
当初からカウンターに座ると目の前にプロレスラーのフィギアが並べられて、
寡黙なご主人は相当なプロレスファンなんだな、
と思ってたのがその後に次々とサイン色紙やレスラーとの写真がどんどん貼られていき、
長岡にプロレス興行が来ると前売券を販売、
次第にプロレスラーも飲みにお店を訪れ、
長岡のプロレスファンが集う店として認知していくことに。

今回久方ぶりにカウンターに座り晩酌セットを注文して、
こちらの素性を明かし『狂猿』長岡上映会の前売券の販売をお願いしたら、
快く快諾してくださり、
特に印象に残ったのが厨房の中では本当に寡黙に料理つくりに励むご主人に、
『狂猿』のポスターを渡したら破顔しニンマリしたことでした。
あぁ、本当に好きなんだなと。

冒頭は女将さんのツイッターから転載しましたが、
20年前にもう葛西選手のファンとはプ女子の走りとして筋金入りなんだと。

========================

【生きて帰るまでが、デスマッチ 】
葛西純主演『狂猿』長岡上演会

12月26日(日)17時〜
アオーレ長岡市民交流ホールA

7月新潟市では1週間のみ上演された『狂猿』

あの時観に行けなかった中越地方プロレスファンの方に朗報!

1日限りの上演会!お見逃しなく‼︎

前売り券絶賛発売中

https://twitter.com/basashi_umai_38/status/1459269890506772487

↑現在、のみくい処みやの公式ツイッターでは固定ツイートとして先頭に貼られていました。
ありがとうございます!

このお店の名物は馬刺しともつ煮ではないかと。
この二つと小鉢がついて生ビールを飲み干す晩酌セット1980円はお勧めです。

画像はお店の壁一面に貼ってあるレスラーのサイン色紙。
葛西純選手は先の女将さんのツイートにあるように、
まだ長岡のリングに立ってないようですが、
この上映会が呼び水となってクレイジーモンキーのデンジャラスファイトが長岡でも実現できたらと願います。

12月26日『狂猿』長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3186.html

予告編  https://www.youtube.com/watch?v=dFmU-PtPaDc&t=105s

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『東京クルド』『狂猿』長岡上映会 前売券発売開始


© 2021 DOCUMENTARY JAPAN INC.

12月26日(日)アオーレ長岡市民交流ホールAで開催する『東京クルド』『狂猿』長岡上映会の前売券(1000円)を
昨日、アオーレ長岡3Fながおか市民協働センター、文信堂書店、ら・なぷぅで発売開始しました。

今度、『東京クルド』は↓
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3180.html

『狂猿』は↓
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3186.html

こちらで順次、プレイガイドを更新していきますのでよろしくお願いします。

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Just Like Honey



先日、『冬のアルパカ』の原田裕司監督が長岡造形大学の講師として今秋も来岡。
それならばとビューラ先生に二人とも親しい、
お世話になってるSさんと渡里町の蔵で焼き肉パーティーとなりました。

ビューラ先生は大型モニターにYOUTUBEを繋げてエイミー・ワインハウスのライブを流しておりましたが、
そもそも先生が好きなミュージシャンは誰なんですか?
と尋ねたらJesus & Mary Chainのライブ映像を。

ジザメリというと『ロスト・イン・トランスレーション』のラストシーンで流れる「Just Like Honey」、
あの場面だけは良かった、などと思い返しながら、
そもそも日本人が「God Save the Queen」をカラオケで唄ってる姿を半嗤いしながら撮ってることに、
何か国辱モノのような気がし、
年の離れたセレブ男女が異国で互いの孤独を持て余すテーマは、
あんまり関心がなかった覚えがあるものの、
「Just Like Honey」が流れるあのラストシーンだけは良かったと。

というのも市民映画館をつくる会で2004年に長岡市立劇場で上映会を開いたので、
当時、事務所でサントラをよく流してたことも併せて思い出してました。
無論、英語の曲ばかり流れる中、途中にはっぴいえんど が流れて印象に残ったことも。
先生にあの映画を観ましたか?と尋ねたらやはり思うところがあるようでした。

