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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

2021年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2021年09月

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古舘葵生誕祭2021 つづき



昨日のつづきで17歳となった“古舘葵生誕祭2021”の感想を。

あおちゃんはNGT48内のユニット、Smoreとちっちゃいもんクラブの両方を兼任。
この日は前半にSmoreに、後半にちっちゃいもんクラブのステージがあって、
まさに主役はあおちゃんということでいつも以上にニコニコ.
こちらも見ていてやはりニコニコとなっておりました。

何しろ初めての生誕祭だけに「ずっとここにいたい」
生誕祭がやれてアイドルさんは運営やファンに認められたっていう意味があるような。

この日、他のメンバーは綺麗なお姉さん系と茶髪が入ったヤンチャっぽいメンバーが多い中で、
純真にアイドルらしいルックスなのはあおちゃんという印象を受けましたが、
何しろ最年少メンバーなので末っ娘というか妹という感じで、
ファンはもちろんメンバーから愛され、時にいじられながらも愛情が注がれてることを実感、
とはいえこの公演の白眉でスピーチというらしく、
生誕祭の主役メンバーが自分の言葉で決意を述べる場面、
あおちゃんは「NGT48として朱鷺メッセのステージに立つ」と力強く夢を語ってました。
これは自身、最年少ということを自覚しかなり踏み込んだ発言のように思いましたが、
それも新曲の選抜メンバーに力及ばず落選しとても悔しかったのに、
ファンの皆さんが一緒になって悔しがり支えてくれたことが大きな励みとなって、
いわば応援してくれるファンがいるからこそ17歳は積極的に前へ出ることを目標という趣旨に捉えましたが、
こりゃ、あおちゃんの夢が叶った朱鷺メッセ公演は行かなきゃならないだろうと。

とはいえMCやSHOWROOMの配信を見る限りでは17歳の割には幼い印象を受けますが、
被爆ピアノを演奏してる姿はしっかりとしギャップを感じていたので、
このスピーチの姿が実際のあおちゃんのように思いました。
末っ娘だからいろいろと気を使うように思うし。
実際、この公演を見てると手紙が贈られたお母さんからしっかり教育されたようで、
集合時間の10分前にはすでに到着してる、
ほかのメンバーに振り付けを教えている、
そもそも中学二年生で東京から新潟にやってきて一人暮らししながらアイドルを目指した、
なんていうのは相当根性が入ってるんだろうと。

でもその反面、深夜はテンション高い、
汗っかきでしかも枝豆のにおいがする、
変顔しないとえくぼが出ない、
などという愛すべきエピソードも明らかに。

いづれにしてもNGT48が本当に好きで全てを捧げてる、
無論ほかのメンバーの皆さんもそうでしょうが、
この劇場に来てほしいと力強く話してることを聞き、
日々、汗と涙が流れ落ちてるこの劇場のステージが更に神聖に映りました。

とはいえ密かにサプライズでピアノを弾いてくれるんじゃないかと思いましたが、
そういう演出はなかったため、
余計に被爆ピアノを演奏する姿が貴重に思いました。

あとこちらは基本クソDD(誰でも大好き)なので、
今回ナマで本当に輝いてる他のメンバーも目にし、
特に藤崎未夢さんのスタイルの良さに驚き、
本間日向さんのさすがのエースの風格、
プロレスで言えばメインイベンターの如き風格は目にして良かったです。
また長岡や小千谷出身のメンバーもいることを知りました。

最後はステージに全員揃ってのお見送り。
これがあると知らずに気まずく思ったのは、
この日まさか劇場に行けるとは思わず、
RYUTistのTシャツを着ていたのでこりゃまずいと。
たぶんそんなことを気にする人たちじゃないと思い、
俯くところを眩しすぎる皆さんを目にしないのは大損だと
ここはきちんと目にしなければと見上げておりましたが、
最後はあおちゃん、はたしてこちらを覚えているだろうかとヒヤヒヤしましたが、
こちらを見つけてなぜここに?と驚いた表情となり、
こちらは見上げて踵を返したのはまるで『ローマの休日』のあのラストシーンではないかと自画自賛。

それはともかく良かった。
現役のアイドルさんでこちらを認知してるのは
たぶんRYUTistの4人とカナビスのりっすんくらいになったからなぁ。
ここにあおちゃんが加わってくれました。

画像は劇場のロビーに展示してあった「被爆ピアノ演奏会と『おかあさんの被爆ピアノ』上映会」の
あおちゃんのサイン入りポスターです。
もう終わったイベントなのに大切に飾ってくださってるようで、ありがとうございます。

今日で今年の夏は終わりますが、酷いことが多々あったものの、
いい夏だったとあとで振り返ることができるハズです。

あおちゃん、更なる飛躍を!!

と、ここで終わるハズが今朝、担当者がかつて一推しだったモー娘。の某メンバーが、
引退後に某ロックバンドのボーカルの嫁さんになってたことを知りました。
他のモー娘。やハロプロのメンバーが結婚しても余裕で目出度いと祝ってたのが、
やはりガチ推しのためか朝からどんよりしていたものの、
一回だけの握手会の際に満面の笑みで微笑んでくれたあの笑顔を思い出したので、
あれでこの先も生きていけると思いました。
所詮アイドルさんとヲタクが交差するのは互いの人生のほんの一瞬の「借り物の時間、借り物の場所」での出来事。

おめでとう!えりりん!!
この場を借りて。

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古舘葵生誕祭2021



7月25日の「被爆ピアノ演奏会」でNGT48の一員として忙しい日々ながらも、
この日のために一生懸命練習し弾いていただいた古舘葵さん(愛称あおちゃん)を目にし、
これはぜひ今まで素通りしていたNGT48の劇場へ行ってあおちゃんを応援せねばという心境に、
劇場のスケジュールをHPで見たら8月29日に“古舘葵生誕祭”が。

担当者が初参戦するならここだな、
とまずスマホから申し込みに必要なIDを取るための手続きを費やし送信、
しかしメールにはキャンセル待ちとの返信が。

まぁ、そりゃそうだよな、生誕祭はアイドルさんとファンにとって特別な時間、
これまで一生懸命あおちゃんを応援してきたヲタさん優先であって、
新参者が入るのは先人達に却って失礼だと思いきっぱり諦めて
この日は『シュシュシュの娘』『ハンバーガー・ヒル』と梯子した後にメールを見たら、
キャンセルが出たため繰上当選しましたとメールが。

しかし公演は17時からで当選メールを知ったのはすでに16時半。
幸いシネ・ウインドとラブラ2は歩いて10分もかからないものの、
こちらは劇場初体験なので、そもそもどうやって入場するのかわからず、
とりあえず劇場に行って入口にいる案内のお姉さんに初めて来たことを強調、
するとお姉さんはスマホでHPからログインしてマイページを出して下さい、
などと言われたもののIDとパスワードがすぐさま思い出されず、
確かメールで届いてたハズと遡って確認、パスワードは大文字小文字で、
暗唱しながら打っても慌ててるのでうまくいかず、
入口前でみっともないわ、と思うと余計にうまくいかず、
相当焦った後になんとか無事にログイン、
それをお姉さんに示したら当選を確認し、
次は顔認証のために写メで自撮りしサイト内へ送信とのこと。
ここでマヌケ面を自撮りするとはと思うと余計にマヌケに思ってなんとかクリア。

次に通されたのが受付らしく、免許証を提示し顔認証の確認と入場料を払って、
ようやく劇場扉前へ、しかし水分補給が欠かせないため手にしてるペットボトルを見た係員の方が、
劇場内は持ち込み禁止との指示があり、ロッカールームに預けてくださいとのこと。
なんだか障害物競走のように思って荷物を入れたあとに、
不審な金属物を持ってないか身体検査をしてようやく17時ちょうどに入場。

席は最後列で立ち見だけど動画でよく目にしたステージ、
ここでたくさんの汗と涙が流れ落ちたであろう神聖なステージが正面に、
それに両柱にモニターがあるので不満などさらさらなく、
そもそも特別な日に入場できるだけありがたいと見まわしたら、
椅子席は一席ごとに間隔が、
立見席も疲れたらきとんと座れるよう椅子があり、
こちらも両隣が開けて合ってきちんとソーシャルディスタンスが。
劇場内はコロナ禍前によく行ってたRYUTistのホームより一回りくらい、
プリエクのホームだったゴルピのイエローより三回りくらい広く、
ちょうどいい感じかなぁ、と思っていたらライトが輝き開演となりました。

右も左もわからない、おのぼりさんを無事に入場させてくださった係員の皆さん、ありがとうございました。
ここまで結構費やしたので(つづく)

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シュシュシュの娘



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3094.html
↑こちらで紹介した入江悠監督『シュシュシュの娘』をシネ・ウインドで観賞。

スクリーンがスタンダードとなって赤茶けた風土に送電線が刻印のように登場したのを観て、
これは入江監督が背水の陣で挑んだ『SRサイタマノラッパー』と、
このコロナ禍でどうしても撮らなければという意気込みの本作は地続きなんだと思いながら観ていると
そんな気負いは抑えめに地道に生きてきた女子がチクワとシュシュシュで
文書改竄、移民排除、市民ファーストの小池市長と今の日本の縮図のような社会に鉄槌を下す痛快作。
と、同時にずっと寝たきりだけど闘志を燃やし続ける宇野祥平さんに釘付けでした。

とはいえかつて「必殺仕事人」にはこんな形で世相を、
例えばリクルート事件なんかを取り入れ風刺したエピソードが何度も登場し、
仕事人達が留飲をさげていたけど、
今はすっかりそんなテーマはテレビドラマで影を潜め、
入江監督も商業映画では難しいとのことで
今回の自主映画で取り入れた旨のインタビュー記事を読んで
いづれは商業映画でもこのテーマで骨太な映画を撮ってほしいと望みます。

ところで柏崎刈羽原発近くの国道を行くといつも東京へと電気を送ってたという送電線が目につくけど、
入江監督作で目にする深谷のあの送電線は柏崎から続いてるんだろうか。

本作の公開とともに入江監督は公開する全国のミニシアターへ舞台挨拶行脚を敢行、
シネ・ウインドへは8月26日に来館。
残念ながらお仕事で行けずにいましたが、目にしたらオーラにやられてただろうと。
シネ・ウインドでは9月10日まで公開されています。

入江監督、韓国で映画を撮ったようで楽しみに待ってます。

ちなみに『シュシュシュの娘』の後は公開時避けてた『ハンバーガー・ヒル』を観賞。
アメリカはまた同じようなことを繰り返すのかと暗澹に。
その後はブロッコリーつながりの現場へ。

https://www.shushushu-movie.com/

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ウィルながおか20周年記念事業 登録団体活動紹介パネル



今年は10月30日に『プリズン・サークル』上映会で参加するウィルながおかフォーラムイベント。
そこで活動紹介パネルを作成してくださるそうなので、ワードに昨秋の『人生をしまう時間』から、
10月30日の『プリズン・サークル』『陶王子 2万年の旅』までのポスターやら記念写真をペタペタ貼っておりました。
全くの素人仕事なので見返しても恥ずかしいシロモノ、こういうことが得意な方にお願いできたら。

締切は昨日というので昨日の23時過ぎにネカフェに潜り込んで作って添付しメールで送信しましたが、
たぶんウィルながおかの方がうまくまとめてくれると思います。
何も返事が来てないので察してくれているのだろうと。

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踵を鳴らせ!



