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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

2022年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2022年12月

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あおちゃん出演  『夜明け前の彼女たち』



昨年、リリックホールで開催した「被爆ピアノコンサート」で忙しい中、一生懸命時間を費やし、
「Maxとき315号」と「365日の紙飛行機」を弾いていただいたNGT48の古館葵さん、愛称あおちゃんが
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3084.html

12月3日よりスタートの新潟民放初4局合同ミニドラマ『夜明け前の彼女たち』に出演。
主人公はエースの一人、本間日向、愛称ひなたんですが、
4話のうちの1話にあおちゃんが抜擢、
早速予告編を見たら、期待以上の演技力なんで驚きました。
https://www.youtube.com/watch?v=--GCbG6GK5I

いづれあおちゃんがセンターを務める際にMVの演出を被爆ピアノの縁で
五藤利弘監督より栃尾で撮ってもらいたい思いがあったものの、
これなら早々に五藤監督作に起用されてもいいように思いましたが、
その前にやはり本編を見なければ。

さらに12月14日のアオーレ長岡で開かれる新潟アルビレックスBBの試合にもメンバーの一人として参加。

https://www.albirex.com/news/detail/id=20582

こういったイベントにも抜擢される機会が多くなってきたので、
いづれセンターとなる時を楽しみに待ちたいと思います。

しかし『夜明けまえの彼女たち』ってこれが『夜明け前の子どもたち』なら柳澤寿男 監督となり、
何か関連性があるんだろうかと。

『夜明けまえの彼女たち』公式HP https://yoakemaeno.com/

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月はどっちに出ている



1993年3月21日 市民映画館をつくる会主催で会場NCホールにて『月はどっちに出ている』上映会を開催。
それまではメジャーな映画、もしくはクラシックの名画、いわば知名度が浸透している作品を上映してきたのが、
当時は本当に映画ファンの間で知る人ぞ知る映画を上映し、
今思えば苦笑しますが、長岡でこんなタイプの映画を観に来る人なんているんだろうか、などと宣伝に携わって思ってました。

だから崔洋一監督の訃報を聞いて、やはり真っ先に浮かんだのがこの『月はどっちに出ている』
在日コリアンとフィリピンパブのジャパゆきさんが東京で出会って繰り広げられるラブストーリーはたぶん見返すと
今よりずっとエネルギッシュで猥雑な東京が観れるハズ。
ついでにルビー・モレノは天願大介監督『アジアン・ビート アイ・ラブ・ニッポン』で目にして、これはクルと思ってましたが、ここまでクルとはと。

あと大島渚監督の問題作『愛のコリーダ』の助監督として大島渚監督、プロデュースした若松孝二監督と鬼才の間に挟まれたのは、まさに『犬、走る。』の状態だっただろうと。

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3003.html

崔監督の個人的ベストは『犬、走る』、最高傑作は『血と骨』を推しますが、
日本映画監督協会理事長になってからペースを急激に落としたのは勿体なかったことと、
武闘派なエピソードは崔監督が最後になるんだろう、なってほしいですが。

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『土を喰らう十二ヵ月』

FinjMmTUUAASnjW.jpg


『土を喰らう十二ヵ月』公開2日目、夕方はYEBISU GARDEN CINEMAへ。中江裕司監督と🎥撮影の松根広隆さんのトークイベント。今回はキャストの話から。稀代のスター、沢田研二さんとレンズを通して見つめ合った瞬間。「目を逸らしたらダメだと思った」と松根さん。あの生々しい映像は松根さんならでは。

https://twitter.com/tsuchiwokurau12/status/1591382557597192192

作家である恋人が住む山間の集落へ向けてロング&ワインディングロードに車を走らせる編集者・松たか子を映したショットに、なんだか見覚えがあるような気がして思い出したのは小林茂監督作『風の波紋』の舞台である妻有の集落へと向かった際、こんな形で長く曲がりくねった道を登っていったことでした。

沢田研二&松たか子主演の話題作『土を喰らう十二ヵ月』の撮影監督は松根広隆カメラマン。
橋本信一監督の山古志映画『掘るまいか』『1000年の山古志』を、
そして小林茂監督『わたしの季節』『風の波紋』などを撮影するなどドキュメンタリー畑を歩んできたのが、
スーパースター、ジュリーの劇映画を撮影というのはずいぶん意外に思いましたが、
観たらなるほど舞台となる長野の山里の古民家を中心に美しい自然を丹念にカメラに収めているのは、
『1000年の山古志』『風の波紋』で得た手腕を存分に松根キャメラマンは発揮しているように思いました。

そして中心にいるジュリーの佇まい。
松たか子が恋人と言われても不思議に映らない艶っぽさにサスガはジュリーと、
手料理でもてなす姿に微笑ましく観ていたら、
(しかし数々の手料理もさるものながら器への尋常でないこだわりに美学を感じてました)
次第に老境に達し、自身の“死”について深く考察していく姿にこちらも一緒に考えてしまう展開となり、
そのジュリーとレンズ越しに目を逸らさずに向き合った気迫がこちらにも伝わった稀有な映画体験を味わってました。

そしてジュリーの最後のセリフを一緒に唱えておりました。

中江裕司監督といえばずっと『ナヴィの恋』が代表作で、
本作にヒロインだった西田尚美が登場したのは嬉しく思いながら、
『ナヴィの恋』に匹敵するような、こちらの胸に残る映画であり、
松根カメラマンの活躍を嬉しく思った次第。

加えて長岡絡みでいえばエンドクレジットを眺めていたら“和島の村娘”だった久住小春の名前が。
どこに出ていたのか気づかなかったので、何の役だったのか今も気になります

そしてそして映画を締めるジュリーのホントに色っぽい歌声に存分に痺れておりました。


https://tsuchiwokurau12.jp/

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大島新 ドキュメンタリーの舞台裏



『なぜ君は総理大臣になれないのか』『香川1区』の大島新監督の単行本が11月29日に発売されるそうなのでご紹介します。
これは『香川1区』長岡上映会にお招きする前に読まなければと文信堂書店にさっそく予約注文をしてきました。

作品紹介

『なぜ君は総理大臣になれないのか』『香川1区』『ぼけますから、よろしくお願いします。』……
話題作の数々はこうして生まれた。
第一線監督の明かす実践的制作術。
作り手をめざす人、現役のテレビ・映画人、そしてドキュメンタリーを愛するすべての人たち必読!

「大島新のこの等身大の自伝は、自身の制作過程を丹念に辿りながら、むしろそこには自らを鏡にした映像制作史が映し出されている。同じ時代を彼とは少しだけ違う場所で生きて来た私にとってはそのことが大変興味深かった。ファインダーの外側を捉える目を持つ彼は、きっと生来のドキュメンタリー作家なのだろう。」(是枝裕和氏=映画監督)

「圧巻は是枝裕和、森達也、原一男のドキュメンタリー界の先達3氏を評した部分でした。大島さんが彼らをどう評するのかはもちろん、大島さんが彼らと対峙した時にどう評されたのかを知ることができたのは、僕にとって大変面白いものでした!」 (上出遼平氏=テレビディレクター)

https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163916293

1/7  『香川1区』長岡上映と大島新監督講演
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3576.html

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デニス・ホー 有罪判決

denisu01 (C) Aquarian Works, LLC

11月19日 『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』長岡上映会

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香港 政府への抗議活動の参加者支援の元司教ら6人に有罪判決
2022年11月26日 0時12分

香港の裁判所は、3年前の政府に対する抗議活動の参加者を支援してきた90歳のカトリックの元司教を含む6人に対し、条例違反の罪で有罪判決を言い渡し、罰金の支払いを命じました。

この裁判はカトリックの香港教区の元司教、陳日君枢機卿(90)や人気歌手のデニス・ホー氏など6人が、3年前の政府に対する抗議活動に参加して逮捕されたりけがをしたりした人を支援するための基金を政府に届け出ずに運営したとして「社団条例」違反の罪に問われたものです。

被告は全員、無罪を主張してきましたが、裁判所は25日、基金には政治目的があり、届け出が必要だったとして6人に有罪判決を言い渡し、最高で4000香港ドル、日本円で7万円余りの罰金の支払いを命じました。

このうち陳氏は刑務所や拘置所を訪問して収監されている活動家らを激励するなど、長年にわたって民主派を支持してきたことで知られ、ことし5月に逮捕された際にはアメリカ政府などから中国や香港政府を非難する声が上がりました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221126/k10013904011000.html

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↑今年の5月に逮捕され、すぐに釈放されたデニス・ホーの裁判が11月25日に開かれ有罪が確定されました。
著名人なので見せしめの意味もあるかと思いデニス・ホーは無罪は難しいだろうと予想してたので、
有罪となったのは残念なものの、
雨傘運動の象徴的存在で“民主の女神”と言われた周 庭(アグネス・チョウ)も逮捕されて服役。
模範囚で釈放されたものの、以後沈黙を続け、
もう一人の雨傘運動のリーダー的存在だった黄 之鋒(ジョシュア・ウォン)は約二年も渡って収監されてることを思えば、
罰金支払いで済んだのは多少はマシなのかもしれませんが,
所在が不明だという黄之鋒達の一日でも早い釈放をここに記しておきます。

*凄まじい熱気の賜物です。
しかし現実を見るとやるせなさも禁じ得ない。 (20代・男性)

*彼女を全く知りませんでした。
ありがとうございました。 (60代・男性)

*デモのシーンではスマホで撮った映像など用いられて、より臨場感をj感じた。
デニス・ホーさんの苦悩や葛藤もカメラワークを通してわかりやすかった。(10代)

*デニス・ホーさんがとても格好良かったです。
香港の事件について、ニュースで少ししか触れてなかったので、
もっと日本以外の出来事にも目を向けたいと思いました。
ストーリーの流れが“自然”で見やすかったです。 (10代・女性)