あとSさんに今度『東京クルド』上映会で羽賀友信先生からお話をしていただくと伝え、
このSさんに先日紹介いただいた『峠』の酒井直人助監督、小林茂監督、そして羽賀さんと、
この4人の共通点は高校時代の恩師が共通しているU先生。
どうも長岡高校では伝説的な教師のようで、
たぶん羽賀さんや小林茂監督などの人生を思うとこの先生に多大な陶酔を受けたように思ってます。
さらに長岡向陵高校に異動し陸上部の顧問となったら教え子には五藤利弘監督がおり、
いつぞや街を歩いてたU先生を見つけ長岡アジア映画祭のチラシを渡したら、
広げて見てゲスト参加する「羽賀も小林も五藤も俺の教え子だよ」と得意げに話しておりました。

しかし以前は街中で偶然遭遇し、チラシを渡すとよく上映会に来てくださいましたが、
最近はとんと見かけることもなく、どうしてるか気にかけていたので
Sさんに尋ねたら健在のようなので良かったと思いました。

原田監督はというと『いつかのタカハシ』の続編、
https://vimeo.com/187436510
『もしかしてタカハシ』の撮影を帰京後にクランクインするとのこと。
いつぞや造形大生に自作で傑作だと思う『苦顔』を見せたら、
https://vimeo.com/156359283
下ネタがマズかったのかかなり呆れられたと話してたのに、
今度はタカハシがAV男優となる話だそうで、
やはり原田監督だと思いました。
なんでも都内の某駅前での撮影の許可を警察にもらいに行ったら、
手数料を払ったそうで、そういう仕組みなんだと聞いておりました。

とはいえ久しぶりに原田監督が新作を撮ると聞いてうれしく完成を楽しみに。
いつぞや長岡ロケ映画をまた撮りたいと構想を話してましたが、
今回の撮影を弾みに実現してくださることを。

あとこちらが終電があるので、
後片付けもせずに帰ってすみませんでした。
でもまぁ、それだけ夜遅くまで楽しく歓談をしておりました。

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栄光よりも 刺激をくれ


Ⓒ2021 Jun Kasai Movie Project.

葛西 純
JUN KASAI
1974年9月9日生、北海道出身
プロレスリングFREEDOMS 所属/ プロレスラー
1998年8月23日デビュー
通称: デスマッチのカリスマ
愛称: 狂猿( クレイジー・モンキー)
プロレスラーのなかでも、ごく一部の選手しか足を踏み入れないデスマッチの世界で2000 年代からデスマッチシーンを席巻。現在に至るまでトップの座に君臨、国内のみならず海外での圧倒的な知名度を誇り「デスマッチのカリスマ」と呼ばれている。
2009 年には東京スポーツ新聞社が毎年12 月に発表する日本プロレス大賞で、インディーズであり、またデスマッチ形式の試合にも関わらず、永遠のライバル伊東竜二との激闘がベストバウトに選出されるなど数々の伝説を打ち立てている。

https://kyoen-movie.com/

12月26日 
クリスマスの翌日だけにミニシアター系で今年大ヒットしたラブストーリーでも上映となんとなく浮かんでましたが、
急遽『東京クルド』を上映することとなり、
故郷から逃れて命がけで日々を生きてる二人のクルド青年に拮抗するには、
あの映画は大好きとはいえ同じ東京が舞台なのに生温いような気が段々と重なってきて、
それならば別の意味で日々、命がけでリングに生きるデスマッチファイターの映画で2021年を締めたいと思った次第です。

葛西 純

多分、多くの人は誰だ?と思うハズ、
有刺鉄線はもちろんカミソリ、画鋲、蛍光灯、ガラス、竹串、釣り針とあらゆる痛い凶器を使いこなしながら、
時に自らそれら凶器に突っ込み血ダルマとなって観客の喝采を20年にも渡って浴びてきたデスマッチのカリスマ。

なぜそんなになるまで?という問いに「痛みと血を流すことで生きてる実感を得たい」と応え、
日々、死んだ魚の目をしたような漠然とやりすごすこちらに向けて
「おれっちの傷だらけの背中を見ろ!」と挑発、発奮させる稀有なレスラー。

映画ではお金や名誉よりも、好きなデスマッチで生きる人生を選んだ狂猿の前に、
未曾有のコロナ禍という強敵が立ち塞がります。
滅私奉公と全てを捧げてきたリングでプロレスができない葛藤を経ての
狂猿のメッセージはコロナ禍をともかく生き抜いたこちらに響くハズなので、
改めて2021年の締めとして『狂猿』を上映します。