7月25日にを終えてほぼ精も根も付き、その後の猛暑で完全にバテテしまい
レターボックスのあるながおか市民協働センターも顔出しづらくこともなったことも含め、
しばらく長岡に行くことを辞めていたのですが、
次回上映会の準備など、もろもろのために久しぶりに足を運んでレターボックスを開けたら、
「被爆ピアノ演奏会」に参加し、弾いてくださったNGT48の古舘葵さん(愛称あおちゃん)から
演奏会に参加した直筆のお礼状とメッセージとサイン入りのCDが届いておりました。
結構前に届いてたようで、知らずにいて本当にこれは失礼いたしました。申し訳ないと。

直筆の礼状は被爆ピアノを演奏した経験からアイドルとして自分なりに原爆について考えて伝えていきたいと、
かなり真面目に書かれておりましたが、
いや、あおちゃん勿論大事だけどそんな肩ひじ張らずにと読んでて思ったりと。
でも長年、ドルヲタやっててアイドルさんからチェキでなく直筆のお手紙をいただいたの初めてなので大切にいたします。

CDはNGT48の新曲「Awesome」のジャケットにカップリングの「踵を鳴らせ!」をぜひよろしくお願いします、と。
「踵を鳴らせ!」は新潟アルビレックスBBの公式応援ソング。
この曲を歌ってる劇場の動画を見るとあおちゃんはセンターの右隣をキープしているんで、
これは気合が入ってるだろうと。

当然、アオーレ長岡でのアルビレックスBBの試合のハーフタイムでメンバーとともにいづれ登場するだろうから、
これはいづれ行かなければと。
しかし以前、女子リーグの試合にAngel Generationがハーフショーを行い、
当然先輩のヲタさん方はエンジェネ目当てに行き、ついでに試合も見たようですが、
こちらはバスケなぞそもそも興味もなくエンジェネ見るだけでこの入場料はと躊躇し断念した経緯が、
さらに元RYUTistのわっかーがアルビのチアになったと聞いても頑なに行かなかったこちらを行ってみようか、
などと思わせるあおちゃんの勝ちです。

あおちゃん、本日はTIFに続くアイドル達の一大イベント“@ JAM EXPO”にNGT48の
エース、おぎゆか、りか姫、ひなたんなどとともに選抜メンバーに抜擢されて
横浜アリーナのステージに立ったようです。

おめでとうございます!これからも更なる飛躍を!!
(CDとお礼状ありがとうございました)

NGT48 踵を鳴らせ!
https://www.youtube.com/watch?v=9sDjdaXxp6Y

↑いつぞや楽天イーグルスの応援歌に「THE マンパワー」などという世紀の怪曲をモー娘。に歌わせてたつんく♂Pに比べると、
さすが秋元先生、応援歌らしい応援歌に仕上がってます。

| 未分類 | 22:06 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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Shine A Light



「へぇー、ストーンズが市立劇場に来るんだ」

以前に何度も書いたかと思いますが2009年5月24日に市民映画館をつくる会主催で長岡市立劇場にて
マーティン・スコセッシ監督『ザ・ローンリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト』上映会を開催。

当時の長岡市立厚生会館前に立て看板にポスターを貼って掲示してたら、
それを目にした方が本物のストーンズが長岡市立劇場でコンサートを開くと勘違い、
いやいくらなんでもストーンズが来るワケないでしょう、と心の中で突っ込んでおりました。

そんな思いが再燃したのは昨日朝にドラマー、チャーリー・ワッツの突然の訃報を聞き、
以降昨日はずっと偲んでおりました。

担当者はストーンズに入ったの「アンダーカヴァー・オブ・ザ・ナイト」からで、
当時から白髪のお爺ちゃんのような印象を抱き、
ミックやキースのいかにもなロック野郎達に交じってなぜお爺ちゃんがいるのか?
それも体力的に一番過酷な印象を受けるドラム担当ということで謎めいた存在でしたが、
実はミックもキースもチャーリーの刻むリズムに合わせてプレイをしてると知り、
ストーンズのライブのカギをデビュー当時から握ってたという、
最強のロックバンドになくてはならない存在だと。

他にも酔っぱらって暴言を吐いたミックを一発でのしたとか、
70年代にヘロイン中毒になったものの、よりによってあのキースがやめるように諭したとか、
さすがに58年も同じバンドをやってれば数多のエピソードが。

ご本人は寡黙な英国紳士というイメージは崩さずにいたものの、
『シャイン・ア・ライト』の中でこのチャリティ・コンサートの主催者クリントン前大統領の家族や仲間との
フォトセッションに「いつまでやるんだ」とマネージャー相手に辟易したり、
昔のインタビューが流れ「ストーンズで一番紳士といわれるが」と尋ねられ
「くだらないね」と一蹴したりと、やはりロックスターであることが垣間見えました。

しかし『シャイン・ア・ライト』って冒頭、クリントンも巻き込んでストーンズとスコセッシがコントをやってるのを
記録してる意味で凄いもんだし、
そもそも下品な歌ばかり歌ってたストーンズとアメリカ大統領が組むなんでのも、
昔なら考えられないことではないかと。

チャーリー・ワッツの死を受けて「ストーンズは終わり」とピーター・バラカン氏がインタビューに答えていますが、
https://www.asahi.com/articles/ASP8T6VB1P8TUCVL01S.html

確かに『シャイン・ア・ライト』の別テイクでチャーリーのプレイをずっと収めた↓こちらを見ると納得、

Charlie Watts / Jumpin' Jack Flash
https://www.youtube.com/watch?v=CL614PU-EQE&t=2s

まさに圧巻、という他はなくストーンズは今秋にツアーを再開する予定、
最大の危機を乗り越えて転がることができるのか否か、
というかニューアルバムは録音してたようなので先にそちらを出してもらえないでしょうか。

改めて偉大なドラマー、というかまだ本当に逝ってほしくはなかったチャーリー・ワッツに深い敬意を。
時代が変わっていく只中なことを痛感します。

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10/30 『陶王子 2万年の旅』上映後 柴田昌平監督×宮尾亨先生 対談決定

柴田昌平_撮影 元木みゆき201501撮影 元木みゆき

10月30日(土)アオーレ長岡市民交流ホールAで開催する映画『陶王子 2万年の旅』上映後に
映画の中で火焔土器について解説する宮尾亨先生(新潟県立歴史博物館・研究員)と柴田昌平監督の対談が決定しました。
柴田監督は長岡にやってきて歴史博物館で宮尾先生に縄文土器について取材し意気投合、
その流れで火焔土器について映画の中で宮尾先生は解説、場所は歴史博物館かと思いきや、
津南町の農と縄文の体験実習館「なじょもん」だそうなんで、
これはなじょもんまでポスター貼りにいづれ行かなければ。

詳細が決まりましたらまたこちらに掲載しますが午後に上映した後に対談になるかと思います。
ぜひご期待ください。

柴田 昌平(しばた・しょうへい)

1963年東京生まれ。映像作家。
初監督作品『ひめゆり』(2006)は、キネマ旬報ベストテン文化映画1位など8冠を受賞。フランスとの国際共同制作ドキュメンタリー『千年の一滴 だし しょうゆ』はヨーロッパを中心に世界各地で上映された。映画『森聞き』(2011)の他、ドキュメンタリー番組も数多く制作し、NHKスペシャル「クニ子おばばと不思議の森」や「世界里山紀行 フィンランド・森・妖精との対話」など、海外で受賞した作品も多い。NHK、民族文化映像研究所を経て現在は、映像製作会社プロダクション・エイシア 代表。

公式HP http://asia-documentary.kir.jp/ceramics/
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=-9cMkORXCeg

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被爆ピアノの活動に共感



FBでSさんが、メッセンジャーでCさんが教えてくださいましたが、
今朝の新潟日報の投書欄“窓”で被爆ピアノについて朝倉志保子さんの投書がまた掲載されました。

また、というのは↓こちらに紹介したように以前にも投書が採用されておりました。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1851.html

朝倉さんは長岡教会で開いた最初の被爆ピアノ演奏会に参加した際、
被爆ピアノを見つめ慈しむように触れていたことをよく覚えています。
以後、長岡で演奏会がある度に参加、
ついには自ら地元でもちろん矢川さんをお招きし被爆ピアノ演奏会を主催してしまったほど。
先月25日のリリックホールで演奏会ではもう慣れてて緊張もしないだろうからと、
一番バッターにお願いしました。

朝倉さんはあとで感想を伝えてくださり、
若い人が多く演奏しているのを見て矢川さんの平和の種まきが
受け継がれてることを喜んでいました。

以下、記録も兼ねて書き写します。

*被爆ピアノの活動に共感

新潟市西蒲区 朝倉志保子 (56) 主婦

 本紙「まいにちふむふむJ」で、今月は県内の各所で被爆ピアノの演奏会や映画「おかあさんの被爆ピアノ」の上映会が開かれることを知り、心強く思った。
 
 私が3年前、長岡市の教会で初めて被爆ピアノに出合った。自らトラックに被爆ピアノを積んで全国を巡っている調律師、矢川光則さんの地道な活動に心を打たれた。きっと本県でも、そんな矢川さんのひたむきに平和の種をまく姿に周りの方々が共感して、被爆ピアノを囲むひとときが得られているのだろうと思う。

 長岡市で先月開かれた被爆ピアノの演奏会に、主催者の方のお誘いを受けて参加することができた。控室で大学に通う若い女性と話をしていると、彼女の実家は宮城県とのこと。東日本大震災の時は、かなりの揺れだったそうだ。そんな経験が彼女を被爆ピアノに引き合わせたのだろうか。

 以前、矢川さんと映画の監督を務めた五藤利弘さんが「被爆ピアノは運命を変えるピアノ」と話していた。私もそうだ。

 昨年末に右手首を骨折し、手術・リハビリを経験しても、また被爆ピアノの前に座ることができた。

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井上淳一監督 キネ旬Reviewに参戦



『大地を受け継ぐ』の上映とともに熱いトークをしていただいた井上淳一監督が
キネマ旬報の星取表、キネ旬Reviewの執筆者に今号から参加しています。
古のシティ・ロードの星取表の名残があることも含めキネ旬の連載で毎号楽しみにしているコーナーに
お招きした監督が健筆をふるうのは楽しみが増えました。

