『共犯者たち』予告編 アオーレ長岡大型ビジョンにて放映中!
威勢のいい件名ですが、今回の『共犯者たち』の予告編については
大型ビジョンを管轄する長岡市役所の某部署より放映について“政治的”な理由で「待った!」がかかってきました。
これまで米軍基地、原発、従軍慰安婦、被差別部落を題材に決してウェルメイドではないものの、これらはいづれも抑圧された側に立ち、その思いをくみ取ってきたドキュメンタリー映画、言葉を言い換えればいずれも“政治的”な映画を上映し、その予告編を大型ビジョンで流していただき有難く思ってきましたが、なぜ今回の『共犯者たち』がダメなのか?
そもそも大多数の映画は“政治的”な側面があるのではないかという思いがあり、
例えばこちらで紹介した『記者たち』は新聞記者を主人公にした否応なく“政治的”な映画だと思いますが、
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2266.html
この上映会を開く際も予告編放映について「待った!」をかけるのか?
担当者はこれまで上映してきた三上智恵監督作の米軍基地三部作の方がよほど“政治的”に映りますが、あれはよくてこちらはダメという線引きの権限は誰が覚悟をもって決めてるのか?
「待った!」をかけてきたのは人を介してなので、とりあえず予告編のどこがダメなのかきちんと文書で示してほしいと伝えてから電話で先方の担当者と話したところ
「上司が了解したので流してます」とのこと。
いささか拍子抜けをし、結局どこがマズイのか今後のこともあるので聞かせてほしかったと思ってます。
とはいえ、このご時世で内心いづれこういうこともあるだろうと構えてましたが、放映中止とまでいかなくても、それに近いことが現実に起き、いづれアオーレを借りての上映会も検閲が入るんじゃなかろうかと、笑いごとでない予感が外れますことを。
人から聞いた好きな話で新潟市でもう何十年前に公共施設を借りてチャップリンの映画上映会を企画した人がいて、管理をしているお偉さんがチャップリンはおそらくドタバタ映画というイメージしかないため中止を求めたそうで、それを聞いた主催者が「チャップリンにクレームとはヒトラーか」と反論し、ちょっとニヤリとしてました。
もし電話で終わらず直接、今回の先方の担当者に会ったら開口一番、
「この映画の存在を知らせないようにするとは皆さんも『共犯者たち』ですか?」
などと冷静に話そうかと思ってましたが滑ってしまうような。
いづれにしても誰への忖度なんだろうかと。
『共犯者たち』予告編 https://www.youtube.com/watch?v=u4VoI4KT1vI
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*『共犯者たち』長岡上映会日時 6月28日(金)①15時~ ②19時~
19時の回 上映後 新潟国際情報大学国際学部 吉澤文寿教授講演
「映画で観る韓国民主化の系譜 たたかうジャーナリズムを考えるために」
会場 アオーレ長岡市民交流ホールA
主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
電話 09045204222 e-mail [email protected]
HP http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/
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