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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

2021年02月 | ARCHIVE-SELECT | 2021年04月

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Merry Christmas, Mr Lawrence



本日3月31日は『なぜ君は総理大臣になれないのか』の大島新監督のお父様・大島渚監督の89回目のお誕生日。
ここへ来て大島渚監督の周辺が慌ただしくなってます。
というのも4月16日のヒューマントラストシネマ有楽町と新宿武蔵野館を皮切りに
代表作『戦場のメリークリスマス』と『愛のコリーダ』が全国公開。
https://oshima2021.com/

シネマヴェーラ渋谷では先の二作品を除くデビュー作『愛と希望の町』から遺作『御法度』まで、
ほぼ代表作を網羅し『オーシマ、モン・アムール』として特集。
http://www.cinemavera.com/preview.php

担当者の子供のころは大島渚監督は映画監督との肩書でありながら、テレビでよく目にし、
それも「朝まで生テレビ」の論客となる以前、クイズ番組の回答者としてやたらと登場し、
子供心に映画監督と名乗りながら映画を撮ってるんだろうかと疑問を覚えておりました。

それが「ビートたけしのオールナイトニッポン」の中で
ラロトンガ島での『戦場のメリークリスマス』撮影裏話、大島渚トカゲにキューから
カンヌ国際映画祭無冠まですべて大笑いできるネタとして映画の幻想が膨らんだ後に、
地元の映画館でも公開、勇んで目にしたらコメディ要素皆無の芸術映画の洗礼を受けたような気がした次第、
サントラのLPも購入し、結構聴いていたものです。

一昨年、午前十時の映画祭で初公開以来にスクリーンで再見。
その間に大島渚監督もデビッド・ボウイも亡くなってしまいましたが、
伝説のフィルムがカクカクと揺れるキスシーンを観ながら、
改めてこんな芸術映画を10代の頃にスクリーンで触れたことは貴重な体験だったと思い、
それもこれもあの豪華キャストを意図的に選んだ大島渚監督の戦略に
乗っかった証でもあるんだろうと。
ただエンディングテーマ曲にサントラには収録されてる
デヴィッド・シルビアンが唄う「禁じられた色彩」をやはり流してほしかった思いが。

前例なき性愛表現に挑んだ『愛のコリーダ』、大島渚の息子たちは多感な少年期、世間の目とどう闘ったのか
https://news.yahoo.co.jp/byline/saitohiroaki/20210330-00229575/

↑こちらに大島渚監督の二人の息子が父親の作品について語るインタビューがあり、
大島新監督は物心ついて最初に知った父の映画が『愛のコリーダ』
学校で同級生から「おまえの父さん、いやらしい映画を撮ってる」などと言われショックを受け、
意識的に父を遮断した複雑な胸中を話し、
ようやく中学生の時に『戦場のメリークリスマス』で父親の作品を受け入れることができたと。
最も当時はスピルバーグやジャッキー・チェンのファンなので、
男同士の愛よりも、そんな映画を撮ってほしかったようですが。

父親が『戦場のメリークリスマス』を撮った世代で、自身も『なぜ君は総理大臣になれないのか』を完成。
同じ映画監督として父親について思いを巡らしてるようです。

こちらは『なぜ総理大臣になれないのか』の紹介にまわって「この監督の父親は大島渚監督です」などと紹介すると、
あまり関心なさそうにチラシを受け取った人も驚いたりするのを目にし、
そのたびに大島渚っていう映画監督は誰もが容易に思い浮かべることができる、
それだけ浸透してる映画監督なんだと思ったりします。

などと書きながら深夜テレビで見た『夏の妹』の栗田ひろみにキュンキュンしたことや、
戦争に対して責任を取らない国家に本気で怒ってることが存分に伝わった『忘れられた皇軍』と、
折々に大島渚監督がいたんだと。
『愛のコリーダ』で受けた衝撃はいづれ。

『戦場のメリークリスマス』は5月1日よりシネ・ウインド、高田世界館でも公開されるようです。

現在『なぜ君は総理大臣になれないのか』を巡って某所と考えの相違があり、
タブーに意気揚々しながら忽然とぶつかってきた大島渚監督のDNAを受け継ぐ
大島新監督の作品上映とご本人をお迎えするので、
簡単に引き下がることはやめにしようと書いてて思いなおしました。

4/25 『なぜ君は総理大臣になれないのか』長岡上映と大島新監督講演
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2930.html

予告編 https://www.youtube.com/watch?v=Nx1qeouacBI

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田﨑スシロー氏

(C)ネツゲン

『なぜ君は総理大臣になれないのか』を観ていて、おやっと思うシーンが、
上記の画像の場面、小川議員のいわゆる会食相手として登場するのが政治評論家の田﨑史郎氏。
いわゆるスシローと揶揄されてる方。

wikiを開けば
“2013年、自民党の政党交付金から組織活動費名目で資金提供を受け、同年から2015年にかけては安倍晋三らと懇談や寿司屋で会食をしており、安倍や自民党に対し擁護や理解を示す発言も多く、また頻繁に会食を行っていることから、ニュースサイトのリテラは「田崎スシロー」と批判している。安倍が退いてからは後継である菅義偉の政策擁護を繰り返している。田崎自身は、「たとえ代弁だと批判されても、政権担当者がどう考えているのかを伝えることが仕事」という旨の発言をしている。”
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E5%B4%8E%E5%8F%B2%E9%83%8E

安倍政権時代に噴出するスキャンダルをコメンテイターとしてワイドショーを横断しながらアクロバティックに政権擁護をしてきた、一言でいえば唾棄すべき存在。
それもこれも先のwikiにあるように頻繁に当時の安倍総理と会食、というかたかって総理の意向をテレビで発言、
ジャーナリストの矜持にあると思ってる権力監視などどこ吹く風とばかりに、
今も官邸の意向に沿った発言で視聴者をミスリード、
とはいえ「モーニングショー」で玉川徹氏から矛盾を突っつかれて棒立ちとなり哀れもない姿をさらすのは
もはやコントの域に達してることは官邸のイメージダウンになってることに送り込んだ方は気づいてるのだろうかと。

そのスシロー氏と丁々発止となりながらも仲良さそうに会食をしているのは、
野党議員として意外に思い、
さらに『なぜ君は総理大臣になれないのか』の中でもう1場面、スシロー氏が登場。
そこはきちんと国会内で小川議員に取材をしている姿で、
あぁ、総理と会食ばかりでなくきちんとまかりなりにもジャーナリストを名乗ってるので取材をしてるんだな、
とちょっと、ほんのちょっと感心しながらも唾棄すべき存在なのは変わらずにいるものの、
このシーンどちらかというと大島監督のカメラは小川議員よりもスシロー氏に焦点をあててた印象が。
(再見したら記憶違いの間違いかもしれませんが)
もしかしたら大島監督は手掛ける人気テレビドキュメンタリー『情熱大陸』でスシロー氏を主人公に撮っているのでは、
視聴率は取れないかもしれないけど興味深い人物なのは間違いないので、などとそんな誤解さえしていました。

それで↓こちらの『なぜ君は総理大臣になれないのか』の公式宣伝動画を見てたところ

『なぜ君は総理大臣になれないのか』スペシャルトーク第1弾!
https://www.youtube.com/watch?v=lBUNMcRpYkc&t=2884s

大島監督、小川議員にスシローさんも含めて映画よりも昨年当時の世相放談となってて、
その中で司会の大島新監督がかつてフジテレビの局員時代にスシロー氏の著作「竹下派死闘の70日」を読んで高く評価、
それでプロデューサーに進言しスシロー氏をテレビ出演させたことが語られて、
なんと今に続くスシロー氏のテレビ出演は大島監督がきっかけだったのかと。
サスガに安倍政権以降のスシロー氏の振る舞いには顔をしかめ、
小川議員は「罪を憎んで人を憎まず」などと話していますが、
余は左右問わずに何か人たらしなところがあるんだろうと思いました。

ただし、あれだけ安倍政権べったりながら、小川議員との以下の問答は興味深く聞いてました。

小川議員
「安倍総理は憲法9条改正になぜ手をかけてこないのか?憲法改正が一番やりたくて総理になったのでは?」

スシロー氏
「僕はそうは思わない憲法改正唱えるのは右寄りの人を引き付けるために言ってるだけだろう」

わりと醒めた感じで話してているのを見て、ちょっと、ほんのちょっと感心しました。
唾棄すべき存在なのは変わりませんが、
上記の問答を見てて↓こちらを読むと、あの大嘘つきはまだやってる感だと思うようにします。

安倍氏「自衛隊は憲法違反に終止符を」 新潟で講演、改憲訴え
https://news.yahoo.co.jp/articles/b9041a40d74998354d29511c1a6c66b87373d180

とはいえ時事通信の記者として権力の中枢をすぐ間近で取材して、
様々な政治家、官僚が足を引っ張られ地獄に叩き落され潰されたのを見てきただろうから、
次は自分だという思いをどこかで感じながら毎日綱渡りをスシロー氏はしてるのではないか、
などと思うと憐んでしまいそう、などと買い被ったりします。

家族を巻き込んで選挙を戦い、身を粉にして働いても尊敬されず、野党だと権力もない。 なのに、なぜ国会議員たらんとするのか…。政治を理解するのに欠かせない作品だ。

田﨑史郎(政治ジャーナリスト)

4/25 『なぜ君は総理大臣になれないのか』長岡上映と大島新監督講演
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2930.html

予告編 https://www.youtube.com/watch?v=Nx1qeouacBI

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「第8回グリーンイメージ国際環境映像祭」の2日め



ほくほく線のまつだい駅を降りてすぐのお土産屋さんの2階が会場の「第8回グリーンイメージ国際環境映像祭」
このお土産屋さん(でいいのか?)、以前宣伝で訪れた時、とても良い対応をしていただき好感を持った場所なんですが、
そこの2階に映像ホールがあることを初めて知りました。

昨日、豊田直巳監督『サマショール 遺言 第6章』目当てで駆け付けたことを書きましたが、
他に強烈に印象に残ったのが、この日の最終作『コンビナート』を観るために座席に着こうとしたら、
一段後列に原一男監督のお姿を発見。
前日に6時間の新作『水俣曼荼羅』の上映がありながらも、これは劇場公開時にと泣く泣くパスしたのに、
鬼才は自作の上映を終えても、やはり他の映像作家の作品を観るのかと敬服する思いが。

昨秋、『れいわ一揆』をシネ・ウインドで観賞したことを一言伝えようとお声をかけたら、
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2837.html
こちらに向けた眼光はさすがに鋭く、たじろぐほどなのが『れいわ一揆』を観たとお伝えすると舞台挨拶の時のような笑顔に。
多分、最初の鋭いまなざしが原一男監督の本領なんだろうと思いながら『コンビナート』が始まりましたが、
よくよく思えばすぐ後ろにあの原一男監督も一緒に観てると思うと、なぜか強烈なプレッシャーを感じたりしました。
原一男と映画を観てる、そう思うとこれは鳥肌モノの映画体験となりました。