とはいえ幅を利かすコンプライアンスに抗うかのように本作はPG12というレイティングに指定。
12歳未満の方は保護者の助言・指導が必要だそうですが、
一緒に見なくていいのか?と思いながら
アオーレ長岡側にPG12の映画を上映していいのでしょうか?
と畏まって尋ねたら規定に書いてないのか2週間も待ちくたびれて、
結局上映可というお返事をいただきましたが、
おかげさまで宣伝開始が遅れてしまいましたので、
それにあわせたかのような画像を掲載しました。(冗談です)

12/26 『狂猿』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3186.html
12/26  『東京クルド』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3180.html

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『東京クルド』上映後、羽賀友信「地球広場」センター長よりお話しいただきます。

羽賀センター長プロフィール写真

ウィシュマさん死亡 当時の名古屋入管局長らを殺人容疑であす刑事告訴へ
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4400155.html

昨日のニュース記事で流れてきましたが、
夢を見た絶望の国で誰も助けることができずに亡くなったウィシュマさんの事件を思ったのが、
今回の『東京クルド』上映会を決めた大きな理由なのですが、
その1回目の上映後に羽賀友信「地球広場」センター長より、
日本にとってなじみが余りないクルドについてお話しいただくことになりました。
羽賀先生というか羽賀さんから映画とともにお話しいただくのは担当者にとって、
本当に久しぶりなので快諾いただき嬉しく思います。

1回目の10時20分の回の上映後に羽賀先生の講演を開きます。

羽賀友信

1950 年長岡市生まれ。
世界 66 カ国を訪問し、1980 年カンボジア難民救援医療プロジェクト(現JIC
A国際緊急援助隊)では、主任調整員として国境地帯で病院を運営。帰国後は
長岡市を拠点に多文化共生社会を目指した地域づくり・グローバルな人づくり
に携わり、協働による地域力を世界に向け発信している。
長岡市国際交流センター「地球広場」センター長。まちなかキャンパス長岡学
長。NPO 法人市民協働ネットワーク長岡代表理事。ながおか・若者・しごと機構
代表理事。チーム中越顧問。米百俵未来塾塾長。
中越地震、中越沖地震、東日本大震災、熊本地震の際は外国人被災者の救援に
尽力。外務大臣感謝状、JICA 理事長賞、地域づくり総務大臣表彰、長岡市長表
彰など受賞暦も多数。

『東京クルド』長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3180.html

あと12月26日はもう1本、映画を上映出来たらと思っています。

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『陶王子 2万年の旅』長岡上映会 お客様の感想。



10月30日『陶王子 2万年の旅」』上映と柴田昌平監督×宮尾亨先生対談のお客様の感想を抜粋して掲載します。

『陶王子 2万年の旅』は11月12日(金)まで高田世界館で公開されています。

http://asia-documentary.kir.jp/ceramics/

*2万年の陶磁器の歴史が王子の変遷と共に描かれていったのがとても新鮮でした。
トーク楽しかったです。(70代・女性)

*映画だけですが使っている器を見る目が変わりました。(60代・男性)

*素晴らしい作品で出席してよかった。(70代・男性)

*大変興味深く面白いでした。(60代・女性)

*すばらしい映像をありがとう!
陶芸に興味があった訳ではありませんが
歴史博物館でボランティアをしれおり、
縄文土器などに興味を持っております。
又、宮尾さん、出演・対談、共に楽しませて頂きました。(70代・女性)


*映像は美しく、興味深く心地よく拝見しました。
時間が経つにつれ、自分もその絵の中に入り込んで、楽しみにながら、いろんな疑問を持ちながら体感しておりました。
例えば、なぜロクロ→車輪に?物を回す役割が、どういうきっかけで運搬する道具として発想されたのか。
なぜ、赤、黒、白、青でなければならないのか?
自然界にある色彩から、これを選んだ詳細を知りたい。
また、赤・黒の時代に青などの発想はなかったの?等々。
対談についてもお二人のお話が楽しく、その歴史の中の事柄が良かったです。
それは、例えば、環境(自然)のお話し、日本というその特色について。
そんなよりよい環境の内で、日本の外の人々が文化をつくっていったのはどうしてだろう、、、、
日本人発信、特に文化が世界から遅くなったのはなぜだろう?と思いました。
日本人って昔々からまねっこですよね。それが日本の文化?
発信する・・・というより、フィージョンすることで、日本がつくられていったのかな?と思いました。
権力・技術の象徴(命をかけた)が、商品として扱われて来た「陶」の歴史を見ることができました。
映画のコンセプトがブレてしまうかもしれませんが、それらに日本がどう関わって現在に至るが見たかったので、次回、第2弾をお願いします。

