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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

2024年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2024年09月

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なぜ #小川淳也 議員は総理大臣になれないのか


©️2024 映画 ◯月◯日、区長になる女。製作委員会

現在、ご存じのように連日、自由で民主的な党の総裁選の報道が無批判になされて、
まるで政府ご用達のマスメディアと化してるように映ります。
しかしこういった場面では露出の多い人が総理大臣になる例が多々あるらしく、
だとするとホントに小泉進次郎氏が次の総裁となってまさか総理大臣になっちゃうんでしょうか?

それと同時に立憲民主党の代表選も行われるということで、
大島新監督をお迎えし小川淳也氏の選挙戦を追った『なぜ君は総理大臣人なれないのか』『香川1区』を上映した手前、
特に『香川1区』のラストシーン、前回の代表選に立候補したものの、
敗れてしまいながら有楽町で青空対話集会を開く姿で終わりましたが、
虎視眈々と次回を睨んでる印象を持ちました。
そこで小川議員は今回、立候補しないのかと気になってたところ、
https://x.com/junyaog/status/1829387755744546819
↑昨日、このような声明文を発表。

要は立候補を表明した野田佳彦元首相に恩があるので自分は出ないとのこと。
有権者不在の永田町の論理が小川議員から出てしまうとは。
朝まで生テレビで消費税25%と発言で炎上や連合の現会長を称賛したりと、
たぶん支援者にすればおかしなことを言ってると言われても仕方ないけどらしい空気の読めなさ、
それらを挽回できるハズの裏金問題でおかしくなってる政権与党を叩く
この機会を放棄してしまったことに失望を覚えました。

そもそも今回、野田元首相は立候補の記者会見で「安部さんとの約束」と宣い、
まるで国民を見てないことが露呈、
しかも「政権移譲」の責任を取らずにいて大物ぶり、
本来なら野田元首相がバックで小川議員を盛り立てるべきなのに、
自ら出馬とあまりの厚顔無恥ぶりに立憲民主党離れが加速してるようで他人事ながら心配しています。

担当者は野田元首相に賛同できるのは「最強のプロレスラーは?」の問いに
「ジャンボ鶴田」
と答えたことだけでした。

とはいえ小川議員を差し置いて、まだ第一期なのに立憲民主党の
代表選に立候補を表明した女性・吉田晴美議員が注目されています。
20人の推薦人を得られてないそうですが、
今回は古臭いおじさんばかりが候補者なので看板を変えようと立候補を表明、
しかも原発反対、消費税減税を掲げており、これは多くの支援者が望んでることと一致するのではないかと。
それで『映画 〇月〇日、区長になる女。』を観たうえで納得できるのは、
主人公・岸本聡子氏が無事に杉並区長選に当選し、
共に選挙を戦った支援者が議会を見学したら、
窮地に立つ区長を目の当たりにし、これは議会で助けなければと、
支援者の中から女性ばかりが杉並区議選挙に立候補し多くが当選という快挙を達成。
吉田晴美議員は杉並区出身ということで、
杉並での吉田議員の応援演説に映画に出てきた何名かの区議が応援演説をしたようでした。

今秋は長岡市長選におそらく衆院選もあるようなので、
その機運に『映画 〇月〇日、区長になる女。』が乗っからないかと都合のいいことを思ったりしてます。

小川議員に戻してこれまで挫折してる姿をいつも大島新監督はカメラを手に寄り添ったりしてるので、
明後日、地元でこの件の説明会を開催するらしく、
もう小川さんに興味ないと言ってた大島監督が訪れて撮影再開しないだろうかと。

11/24 『映画 〇月〇日、区長になる女。』長岡上映とペヤンヌマキ監督トーク
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4226.html

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『輝ける人生』 見附上映会



毎秋に開催している見附市国際交流協会主催の映画上映会。
今年は9月23日(月祝)にイギリス映画『輝ける人生』を無料で上映します。

“35年寄り添った夫がナイトの称号を授与され“レディ”となったサンドラ。順風満帆の人生だったが、夫と親友の浮気現場を目撃、傷心でロンドンに住む姉ビフの団地に転がり込む。金や名誉とは無縁のビフは、なんでも話せる親友のチャーリーやダンス教室の仲間に囲まれて、人生を心から謳歌していた。妹の窮地を心配する姉は、サンドラをダンス教室へ無理やり連れていく。音楽とダンスは、かつてダンサーを目指したこともあるサンドラの心を癒し、忘れかけていた情熱を思い出させるのだったーー。”

https://www.albatros-film.com/movie/kagayakeru-jinsei/

映画上映会~輝ける人生~

日時2024年9月23日(月・祝)

開場13:30 / 上映14:00

会場 見附市文化ホール アルカディア 小ホール

料金 入場無料(先着200人まで)

主催 見附市国際交流協会

後援 見附市・見附市教育委員会

お問合せ先 見附市国際交流協会事務局080-5062-7642

https://www2.city.mitsuke.niigata.jp/arcadia/rent.html?fbclid=IwY2xjawE-rC1leHRuA2FlbQIxMAABHbiQb8s65yO-0t1DsEmXn0qt4wXyjfgHDr-OKcJ-MGLVf09W8zu7Wo4A4g_aem_TfjBrcC7EnC06vob1pBv5w

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♪世界が破滅の前夜なんて 嘘だろ



お世話になってるロマンダムールの月1のロック漫談。
今回は「カーペンターズ、モナリザが来日した昭和49年特集」ということでしたが、
30分ほど遅れて入場したらアラン・ドロン、高石ともや追悼と飛んで、
田中角栄失脚から昭和49年へと戻り本題のカーペンターズの話で時間がすでに押して、
最後にちょびっと本物のモナリザを見た思い出を語るという、
お馴染みの行ったり来たりのギターを手にしたロック漫談となりました。

今週の音楽界最大の話題はオアシス再結成だと思うんですが、
それはどこ吹く風なんだと。

しかしロマンダムール神保さんの凄いところは
「涙の乗車券」のビートルズとカーペンターズ、
「風に吹かれて」のボブ・ディランとピーター・ポール&マリーと
オリジナルとカバーの相違点をアレンジし歌声、曲調も変えて歌うなど、
わかりやすくそれぞれの特徴をとらえて解説していること。
日頃から随分研究をしていることを垣間見てひたすら感心しておりました。

で、問題は高石ともやで担当者はリアルタイムではトライアスロンの人、でしたが、
実はインディーズレーベルを立ち上げた先駆けであり、
日本のルーツミュージックの収集していたという功績を残した方と神保さんの解説を聞き知りました。

とはいえ代表曲の「受験生ブルース」はコミックソングにしか聴こえなかったものの、
RCサクセションの問題作『カバーズ』に収められた「明日なき世界」はバリー・マクガイアをカバーした高石ともやのカバーと知り、
どんなものかと聴いたら、これが「受験生ブルース」と同じ人の歌声とは思えない激シブのカッコよさで驚いたことかありました。

明日なき世界
https://www.youtube.com/watch?v=sPRAJYK2_aw

この差はなんなんだろうと思ってましたがインディーズレーベルにルーツミュージックと幅広い活動を知って、
決して「受験生ブルース」の人だけじゃなかったんだと。

ちなみにロマンダムールのロック漫談の会場はいつも大手通りのGallery 沙蔵。
ここは今度の「長岡監督・ロケ映画特集 第8弾」の中で上映する長岡造形大セレクション『セツナ』のロケ地に使用。
なので終演後に上映会の宣伝をさせていただきました。
ありがとうございます!
そしたら五藤利弘監督の同級生だったという女性二人から声がかかり、
とりあえずチラシを渡して観に来てくださいとお伝えしました。

9/28 ながおか市民活動フェスタ2024 参加企画 “長岡監督・ロケ映画特集 第8弾”
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4239.html

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『荒野に希望の灯をともす ~医師・中村哲 現地活動35年の軌跡~』DVD上映会



昨年、3月に長岡上映会を開いた中村哲先生の生涯を記録した『劇場版 荒野に希望の灯をともす』。
今も中村先生の功績を受け継ごうと全国各地で上映会が開催され、
秋からBSNが音頭をとって県内各地で上映会が開かれると耳にしました。

それとは別に劇場版と違う編集のDVD版『荒野に希望の灯をともす ~医師・中村哲 現地活動35年の軌跡~』の上映会も各地で開かれ、8月31日には毎年開催されてる「ながおか平和のための戦争展」で
13時30分よりアオーレ長岡市民交流ホールAにて入場無料で開催されます。

2024/08/30 第15回ながおか平和のための戦争展「戦争はなぜおこる?平和はどう守る?」(8/30~9/2 新潟・長岡市)
http://www.labornetjp.org/EventItem/1721633912625matuzawa

また11月にも中村先生の功績を伝えたいと個人で動いてる方が上映会を開催すると聞きました。
こちらは詳細が決まりましたら、またお知らせいたします。

https://ndn-news.co.jp/dvd/232/

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長岡造形大学セレクション 2024  『白いキャンバス』

白いキャンバスStill004

現在、公開中の『ブルーピリオド』は美大入学のために情熱を注ぐ作品のようですが、
仮に入学してからも絵を描くことは続くくわけで、その苦悩と喜びを綴ったのが本作『白いキャンバス』

自身に才能があるのか否か、周囲と比べてしまい落ち込む主人公が再起を図る、再び絵を描く様を
本当に生真面目に描いた一作。
観ていて芸術に生涯を捧げる一端を垣間見せてくれるよう。
ある意味、造形大生らしい作品。

「自分のことを書けば、誰でも一本は傑作が書ける」

新藤兼人監督の名言、作り手はたぶんそんな言葉は知らないと思いますが、
まず自分たちの身近なテーマを題材にした結果、共感を得る作品になっています。

9/28 ながおか市民活動フェスタ2024 参加企画 “長岡監督・ロケ映画特集 第8弾”
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4239.html