とはいえロシア中央の巨大製鉄工場にカメラを向けた『コンビナート』は解説を読んで、
公害の告発映画かと勘違いしてしまったのが失敗。
なんだか企業のPR映画のように着地してしまったのが腑に落ちず
解説を読まず、冒頭のコンビナートを嘗めまわすような圧倒された映像と、
労働者の悲喜こもごもをただ追っていくのが正解だったかもと。
はたして鬼才・原一男監督の目に『コンビナート』はどう映っただろかと。

この日は『コンビナート』よりもインドの『空にある村』を観て良かったです。
その前に観て良くできてるとはいえ、こじゃれた短編アニメーション二本の後に観たせいか
余計に重い現実を突きつけられてズシリと響きました。
インドの干ばつに見舞われた貧村にカメラを向け、10年もたぶん水にたどり着けないような井戸を掘り続ける男、
枯れ果てたような大人たちとまだ瞳に光のある子どもたちの対比。
その村へ風力発電の開発が進められるが、作られる電気は村への恩恵もなく全て企業のもとへ。
約束された雇用は次々と首を切られてとまさに八方ふさがりに。
発展著しいインドとはいえ、発展に取り残された影をなんのてらいもなくストレートに記録した20分の作品が今も残ったりしています。

出不精になった担当者は久しぶりの映画祭参加となりましたが、
やはりこんな未知の作品に出合って打ち震えてしまうのが映画祭の醍醐味だと改めて感じておりました。

あと松代の空気はやっぱり気持ちよかったです。

https://green-image.jp/

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『サマショール 遺言 第6章』 豊田直巳監督



原発事故の被害で汚染された地域に復興はない。
たくさん交流施設などが建てられ復興は進んでるのではないかと誤解がある。
今見た(映画の)風景は聖火リレーの映像では映らない。

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2935.html
↑こちらで紹介した」「第8回グリーンイメージ国際環境映像祭」が今年は松代で開催され、
4年前に長岡上映を開催した『奪われた村 避難5年目の飯舘村民』の豊田直巳監督が
野田雅也監督ともに再び共作した『サマショール 遺言 第6章』が上映され
豊田監督も上映後にトークを開くと聞き駆け付けました。

前作『遺言 原発さえなければ〜福島の3年間 消せない記憶の物語〜』完成後も福島へと取材を重ね、
原発事故によって運命を狂わされた飯舘村の人々が、
仮設住宅の生活を経て村に戻り新たな生活を始める、、、、

改めて安易に“復興”と呼ぶことはためらいながらも、
未来のためにと前へ進む村民の姿を粘り強く記録し僅かとはいえ希望を感じた作品となってました。

上映後に十日町の高校生と豊田監督のディスカッションが開かれ、
おそらく優等生の女性とだと思いますが、
「震災のことは原発より津波の方が印象に残ってたので、
今回映画を見て原発事故で家族がバラバラになったのが印象に強く残った」
と話し、確かにテレビ報道では決して映らないところへカメラを構える、
豊田・野田両監督の作品を観てから、
これから加速的に垂れ流しとなることが想像される聖火リレーの中継にも、
映ってる場所と映してない場所、それぞれ注意深くモニターを見つめ、
これからは報道番組を目にし欺瞞を感じるようになることを期待したいと。

会場を後にする豊田監督を捕まえ挨拶をし話すと、
長岡上映会を覚えていたようでほッとしましたが、
いづれまた長岡での上映をとお伝えしたら、
喜んでとお返事をいただきました。
まぁ、上映がうまく言って上機嫌のようだったからかもしれませんが、
豊田監督、また長岡でお会いできますことを。
これからもご活躍祈念します。

『サマショール 遺言 第6章』公式HP https://www.yuigon-fukushima.com/

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Farewell My Sanjo



二年前に↓こちらの記事に書いたYさんが
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2223.html
4月に三条から今度は魚沼へ転勤になるというので、
未来と生活を考える会・三条の田中代表、元市議会議員のTさん、Yさんのお仲間と
計5人、東三条駅前の居酒屋でささやかなYさんを囲む会を開きました。

先の記事で触れてますが、この上映会でお手伝いをして田中代表と出会ったYさんが、
偶然にも三条に転任した職場先に田中代表がいたという奇妙な巡り会わせとなったおかげで、
田中代表の元、Yさんは三条での生活を満喫できたのではないかと思います。

こちらは宴席に『なぜ君は総理大臣になれないのか』のチラシを持参し、
上映会をアピールする中で世相放談となってしまいましたが、
こちらがあちこちと紹介に回った際に耳にした次回衆議院選挙での驚愕のネタを披露したところ、
選挙のプロでもあるTさんなりの見立てをしてなるほどとおもいました。

とはいえこちらは『なぜ君は総理大臣になれないのか』でちょっとした難題を抱え込み、
宴席中にも、その件で電話があって席を外して話し込んでしまいましたが、
無事に着地点を望めるだろうかと。

あとTさん、Yさんともに長年、反原発運動に身を投じてる筋金入りなので、
昨今の某原子力発電所の不祥事についての報道からでは伺い知れない辛辣な意見に耳を傾けておりました。

また田中代表は現在、某文学賞に向けて執筆の日々ですが、
まだ30枚しか書いてないそうで、
はたして完成し無事に応募できる日は来るのかと心配になりました。

何はともあれ魚沼に転勤となってもこちらをまたよろしくお願いします。

そして昨日、以前に長岡を離れたCさんが、また戻って長岡に赴任すると連絡があり、
待ってましたと思い、こちらもまたよろしくお願いいたします。

4/25 『なぜ君は総理大臣になれないのか』長岡上映と大島新監督講演
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2930.html

予告編 https://www.youtube.com/watch?v=Nx1qeouacBI

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『春を告げる町』 島田隆一監督のビデオレター



3月14日 『春を告げる町』長岡上映会に島田隆一監督より届きましたビデオレターを書き起こします。
島田監督、お忙しい中改めてありがとうごございました。
いつかお互い、橋本信一監督が連れてってくれた「かちんこ」で飲めますことを。

=============================

はじめまして。『春を告げる町』を監督しました島田隆一と申します。
今日は『春を告げる町』をご覧いただき、本当にありがとうございます。
実は私は長岡の皆さんに、もう10年以上前、
私が20代の頃に『1000年の山古志』というドキュメンタリー映画の撮影で本当にお世話になっております。

中越大震災から三年半かけて仮設住宅から山古志村に戻られる、その姿を助監督としてずっと記録させていただきました。
その中でも、やはり何メートルも降り積もる雪の中で撮影させていただいた思い出ですとか、
田んぼを復活させたい上田さんという女性がいらっしゃったんですけども、その女性を撮影させていただいたり、
横井戸掘りを撮影したり、棚田、ニシキゴイと本当に山古志の綺麗な景色と、
そこで村を守ろうといろいろと奮闘されている方達と関わらさせていただいたことは、
20代の本当にいい経験になったなと思ってます。

実は『春を告げる町』を作りながら、その『1000年の山古志』のことをずっと考えていました。
『1000年の山古志』は中越大震災から村に帰るまで、そういった時間の中で映画を作らさせていただいたんですけども
『春を告げる町』はご覧いただいてお判りのように、
仮設住宅から戻った後、その人達、町の人達がどういうふうに復興していくのか、またその復興とは一体なんなのだろうか、
ということを悩みながら考えながら、いろいろ日々の生活を営んでらっしゃる姿を記録した映画になっています。

特に渡邉さん一家、映画ポスターにも出てますけど、いちはちゃん、いろはちゃん、それから一番下のあんちゃんですね。
あの女の子3人が10年後、20年後、この映画を観た時、何か思い返してもらったり、考えてくれるような映画になったらいいなぁ、というふうに考えながら作っていきました。

震災からちょうど10年という節目で『春を告げる町』を観ていただくことは、本当に嬉しい限りですし、
もしよろしければ感想なり、そういったいろんなことを観ていただいた人達で共有したり、
本来ならコロナじゃなければ私も、その会場にお伺いして、いろいろとご感想を聞いたり、
お話しできたらなぁと思うんですけども、
お家の方とかお友達にこういった映画を観たよとお話しいただけたら嬉しいなと思います。

今日は本当にありがとうございました。

『春を告げる町』公式HP https://hirono-movie.com/

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河合継之助記念館



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2945.html
↑こちらに書いたように『なぜ君は総理大臣になれないのか』の被写体・小川淳也議員は司馬遼太郎『峠』を愛読し、
自身の戒めにしてること。
大島新監督が代表を務める映像制作会社ネツゲンは
NHKで「TVシンポジウム▽土方歳三と河井継之助―“燃えよ剣”“峠”菜の花忌シンポジウム」を制作。
https://locanavi.jp/blog-info/nanohanaki2020/
と、どちらも河合継之助に縁があるということで、河合継之助邸跡地に建てられた記念館へ上映会のご紹介を。

受付の方と担当の方に先の縁で来たこと、そして長岡市より後援いただいたことを話してポスター掲示とチラシ設置を依頼。
ポスターは出来ないと釘を刺されましたが、チラシの方はOKとなりました。

それで久しぶりに200円を払って館内へ。
継之助直筆の手紙は遊学の許可を父親宛に頭を下げながらしたためたもの、
確かに当時、学問が目的とは言え江戸や九州までの旅費は相当なものだっただろうと。
また遊学先で故郷が水害に見舞われたと知り、家督を継いだものが長岡に行けず申し訳ないと書いてたりと、
どこか人間味が漂うと思いました。

「八十里 腰抜け武士の 越す峠」
↑そもそも辞世の句に目標を達成できなかった無念さを抱きながら、
こんな自虐的な句を残すことに人間味を深く感じます。

また長岡城奪還を解説するパネルを読んで血沸き肉躍るものを感じ、
ここはおそらく映画『峠 最後のサムライ』のクライマックスになるだろうから、
この場面へのシーンに今から期待を抱きました。

また小部屋にて継之助の生涯をお子さんにもわかりやすく紹介した15分ばかりの番組が見れて、
これも良かったものの、モニターがチト小さいので、映画公開とともに訪れる人も多くなるだろうから、
今から先行投資でもっと大きなモニターでも購入すればいいのではと。

この小部屋には記念館を訪れた署名人の色紙が飾ってあり、
無論『峠 最後のサムライ』の小泉堯史監督と並んで小林茂監督のクラスメイトだった
酒井直人助監督の色紙は達筆で長岡出身と強調され、
収められた撮影中の記念写真には撮影機材がどうも35㎜フィルムのもののようで、
やはり”クロサワの弟子”がデジタルで撮影は格好がつかないよなぁ、
併せて先の長岡城奪還がヒューマニズムとともにクロサワの真骨頂だった大活劇として、
申し分なく描かれてることも改めて期待したいなぁ、と思いましたが、
いつのまにか小泉監督も70代になってたようで、
『七人の侍』でなく『影武者』や『乱』のような様式美になるのだろかと余計なことを思って、
記念館を後にしました。

河合継之助記念館公式HP http://tsuginosuke.net/

『峠 最後のサムライ』公式HP https://touge-movie.com/ 7月1日公開

4/25 『なぜ君は総理大臣になれないのか』長岡上映と大島新監督講演
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2930.html