スタッフの方々の丁寧な対応に好感を持ちました。
ありがとうございました。
岩手から来て良い思い出になりました。(50代・男性)

*焼きものの歴史を2万年トータルで考えたことはなかったのでとても楽しかった。(40代・男性)

*ゆったりとした気持ちで見ることができ、私も「陶王子」と共に旅をすることができました。
素敵な作品です。(女性)

*不思議な世界を感ずる映画でした。陶器、陶磁器に関心を持たせて頂きました*。(60代・男性)

*たのしかった。(6歳・女性)

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『プリズン・サークル』長岡上映会 お客様の感想。

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10月30日『プリズン・サークル』長岡上映会 お客様の感想を抜粋して転載します。

*すばらしかった。   (70代・男性)

*向き合うことを支えてくれる存在の必要性をとても感じました。(30代・男性)

*刑事施設、矯正施設の教育、取り組みが多くの方に理解されると思った。(50代・男性)

*とても良い映画でした。コロナ禍で県をまたぐ移動ができない中、市内でこのような映画が観れる機会をいただき本当に嬉しかったです。(40代・女性)

*保護司の方のお話を初めてお聞きしました。よい経験でした。
映画の中のTCで参加者が経験していたセッションについて具体的に(生々しく)描かれていて、すばらしかったです。
前から見たいと思っている映画でしたので、上映してくださりありがとうございました。
次の「東京クルド」も観たいと思います。(50代・女性)

*ワークショップのレベルが高くてびっくりした。
自分と変わらない、むしろ上。
漢字も書け、支離滅裂でなく話し、まれな人たちでないかと思ったが、
犯罪の内容や成育歴を知るとやはり犯罪者だった。
どこが違うのか、暴力を受けて育ったかどうかの違いか。(60代・女性)

*とても見たかった映画をありがとうございます。
社会に広く訴える力のある映画だと思いました。
目の前の人間関係を大切にしたいです。(30代・女性)

*生育環境に対して、彼らの言語能力が極めて高いことにおどろきました。
制作者の方が具体的な問いを投げかけるスタイルもドキュメンタリーとして珍しく興味深かったです。(20代・女性)

*昨年、新潟市のシネ・ウインドで上映されていたのですがコロナの影響で見る機会をのがして、今日見れて良かったです。
暴力の連鎖はよく言われていることですが、あらためて考えさせられました。(40代・女性)

*学校職員、深く心の声をききたいが、とにかく余裕と時間がない。(50代・女性)

*作品はもちろんのこと、その後の感想会でより深められて大変良かったです。
前にも参加したことがありますが、毎回上映会のチョイスがすばらしいです。
スクリーンで大勢の人たちと気持ちを共有できる感じが好きです。(40代・女性)

*立派な作品でした。感動しました。TCに出席していた人たちの出所後の人生がうまくいくことを祈らずにいられません。(60代・男性)

*映画そのものは良かったです。TC、一般の人も気軽にやれたら良いと思う。(30代・女性)

*とても良い映画で深く考えさせられました。
座談会に参加できず残念です。(時間的に、、、、)(40代・女性)

*私もお役に立ちたいすばらしい仕組み、たずさわる人たちです。(70代・男性)

*普段、見ることが出来ない世界に着目したことは大変すばらしい事だと思いました。
これを見ながら一方、被害者はどうなったのかな~?と考えました。(70代・男性)

*心に響く内容で感動しました。(70代・女性)

*私も映画と同じ内容の仕事をしています。
藤岡先生とも一緒に仕事をしていました。
広く市民にこのような映画を上映していただいたことに感謝しています。(50代・男性)

*自分を語れる場所がある、生きていく上での大切な要素だと思う。(20代・男性)

*①時間のかかること-世間に出てからではできない試み。
  ②個対個(カウンセラーorDr etc)は成立しても、その人達が集団(世間、職場、社会)が厳しい。
(50代・女性)