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長岡造形大学セレクション 2024 『セツナ』

セツナSETSUNA

カメラマンになる夢を諦めブラック企業で悶々と働く青年の前に現れた女子高生・セツナ。
イマドキとは違う雰囲気をまとう彼女は、とある理由から「ネクタイを外そう」「社会を変えよう」と路上に立つ。
危なげな行動を見つめながら、次第に彼女に背中を押されて青年は再びカメラを手にするが、、、

ともかくセツナを演じた女優さんは何者なのか、大変魅力的。
そして「社会を変えよう」という行動が、
今の時代に受け入れられないことを作り手は疑問を持って描いてることに共感を覚えました。
今こそセツナの声に耳を傾けるべきではないかと。
そして青年が撮ったセツナの写真がホントに素晴らしかったです。

9/28 ながおか市民活動フェスタ2024 参加企画 “長岡監督・ロケ映画特集 第8弾”
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4239.html

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「はだしのゲン」中沢啓治さん、米漫画賞で「コミックの殿堂」受賞…手塚治虫さんらに続き8人目



「はだしのゲン」中沢啓治さん、米漫画賞で「コミックの殿堂」受賞…手塚治虫さんらに続き8人目

8/21(水) 23:00配信

読売新聞オンライン

米国の権威ある漫画賞のアイズナー賞で、「はだしのゲン」で知られる漫画家の中沢啓治さんが、今年の「コミックの殿堂」を受賞した。妻のミサヨさん(81)が20日、同作の翻訳権代理会社を通じて、同賞のトロフィーを受け取った。

同賞は、世界中の業績ある漫画家に対し「殿堂入り」を認定するもの。日本人では、これまでに手塚治虫さん、大友克洋さん、宮崎駿さん、萩尾望都さんらが受賞しており、中沢さんは8人目となる。

中沢さんは2012年に73歳で死去した。ミサヨさんは「このようなトロフィーはもらったことがないので光栄です。主人もきっと喜んでいると思います」と話している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ff9a1ffdd794ccaf7cc97efddf11662dfa94d17f

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『ヒロシマナガサキ』上映会を開催したことと絡めてで紹介します。
『ヒロシマナガサキ』の中で原爆投下時を証言する画像の中沢啓治先生が
アメリカの漫画界のアカデミー賞で「コミックの殿堂賞」を受賞したそうです。

他に小池一夫先生や高橋留美子先生など綺羅星のごとく並んだ多彩なマンガを描く巨匠に交じって、
(個人的には藤子不二雄先生の受賞がまだなのが残念)
おそらく『はだしのゲン』のみでの受賞、それも原爆投下した側のアメリカが高く評価したことに大きな意義を思います。

それにひきかえ日本、それも広島では教材から削除とは、、、、

“原爆の残酷な場面を見て「怖い!」「気持ちが悪い!」「二度と見たくない!」と言って泣く子が日本中に増えてくれたら本当によい事だと私は願っている。「戦争」「原爆」という文字を見ただけで拒否反応を示す子が増えて、二度と私達のような体験をする世の中にしないでくれと願っている。(中沢啓治)”

https://x.com/genhiroshima/status/1826889269019115903

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午前十時の映画祭14

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現在、『マッドマックス』『マッドマックス2』を上映中だという“午前十時の映画祭14”
どちらもテレビ放映時に観てもんの凄い衝撃を受けた作品、
特に『2』のクライマックスとオチに、なんというか映画の醍醐味が凝縮されたような興奮さえ覚えたのが、、、

次回、8月30日から『花様年華』と『男たちの挽歌』と香港映画の金字塔、
『エブエブ』はオスカー獲るような映画かと未だ疑問なものの、
『花様年華』のパロディを挿入、
世界で知られたと言っても、いわゆるミニシアター好きの間でしょう、という認識が覆されました。
そんなハリウッド映画でパロディにされるほど世界中で浸透していたとは。

そして『男たちの挽歌』に至ってはパロディとかでなく、
ホントにその後の世界のアクション映画の鑑というかお手本になってしまい、
感慨深く思ったりしましたが、
2年前に4Kリマスター版が全国順次公開のハズが、
また新潟県ではスルーされてしまったので、
“午前十時の映画祭14”に賭けていたのが、
それがそれが、これまでTジョイ万代で毎回上映していたのに、
なぜ今年は辞めてしまったのでしょうか。

時間と機会があれば、せっせと通い、
一番小さい劇場だったとはいえ、
いつもそこそこお客さんがいて、ほぼ懐古厨てな感じだったけど、
『ジョーズ』の時は初めて観るという若者たちがグループで観に来て、
容赦なく今も恐怖のどん底に叩き落し、観終わって興奮していたことをよく覚えていたので、
さすがは俺たちのスピルバーグなどと感心しておりましたが。
絶対イイ企画なので辞めてしまう理由がイマイチよくわからずにいます。

『男たちの挽歌』だけでも隣県まで観に行こうかと思ったら群馬も辞めてたようなので、
いったい何があったのか、代わりに手を挙げるシネコンはなかったのかと。
よりによって『男たちの挽歌』が組まれてるのに。

ちなみに最近、ジャニーズ系のメンバーで『男たちの挽歌』がミュージカルになったと知り驚きました。
しかも演出が鄭義信って、どんなだったのでしょうか。

1986年の夏の香港の伝説。
今の日本ほどの酷暑と想像する香港の街には暑苦しいロングコート着てチョウ・ユンファを気取る若者たちがワンサカいたそう。
そりゃ、『男たちの挽歌』を観りゃ、皆さん気持ちはわかるでしょう。

https://asa10.eiga.com/

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ペヤンヌマキ監督


(C)映画 ◯月◯日、区長になる女。

《監督 ペヤンヌマキ コメント》
こんにちは、杉並区に住んで20年になるペヤンヌマキです。
私が住んでいる閑静な住宅街に大きな道路を通す計画があることを知りました。計画が進むと私の家は立ち退きになってしまいます。自分のことに精一杯で社会問題のことなんてちっとも考えてこなかった私ですが、自分の住まいが奪われる危機に直面して初めて、政治や選挙が私たちの生活につながっていることに気づきました。そして・・・カメラを回し始めました。投票率を少しでも上げるために。

本当は、猫とまったりお昼寝したり、お気に入りの川沿いを散歩してバードウォッチングを楽しんだりしていたかっただけなんです。だけど黙っていたら、この生活が奪われてしまう。もう黙っちゃいられない!

これは現在私に起きていることであり、杉並区で起きていることであり、どこでも誰にでも起こりうること。
  

【監督 ペヤンヌマキ プロフィール】
劇作家・演出家/演劇ユニット「ブス会*」主宰。長崎県出身。

早稲田大学卒業後の2010年、演劇ユニット「ブス会*」を立ち上げ「自分ごと」を起点に現代を生きる女性たちに焦点を当てた作品を発表してきた。2014年『男たらし』、2015年『お母さんが一緒』が岸田國士戯曲賞最終候補作品に選出。近年は地域の問題を「自分ごと」とし、ドキュメンタリー『映画 ○月○日、区長になる女。』を監督(2024年公開)。また脚本家としてテレビドラマなども手がける。

主な舞台作品に『女のみち』シリーズ(脚本・演出)、『お母さんが一緒』(脚本・演出)、asatte produce『ピエタ』(脚本・演出/原作:大島真寿美)、テレビドラマ作品にテレビ東京『来世ではちゃんとします』シリーズ(脚本/原作:いつまちゃん)、NHK総合『特集ドラマ 雨の日』(脚本)、WOWOW『有村架純の撮休』『竹内涼真の撮休』(脚本)など。

https://giga-kutyo.amebaownd.com

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11月24日『映画 〇月〇日、区長になる女。』長岡上映会にお越しいただくペヤンヌマキ監督はお芝居で現在、活躍されてる方。
前歴はフリーのAV監督だったというのも率直に興味をそそられますが、
(AVの女性監督は珍しくないとはいえ)
その経験を自身のお芝居の題材やエッセイとして本にまとめるなど、いづれ読んでみたいと思ったりしました。

ちなみにぺヤンヌとは職場の上司にペヤングソース焼きそばが似合うと言われたあだ名がから。
しかしNHKでお仕事する際、商品名はNGなのでぺヤンヌに変更したとのこと。

猫とまったりするのが生きがいだったのに、知らないうちに自分の住むアパートが立ち退きの危機にあると知り政治に目を開く様を映画は伝えてます。
草の根の選挙運動を焦点にすると同時に政治に目を向けるペヤンヌ監督自身のドキュメンタリーとも言えるかと。

ちなみに新潟県内は残念ながらスルーのようですが橋口亮輔監督の久しぶりの新作で江口のりこ主演『お母さんが一緒』はペヤンヌ監督の舞台が原作で映画の脚本も手掛けてるとのこと。。
しかしそんな多才で多忙な方がよく来て下ることに、ぜひご期待ください。

11/24 『映画 〇月〇日、区長になる女。』長岡上映とペヤンヌマキ監督トーク
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4226.html

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8月22日の日報抄

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8月22日の日報抄(朗読付き:エフエム角田山)
2024/8/22 6:00
(最終更新: 2024/8/22 14:29)

 同じものを見るにしても、人によって捉え方が異なることはある。簡単には溝を埋められない認識の違いもある。つくづくそう思ったのは、ある映画を見たから

▼新潟市の映画館がこの夏、ドキュメンタリー映画「蟻(あり)の兵隊」(2005年製作)を上映した。太平洋戦争終結後も上官の命令で中国に残留し、終戦から9年後にようやく帰国した男性を追った作品だ。男性は胎内市出身の奥村和一さん。既に鬼籍に入っている

▼残留兵約2600人は祖国復興を大義に中国の内戦に加わり多くの戦死者を出すが、帰還すると国は軍命はなかったとその存在を黙殺した。奥村さんらは国を相手に裁判を闘う。その過程で日本軍の加害性もあぶり出される