↑『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』長岡上映会のお客様の感想ですが、
映画を観れば国連本部のジュネーブやアメリカ・ワシントンの議会まで乗り込んで、
香港人への人権弾圧を厳しく訴えるデニス・ホーの姿は大国・中国にとって
目障り以外の何物でもなく、
逮捕は口封じなのは容易に想像できますが、
アンケートにあったこれまで知らなかったデニス・ホーについて映画を観て、
知ったからにはもはや他人事でなく、ぜひこれからも関心を寄せてもらいたいこと、
それがこの映画を観た者の特権ではないかと。
もちろん、こちらも上映したからには今後も注視していきます。

『 デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』
公式HP http://deniseho-movie2021.com/
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=DkFdvmLkXcI

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『香川1区』前売券発売開始

©ネツゲン

1月7日9時40分~ アオーレ長岡市民交流ホールAで開催する『香川1区』長岡上映会の前売券が
現在、アオーレ長岡ながおか市民協働センター、文信堂書店、みずすまし(三条)で発売されました。
今後は随時↓こちらでプレイガイドを明記していきたいと思います。

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3576.html

しかしご存知のようにドミノ倒しで閣僚更迭が相次ぐ中、
政権の起死回生案として年内の解散・総選挙が囁かれてたのが、
ここへきて年明け解散・総選挙となり、
前回の『なぜ君は総理大臣になれないのか』長岡上映会は4月の上映に、
その年の夏に予定されてた総選挙前の上映はけしからんと見る人達が多くいたらしく、
その人たちは年明けで解散となるとまたけしからんと騒ぎ出すのだろうかと思いました。
確かに観たら、その人たちにとって触れてほしくないシーンが出てきますが、
とりあえずきちんと観て批判いただきたいです。

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三上智恵監督講演会 沖縄を戦場にさせない



Q:作品作りの根っこにあるものはなんでしょうか。
A:沖縄に関して言えば、再び戦場になることを死んでも阻止すること。

『標的の村』『戦場ぬ止み』『標的の島』『沖縄スパイ先史』とこれまで4作の長岡上映会を開いた三上智恵監督の講演会が新潟市で開かれると「未来と生活の会・三条」の田中代表が教えてくれました。
ネットで検索しても出てこないので、いただいたチラシから詳細を書きます。

とき 12月10日(土) PM2時~4時半
ところ 新潟市万代市民会館6Fホール
演題 「沖縄を戦場にさせない―ノーモア沖縄戦」
主催 「ノーモア・沖縄戦」実行委員会
協力費 1000円 学生無料
問い合わせ 09047456761

三上監督は再び沖縄が戦場になるのではないか、
日に日に危機感を募らせ、叫び声をあげながらカメラをとともに取材を重ねて発信しています。

三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日記
第112回:南西諸島はすでに戦場なのか?―日米軍事演習キーン・ソード始まる(三上智恵)

https://maga9.jp/221116-1/

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『ブランカとギター弾き』 in アルカディア



以前、『ブータン 山の学校』上映会をご紹介した見附・アルカディアホールでの映画上映会。
次回は12月11日14時より長谷井宏紀監督作でフィリピンのスラム街に生きる盲目のギター弾きと少女の物語『ブランカとギター弾き』です。

担当者は未見なのですが、長谷井監督の名前は知ってて、
というのもNGT48の『世界の人へ』のMVを手掛けた監督として記憶にありました。

〈期間限定〉 NGT48 4thシングル「世界の人へ」 MUSIC VIDEO Full ver. / NGT48[公式]
https://www.youtube.com/watch?v=nQHQWuCxXCg

↑まほほんがいるのも感慨深いですが、それ以上にロシアのハバロフスクで撮影されており、
世界の目の敵と化してしまったロシアの都市でしばらくこういったMVは撮影されないだろうし、
率直に世界平和を高らかに歌い上げてるのは今見るとズシリと響きました。

♪もっと他人のことを信じてみよう 
 そうよ 世の中 そんなに捨てたもんじゃないんだ

しかしどういった経緯でがオファーされたのか、そちらも関心があります。

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見附市国際交流協会 映画上映会
「ブランカとギター弾き」
日時2022年12月11日(日)開場13:30 / 上映14:00
会場見附市文化ホール アルカディア 小ホール
料金入場無料(要入場整理券)整理券は見附市文化ホール窓口にて
11/10~12/10まで配布(なくなり次第終了)感染症対策の為、入場整理券の裏側にお名前、ご住所、お電話番号を記載の上ご来場ください。
後援見附市・見附市教育委員会
主催・お問い合わせ見附市国際交流協会事務局
電話:080-5062-7642(14:00~) 

体調不良や発熱のある方はご来場をお控えください。       
感染防止にご協力お願い致します。

http://www2.city.mitsuke.niigata.jp/arcadia/rent.html?fbclid=IwAR2hjeCmyRjqJQUaiYNK51fQJ_48ha7W42pwQibfwesLg8an-1UAQmGUUUQ

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歌ってごらん、ブランカ。生きるために、自分の居場所を見つけるために──。気鋭の日本人監督による、世界中を魅了した愛と勇気の物語

日本人として初めてヴェネツィア・ビエンナーレ&ヴェネツィア国際映画祭の全額出資を得た長谷井宏紀監督がフィリピンを舞台に撮影し、各国の映画祭で高い評価を得た話題作。
舞台はカラフルでエネルギーに溢れたマニラのスラム。YouTubeの歌姫として国内外で人気を集めていたブランカ役のサイデル・ガブテロは演技初挑戦ながら、美しい歌声と演技力で観る者を強く惹きつける。
彼女に生きる術を教える盲目のギター弾きには、生涯を通して実際にフィリピンの街角で流しの音楽家として活躍していたピーター・ミラリ。その他、出演者の殆どは路上でキャスティングされている。劇中に演奏される、スペインをルーツにした素朴で温かいフィリピン民謡「カリノサ」は必聴だ。母親を買うことを思いついた孤児の少女ブランカと、盲目のギター弾きの“幸せを探す旅”。本作は、どんな人生にも勇気を持って、立ち向かう価値があることを教えてくれる、心温まる感動作だ。

http://www.transformer.co.jp/m/blanka/

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梁山伯と祝英台のような恋



11月19日 『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』長岡上映会

主人公デニス・ホーは香港民主化運動のシンボルと同時に香港の芸能人で初めてレズビアンとカミングアウト。
同性愛者のパレードで告白した後に振り切った歌声で歌った「勞斯.萊斯」は口に出せない同性愛者への恋心を綴った訳詞と受け取りましたが、
最後に「梁山伯と祝英台のような恋」と字幕に出てきて、これは日本人にはわかりづらいのではないかと。

中国の四大民間説話のひとつとして1500年前から伝わっているという古典に「梁山伯と祝英台」という物語があり、
お転婆な女の子、祝英台が男装して学校に潜り込んで苦学生の梁山伯と知り合うが、
彼は彼女が女だと気づかず、互いに惹かれていくものの悲劇が待ち受ける、、、
微妙に同性愛をテーマにし、香港では何度も映画化されてる物語。

1994年に担当者は香港映画好きが昂じて香港旅行をした際、
現地の新聞に予備知識なかった「徐克作品 梁祝」という広告があり、
どうも新作らしく、当時(も今も)徐克ことツイ・ハーク監督の熱狂的ファンなので、
これはぜひ観なければ、しかも古装片(時代劇)の衣装なので、
新たなワイヤーワークが炸裂するアクション映画ではなかろうかと、
勇んで劇場に入って観たら、どうもまどろっこしい純愛映画のようで、
いささか戸惑いながらも男のほうは金城武、ジミー・リン、トミー・スーとともに、
当時は「台湾四天王」などと呼ばれてた美青年ニッキー・ウーなのはわかるものの、
男装のヒロインを演じたチャーリー・ヤンはこれが初めて目にした新人さんで、
いつしか彼女の可憐な振る舞いに夢中になって観ていたら、
最後は前半のはつらつとしたシーンから急転直下、親の思惑で引き裂かれた悲恋となり、
彼女は悲しみのあまり血の涙を流してしまうという、
観ているこちらも悲しみに暮れてしまうほど。
ただラストシーンがどうも意味不明に思って、
後で知ったのは「香港のロミオとジュリエット」と呼ばれるほど、
先に書いたように何度も映画化された人気の題材で、
当然、満席だったお客さんはストーリーを知っているので、
あのラストシーンもお馴染みなんだろうと。

率直に期待してたぶん地味に思いましたが、
ツイ・ハーク映画初主演のフレッシュな二人の人気なのか、
こちらが思うより香港で大ヒットとなり、
これはこれで得難い映画体験でありました。

『梁祝』は『バタフライ・ラヴァーズ』の邦題で無事に日本公開
ヒットにツイ・ハークは気をよくして再び二人を起用したラブコメディ『トワイライト・ランデブー』とともに、
セットで公開されていましたが、
率直にドタバタ映画となりチャーリー・ヤンのコメディエンヌぶりに大笑いできた
『トワイライトランデブー』の方が面白かった、などとそんなことまで、
このカミングアウトのシーンで「梁山伯と祝英台」が出てきて思ったりしてました。
今やこのニッキー・ウー&チャーリー・ヤンの二本はどんな映画好きでもほぼ話題とならないでしょうが。

しかし香港映画を観てると男装の麗人が結構出てきて、
デニス・ホーの師匠のアニタ・ムイも『川島芳子』や『金枝玉葉2』で男装の麗人を演じてたことを思うと、
そのルーツは「梁山伯と祝英台」になるのかと。

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『われ弱ければ ~矢嶋楫子伝~』 お客様の感想



*11月19日 『われ弱ければ ~矢嶋楫子伝~』上映会お客様の感想を矯風会長岡代表の方がまとめていただいたので、抜粋して掲載します。

・このような映画を上映する機会は大事だと思う。もっと若い人に見てほしいと思います。
お年寄りばかりだったのが残念です。中学、高校などで上映してはいかがでしょうか。(40代女性)

・「使命とは、自分のために命を使う」大変よいことばです。(50代女性)

・日本の女性、キリスト教教育について、いろいろ考えさせられました。(50代女性)