*こういった真面目な上映会を運営していくことは難しい面があると思いますが、素晴らしい映画でした。
会がこれからも発展していくことを祈ります。(60代・男性)

*(今こそ人にやさしい社会を)
私もあのサークルの中にいながら観ていました。
回想法のように自身の子どものころにたどりながらイイもワルイも想い出していました。
60数年の人生、たまたま法に触れることをしなかっただけで?
否、見つからなかっただけなのかもしれません。
「挫折のない人生を歩んでいる人を信じない」と先日、佐高信さんのことばを聞きましたが、
一度や二度の挫折は経験しているわけです。
それはPTSDにこそならずとも、多少のトラウマになっています。
映画の中の彼らは私であり、みなさんの姿でもあるでしょう。
なぜなら同じ時代と社会を共有しているからです。
「なかま」と「やさしさ」に支えられた人間関係をつくれていたら「事件」を起こさずにすんだ気がします。
私はそれがあっただけです。
この映画にある「TC」と呼ばれる取組や他にも被害者と加害者をつなぐプログラムや取り組みがいろいろとあるかと思います。
それらに触れられる機会と知る機会を一人でも多くの人たちが経験できますように!(60代・男性)

https://prison-circle.com/

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ロケ弁!!!



担当者は昨日、谷垣健治監督、ドニー・イェン主演の栃木ロケ映画『燃えよ!デブゴン』以来の、
今回はテレビドラマのエキストラに参加。
この日の出来事はドラマの放映日が決まったら詳細を書けたらと思いますが、
エキストラなのに第一線で活躍するヒットメーカーの監督に直接指導をしてもらい感激しておりました。
しかもすぐ目の前にはあまりのスタイルの良さに驚愕するほどの正真正銘のアイドルさんがいて、
これは神イベントではなかろうかと。

エキストラの楽しみの一つがロケ弁ですが、しっかりといただきました。
このロケ弁を捻出するのも大変だと想像したのでご馳走様でした。
とても美味しかったです。

これから過酷な肉体労働が待ち受けてますが、昨日のロケ現場で目にしたアイドルさんを思い出せば我慢できるハズ。

などと書きながらこの現場はバレバレだよな、と。
楽しい現場でした。ありがとうございました!

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『峠 最後のサムライ』 酒井直人チーフ助監督



10月30日 『プリズン・サークル』上映後、お世話になってる小林茂のOタスケ隊メンバーであり、
高校時代の小林茂監督の同級生であるSさんが画像の恰幅のいい男性を紹介してくださいました。

「彼が酒井直人だよ」
えっ?『峠』の助監督の!

小泉堯史監督作全てのチーフ助監督を務める酒井直人氏。
二人とも黒澤明監督のお弟子さんで、いまや黒澤監督の現場を知り、遺志を継いで映画つくりに勤しむ稀有な映画人。

酒井助監督については折に触れてSさんとともに同級生だと小林茂監督のお話に登場し、
小泉監督作が長岡で公開されると小林監督は必ず足を運んで観賞しているようで、
どんな方だろうと思っていましたが、
目の前に現れたのはまさに映画を“シャシン”と呼びそうな“カツドウ屋”の匂いが。

チーフの助監督とは監督の意図を汲み取り現場を作り上げていき、
さらに現場をまとめてベストに導いていくイメージがあり、
いわばチーフ助監督が映画つくりの左右を決める重要なポジションだと過言でなく思い、
その責任ある仕事をこれまでこなしてきたような風格を確かに感じました。

こちらは『峠』のエキストラ募集は朝が早いという情けない理由で諦めてしまいましたが、
上映会では『峠』のチラシをお客様に配布していたので、
すかさず酒井助監督に手に取ってもらい1枚パチリと。

「『プリズン・サークル』どうでしたか?」
などと尋ねると「とても良かったよ」というお返事の後に、
「坂上香監督をよく知ってるんだよ」と意外なお返事が。

生粋のカツドウ屋とドキュメンタリー一筋の女性監督のどこに接点があるんだろ、と思いました。

『峠 最後のサムライ』はご存じのようにコロナ過で何度も公開が延期。
来年無事に公開されてほしいものだと、酒井助監督にお会いしたおかげで余計に思いました。

公開前に『峠』のイベントで酒井助監督がゲストで呼ばれてお話しをする機会が多々あるかと思います。
担当者は郷土の英雄・河合継之助が主人公の『峠』の映画化を小泉監督に進言したのは、
長岡出身の酒井助監督だと睨んでいるので機会があれば尋ねてみたいと思ってます。