▼映画の終盤、靖国神社での集いでスピーチした元軍人の男性に対し、奥村さんが「侵略戦争の美化ですか」と問いかける場面がある。男性は戦争の目的は自存自衛だと明記する「開戦の詔書」を読み直せと感情をあらわにする

▼映画館で上映後に作品解説した監督の池谷薫さん(65)は、このシーンが持つ「痛み」について語った。「あの戦争が侵略だったのか自衛の戦いだったのか、日本は何の決着も付けずに今に至っている。その事実を突きつけられる痛みなんです」

▼太平洋戦争とは何だったのか、戦後79年を経ても見解が定まっているとは言えない。立ち位置の違いで、導き出される教訓は異なってくる。次代に平和の尊さを伝えなければならない。けれどきっと、それだけでは足りない。

https://www.niigata-nippo.co.jp/articles/-/462462

↑本日の新潟日報・1面コラム日報抄に先日のシネ・ウインドで上映された『蟻の兵隊』について書かれており、
池谷薫監督は喜び、奥村さんの故郷の胎内上映会に向けて弾みがついたとFBに書いてました。

しかし以前、戦争映画は結構制作され8月の公開が多かったと記憶してますが、
今夏、ぱっと思い浮かぶものは『風が吹くとき』、それもリバイバルだし、
NHK特集は気を吐いたけどテレビドラマは激減した印象、
高畑勲監督の『火垂るの墓』は8月にどんどんテレビ放映されるべきと思うけど、
ジブリ作品なのになぜか放映されなくなった印象が。
最近『火垂るの墓』はネットフリックスで世界中での配信が決定、
ただし日米は除くと報じられて観せてはマズイと判断した連中が何かしらの圧力をかけてるのかと疑いました。

しかし先のコラム“靖国神社での集いでスピーチした元軍人”と小野田寛郎氏の名前が書かないのは忖度なのか、私人だからと配慮したのだろうかと。
戦後で小野田氏ほど著名な旧・日本兵はいないと言えるので名前を出さないのは率直に読んで変に思ったことと、
小野田氏からしても間違ったことを言ってないという認識なので名前出すことは厭わないと思うし、
何より小野田氏を明記すればより『蟻の兵隊』に関心を持たれる読者も多いハズ。

併せて執筆した記者は「太平洋戦争とは何だったのか、戦後79年を経ても見解が定まっているとは言えない」と書くなら、
自身の立ち位置はどうなのだろうかと。
両論併記が原則なのかもしれませんが、この記者は明確に“侵略”と書かないのは文字数の関係だけなのだろうかと。
というのも講義後の質疑応答で観賞者の一人が「あの戦争は侵略か自衛か、たくさんの本を読んで勉強してるが定まってない」との質問で明確に池谷監督は立ち位置を述べていたからで、それを知ってて書いたのなら、そこまで踏み込むべきと思いました。

しかし先の質問者は“自衛”について参考にしているのは某・元航空幕僚長で、
自分はトンデモに思っている方なのでウームと、
これも立ち位置の違いなんだと思いましたが。

【奥村和一(胎内市出身) 生誕100年記念】 『蟻の兵隊』 胎内市上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4230.html

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長岡造形大学セレクション 考察



9月28日開催の『ながおか市民活動フェスタ2024 “長岡監督・ロケ映画特集 第8弾”』で上映する長岡造形大学セレクション。
映像を学ぶ二年生がグループ分けされて制作したショートムービーを今年は6作完成したので見させていただきました。
一昨年の『フレンズレンズ』、昨年の『ゴキブリを好きって言いたい。』と
なんというか新鮮で溌剌とした、“若者らしい”作品が今年も出てこないか、
注目したもののそういった類の作品は無く、重くて生真面目な作品が並び、
面白いか、面白くないかでいえば正直、面白くない、
しかし裏を返せばこれらは造形大のみならず今の若者に立ち込めてる将来への不安や現在の生きにくさなど
暗雲に覆われたなかで、模索し必死で生きようとする姿が収められてるように思ったりしました。
時間の都合で今年は2作上映予定ですが、ある意味、今のたちこめた空気を若者たちはどのように感じてるのか、
ほんの少しでも理解できる作品ではないかと思います。
ご期待いただけましたら。

画像は某作に登場した知っている大手通りのギャラリー。
おそらく店主に交渉し撮影の許可を得るのも勉強の一つなんだろうと。
こんな形で長岡の知ってるスポットが登場、
知らない場所もどこなんだろうと思いながら観るのもちょっとした楽しみではないかと。

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〈暮らしの思想 佐藤真 RETROSPECTIVE〉新潟上映

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http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4106.html
↑こちらでご紹介した佐藤真特集【暮らしの思想 佐藤真 RETROSPECTIVE】東京での公開は大盛況・大好評だったようで、
その後、全国公開を経て満を持して新潟はシネ・ウインドで8月31日~9月13日の公開が決定、
併せてゲストも登壇するのでご紹介します。

“満を持して”というのは『阿賀に生きる』は勿論、『阿賀の記憶』『SELF AND OTHERS』と新潟県内で撮影され、
佐藤真監督は新潟と大変、縁がある映画作家でした。

いつぞや書いたかもしれませんが何度目かのシネ・ウインドでの『阿賀に生きる』の上映後に、
佐藤真監督×小林茂撮影監督の対談があり、
撮影中は何度も衝突したという伝説をギャグを交えて小林監督は凄まじい勢いでまくし立てて客席は爆笑、
併せて佐藤監督も大変突っ込まれながらもニコニコしていた姿を思い出せます。

そんな佐藤監督も不在となり、
小林茂監督ははじめゲストの皆さんは登壇してここにいるハズの不在者について話されるでしょう、
『SELF AND OTHERS』『阿賀の記憶』『エドワード・サイード OUT OF PLACE』と
“不在者”を映画の中心に位置させてることと呼応するかのように。

8/31(土) 10:00『阿賀に生きる』 小内正人さん×大高正嗣さん(「阿賀に生きる」安田上映会スタッフ)
8/31(土) 12:50『まひるのほし』古田木綿子さん(絵画制作、即興演奏家)
9/1(日) 10:00『エドワード・サイード OUT OF PLACE』石田優子さん(「OUT OF PLACE」助監督)
9/1(日) 13:10『SELF AND OTHERS』小柳雄一郎さん(G.F.G.S、BBC Kamo Miyagemono Center代表)
9/4(水) 〈佐藤真監督命日〉10:00『阿賀に生きる』石山桂子さん(ドリーム音楽院)
9/12(木) 〈佐藤真監督誕生日〉11:50『阿賀に生きる』小林茂さん(『阿賀に生きる』『阿賀の記憶』撮影)

上映作品のスケジュールはこちらを↓

〈暮らしの思想 佐藤真 RETROSPECTIVE〉新潟上映&ゲスト情報
https://www.cinewind.com/information/retrospective/

〈暮らしの思想 佐藤真 RETROSPECTIVE〉
https://alfazbetmovie.com/satomakoto/

画像はお土産にいただいたレアな『まひるのほし』Tシャツ。
ありがとうございます!

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♪アラン・ドロンとぼくを比べて 陽気に笑う君が好きだよ



そんじょそこらの二枚目でなく世紀の二枚目と比べられてゲラゲラ笑われるなど立つ瀬が無いと思い、
そもそもそんな比較をする女子はデリカシーが無いんじゃないかと、
しかしこの男は度量が大きいのか、なんなのかそんなとこも含めて好きになってしまった似た者同士か、、、

太田裕美「赤いハイヒール」を聴くと、いつもそんなところが気になっていましたが、
昭和の歌謡曲に二枚目の象徴として登場するアラン・ドロンの訃報が届きました。
散々、言い尽くされたかと思う、『太陽がいっぱい』公開時の多くの日本女性はアラン・ドロンの魅力に完全にやられてしまい、
以後は日本では特別な存在、本物のスターとして多くの映画ファンを生んだ功績は計り知れないと思います。
それもこれも『太陽がいっぱい』だけで終わらず、数多の名作、傑作、時に珍作も含めて
スクリーンでその美貌を拝めるだけで満足という本物の千両役者だったと。

市民映画館をつくる会では名画座シリーズと銘打ちNCホールでクラッシック映画の上映会定期的に開催。
もちろん『太陽がいっぱい』を上映したほか、
野外上映会では『冒険者たち』を上映した記憶が。

担当者は『太陽がいっぱい』が大傑作なことを僭越ながら認めつつ、
僅差で『冒険者たち』に思い入れが、やはりジョアンナ・シムカスに萌えたことが大きいかと。
無論、人によって世代によって挙げられるのは『サムライ』『山猫』『ボルサリーノ』『さらば友よ』『レッドサン』『太陽はひとりぼっち』『パリは燃えているか』等々、書いててもやはりスゲーやと。
そしてギリギリ、リアルタイムでベルモンドと再共演の『ハーフ・ア・チャンス』を観れてホントに良かったです。

あとオードリー・ヘップバーンが亡くなった際、スイスでの葬儀にドロンが参列したニュースを見たことが。
ドロンとオードリーなど思い当たる接点は無いものの、
お互い銀幕のスター同士で通じ合うものがあったんだろうと見ながら思いました。

画像はザ・スミスの最高傑作『The Queen Is Dead』のジャケット。
ずっと気取ったモリッシーだと思ってたら、今回恥ずかしながらアラン・ドロンと知りました。

レティシア ~映画「冒険者たち」より~ "LES AVENTURIERS"
https://www.youtube.com/watch?v=iiIlKk62t2w

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格闘飛龍 方世玉 



「第1回長岡アジア映画祭」で上映した『格闘飛龍 方世玉』の監督ユン・ケイ(元奎、Corey Yuen、コリー・ユン)が
二年前にコロナに感染して亡くなったと、
数日前にジャッキー・チェンが明らかにしたのでここに追悼を記します。