・自分で自分の道を歩んでいかなければと思う。
今後年だからと思うことをやめ、今その時を大事にしたいと思う。
孫たちが悪いことをした時におこるのではなく、まず抱きしめてから教えていきたいと思う。(60代女性)

・とてもよい映画でした。(60代女性)

・わかりやすかったです。(60代女性)

・とてもよかったです。
これから本も読んでみたいと思います。
矢嶋さんを存じ上げませんでしたが、こういう方々がほかにもいらしたのだろうと思います。
今、男女同権、多様性の世の中ですが、このようになるまでにどれだけ多くの方々の苦労があったのか、若い人にも知ってほしいと思います。
男女同権というと女性がクローズアップされますが、男性も「らしさ」を求められ、切ないのだと思います。
だれもがその人らしく生きられる世の中をめざしていかなければならないのだと思います。(60代女性)

・こういう女性がいたことを初めて知りました。(60代女性)

・良かった。(60代女性)

・命の使い方を再考したいと思います。(70代男性)

・今まで知らなかった人でした。この年で知ることが出来、すばらしい人間像でした。感動しました。(70代女性)

・楫子の意味を調べて、人の名とは知りませんでした。
非常に教えられることが多く、よかったです。ありがとうございました。(70代女性)

・こういう時代を越えて、今の平等の世があることに感謝です。(70代女性)

・こんなすばらしい方がいらっしゃることは知りませんでした。とても感動しました。

・見させてもらい大変良かったです。感動しました。(70代女性)

・男女同権は明治時代から戦い続けてきて現在に至っていますけど、女性の権利は低いと思います。(70代女性)

・日本のとても美しい建物とか言葉とか現在忘れていたことなど映画に見られてよかったです。(70代女性)

・時代背景は現在とはちがうが、主人公と同じ思いをしている人は多いのではないか。
勇気をもった女性の生き方に学びたい。(70代女性)

・現代において、もう少し女性が積極的に社会に出て欲しい。特に本県の女性は引っ込みがち。(80代女性)

・女性が生きていく上で何かを目標にしていくということは大事だと思いました。
こういった会があることを初めて知りました。(80代女性)

・聖書の教えが元になって世の中を変えていった物語に、神様のご計画を感じ励まされました。(無記名)

・波乱万丈な話でした。(20代女性)

・矢嶋楫子という方を知れてよかったです。(40代女性)

・矢嶋楫子という人を知らなかったのですが、大変すばらしい人で、もっと早く知るべき人だったと思います。
私の知らないすばらしく活躍した方がたくさんいるんだと実感しました。
今後もこういう機会があればよいと思います。(50代女性)

・キリスト教教育、女性の教育について、本当に考えさせられました。(50代女性)

・自分の事を立ち止まって考えるきっかけの映画でした。(60代女性)

・伝えたいことがはっきりしていてわかりやすかったです。(60代女性)

・作品の導きがとても力強く、今後の女性の自立や教育、政治、男女同権について、我が国では不足していることを気づかせてくれました(夫婦別姓や天皇家の男系のみのことなども)。
もっと女性が政治家としても立ち上がり、主張して、よい国にしていかねばと感じました。(70代女性)
   
・とてもよかった。(70代女性)

・とにかく感動しました。こうした歴史があったことをしっかり伝えていきたいものですね。
山田火砂子監督の他の作品もみたいと思います。
はじめのビデオメッセージで山田監督がおっしゃっていましたが、ぜひ長岡へお呼びしてください。(70代女性)

・素晴らしい作品でした。明治から現代へ、女性のおかれた状況は根本的にはまだ道遠しの感がいたします。
これからに期待を継いでいきたいと願っています。
明治の女性にこのような人がいたということ、心強い限りです。
90代まで頑張りましょう。(70代女性)

・とても素晴らしい映画でした。
隠しておきたいような事も正直に映画に表わされてよかったと思った。
三浦綾子さんの本、矢嶋楫子伝「われ弱ければ」の本は20年以上昔に読んだのでもう忘れていましたが、映画をみれて良かったです。
友人にも勧めてきました。(70代女性)

・観る機会がなく、あきらめていましたが、本日の上映で願いもかないました。ありがとうございました!(70代女性)
   
・感動しました。見せてもらって良かったです。(70代女性)
   
・はじめの原作者のことば同様に、この人のことを知らなかったので、新鮮でした。(70代女性)

・三浦綾子の本はほとんど読んでいるが、この本は知らなかった。映画は素晴らしかった。(70代女性)
 

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太陽光の入れ方や人の動きが美しく映えるカメラワーク、最高でした。



昨日の『われ弱ければ ~矢嶋楫子伝~』 『マイ・ラブ 6つの愛の物語〈日本篇〉』 『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』と3本の上映会、無事に終了いたしました。

観に来ていただきました方々、ありがとうございました。
お手伝いいただきました皆さん、お疲れさまでした。

今回、 『マイ・ラブ 6つの愛の物語〈日本篇〉』 の上映素材がブルーレイやDVDではなく、
配信をダウンロードしてiPadから接続しての上映で、
これは担当者の力では、
というかまるで理解できなかったことをやってのけた映写担当者の力添えがなければ出来なかったので、
改めて一人では何もできないことを思い知らされ、
協力に深く感謝する思いでした。

『われ弱ければ ~矢嶋楫子伝~』 は矯風会長岡と、他団体とのコラボは初めてでしたが、
わりとスムーズにできたのではないかと思います。
そもそも、こちらを信用いただいただけでも嬉しいものでした。

またお客様で 『マイ・ラブ 6つの愛の物語〈日本篇〉』を観に来た二人組の長岡造形大生が、
良かったので観る予定のなかった『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』も急遽観てくれて、
感想を読んだら前者はカメラワークを称賛し、なるほど映像を学んでる学生らしいと思い、
後者は知らなかったデニス・ホーの生き様がカッコよく、香港のニュースはテレビで少ししか知らないでいたので、
これから日本以外の出来事にも目を向けたいと書いててくれて、
若い人たちにプラスになった映画を上映できて、本当に良かったと思いました。

あと今回、多くの差し入れのお菓子をスタッフにいただきました。
ありがとうございました。

画像は上映会終了後、アオーレはクリスマスに向けて一直線です。

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11/19 『 デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』 長岡上映会

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(C) Aquarian Works, LLC

◎『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』長岡上映会

日時  11月19日(土)17時~
会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

●コロナ感染症対策にご協力願います。
〇当日、体調の悪い方、体温が37,5度以上ある方はご参加いだけません。
〇参加される方はマスクの着用をお願いします。
〇当日は受付時に手指の消毒にご協力ください。
〇受付でお名前、連絡先の記入をお願いします。
*今後の状況により、上映会が中止・延期になる場合があります。

*入場料 
前売 1000円   
当日 1300円 障害者手帳、療育手帳をお持ちの方、高校生以下(学生証を提示願います) 500円

プレイガイド アオーレ長岡西棟3階ながおか市民協働センター/文信堂書店/ら・なぷぅ/西時計眼鏡店/キャラメルママ(長岡市) みずすまし(三条市)シネ・ウインド(新潟市)

*実行委員(ボランティアスタッフ)随時募集中。

主催 長岡アジア映画祭実行委員会! 後援 長岡市
問 電話09045204222 e-mail [email protected]
Blog http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/

イントロダクション

香港に自由を―
アジアを代表するスター歌手
熱狂と再生のドキュメンタリー

 2014年に香港で起きた「雨傘運動」。警官隊の催涙弾に対抗して雨傘を持った若者たちが街を占拠したこの運動に、一人のスーパースターの姿があった。彼女の名前はデニス・ホー。同性愛を公表する香港のスター歌手である彼女は、この雨傘運動でキャリアの岐路に立たされていた。彼女は、中心街を占拠した学生たちを支持したことで逮捕され、中国のブラックリストに入ってしまう。次第にスポンサーが離れていき、公演を開催することが出来なくなった彼女は、自らのキャリアを再構築しようと、第二の故郷モントリオールへと向かうのであった。

スー・ウィリアムズ監督による長期密着取材によって浮かび上がるのは、香港ポップスのアイコンであった彼女が、香港市民のアイデンティティと自由を守るために声を上げる一人のアーティスト、そして民主活動家へと変貌していく様である。その物語は、歪な関係にある香港と中国、過去30年間の情勢を見事に反映している。
 
 そして、2019年6月。香港で逃亡犯条例改正に反対するデモが起き、彼女は再び岐路に立たされた。数百万のデモ参加者が街頭に繰り出した時、彼女は催涙ガスと放水砲が飛び交う通りに立ち続け、デモ参加者を守ろうとする。そして、国連やアメリカ議会で香港の危機的状況について訴え、自由と民主主義を守ろうとする人々の姿を世界に発信していくのだった。
自由を求める香港の人々の声が、デニス・ホーという存在に重なり、その願いが一つの歌となって響き渡る。
映画の幕は閉じるが、香港の闘いはまだ終わっていない…

監督・脚本・制作 スー・ウィリアムズ

出演 デニス・ホー(何韻詩) アニタ・ムイ(梅艷芳)、アンソニー・ウォン(黄耀明)
協力 TOKYOFILMeX、市山尚三 配給:太秦 2020年 アメリカ/ドキュメンタリー/83分

『 デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』
公式HP http://deniseho-movie2021.com/
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=DkFdvmLkXcI

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11/19 『マイ・ラブ 6つの愛の物語〈日本篇〉』 長岡上映会



日時  11月19日(土)14時~
会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

●コロナ感染症対策にご協力願います。
〇当日、体調の悪い方、体温が37,5度以上ある方はご参加いだけません。
〇参加される方はマスクの着用をお願いします。
〇当日は受付時に手指の消毒にご協力ください。
〇受付でお名前、連絡先の記入をお願いします。
*今後の状況により、上映会が中止・延期になる場合があります。

*入場無料

*実行委員(ボランティアスタッフ)随時募集中。

主催 長岡アジア映画祭実行委員会! 後援 長岡市
問 電話09045204222 e-mail [email protected]
Blog http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/