予告編 https://www.youtube.com/watch?v=Nx1qeouacBI

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『春を告げる町』 DVD 3月26日発売開始



 『#春を告げる町』DVD【3/26㊎】発売
監督:島田隆一、助監督/録音:國友勇吾
編集:秦岳志、整音:川上拓也、音楽:稲森安太己

特典映像として「福島県立ふたば未来学園高等学校演劇部」の演劇より未公開シーンも収録(計13分)。

ご予約受け付け中です

https://www.kinokuniya.co.jp/c/label/20210108111755.html

https://twitter.com/hirono_movie/status/1373879472072523779

3月14日に長岡上映会を開き好評だった『春を告げる町』が3月26日にDVD発売されます。
特典映像は本編に入りきれず、泣く泣くカットしてしまったシーンだそうですが、
いよいよ明日から東京オリンピックの聖火リレーがスタート。
あの人、この人も続々と聖火ランナーを辞退する異常事態ですが、
いざ始まれば、過剰にテレビは道中を伝えるのではないか、
それに視聴者はどこまで追随していくのか、
正直、これほどケチがついたオリンピックの聖火リレーが日本の行く末を案じるような胸騒ぎを覚えたりします。

『春を告げる町』を観た方ならスタートのJヴィレッジ及び第3区間が映画が記録された広野町、
しかも広野町のスタート地点はあの演劇部がある高校なので、
映画と対比させながら観ることができ、感慨深いものを感じると思います。

【紀伊國屋レーベル】2021年3月新譜(「春を告げる町」)

発売日:2021年3月26日(金)
◎春を告げる町
「復興五輪」を掲げる東京オリンピックの聖火リレーのスタートとなる、福島県双葉郡広野町。
本作が描くのは、そうした華やかさの後景で、こつこつと日々の暮らしを築いてゆく人びとの営み。
この土地で新たに生まれ、すくすくと育っていく子どもたちの物語。
被災体験をモチーフに演劇をつくりあげる高校生たちの青春。
広野町を流れるいくつもの時間が交差し、重なりあい、やがて未来をかたちづくっていく。

https://www.kinokuniya.co.jp/c/label/20210108111755.html

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にいがた映像ギャラリー youtubeに進出



お世話になってるにいがた映像ギャラリーが集めた昔のフィルムや絵葉書などに映った地と
現在を対比させて撮影した映像を精力的にyoutubeにチャンネルを作ってアップしているので紹介します。

新潟古町6番町今昔
https://www.youtube.com/watch?v=9mMo4di7ZlM

萬代橋絵葉書五拾景
https://www.youtube.com/watch?v=zuXzEnZOQ3M&t=222s

沼垂いまむかし
https://www.youtube.com/watch?v=MxFuASuCqrQ

古町十字路角今むかし
https://www.youtube.com/watch?v=iRjCnpQFHMI

昭和初期の古町十字路の建物はなかなかモダンで、当時の新潟は全国でも最先端都市のひとつではなかろうかと。
同じ試みを長岡ではどうなるんだろう、とも思いました。

特定非営利活動法人にいがた映像ギャラリー チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCyIhjEX4BKQHaElbL1mQXFQ

*次回のにいがた映像ギャラリーのミニ上映会。
日時 4月18日(日)14時~15時
会場 新潟市市民活動支援センター 
活動協力費 500円
要申込 問 09016939696
先着20名 要予約

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大島新×辻智彦 「問いの中に答えがある! ドキュメンタリー撮影の醍醐味とは?」



辻智彦映像カメラマンが月刊ビデオサロンでドキュメンタリーをテーマに
連載していた対談集「ドキュメンンタリー撮影問答」が1冊の本にまとめられ刊行されることを記念し
『なぜ君は総理大臣になれないのか』の大島新監督と下北沢の本屋B&Bで対談、
その模様がオンラインで配信されるそうなのでご紹介します。

辻智彦カメラマンは若松孝二監督の晩年の作品を手掛けてた印象が強いですが、
「世界の車窓から」の多くは辻カメラマンの撮影と後で知って驚きました。

ちなみに「第15回長岡アジア映画祭」で『キャタピラー』を上映した際、
若松孝二監督はじめ主演の大西信満さん等、若松組の面々を
辻カメラマンは自分の車に乗せて東京から長岡まで自ら運転して来てくださいました。
若松孝二という桁外れの怪物を前に緊張、ピリピリしていたので、
あの時、辻カメラマンとお話しをしておけばよかったと後で後悔しています。

しかし大島監督、結構忙しい中、今回長岡に来てくださり、知れば知るほど恐縮します。

2021/04/11 Sun

大島新×辻智彦
「問いの中に答えがある! ドキュメンタリー撮影の醍醐味とは?」
『ドキュメンタリー撮影問答』(玄光社)刊行記念

出演 _ 大島新(ドキュメンタリー監督)
辻智彦(映像カメラマン・『ドキュメンタリー撮影問答』著者)
時間 _ 15:00~17:00 (開場:14:30)
場所 _ 本屋B&B(下北沢)
※リアルタイム配信あり

入場料 _ ■配信参加:1,500円
■書籍つき配信参加:1500円+『ドキュメンタリー撮影問答』1800円 ※いずれも税別
http://bookandbeer.com/event/20210411a/
詳細はこちらを↑

4/25 『なぜ君は総理大臣になれないのか』長岡上映と大島新監督講演
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2930.html

公式HP http://www.nazekimi.com/
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=Nx1qeouacBI

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『おかあさんの被爆ピアノ』 日本映画復興賞・復興奨励賞受賞



日本映画復興会議は、日本映画の文化的・産業的復興と民主的な再生をめざして活動を進めています。
年1回の全国集会で映画界が直面する多様で複雑化する課題を分野の垣根を越えて共有することに努めるとともに、映画界の発展のための各種活動、「日本映画復興賞」の運営などを行っています。
2021年3月20日の定期総会・全国集会で、第38回日本映画復興賞(2020年)を以下の通り、発表いたしました。
●復興賞 
・該当なし
●日本映画平和賞 
・「海辺の映画館 キネマの玉手箱」の大林宣彦監督はじめスタッフ一同
●復興奨励賞 
・「おかあさんの被爆ピアノ」の五藤利弘監督はじめスタッフ一同
・「タネは誰のもの」の原村政樹監督はじめスタッフ一同
・「日本人の忘れもの フィリピンと中国の残留邦人」の小原浩靖監督はじめスタッフ一同
・「はりぼて」の五百旗頭幸男監督、砂沢智史監督はじめスタッフ一同
●感謝状
・羽渕三良氏
情報発信・拡散など、ご協力いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=262926361974418&id=101332841467105

五藤利弘監督はじめスタッフ一同が『おかあさんの被爆ピアノ』で2020年度の日本映画復興賞・復興奨励賞を受賞しました。

“1983年から故・山本薩夫監督の発意により、「平和と民主主義を守り、戦争に反対し、ヒューマニズムの理念に徹した日本映画界の業績」を顕彰しています。”

↑社会派の巨匠 故・山本薩夫監督の遺志を継ぐ映画賞を受賞した意義は大変大きいと思うと同時に、
観ている人たちはきちんと評価していることをこの受賞で知りとてもうれしく思いました。

ちなみにこれまでの受賞作は柴田昌平監督『ひめゆり』、鎌仲ひとみ監督『ミツバチと地球の回転』、橋本信一監督『1000年の山古志』、西川文恵監督『あぜみちジャンピンッ!』、三上智恵・大矢英代共同監督『沖縄スパイ戦史』と、なんだか馴染みのある監督の受賞が多いように思い、
そこに五藤監督作が加わったことも楽しい顔ぶれとなりました。

『おかあさんの被爆ピアノ』公式HP https://hibakupiano.com/

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小川淳也議員 「峠」を語る。

(C)ネツゲン

「志は塩のように溶けやすい」 からはじまって
「男子の生涯の苦渋はこの志の高さをいかに守り抜くかにある」 と続くんです。
その工夫は格別なものではなく
「息の吸い方 吐き方 箸のあげ方 おろし方
日常茶飯の自己規律によって貫かれておらねばならぬ」
 で結ばれてるんですね
だから志とか自分の初心とか健全さとか正気とかっていうことを保つこと自体
今 社会はこれだけ大変な負荷がかかっている社会ですから容易じゃないと思います。
ですから本当に自分を大事にしていただいて
自分を振り返って心の中の声を聴いてやる これは一番じゃないかと思います。

【字幕入り】『なぜ君は総理大臣になれないのか』小川淳也議員と大島新監督によるポレポレ東中野上映最終日・舞台挨拶
https://www.youtube.com/watch?v=7pJmYATt2j8&t=1060s

↑大島新監督ってどんな人だろうとこちらも見ていたら、
この日に初めて自分をテーマにした『君はなぜ総理大臣になれないのか』を観賞したという小川淳也議員が
「司馬遼太郎さんの歴史小説が結構好きで 
そこに長岡の河合継之助さんという家老を描いた「峠」という小説があるんです。
とそこに一説出てくるんですが」
と前振りをして「峠」について話し始めたので、
詳しく耳をそばだてました。
というか字幕入りなんで強く目に入り印象に残りました。

なんでこんなことを話し始めたかというと映画を観たお客さんからの
「小池百合子さんみたいな怪物を相手に自殺もしないで、日々の中、折れそうな心をどう繋いでるのか?」
という問いに

「永田町で正気を保つのは容易じゃないんです」と答えてから、
先の「峠」の一説を語るのですが、映画を観ればホントに正気でいるのは難しいようで、
だから現在進行形の国会議員さんの不祥事や行動のズレ、
一般社会では許されないことが国会で平然となかったことになったりするのも一因なんだろうと。

それで『なぜ君は総理大臣になれないのか』の上映の要望と併せて、
大島新監督の講演も検討していると配給の大島監督が設立したネツゲンの担当者にお伝えしたら、
「大島監督は長岡に行きたがってる」との返答をいただきました。
先の動画で小川議員の相手役を務めてるのが大島監督なので、
「峠」云々を傍で聞いてて、それもあって大島監督は長岡に来たがってるのか?
だったら長岡入りした際に河合継之助記念館も見てもらいたいなぁ、と思ってたら
ネツゲンのホームページを覗くとこれまで手掛けた作品の中に
「TVシンポジウム▽土方歳三と河井継之助―“燃えよ剣”“峠”菜の花忌シンポジウム」という番組を発見。
大島監督自ら手掛けたのか、配下のディレクターに任せたのかはわかりませんが、
こんな企画をNHKから依頼なのか、NHKへの発案なのか、
いづれにしても河合継之助に対して取材も当然たくさんしただろうから、
もし大島監督演出なら河合継之助記念館にも取材に来たのかもしれません。
そもそも大島監督が長岡に来たことがあるのかどうか。

いづれにしても小川議員が「峠」で跋扈する永田町の魑魅魍魎相手に正気を保ってることはわかりました。

現在、長岡ロケなびの公式FBでは7月1日に公開延期となった司馬遼太郎原作『峠 最後のサムライ』のフィルムコミッションからの情報が随時更新されています。

https://www.facebook.com/locanavi.jp

劇場公開に寄せて小川淳也氏からのコメント
17年に及ぶ交流のある大島監督の「日本政治に問う」との思いに共鳴しています。
私は取材には協力しましたが、映画の製作には一切関わっていません。観てもいません。作品を通じての私自身の評価は全て受け入れるつもりです。
このドキュメントが日本政治に何を問うのか、監督の思いが伝われば本望です。