ユン・ケイは京劇団“中国戯劇学院”出身。
この劇団で選抜されたエリートが「七小福」と呼ばれてユン・ケイはサモ・ハンが兄弟子、弟弟子がジャッキー・チェンやユン・ピョウ。
最もこの三人のような華がないため映画界ではチョイ役で出演しながら武術指導者として頭角を現し監督デビュー作がかの真田広之が初の海外進出作となった『龍の忍者』。

以後、人気スター主演作を中心に任されて特に監督作でいえばアンディ・ラウ『神鳥伝説』、チャウ・シンチー『ゴッド・ギャンブラー 賭聖外伝 』、ミシェール・ヨー『レディ・ハード 香港大捜査線 』、ユン・ピョウ『検事Mr.ハー/俺が法律だ 』等々は特に見応えが。

そしてスペクタクルカンフーとして大スクリーンで映えて世界中のアクション映画スキモノの度肝を抜いた『ワンスアポンアタイムインチャイナ』三部作では医者にして武術家の黄飛鴻(ウォン・フェイフォン)が当たり役となったジェット・リーが我の強い監督ツイ・ハークと衝突して降板。
それならばとジェット自身がプロデュースしユン・ケイを監督に指名したのが『格闘飛龍 方世玉』
今度は伝説の武術家・方玉世(フォンサイヨ)にジェットが扮し黄飛鴻を凌駕するかのような見ごたえ十分のアクションに加えて、
映画史上最強の母親といっても過言でないジョセフィン・シャオ扮するバイタリティ溢れる女傑の母親との掛け合いが漫才を見てるかのようでコメディとしても大満足となった1作。
当然のように続編が撮られた他に以後ジェット・リー主演作で監督、アクション指導として何本も傑作を放つなど存分に馬が合ったようで量産。
そして迎えた香港返還の年1997年にジェット・リーは満を持してハリウッドに進出し『リーサル・ウェポン4』で悪役として登場!
おそらくアクション指導者としてジェットのお眼鏡にかなったユン・ケイの起用をハリウッド側に推薦し、
期待に応えるようなアクションでジェットは初心を忘れてアクションコメディとなったこのシリーズの原点回帰を促すごとくメル・ギブソン&ダニー・クローヴァーをボコボコにしてしまったのは喝采モノでした。

以後、正直香港時代よりは決定打がなかったもののジェット・リー主演のハリウッド映画はほぼユン・ケイがアクション指導者として参加する反面『X-メン』のアクション監督も担当し、『トランスポーター』でジェイソン・ステイサムをアクションスターとして確立させたり、ジョン・ウーの『レッド・クリフ』のアクションも手掛けたりと東西のアクション映画で引く手数多の大活躍となりました。

個人的にユン・ケイのベスト監督作は『方世玉』は無論だけど敢えてジェット・リー版『ボディガード』の『ターゲット・ブルー』を推します。
英語題名が『Bodyguard from Beijing』とマンマなものの本家は警護する女性に手を出してしまうなど職業意識に欠けていましたが、こちらのジェットは終始ストイックでヒロインとは互いに惚れあいながらも
純愛を貫き最後に離れ離れとなってしまうのは余計に深い余韻があって感動させてくれました。
そして悪役コリン・チョウとの激闘はカンフーはもちろん、おそらく『ジョン・ウィック』に多大な影響を与えたと思うガンアクションも特筆の1本でした。

こうして諸々振り返ってみるとユン・ケイは香港アクションを担いながら、
所謂作家性とかでの評価は無縁で、映画祭でもおそらく特集上映は組まれたことは皆無に思いますが、
ただただお客さんに喜んでもらおうと純粋な娯楽映画をたくさん手掛けていたことは今後さらに評価が高まることになると思います。
お疲れさまでした。

しかし「第1回長岡アジア映画祭」の会場は長岡市立劇場大ホール、
あそこの大スクリーンで『格闘飛龍 方世玉』が上映されたことは今こちらからは羨望を覚えます。

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正義の行方



久しぶりに小森はるか監督主宰“パレスチナ連帯スタンディング@新潟”に40分だけ参加。

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4002.html
↑前回は雪が積もってた頃なんで不義理と短い時間での参加を内心詫びながら、
スタンディングを決行したところ、隣の方が「見たことある顔だ」と声をかけてきました。
確かに新潟ではこちらや福本圭介先生の沖縄スタンディングにデモ行進に参加してきたので、
界隈からは見慣れた顔になったのかもしれませんが、
生憎、こちらは先方の顔を拝見してもわからずにいて大変失礼でしたが、
いろいろ話を聞くと若い時に結構鳴らした方のようで、
会社勤めを経て定年後に新潟に帰ってまた再燃された方と見ました。

スタンディングしながらイスラエル、ガザ、アメリカ、沖縄、広島、長崎と話題はあちことへと飛びながらも、
一貫して思ったのは「黙ってちゃ、ますますマズイだろう」と。

あとトンズラ決めた総理が日本国憲法に踏み込んだ発言をしてるのは
「憲法99条違反、なんだから骨抜きされてるマスコミはともかく、
野党が面と向かって指摘しないのはおかしい」と
結構、自分でも驚く声で話しておりました。

とはいえこの方とこれ以前に会い話す機会があったら『蟻の兵隊』をお勧めしただろうと、
『映画 〇月〇日、区長になる女。』長岡上映会のチラシを渡して思ったりと。

しかしスタンディングなど罰当たりなジェノサイドへの抗議としてこちらは当然の感覚でいるものの、
通りすがりの車の助手席のご婦人がこちらを奇異な視線を投げてたのを見てまだまだなんだと、ほんのり悔しさが。

それはともかく暑い中、皆さんお疲れ様です。
40分で抜けてしまったのは『正義の行方』を観たかったためで、
死刑が執行されてしまった飯塚事件が冤罪ではないか、
警察、弁護士、報道、の立場でそれぞれの“正義”を問う見ごたえのある問題作。

黒か白かは観ながら揺れ続けましたが、
自社の報道を検証した調査報道を得意とする敏腕記者が
「死刑になる理由に至らない」という旨で証言していたのが決め手にこちらは思いました。

国家が冤罪なのに殺人に手を染めたのではないかと検証している映画がある反面、
イスラエルのやってることは正義とはとっくにかけ離れたジェノサイドそのものではないか、
人類はいい加減、過ちを止めていづれ世界中で徹底的に検証していただきたいです。

『正義の行方』公式HP https://seiginoyukue.com/

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弁天通りの夜

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『蟻の兵隊』上映後はこれまで池谷薫監督と親交があり、
毎回アンパンをお客さん全員に提供くださるエミタイさんで親睦会を開いてましたが、
今夏はお盆で親戚一同が集まるというので、
万代・弁天通りの居酒屋で軽くのつもりが、
やはり池谷監督だけに熱い映画談義となって夜も更けていきました。
つい先日は今泉光司監督と殿町だっただけに映画好きとして、
色々あったけど幸せに思います。

しかしエミタイさんってアフリカンフェスタに毎年出店しており、
数あるパン屋さんのなかでホントに縁のあるパン屋さんです。
今年もごちそうさまでした。

池谷監督は毎夏『蟻の兵隊』を上映するシネ・ウインド井上支配人がよほど可愛いようで、
お酒が回ると「イノウエ!」などと呼び捨てにしてしまうものの、
それは親愛の情から来るものだと傍から見ててよくわかり、
今回はとある配給会社について問題提起を池谷監督がしたら、
井上支配人は「自分はそうは思わない」と反論し、
互いの意見が交わされていきましたが、
意見は違えと映画監督と映画館支配人、
それぞれの立場で闘ってる者同士の連帯感を感じたりと。

それで今回印象に残ったのが池谷薫監督の劇場デビュー作『延安の娘』と『蟻の兵隊』の対比。
『蟻の兵隊』はある意味、作家の強烈なエゴも全面に出てきて、
それは監督自身の姿が映り、声も聞こえるほどでしたが、
『延安の娘』は目の前で起こるドラマを息を潜めるように撮影してると感じた作品。
「劇映画をしのぐドラマ性はこうしてうまれる」
ドキュメンタリー塾のタイトルですが確かにドキュメンタリー映画なのに並みの劇映画を凌駕するドラマを作品にしています。
日本でいう全共闘世代の悔恨が根底にあるので、
若松孝二監督が「俺が見つけた」と豪語するほど賞賛したのも納得します。
音楽にピンクフロイドを使用しようと実際交渉したことは驚いてました。

その話の流れで池谷監督はチベットを舞台に『ルンタ』を撮影。
そのせいでもはや中国本土に足を運ぶことは出来なくなったそう。
仮に香港へ渡ってもヘタしたら拘束されかねないこと、
また香港で友人に会ってもマークされてるから、
友人の方に迷惑がかかることが挙げられ、
劇映画だけでなくテレビのドキュメンタリーでも多くの中国をテーマに傑作を手掛けた池谷監督にとって、
中国への思いは格別にあるだろうに、もはや行けなくなったことに「後悔してませんか?」と
尋ねたら「全くしてない」とすぐさま返事が。
ある意味、作家の凄みと覚悟を隣で聞いて覚えておりました。

中国を見つめ続けてる池谷監督は「外から言ってもダメなので中から変わるしかない」
そのために知り合った中国からの留学生にも『蟻の兵隊』をどんどん見せているそう。
いづれ功を奏してまた池谷監督が中国で撮れることを話を聞きながら密かに期待をしておりました。

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【奥村和一(胎内市出身) 生誕100年記念】 『蟻の兵隊』 胎内市上映会