日本映画を担当するようで今回は偶然なのかすべて知ってる監督だそうで、
やりにくさもあったかもしれませんが作り手の視点から同業者へ敬意を払いながらも、
決して忖度はしないことが伺えます。

http://www.kinenote.com/main/feature/review/newest/p2.aspx

何しろ初っ端に弟弟子というか盟友・白石和彌監督の新作『孤狼の血 LEVEL2』を
映画のウソが描ききれてない旨で辛口に。
本作はこのレビューを読む前に観賞していたので、こうして弱点を指摘してるのを読むとなるほどと。
それも今回は特集号でもあるのでいい意味でバランスを感じましたが。

この映画、鈴木亮平が悪魔が乗り移った如しの極悪ぶりが凄まじく強烈だったものの、
例えば『悪魔のいけにえ』のレザーフェイスに幼少期のトラウマが描かれてたかというとそうではなく、
何の背景も説明もなくチェーンソーとともに襲ってくるから怖いわけで、
本作の出自、原爆や在日だからと説明し憐みを誘うのはどうなのか、
これも前作の部落とともにヤクザの出自として避けられない視点を白石監督は選んだのか、
それならば狂乱ヤクザの先を行く『仁義なき戦い 広島死闘編』の大友勝利や、
『仁義の墓場』の石川力夫にはそういった背景は描かれてたのか?
などと観終えても未だ咀嚼しているので、いろいろ楽しめました。

あと松坂桃李は『新聞記者』に出演してヘタしたら干されると言われたのが、
順調にキャリアアップしていてそれは本当に良かったと
『万能鑑定士Q』のエキストラに参加し隣にいたので驚いた担当者は思ったりしています。

ちなみに先のレビューに井上監督の下段で同じく新参加の女性は映画研究家が肩書のようで、
あまり作り手に敬意を感じないのか、やけに上から目線なのは結構新鮮味に思いました。

ただ吉田鋼太郎が滑稽なキャラクターなのは山守の親分へのオマージュではないの?とか、
入江悠監督から直接聞いたわけでもなさそうなのに
「大型予算の商業映画の制約に飽き飽きしたのはわかるが」などなぜ断定口調なのか?
結構スリリングなのでいづれ機会があったら著作を読んでみたいと思いました。

三段目が中庸を行くような新聞記者のレビューがフォローのようにも読めるので、
いづれにしても楽しみが増えました。

それで今号のキネ旬、『宮本から君へ』の助成金をめぐって国を相手に裁判をして勝訴、
さらになんとしても衆院選の前に公開を目論みヒット中の『パンケーキを毒見する』と
国家相手に攻めまくる河村光庸プロデューサーのインタビューも読み応えありましたが、
5月に亡くなった越智道雄先生の追悼を町山智浩先生が映画秘宝でなく、
過去に大トラブルのあったキネ旬に書いてるのは映画秘宝との関係も含めると、
本当に感慨深いものがありました。

ついでにキネ旬には全国の映画祭、ミニシアターの特集、自主上映会の告知を掲載する
キネ旬ロビーというコーナーがあり、
これなぞはSNS全盛期の今からすればかつての雑誌によくあった
ペンパル募集コーナーの如きすっかり役目が終わったように思いますが、
こちらは毎回上映会があるたびにチラシにリリースを同封し郵送し、
トモシア多目的ホールのような小さな会場の自主上映会でさえ載っけてくれます。
こちらとしては伝統あるキネ旬で告知されるだけで栄誉に思ったりし、
それでもごくごくたまに「キネ旬読んだ」という方から問い合わせがあり、
まぁペンパル募集かもしれないけど熱心な方は読んでるようなので、
この告知欄は時代が今後変わって行っても無くさないでほしいと思ってます。

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被爆ピアノコンサートin三条



「なんで燕って名前なんだ?燕って言うから燕がたくさんいるかと思ったら、カラスはいたなぁ」

昨日、北三条駅前のステージえんがわに被爆ピアノコンサートが開催。
担当者は三条なので、これはお仕事休んで行かねばと電話で申し込んだら、
60席なので早々に満席になったとのことで入場を諦め、
それでもお仕事帰りに調律師・矢川光則さんに挨拶できる時間はありそうだと駆けつけたら、
会場の外にピンクのポロシャツとマスク姿の矢川さんを早々に見つけてご挨拶を。

7月25日の長岡から一か月もしないうちに矢川さんと再会できたのも、
それだけ被爆ピアノが浸透している証で、
今回は新潟県の生協主催で昨日は新潟、この日は午前に燕、夕方から三条、明日は上越という、
新潟県ツアーと変わらずトラックを自ら運転して各地をまわってるようでしたが、
相変わらずでなかったのは長岡入りする前に怪我した足はギブスで固められて、
二、三日前までは松葉杖だったそうで、
結構痛々しく思ったものの、笑いながら「運転は大丈夫」と話してました。

冒頭に書いたように「燕」という名称が印象に残り冗談を話すほど、
しかし五藤監督の亡くなったお母さんのお友達がこの日聴きに来て、
監督に渡すよう手紙を託されたそうで、
わりと小さな会場も行く先々でこういった出会いがたくさんあって、ともに廻ってるんだろうとも想像したりと。
ちなみに五藤監督とは随時連絡を取ってるそうで、
この日は福井、本日は尾道とあちらもすっかり旅暮らしのよう、
お二人は今度また島根で合流するそうです。
「この前、九州で会ってませんでしたか?」と言うと矢川さんはニヤリと。

それでこちらも長岡に次いでの再会があって驚いたのは、
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3086.html
↑こちらで紹介した高校生平和大使のお二人がこの日、
演奏会を終えた後に活動報告をお客さんに伝えてたことでした。
矢川さんに長岡ではお二人とも観に来て下ったと話すと、
三条だけかと思ったら、今回の新潟県ツアー、
新潟、燕、三条、上越とすべて矢川さん、被爆ピアノと一緒に回って活動を報告しているとのこと。
矢川さんもとても感心しながら教えてくださいました。
こちらも出番を終えたお二人に挨拶をし、
新潟日報では8月9日の長崎での活動が記事となっていたのを読んでたので、
一か月もしないのに結構、逞しくなった印象でした。
記事によれば男子学生の方は福島からの避難者とのことで、
やはり“核”についての思いが活動理由の柱に思いましたが。
何かご縁のあったお二人ともご活躍を祈念しております。

矢川さんにはまたお会いできた喜びをお伝えし、
上越の翌日は神戸だそうで、また夜通し運転すると話してましたが、
どうかお気を付けて、日本、そして世界に向けて平和の種まきを。

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True Romance



26歳の誕生日にサニー・チバのカラテ映画3本立てを一人で熱心に観ているボンクラの隣にパツキンの天使が寄り添う。
んなわけねーだろとクリスチャン・スレーターに自分を重ねてた世界中のボンクラ達はツッコみながらも、
映画という虚構の夢と信じて銃弾まみれの物語に身をゆだねて疾走する。

サニー・千葉こと千葉真一さんの訃報を知ってまず思い浮かべたのは、
トニー・スコット監督、クエンティン・タランティーノ脚本の『トゥルー・ロマンス』
ビデオ屋の店員として数多のビデオに囲まれながら監督を目指してたタランティーノが、
鬱屈した日常からの逃亡、当然美女と一緒にという願望を脚本に叩きつけた1作で、
なんと場末とはいえ主演した東映空手映画の特集が組まれるほど
サニー・千葉というのはアメリカでは人気者なのかと教えてくれた映画でもありました。

今回の訃報で莫大なフィルモグラフィを辿ったら本当に潔いまでに、
お金を払って観に来るお客さんのためにと肉体を酷使したアクション映画ばかりなことに深い敬意を抱き、
無論、公開時にお客さんが「千葉真一はどこにいたんだ」と、
それまでのヒーロー役から一転、狂犬としか言いようのないヤクザ大友勝利を演じた
『仁義なき戦い 広島死闘編』の人生の本道を突いた名セリフ、
「ワシら旨いもの食うてよ、マブいスケ抱くために生まれてきてるんじゃないの。それも銭が無きゃできやせんの」に改めて大いに頷いた次第です。

担当者はいつぞやの東京国際ファンタスティック映画祭で香港映画『風雲 ストームライダース』が目玉として上映された際、
渋谷のパンテオンに足を運んで舞台挨拶に立ったサニー・千葉を目にしたことがあります。
全身黒ずくめでダンディとしか言いようのない姿で次回作にタランティーノの映画に出ることが発表されると。
主演のイーキン・チェンはじめ満席の観客は一斉に盛大な拍手を贈ってたことをよく覚えています。
よって担当者がリアルタイムで観た千葉ちゃんのベストはこの『風雲』で
悪役ながらも主演のイーキン・チェン、アーロン・クォックといったイケメンを押さえて
香港アカデミー賞の主演男優賞にノミネートされたほどケレンに満ちたド迫力の大怪演、
願わくばこの勢いで『キル・ビル』でも演じてほしかった思いがありましたが。

とはいえやはり一人で映画館にいるボンクラが、その雄姿に目を輝かせていたスターという、
鬱屈した日常を解き放ってくれる劇中作『激突!殺人拳』の千葉ちゃんこそが真のベストだと思い返しました。
改めてお疲れさまでした。

やったぜ千葉ちゃん!

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アフガン零年



『第9回長岡アジア映画祭』で上映したアフガニスタン映画『アフガン零年』。
タリバン政権下、父親を戦争で亡くした少女が母と祖母との生活のために髪を切って男装をし町へ働きに出る。
タリバンは女性の就労、教育は無論、外出でさえも徹底的に禁止してるため
見つかって女だとバレてしまったら殺されるハメに。
そして秘密は暴かれてしまう、、、

アメリカの介入によってタリバン撤退後に最初に作られた2003年のアフガニスタン映画。
当然、本業が俳優なんぞ国のどこにもいないので登場人物すべて素人、
ヒロインはたまたま監督が町で見た物乞いの少女を抜擢、
しかしタリバン政権下の記憶が残っているため撮影中は一切笑うことなどなく
演じるたびに戦時下を思い出して涙を流す少女を見ていて監督は当初ハッピーエンドを想定していたのが、
まるで救いのないラストシーンとなり、これが現実なんだと映画を通して世界にアフガンの実情を示すかの如く。
原題は深い意味があるのか「OSAMA」

解説に長岡の国際人・羽賀友信先生にお願いしましたが、
アフガンの人々が観たら実際に記憶が甦り気分が悪くなるリアルな映画だと。

あとこれまで映画祭で上映する劇場公開作は35㎜フィルムが定番だったのが、
NHKが出資してるためだったか、この作品で初めてブルーレイが上映素材として届き、
まだプロジェクターが普及してない頃で
特別に今では考えられないどでかい機材が上映素材とともに届いた記憶が、
そして上映したら確かにフィルムとは違う鮮明な画像に驚いた記憶も。

2021年8月15日、再び「アフガン零年」となり、あの少女はどうしてるのか、
そしてカブール空港で飛行機に飛び乗ろうと押しかけてタリバンでなく米兵に射殺されてしまう、
アフガンの民間人って彼女だとしてもおかしくない現状に心痛めることしかできないことを深く恥じます。