4/25 『なぜ君は総理大臣になれないのか』長岡上映と大島新監督講演
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2930.html

予告編 https://www.youtube.com/watch?v=Nx1qeouacBI

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『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』



大島新監督は昨日の記事のプロフィールにあるように。「NONFIX」「ザ・ノンフィクション」「情熱大陸」「課外授業ようこそ先輩」などの著名なテレビドキュメンタリー番組のディレクターとして活躍。
その一方で映画界でもプロデューサーとして『カレーライスを1から作る』『ぼけますから、よろしくお願いします。』とドキュメンタリーの話題作を手がけており、その最新プロデュース作が『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』

などと書きましたが、新潟では昨秋11月にユナイテッドシネマ新潟で公開されてたことも知らずにいて恥ずかしながら当然未見。
ムヒカ大統領にはエミール・クストリッツァ監督が記録した『世界でいちばん貧しい大統領 愛と闘争の男、ホセ・ムヒカ』という作品もあるので、ごっちゃになったりするなど輪をかけて恥ずかしい思いを抱きますが、
2020年のキネマ旬報ベストテンの文化映画部門1位が『なぜ君は大統領になれないのか』で『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』は第5位となって大島監督作とプロデュース作がいづれも高い評価を得たことになってます。

率直に書けば『なぜ君は総理大臣になれないのか』で大島新監督の名前を初めて知り、
今回上映するにあたってネットでいろいろと、これまでのお仕事を知ったら超一流の稀有なドキュメンタリー作家なことを実感し、
お迎えすることに身が引き締まる思いを抱きました。
だから今回『なぜ君は総理大臣になれないのか』上映とともに大島監督の講演は本当に貴重な機会となるので、ぜひご参加をとおススメいたします。

『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』

INTRODUCTION

2010年から5年間、南米の小国ウルグアイの大統領を務めた第40代ウルグアイ大統領ホセ・ムヒカ。
彼は、収入の大半を寄付、公邸に住むことを拒み、愛妻と愛犬と共に小さな農場で質素な暮らしを続けた。
そんな姿から、敬意を込めて“世界でいちばん貧しい大統領”と呼ばれている。

ムヒカの名を世に知らしめたのは2012年にブラジル・リオデジャネイロで開かれた国連持続可能な開発会議での名スピーチ。先進国の大量消費社会を強く、しかし優しい口調で批判。彼の言葉はたくさんの言葉に翻訳され、世界中の多くの人々に影響を与え、日本では「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」(汐文社)という絵本になり、ベストセラーを記録した。

ムヒカのスピーチに大きな影響を受け、取材を重ねることから始まったムヒカと日本人若手監督の不思議な交流。
ムヒカが日本に贈ってくれた、あふれるほどの愛に満ちた感動のメッセージの数々は、これからを生きる私たちの道しるべとなるだろう。

STORY

2012年、ブラジル・リオデジャネイロで開かれた国連会議にて、現代の消費社会を痛烈に批判し、人類にとっての幸せとは何かを問うたウルグアイ大統領のホセ・ムヒカ。その感動的なスピーチ動画が瞬く間に世界中で話題になったことで、田部井監督は当時ディレクターを務めていたテレビ番組で彼を取り上げることになる。ウルグアイへ渡った監督はそこで一度も日本に訪れたことのないムヒカが、日本の歴史や文化にとても詳しく、尊敬していることに驚かされる。なぜ、ムヒカは日本のことをよく知っているのか? その後もその疑問の答えを突き止める為に監督は何度もウルグアイへと渡り、大統領退任後のムヒカへの取材を重ねる。ムヒカの言葉に心を動かされた監督は多くの日本人にムヒカの言葉を聞いてほしいと願うようになり、ムヒカ自身も訪日を熱望。絵本の出版社の協力を得て、彼の来日が実現する……。

公式HP https://jose-mujica.com/
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=Z5FLlfkpntE

4/25 『なぜ君は総理大臣になれないのか』長岡上映と大島新監督講演
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2930.html

公式HP http://www.nazekimi.com/
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=Nx1qeouacBI

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『なぜ君は総理大臣になれないのか』 大島新監督

(C)ネツゲン

「アラタ君だ」

一瞬、固まった後に「えっ? 大島監督のことをご存じなんですか?」

『なぜ君は総理大臣になれないのか』長岡上映会が無事に長岡市より後援の承諾を得たので、
図書館はじめ公共施設に宣伝活動ができ、
その一環として某公共施設でいつもお世話になってる女性職員さんにチラシを紹介したところ、
表面の “監督 大島新” の文字を見つけて「アラタ君」などと呼びはじめたので驚きました。

聞けば大島新監督は大学時代の後輩で二、三度言葉を交わしたことがあるそう。
その職員さんは大学時代は大島監督の奥さんと当時お友達だったので、
その紹介で大島監督と知り合ったよう、
話をまとめるとお友達の当時の彼氏が大島監督、
その後にお友達と大島監督は結婚したという流れかと。

だから「二、三度しか話してないから私は覚えてても、アラタ君は私を覚えてないかも」
などと自信なさげになりましたが、
こちらは大島監督はフジテレビに入社したものの、
あまりの高給取りになってしまい、このままではダメになるとフリーになったそうですよ。
などとYOUTUBEで見た大島監督のインタビューそのままの受け売りを伝えたら、

「そうなのよねぇ」とフリーになったのは知っており、
でも大島監督が手掛けた『情熱大陸』は見ているそうで、
なんだかんだと気にかけて応援していることがわかりました。

『なぜ君は総理大臣になれないのか』上映とともに大島監督をお招きしお話しいただくことを伝えて、
「大島監督ってどんな方ですか?
眼光鋭いんで、怖い気もするんですが」
などと失礼なことを話したら、

「お父さんは怖いイメージだけど
私が知ってる頃のアラタ君はとても気さくで腰の低い人だった」
と好印象だったようです。
そうじゃないと今も応援してないかもしれませんが。

年明けにNHKの昨年のドキュメンタリーを総括するような番組を見ていたら、
大島監督が解説者の一人でコメントをしており、
特に印象に残ったのは称賛した番組のカメラマンは手持ちが得意だけど、
ここでは三脚を使って固定で撮ってると、カメラマンの特徴を踏まえて解説しており、
聞いてて、この監督は話しぶりも含めてかなりの切れ者なんだとみてて思いました。

その後、『なぜ君は総理大臣になりたいのか』を上映することになり、
https://www.youtube.com/channel/UCg4OgmTaJVUFW7TZPeo35yQ
↑こちらをはじめYOUTUBEにアップされてる大島監督の舞台挨拶やトーク番組を見ていると、
とても丁寧な話しかたをする大変真面目な方という印象を持ち、
たぶん職員さんが知り合った大学の頃と性格的にそんな変わってないんだろうと想像しましたが。

職員さんにはぜひ上映会に来て、大島監督と会ってくださいとおススメしながら、
こんな狭い長岡のまちをウロチョロしていたら、
以前から知ってる方の大学の後輩が大島新監督だとは。
まさに犬も歩けば、、ではなかろうかと驚きました。

*なぜ小川淳也を撮り続けたのか
監督 : 大島 新

「このままでは死んでも死に切れん」。
2003年、小川淳也は総選挙への出馬を猛反対する家族に対し、そう言って説得した。その言葉を借りれば、私は「この映画を完成・公開しなければ死んでも死に切れん」と思った。ドキュメンタリー映像製作をはじめてから20年余り経った、2016年のことだった。

私が小川淳也と初めて出会ったのは、2003年10月10日、衆議院解散の日。小川は、私の妻と高校で同学年。妻から「高校で一緒だった小川くんが、家族の猛反対を押し切って出馬するらしい」と聞いて興味を持ち、カメラを持って高松を訪れたのだった。初めは興味本位だったが、およそ1カ月間取材をするうちに、「社会を良くしたい」と真っすぐに語る小川の無私な姿勢と、理想の政策を伝える説明能力の高さに触れ、私は「こういう人に政治を任せたい」と思うようになった。 小川はこの選挙では落選し、2005年の総選挙で初当選を果たす。以降、小川と私は年に数回会う関係になった。そして発表するあてもなく、時々カメラを回した。とはいえ、撮影なしで会うことがほとんどだった。
「やるからには目標を高く。自らトップに立って国の舵取りをしたい」と、初出馬の32歳の時から私に語っていた小川。2009年に⺠主党が大勝し政権交代を果たすと、目を輝かせながら「日本の政治は変わります。自分たちが変えます」と、意気揚々と話してくれた。しかし...

2011年の東日本大震災以降、⺠主党の政権運営の拙さが、徐々に白日の下に晒されていく。2012年、総選挙で大敗し、安倍政権が誕生。以降、野党は⻑期低迷期に入り、安倍一強と呼ばれる状態が続いた。 そうした時期の 2016年、小川との食事会の席で、私は「この人をもう一度きちんと取材し、記録したい。映画にしたい」という、突き上がるような思いを抱いた。この時期は自⺠党の“魔の2回生問題”が 世間を騒がせ、閣僚も含めた自⺠党議員の失言や暴言、スキャンダルが相次いだ。にもかかわらず、安倍政権は盤石、野党はと言えば、まとまりがなく、本気で政権を取りにいこうとしているようには見えなかった。小川も⺠進党の中で、もがいていた。優秀であることと、党内でポジションを上げていくことは、必ずしも比例しない。その頃私は「もしかしたらこの人は政治家に向いていないのではないか」と感じ始めていた。世界でも、日本でも、激しい言葉を発する強権的なリーダーが支持を得る傾向が強まっていた。そんななか、小川の誠実さは、いまの政治の潮流の中では、むしろあだになっているのではないかと思ったのだ。

その食事会の翌日に、私は一気に映画の企画書を書いた。タイトルは『なぜ君は総理大臣になれないのか』。不遜なタイトルだが、小川本人にぶつけてみようと思った。その企画書を持って、2016年の夏に議員会館を訪ねたのが、映画の冒頭のシーンだ。小川はタイトルも含め、取材を受け入れ、「すべて大島さんにお任せします」と言った。 以後、政治の節目節目に小川が何を考えているのかを聞いた。そして、2017年の総選挙がやってきた。 それは、“⺠進党の希望の党への合流”というドタバタ劇に巻き込まれた男の、悲壮感に溢れた選挙戦だった。
これは、⻑期にわたって見つめた一人の政治家の苦闘と挫折のドキュメンタリーである。私は、その記録を映画として発表することによって、日本の政治の一断面を社会に問いたい。

監督:大島 新(おおしま あらた)

1969年神奈川県藤沢市生まれ。
1995年早稲田大学第一文学部卒業後、フジテレビ入社。「NONFIX」「ザ・ノンフィクション」などドキュメンタリー番組のディレクターを務める。1999年フジテレビを退社、以後フリーに。
MBS「情熱大陸」、NHK「課外授業ようこそ先輩」「わたしが子どもだったころ」などを演出。
2007年、ドキュメンタリー映画『シアトリカル 唐十郎と劇団唐組の記録』を監督。同作は第17回日本映画批評家大賞ドキュメンタリー作品賞を受賞した。
2009年、映像製作会社ネツゲンを設立。
2016年、映画『園子温という生きもの』を監督。
プロデュース作品に『カレーライスを一から作る』(2016)『ぼけますから、よろしくお願いします。』(2018)など。
文春オンラインにドキュメンタリー評を定期的に寄稿している。