『蟻の兵隊』のクライマックスは敗戦から60年目の靖国神社の8月15日。
支援者の拍手を浴びる小野田寛郎氏に突撃し「侵略戦争美化ですか?」と問いかける“蟻の兵隊”奥村和一氏。
これに「開戦詔書を読め!」と憤怒する小野田氏。
二人の残留兵の火花がスパークした緊迫の場面、
この場面を振り返りながら
「侵略、自衛なのか決着してない、戦争を検証せず爺さんに押し付けてる」と池谷監督は国家を非難しながら、
併せて一人一人の国民にも問うてると気づいた79年目の8月15日。

昨日の記事にも書いたように『蟻の兵隊』の主人公・奥村和一さんは今年生誕100周年。
故郷の胎内市(旧・中条町出身)では記念の上映会が開催されますのでご紹介します。
もちろん池谷監督も駆けつけます。

画像は8月13日に客席で『蟻の兵隊』観賞と受講後、
池谷薫監督サイン会にて、ある場面について質問する小林茂監督。
お二人はこの日、初対面のようでしたが同志社大学の先輩後輩の間柄だそうです。

*【奥村和一(胎内市出身) 生誕100年記念】 『蟻の兵隊』 胎内市上映会

日時 9月23日(月祝) 13時30分上映開始
会場 胎内市産業文化会館
上映後 池谷薫監督トークショー

入場料 
(一般)前売1000円 当日1200円
(学生)前売300円 当日500円

主催 胎内市教育委員会 問い合わせ 0254473409

https://www.facebook.com/kaoru.ikeya.1/posts/pfbid02LM72qN6K6N2b6gcenFHdzyGsn5bSSwc4bzf9Eh7JVPceyacbwD9WWQdApctF189Nl

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『蟻の兵隊』 狂って撮る



8月は日本にとって過去と向き合い非戦を誓う月ではないかと改めて思いました。
シネ・ウインドで8月恒例となってる『蟻の兵隊』上映と池谷薫監督の徹底解説。

今年は主人公・奥村和一さん生誕100周年ということで一層気合が入った手加減なしの講義となり、
作品時間も講義も105分、計3時間半となる長丁場となりながらも、
お客さんは席を立たずに最後の質疑応答まで聞き入っておりました。

映画の中で冒頭、靖国神社に向かう奥村さんに当然の返答を承知で質問する池谷監督の声から、
互いに共犯関係を築き、かつて自身が犯した加害の場に赴き
「己の戦争の落とし前」をつけようとする奥村さんに密着した
「距離感ゼロのドキュメンタリー」は奥村さんが体験した修羅場が乗り移ったかのように、
「狂って撮る」しか言いようのなかった撮影を振り返りながら、
ついに自身がかつての戦地で日本兵時代の亡霊と化した奥村さんをそこまで追い詰めてしまったこと、
「日本軍山西省残留問題」撮り始めた映画から奥村さん曰く「私の映画」へと変貌する様を
共に共犯というより狂気と化した二人を徹底的に解説。

今回、池谷監督が拘ったことは若者にこの『蟻の兵隊』を伝えようとしてること。
現在、全国の大学で上映と解説を実施し“被害”だけでなく“加害”の領域に踏み込んでる本作を、
いづれは高校生にも観てもらい“戦争”について大いに考えてもらおうと。
当然、キナ臭いこの国家の空気を敏感に察してのことだと思いますが、
「若者は知らないだけ。教えるとちゃんと反応する」というこれまでの持論に確信を得てるようでした。

しかし今回も観て思ったのは撮影時は80歳前なので、
まだギリギリ動けていた奥村さんの「怒りと悲しみ」の行動に密着していますが、
生誕100年ということは現在、もはやスクリーンの中の奥村さんのように、
東へ西へと自らの足でパワフルに行動し、
自分が知らない“戦争”について執念をもって解き明かそうとする旧・日本兵は、
現在もはやほとんどいないだろうと。

だからこそ一層『蟻の兵隊』の役目は今後も続いていくだろうと思いました。
来年は戦後80周年、
もちろん8月にまたシネ・ウインドで『蟻の兵隊』を上映し池谷監督は登壇するハズです。

『蟻の兵隊』公式HP https://www.renuniverse.com/ari/index.html

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眠る男




昨日、今泉光司監督のことで小栗康平監督『眠る男』について触れましたが、
今思えばこの作品、群馬県が人口200万人突破を記念し、
県の予算(税金)から4億円出資して制作された作品。
当時の知事だか、群馬県が“精神的モニュメント”という触れ込みで、
確かにそれに相応しいかなり一筋縄でいかない前衛的な作品。
意地の悪い映画評論家が当時、県民が観たいのは「寅さん」みたいな映画ではないかと書いてた記憶があります。

とはいえ一過性の娯楽映画でなくアバンギャルドな作品ならば、
語り継がれていくように思い、
本作が関心を集めたことで、その後に多くの地方自治体が映画製作の支援に乗り出したことは、
『眠る男』が先陣を切ったことで、後に続いてるのは紛れもない事実。
そして撮影地の中之条で毎回、中之条スタジオ映画祭が開催され、続いてることも特筆かと。

「第1回長岡アジア映画祭」では当時、シネ・ウインドで半永久的に公開されてたこともあって、
本作の上映が実現、事の顛末もいろいろあったのですが割愛して、
上映とともに小栗康平監督も来てくださることに。
しかし事前の情報でどこかの映画祭が失礼をし気分を害して怒ったなんて情報を耳にし、
恐る恐るお迎えし、来た早々映写のチェックをしてハラハラしたりと、
率直にこんな一流の映画監督が来てもらっていいのだろうかと思ってましたが、
こちらの思惑の器が小さく、終始ダンディで懇親会にも気さくに参加くださり本当に素敵な方でした。
おそらく怒るほどの位置まで達してないとすぐに理解したのではないかと思ったりしてます。
確か行政が美術館を建てるなら、行政が映画館を建ててもいいのではないか、
という持論が今も残っています。
本作の後には『埋もれ木』『FOUJITA』と2作、計6作しか撮ってなくて、
このまま芸術家らしく寡作を貫くのでしょうか。

『眠る男』は今年『伽倻子のために』とともに4Kレストア版が完成し、
記念しての上映が新文芸坐のみしかないのも勿体ないように思います。

改めて思い返すと役所広司が主演ながら、
ずっと「眠る男」を演じていたアン・ソンギの姿が圧巻の一言でありました。

小栗康平オフィシャルサイト https://www.oguri.info/

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非核平和都市の夜



8月6日 『ヒロシマナガサキ』長岡上映会

上映を終えて今泉監督、若林さんと飲もうとなりお手伝いいただいたYさんとともに殿町「居酒屋 かちんこ」へ。

勿論、今泉監督は店名に関心を抱きながら「自分はかちんこを打つのが下手だった」と。
今泉監督は小栗康平監督に師事。
『伽倻子のために』に感銘を受けた今泉監督は、当時舞台挨拶つきの自主上映会があると出向いて、
現場につきたいとアピール。
根負けした小栗監督はチーフ助監督を紹介し、まず最初に参加したのが野球大会。
なんでも小栗監督は野球チームを持っており、そこでまず試されたそう。
無事に合格したようで『死の棘』『眠る男』の現場に助監督として参加し鍛えられたそうです。

親友である若林さんとは東京のシナリオ学校で知り合ったそう。
下田村から上京する前に若林さんは学生時代に長岡の観光会館の映画館でアルバイト。
当時、何館もあった劇場で浴びるほど映画を貪り、
上京してシナリオ学校に通い牛乳配達をしながら映画を学んだそうなので侮れない方なんだと。
今泉監督とはご近所で牛乳配達をしてるのを目にしてから意気投合、
その後に今泉監督は映画の道へ、
若林さんは映画か国際貢献かの二通りの選択からJICAの青年海外協力隊に入隊しアフリカへ。

若林さんがアフリカへと旅立っても今泉監督との友情は続き、
ある時、若林さんに会いにケニアの山の奥へ。
そこで目にしたのが算数を子どもたちに教える若林さんの姿。
すでにスワヒリ語を習得し子供たちに慕われながら、夜はテストの採点をする若林さんを
カメラで撮影していたそうで、これは機会があったら観たいと思いました。
話を聞いててかの陳凱歌監督作『子どもたちの王様』の世界ではないかと。

人生の大半をアフリカに捧げたと言っていい若林さんは、
コロナ禍でアフリカを去って今は下田に戻ってるそうですが、
JICAの活動では最後はタンザニアで現場指導でなくスワヒリ語が堪能もあって、
事務方に徹し現場をサポートする側にまわってたそうで、
おそらく実績がなければやれない仕事と想像し、
そんな逸材が今は下田に戻り落ち着くのは勿体ないように思いましたが、、、

画像のように若林さんはお酒が大好きで
「かちんこ」では長岡の日本酒飲み比べを堪能してまさに酔っており、
アフリカでの晩酌は近くのスーパーで買った南アフリカ産のワインで酩酊していたよう。
ともかく若林さんは独特の雰囲気を醸し出してて、なんというか壺にはまってしまう愛すべき方。
久しぶりにお会いして変わらぬキャラに癒しさえ覚えておりました。

以前にも書きましたが若林さんと小林茂監督は下田の同郷の幼馴染み。
今回『ヒロシマナガサキ』を小林茂監督も観に来てくださり、
今泉監督、若林さんとも久しぶりに再会し旧交を温めておりました。

ちなみに今泉監督はミライエステップのプロジェクターと音響を称賛。
何度も観ている作品だけど画像が鮮明なので新たな発見があったと喜び、
こちらはそんなプロの方が称賛するほど凄い機材なのかと思ったものの、
ご存じのように館内は灯りが入るブラインド形式なので、
せっかくの上映設備も勿体ないのではなかろうか、その点が痛し痒しというか長岡らしいというのか。

今泉監督もコロナなどの諸事情で中断してるライフワークのフィリピンへの慰霊活動を近々再開したいと話しておりましたが、
いづれにしても今回の上映会、こちらを頼っていただいたことはとても嬉しく思ってます。
またの機会にお会いできましたら、ありがとうございました。