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ながおか市民活動フェスタ不参加



これまで5回、アオーレ長岡のシアターで短編映画を中心に上映会を開いてた“ながおか市民活動フェスタ”ですが、
(昨年はコロナ禍で中止)
今年は新型コロナウイルス感染症対策として規模の縮小となり、
シアターの使用が出来ないとのことで参加を見送ることにしました。

それならば来年の使用を希望しましたが、確約ができないそうでまたガックリいたしました。

今年は9月11日に開催と呼びかけがあり、
特にシアターの使用が出来ないとはなかったので申し込んだ後に
キネマ旬報に小森はるか監督が小林茂監督『ちょっと青空』の自主上映会に足を運んで、
映画と映画を観に来た人たちの様子を見て、
自身が映像作家の道を歩もうと決意した旨が書かれており、
昨年、中止でなければ小林茂監督からこの『ちょっと青空』の上映の承諾をいただき、
今年は本作を上映できたらと思っていましたが、
例えば映画館と同じくソーシャルディスタンスを保って1席開けて座っていただくとか、
人数制限とか幾らでも開催できる案はあるので、
意見を聞いたうえでも使用できないというのなら、まだわかるんですが
頭ごなしに意見を聞くこともなく一方的に使用できませんと言われるのは
結構乱暴ではなかろうかと思うんですよ。
少なくとも一人の映像作家がその道を志そうと決めた作品の上映をこんな形で芽を摘まれるのは、
つくづく残念です、と意見としてこちらに書いておきます。

しかしオリンピックは終わってパラリンピックはどうなるんだろ、と思ってたけど、
よくよく思えば緊急事態宣言下の大都市から新潟県内へ大量に人が流れるフジロックはやるのか、
厳しい意見もあってなるほどと思ったら、
フジロックの大将のコメントは結構失望しました。
奇跡は起きる方が難しいと思うので。

画像は全く関係なく、いつもポスター掲示いただく「らーめん勘四郎」でランチタイム水曜セット。

千葉チャンもコロナ感染とは、、、ご冥福を。

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ドキュメンタリー映画は使命がある。



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3096.html
↑おとといの記事の補足、というかこの時、池谷薫監督のもっとも印象に残った言葉を書き忘れてしまった失態。

ドキュメンタリー映画は使命がある。

全国のミニシアターを自作の公開とともに行く先々の個性的な支配人と意見交換を交わした際、
映画の賞味期限について某支配人から商売として見解を言われたものの、
否、それに抗う意味と理解しましたが
「ドキュメンタリー映画は使命がある」と。
何年経っても観客に伝えることができる、それは使命だと。
実際に『蟻の兵隊』は15年も前の映画にもかかわらず、
今もお客さんが観に来てくださってると。

担当者は自分で立ち上げ上映したい作品が沢山あるものの、
名前に反して完全にドキュメンタリー映画ばかり上映と偏ってしまってるのは、
池谷監督の言葉を聞きながら、
この映画をと上映まで漕ぎつけるのは、やはり使命を感じたからだろうかと思ったりしました。

あと池谷監督と井上支配人が真面目に熱く語ってるのはミニシアターが本気で若者を入れることを考えないと。
池谷監督は神戸のお嬢様大学の教授として映像を教えてるものの、
当初は授業で自作を観てもらっても寝てしまう学生ばかりで大変だったと、
何しろTick Tockしか映像を見たことがない学生を相手にと、これはサスがに冗談半分だと思いますが、
井上支配人は某ミニシアターの支配人が近くの大学に呼ばれて話しに行った際、
学生たち全員にタダ券を配布したものの、結果誰も観に来なかったという、
タダでも来なかったのかと暗澹たるエピソードを。
いづれにしても若い人たちに本気で映画に触れる機会を作らなければと一致しておりました。

確かにこちらの上映会は60代以上が大半、しかし尖った映画にこの年代の人たちが、
感心を持って観に来てくださるのは若い連中よりも感性が豊かで柔軟ではないかと、
自分なりに分析をしているので、若い人たちが観に来るのはそれはそれで嬉しいけど、
この60代以上の人たちが観に来てくれるだけで有難いと思ったりします。
先の『おかあさんの被爆ピアノ』に戦争を体験した80代の方が感想を書き読んで感激したりと。

画像は8月15日のシネ・ウインド『蟻の兵隊』上映後のトークを終えて、
館外で飽き足らないお客様一人一人の感想を聞き、話し込む池谷監督。
こちらの上映会でもなるべくこういった場をこれからも作っていきたいと見てて思いました。
そして池谷監督作の上映も。

池谷監督は無事に中条に行き奥村和一さんのお墓参りをしたようです。
https://www.facebook.com/kaoru.ikeya.1/posts/3899548473490124

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時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。



すごい本を読んでしまった。最低賃金で働いてきた56歳女性ライターと小川淳也議員の1年にわたる徹底問答の記録。税金や社会保障から労働やジェンダーまで容赦なく切り込み合う。討論というより格闘だ。政権交代を掲げる立憲民主党に決定的に欠落しているものがここにある。
https://samejimahiroshi.com/politics-wada-20210815/
https://twitter.com/SamejimaH/status/1426654148137684992

政治ジャーナリストで小川淳也議員の高校の同級生でもあった鮫島浩氏の刺激的なツイートが流れてきました。
書籍版「なぜ君は総理大臣になれないのか」「本当に君は総理大臣になれないのか」と
映画公開後、やたらと小川淳也議員の関連著作が発行されていますが、
コロナ禍で無策を続ける現政権のアンチテーゼとして小川議員が良くも悪くも注目されてる証に思い、
今度はコロナ禍でバイトをクビなった56歳の女性フリーライターが議員会館を訪れ、
この時代の生きづらさについて直接、小川議員に質問をぶつけた問答集のようです。

著者のプロフィールを読むと湯川れい子先生のアシスタントから出発してるとはいえ、
正直、どこの馬の骨かもわからない女性に対して1年にも渡って話を聞き、考えを伝える国会議員は
やはり愚直すぎる小川議員しかいないだろうと思います。

当然、問答集には小川議員の思想がはっきりと刻まれてるハズで
映画の冒頭にあった耳に痛い話も出てくるんだろうと思いながらも、
現在、未曽有のコロナ感染拡大についに内藤哲也か制御不能となっても、
国会を開かず、質問にロクに答えず、なんのメッセージも放たないのに、
幸い下降してるとはいえ未だ支持率30パーセントをキープしてる現政権よりも、
国民の声にきちんと耳を傾け、考えを伝える小川議員の方がマシだとより強く思います。

次回衆院選、小川議員は香川一区の選挙区で勝利したら党の代表選に打ってでるそう。
大島新監督が事あるたびに願望を込めて口に出る『まさか君が総理大臣になったとは』、
ここはまさかを期待したいものです。

「時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。」は今月末に発売されるようです。
http://sayusha.com/catalog/books/p%E6%99%82%E7%B5%A6%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%A4%E3%82%82%E6%9C%80%E4%BD%8E%E8%B3%83%E9%87%91%E3%80%81%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%A3%E3%81%A6%E7%A7%81%E3%81%AE%E3%81%9B%E3%81%84%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%8B

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池谷薫監督との歓談



8月15日『蟻の兵隊』上映後、本来ならば1時間40分の映画を2時間かけて
池谷薫監督自身が徹底解説する「ドキュメンタリー塾」が開かれる予定がコロナ感染拡大の中、万が一のためにと中止。
そのため時間ができたからとシネ・ウインドの井上支配人が誘ってくれたのは、
信濃川河川敷のやすらぎ堤で開かれていたアウトドアラウンジ。
この日は天気予報は雨なのに好天、信濃川から吹く風が心地よくタープテントの下で、
ビールとつまみを手にし池谷監督、井上支配人と贅沢な歓談の時となりました。
画像を見るとヨーロッパのリゾート地のようにも見えたりしますが。(見えないか)

こちらは池谷監督にまず質問したのがどのような経緯で映像の世界に入ったのか?
すると意外にもATGの映画が好きだったそうで、
その流れでATGを牽引したした佐々木史郎プロデューサーの映像会社に入社。
そこでADとして主にテレビで仕事をしたりしたものの、
一時期、中国へ放浪の旅へ、
高山病となりチベット人に助けられたことが人生の契機になったよう。

帰国後、第一回の東京国際映画祭の裏方をしたりしながら
ひょんなことから今村昌平監督と面識を得て現場で仕事をしたいと志望、
今村監督は毒を吐きながらも了承し『女衒』のフォースの助監督に。
ちなみにサードの助監督はかの三池崇史監督が。
しかし『女衒』が資金難からクランクインに到達できず、
今村組での仕事は流れてしまったそう。
『女衒』はその後、紆余曲折あって撮影されて完成、
もしここで池谷監督が当初の予定どおり今村組の現場で仕事をしていたら、
三池監督と競うような、また別の映画人生があったかもと。

結局、映像会社からTBSの報道部へ出向となり、
そこが意外と性に合ったようでドキュメンタリーの世界へ。
以後、仲間達と独立しプロダクション“テムジン”を設立、
ちょうど外部からの才能を欲していたNHKへ“中国”をテーマにした企画書を送り、
やがてNHKも認めて番組制作を発注、
それがNHK特集の目玉番組になるような中国を舞台にした骨太のドキュメンタリー番組を作り続けて、
大きな注目を浴びることとなったようです。

その流れで劇映画で文革をテーマに『延安の娘』、
第二次世界大戦をテーマに『蟻の兵隊』と一貫して中国に照準を絞った作品を発表。

その中国に刮目してる監督だからどうしても聞きたかったけど、聞きにくかったのが
「もし日本が今の香港のようになってしまったら監督はどうしますか?」

大変、的外れなことは重々承知しながらも、少なくとも雨傘運動前から幾分、検閲が厳しくなったとはいえ、
まさかこの5,6年で完膚なまでに民主主義が潰されてしまう事態になるとは思ってもいなかったので、
そんなことは日本であるわけないと思いながらもどこか対岸の火事には見えず、
中国通である池谷監督に聞きにくいと思いながらもやはり尋ねてしまいましたが、
「映画でなくてもなんらかのメッセージを放つ」と行動することを話してくださいました。

池谷監督と井上支配人は全国のミニシアターを巡っての意見交換。
いろいろあって自作の上映権を持つことを決意し、
自ら配給も行うため全国の劇場と上映の交渉、そして舞台挨拶と各地を回った経緯から見た、
全国のミニシアター事情を監督が話せば、
井上支配人は今の池谷監督の拠点となってる神戸の元町映画館の活動を注視。
この劇場で池谷監督はドキュメンタリー塾を配信、
さらに元町プロダクションという映画塾を開講し、
ここで映画の製作から上映、配給までを手掛けるシステムを構築してることを高く評価していました。