公式HP http://www.nazekimi.com/
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=Nx1qeouacBI

4/25 『なぜ君は総理大臣になれないのか』長岡上映と大島新監督講演
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2930.html

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『春を告げる町』長岡上映会 お客様の感想

(C)JyaJya Films

3/14 「春を告げる町」長岡上映会 お客様の感想を掲載します。


*渡辺さんたち若い人たちがまつりをうやるところにジンときました。
カントクのメッセージうれしかったです。 (60代・男性)

*復興 むずかしいテーマです。改めてそう思いました。一言では言えない。
3、11のタイミングで見せてもらってありがとうございます。(60代・女性)

*なにげない日常のありがたさをあらためて感じました。
心の復興 人のつながり いろいろ考えました。(60代・女性)

*私は山古志地域、旧名越後二十村の出身です。その後の山古志を映画化にしていただければと思っております。 (60代・男性)

*福島の方のリアルが見れた気がします。よかったです。 (30代・女性)

*興味深いなと感じました。
民俗、演劇好きなので楽しめました。
しなやかに受けとめる人、考えても答えが出せない人、その中でも自分のやれる事を見つけて動く人。みんな、その人なりに動いてるのだなと思いました。
では、「私」自身は? (30代・男性)

*広野の人々の1年間を追いかけた作品で高校生の劇がライブで見たかったです。
ナレーションがあるとよかったかも。 (40代・女性)

*誰にでも、ふるさとは、すっごく大切だと思いました。(50代・女性)

*すごくいい映画でしたね。 (60代・男性)

*音声ガイドがあったおかげで内容がわかりやすかった。
実際にもとづいた人たちの出演で、リアルで良かったし、気持ちがわかり良かった。
感動しました。 (70代・女性)

============================
最後に掲載した方は視覚障害者の方でスマホにUDcastのアプリをダウンロードしてイヤホンから音声ガイドを聴いてもらいましたが、
こちらは初めての試み、こういうことはズッコケてしまうことが多々あるので慎重に進めて、
幸い滞りなく無事に最後まで聴けたようでほっとしておりました。
ただこの方はほかに「司会の人はマイクを通して話してほしい」と書いてあり、
担当者が司会をしてましたが、小さな会場なのでマイクはいいかと思い使わずにいましたが、
人並以上にモゴモゴしているので、
なるほどそういったことも配慮しなければならないのかと反省しました。
すみません、でも今回気に入っていただけたら次回も来場いただけないかと思ってます。

『春を告げる町』公式HP https://hirono-movie.com/

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荒れ野に生きて ~かくしてバンドは鳴りやまず19~



3月14日 『春を告げる町』長岡上映会

ウィズコーションLIVE セットリスト

① 福島の明日に架ける橋

② 未来に人へ

③ 荒れ野に生きて

④ いのちと大地に LOVESONG 「もう原発じゃない」 原発 is Over

今回で数えたら5回目の登場となったウィズコーション。
福島原発事故の惨状を見てかつて鳴らしたバンドを再結成。
その後、水俣病や農民詩人をテーマにした曲を発表するたびに新潟日報の紙面を飾るなど活躍著しく、
今回は新曲二曲を披露し、「荒れ野に生きて」は出稼ぎ農家の心情をテーマにし、
あぁ、これは諸に雪国ブルースではないかと耳にしていましたが、
最初はやはり再結成の初心とこの上映会に合わせて福島をテーマに、
そしてラストは昨年と同じく橋本圭子さんに捧げたプロテストソングを高らかに歌い上げて喝采を浴びてました。

ウィズコーションのライブはもっと時間を取った方がいいんじゃないか?
毎年この上映会に参加してくれる方が終わった後に感想をこちらに話してましたが、
さすがに毎年参加しているだけにウィズコーションのライブも楽しみにしているようで、
今年は時間の関係もあって30分で4曲でしたが、
またの機会は1曲でも増やした方がいいかと思いました。

ライブを終えるとメンバーは後片付けをして、
すぐに『春を告げる町』を観賞していましがが、
「あの高校生のお芝居のシーンに泣いてしまった」とフロントマンが感想を話してるのを聞いて、
やはり報われるものがありました。

最後に本日知ったニュース↓
柏崎刈羽原発 長期間テロ対策に不備 「最も深刻レベル」規制委
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210316/k10012918371000.html

NHKだけでなく報道各局は最近やたらと目にする柏崎・刈羽原発がらみの不祥事を報道する際、
今後BGMに“いのちと大地に LOVESONG 「もう原発じゃない」 原発 is Over”をテロップ入りで流すことをお勧めしたいです。

ウィズコーションの皆さん、今回もありがとうございました。
ますますのご活躍を!

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あなたにとって復興とは何ですか?

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昨日、無事に『春を告げる町』長岡上映会が終了しました。
お越しいただきましたが方々、お手伝いいただいた皆さん、ありがとうございました。
そして上映前に盛り上げていただいたウィズコーションの皆さんにも多々お礼を。

トモシア側からコロナ禍を理由に座席規制がかかり、さらに閉館時間も通常より1時間早い規制に縛られ、
ドタバタしてしまいましたが、
用意した客席がほぼ埋まっているのを観てほっとし、後半から館内に入ったら、
熱心に観賞しているお客様たちの静かだけど確かな熱をしっかりと感じました。
皆さん、本作で記録されている福島の姿を食い入るように観ていて、
しかとこの映画と登場人物たちの思いをくみ取ろうと。

ただ確かに笑えるシーンでも、そんな笑い声が聞こえなかったのが気になり、
後で最初から観ていた未来と生活を考える会・三条の田中会長によれば、
今はコロナ禍だから声を出すことも自制していると。
いや、せめて笑えるシーンは笑っていいように思い、改めて窮屈さを感じたりしましたが、
映画のクライマックス“復興”をテーマに演劇を創作しながら“復興”というイメージを掴めずにいた
高校演劇部の皆さんの本番となる発表会、
おぼろげながらも真の復興について考えた成果を披露するシーンは確かに釘付けとなって観ておりました。
これは先の試写では担当者は感じずにいたので、
やはりこれはお客様の熱もありともにスクリーンを観ていたことが一番大きいのではと、
改めて映画は様々な人々とスクリーンを見つめ思いを共有するものだと実感しておりました。
と同時に“復興五輪”など安易に名付けた人はここまで“復興”の意味を考えたことはあるのだろかと。
そして今更言うのもなんですが、いい映画でした。

映画の上映後に島田隆一監督のビデオレターを流し、
こちらも観賞者の皆さんは熱心に耳を傾け、
終わった後に盛大な拍手が沸き起こり幕を閉じることができました。

3,11から10年と3日、この日『春を告げる町』の観賞者の皆さんは、
それぞれの“あの日”からこれまでの歩みを帰路の途上で振り返っていたのではと思います。

改めてありがとうございました。

『春を告げる町』 公式HP https://hirono-movie.com/

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3/14 『春を告げる町』 長岡上映会

(C)JyaJya Films

◎ 『春を告げる町』長岡上映会  

日時 3月14日(日)
17:50~ ウィズコーション ライブ

18:20~ 『春を告げる町』上映開始 (作品時間130分)
       上映後に島田隆一監督のビデオレターを流します。

会場 長岡市社会福祉センター トモシア3階 多目的ホール
    長岡市表町2丁目2−21
https://tomoshia.jp/

●コロナ感染症対策にご協力願います。
〇当日、体調の悪い方、体温が37,5度以上ある方はご参加いだけません。
〇参加される方はマスクの着用をお願いします。
〇当日は受付時に手指の消毒、検温にご協力ください。
〇受付でお名前、連絡先の記入をお願いします。
*今後の状況により、上映会が中止・延期になる場合があります。

客席数 50席

*入場料 
前売 一般 1000円 
障害者手帳、療育手帳をお持ちの方、高校生以下 500円 
(購入の際、手帳・学生証の提示をお願いします)

プレイガイド アオーレ長岡ながおか市民協働センター/文信堂書店/ら・なぷぅ(長岡市)

*実行委員(ボランティアスタッフ)随時募集中。

主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
問 電話09045204222 e-mail [email protected]
Blog http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/

後援 長岡市/長岡市教育委員会/3.11福島を忘れない!長岡実行委員会

『春を告げる町』 

出演:渡邉克幸 新妻良平 帯刀孝一 松本重男 松本文子 藤沼晴美 福島県立ふたば未来学園高等学校演劇部

監督・撮影::島田隆一
プロデューサー:加賀博行 島田隆一
助監督・録音:國友勇吾
編集:秦岳志
録音:川上拓也
音楽:稲葉安太己

制作 広野町/JyaJya Films

配給 東風
2019年 日本 130分 ブルーレイ ドキュメンタリー

イントロダクション

本当の復興とは何か?
その答えを、希望とともに映し出す。
東日本大震災の発生直後から全町避難を余儀なくされ、東京電力や自衛隊の前線基地となった福島県双葉郡広野町。あれから9年――「復興五輪」をかかげる2020年東京オリンピックの聖火リレーは、この町からスタートする。

けれど、その「復興」って何だろう? 「絆」「再生」「共同体」といった言葉に、つい白々さを感じてしまう……そんなあなたにこそ、この映画を観てほしい。

『春を告げる町』が描くのは、華やかでシンボリックなセレモニーの後景で、こつこつと日々の暮らしを築いていく人びとの営み。この土地で新たに生まれ、すくすくと育っていく子どもたちの物語。被災体験をモチーフに演劇をつくりあげる高校生たちの青春。広野町を流れるいくつもの時間が交差し、重なりあい、やがて未来をかたちづくっていく。

監督は『ドコニモイケナイ』で2012年度日本映画監督協会新人賞を受賞した島田隆一。編集を手がけたのは『息の跡』『愛と法』などの秦岳志。果たして本当の復興とは何か? 言葉にできないその答えを、映画はそっと静かに映しだす。

公式HP https://hirono-movie.com/
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=U06loWaeaMM&feature=emb_title

*ライブ演奏 ウィズコーション

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プロフィール
1980年結成、およそ10年間、長岡を中心に活動。
しばらく休止したが東日本大震災と「福島第一原発事故」後、活動を再開。
曲はオリジナル、「命と大地(地球)にLoveSong」をポリシーに曲を作り歌い奏で「どこにでも1曲でも」をモットーとして県内中心でLive活動展開中。

With Caution(ウィズコーション)
 飯塚寿之 ボーカル、ギター、ブルースハープ
 星野 淳 ギター、ボーカル、コーラス
 若井武美 ベース、コーラス

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本日、『春を告げる町』上映会開催

(C)JyaJya Films 

「この映画を観た帰り道に、ふと自身の9年前の3月11日を思い出したり、朝目覚めたときにこの映画の1シーンを反芻していただけたなら、私にとってこの上ない喜びです」

島田隆一監督は『春を告げる町』のパンフレットにこんな言葉を載せています。

今回、この作品を企画した際、コロナ禍なので今年は中止も脳裏をかすめたりしましたが、
東日本大震災から10年の節目の年だから、今までやってきたのだから小さくてもやるべきでは?
と、自問自答しましたが、その際に人に説明するときに「10年の節目」と多用してきたかと思います。