この夜、かちんこの後は遅いのでYさんとは離れて、
3人で親戚が長岡にいるので結構遊びに来てるらしい若林さんが知ってるディープ殿町へと足を運んで、
非核平和都市の夜はますます更けていきました。

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 映画「ヒロシマナガサキ」の上映に寄せて

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8月6日『ヒロシマナガサキ』長岡上映会

長岡上映に『ヒロシマナガサキ』でコンサルティングプロデューサーを務めた渡辺朋子氏よりメッセージをいただき、
上映前に読み上げました。
そのメッセージをこちらに掲載します。

=============================
映画「ヒロシマナガサキ」の上映に寄せて

私たちは「ヒロシマナガサキ」を忘れてはならない。
私たちが「ヒロシマナガサキ」を忘れてしまった時、同じことが起き、人類は滅びる

被爆者は、核兵器が使われたら人間はどうなるのかを教えてくれるかけがえのない存在です。
映画「ヒロシマナガサキ」はスティーブンオカザキ監督が500人以上の被爆者に会い、30人の被爆者にインタビューして製作したドキュメンタリー映画です。
是非、映画を観て、被爆者の言葉を心に刻み付けてください。
二度と核兵器が使われないために。

映画「ヒロシマナガサキ」は訴えています。
戦争をしてはならない。
絶対に核戦争を起こしてはならない。
二度と同じ苦しみを他の誰にも味合わせてはならない。

核兵器は「核兵器禁止条約」という条約で禁止されました。
日本もこの条約を批准して、核兵器廃絶の先頭にたちましょう。
そして核戦争から、子どもたちを守りましょう。

渡辺朋子 特定非営利活動法人ANT-Hiroshima理事長
https://www.ant-hiroshima.org/

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山本五十六生家(復元)

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8月6日『ヒロシマナガサキ』長岡上映会

1回目の上映を終えて2回目まで時間があるので、
東京から来た今泉光司監督と仲間の三条・下田在住の若林さんを、
お手伝いいただいたYさんとともに戦災資料館をご案内しました。

ここで解説にある長岡に投下されて死者を出した模擬原子爆弾について知ってもらいたいことと、
なるべく上映会に来ていただいた映画監督に見てもらいたいと思ってる
長岡空襲について研究した30分弱のビデオを見てもらおうと。

模擬原子爆弾については長崎に投下されたものと同じ型の通称パンプキンの等身大の模型が展示してあり、
今泉監督は長岡に投下されたことは知らなかったそうで、
関心を持って見ておりました。
また長岡空襲のビデオの方はアメリカは日本家屋の模型をつくり実験していた焼夷弾について着目しておりました。

さらにこの長岡空襲のビデオを作成した戦災資料館のアドバイザーの方がたまたま来ていたので、
お互いを紹介することができました。

とはいえ『ヒロシマナガサキ』上映会は長岡市より後援の承諾をいただいたんので、
告知ポスターとチラシを庶務課を通して、
この戦災資料館に掲示、置いてくださるよう依頼したものの、
チラシはあったけどポスターは届いてないとのこと。
しかしこの職員さんはあっても沢山、ポスター依頼があるので
貼れたかどうかという旨で返答いただきましたが、
そりゃ、こちらは『ビヨンド・ユートピア 脱北』は空気を読んで依頼はしなかったものの、
“原爆”がテーマの映画をスルーというのは幾ら何でも。
前からこの資料館は長岡空襲ファーストは仕方ないとはいえ、
どうもそれ以外には関心がないのではと気になってたりしてます。
(今回の映画上映はタダなんだから仕事に無関係でもないんだし知ってたらお仕事帰りに観に来てほしかった)

その後は担当者は喫茶店で休んでもらおうと思ったら、
Yさんがまだ時間があるから山本五十六記念館にご案内したらどうかとなり、
確かに『ヒロシマナガサキ』の冒頭は真珠湾攻撃について触れているので、
繋がりがあることもあって山本五十六記念館へと。

この道中、ご存じのようにちょうど山本五十六記念公園があり、
ここには巨大な山本五十六の胸像と復元された山本五十六の生家があるのでご案内。
以前、この生家を大島新監督にもご案内したことがあり、
その時は管理人さんもいないようなので勝手に入っちゃダメなんだろうと思いましたが、
今回Yさんがズゲズゲと中に入っていくので、
「えっ!お邪魔してもいいの?」と後に着いて靴を脱いで見学しました。
当時の普通の民家なものの、外からはわからなかったので平屋かと思ってたら、
階段を上って2階もあったりしたので普通の民家ではないのかもしれません。

公園にある巨大な山本胸像を今泉監督はカメラでパチリと撮影、
確かに目を見張る大きさで長岡人にとってはこれくらい大きな存在なんだろうと。

その後は山本五十六記念館に閉館前に無事につき、
Yさんにお二人を託して夜の上映の準備でミライエへ担当者は舞い戻りましたが、
思えば今泉監督が記念館にどんな感想を抱いたか聞きぞびれてしまったのでまたの機会に。
ちなみに今泉監督は第二次世界大戦についても詳しく勉強しており、
山本五十六は運動神経が大変良かったことに着目して持論を話してくださいましたが、
確かにスポーツの面から山本五十六論というのは初めてで興味深く聞いておりました。

画像は山本五十六生家前でのお二人の記念撮影。

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『ヒロシマナガサキ』長岡上映会 お客様の感想

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8月6日 『ヒロシマナガサキ』長岡上映会 お客様の感想を抜粋して掲載します。
書いていただきありがとうございした。
掲載した感想は今泉光司監督が英訳してスティーブン・オカザキ監督に送ってくださるそうです。

*ここまで被爆者のことが知れたのは始めてだったように思います。
ありがとうございました。 (40代・男性)

*淡々と被爆者、エノラゲイ乗組員、たちのコメントで繋いでいくが、それが原爆の惨さを伝え、不条理さを伝えていると感じた。そして映画に登場する日本人はみな今までいろいろな所(記事、新聞)で見たことのある方でしたが、今まで聞けなかったコメントが聞けて皆さんの苦しみ、辛さが今まで一番伝わりました。ぜひもっと回数上映してみなに見てほしい。 (60代・女性)

*色々 広島長崎の原爆を知っている気はしたが、こうして米国側からの詳細を見て、ようやく全体が分かったような気はした。まだまだなのかもしれないが。 (70代・女性)

*今日観るべき作品だと感じました。満席になるかと思いましたが、ちょっともったいないです、、、
若い世代にも関心をもってもらいたかったです。 (50代・女性)

*本当の広島と長崎を見たように思いました。
生き残った方々の苦しみを少しは知ることができた。 (70代・男性)

*戦後79年たって、あと10年もすると戦争を知っている人がいなくなるのではないかと思いました。 (40代・女性)

*原爆投下はジェノサイドの何ものでもない。
まさに地獄、生き残ってもさらに続く地獄だ。 (70代・男性)

*今はもう亡くなった、少々苦手だった祖母や頑固者の父のことを思い出しました。
多くの先人の方々に改めて感謝する機会をいただき、ありがとうございました。 (50代・女性)

*末端の市民レベルでの核戦争の反対運動の「大きな大きなうねり」が今まさに必要なのかと思います。危機は本当に現実味を帯びているので。 (50代・男性)

*言葉になりません。原子爆弾の悪影響を知っていて、どうして原子力発電を造ったのか? (50代・女性)

*言葉になりません。ちょっと立ち上がる事が出来なくて足がふるえます。核は無くならない、これだけの事実を前に戦争も無くならない、変えられる物は無いなと思います。変えられるものは自分、先ずは既存のシステムを知ろう、核兵器はどこにあって、誰がボタンを押すのか。その可能性を正しく知ろう、可視化する事。今すぐに出来る事に取り組んでいる子供達がいます。新しい挑戦を紹介する場があったらうれしいです。自分が越える事、まずはと思います。 (50代・女性)

*映画に出演された証言者の皆さんは、もう他人とは思えないインパクトの強さです。事実を時間を追って体験するかのよう。日本人は戦争を含め歴史を知らなすぎる。同じ事を繰り返す可能性が有ると思うと恐ろしい。この作品を観ることが自分自身まだまだ不足だったと思う。若い人に伝えなくてはと思う。再演を望みたい。(今泉監督の話で)フィリピン戦で殺された111万人のフィリピン人の話を初めて聞いた。日本人として知らないで良いはずがない。本当に良い映画を今日、8月6日に見せてもらえたことに感謝します。宣伝にもっと大勢のひとの力が有ると良いなと思いました。 (70代・女性)

*本日2回目の鑑賞です。すばらしい機会をありがとうございます。1回目は正直立ち上がれない程の衝撃を受けてしまいふるえが止まりませんでした。被爆して重傷を負ったひとの治療過程と現在の映像を記録として残してある事実に打ちのめされるようです。インタビューの中の“モルモット”という言葉の重さに胸がつぶれる思いです。カトリック教会に落とされた事も立てないどの気付きがありました。
何度でも何度でも見て理解を深めたい作品です。
スタッフの皆様にはいつも本当に貴重なすばらしい機会にご尽力頂きありがとうございます。
8月6日は自分にとって特別な日なので、長岡の地で広島を思う時間をいただき感謝の気持ちでいっぱいです。 (50代・女性)

*広島第二次世界大戦の事は子供の頃からNHKでよく拝見し関心がある方でしたが、原爆ドーム広場には行って参りましたが、なかなか出向く機会が少ないため仕事上がりに参りました。だんだん体験者がおられなくなり、本当に現実を忘れかけている“今”に“空恐ろしさ”を感じます。
“憲法は守る”はいつも思っております。私も“やけど”の体験があるので外見的いたみ、後からくる病気の恐ろしさを感じずにいられませんでした。 (50代・女性)

*「人間らしく生きることも、人間らしく死ぬこともできなかった」という言葉がが心に残りました。 (50代・女性)