何しろ結局、5時間くらいの歓談となり、
『ルンダ』のロケハンで行ったチベットでの捧腹絶倒のエピソード、
『延安の娘』をベルリン映画祭初のハイビジョンで上映した経緯などの中で
やはり『蟻の兵隊』の主人公、奥村和一さんの知られざるエピソード、
聞いてると本当に波乱万丈というか一時期、謎の時期もあったそうで(書けない)
『蟻の兵隊』の取材で時にケンカもしたようですが、
それでも奥村さんを語る時の池谷監督は笑顔となって、
なんというか互いに出会ったのはやはり運命、なんだろう、
こういうのを戦友と言うのだろうかと。

ガンで胃を切除した奥村さんは食べれないので本当にお酒ばかり飲んでたそうで、
監督はやたらと新潟出身だからと言ってましたが、
話を聞いてると新潟でもそんな酒好きは滅多にいないような気がし、
奥村さんが愛飲してた焼酎の牛乳割りって、てっきりオリジナルかと思ったら、
東京の飲み屋さんではよくあるそうなんで、
いづれ自分も作って飲んでみようと思いました。

別れ際に池谷監督は「君んところはいくらでも協力するから」と言ってくれたことが本当に嬉しかったです。
お会いできて本当に良かったです。
ありがとうございました。

池谷監督は本日、8月16日に中条町へ行き奥村さんのお墓参りをしたハズです。

池谷です。ドキュメンタリー塾をアーカイブで!
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3083.html

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8月15日の『蟻の兵隊』



「戦争は被害者の証言は語られ残っていくが、
加害者の証言が残らない。
『蟻の兵隊』は被害も加害の証言が両方ある。
戦争は加害の歴史を知らないと怖さがわからない」

8月15日、『蟻の兵隊』の主人公・奥村和一さんと真っ向から向き合い、
共に共犯関係となって戦争の怖さを実感し映画を完成させた池谷薫監督が、
上映後にシネ・ウインドのスクリーンの前に登壇。

昭和20年の8月15日、敗戦後もいづれ日本軍再興のための温存という
今の理屈では到底納得できない残留兵として中国内戦を国民党側の軍閥について共産党と戦闘、
その後は捕虜となってさらに辛酸をなめてようやく昭和29年に帰国、
すぐに新潟県庁で自身の軍歴を確認されていたら軍命でなく現地除隊扱いの逃亡兵扱いという屈辱、
さらに故郷の旧中条町の実家に戻っても公安が張り付き「中共帰りのアカ」のレッテルを貼って、
追われる形で故郷を去ることになるなど、
どう考えても「お国のために」と戦った兵士に対して国がなんの敬意も払わないことに、
映画とともに怒りと理不尽な思いに捕らわれた中で、
監督トークの中で救われる思いがしたのは、
『蟻の兵隊』が全国公開された2006年、
かつてやりきれない思いで奥村さんが去った故郷の中条町の教育委員会主催で上映会が開催。
800人もの観客が押し寄せ大盛況だったそうで、
奥村さんの満面の笑みを想像することができました。

と、同時に『なぜ君が総理大臣になれないのか』の長岡市後援を巡って、
こちらとしてただおかしいんじゃないか、ということがあったので、
当時の中条町の姿勢に話を聞きながら敬服。

『蟻の兵隊』はお正月の靖国神社からはじまり、
実際の撮影は戦後60年の8月15日に靖国神社でクランクアップ。
このシーンで奥村さんが突撃する相手が今年『ONODA』という映画でクローズアップされるので、
対比という意味でも『蟻の兵隊』も再び注目されるのでは。

トークを終えた池谷監督にやはり8月15日なので、
昭和20年の8月15日に奥村さんは敗戦を知ったのか?と監督に尋ねたら
「中国の戦地で部隊が集められラジオで玉音放送を聞くものの、
雑音ばかりでよく聞こえず、それでも同僚が勝った!と大喜びしてるのを見て本当かな、と思ったこと。
実際に負けたと知ったのは数日、後だった」と。

奥村さんは早稲田大学に通ってたというインテリで、
徴兵前からこの戦争は負けると思ってたほど現実思考、
敗戦を予測しながら武器とともに大陸に渡るという心境を思うと、、、、

トークの最後に池谷監督は映画に絡めて「国家は嘘をつく」と。
そこで現在、森友問題の赤木ファイルを巡っての裁判を注視しているとのことでした。

今回、久しぶりにスクリーンでじっくと観賞。
奥村さんがかつての中国の戦場を訪れた際、
農民だと思って殺したことを悔やんだ相手の親族の証言を聞いているうちに、
かつての日本軍の亡霊が奥村さんに降臨するシーンの
悍ましさと怖さはスクリーンだからこそ一層印象深く残りました。

この後、場を移して池谷監督の声を存分に聞く機会があったのですが、いづれまた。
8月15日、今も残る映画となった『蟻の兵隊』を観賞し池谷監督の考えを聞くという機会を得たのは、
さまざまなものが去来しながらも、よい日だったと言えます。

『蟻の兵隊』はこの後、シネ・ウインドで8月18日と20日の10時から上映されます。

『蟻の兵隊』公式HP http://renuniverse.com/ari/about/index.html

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入江悠監督 『シュシュシュの娘』



映画を志し不退転の決意で挑んだ自主映画『SRサイタマノラッパー』が高い評価を得て、
『ジョーカーゲーム』『22年目の告白ー私が殺人犯ですー』『AI崩壊』とメジャーに進出し大成功、
たぶん後進の大きな目標として輝いてる入江悠監督。

しかし昨年のコロナ禍で何年越しの企画がトンでしまいながら、
かつて『SRサイタマノラッパー』で全国をまわった各地のミニシアターが窮地に陥ると知ると
いち早くミニシアター支援活動を実施、
併せて映画人達も仕事が無くなったという現状をみて、
それならばと自らの原点である自主映画に回帰、
そんな映画の危機を訴えながらも、
あわせて映画の魅力についていつも大いに語る姿を見てる
全国の映画ファンが支持しクラウドファンディングの成功した『シュシュシュの娘』が無事に完成。

先ごろ全国のミニシアターで先行されたプレミアム試写会はやはり大きな評判となったようで
8月21日1からの全国ミニシアター公開が幸先のいいスタートになったと思います。

入江悠監督が学生時代に撮影した二作品、
宗教戦争を女子高生が演じることによってカリカチュアライズしたと受け取った『OBSESSION』、
一転して『SEVEN DRIVES』ではカップルとカーラジオという日常の組み合わせの妙を描いてましたが、
いづれもやたらとヒロインの趣味が良く、さぞモテモテの、
なんというか当時でいえば岩井俊二監督を想像しましたが、
長岡インディーズムービーコンペティションで監督賞を受賞した際に来た入江監督は、
どこか鬱屈を抱えてたような印象を受けたりしました。

https://cinemore.jp/jp/news-feature/2134/article_p1.html
↑それがこちらのインタビューでは逆境を今回の自主映画作りで乗り越えたことができたことで、
さらなる自信と手ごたえを掴んだのか写真には風格さえ漂い、
あの頃の鬱屈した姿を少しでも見た者だからこそ、余計に頼もしく思いました。

「わたしって、そうだったの?」

福谷市のはずれで暮らす鴉丸未宇(からすま・みう/福田沙紀)、25才。
朝の日課のダンスと、ちくわをつめたお昼の弁当が大好物。
ひとり身で祖父・吾郎(宇野祥平)の介護をしている。
市役所に勤めているが孤立している。

ただひとり寄り添ってくれるのは、同じ役所につとめる先輩の間野幸次(井浦新)だけ。
そんなある日、間野が市役所の屋上から自殺した。
理不尽な「文書改ざん」を命じられた末の死だった。
悲嘆に暮れて帰宅した未宇に、吾郎は衝撃のミッションをつげる。

「仇をとるため、改ざん指示のデータを奪え」

愛する間野の仇をとるため、暗雲立ちこめる市政に一矢報いるため、未宇はひそかに立ち上がる。
武器は、「普段から目立たないこと」。
今までは、息をひそめて生きてきました。でも、今日からは。
だが、その前には思わぬ壁が次々と立ちはだかって――

↑公式HPの『シュシュシュの娘』のSTORY、
「文書改ざん」と自殺というあの事件を想起させますが、
入江監督で印象深いのが東日本大震災で完成し公開直前の
『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』のハードディスクをフォローした後、
東京電力幹部の記者会見をネットで見ていたとブログに書き、
その文体から記者会見を冷めた目で見ていたことが想像できましたが、
あの時の記者会見以上にこのコロナ禍でデタラメなことがまかり通ってる中、
あえてあの事件や移民排除もストーリーに組み込むことで、どんなメッセージを放つかも注目したいと思いました。

シネ・ウインドでは8月21日から9月10日まで公開。
この期間中に入江悠監督の舞台挨拶も期待したいです。

https://www.shushushu-movie.com/

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8/15(日) 【『蟻の兵隊』徹底解説・ドキュメンタリー塾】 中止



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3085.html
↑こちらで紹介しました8月15日シネ・ウインドでの『蟻の兵隊』上映後、
新潟市総合福祉会館で開催予定だった 【『蟻の兵隊』徹底解説・ドキュメンタリー塾】 は中止となったそうです。

https://www.cinewind.com/information/8-15-2/

ただし10時からの『蟻の兵隊』上映とともに池谷監督の舞台挨拶は予定通り開催。
この特別な日に『蟻の兵隊』観賞と監督の生の声から奥村和一さんの思いに耳を傾けるのは意義深いハズです。

『蟻の兵隊』公式HP http://renuniverse.com/ari/about/index.html

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10月30日(土) 『陶王子 2万年の旅』



以前に10月30日はウィルながおかフォーラム実行委員会と共催で『プリズン・サークル』の上映と書きましたが
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3078.html

同じくこの日もう1本上映するのは満を持して柴田昌平監督の新作『陶王子 2万年の旅』を上映します。
“器”をテーマにしたこの作品、長岡にも縁があり新潟県立歴史博物館の宮尾亨先生に、
縄文土器について柴田監督は取材のために長岡入り、
映画の中で火焔土器について宮尾先生が語る場面も納められているので、
当然これは映画の上映とともに柴田監督と宮尾先生に登壇いただき、
じっくりと語ってもらおうと調整をしています。
会場は『プリズン・サークル』と同じくアオーレ長岡市民交流ホールAです。

また詳細が決まりましたら、こちらにて掲載いたします。

*『陶王子 2万年の旅』

僕の父は炎、僕の母は土。父と母はどのように出会い、僕は生まれたのだろう?」

星空のもと、盃を重ね自問するのは、器の精霊 “陶王子(とうおうじ)”。陶磁器でできたアニメーションのキャラクターだ。
陶王子の夢物語として、映画は展開していく。

日々使うさまざまな「器」、その向こうに――
地球上の全人類の2万年の「探求心」と「知恵」が見えてきます。

幻想と現実の世界を心地よく交差させながら、真実を浮き彫りにするタイムトラベルの旅へ
ようこそ!