『マイ・ラブ 6つの愛の物語〈日本篇〉』

屈託のない性格の絹子さんと駄洒落を連発する春平さん。
結婚して50年を迎える二人は、東京近郊の小さな団地の一角に静かに暮らしている。
春平さんは身体に障害を抱えながらも講演会で忙しく全国を飛び回る。
短歌を詠み写経に通う絹子さんは、自分で植えた植物が育つ団地の中庭の手入れに余念がない。

二人が出会ったのはハンセン病療養所。
笑顔を絶やさないカメラ青年・春平さんに当時スタッフだった絹子さんがアプローチし、二人は結婚。
療養所を出て社会復帰し、3人の子どもを育てあげる。
それは周囲の差別・偏見との闘いでもあったが、2019年6月、元患者が受けた被害を問う国家訴訟で原告は歴史的な勝利を勝ち取る。
その後も裁判や講演で忙しく全国を飛び回る二人だったが、ある日絹子さんの体に異変が起きる-。

長年連れ添ったカップルの日常に焦点を当て、世界各地で6組の日々の生活を丁寧に記録したNetflixオリジナルドキュメンタリーシリーズ『マイ・ラブ』。
日本篇の監督は映画『愛と法』で鮮烈なデビューを果たした戸田ひかる。
撮影監督は第一回大島渚賞受賞で話題を呼ぶ小田香、録音に『風と波紋』『台湾萬歳』の川上哲也、そして編集・プロデュースは『息の跡』『水俣曼荼羅』の秦岳志という日本のドキュメンタリー映画界第一線で活躍するスタッフが集結。
インド、ブラジル、スペイン、韓国、アメリカを含む全6エピソード共に、インディぺインデント映画作家によるダイレクト・シネマ方式で制作されており、Netflixオリジナルシリーズの新たな展開として全世界で高い評価を得た。

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深い井戸の底に眠る砂場のようなやわらかさがある。
なぜだろう。そこに何があるのだろう。覗き込みたくなる。
しかし、その底を見るには心を澄まし、
波を立てずに静かに感じなければ、見えないのである。
この行為が人を新たな地平に導く。
絹子さんと春平さんは、人に助けられながら、
人を救っているのである。

小林茂(映画監督 『風の波紋』)

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監督:戸田ひかる 撮影:小田香 録音:川上拓也 編集:秦岳志
音楽:前田雄一郎 ライン・プロデューサー:小林麻希子
2021年 アメリカ 73分 ドキュメンタリー

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11/19 『われ弱ければ ~矢嶋楫子伝~』 長岡上映会

われ弱ければ

◎『われ弱ければ ~矢嶋楫子伝~』 長岡上映会

日時  11月19日(土) 10時~

会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

●コロナ感染症対策にご協力願います。
〇当日、体調の悪い方、体温が37.5度以上ある方は参加いただけません。
〇参加される方はマスクの着用をお願いします。
〇当日は受付時に手指の消毒にご協力ください。
*今後の状況により、上映が中止・延期となる場合がございます。

*フードドライブも開催します。

*入場料  
当日券のみ 1000円 障害者手帳、療育手帳をお持ちの方、高校生以下(学生証持参) 500円

*実行委員(ボランティアスタッフ)随時募集中。

主催 矯風会長岡 / 長岡アジア映画祭実行委員会!/ 第36回ウィルながおかフォーラム実行委員会 / 長岡市

問 0258-37-4282(矯風会長岡 田中) 
e-mail [email protected]
Blog http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/

イントロダクション

あなたは使命を持って生きていますか?
いま、なぜ 矢嶋楫子なのか?
いまだに女性蔑視がなくならない日本で
映画「われ弱ければ ~矢嶋楫子伝~」が私たちに伝えるもの
天保に生まれ、明治・大正時代に生きた女性解放運動の先駆者、矢嶋楫子(やじまかじこ)。
三浦綾子著「われ弱ければ 矢嶋楫子伝」を原作に、女性の地位向上に尽くした矢嶋楫子の生涯を映画化すべく、「今こそ」とメガホンをとるのは、日本最高齢、90歳の女性映画監督、山田火砂子である。
常盤貴子演じる主人公、楫子は女子学院やキリスト教矯風会を作り、一夫一婦制、婦人参政権、禁酒、廃娼運動、アメリカでの軍縮会議に参加など数多くの功績を残す。著者、三浦綾子が、「もっと早くに、矢嶋楫子を知っていたならば、私の人生が大きく変わっていた」という言葉も残している。これまでに、知的障害児教育の母、石井筆子を描いた、常盤貴子主演「筆子・その愛ー天使のピアノ」や、日本初の女性医師、荻野吟子の生涯を描いた、若村麻由美主演「一粒の麦 荻野吟子の生涯」など、明治大正期にかけて活躍した女性達を映画化してきた山田監督。
明治・大正という、女性が一人の人間として尊重されることのなかった時代に、女子教育に力を注ぎ、女性解放運動に捧げた矢嶋楫子の生涯を、現代を生きる女性達へのメッセージを込めて作り上げた本作。

あらすじ
1833年、洗濯のたらいも男⼥で分けるなど、男尊⼥卑の社会の中、現在の熊本県に⽮嶋楫⼦は⽣まれました。
25歳の時に結婚をした武⼠の夫は酒乱で、抱いている⼥の⾚ん坊に向けて⼩⼑を投げるなど、家族への度重なる乱暴に⾝の危険を感じた楫⼦は、末の⼦を連れて家出し、離縁状を叩きつけます。
離縁後、上京して⼩学校の教員になった楫⼦は、ミセス・ツルー(Maria T. Pitcher True[1840-1896])というアメリカ⼈の女性宣教師から⼥学校の校⻑先⽣の仕事をすすめられ、現在もある⼥⼦学院の院⻑となります。
⼀夫⼀婦制、婦⼈参政権、禁酒、廃娼運動など、多くの活動に関わり、90歳のときにはアメリカで世界平和を強く訴えました。

監督 山田火砂子 原作 三浦綾子  脚本 坂田俊子・山田火砂子・来咲一洋 
撮影監督 髙間賢治 プロデューサー:上野有
出演 常盤貴子 石黒賢 渡辺いっけい 駒井蓮 森三中 藤吉久美子 竹下景子 
栗原小巻(声の出演)
製作・配給 現代ぷろだくしょん
2022年製作/110分/日本映画

『われ弱ければ ~矢嶋楫子伝~』公式HP 
https://www.gendaipro.jp/yajimakajiko/

予告編
https://www.youtube.com/watch?v=IO_pFNS_520

第36回ウィルながおかフォーラム
https://www.city.nagaoka.niigata.jp/.../will-foram10.html

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本日 『われ弱ければ ~矢嶋楫子伝~』  『マイ・ラブ 6つの愛の物語〈日本篇〉』 『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』 上映会開催



本日、 『われ弱ければ ~矢嶋楫子伝~』  『マイ・ラブ 6つの愛の物語〈日本篇〉』 『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』 と3本の上映会をアオーレ長岡市民交流ホールAにて開催します。

この3本の共通点として苦し紛れに報道へのリリースには女性監督が信念を貫く女性を主人公にした作品と書き、
今時、女性監督は当たり前の存在で特筆すべきことではないのは重々承知なのですが、
国境も世代もバラバラだけど、各監督がそれぞれ対象者へ向けるまなざしが敬意を持って収められてるのは、
見どころとしてあげられるかと思います。

そんな堅苦しいことは置いておいて、問い合わせの中に本当に暇なので外に出る機会を探してるという方がいて、
それならば、ぜひおすすめできる三本なので、そんな感じでお越しいただいても大歓迎です。
お待ちしております。

画像はライブハウス前なのでデニス・ホーをメインにポスターを貼りましたが、
ギター奏でるミュージシャンなら共感できるかと思い関心持ってくれたかと。

パンフレット

*『われ弱ければ 矢嶋楫子伝』

1000円
(監督の自伝とセット価格)

*『マイ・ラブ 6つの愛の物語〈日本篇〉』

1000円

*『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』

 800円

*11/19『われ弱ければ ~矢嶋楫子伝~』 長岡上映会 10時~
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3500.html

*11/19 『マイ・ラブ 6つの愛の物語〈日本篇〉』 長岡上映会 14時~
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3519.html

*11/19『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』長岡上映会 17時~
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3516.html

*追記
『マイ・ラブ 6つの愛の物語〈日本篇〉』 の戸田ひかる監督より素敵なメッセージをいただきました。
上映前に読み上げたいと思います。

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2023年1月7日 『香川1区』上映会 (予定)



2023年の上映会第一弾として1月7日に大島新監督作『香川1区』上映会をアオーレ長岡市民交流ホールAで開催する予定です。
『なぜ君は総理大臣になれないのか』の続編、
2021年秋の総選挙で小川淳也議員と平井卓也議員の鎬を削る「香川1区」の選挙戦に大島監督が密着、
双方ともに追い詰められていく姿を容赦なくカメラに収めました。
ご存じのように熱狂的な草の根の支援者が集まり小川議員が当選、
映画も再び大きな評判となって話題を呼びましたが、しかし公開から1年。
小川議員が所属する立憲民主党の代表は立憲と立ち位置がまるで違う改憲を主張する党と距離を狭め、
小川議員も夏の参院選の敗北のけじめとして政調会長を辞任したほか、
傍から見ても迷走、ブレてるように映ります。
そこで公開から1年経つ今、あの熱かった選挙戦を振り返りながら厳しい目で観賞し、
大島新監督を迎え撮影時の秘話と今の小川議員について思うことをお話ししてもらえないかと思っています。

長岡市議会議員選挙を控えた1月7日、詳細は決まり次第またこのブログで記事を掲載します。

“なぜ君”は終わらなかった!
全国最注目! “小川 VS 平井” 18年目の戦い
われわれが政治家に求めているのは何なのか?