しかし「節目」などないと宣伝しながら肝に銘じる思いをしたことが多々ありました。

島田監督は大熊町の仮設校舎最後の中学生の姿を3月11日、3月12日の卒業式と撮影したそうで、
当然ここには「節目」などないことと思います。

10年前、こちらは大きな被害はなかったものの、
福島第一原発が爆破した映像を見て、チェルノブイリのように、これは家を離れることを覚悟した恐怖は今も容易に思い出せます。
幸いここに留まることができましたが、『春を告げる町』の登場人物は家を離れざれなくなった人々の喜び、悲しみを記録し、日常が戻りつつあるなかで「復興とは?」と観賞者に問いかけていきます。
その答えを得ることができるか、ぜひ映画を観ていただきたいと思います。

当日券(1200円)は用意していますので、ぜひいらしていただけたらとおもいます。
パンフレットは700円で発売します。

『春を告げる町』長岡上映会  

日時 3月14日(日)
17:50~ ウィズコーション ライブ

18:20~ 『春を告げる町』上映開始 (作品時間130分)
       上映後に島田隆一監督のビデオレターを流します。

会場 長岡市社会福祉センター トモシア3階 多目的ホール
 

以下、感染防止対策です
*入場前、検温、スプレーで手指の消毒をお願いします。
(事情を説明し強制的にお願いをしようと思ってます)
*開演前、開演中は換気扇を常時“強”で運転します。
多少は音が気になるかもしれませんが、ご了承ください。
*座席はお客様とお客様の間は離れて座っていただくようお願いします。
*お客様には可能でしたらマスクの着用とせきエチケットをお願いします。
*もちろん体調が優れなければ来場をお控えください。
*これはこのご時世仕方ないのですが、お客様の数は正直少ないと予想しています。
ですから余裕をもって観賞でき、皆様がそのぶん映画の世界に浸れるよう注意をしながら上映をしたいと考えています。

公式HP https://hirono-movie.com/
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=U06loWaeaMM&feature=emb_title

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「復興五輪」をかかげる2021年東京オリンピックの聖火リレーは、この町からスタートする。


(C)JyaJya Films

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2900.html
↑こちらの2月5日の記事に
”3月14日『春を告げる町』長岡上映会の頃に開催か否か答えが出てるんじゃないかと思います。”
などと東京五輪の聖火リレーはあるのか否か書いてましたが、
ご存じのように著名人が聖火ランナーを辞退しながらも現在は3月25日開催の方向のようです。

ただ肝心の東京五輪の方はこのコロナ禍で国民の8割が中止か延期を望んでるにもかかわらず、
表向きは中止も延期もせず、運営資金が次から次へと雪崩れ込んでいき、
太平洋戦争末期のインパール作戦はこんなだったのかと思わせてくれてますが、
先の東日本大震災追悼式典で菅総理大臣が「復興五輪」に触れなかったことで
https://news.yahoo.co.jp/articles/83eb53db03f319bf8a4845b12330a11c377b4507
またも憶測が流れてるようですが、、、

それはともかく福島原発事故の最前線基地となったJヴィレッジ(楢葉町・広野町)から「復興五輪」を掲げて聖火リレーはスタート。
担当者は東京五輪など「アンダーコントロール」の大嘘から始まったこともあって、
最初から大反対の立場ですが、『春を告げる町』上映会の主催者からすれば聖火リレーは開催してほしいと思ったりします。
聖火リレーという華やかな式典と対をなす『春を告げる町』の登場人物達の地に足のついた着実な歩みが、
一層際立つように思うからです。
そして『春を告げる町』にJヴィレッジは登場するでしょうか。

3/14 『春を告げる町』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2894.html
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=U06loWaeaMM&feature=emb_title

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編集・秦岳志さん

(C)JyaJya Films

編集 秦岳志
はた・たけし
1973年生まれ。大学在学中よりBOX OFFICEの映像制作部でテレビ番組、映画予告編制作を担当。99年よりフリーランスとなり、現在はドキュメンタリー映画と予告編の編集を中心に活動。編集した主な映画作品に、佐藤真監督『花子』(01)、『阿賀の記憶』(04)、『エドワード・サイード OUT OF PLACE』(05)、ジャン・ユンカーマン監督『チョムスキー 9.11 Power and Terror』(02)、小林茂監督『わたしの季節』(04)、『チョコラ!』(08)、『風の波紋』(15)、真鍋俊永監督『みんなの学校』(14/編集協力)、小森はるか監督『息の跡』(16)、原一男監督『ニッポン国VS泉南石綿村』(17) 、戸田ひかる監督『愛と法』(17)など。

https://hirono-movie.com/#staff

『春を告げる町』の編集は佐藤真監督のお弟子さんで一連の小林茂監督作を手掛けてる秦岳志さん。
長岡では一昨年の『愛と法』に続いての作品上映になりますが、
手掛けた作品を見てもわかる通り、最近のドキュメンタリー映画で秦さんの特集上映が組むことができるほど大活躍。

『風の波紋』は木暮さんとその周辺の仲間を、
『愛と法』では二人の弁護士に焦点を合わせ、
『春を告げる町』は様々な人物が登場し並行し広野町を浮き彫りにしていきます。

秦さんで思い出すのは小林茂監督『チョコラ!』が完成前のまだ長尺だった時に長岡で、
小林監督の親しい人を集めて試写をやり、一人一人観た感想を述べてる際に、
秦さんも長岡入りし感想を熱心にメモをしてる姿でありました。
きちんと人の意見に耳を傾け柔軟に対応していくタイプなんだろうかと。

あとちょうど10年前に松之山にお子さんと遊びに来てお会いした際、
そのお子さんが大変利発で落語の「時そば」を噺して喝采を浴びてたこともよく覚えてますが、
あのお子さんも結構大きくなっただろうと思ってます。

秦さんは当然、小林茂監督の新作『魂のきせき』も手掛けているだろうし、
新作は原一男監督の6時間の大作『水俣曼荼羅』とベテランの作品とともに、
島田隆一監督、戸田ひかる監督、小森はるか監督と後進に続くドキュメンタリストの兄貴分的な存在で後押ししていくんだろうと思います。

『春を告げる町』について最近のツイートは

富山のみなさん、私の編集作品です。ここまで笑ったり泣いたりできる震災映画はなかなか無いと思います。よかったらぜひ!
https://twitter.com/lookingawry/status/1365316302164791298

完全な余談ですがバナナカボチャの佐藤さんは小国を自らのカメラで多々撮影しており、
いづれ映画にしたいと話した際に「編集は秦さんですか?」と冗談で言ったら、
まんざら否定もしなかったので、あっ本当に考えているのかと思いましたが、
秦さんも佐藤さんの人柄はご存じなハズなんで頼まれたらどうなるんだろ、と。

3/14 『春を告げる町』 長岡上映会
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予告編 https://www.youtube.com/watch?v=U06loWaeaMM&feature=emb_title

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私の2021年3月11日

01 (3)haruwotugerumachi(C)JyaJya Films

2011年3月11日に『春を告げる町』が撮影された福島県広野町にいたという人を宣伝に回ってた時に知りました。
一言、当時の様子を上映前に話してもらえないだろうかと依頼をする前に、
3月14日は出張でこちらにいないと告げられてしまい、こちらの運の無さをより実感した次第です。

本日、3月11日『春を告げる町』の島田隆一監督は大熊町の中学生と過ごすとSNSに挙げており、
福島との繋がりは映画を1本完成させてなお強固に結びついてるんだろうと思いました。

こちらは地味な倉庫作業をストレスもなくお仕事仲間と時に歓談しながら過ごしておりました。
日常に埋没するよな1日になるかもしれませんが、
ただラジオが流れ、どの番組も当然あの日から10年と伝え話し、
14時46分は時計を見て心の中で黙祷しておりました。

そんな中、あの日あの時抱いた思いは容易に思い出せますが、
2012年の夏、ひょんなことから石巻を訪れたことをこの日だからか思い出しました。
ボランティアなどではなく、ただ現地の様子を目にしたいという思いで1日過ごしましたが、
海岸沿いに高く積み上げられた瓦礫の山を目にし、
そして津波によって跡形もなくなった住宅街跡の痕跡に言葉を失う思いでした。
そこで感じた思いを例年ながら映画祭に込めてたのですが、
その年は理不尽な思いを沢山強いられて行き場を失っていた時。

だからこそ3,11関連の上映作を企画を立て毎年3月に開催できること。
『春を告げる町』の上映を通して着実に前を向いて歩む福島県人の紹介ができることは、
あの時に躓いた負の思いを経てのものなので、
自分なりの3,11に抱えたものを上映会として結実させたものなんだろうと、
半ば強引に整理できるように思ったことをここに書いて改めて黙祷。

10年目だからか熱を感じた各マスコミも明日からまた潮が引くことになるでしょうが、
少し抗って3月14日に『春を告げる町』を上映したいと思います。

3/14 『春を告げる町』 長岡上映会
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予告編 https://www.youtube.com/watch?v=U06loWaeaMM&feature=emb_title

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第8回グリーンイメージ国際環境映像祭



小林茂監督『風の波紋』が審査員特別賞を受賞した映像祭ということで、
記憶にあったグリーンイメージ国際環境映像祭が8回目となる今年は会場を十日町市松代の“道の駅 まつだいふるさと会館 常春ホール”に移して3月26日~3月28日に開催されます。

上映作品は原一男監督の新作で6時間の大作『水俣曼荼羅』が正式公開を前に先行上映されること、
また3年前に『奪われた村 避難5年目の飯舘村民』長岡上映とともにトークも大好評だった豊田直巳監督が、
継続している福島取材を野田雅也監督と共同でまとめた『サマショール 遺言第6章』がまず目を惹きました。

実は事務局の方から電話があって『春を告げる町』上映会にチラシを配布してもらえないか、との依頼があって、
喜んで配布しますとお伝えしました。
上映会にお越しいただく方は、こちらのチラシもご注目ください。

ちなみに事務局の方には、なぜ松代が舞台でもある『風の波紋』を上映しないのか?
と余計なお世話に思いながらも尋ねてしまいました。

ついでにHPを開いたら佐藤忠男先生が実行委員長なのかと襟を正しました。

グリーンイメージ国際環境映像祭公式HP https://green-image.jp/

3/14 『春を告げる町』 長岡上映会
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『春を告げる町』 UDcast “視覚障害者用音声ガイド”で観賞

(C)JyaJya Films

電話に視覚障害者の方から『春を告げる町』を観たいと問い合わせがありました。
ちょっと、驚いたのでどこでこの上映会を知りましたか?と尋ねたら、
ボランティアの方が長岡新聞を視覚障害者向けに読み上げ録音したテープで上映会を知ったそうです。
うっすらとたぶん音声音訳の会の方たちが、そんなボランティア活動してると聞いたことがありましたが、
まさかそこから上映会にたどり着くとは思ってもみませんでした。