公式HP http://asia-documentary.kir.jp/ceramics/

予告編 https://www.youtube.com/watch?v=-9cMkORXCeg

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PD手帳



8月9日にアップされた↓このネット記事がテレビや新聞で無視されたのにざわつく事態となりました。

韓国情報機関と日本の極右団体が「不当取引」 韓国テレビ局があす報道へ
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20210809002600882

要約すると長岡にも縁のあるS先生が韓国のスパイではないか、というもの。
まぁ、日本の保守勢力と韓国の諜報機関が持ちつ持たれつ、というのは結構囁かれてるので、
そんなものなのか、と思うものの放映された番組「PD手帳」を見てまとめた方がおりました。

https://twitter.com/yoox5135/status/1425105479580139526

http://blog.livedoor.jp/yasgreen/archives/85322423.html

問題となってるS先生が理事を務める国家基本問題研究所は韓国の国家情報院からカネと情報をもらいまくっている、とのこと。
情報はともかくとして、当然カネの見返りは?
S先生は前総理と親しいだけに機密が向こうへ筒抜けになってたんじゃないかと、余計な心配が。

すぐさまS先生がブログで反論と抗議をしたためたので、これは根拠のない言いがかりで潔白だったのかと胸をなでおろしました。

https://yoshiko-sakurai.jp/2021/08/11/9221

おっしゃる通り甚大な名誉棄損なので、真っ白ならば裁判に訴えていただきたいと思いました。

それでこんな記事を書こうと思ったのはこの「PD手帳」は韓国のMBCの調査報道番組。
映画『共犯者たち』のチェ・スンホ監督がかつてプロデューサーとして番組統括をし、
その後は『共犯者たち』で描かれたように李明博、朴槿恵政権下で弾圧、解雇、逮捕と報道の自由を巡って闘争、
ついには解雇されたチェ・スンホ監督が社長としてMBCに迎えられることになるなど、
『共犯者たち』にならなかった気骨ある報道人たちを記録した秀逸なドキュメンタリー映画。

「PD手帳」は今も続き2018年にかのキム・ギドク監督のセクハラ、暴行を告発して、
完全にキム・ギドクの韓国での息の根を止めたばかりか、
実質、追放されてラトビアでコロナに感染し亡くなったことを思うと、
不正に対して容赦しない方針、
だから事は今後の日韓関係を左右することは折り込み済みなので、
簡単にガセだ、デマだ、トンデモだ、で終わらない話のように思います。
当然、チェ・スンホ社長も放映にゴーサインを出したハズ。

ついでに映画『主戦場』で「団体の運営費や活動資金は一体ドコから出ているんですか?」と問われ、
櫻井よしこ先生(書いちゃった)、かなり動揺しておりました。

以上、たまたま2019年に上映した『共犯者たち』と『主戦場』が繋がってしまった話でした。

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10th Anniversary RYUTist “HALL” LIVE



本日は被爆ピアノ演奏会に参加し弾いてくださったNGT48の古舘葵さんの17歳の誕生日、改めておめでとうございます。
それに合わせてNGT劇場に初めて入ってあおちゃんコールをなんて記事を書ければ良いのに、
昨日行ったRYUTist の10周年ライブを書くことをお許しください。

約1年半ぶりの観客を前にしてのライブは10周年を記念してりゅーとぴあでのホールライブ。
この日、お仕事が無くなってしまいこれはライブに行くべしというお告げと勝手に解釈、
ダメ元で行ったら当日券を買えたので無事に入場、
指定されたバルコニー席の後ろには10年前からRYUTistを応援してる古参のヲタさん、
ある意味絶好のスポットで4人を、この席では見下ろす形で記念のステージを見つめてました。

Angel Generationから入ったロコドルという沼でRYUTistがいると知り、
たぶん4人体制になってからの万代での食の陣で
Negiccoの前に登場したのを目にしたのが初めてなのか、
当時はともちぃなぞモロに幼女にしか見えなかったのですが、
寒空の下のテントで懸命に歌う4人に確かに引き込まれるものが。
自分たちの出番が終わったらNegiccoのステージを食い入るように、
メンバーが見ていたのも印象深かったです。

その後、定期ライブやらイベントやら機会があるたびに足を運び、
特に大勢のヲタさんと一緒に沸いてしまうイベントでのライブの至福感や高揚感は比類がないほど。
しかし確かコロナ禍になる前にライブを減らす旨がアナウンスされて、
目にする機会が少なくなるかと思ったら、
それとは別のコロナ禍で全く目にすることがなくなったので、
今回やはり4人のステージは感慨深く見入っておりました。

それでイベントだとステージを見上げることが多かったのに、
このバルコニー席は上から見下ろす、
余計に4人のフォーメーションが高度な計算と練習の賜物なことが実感でき、
かえって新鮮に映りました。

とはいえ聴きたかった「夏の魔法」や「Wind Chime!〜街のトンネル〜」はセトリになく、
11年めという次のステージに向けてこちらのノスタルジーはお構いなしなのは当然、
それでも名曲「Beat Goes On! ~約束の場所~」は歌ってくれて、
RYUTistと過ごしたこちらの月日を思い返すことができ、ちょっとほろりと。

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2780.html
↑こちらの記事に書きましたがMy・Skipの取材で当時の4人の声を聴き、
紙面にまとめ無事に発刊した後に運営さんからお礼のメールが届きました。
当時はもうRYUTistはビッグネームにも関わらず、
記事に書いたようにメンバーさん達は取材後も自分たちで後片付けする姿に関心したばかりか、
運営さんもわざわざお礼メールとはとなんだか恐縮する思いでした。

一方の担当者が推してたAngel Generationの運営さんからはなんの反応もなかったので、
こんなことを書くのも残念ですが、
こりゃRYUTistとエンジェネ、業界ならどちらと仕事したいかとなると、
RYUTistは売れて当然だよなぁ、と思ったことと、
これ以来、こちらもお世話になったらきちんとお礼をしようと一層心がけるようになりました。

今回のライブ、開演前の影アナが遠藤麻里さんで、
終演後が斉藤瞳さんでそれぞれがメンバーへの思いを語る、
というのもそういった積み重ねの成果なんだろうと。

さっきの記事を読み返したら推しメンののこさんが目の前で笑ってて、
我がヲタ活人生最良の日などと書いてましたが、
ついこの前はあおちゃんに「パンダさんパワー」とやってヲタ活のピークなどと喜んでたので、
最近は調子こきまくってるので、今後は何事にも低姿勢で挑もうと。

RYUTistを見てると新潟の力でどこまで行けるか、果敢にチャレンジしてるように思います。
初期はスタン・ハンセンのテーマ曲までカバーしてたのが、
今ではどんな作家陣が手掛けた良質の曲を歌うのかと注目を集める存在に。
今回のホールライブをきっかけにどんどんまた進化したライブを邁進してほしいと望んでます。
あらためて10周年おめでとうございます。
しかし久しぶりに目にしたむうたんは凄い美人さんになってて驚いてました。

次はぜひNGT劇場に行きましたと書けましたら。

https://ryutist.jp/

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♪Yes, and how many deaths will it take ‘til he knows That too many people have died?



昨日の記事に7月25日の“被爆ピアノ演奏会と映画『おかあさんの被爆ピアノ』上映会”の模様が
NSTの夕方のニュースで8月6日に放映されたものの、知らなかった旨を書いたところ、
NSTの公式HPで動画が流れてる可能性があるかも、
というご指摘をいただき、
それなら8月9日でもあるので紹介できたらと思ったところ、
事情があってアップされないそうです。
残念。

担当者とNSTの関係といえば、
NSTの下請けで報道を手掛ける映像会社の手伝い、
いわば三脚持ちに駆り出された時期があり、
中越沖地震や柏崎原発の取材に帯同し、
目の当たりにした現場で得難い体験をしたものの、
未だにお給料が未払いで社長に伝えてもしらばっくれてムッとしたりしてます。

まぁ、未払いはNSTとは直接関係ないものの、
今回NSTが取材に来ると事前に聞き、
もし社長がカメラとともに来たら、スルーかひと悶着あるかと思ってたら、
幸いその映像会社とは別のカメラマンが来て事なきを得ました。
しかし以前なら、これくらいの規模の撮影でもカメラマンとアシスタントがセットでしたが、
今はカメラマン一人で撮影は十分なのかと様子を見ながら思ってました。

画像はこの日、五藤監督を囲んでこじんまりとした打ち上げを、
会場は映画に倣って長岡唯一(?)の広島焼きのお店“中しま”
広島出身のご主人が焼いてくださいます。
監督曰く映画の中で広島焼きを佐野史郎さんが食べる場面はホントに熱い現場だったそう。

ちなみに一足先に帰ったお客さんはやはり映画を観た後だったそうで、
ある意味、観たら広島焼きが食べたくなる映画かもしれません。

本日8月9日、五藤監督と矢川調律師は大分県佐伯市で合流し
“被爆ピアノ演奏会と映画『おかあさんの被爆ピアノ』上映会”を開催したようです。
当然、長崎を胸に刻んだ演奏会と上映会になったことだと思います。

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『おかあさんの被爆ピアノ』小千谷にて



8月7日 『おかあさんの被爆ピアノ』小千谷上映会

会場の小千谷市民会館は2010年、『この空の花』撮影前に大林宣彦監督が講演会を開いた会場。
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-787.html
↑記事を読み返しましたが、この後に起きた様々なことを思うといろいろと感慨深いものが込み上げます。

そこでこの度、『おかあさんの被爆ピアノ』が上映。
7月25日のリリックでは舞台裏でドタバタしてたので観れなかったので、
今回4度目の観賞になるのか目にしたばかりの被爆ピアノに、
お会いしたばかりの矢川調律師を思い浮かべて、
そして前日が「原爆の日」でもあったため、様々なものが交差しながらじっくりと観賞することができました。

上映後は五藤利弘監督が登壇してのトーク、
相手役の笹川香織さんは監督とは高校の先輩、後輩という間柄で以前から交流があったため、
息の合った掛け合いとなりながらも、
やはり重い題材のためバランスを考えながらも楽しいトークとなりました。

かつて小千谷にあった映画館・明治座に長岡から自転車で通っていた、
という五藤監督のエピソードから映画界入りにあこがれて上京、
はじめはテレビのドキュメンタリーを手掛けてたことから、
この被爆ピアノを知って取材、
「ドキュメンタリーでは伝えきれなかったことを映画で描いた」と語り、
あまり話してないこととして被爆電車を撮影してたことは以前聞いてましたが、
他にも広島には現存する被爆し焼け残った建物があり、
意識的に撮影して映画に入れているそう。
この辺りは広島の人が観ればピンと来るように思いました。

そして最後は映画の中で被爆2世を取り上げたことと「黒い雨」裁判のあらましを話し、
水俣病も例に挙げて現在のコロナ禍であれだけの人が感染してることはもう珍しくもないのに、
被害者の方が差別されるのは76年前と同じだと憤りとともに話し、
監督と話した方は温和な印象を受けるかと思いますが、
実はかなり気骨があると思ってるので、
そういった激しい一面を壇上で見せるのはあんまり無いなぁ、と感想を抱きました。