前作『なぜ君…』の公開後、映画の主人公・小川淳也議員に対し、その純粋さ、清貧さ、生真面目さを知った観客から「こんな政治家がいたのか?」という声が上がり、その注目度は一気に高まった。しかし、小川は選挙に弱い。2003年の初出馬から1勝5敗と戦いに窮し、比例復活当選を繰り返してきた。

その選挙区「香川1区」で小川の前に立ちはだかってきたのが、自民党の平井卓也議員(63歳・当選7期)である。平井氏は3世議員で、地元でシェア6割を誇る四国新聞と西日本放送(日本テレビ系)のオーナー一族。現在も平井氏の弟が四国新聞社の社長を務め、母親が社主という地元では誰もが知る「香川のメディア王」である。一方の小川は、「地盤・看板・カバンなし」の「パーマ屋(美容室)のせがれ」。これほど対照的な候補者が並び立つ選挙区が他にあるだろうか。

前回2017年の総選挙では“希望の党騒動”が勃発するも、両者の票差は2000票にまで縮まり(当確ラインは約8万票)、平井氏が辛勝。その後、小川は統計不正についての国会質疑で注目を集め、映画が話題になったこともあり、知名度は全国区に広がりつつあった。

一方、平井氏は2020年9月に菅義偉政権が誕生すると、内閣の目玉である「デジタル改革担当大臣」に就任。保守地盤である香川の有権者にとって、「大臣」の名は絶大だ。もはや平井氏の地位は盤石、小川の苦戦は免れない…と思いきや、大臣として注目を浴びる平井氏はオリパラアプリに関する不適切発言などによって新聞や週刊誌のスクープの標的となっていく。そんな中、平井氏が意外にも本作の取材に応じた。『なぜ君』は観てはいないが、タイトルがキャッチーでいいと褒め、悠然たる面持ちで自らの政治観を語る平井氏に大島監督はどう斬り込んだのか。

そして公示直前、この激戦区に日本維新の会から町川順子氏が名乗りを上げた。香川1区はさらに混沌の渦に巻き込まれていく…。

​人々が求めるのは、現状維持か変革か。この国の民主主義の成熟度はいかに……。
2021年10月31日の投開票日、映画は有権者の手によって結末を迎えたが、それを機に新たな現実が大きなうねりとなって動き始めている。そのただ中、本作は公開を迎える。

https://www.kagawa1ku.com/

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恋する女たち



 ◇斉藤由貴(映画「恋する女たち」「トットチャンネル」「『さよなら』の女たち」、ドラマ「女優時代」に主演)「まだぎこちない新人女優の、ふとした煌めきを一瞬で掬い取って映像に焼き付ける その手法は鮮やかで軽やかで、普段はおちゃらけているようなのに瞳の奥は厳しい そんな映画監督だった大森監督 早過ぎます。残念です」

https://news.yahoo.co.jp/articles/45c1f66e6776eb86209472499c79056290e11f6c

大森一樹監督の訃報は担当者と同世代、少し上の世代の映画好きにとって大きな衝撃ではないかと思います。
そして代表作について世代ごとに違うのではないかと。
訃報の記事は平成『ゴジラ』の監督、そして特撮好きからも高い評価を得てるんだと思いましたが、
率直に平成『ゴジラ』よりも『ガメラ』を推し、それ以上に怪獣映画なら『プルガザリ』に思い入れがあるので、
『ゴジラ』を代表作に挙げてることに違和感を覚えてしまう担当者にとって
やはり大森監督は斉藤由貴三部作の監督でありました。

「スケバン刑事」などというキワモノを臆面もなく演じてこちらや周囲の男どもを熱狂させた斉藤由貴さんを、
アイドル女優から立派な女優さんへと成長させたことをリアルタイムで観ていたので、
大森監督というと青春映画、アイドル映画の監督という若々しいイメージがいつもこちらにあったので、
もう70歳だったのかと惜しみ深いものがあました。

フィルモグラフィーを眺めるとなぜかシンシア・ラスターを三作で起用していますが、
他に印象に残ってるものにテレビドラマで斉藤由貴と三部作の後で組んだ「女優物語」
乙羽信子さんの半自伝ドラマで根津甚八さんが新藤兼人監督を演じており、
劇中、二人のなりそめシーンが入ってアイドルを立派に卒業したことを印象付けました。
ラストにダメ押しで「私は女優です」と確かカメラ目線で随分と立派な言葉を放ってたのを覚えてます。

最近の長岡ロケ映画『ベトナムの風に吹かれて』は円熟した手腕できっちりと見ごたえのある映画となってて
健在を証明してましたが遺作となってしまったのが本当に残念。
あの作品の中で同じく三部作を大森監督が撮った吉川晃司が貫録たっぷりに登場したことに感慨深いものがこみ上げ、
斉藤由貴とはゲスト出演でなく、またがっぷりと組んだ主演映画を撮ってほしかったとこれを書いてて思ったりしました。
彼女の初主演作『雪の断章』はアバンギャルドなアイドル映画でぽかーんとなったものの、
撮った相米慎二監督はその後に『あっ春』で起用し監督の期待に応えて見せたので。

大好きなアイドルを観に行き等身大の女の子たちの揺れる想いを見つめていたら、
断崖絶壁での野立てというありえない名シーンが出てきて、
ここでなぜお茶会なのか?という疑問が映画ならではの楽しみだと気付かされ教えてくれた
『恋する女たち』と出会えたのは幸福な体験だったと思い返してます。

お疲れさまでしたとお礼を。

しかし久しぶりにパンフレットを開き出演者の顔ぶれを見たら竹内力、山田辰夫、木之元亮、又野誠治なんて書くと、
どこのVシネマかと思うけど、これが「『さよなら』の女たち」だったりするのは意外すぎました。

それとは別に久しぶりに「土曜日のタマネギ」を聴きたいとYOUTUBEで探したら、
斉藤由貴さん改めて名曲ばかりだとリピート中。

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『マイ・ラブ 6つの愛の物語〈日本篇〉』 パンフレット届きました。




ユージン・スミスは最後の写真集「MINAMATA(水俣)」に次の言葉を残している。

「写真はせいぜい小さな声にすぎないが、ときたま―ほんのときたま―、一枚の写真、あるいは、ひと組の写真がわれわれの意識を呼び覚ますことができる」

私はこの言葉を、この映画に捧げたい。

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11月19日に上映する『マイ・ラブ 6つの愛の物語〈日本篇〉』のパンフレットが届きました。
劇場公開されない映画なのにわざわざパンフレットを作ったと聞き、
これは凄いものができるのではないかと予想しましたが、
期待のはるか斜め上を行く仕上がりとなってて驚嘆しました。
むしろ劇場公開作でこれほどのクオリティのあるパンフレットを探す方が困難ではないかと。

何しろ表紙の夕日の富士山を見つめる主人公二人の後ろ姿だけでやられた思いがし、
冒頭の文章は小林茂監督が「小さな声よ、海底に響け」と題して寄稿したレビューでこれだけでも読み応えがあるのに、
主人公二人のロングインタビューは、
ハンセン病患者が受けた到底受け入れられない誹謗、差別を乗り越えていく人間の計り知れない力を読んでて感じ圧巻。
これはそのまま教科書に載せていただきたいと思うほどでした。

戸田ひかる監督の映画を撮影しながら様々な思いをこめたディレクターズノートも含め、
大変読み応えのある一冊なので、映画をご覧になられる方はぜひお買い求めいただきたい貴重な1冊。
1000円で発売致しますが、自主製作でこのクオリティでこの値段は安いかと思い、
価値のあるパンフレットいえるので映画とともにお勧めいたします。

いやぁ、本当に驚きました。

*11/19 『マイ・ラブ 6つの愛の物語〈日本篇〉』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3519.html

映画は入場無料で観賞できます。

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『われ弱ければ ~矢嶋楫子伝~』 長岡上映会へ山田火砂子監督よりビデオレターが届きました。

監督山田火砂子 (1)

11月19日『われ弱ければ ~矢嶋楫子伝~』長岡上映会に足を運ぶお客様へ向けて
山田火砂子監督より、メッセージをいただけないか、もしいただけましたら会場で読み上げますと依頼したところ、
ご丁寧に山田監督はビデオレターとして送っていただきました!!

ありがとうございます!

御年90歳の姿はモニター越しとはいえ目にしてると何かしらご利益があるような気がします。
当日は上映前に流そうと思っていますので、こちらもご期待いただけましたら。

監督・ゼネラルプロデューサー

山田火砂子

「何が楫子をこれほどまでに力強く突き動かしたのでしょうか。
日本女性として、女性解放運動の先駆者となり、
93年の生涯を女性のために闘った姿を描きたく、映画にしました。」

東京生まれ。戦後女性バンド「ウエスタン・ローズ」で活躍後、舞台女優を経て、映画プロデューサーに。実写版「はだしのゲン」、「春男が翔んだ空」、「裸の大将放浪記」など数多くの映画を製作・公開した。初の監督作品としては、アニメ映画「エンジェルがとんだ日」がある。これは重度の知的障がい者である長女とともに歩んできた半生を題材としたもの。「石井のおとうさんありがとう」は平成17年度児童福祉文化賞を受賞。著書には「トマトが咲いた」があるが、これは娘2人を育てながら、 映画のプロデューサーとしてがんばってきた泣き笑いの29年間をまとめたもの。他に「嫁見る火砂子さん石井十次を撮る」。また学校・施設・イベント等で、福祉、教育、子育て、平和など幅広いテーマで講演活動も行っており、実績も豊富である。平成22年 日本映画テレビプロデューサー協会功労賞受賞。同年、第55回映画の日執行委員会表彰。平成23年、児童福祉文化賞 特別部門賞受。

https://www.gendaipro.jp/yajimakajiko/

*11/19『われ弱ければ ~矢嶋楫子伝~』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3500.html