しかし以前にも書きましたが黒澤明監督の現場で映画を学んだ酒井直人助監督と、
現代のドキュメンタリー映画界の良心でもある小林茂監督が、
高校時代に共に同じ教室で学んでいたのは、その図を想像すればするほど凄い話だと。

酒井助監督、観に来ていただきありがとうございました。
『峠 最後のサムライ』とても楽しみにしています。

https://touge-movie.com/

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表現の自由を守るということ。



10月30日 『プリズン・サークル』上映会

ウィルながおかの登録団体の活動を掲示するパネルは、
このフォーラムイベントで今回、3回目のハズ。

ホワイエ(ロビー)に何げなく展示しすぎているので、
お客様はほとんど目に留まらなかったであろう、
この2枚のパネルをここに置くだけのことで難問が立ち塞がり、
これはイカンと様々な人が束となり、
ヘトヘトになるほど今回大変な思いがあったことを記しておきます。

確かにここで要求を飲んだら、今後なし崩しとなるような空気なので、
この2枚のパネルが表現の自由を守った防波堤のように見えたりします。

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「トーキンアフリカ&チャリティバザール」



JICA新潟デスク関連の皆様と協力して「トーキンアフリカ&チャリティバザール」を11/21(日)にアオーレ長岡で開催します。
昨年はコロナにより「アフリカンフェスタ!」を開催できませんでしたが、今年はパンデミック状況下なりに工夫したアフリカンミーティングになります。
アフリカについて貴重なトークと、インターナショナルなバザールをお楽しみください!
アフリカンフェスタで支援してきたモヨ・チルドレン・センターの松下照美さんは現在療養中のため参加は未定ですが、モヨと松下さんを支援してきたみなさまはお集まりいただけますよう、ご予定をご確認いただけませんでしょうか。
詳細は今後アップしていきます。

https://africa-nagaoka.jimdofree.com/


https://www.facebook.com/AfricanfesNagaoka
↑アフリカンフェスタ! in ながおかからのFACEBOOKから転載しました。
会場はアオーレ長岡のホワイエ。
イベントにはケニアの松下照美さん主宰の「モヨチルドレンセンター」に売り上げの1部を寄付するチャリティバザール、
JICA海外協力隊経験者や長岡技術大学の水の浄化システムの活動報告、
県内在住のアフリカ出身者による文化紹介等々、
アフリカについて知って語る1日になるかと思います。
(入場・参加費無料)

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私たちは有限の失敗は受け入れなければならない。しかし無限の希望を失ってはならない。



10月30日 『陶王子 2万年の旅』上映会

『千年の一滴 だし しょうゆ』以来もう6年ぶりになるのか
柴田昌平監督は奥様である大兼久由美プロデューサーとともに長岡入り。
楽屋では『陶王子 2万年の旅』上映後の対談相手の宮尾亨先生と打ち合わせのハズがいつしか火焔型土器談議に。
というのも担当者がこの映画、そしてこの対談を意識して、あちこちの博物館へと火焔型土器巡りをしたと話すと、
火焔型土器、火焔土器、火炎土器について宮尾先生からここでは書けないようなレクチャーを受けて、
そのままの勢いで対談に突入。

対談では柴田監督からこの映画の成り立ちについてお話しした後に、
宮尾先生の聞き手となって深~い縄文話へと突入。
しかしそれが決して専門分野に偏ったものでもなく、
映画を観た後に、さらに為になる話が続いて全く飽きさせないものでした。

一通り対談を終えてお客様からの質疑応答も陶器、磁器、陶磁器について濃い質問から、
陶王子とのんさんの起用について、
またご両親に連れられてきた、というよりも自身が観たくてご両親とやってきたのか、
小学生の女の子のシンプルな質問まで、用意した1時間の枠があっという間に終わるほど。
ちなみに女の子は「お二人はどんな土器が好きですか?」
というものでこれに対して宮尾先生は
山梨県立博物館に展示されている桂野出土の曽利式土器、口縁欠、胴部のみの渦巻文と
東京都埋蔵文化財センター収蔵、平尾出土の堀之内式土器、無文(注・常設展示はされてないもよう)と
お返事した後、「コロナが収まったらご両親と旅行で行ってください」と。