8月は全国各地で『おかあさんの被爆ピアノ』上映に合わせて、
五藤監督も精力的に各地を舞台挨拶で回るようです。
たぶんまた愛車で駆けつけると思いますが、どうぞご自愛を。

詳しい情報はツイッターでご確認願います。
https://twitter.com/hibakupiano

ちなみに駅から会場まで炎天下の中、歩きながら
中越地震の後にこの道をどんな理由なのか忘れましたが歩いたことがあって
損傷した建物をたくさん目にして被害の大きさを実感したこと思い出してました。
そしたら今回、道を誤ってしまい裏道を通ったら、お寺をたくさん目にし、
実は寺町なのかと、ちょうど大林監督『ふたり』に出てきた似たような風景でした。
帰りはさすがに暑くてバスに頼りました。

そういえばトークの中で前日8月6日のNST夕方のニュースで
7月25日の被爆ピアノ演奏会と上映会の模様が流れたと話してましたが、
こちらは全く知らなかったのはこれ如何に(泣)

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高畑勲展―日本のアニメーションに遺したもの

1-202isaotakahata

"被爆ピアノ演奏会と映画『おかあさんの被爆ピアノ』上映会"のチケット清算のため、
お世話になってる文信堂書店へ伺ったところ、
なぜかイベント前日になって急に売れてしまったとのこと。
ありがたいものの、なぜ急に前日になって売れたのか分析しようにも、どういう心理が働いたのだろうと思いました。

しかし店長は忙しいのに互いに無駄話、というか駄弁ってしまい、
つい余計なことまで調子に乗って話してしまいましたが(含み)

それはともかく文信堂書店のポスター掲示場では
9月18日から11月14日に新潟県立近代美術館で開催される「高畑勲展―日本のアニメーションに遺したもの」のポスターが。

1991年 市民映画館をつくる会主催で『おもひでぽろぽろ』上映会を長岡市立劇場で開催。
評判高い映画に加えて高畑勲監督も来場したため大盛況となったそうで、
なったそうで、と書くように担当者はその頃、この会の活動に熱心に参加しておらず、
映画を観終えて後片付けの手伝いもせずに
スズランビル4階の事務所に戻ったら満面の笑みを浮かべた高畑監督を目にした次第。
でもそれはそれで映画史に残る巨匠を間近で目にしたのは貴重な体験だったと。

しかし高畑監督を強烈に意識したのは『火垂るの墓』が年を追うごとに反戦映画の代名詞となるなか、
三上智恵監督作『標的の村』を観た高畑監督が
「『火垂るの墓』では次の戦争は止められない。あなたが作っているような作品が次の戦争を止めるんだから、もっと頑張りなさい」と三上監督の背中を押したというエピソード。
https://www.cinematoday.jp/news/N0090817

長岡で三上監督作を上映していく中で、
この「『火垂るの墓』では次の戦争は止められない」に続く
「戦争がどうやって起きるかを学ぶことが、それを止めるための大きな力となる」
常に突き刺さったように思います。

などと書いててもやはり惜しくも遺作となった『かぐや姫の物語』で
新たなアニメーションの表現を開拓するチャレンジ精神にはやはり脱帽してました。

まぁ、ジブリのことだからまたも莫大なグッズの売り上げがあるんだろうという汚れた見方は脇に置いて、
『アルプスの少女のハイジ』を見てた頃にまだあった純真な気持ちに戻って、ぜひ足を運ぼうと思いました。

前売券1300円はもちろん文信堂書店でも発売してます。

ホームページをチェックしたら監督作の上映会も美術館の講堂で開催。

9月20日(月・祝)14:00~ 
「おもひでぽろぽろ」(1991年/119分)

10月2日(土)14:00~ 
「ホーホケキョ となりの山田くん」(1999年/104分)

10月16日(土)①10:00~②14:00~ 
「かぐや姫の物語」(2013年/137分)

https://takahata-ten.jp/event/

詳細は公式HP https://takahata-ten.jp/

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高校生平和大使



7月25日 被爆ピアノ演奏会と映画『おかあさんの被爆ピアノ』上映会

*この作品に出会えて幸せだなと思いました。
私たちの世代は原爆の実相を知らない人も多いし、自分自身も主人公が言っていたように「分かっているようでわかっていない」のだと思います。
コロナの中、被害者の高齢化の中で戦争について考える機会が少なくなっているように感じます。
周りをまきこんで私も同じ世代の人と一緒に平和について考えたいと改めて感じました。(10代・女性)

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3080.html

↑こちらに感想をまとめた中で、この(10代・女性)の方がしっかりと考えをまとめて感心させられました。

それもそのハズで書かれたこの方は今年の「高校生平和大使」として新潟県から選ばれた方。

「高校生平和大使」とは

1998年5月、核拡散防止条約(NPT)に加盟していないインドとパキスタンが相次いで核実験を強行し、被爆地の市民は核拡散に危機感を募らせました。「ながさき平和大集会」(現在は「高校生平和大使派遣委員会」)に参加する約50の平和団体は、核の惨禍を知る被爆地ヒロシマ・ナガサキの声を世界に伝えるために、未来を担う若者を「高校生平和大使」として国連に派遣することにしました。
1998年から毎年、高校生平和大使は国連を訪問し、核兵器廃絶と平和な世界の実現を訴えてきました。1999年の第2代まではアメリカ・ニューヨークの国連本部へ、2000年第3代からは軍縮会議が開かれるスイス・ジュネーブの国連欧州本部を訪問しています。高校生平和大使は国連では「ヒロシマ・ナガサキ・ピース・メッセンジャー」として認知され、その真剣な言動は国連で高い評価を得て大きな成果をあげています。2007年にはブラジル・韓国から及びペルー籍の高校生平和大使が、2012年にはブラジルの高校生平和大使が参加しました。2013年第16代は、外務省ユース非核特使第1号の委嘱を受け、2014年には第17代高校生平和大使の代表が、民間人として初めて軍縮会議本会議場でスピーチを行いました。また、2012年10月には、高校生平和大使の活動について、外務大臣感謝状が授与されました。
高校生平和大使は毎年公募で選ばれます。国連から帰国後も各地での活動報告や修学旅行生との交流など、6月の結団式から約1年間活動します。

https://peacefulworld10000.com/heiwataishi

そういった活動があると知ったのは7月の新潟日報の記事。
県内から男子と女子、二人の高校生平和大使が決まったとあり、
読むと被爆地・広島、長崎の声を世界に伝えることが活動目的で、
毎年継続されてるものの、今年はコロナ禍で海外での活動は未定という趣旨と記憶してますが、
いづれにしてもこれは平和活動に関心のある高校生に広島の姿を知っていただく機会でもあるかと思い、
記事には選ばれた高校生の名前とチト遠いけど魚沼と新潟市の学校名が記されてあったので、
ご本人に届くかわからないけどこういうイベントがあると一筆書いて学校宛にDMを郵送。

そして迎えた当日、ちょいと遠くからお二人ともこの演奏会と上映会にお越しくださいました。
ありがというございます。
自身の活動のプラスにと感じてくださったのかもしれませんが、
担当者は今の高校生の標準(なんてのがあったとして)がよくわからないものの、
お二人とも随分と大人びた印象を持ったのが第一印象でした。
なんというかきちんと平和大使の任務を任せられそうな。

上映後にお二人をサイン会を終えたばかりの五藤監督にご紹介、
どんな話になったのかわかりませんが、
傍から見ても熱心に監督に質問攻めをし、
監督も真摯に応えて意見を交わしてたように思います。
監督としても作品が若い人に受け入れられたことは大きな喜びだろうし、
高校生平和大使のお二人もこれからの本格的な活動の先陣を切ったのではないかと。

お二人のご活躍を祈念いたします。

ところで本日はご存じの通り、被爆76年目の「原爆の日」
今年はこの日に原爆特番を放映しない異例のNHKは流石に平和祈念式典は生中継。
コロナ禍で来客を例年の10分の一に制限したそうなので、
いつもならこの場に高校生平和大使もいるのだろうかとテレビを見ながら一緒に黙祷、
続けて広島市長の「平和宣言」を耳にしてから出勤しましたが、
その後の総理大臣があいさつでありえない間違いをしたと知り、
https://news.yahoo.co.jp/articles/7bcbc74b2d6f8c79e8ff122713b24ee8b568bd90

以前にも沖縄について
「私は戦後生まれで、歴史を持ち出されても困る」と述べたほどなので、
歴史認識が欠落してるのは確かだけど、
被爆者の前では絶対あってはならないことなので、
これ以上、耄碌が進む前に誰かタオルを投げないと日本国民にとって災いでしかないような気が。
最もタオルを投げた後に前総理がしゃしゃり出て来そうなのも迷惑この上ありませんが。

あと平和の祭典の只中の「原爆の日」なので、
平和の祭典は本日当然、何かしら世界に向けてメッセージを放つことを期待してますが、、、
メダルラッシュ騒ぎに浮かれてばかりなら本当にぼったくり男爵の思う壺だと。

『シティ・オブ・ゴッド』のフェルナンド・メイレレス監督がリオデジャネイロ五輪開会式で広島にこんなメッセージを放ったことでもあるので↓

8月6日「原爆の日」に東京五輪で黙とう論議 リオ大会で実行された広島に捧げる「演出」
https://globe.asahi.com/article/14412157

『おかあさんの被爆ピアノ』は明日8月7日は小千谷市民会館大ホールにて五藤監督をお迎えし10時と13時30分の二回上映。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3076.html

8月8日は東京の「戦争の記憶と記録を語り継ぐ映画祭2021」にて武藤十夢さんのトークとともに上映。
https://www.showabunka.org/news/1403/

今のところDVD化も配信の予定もないそうです。

『おかあさんの被爆ピアノ』 https://hibakupiano.com/

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8/15(日)『蟻の兵隊』上映&池谷薫監督来館プラス特別企画【『蟻の兵隊』徹底解説・ドキュメンタリー塾】開催 



日本にとって特別な日である1945年8月15日。
敗戦となったこの日に『蟻の兵隊』の主人公・奥村和一氏はどのような思いで戦地にて空を見上げてたのか。
76年目の8月15日にシネ・ウインドで『蟻の兵隊』の上映とともに池谷薫監督が来館、
会場を移して【『蟻の兵隊』徹底解説・ドキュメンタリー塾】を開催。

今年はオンラインでも開催しましたが、
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3014.html
特別な8月15日の開催は池谷監督のことだから、さぞ気合が入った講座になると思います。