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Hiroshima Piano



日本映画上映会プログラムについて:
JCCCではカルチャープログラムのひとつとして、毎月日本の映画を上映しています。この上映会は毎回人気を博し、コミュニティ内で高い支持を得ている重要なプログラムです。上映される映画は、小津や黒澤などの巨匠の作品から、北野武、三池崇史、是枝裕和などの現代日本を代表する監督の作品まで、ジャンルを問わず幅広く選出されています。特にカナダの劇場で未公開の作品を積極的に上映しています。日本で評判の映画をトロントでもお楽しみいただけます。毎回必ず英語字幕付で上映されるので、観客層も幅広く様々です。

https://jccc.on.ca/ja/films/year-round-screenings/upcoming-screenings

カナダ・トロントの日経文化会館(JCCC)では日本映画の上映会を定期的に開催しており、
次回1月8日午後2時からは『Hiroshima Piano』こと五藤利弘監督作『おかあさんの被爆ピアノ』が上映されるそうです。
これは先のロサンゼルス日本映画祭での平和賞受賞効果だと思います。

余談ですが『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』の中で学校教師で聡明なデニス・ホーの両親は、
天安門事件が起きた後に危機感を持ち、すぐにカナダのモントリオールへと移住。
デニス・ホーは多感な時期にカナダで教育を受け、
自由を享受する権利を深く学び後々の闘いへと身を投じる基礎をカナダで養ったように見受けました。
そんな自由を尊い多文化を受けいれる多様性を持つカナダで『おかあさんの被爆ピアノ』がどのように受け止められるか、深く興味があります。

しかしデニス・ホーはそのままカナダで生活してもおかしくないのに、
アニタ・ムイの影響を受けて香港返還の前年に香港で生きる選択をすることは、やはり運命なんだろうかと思いました。

『おかあさんの被爆ピアノ』公式Twitter https://twitter.com/hibakupiano

*11/19『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3516.html

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WKW

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『恋する惑星』『天使の涙』『ブエノスアイレス』『花様年華』『2046』と90年代を中心に席捲してたウォン・カーウァイ監督の作品群が4Kレストアとして修復、特集上映が組まれて東京でロングラン、全国へと波及してようやくシネ・ウインドと高田世界館での公開が決定。

その昔、担当者は新潟には来ないだろ、と上京してテアトル西友で観賞した『恋する惑星』に完全にやられてしまい、なんとか長岡で上映できないかと頭を下げまくって協力者を募って形にしたのが『恋する惑星』をメインにした「長岡アジア・プレ映画祭」

長岡市立劇場を借りて、さらに今思えば法外な上映料でしたが、
あの時は確かに馬車馬となって紹介にまわって大スクリーンにフェイ・ウォンの「夢中人」やママス&パパスの「夢のカルフォルニア」が流れるのを感慨深く思いながらスクリーンを見上げておりました。

今回の特集上映の『恋する惑星』に使われてるビジュアルは奇しくも「長岡アジア・プレ映画祭」のポスターと同じもの。

http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-92.html

しかしこのシーンは本編ではカットされており、おそらく世界一長いエスカレーターのミッドレベル・エスカレーターからフェイがトニー・レオンの住むアパート(当時、実際に撮影監督のクリストファー・ドイルが住んでたアパート)の部屋を覗いてるんじゃないかと。

そしてその後に『恋する惑星』ロケ地巡りとして香港に渡って、このミッドレベルエスカレーターやら前半のブリジッド・リンが暗躍するチョンキンマンションに足を運んだりしてました。
チョンキンマンションは沢木耕太郎の「深夜特急」香港編の舞台でもあるんで二重の意味で喜んでおりましたが、泊らなかったのはチト後悔しています。

ところで出演者がトニー・レオン、コン・リー、フェイ・ウォン、木村拓哉、チャン・ツィイー、カリーナ・ラウ、チャン・チェン、ドン・ジェ、マギー・チャンという破格の豪華キャストを結集しながらとっ散らかった思いがした『2046』。
公開時のタイトル『2046』は政治的な意味で様々な憶測があった記憶が。

『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』はこの約30年の香港と中国の関係を分かり易く映像で紹介している中で、
1997年の香港返還のセレモニーを流し、江沢民が50年間、
つまり2046年までの「一国二制度」を保証すると宣言する姿が映し出されており、
これは2020年の国家安全維持法が施行されて2026年を待たずに完全に反故されてしまうのを目にし、
やはり中国と付き合うには強固な交渉力が必要なんだろうと、
それが角さんには確実にあったのだろうと全く盛り上がってないような日中国交正常化50年の年に思ったりしました。

それはともかく「ウォン・カーウァイ4K」は11月26日から12月9日までシネ・ウインド。
12月3日から12月16日まで高田世界館でいづれも今回上映される5作品すべてが上映されるようです。

http://unpfilm.com/wkw4k/

ところでウォン・カーウァイの監督デビュー作『いますぐ抱きしめたい』。
監督曰く「スコセッシの“ミーン・ストリート”と百恵・友和の純愛映画が香港の路上で出会った」なんて意味のコメントを覚えており、
確かにそんな映画で粗削りな野心作。
原題の“旺角卡門(モンコック・カルメン)”というカッコいい響きが印象に残ってた反面、
英題が“As Tears Go By”ってローリング・ストーンズの曲からとってるのか、
あの映画のあの場面にこの曲が流れると痺れるかと確かに思い
もしかしたら挿入曲に使いたかったのではと。

しかし今回の4K『恋する惑星』だけでもバラ売りできないものかと。

*11/19『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3516.html

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『われ弱ければ ~矢嶋楫子伝~』 長岡上映会 フードドライブを開催します

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”フードドライブとは家庭で余っている食料品を持ち寄り、食料を確保するのが困難な方々を支援するための活動。”

11月19日の『われ弱ければ ~矢嶋楫子伝~』 上映会の会場ロビー(ホワイエ)にて、
フードドライブの活動を行ってるフードバンクながおかの方々に場所を提供しフードドライブを開催します。
賛同いただける方はご家庭にある保存可能な食材(お米、缶詰、カップラーメンなど)をご持参願います。
フードバンクながおかを通して食料が必要としている団体などにお送りすることにいたします。

2018年に上映会を開催したケン・ローチ監督のイギリス映画『わたしは、ダニエル・ブレイク』の中で
フードバンクが普通に街角に存在し食料を求めて多数の人たちが行列してるシーンが映し出されたので、
この時の上映会でフードドライブを実施した経緯がありましたが、
当時は今ほどフードバンク、そして子ども食堂もまだあまり認知されてなかったと思い、
あれから数年で誰もが耳にしたことがあるのではないかと。

小学校教師が原点としてあり、貧困で教育をあきらめた生徒を目にしてきた矢嶋楫子さんは
未来が良くなることを願って教育活動、婦人福祉活動に身を投じて闘った先駆けだったと思いますが、
約100年後の未来にフードバンク、子ども食堂の存在を知って矢嶋楫子さんならどう考えるのかと。

*11/19『われ弱ければ ~矢嶋楫子伝~』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3500.html

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皆既月食の夜に



『冬のアルパカ』の原田裕司監督がビューラ先生の推薦で長岡造形大学に年に二回、講師として長岡入りし、
時間が合うときに食事会となり、そのたびにお世話になってる長岡のお店をご紹介しており、
今回はついに「モカ」に到着。

マニアックな逸品に囲まれ超個性的な店主と店員さんの様子を眺めカレーに舌鼓を打ちながら、
先のながおか市民活動フェスタで上映した造形大生の作品について感想を話しておりました。

ビューラ先生には
「厨房の中の黒髪の人と白髪の人は何歳に見えますか?」と話を振ると
「黒髪は50代で白髪の方は父親なのか?」
という返事となり、確かに50代に見えるけど黒髪の店主は80代半ばらしいと伝えるとサスガに驚いておりました。

確かにインドの”Superstar”ラジニカーントを思わせる精力的な顔立ちはとても80代には見えないと、
お食事とセットなら格安40円でいただけるウインナーコーヒーを飲みながら思ったりしてました。

原田監督は最近、男の子が産まれ、奥さんと力を合わせて育児に奮闘しているようで、
ビューラ先生と育児談義に花を咲かせておりました。
おめでとうございます!

こちらは旅好きの原田監督へ出産祝いに沢木耕太郎の新刊を贈りましたが、
一足先に読んで旅人がインド放浪をする場面で、
その昔、担当者もインド旅行をした際に寄ったアグラやバラナシが出てきたんで、
インドも当然足を運んでた原田監督とインド談義となったりと。

しかしこうして『冬のアルパカ』から10年。
今も監督と交流が続くのは本当に嬉しく思いました。

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秋の映画祭巡礼記 ~東京国際映画祭 中国映画週間 東京フィルメックス~

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S東京特派員の秋の映画祭巡礼記。
東京国際映画祭。共催の中国映画週間、東京フィルメックスとまとめてレポが送られてきました。
ありがとうございます!
読んでてデビュー作を見てジェット・リーのバッタモンだと思ってたウー・ジンが今や中国の国民的スターとなったばかりか、監督としても才能を見せつけてもう気軽に香港映画で悪役を演じることはないだろう、とか。
久しぶりのツァイ・ミンリャン&リー・カーションのツーショットを見て、これだけ長い間タッグを組んで一緒に活動してる映画人もそうそうないだろうなぁ、と年相応に中年と化したシャオカンの姿に感慨深いものが込み上げる反面、ツァイ・ミンリャンは逆に若返ってないかと。
その昔、東京国際映画祭でプロデュースしたリー・カーション初監督作『迷子』を上映した際にコンペ部門に選ばなかった映画祭側を壇上で猛烈に批判してたツァイ・ミンリャンは凄かったと思い出しました。

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今年も見てきました。東京国際映画祭。共催の中国映画週間、東京フィルメックスにも行ってきたのでそこで見た映画の感想です。

中国映画週間 『片恋~マイブルーサマー』
監督のホアン・ビンは2015年『ユア・マイ・サンシャイン』2019年『最高の夏、最高の私たち』(監修)と中国映画週間の常連のような人。
どれも成人した主人公が高校時代に好きだった人と再会する、という話なのがすごいです。
青春映画の王道。
この映画ではふたりを結び付けるのが日本のアニメ映画『おもひでぽろぽろ』というのが日本人にとってポイントではないでしょうか。
主人公カップルのチャン・シュエインとシン・ユンライのさわやかさも魅力的でした。