それでちょうど会場のトモシアを借りてきちんと上映素材がプロジェクターにきちんと映るか試写をするので
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2801.html
↑こちらで紹介したUDcastのアプリをスマホにダウンロードしてイヤホンを耳に音声ガイドを聞きながら観賞しておりました。
幸い無事に映り、併せて音声ガイドも耳にしていましたが、
どういう仕組みなのか、ちょうど映写にあわせていささかのズレもなく男性の声で音声ガイドが流れ耳にしました。
もちろん音声アシストだからでしょうが、目で映画を追う際の余白があまり感じられず、
とても丁寧に場面の様子を文字通りガイドしていました。

「目の見えない人たちにとって、僕の映画はどのように観えてるのだろうか」

そういう旨で大林宣彦監督は自著「日日是好日」の中に書いてます。
市民映画館をつくる会の『なごり雪』上映会に音声アシストの会の方々が
上映会場の別室を借りて方が生で読み聞かせをし、
それを視覚障害の方がイヤホンを耳にし、映画を観賞。
目にしていた大林監督のお弟子さんで『なごり雪』ではスクリプターを担当した呉美保さんが、
上映会の様子を大林監督に報告したところ、
視覚障害者の方々が映画を観てることに関心を持って、そんなことを書いてました。

ついでに呉美保さんはその後に『そこのみにて光輝く』を監督し日本映画の頂点に立ちました。

この当時、配給会社に事情を説明して事前に上映作のDVDをお借りし、
音声ガイドの方々が何度も見返してシナリオを完成、
上映会を前に音声ガイドの読み聞かせを何度も集まって練習し、
本番の生で視覚障害者の方が映画を観るため、本当に人知れず努力をしていたのを目にしており、
そこから思えばスマホで音声ガイドが普通に聞けるというのは隔世の感だなぁ、と思いました。

ただ本作の音声ガイドを聞きながら、二十年以上前に音声ガイドの方々が自力で書いたシナリオと
そんなに変わらず耳にしていたので、
当時の音声ガイドの会の皆さんの実力って全国的に群を抜いてたんだろうと思いました。

今回、観にいらっしゃる視覚障害の方はスマホを持ってないそうなので、
とりあえずきちんと聞こえたから、担当者のスマホを貸して音声ガイドを耳にし、
映画を観賞してもらおうと思っています。
もし気に入ってもらえたら次回の『なぜ君は総理大臣になれないのか』もUDcast対応できるので、
お仲間に紹介してもらえないかと下心も。

それはともかく『春を告げる町』はUDcastに対応できてるので必要な方に届いてほしいと思います。

しかし長岡新聞のイベント欄には他にも催し物が掲載されてたと思いますが、
どんな理由で『春を告げる町』を選んでくれたのか気になってます。

3/14 『春を告げる町』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2894.html
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=U06loWaeaMM&feature=emb_title

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“風と土の人”



3・11の翌朝、震度6強の新潟・長野県境地震が映画『風の波紋』の現場を襲った。木暮さんの茅葺の家は全壊。
 3月12日(金)午後6時15分~新潟放送テレビの夕方の番組で木暮さんの10年を取り上げる。映画も一部放映。
 映画は本質を仲間の扶助として描いた。
http://kazenohamon.com/

https://twitter.com/kobacamera/status/1368174871704825857

小林茂監督がツイッターで発信していましたが、3月12日(金)18時15分からのBSN「ゆうなび」で
小林監督作『風の波紋』の主人公・木暮茂夫さんの特集が組まれるようです。

3月12日放映ということは、ちょうど木暮さんの住む松之山も襲った長野県北部地震から10年の日。
この震災の焦点に番組は木暮さんを選んだことで、当然『風の波紋』の撮影も含めての歩みを取材したことと思います。

画像は担当者が大崩のご主人の車で初めて松之山の木暮さん宅を訪れた2010年11月の時のもの。
小林監督はこの時、『チョコラ!』をケニアの子どもたちに見せるためにアフリカに行ってる間、
松根広隆カメラマンが現地入りし『風の波紋』の予備撮影をするため、
当時ヒマだった担当者が手伝い、というか邪魔しに行ったような気が。
この時、すでに松之山に移住して9年で田んぼ仕事をこなしながら、この地で出来ることを模索していたように思います。
しかしまさかこの地を大地震が襲うとは考えてなかったハズです。
どこか飄々とした魅力を放ちながらも、
こちらの心根をすべて見透かされてたような鋭い視線を持ってる方という印象が木暮さんにはあった他、
実はこの時、お会いしたのが初対面でなく二度目だったと知らされて驚いたりしてました。

この時、萱刈に精を出す木暮さんと仲間たちを松根カメラマンは撮影し、
後でこの時の映像を小林監督から見せてもらいましたが、
手持ちカメラで独特の構図で躍動していた、これは映画の冒頭を飾るに相応しいと思いましたが、
本編では冒頭も何も全編使われず、勿体ないというより随分贅沢な映画なんだと実感してました。

長野北部地震の後にお伺いしたら全壊した家屋を前に、
どこか楽天的に構えててやはり相当な方だと思ったりしましたが
ふと「一人でいると気に病んだりするから、人前では笑ってる」という旨でポツリと呟いたのを耳にしました。
映画にも描かれてるように木暮さんをほっとけない、
この地の仲間たちの助けもあって傾いた家屋は無事に修復されましたが、
あれは木暮さんの人徳もあってのことだろうと観ながら思ってました。

とはいえ以前も書いたような気がしますが、
木暮さんが松之山に移住するまでの10年、
報道カメラマンとして世界を股にかけてたと聞き、
東京ではホームレスの支援活動に力を注いでそうで、
それが今はカメラを手にすることもなく百姓に専念してる心境にとても関心があったりします。

BSNが木暮さんをどのように捉えるのか、注目したいと思います。

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恋ING



ようやく『あの頃。』を観賞。
制作発表されたときはまるでモーヲタ歴、もうすぐ四半世紀の担当者のための映画だと思ったほどで、
期待が高い分、ズッコケたらと心配な面もありましたが、
ハロプロをきっかけにバカな仲間と出会い、何度目かの青春を謳歌する話であってマニアックすぎることもない、
絶妙な匙加減で描いた愚行録、
そのハシャギスギの出会いと別れを隠れたモー娘。の名曲、ヲタクにとっては神曲の「恋ING」がすべてを浄化するように流れて深い余韻を残してくれました。

とはいえ舞台の2004年当時はハロプロ一色だったレコード店の一番目立ってるポスターが、
伝説のユニット「あぁ!」なので、この映画のガチ度を知り、
山場のひとつの石川梨華ちゃん卒業コンサートは担当者も行ってたことを思い出し、
このシーンで西田尚美扮する女ヲタさんが過剰な説明もなく、
ただただ熱い視線で声援を送るシーンだだけで彼女が梨華ちゃんに救われてきたことが、
存分に理解できるいいシーンでありました。

当時、担当者はえりりんこと亀井絵里推し、
えりりんドットコムという大手ファンサイトの管理人さんのブログの熱心な愛読者であり、
オフ会に参加したら、ヲタさん達が徹夜でヲタ芸打ってたのをが目撃し、
カルチャーショックを覚えたほど、
ただ自分がニコニコしてえりりんの写真集を開いたりすると、
それをまわりのヲタさんの口から「キンモー!」とこの場合称賛の声が上がるという、
一般人っがみたらドン引きする光景もあり、
『あの頃。』にはそういうヲタさんと世間のギャップももきちんと描かれてのは殊勲でした。

主人公はどん底の時にあややのMVを見て開眼。
以降、仲間と出会いヲタク人生まっしぐらの楽しい日々を過ごし、
仲間の誘いで大阪から上京、バンドマンとして今に繋がる仕事を持ち、
映画には描かれませんが、同じくモー娘。で救われた女性と結婚し可愛い子どもを授かったりと
いわばあややがきっかけで人生を救われたことに。
この『あの頃。』より、ちょっと前のころに担当者は横浜アリーナへと遠征。
会場付近に近づき気づいたのはたまたまなのか車椅子の人たちがやけに目についたことで、
マイノリティの人たちにとってもモー娘。の存在は自分と同じく救いになってるんだろうと思い、
この後に小林茂監督『わたしの季節』を初鑑賞した際に、
重度の障がいで寝たきりの少年の枕元に藤本美貴サマの写真集があるのを目にし、
グッと来るものを感じてました。
この少年にとって支えとなるのはミキティなんだろうと。
だからアイドルって様々な人たちの思いが託された、今のヲタク言葉の尊い存在に思ってます。

ついでにこの日観た傑作『あのこは貴族』で勝気なヒロインの名前が“美紀”なので、
ニックネームがミキティとありましたが、勝気なことも含めてのミキティなんだろうと観てました。

テーマ曲と言って良かった「恋ING」は結局シングルでセンターになれなかったえりりんが、
印象深いソロパートを託された神曲。
原曲はやはり藤本美貴様の歌声が別格ですが、
彼女が諸事情によって脱退、以降世間的にはちょり低迷期とみられたころに
パフォーマンス重視の路線変更したプラチナ期としてライブ活動で高い評価を得て、
今に繋がり、その頃に歌われた「恋ING」で好きなのがこちら↓。

https://www.youtube.com/watch?v=Ff-9HtQKJtA
この頃は今のアイドルさんも動画で見てお手本にしてるほど。
担当者もえりりんの活躍もあって一番ハマってた頃でしたが、
この動画の後に和島村出身の久住小春が卒業、
そのあとに長岡市立劇場にコンサートで来た際、半分しか座席が埋まっておらず、
物凄い寂しい思いをしたことも。
最もプラチナ期が評価されたのは後からなんで、当時の評価はその程度だったかと思い、
逆にこれはこれで貴重なコンサートだったと思い、
昨年も長岡市立劇場でコンサートが予定されたもののコロナでキャンセルとなり、
その前のツアーで新潟県民会館に行った際には超満員なばかりか、
ホントに女性客が半数以上を占めてて『あの頃。』よりも隔世の感が。

最も『あの頃。』には年季の入ったあややヲタさんがコンサートに。
実は主人公の20年後の幻影として、「今のままでいい」と諭しながら、
逆に主人公は「今のままでいいのか」と自問する哲学的な存在でしたが、
実際、こちらもモー娘。のコンサートに行き始めた頃に、
モロにお爺さんがヲタTを着て声援を送る姿を見てて、
自分の未来の姿かと思い複雑な気がしましたが、
現在はあの頃。より着実にお爺さんの世代に近づいてるので、
このシーンは結構見入ってしまいました。
演じてたお爺さんヲタがいまおかしんじ監督らしく
映画芸術で1位に輝いた監督にこんな役をやらせるのも、
何か痛快に映りました。

思えば3,11の時に絶望感に打ちひしがれていたころに励ましてくれてたのが、
9期加入後最初のシングル「まじでスカスカ!」
例によってふざけたタイトルでノー天気な曲調ながらも歌詞は未来への希望を屈託なく歌い、
絶望の中でリピートし続けましたが、確かにこちらの人生にハロプロは大きな存在だと本作を観て改めて確信。
ハロプロより結局は綾波レイなのかと思ってた登場人物が、
あの場面で「恋ING」を耳にする時、やはり自分のための映画だったと確信しておりました。