またシネ・ウインドでは「戦争映画大特集」として8月14日から20日に
『蟻の兵隊』『野火』『8時15分 ヒロシマ 父から娘へ』そして『東京裁判』が上映されます。

https://www.cinewind.com/

*8/15(日)『蟻の兵隊』上映&池谷薫監督来館プラス特別企画【『蟻の兵隊』徹底解説・ドキュメンタリー塾】開催 

中条町出身・奥村和一さんが主演し全国で大評判となったドキュメンタリー映画『蟻の兵隊』、奥村さんの没後10年となる今年も終戦記念日に合わせ上映します。昨年に続き池谷薫監督の来館と共に、今年は上映後にドキュメンタリー塾を開講し『蟻の兵隊』をていねいに解説します。撮影のキッカケ、製作時のエピソード、監督としての視点など、池谷監督から映像を交えながら直接語っていただきます。

8/15(日)

10:00~12:00 『蟻の兵隊』上映&池谷監督舞台あいさつ(シネ・ウインドにて)

↓ドキュメンタリー塾は中止となりました。
https://www.cinewind.com/information/8-15-2/

13:00~15:00 ドキュメンタリー塾 講師:池谷薫監督

★会場:新潟市総合福祉会館 大集会室 入場無料 先着30名限定(申込・シネ・ウインド 025-243-5530)

●ご案内

ドキュメンタリー塾は作品の背景はもちろん、印象的なシーンの映像クリップを使って『蟻の兵隊』がどのようにつくられているのか、池谷監督が印象的なシーンの映像をお見せしながら熱く語ります。ぜひ本編をシネ・ウインドでご覧ください。

監督来館の8月15日は奥村さんの人生を一変させた日です。記念すべきこの日に貴重な話が聞ける絶好の機会、お見逃しなく!

https://www.cinewind.com/information/8-15-2/

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#17歳も雲ひとつない葵空



7月25日 被爆ピアノ演奏会と映画『おかあさんの被爆ピアノ』上映会

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#おかあさんの被爆ピアノ

演奏会ではNGT48の「Maxとき315号」とAKB48さんの「365日の紙飛行機」を弾かせていただきました。

とても素敵な音色だったので1部ですが動画を上げさせていただきます!

↓「Maxとき315号」
https://twitter.com/Aoi_Furutate/status/1419255762728067075

↓「365日の紙飛行機」
https://twitter.com/Aoi_Furutate/status/1419256170443771908

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↑7月25日『被爆ピアノ演奏会』を終えた、
その夜にNGT48の古舘葵さんがツイッターに被爆ピアノを奏でる動画を更新。
リプ欄には演奏を聴いたファンの皆さんの喜びが溢れたばかりか、
エゴサしたら実際に会場に足を運んだファンの方が、
「推しが間近でピアノを弾いてる」歓びをツイートし、それはよく理解できると。

それ以前に劇場公演や交流イベントを連日こなしており、
ピアノを練習する時間があるんだろうかと思うほど多忙のようでしたが、
動画を見てわかるとおり、物怖じもせずに立派に弾いて客席からも盛大な拍手が。

古舘さんは午前、午後の会ともに演奏後に矢川調律師、五藤監督とともにトークショーに登壇。
自身の世代に被爆ピアノを伝えていきたい旨を語って、とてもしっかりした印象を持ちました。

ところでハロプロのMVはたまに屋外ロケで撮影したら「お金がかかってる」との評判を得ますが、
ご存じの通りAKBグループは時に海外ロケも行ったりと、その比でなく圧倒される思いをいつも抱かされ、
特に着目するのは大林宣彦監督や是枝裕和監督といった第一線で活躍する映画人に演出を依頼すること。

NGT48も『溺れるナイフ』の山戸結希監督の『世界はどこまで青空なのか?』
https://www.youtube.com/watch?v=qGBvujY6bjg

『全員死刑』の小林勇貴監督監督の『春はどこから来るのか?』
https://www.youtube.com/watch?v=_YybtAuT4YE

等々、気鋭の映画作家が演出したMVは
MVの枠に収まらず作家性が存分に発揮され中毒性もあって、
何度も見返すことができます。

で、密かに夢想するのはいづれ古舘あおちゃんがセンターに抜擢された際のMVは
この演奏会がきっかけということで演出はぜひ五藤利弘監督に。
そうなると当然、舞台のロケ地は栃尾、やはり杜々の森をメインになどと夢想は膨らんでいきます。

今回をきっかけに担当者はこれまで一度も入ったことがなかったNGT48の劇場に行って、
あおちゃん目当てにレスが貰えなくても地蔵と化し、声を出せなくても、
心で声援を送ろうと思い立ちました。
そもそもどうやってチケットを入手するのかもわからずにいますが、
いづれぜひ実現したいと思ってます。

あと8月10日はあおちゃんの17歳の誕生日だそうで、一足早いですがおめでとうございます!
さらに大きな飛躍を遂げますことを祈ります。

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池谷です。ドキュメンタリー塾をアーカイブで!



池谷薫監督よりBCCメールが届きましたので、そのまま転載します。
画像は池谷監督の劇場デビュー作『延安の娘』の一場面です。

【転送大歓迎】

BCCでメールを差し上げる失礼をお許しください。
猛暑にコロナと大変な日々が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
そのコロナに負けじと昨年中止したドキュメンタリー塾をオンラインで復活させましたが、
おかげさまで全5回に1000人を超える方々にご参加いただきました。
「延安の娘」「蟻の兵隊」「ちづる」「先祖になる」「ルンタ」……
本篇をオンデマンドでご覧いただいたあと、Zoomを使って徹底解説しましたが、
参加者から「そこまで話すのか!」と言っていただくほど、作品を語り尽くしました。
人間に迫るドキュメンタリーのおもしろさをご理解いただけたのではないでしょうか。

ご好評にお応えして、全5回のアーカイブチケットを販売します。
本篇の視聴と解説トークがセットになっています。
視聴期間中、何度でもご覧いただけるので、お好きな時間にお楽しみいただけると幸いです。
恐縮ですが、ご関心お持ちの方々にもお知らせください。

主催は神戸・元町映画館です。

池谷薫ドキュメンタリー塾アーカイブ

【販売期間】 7/16(金)~8/28(土)正午
【視聴期間】 各作品本編: 8/13(金)~8/29(日) 
        各作品解説トーク: 8/13(金)~9/12(日)

【第1回】「延安の娘」劇映画をしのぐドラマ性はこうしてうまれる
お申込ページ  https://qr.paps.jp/wsUJh

【第2回】「蟻の兵隊」狂って撮る 距離感ゼロのドキュメンタリー
お申込ページ  https://qr.paps.jp/MOnlS

【第3回】「ちづる」カメラをもった 見えてきたのは自分だった
お申込ページ  https://qr.paps.jp/rylW4

【第4回】「先祖になる」寄り添うように撮り 骨太のストーリーを編む
お申込ページ  https://qr.paps.jp/eDaWu

【第5回】「ルンタ」チベットを撮る 人間の尊厳とは何か
お申込ページ  https://qr.paps.jp/wkiFG

※海外からのお申込はこちら  https://peatix.com/user/8199618

コロナがまた暴れだしたようです。くれぐれもご自愛ください。

感謝を込めて

映画監督・甲南女子大学教授
池谷 薫(いけや・かおる)

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パンダさんパワー



話は遡って↓こちらの記事。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3052.html
NGT48のメンバーに先輩の武藤十夢さんが出演してる『おかあさんの被爆ピアノ』を知ってほしい、
という思いで事務所にレターパックにチラシを入れて郵送、
“運営の手元にチラシが届いたことは確かなんで、どんな反応があったのだろうかと。”
などと書いてたことも忘れたころに事務所の方より電話があり、
「長岡出身の映画監督の作品でもあり、ピアノが得意なメンバーを参加させたい」という趣旨。
そもそも連絡が来るとはまるっきり思ってなかったので大変驚き、
何度かやり取りをしていくと本当にピアノが得意な古舘葵さんが「被爆ピアノ演奏会」で弾いていただけるようで、
五藤監督に連絡したら、これはぜひ挨拶に行かなければと。

諸々の段取りを踏んで長岡入りした監督とともに本番の10日前に新潟市の某所に伺ったら、
事前にいらっしゃるとは知らされなかった古舘葵さんの姿も。
そりゃ、NGTならおぎゆかさんやりか姫は知ってたけど、
今回のお話で失礼ながら初めて知った古館葵さん、愛称あおちゃんを目にしての第一印象
マスク姿なのに、なんなのか本当にただただカワイイ!
というか完璧なアイドルオーラを放っているので圧倒される思いが。

この話を知って『おかあさんの被爆ピアノ』の予告編を見てとても響いたこと、
ピアノは子供のころから習ってたことなど、
事務所の方とアイコンタクトを取りながら、
幼い声で話すのを聞いてるだけで、
こちらは日々の諸々の疲れが癒され浄化されていくような、
改めてアイドルって神々しい力があるんだと実感してました。

プロフィールを見ると東京出身で新潟にはアイドルになるために来たようで、
たぶん、それだけで根性が据わってるんだと思い、
長岡へはNGT48でアオーレでのアルビレックスBBの試合の応援パフォーマンスを、
あとやはり長岡は花火を連想するものの、まだ生で見たことがないそう。

今回、こういう形で長岡と縁ができたので、
機会があったら戦災資料館とか長岡めぐりをしていただき、
長岡花火が慰霊の花火なことも知ってほしい思いも。
もちろんいづれ長岡花火を生で体験していただけましたら。

事務所の方と当日の流れやあおちゃんが参加することをSNSで発表することなど確認したあと、
間があいたのでプロフィールの中に趣味がピアノのほかにアイドルを見ること、とあるので
「どんなアイドルが好きなんですか?」と尋ねたら
「モーニング娘。」と応え、こちらは結成時からのモーヲタ、ハロヲタなので
黙ってることができずに「あっ、そうですか自分もファンで今は15期の岡村ほまたんに注目」
などと言いかけたら「15期」と言った時点で本当に目を輝かせ「山﨑愛生ちゃんが好きなんです」と。
めいちゃんと言えば当然「パンダさんパワー!」とこちらが放つと大喜び、
事務所の方と五藤監督は何やってんだ、という呆れ顔でしたが、
もはや枯れたオッサンと10代の女の子の共通の話題となるモー娘。が好きで本当に良かった、
たぶんこれが自分のヲタ活人生のピークなんだろうと思ってました。

ちなみに五藤監督は弾いてくださる「Maxとき315号」がどんな曲なのかと事前にYOUTUBEで見たら
https://www.youtube.com/watch?v=pPU5MPY7g_M
冒頭のアニメの東京→新潟の新幹線特急券の日付が偶然「被爆ピアノ」演奏会本番の
7月25日なのを見つけて、やはり何か縁を感じたことを話していました。
そもそもNGT48にとって7月25日は何か特別な日なんだろうかと。
などと書いてて改めて「Maxとき315号」を聴き、当日あおちゃんが弾いたピアノも重ねて
これはやはり名曲だなぁ、と思いました。

画像は7月25日の本番を終え緊張から放たれたせいか最高の笑顔のあおちゃんと五藤監督です。

https://ngt48.jp/profile/detail/142
https://twitter.com/Aoi_Furutate
https://www.showroom-live.com/48_FURUTATE_AOI

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