『奇跡の眺め』
監督は『薬の神じゃない!』が大ヒットしたウェン・ムーイエ。
2021年の共産党創立100周年の祝賀作品で「深圳で無一物の若者が企業して成功する」というガチな主旋律映画ですが大企業エリート社会の冷血さとか主人公の追い込まれ方が容赦なくて社会性のある映画だと思いました。
そのあたりはちゃんと評価されているみたいですでにネットフリックスで『すばらしき眺め』というタイトルで配信中です。
主人公を演じるイー・ヤンチェンシー(『少年の君』)の演技がすごくよくてそこも見どころです。

『月で始まるソロライフ』
事故で月面にひとり取り残された男が目にしたのは地球に落下する巨大隕石。
地球とは連絡が取れなくなり孤立無援の男のサバイバル生活がはじまる.…という映画なんですがコメディです。
主演は『こんにちは私のお母さん』にも出ていた芦屋小雁似のシェン・タン。
監督のジャン・チーユイとシェン・タンは2018年の中国映画週間『恥知らずの鉄拳』でも組んでいます。
中国映画の『流転の地球』でも証明されてましたが月面や宇宙空間などの特殊効果撮影は世界レベルの映像でした。

『父に捧ぐ物語』
『愛しの母国』『愛しの故郷』に続くオムニバス愛国映画シリーズ第3弾。
今回は4本で主演俳優が監督も兼ねてます。

第1話『風に乗って』ウー・ジン監督。
抗日戦争時の実話をもとにした映画ですがウー・ジン、黒澤明オマージュとも思える映画を作りました。
日本軍から村人を逃すために一人また一人と犠牲者をだしながら戦う主人公たちは七人の侍のようです。
オムニバス映画の1篇とは思えないようなエキストラと馬と火薬の数もすさまじいです。

第2話『詩』チャン・ツィイー監督。
1960年代が舞台の中国宇宙開発に隠された感動悲話。
奇をてらわず堂々とした語り口でチャン・ツィイー、監督としてもいけそうです。

第3話『先駆け鴨』シュー・ジェン監督。
時代を先取りしすぎで周囲からまったく理解されないダメな父親とその息子の物語をシュー・ジェンは全編ウェス・アンダーソン調の映像で描きました。
そのパロディ精神が楽しい映画。
70年代上海を再現した美術をすばらしい。

第4話『バック・トゥ・2021』シェン・トン監督。
『月から始まるソロライフ』のシェン・トンのこれが初監督作品。
元ネタがあからさまだったり感動の図式通りの展開なのが物足りない気もしますがラスト、中国万歳の中、個人的な愛情が優先されるあたりに好感が持てました。

東京国際映画祭 『神探大戦』ワイ・カーファイ監督
『マッド探偵』のキャラとかぶる天才的な推理能力の持ち主(でも狂っている)を再びラウ・チンワンが演じています。
ジョニー・トーと組んで奇怪な映画を生み出してきたワイ監督の久々の単独監督作品。
映画が撮れなくなってきたトー監督に成り代わってかつてのカオスな香港映画を思い出させるような快作が出現。
香港警察をも操る恐ろしい敵に武器もなしに挑むチンワンの悲痛な戦い。そして謎のようなラスト。
猟奇犯罪がテーマですが中国と香港の引き裂かれた現状を反映するかのような映画でもありました。

『ホワイト・ノイズ』ノア・バームバック監督
大規模災害によるパニック、カーアクション、スーパーマーケットなど大量消費社会描写など舞台になった80年代映画オマージュともいえる映画で中年の危機を描いてる点では前作『マリッジストーリー』を受け継いでる要素も。引き続きアダム・ドライバーが体重増量で熱演してます。

『This is What I Remember』アクタン・アリム・クバト監督
『This is What I Remember』アクタン・アリム・クバト監督

『This Is What I Remember(英題)』アクタン・アリム・クバト監督
ロシアに出稼ぎに出かけて記憶喪失になった男が20年振りに故郷の村へ。
20年前とは様変わりしていた村の様子。
コロナの状況も描かれてキルギスの現在がうかがえます。
『馬を放つ』『明りを灯す人』など最近の作品と同じく監督が主役も務めてます。

東京フィルメックス 『ノー・ベアーズ(英題)』ジャファル・パナヒ監督
パナヒ監督を収監したイラン当局に対してのメッセージとしてフィルメックスは新作をオープニングに持ってきました。
映画製作を禁止されて以降も自身の近辺雑記のような体で作品を作り続けきたパナヒ監督ですが今回の作品ではそんな自作への自戒めいた感じもありユーモアも控えめのかなり重さも感じられる作品でした。
はからずも監督の現在の状況も相まって複雑な気持ちになる作品となってしまいましたがなんとか自由に映画が作られるようになってほしいと願います。

『西瓜』ツァイ・ミンリャン監督リー・カンション
『西瓜』ツァイ・ミンリャン監督&リー・カンション

『ふたつの時ふたりの時間』『西瓜』ツァイ・ミンリャン監督
今年の回顧特集はツァイ・ミンリャン。東京国際映画祭と共同です。ツァイ監督ぜんぜん現役ですがこの2作は2001年と2005年の作品で当時は一応商業路線で『西瓜』はその年の台湾興行収益ナンバーワンでもありました。
ツァイ監督によると自身最大のヒット作だそうです。
でも一番過激です。そこが受けたのかも。
ツァイ監督はその後パーソナルな作品作りに変わったのでこのような作品はもうできないと見ながら思ったり。
『西瓜』は台湾の風景を使ったミュージカルシーンも楽しく貴重な作品。

『石門』ホアン・ジー大塚竜治監督
石門』ホアン・ジー&大塚竜治監督

『石門』ホアン・ジー&大塚竜治
中国でインディペンデントな作品を作り続ける監督コンビの第3作。
とてもそうとは思えないのですが現場スタッフはホアン・ジー監督とカメラマンも兼ねる大塚監督、それと録音の3人だけだとか。
主人公の若い女性が若さと貧しさから出産した赤ん坊を手放すまでを冷徹な淡々としたタッチで描いていて凄みがありました。

『同じ下着を着るふたりの女』QA
『同じ下着を着るふたりの女』Q&A

『同じ下着を着るふたりの女(原題)』キム・セイン監督
キム・セイン監督はこれが長編デビュー作。
母娘のわりとしんどい関係を描いていて最近言われている韓国フェミニズムブームとは違った角度の映画。
とにかく母親のキャラクターが強烈なんですが娘の個性も独特で登場人物みんな変なところがあるけど普通にいそう。
そんな人物を魅力的に描いて飽きさせない監督の手腕を感じました。

去年から東京国際とフィルメックスは有楽町に移ってなんとなくなれてきた感じです。会場も増えました。
今年初めて『ホワイト・ノイズ』でよみうりホールで見ましたが1957年完成の1100人収容のホールでの上映はこの映画にあっててとてもよかったです。
リアルな会場での上映はそのシアターの個性も体験の一部。
私は行けなかったのですが丸の内TOEI(1960年)、TOHOシネマズシャンテ&シネスイッチ銀座(1987年)と歴史のある映画館で映画を見れる、というのも有楽町に会場を移したこの映画祭の楽しみのひとつだったと思います。

東京国際映画祭 https://2022.tiff-jp.net/ja/

2022東京・中国映画週間 http://cjiff.net/

東京フィルメックス https://filmex.jp/

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Butch Cassidy and the Sundance Kid



1991年3月16日 市民映画館をつくる会主催でNCホールにて『明日に向かって撃て!』上映会が開かれました。
なぜこの作品が選定されたのか?
選定のミーティングの上映企画室に担当者は参加、
というか当時は末端にいたので模様を眺めておりましたが、
3月の上映会だから「旅立ち」や「卒業」とある意味、前向きなテーマで選ばれたのが、
この『明日に向かって撃て!』で、当時本作を観てなかったにせよ破滅となるラストシーンは知っていたので、
名作とはいえなぜこの作品が?と思ったものでした。
やはりおかしな会だったのでは、と時に振り返りながら当時を批判してます。

その『明日に向かって撃て!』が現在、ポール・ニューマン特集の一環で
『暴力脱獄』『熱いトタン屋根の猫』『ハスラー』とともに上映中。
https://theatres-classics.com/

あれから21年経って久しぶりの観賞となりましたが、
そりゃ、二人の色男と名花キャサリン・ロスの不思議な艶っぽさに目を見張ったものの、
確かに三人で西部からニューヨークを経てボリビアへと向かうのは「旅立ち」なんでしょうが、
上映時間の半分が西部劇のヒーローという勇ましさに反したひたすら追っ手から逃げまくる映画が、
なんで「旅立ちの時」をテーマにした3月の上映会に決まったのか、改めて当時に異議申し立てをしたい思いが。

とはいえ色男二人のフェロモンは公開時も今も文字通り色褪せないものの、
時代遅れの強盗稼業を続けたお尋ね者が畑仕事や牧場主などの転職に今更他に潰しが効かず
「もうトシだから」と弱音を漏らすポール・ニューマン扮するブッチの独白に、
やはりこちらも身につまされながら観てました。
軽口を叩きあう二人は迫ってくる破滅に危機感を覚えながら目を逸らしてたんだろうと。

そして何よりシネコンでの公開は特にクライマックスの銃撃戦が迫力ありすぎて堪能できました。

ブルース・リー、ジャン=ポール・ベルモンドと続いて、こうしてポール・ニューマンが特集されるのはうれしい限りで、
できたら次はスティーブ・マックイーンをお願いできないものかとここでリクエストを。

しかし1991年の時点で1969年作品『明日に向かって撃て!』は充分にクラシック映画という認識でしたが、
2022年の時点で21年前の2001年の映画は『千と千尋の神隠し』や『ハリー・ポッター』の第1作になるんで、
はたしてクラシックと呼べるのかと思ったりします。

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サンタ・プロジェクトながおか2022

サンタプロジェクト2022

*クリスマスを病院で過ごす子どもや、フードバンクながおかで支援するひとり親家庭の子どもたちへ
あなたが選んでくれた本をお届けします。

11月19日の『われ弱ければ ~矢嶋楫子伝~』上映会でコラボする矯風会長岡とフードバンクながおかが中心となって活動するサンタ・プロジェクトながおかが今年も開催されるのでご紹介します。

担当者は以前、ミヒャエル・エンデの『モモ』で参加しましたが、
今年は柴田昌平監督の『ももちゃんのピアノ』でサンタさんになろうと思ったりしてます。
たまたま“もも”繋がりになってしまいますが。

http://www.asia-documentary.com/momo/

サンタ・プロジェクトを紹介したながおか市民協働センターのページをそのまま掲載します。

https://nkyod.org/event-list/325040

イベント名
【サンタ・プロジェクト・ながおか 2022】
あなたもサンタクロースになりませんか?