などとこのブログの本筋から離れてしまったのでこじつければ、
昨年の『教誨師』上映の際に気持ちで駆けつけてくれた旧水原町出身の五頭岳夫さんが出演してる知り、
楽しみにしていたら、初っ端からホームレス役で登場。
もはや日本映画でホームレスといった五頭さんではないかと思うくらいのハマリ役で圧巻の一言でサスガと唸ってました。
最近の今泉力哉監督作の常連のようでもあるんで、
これからも入江悠監督や白石和彌監督などの気鋭の映画作家に愛される存在であってほしいと思いました。

あと『あの頃。』の後に書くことではないと思いながらも、
担当者のヲタ活で『あの頃。』といえばハロプロよりも新潟のロコドル、Angel Generationとヲタさん達と過ごした頃だと。
Angel Generationはハロプロよりもずっと身近な存在だったせいか敷居が低く、
その中でヲタさんとメンバーの壮絶な実話を先輩ヲタさんから教えてもらい、
このエピソードは『あの頃。』のかなめの登場人物だったコズミンに引けを取らないエピソードなので、
もし自分が映画を撮る才能があったらこのエピソードをテーマにしたいと未だに思っております。

というわけでまた「恋ING」の余韻に浸ろうと。
率直に『あの頃。』イイ映画でした。

とはいえBEYOOOOONDSの新曲は狙いすぎて自分はダメだったと水を差す。

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『春を告げる町』予告編 アオーレ長岡大型ビジョンにて放映中



放映されてると聞きながらも、タイミングがあわず確認できなかった『春を告げる町』長岡上映会の予告編をようやく確認できました。
制作いただいた方、放映いただいた方々、どうもありがとうございます。
またシネ・ウインドのロビー、モニターでも流れてるハズです。
こちらもありがとうございます。


3/14 『春を告げる町』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2894.html
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=U06loWaeaMM&feature=emb_title

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4月25日 『なぜ君は総理大臣になれないのか』上映

(C)ネツゲン

4月25日(日)アオーレ長岡市民交流ホールAにて
2020年キネマ旬報ベストテン文化映画部門第一位『なぜ君は総理大臣になれないのか』を上映します。
「ただ社会を良くしたい」と志し政治家となった息子を見てて、いつしか「政治家に向いてないのでは」と評価する両親。
理想と現実の隔たりに右往左往する一人の政治家を17年も記録し、
21世紀からのこの国を見つめ直し未来へと繋ぐ傑作。
はたして、なぜ総理大臣になれないのか、観賞者、そして有権者へと深く問いかけます。
上映後に大島新監督(お父さんは大島渚監督!)をお迎えし、お話しいただき午前と午後の二回上映を予定。
詳細が決定したら、またこちらのブログに掲載します。

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離合集散はくり返す、党名は変わる、いざって時にズッコケる。
私は野党を応援したいのだ。ああそれなのに……
と思ってきたあなた、この映画は見たほうがいい。
小川淳也は絶望してると言いつつ、絶望なんかしていない。
なぜだか私はやる気が出た。世の中、変えてやろうじゃないのと思った。
斎藤美奈子(文芸評論家)

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『なぜ君は総理大臣になれないのか』

作品紹介

「ただ社会を良くしたい」
立志、希望、挫折• • • 愚直な政治家の17年

衆議院議員・小川淳也(当選5期)、49歳。
2019年の国会で統計不正を質し、SNSで「統計王子」「こんな政治家がいたのか」と注目を集めた。
彼と初めて出会ったのは、2003年10月10日、衆議院解散の日。
当時32歳、民主党から初出馬する小川にカメラを向けた。「国民のためという思いなら誰にも負けない自信がある」と真っすぐに語る無私な姿勢に惹かれ、事あるごとに撮影をするようになる。地盤・看板・カバンなしで始めた選挙戦。
2005年に初当選し、2009年に政権交代を果たすと「日本の政治は変わります。自分たちが変えます」と小川は目を輝かせた。
現在『news23』のキャスターを務める星浩や、安倍政権寄りと評される政治ジャーナリスト・田﨑史郎ら、リベラル・保守双方の論客から“見どころのある若手政治家”と期待されていた。しかし・・・

いくら気高い政治思想があっても党利党益に貢献しないと出世できず、選挙区当選でなければ発言権も弱い。小川の地元である香川1区の対抗馬は、自民党の平井卓也 。平井は地元有力メディアである四国新聞や西日本放送のオーナー一族で、強固な地盤を持つ。
そのため、小川は惜敗しては敗者復活の比例当選を繰り返してきた。権力への欲望が足りず、家族も「政治家には向いていないのでは」と本音を漏らす。

2012年から安倍政権が始まると、我慢の時期が続く。そして、2017年の総選挙では、希望の党への合流を決断した前原誠司の最側近として翻弄されていく。小池百合子代表への不信感から無所属での出馬を最後まで検討するが、前原や地元の盟友・玉木雄一郎への仁義というジレンマの中、苦悩は益々深まっていく。
背水の陣の選挙戦に小川はどのように挑んでいったのか。

17年間、小川を見続けた監督・大島新の目に映ったのは日本政治の希望か絶望か。
小川を通して日本の未来を問いかけていく。

公式HP http://www.nazekimi.com/
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=Nx1qeouacBI

上映会問い合わせ
長岡アジア映画祭実行委員会!
電話09045204222 E-mail [email protected]

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戦没者を二度殺すのか?



まだまだ多くの沖縄戦の犠牲者の骨が残っている沖縄本島南部の土を採掘し、辺野古の埋め立てに使うのはやめて欲しい。

 去年から徐々にその声は大きくなっていたが、沖縄県民にとって最も大事な慰霊碑であり骨塚でもある「魂魄(こんぱく)の塔」のすぐ裏手の土地が、大きくえぐられるように掘削される計画が明らかになり、違法な伐採も始まって、いよいよ待ったなしの状況になった。長年遺骨収集のボランティアを続けてきた具志堅隆松さんと、彼に賛同し、祈りの場所が破壊されることに抗する「島ぐるみ宗教者の会」が、沖縄県庁の前で3月1日からハンガーストライキを始めた。

 なぜ県庁前かというと、今回は国に計画の断念を求めるだけでなく、沖縄県知事に対して「自然公園法に基づいて業者に砕石事業中止命令を出して欲しい」という抜き差しならぬ要求を突きつけるからである。玉城デニー知事を動かすために、6人が6日間のハンストに突入した。冒頭のあいさつで、具志堅さんはマイクをもって穏やかに語り始めたが、途中でおもむろに振り返って県庁に向かい、こう叫んだ。

 「デニーさーん! 聞こえますかね? 私、あなたに直接要請したいんです! デニーさーん、助けてぃくみそーれー! 助けてぃくみそーれー!」

 「助けてぃくみそーれー」。この言葉をパソコンで打ち込むだけで、私は手が震える思いがする。沖縄の言葉で「助けてください」という意味だが、助けてくださいと打つのはなんでもないが、「助けてぃくみそーれー」は、胸が苦しくなって打てない。沖縄戦の聞き取りをした人ならばわかると思う。この言葉が1945年、島中の至る所で地中に滲み込むほどに叫ばれていた。その光景を何度も想像した者にとっては、この言葉を県庁に向かって叫ぶ具志堅さんの姿は正視できない。


三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日誌
第101回:「助けてぃくみそーれー!」~戦没者を二度殺すのか? 具志堅隆松さんら県庁前でハンスト~(三上智恵)
https://maga9.jp/210303-2/?fbclid=IwAR2TxbnVqQRk1nAO159738VIVmpktt7AOPkzLkew5X8GQlR57gmUvn11SoI

『証言 沖縄スパイ戦史』が第20回「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」草の根民主主義部門 大賞を受賞した
https://www.waseda.jp/top/news/71585?fbclid=IwAR2TxbnVqQRk1nAO159738VIVmpktt7AOPkzLkew5X8GQlR57gmUvn11SoI
三上智恵監督がマガジン9の連載をアップしました。

沖縄戦犠牲者の遺骨が眠る南部の土を使って辺野古を埋め立て米軍基地を作る、
どう考えても犠牲者に対して非道を貫くようなオカシなことを進めようとしてると教えてくれたのは三上監督でしたが、
今年に入って国会でもこの問題が取り上げられ、
まぁ現総理は相変わらず他人事のような応対をしている中で、
遺骨収集のボランティアをしてる具志堅隆松さんと賛同者がハンガーストライキを始めたので、
早速その様子を取材しています。
ハンガーストライキに選んだのが沖縄県庁前という理由は読んでいただければ訳がわかるかと。

「日本人よ、沖縄戦で亡くなった方々の骨が含まれる沖縄南部の土で、
辺野古を海を埋め立てるなんて、正気か? 
日本人よ、正気なのか? 
やっていることの意味が分かっているのか?」

この件で『標的の島』『沖縄スパイ戦史』長岡上映会でお話しいただいた、
福本圭介先生がFBで声高に悲痛な叫び声をあげていましたが、
その福本先生と仲間たちが3月7日にオンラインシンポジウムを開くのでご案内します。
議題にこの遺骨問題も触れられるかもしれません。

【オンラインイベントのご案内】
沖縄の「辺野古」県民投票から2年を受けて、全国の基地引き取り運動のメンバーたちとオンラインシンポジウムを開催します。ゲストは県民投票の会代表の元山仁士郎氏。You Tubeで無料ライブ配信します。ぜひご覧ください。
 *  *
オンライン・シンポジウム
今、沖縄に向き合い
「本土」の私たちは、何をすべきか?
~辺野古県民投票から2年の節目に元山仁士郎さんを迎えて~
(日時)
3月7日(日)午後14:30-16:30
(主催)
「辺野古を止める!全国基地引き取り緊急連絡会」
(ライブ配信アイドレス)
URL: https://youtu.be/WYWzYW5ISP4

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本当の復興とは何か? その答えを、希望とともに映し出す。

(C)JyaJya Films

「はじめまして。『春を告げる町』を監督しました島田隆一と申します」

予定より早く島田隆一監督より『春を告げる町』長岡上映会で流すビデオレターが届きました。
担当者は以前、『ドコニモイケナイ』が日本映画監督協会新人賞を受賞した記念に
東京国際映画祭で上映された際、一度だけ島田監督とお会いしたことがあります。

その時はその名の通りの新人監督といった印象で初々しさを感じたほどでしたが、
今回届いたビデオレターを開いて見ると、一瞬まるで別人かのような逞しさを感じるほどでした。
今も福島に滞在し撮影を続けていると聞きましたが、
ビデオレターの中で『1000年の山古志』の助監督をしたことが大変役立った旨を話しており、
いわば山古志での思い出とともに培った体験が今も福島で活かされてることは、
話を聞いてて素直に喜んでおりました。

いただいたビデオレターは上映前でなく上映後に流す予定でいます。
映画とともに注目いただけましたら。

島田監督、この度はお忙しい中、ありがとうございました。
もしまた長岡に来る機会がありましたら、一報いただけましたら幸いです。
個人的に「かちんこ」で橋本信一監督の思い出話が聞きたいです。

3/14 『春を告げる町』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2894.html
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=U06loWaeaMM&feature=emb_title

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