*現在の世界は映画の最後に出てきた旧兵士の言葉の通りになってます。この動きを止めるために何をするべきか、何ができるのか、考えさせられます。 (70代・男性)

*長崎・広島のことは長い間関心を持ってたくさんの触れるチャンスがありましたが、この映像は知らないことが多く衝撃を受けました。
多くの人に観てもらいたいです。 (60代・女性)

*素晴らしい作品でした。
平和事業を担当したことがあり、原爆を投下したアメリカが許せないと思いましたが、日本も加害者であり、戦争には何の意味もないと思いました。
世界から戦争がなくなりますように。 (50代・女性)

*見るのが非常に辛い映画でしたが被爆者の方々は想像を絶するほどの苦しみを今現在もずっと抱えて生きてきたのだと改めて知りました。今世界中に原爆が40万発以上あるということの恐ろしさにとても気が遠くなりました。 (30代・女性)

*8月6日を知らない若い人たちがいて残念、ショックでした。40万発分世界中にあるなんてクレージーだ。 (60代・女性)

*終わりの方で米国の元兵士が「戦争の常で人が殺される」と言っていた。戦争は何でもあり、殺すことが当たり前のもの。だからしてはいけない。
このことだけは一生、考え続けたい。 (70代・女性)

*今の政治のアホどもに絶対見て欲しい。すばらしい映画でした。すばらしい環境の中でいい映画を見られて感謝します。(70代・男性)

*映像は訴える力が大きい。今まで見てきたものより刺激が一番強い画像だった。アメリカの映画だからここまで映すことが出来たのだろう。若い人にもっと見てもらいたい。 (70代・男性)

*本当にどんなことがあっても戦争はしてはならない!戦争するのはおろかものだ。私の母(大正15年生まれ)がずっとずっと言っておりました。 (70代・男性)

*戦争 絶対反対。ショックを受けました。すごかった事に、、、 (80代・女性)

*とても言葉に言いつくせない内容の映画でした。 (70代・女性)

*たいへん重い内容で、この最近の世界情勢を考えると、もしやの気持ちになります。 (70代・女性)

*大勢の日本人がこの映画を観て真実を知るべき。
上映会数や上映地を多くしてほしい。その為に資金が必要なので¥300円位徴収すべきです。 (70代・女性)

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折り鶴



8月6日 『ヒロシマナガサキ』長岡上映会

「折り鶴」

作詞 作曲  梅原 司平


生きていてよかった それを感じたくて
広島のまちから 私は歩いてきた
苦しみをことばに 悲しみをいかりに
きずついたからだで ここまで歩いてきた
この耳をふさいでも 聞こえる声がある
この心閉ざしても  あふれる愛がある

はばたけ折り鶴 私からあなたへ
はばたけ折り鶴 あなたから世界へ


生きていてよかった それをみつけたくて
長崎のまちから 私は歩いてきた
この胸のいたみを うたごえにたくして
焼けあとの下から ここまで歩いてきた
この耳をふさいでも 聞こえる声がある
この心閉ざしても  あふれる愛がある

はばたけ折り鶴 私からあなたへ
はばたけ折り鶴 あなたから世界へ

=========================

・折り鶴を手にして歌ってくださった氏の想いに感銘しました。

↑アンケートにお客様が書いてましたが、“うたのおじいさん”は事前にギターの弾き語りで「折り鶴」を歌うと聞いてたのが、
お仕事でリハーサルの時間に遅れてきたと思ったらスーツ姿で釣り竿の先にシュールでデカい折り鶴をぶらさげて登場、
一瞬、笑っていいのかなんなのか、これも“うたのおじいさんワールド”だと納得して歌っていただきましたが、
アカペラで朗々と館内に響く歌声に皆さん引き込まれておりました。

実は原水爆禁止日本協議会の長岡支部長という顔を持つ“うたのおじいさん”
事前に試写で『ヒロシマナガサキ』を観ていただき積もる思いが多々あったかと。

もちろん署名活動もロビーで行い、お客様が署名いただいたことを喜んでおりました。

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2024年8月6日

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【全文掲載】広島平和記念式典 広島県・湯崎英彦知事のあいさつ 人類が核兵器の存在を漫然と黙認したまま被爆者を一人、また一人と失っていくことに耐えられない

79回目の8月6日を迎えるにあたり、原爆犠牲者の御霊に、広島県民を代表して謹んで哀悼の誠を捧げます。そして、今なお、後遺症で苦しんでおられる被爆者や御遺族の方々に、心からお見舞いを申し上げます。

原爆投下というこの世に比類無い凄惨な歴史的事実が、私たちの心を深く突き刺すのは、「誰にも二度と同じ苦しみを味わってほしくない」という強い思いにかられた被爆者が、思い出したくもない地獄について紡ぎ出す言葉があるからです。その被爆者を、79年を経た今、私たちはお一人、お一人と失っていき、その最後の言葉を次世代につなげるべく様々な取組を行っています。

翻って現在も、世界中で戦争は続いています。強い者が勝つ。弱い者は踏みにじられる。現代では、矢尻や刀ではなく、男も女も子供も老人も銃弾で撃ち抜かれ、あるいはミサイルで粉々にされる。国連が作ってきた世界の秩序の守護者たるべき大国が、公然と国際法違反の侵攻や力による現状変更を試みる。それが弥生の過去から続いている現実です。

いわゆる現実主義者は、だからこそ、力には力を、と言う。核兵器には、核兵器を。しかし、そこでは、もう一つの現実は意図的に無視されています。人類が発明してかつて使われなかった兵器はない。禁止された化学兵器も引き続き使われている。核兵器も、それが存在する限り必ずいつか再び使われることになるでしょう。

私たちは、真の現実主義者にならなければなりません。核廃絶は遠くに掲げる理想ではないのです。今、必死に取り組まなければならない、人類存続に関わる差し迫った現実の問題です。

にもかかわらず、核廃絶に向けた取組には、知的、人的、財政的資源など、あらゆる資源の投下が不十分です。片や、核兵器維持増強や戦略構築のために、昨年だけでも14兆円を超える資金が投資され、何万人ものコンサルタントや軍・行政関係者、また、科学者と技術者が投入されています。

現実を直視することのできる世界の皆さん、私たちが行うべきことは、核兵器廃絶を本当に実現するため、資源を思い切って投入することです。想像してください。核兵器維持増強の十分の一の1.4兆円や数千人の専門家を投入すれば、核廃絶も具体的に大きく前進するでしょう。

ある沖縄の研究者が、不注意で指の形が変わるほどの水ぶくれの火傷を負い、のたうちまわるような痛みに苦しみながら、放射線を浴びた人などの深い痛みを、自分の痛みと重ね合わせて本当に想像できていたか、と述べていました。誰だか分からないほど顔が火ぶくれしたり、目玉や腸が飛び出したままさまよったりした被爆者の痛みを、私たちは本当に自分の指のひどい火傷と重ね合わせることができているでしょうか。人類が核兵器の存在を漫然と黙認したまま、この痛みや苦しみを私たちに伝えようとしてきた被爆者を一人、また一人と失っていくことに、私は耐えられません。

「過ちは繰り返しませぬから」という誓いを、私たちは今一度思い起こすべきではないでしょうか。

令和6年8月6日

広島県知事 湯崎英彦

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/1341334

8月6日『ヒロシマナガサキ』上映会を終えて広島県知事の式典の挨拶を関心を持って読みました。
広島出身の総理の挨拶がご本人の行動とかけ離れてて何も響かなかったことに比べて、
『ヒロシマナガサキ』を上映したことで余計に強く印象に残りました。
率直に原爆がテーマだから8月6日に上映会というホントに単純なものでしたが、
知事の挨拶にある
”核廃絶は遠くに掲げる理想ではないのです。今、必死に取り組まなければならない、人類存続に関わる差し迫った現実の問題です。”

”誰だか分からないほど顔が火ぶくれしたり、目玉や腸が飛び出したままさまよったりした被爆者の痛みを、私たちは本当に自分の指のひどい火傷と重ね合わせることができているでしょうか。”

”人類が核兵器の存在を漫然と黙認したまま、この痛みや苦しみを私たちに伝えようとしてきた被爆者を一人、また一人と失っていくことに、私は耐えられません。”

ここの件は8月6日に『ヒロシマナガサキ』を観た方は強く共鳴するのではないかと思いました。

画像は今回の上映会の機会を作っていただき東京から駆け付けた今泉光司監督の挨拶。
ライフワークとなってるフィリピンでの慰霊活動の一旦で『ヒロシマナガサキ』を100回以上にわたって上映会を開催。
かつて日本軍がフィリピンで民間人含めて多くの人々を殺害したことに触れて、
加害の歴史を伝えて上映会を開催してることをお話しくださいました。

この貴重な機会を作っていただきありがとうございました。

そして観に来ていただいたお客様ありがとうございました。
お手伝いいただいたスタッフの皆さん、お疲れさまでした。

長崎 平和祈念式典に米駐日大使欠席へ イスラエル不招待受け
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240807/k10014540441000.html

アメリカに追随する形で日本を除くG7の大使が式典に欠席というのは、
イスラエルの虐殺を各国が容認してることがよく理解できました。
アメリカ不参加は原爆投下をなんにも反省してないことも。

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8月6日 『ヒロシマナガサキ』 長岡上映会



『ヒロシマナガサキ』長岡上映会

8月6日(火)①13時~ ②19時~ (作品時間86分)
入場無料 (満席になりましたら入場をお断りする場合もあります。予めご了承ください)

会場 ミライエステップ (ミライエ長岡西館4階)
主催 長岡アジア映画祭実行委員会! http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/ 
協力 NPO法人サルボン、スティーブン・オカザキ監督、NPO法人アント―ヒロシマ、シグロ
問 09045204222 [email protected]  後援 長岡市