日程
11月27日(日)から 12月12日(月)まで

時間
各開催書店の営業時間をご確認ください。

場所
・文信堂書店 長岡店
・コメリ書房 北長岡店
・くまざわ書店 長岡店
・蔦屋書店 長岡古正寺店
・ブックスはせがわ

主催者
よびかけ:サンタ・プロジェクト・ながおか
協力:矯風会長岡、フードバンクながおか、maison de たびのそら屋、文信堂書店長岡店、コメリ書房北長岡店、くまざわ書店長岡店、蔦屋書店長岡古正寺店、ブックスはせがわ

内容
サンタになるには
①開催書店のレジにてサンタ・プロジェクトへの参加をお申し出ください。
②子どもの年齢と性別の書かれたメモカードを一枚お選びください。
③メモカードの情報をもとに、あなたが贈りたいと思う絵本や児童書をお買い求めください。
④クリスマスカードをレジで受け取り、メッセージを一言お書きください。
※お名前は書かずに、サンタさんは匿名でお願い致します。
⑤本とクリスマスカードを書店にお預けください

★さいごにサンタ認定証をお受け取りください!

★お預かりした本とカードは、長岡赤十字病院・長岡中央綜合病院の小児科病棟と、フードバンクながおかで支援するひとり親家庭の子どもたちに責任をもってお届けします。

参加費
あなたが贈りたいと思う絵本や児童書をお買い求めください

申込締切
12月12日(月)まで
※目標数に達した場合、予定より早めに終了する可能性があります。

お問い合わせ先
サンタ・プロジェクト・ながおか
代表 田中 (電話 0258-37-4282)


*11/19『われ弱ければ ~矢嶋楫子伝~』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3500.html

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不戦不争



今朝、こんな早い時間に起きなくてもいいのに5時台に目覚めてNHKをつけたらよく知ってる映画監督が登場しました。
そうか五藤利監督がFBで「おはよう日本」で放映されると紹介してたのは今日だったのかと見入ってました。

県内では放映されてないと思う「首都圏ネットワーク」で放映された五藤監督の新作『日光物語』で高僧を演じた宝田明さんに関するエピソード。
詳細は↓こちらに記事化されていましたが、

俳優 宝田明 最後の出演作の“謎の書”
https://www3.nhk.or.jp/news/special/sci_cul/2022/10/story/20221024_story/?fbclid=IwAR3ueKeYeeKQTb7xxIQEa9YSAnr3g3ZScaqDNDy4HDrnrUoF4vSGNCisjJQ

『日光物語』に登場するストーリーに関係のない”不戦不争”の文字をめぐって宝田さんの思いを受け継ぐという主旨が、
全国放送の「おはよう日本」の目に留まったのか、
宇都宮で先行公開中にまた放映されたのは良かったと思いました。
残念ながら先の記事にあった主演のスネオヘアーさんや武藤十夢さんはカットされてましたが、
五藤監督に取材した際の模様は無事に流れたようで。

「試写を観て私は泣いた。人間のエゴで起こされ、海の藻くずとなるゴジラがかわいそうだと」

初主演作『ゴジラ』を人間の究極のエゴである戦争の犠牲者という宝田さんの解釈は、
よく語られてるように少年時代に旧満州で侵攻したソ連兵に銃撃、
しかも日本人女性がソ連兵に強姦されてる凄惨な現場を目撃、
併せて昨日まで威張り散らしてた日本の将校達は真っ先に逃亡と、
悲惨で辛酸を嘗めまくった体験の上で得たものだろうと、
それが「不戦不争」に繋がり、後の世代へ引き継いでもらおうと遺した色紙を
五藤監督が意図を汲んで映画に使用され、
今回このような形で注目を浴びてNHKで紹介されたことになり、
宝田さんも喜んでいるだろうと思いました。

しかし先の記事にあるように五藤監督が構想中の『おかあさんの被爆ピアノ』に続く戦争をテーマにした次作にぜひ宝田さんも出演してほしかったです。
そしてウクライナ侵攻のニュースを見てかつての自身を想起し重ねてたのではと。

『日光物語』は11月10日までMOVIX宇都宮で先行公開されています。
あと『日光物語』予告編の初っ端はどうみても松竹映画へのオマージュで、
やはり五藤監督流の寅さんへのオマージュなのかと勘繰ったりしています。

『日光物語』公式HP https://www.nikkoeiga.com/

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何処やらに鶴の声聞く霞かな




11月2日付の新潟日報 おとなプラスの特集は長岡出身、今年生誕200周年となる「漂泊の俳人」井上井月。

長岡出身とはいえ、ほとんど長岡では記録がない井月の足取りを丹念に辿り、
併せて井月の多くの足跡が残る長野県上伊那まで取材を敢行し大変読みごたえがあります。

2013年6月30日井月を主人公にした『ほかいびと ~伊那の井月~』を上映。
北村皆雄監督と長岡で井月を研究する大星光史氏と長岡ペンクラブ会長の川上洸女史との鼎談を企画。
その際、大星氏が賛同者を募って建立した長岡市内に残る句碑を巡礼、少しでも井月に近づこうと、
そして立ち上げた最初の上映会でもあるので結構がんばってたことを読みながら思い出しました。

「ほかいびと」井上井月句碑・長岡巡礼記
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-53.html
よき酒のある噂なり冬の梅
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-215.html

何処やらに鶴の声聞く霞かな

悠久山にある句碑に刻まれた作品、担当者がいろいろと井月の句を知っていく中で、
いちばん響いた句が井月臨終の句だと記事で知りました。

そしてこの記事の中で大星先生が亡くなられてたことを知りました。
今更で本当に申し訳なく、たいへんお世話になったことに深く感謝いたします。
ありがとうございました。
大星先生がこのブログに寄稿いただいたのはこちら↓です。

自由な生き方俳人・井上井月の生と死 大星光史
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-48.html

しかし『ほかいびと』の田中泯演じる井月のラストシーンは身につまされたことも改めて思い出しました。

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長岡芸術工事中 夜園の物語



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3550.html
↑こちらで紹介した長岡造形大学のアートプロジェクト“長岡芸術工事中”の中の「夜園の物語」にお仕事帰りに足を運びました。

「夜の公園を視覚的に楽しむ事の出来る場所にしよう」をテーマに明治公園、平和の森公園、416庭園で、
学生のアート作品を映像で流すという試み。
月明かりの下で各学生の個性が存分に発揮されてると思うものの、
率直に気付くのは明治公園や平和の森公園へと赴いても夜なので当然暗く、
ここでイベントをやってるのかなかなか気づかないことでした。

担当者はたまたま指導をしているビューラ先生とばったり出くわして、
明治公園の作品を直接案内・解説いただきましたが、
そうじゃなかったら見過ごして帰るところだったような。

あとこの夜はパル街で長岡駅前が活気づいてましたが、
その流れをこちらにも向ける工夫があればいいのでは、などと思ったりと。

しかしビルの壁面に投射した映像を撮影しここにアップして見て、
確かにこれはこれで面白く立派なアートでもあり、
各々が自分好みのアートを見つける、それだけでよいのではと自分なりに納得した次第です。

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『劇場版 センキョナンデス』



プロデュース作品が来春公開決定です。ダースレイダーさんとプチ鹿島さんが初監督。型破りな企画ですが、見応えはめちゃくちゃあります。私は二人を全力でサポートします。ドキュメンタリー映画の新たなチャレンジです!
https://moviche.com/contents/news/242157/
@moviche_com
より

https://twitter.com/oshimaarata/status/1588023490397237249

↑『なぜ君は総理大臣になれないのか』の大島新監督のツイッターより。
去年の今頃、大島監督は続編『香川1区』の撮影で現地入りしてましたが、
同時期に「ヒルカラナンデス」の二人も香川1区に潜り込んで配信を敢行、
それを見た大島監督が賞賛、昨日映画版をプロデュースすると発表されました。

しかし画像は最近「マイナンバーカードの活用の是非をいちいち国民に聞いて進めるものではない」と
国民の声に耳を傾ける必要はないと宣言をした方との宣伝写真だと思いますが
『香川1区』を観た方なら大島監督プロデュース作にこの写真が使われて大丈夫なんだろかと思うような。

『劇場版 センキョナンデス』
2023年春公開
監督・出演:ダースレイダー プチ鹿島
プロデューサー:大島新
配給:ネツゲン

【作品紹介】
昨年の衆院選で、全国最注目の「香川1区」を突撃取材し、選挙をエンタメ興行化することに成功したダースレイダーとプチ鹿島。その配信番組『香川1区ナンデス』を見た、ドキュメンタリー監督の大島新は、「私の取材よりずっと面白い…2人は日本のマイケル・ムーアだ!」と唸った。今年7月の参院選では、2人は維新の強さに着目し、大阪入りをした。維新批判の急先鋒である菅直人元首相密着を皮切りに、自民、共産、立憲、そして、維新の選挙取材を進めていく。そこで起こったのが、安倍晋三元総理の襲撃事件であった。2人は事件がもたらした動揺、大阪の空気を記録していく…。これまでの配信では未発表だった素材を新たに加えた『劇場版 センキョナンデス』は、笑いあり、涙あり、だけではない。日本のドキュメンタリー映画の常識を覆す挑戦である。果たして、この試みは成功するのか…。

https://moviche.com/contents/news/242157/

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