ちなみに担当者はちょっと、質問が空いた時に宮尾先生にあちこちの博物館で見た中で
津南のなじょもんで目にした火焔型土器が一番気に入りました。
などと話すと「いいセンスしてますねぇ」と褒めていただき、
あの土器が素晴らしいというのは的外れでなかったと嬉しく思いました。

ただアンケートにトークは良かったけどどのくらいの時間かを事前に教えてほしいと最もなことがか書かれており、
確かにそれはマズかったと反省いたしました。
すみません。

そのアンケートには他に盛岡から来た方が熱心に感想を書かれており、
盛岡から、この上映会を知ってわざわざ足を運んで観に来ていただいたのか、
たまたま長岡に遊びに来てて上映会があると知って来たのか、
どうもニュアンスから前者のようで恐縮とともに長岡の秋を楽しんでいただけたでしょうか。

実は上映後、お酒もほどほどに監督を囲んで懇親会を開いたのですが、
宮尾先生の博物館に関しての深刻な話に柴田監督が顔をしかめながら熱心に聞いてたのが印象的でした。
旅から旅の中でその土地の賢者の貴重な話に耳を傾けるという、
柴田監督の映画つくりの一環を目にしたように思います。

とはいえ深刻な話ばかりでなく某大学で映像を教えている教授も参加し、
柴田監督に熱心に質問と感想を述べていたのは、
次第にお二人が意気投合していく様を見ているようで楽しかったです。

柴田監督と大兼久プロデューサーからは映画上映のお礼を言われましたが、
それはこちらが言うセリフだと思いました。

このお二人から担当者は大変お世話になっているので、
なんだかんだとお二人のおかげで上映会を続けているようにも思います。
次回作『百姓』でも、またこちらで上映をさせていただけたらと願います。

柴田監督、宮尾先生、大兼久プロデューサー、この度は本当にありがとうございましたと改めてお礼を。

件名は来場者全員にお配りした「陶王子」おみくじで担当者が引いた大吉に書いてあったキング牧師の格言。
しばらく胸に刻もうと思いました。

『陶王子 2万年の旅』公式HP http://asia-documentary.kir.jp/ceramics/

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[どうすれば暴力に頼らない世界を作っていけるか] 坂上香監督からのメッセージ



10月30日『プリズン・サークル』長岡上映会

一夜明けてみれば、まだはてなく地獄が続くようで暗澹たる思いの中、
それでも香川1区で示された良心が、今後全国に広まればいいなと僅かな希望とはいえ思いました。

とはいえ弱者により一層厳しい「DV社会」となるのは間違いないと言っても過言でない中、
本当にこじつけですが『プリズン・サークル』で映された自分の思いを放ち受け止めてくれる場が、
一層必要ではないかと思い返しております。

『プリズン・サークル』をご覧になられた方は承知のようにDVD化も配信もまずされないと思います。
しかし今後さらに必要とされる重要な映画になると思い、各地で上映会が開催されることを期待します。

ちなみに『プリズン・サークル』には坂上監督と懇意だというビックリした方が観に来てくださいました。
誰かはいずれまた。

『プリズン・サークル』公式HP https://prison-circle.com/

以下、長岡上映会に送っていただいた『プリズン・サークル』坂上香監督・プロデューサーのメッセージを掲載します。
坂上監督、改めてありがとうございます。

===================================================

長岡アジア映画祭実行委員会の皆様、および本上映会にご参加の皆様、プリズン・サークルを上映してくださり、心より感謝しております。
本映画は私自身が30年近く関心を持ち続けてきたことの延長線上にあります。
それは、「どうすれば暴力に頼らない世界を作っていけるか」という問いです。
本映画は制作に10年かかりましたが、その間常に感じていたのは、彼らの生育過程で起こっていたことは、紛れもなく私たちの足元で起こっている事だということでした。
問題がただ見えていなかっただけ。登場人物たちは私や私の家族や友人であった(ある)かもしれない——。
また、映画は彼らの生活や人生のごく一部しか切り取ることができません。
彼らの人生は今も続いており、今まで抱いてきた葛藤が刑務所で完了したわけでも、問題が消滅したわけでもありません。
映画の「その後」を、ぜひ一緒に見守ってください。

坂上 香(「プリズン・サークル」監督・プロデューサー)

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