原題:White Light/Black Rain: The Destruction of Hiroshima and Nagasaki
2007年 アメリカ映画 監督 スティーヴン・オカザキ

 スティーヴン・オカザキ監督が日系アメリカ人の立場から原爆を取り巻く日米の現状、1945年当時の記録フィルム、被爆者たちの体験談、米軍パイロットの証言、アニメーションなどを再構成し、25年の歳月をかけて完成させた渾身のドキュメンタリー映画。
14人の被爆者と、原爆投下に関与した4人のアメリカ人の証言を軸に構成。その中にはオカザキ監督の人生を決定づけた「はだしのゲン」の作者・中沢啓治氏の姿も。
広島・長崎の真実を包括的に描いた本作は、被爆者たちの想像を絶する苦悩に向き合い、彼らの生きる勇気と尊厳を深く受け止めている。
本作は07年8月6日、広島に原爆が投下されたその日に、全米にむけてテレビ放映された。
国連でも特別上映された本作は、アメリカのみならず世界中の人々に、広島・長崎で何が起きたかを知らしめ、核兵器の脅威に対して強い警鐘を鳴らす作品となっている。

『ヒロシマナガサキ』日本版劇場予告編
https://www.youtube.com/watch?v=nMbVgITvV-4

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本日8月6日『ヒロシマナガサキ』長岡上映会開催



映画に登場する被爆者の方たちは壮絶な体験を経て、
しかも想像できないほどの身体的苦痛、社会的差別を受けながらも、
静かに記憶を語り、身体の傷跡をカメラに晒しています。

登場する被爆者の方々の多くは亡くなっているかと思います。
彼らの声を耳にし戦争が終わらない世界をこの機に思いを巡らせるよう
あえて79年目の8月6日に上映を決めました。

13時と19時の二回上映でミライエステップで開催します。

『ヒロシマナガサキ』長岡上映会

8月6日(火)①13時~ ②19時~ (作品時間86分)
入場無料 (満席になりましたら入場をお断りする場合もあります。予めご了承ください)

会場 ミライエステップ (ミライエ長岡西館4階)
主催 長岡アジア映画祭実行委員会! http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/ 
協力 NPO法人サルボン、スティーブン・オカザキ監督、NPO法人アント―ヒロシマ、シグロ
問 09045204222 [email protected]  後援 長岡市

原題:White Light/Black Rain: The Destruction of Hiroshima and Nagasaki
2007年 アメリカ映画 監督 スティーヴン・オカザキ

 スティーヴン・オカザキ監督が日系アメリカ人の立場から原爆を取り巻く日米の現状、1945年当時の記録フィルム、被爆者たちの体験談、米軍パイロットの証言、アニメーションなどを再構成し、25年の歳月をかけて完成させた渾身のドキュメンタリー映画。
14人の被爆者と、原爆投下に関与した4人のアメリカ人の証言を軸に構成。その中にはオカザキ監督の人生を決定づけた「はだしのゲン」の作者・中沢啓治氏の姿も。
広島・長崎の真実を包括的に描いた本作は、被爆者たちの想像を絶する苦悩に向き合い、彼らの生きる勇気と尊厳を深く受け止めている。
本作は07年8月6日、広島に原爆が投下されたその日に、全米にむけてテレビ放映された。
国連でも特別上映された本作は、アメリカのみならず世界中の人々に、広島・長崎で何が起きたかを知らしめ、核兵器の脅威に対して強い警鐘を鳴らす作品となっている。

『ヒロシマナガサキ』日本版劇場予告編
https://www.youtube.com/watch?v=nMbVgITvV-4

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『ヒロシマナガサキ』上映会 先着順で入場願います



明日、8月6日の13時と19時の二回上映で開催する『ヒロシマナガサキ』上映会ですが、
ここ数日、お問い合わせが相次いでいます。

主に予約はあるのか?という問いなのですが、
「先着順での入場をお願いし、早めにお越しください」と伝えています。

市政だよりには定員80席と載せていますが、
前2列は見上げる形で観にくいものの、
観れないわけではないので、それでよければ定員100席で、
満席になったら入場をお断りするかもしれないのでご了承ください。
開場はそれぞれ上映の1時間前を目途に開けたいと思っています。

お問い合わせでは13時の回への観賞希望が多いようです。
いづれにしても蓋を開けてみないとわからないでいます。

1回目、2回目とも上映前に以下のスケジュールを進行します。

1、主催者挨拶
2、映画上映を紹介してくださった今泉光司監督挨拶
3、コンサルティングプロデューサーのNPO法人アント―ヒロシマ  渡辺朋子氏より
長岡上映会に届いたメッセージを読み上げます。
4、うたのおじいさん弾き語り「折り鶴」

『ヒロシマナガサキ』上映

8月6日 『ヒロシマナガサキ』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4170.html

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「はだしのゲン」はなぜ “消えた”?

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原爆を主題にした漫画を描くのはしんどいが、子どもらは素直に何が真実かをみきわめてくれます。ですから肩を張るのではなく、リラックスしながら、子供が作品の中にはいっていけるようにと念じつつ描き続けました。その中から、ほんとうのものをつかんで、戦争とは、原爆とはをわかっていただければ本望です。 作者 中沢啓治 談

『ヒロシマナガサキ』に登場する被爆者の中に『はだしのゲン』の作者・中沢啓治先生も。
スティーブン・オカザキ監督の人生を決定づけたほどだから、たっての希望ではないかと思います。

今はどうなのか、担当者の通った小学校にも『はだしのゲン』があって一度だけ読んだ記憶が。
原爆投下後の広島で火傷と皮膚が垂れ下がって歩く人々の群れ、
そして原爆症で亡くなったお母さんを火葬したら骨が残ってなかったことが今も強く印象に残っています。
最も当時の多くの小学生にとっては読んでトラウマになったのではないかと。

これを機に久しぶりに読んでみようと三条の図書館“まちやま”に行ったら全10巻所蔵しているものの、
1巻は貸し出し中だったので2巻を開いたら冒頭は映画で中沢先生が話してた、
被爆直後に父、姉、弟が家屋の下敷きになり、ゲンの目の前で生きたまま焼死してしまう場面、
以後、被爆後のまさに広島の阿鼻叫喚の地獄絵図がページをめくるたびに出てくるので、
やはり強烈なものの、映画とは別に中沢先生の言葉で、
『はだしのゲン』はまだ抑えて描いてた、実際はあんなものではなかったという旨を覚えてますが、
『ヒロシマナガサキ』を観ると頷けます。

冒頭の言葉は『はだしのゲン』2巻目に収められてる中沢先生のもの。
とはいえ今もリラックスしながら読めなかったのは確か。

そうえいばちょうど1年前によりによって広島市の平和教育副教材から漫画「はだしのゲン」が削除、
なんて問題がありましたが、

クローズアップ現代 「はだしのゲン」はなぜ “消えた”?
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4811/

あれは広島出身の現総理への忖度とか意向とかが関係ないとは言えないような気が。
いづれ保守系団体(どうせ日本会議でしょう)がしゃしゃりでて
図書館に『はだしのゲン』はけしからんとバカな禁書をやりかねない気も。
あの方たちにとっての不都合をゲンは今も突いてるでしょうから。

8月6日 『ヒロシマナガサキ』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4170.html

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『アイアム・ア・コメディアン』のマネージャー

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http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4205.html
↑こちらで紹介しました村本大輔さんのドキュメンタリー映画『アイアム・ア・コメディアン』をシネ・ウインドにて観賞しました。

東日本大震災後の福島、朝鮮人学校とさらに日韓の摩擦から韓国へと赴き、
現地の人たちの声に耳を傾けて漫才のネタにしたら、
政治ネタで干され日本に見切りをつけてスタンダップコメディアンになるべく全米武者修行する姿に密着、
確かにそうなのだけど日本のテレビ界という大組織から切り捨てられて、
さらにコロナ渦が追い打ちをかけて活動も制限されたテレビで見せない悲痛な村本さんの姿に、
『東京クルド』で国家と民族の鬩ぎあいで苦悩する若者の姿が重なるものを感じました。
日向史有監督の関心もそこにあるように思いましたが。

そして相方、中川パラダイスさんと楽屋でネタ合わせする姿。
村本さんが考え抜いて投げる速球を的確にキャッチする中川さんの姿に、
やはりM1覇者の凄みを見せつけられた思いが。

とはいえ本作を観ていて、あっ!と声を上げてしまったのは、お世話になった方が登場したから。
新潟県住みます芸人の“バックスクリーン”の嶋川マネージャーが出てきたのは本当に驚きました。

確か東日本大震災と前後して吉本興業が全国の都道府県に“住みます芸人”を送り込み、
新潟は小千谷出身の星野さんと千葉出身の大谷さんのコンビ“バックスクリーン”

長岡アジア映画祭ではスネオヘアーさんをゲストでお迎えしたときに、
星野さんがスネオヘアーさんの大ファンだったこともあって前説をお願い。

他にも『冬のアルパカ』の出演や五藤利弘監督短編映画特集のMCにもバックスクリーンにお願い、
その際に相談したのがこの嶋川マネージャーでありました。

バックスクリーンが残念ながら解散し、嶋川さんは東京へ異動になったハズ。
風の噂で出世してると聞いたことがありながらも具体的にどんな仕事なのか全くわからないでいたのが、
本作でウーマンラッシュアワーのマネージャーとして登場。
もっともM1覇者となり超売れっ子だったのが、政治ネタで一気にお仕事が激減する証言者としての役割り、
そのためあんまり元気を感じなかったのが正直なところ。
とはいえ思いもよらずこんな形でスクリーン越しに再会したことで、
お世話になった当時をいろいろと振り返っておりました。

あの頃は本当にありがとうございました、積もる話がたくさんあるもののご活躍を長岡から祈念しております。

『アイアム・ア・コメディアン』公式HP https://iamacomedian.jp/

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