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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

2024年04月 | ARCHIVE-SELECT | 2024年06月

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入江悠監督 『あんのこと』



『SRサイタマノラッパー』入江悠監督。

http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-586.html
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-720.html

自主映画界の頂点に立ち『22年目の告白 -私が殺人犯です-』『AI崩壊』と大作を放つ姿を目の当たりにしながら、
なお頂上へと向かって、その活躍が頼もしく、そして嬉しく思います。

新作は大泉洋主演の時代劇大作『室町無頼』だと思っていたら河合優実主演で『あんのこと』。
目の止まった新聞記事の事件から着想を得て
関係者に取材を重ね入江監督が執筆し脚本化、
自らの企画が現在、大活躍中の俳優さんを掴んでしまい映画化となること、
それがコロナ渦で大切な人を亡くし鎮魂の思いを込めたという極めてパーソナルな物語なことに、
改めて入江監督の力量を見ます。

地味な題材に映りますが入江悠監督作品には格別の思いと期待があり,
県内はユナイテッドシネマ新潟で6月7日より公開されます。

しかし早見ゆかりさんはプロフィールからももクロを削除してるのか。
まぁ稲垣吾郎さんもそうだけど。

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21歳の主人公・杏は、幼い頃から母親に暴力を振るわれ、十代半ばから売春を強いられて、過酷な人生を送ってきた。ある日、覚醒剤使用容疑で取り調べを受けた彼女は、多々羅という変わった刑事と出会う。
大人を信用したことのない杏だが、なんの見返りも求めず就職を支援し、ありのままを受け入れてくれる多々羅に、次第に心を開いていく。
週刊誌記者の桐野は、「多々羅が薬物更生者の自助グループを私物化し、参加者の女性に関係を強いている」というリークを得て、慎重に取材を進めていた。ちょうどその頃、新型コロナウイルスが出現。杏がやっと手にした居場所や人とのつながりは、あっという間に失われてしまう。行く手を閉ざされ、孤立して苦しむ杏。そんなある朝、身を寄せていたシェルターの隣人から思いがけない頼みごとをされる──。

『あんのこと』公式HP https://annokoto.jp/

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『ビヨンド・ユートピア 脱北』長岡上映会 お客様の感想



5月26日『ビヨンド・ユートピア 脱北』長岡上映会 お客様の感想を抜粋して掲載します。
ありがとうございました。

*良かった! (70代・男性)

*重い!これ又現実かと思う。 (70代・男性)

*とにかくひどい国、言葉もありません。 (80代・女性)

*世界の病みように衝撃を受けた。 (50代・男性)

*とても勉強になりました。 (50代・男性)

*こういった作品は初めて見ました。
貴重な経験でした。 (20代・女性)

*リアルすぎて信じていいのか分からないくらい衝撃的な内容だった。 (20代・女性)

*リアルすぎて苦しかった。 (20代・女性)

*自分の産まれた場所がほんの少し違っていたら、どんな生活だったんだろうと、
北朝鮮のことを見ききする度に考える幼少期だった。
北朝鮮はゆっくりと崩壊の道すじをたどってるのかもしれない。
その時、とつぜん自由主義や資本主義の世の中になげ出された
北朝鮮の人々に、どれだけ私たちは寄り添うことができるのか。
ロシアや北朝鮮の隣国に住む一人として考え続けていきたいと思う。 (30代・女性)

*いい映画 いろいろためになりました。 (40代・男性)

*北朝鮮の実情や理解を深めることができた。
見れてよかったと思う。 (20代・男性)

*金一族とロシア、中国の責任。 (60代・男性)

*北朝鮮の厳しい現実を知った。 (60代・男性)

*想像以上のつらい現実に言葉がありません。 (50代・女性)

*事実に驚きました。 (50代・男性)

*今は言葉に表せない。 (30代・女性)

*県内ミニシアターで上映できたら良いのに残念。 (50代・男性)

*日本の朝鮮併合が起因?
国は国民の幸せを第一に考えるべきなのに指導者は自分のことしか考えない。
日本も同じ、やりきれない。
一般国民がもっと利口にならなければならない。 (70代・男性)

*知りたくても知れない本物をみせていただきました。
こんなにもキモチが重くおわる映画ははじめてです。
日本中の人に見ていただきたい。
明日は我が身、日本だってどうなるかわかりませんから…。
キンコンの西野さんラジオで作品を知りずっと見たいと思っていました。
新潟では見れないとあきらめていたので、今回上映いただき本当に感謝しています。
ありがとうございました!! (30代・女性)

*通常の映画館では見られない内容のものを観ることができて良かったです。
現代でもこのような状況なことに驚き、勉強が必要だと思いました。 (10代・女性)

*脱北したされる人々の艱難辛苦ひしひしと伝わってきました。
自由の尊さを知り、他人事ではいられません。
これからも良質の問題作の上映を期待しています。 (60代・男性)

*とても辛い内容だったが、北朝鮮の現状や脱北までの過酷さを知り、とても考えさせられた。
世界中の人々が自由と平和を感じられる世の中になってほしいと感じた。 (30代・女性)

*私達に何ができるか考えさせられた。
日本人で良かった。 (70代・女性)

*朝鮮半島を今の国にしたのは日本に責任の一端がある。
その事実を日本人は考えなければいけない。 (60代・女性)

*ドキュメンタリーの力強さ、世界を知らなすぎる自分。 (40代・女性)

*このドキュメンタリーの上映を他県で見ようと思っていましたが、見れずにいました。
長岡アジア映画祭実行委員会の方のご尽力に感謝いたします。
ドキュメンタリー映画で再現映像を使っていないとのこと。
今後も新潟県内での上映で、拉致問題を抱える本県で北朝鮮の異常さを認知してもらいたい。

*知りたくても真実を知る事が出来ない国である北朝鮮。
今回は脱北のほんの一部だと思いますが衝撃でした。
家族でさえ自由に会えず、電話も自由に出来ない。
情報を得るにはブローカーに頼らざるを得ないけれど信用して良いのかも分からないまま…
リ・ソヨンさんの精神が崩壊してしまうのではないかと思いつつ、これが現在の北朝鮮の真実なんだと、何も出来ない自分の存在がちっぽけで何とも言えない気持ちです。
誰もが普通に生活したいだけなのに。家族に会いたいだけなのに。
今回このような機会を頂けて大変有り難かったです。
また次も楽しみにしています。
ありがとうございました。 (50代・女性)

公式HP https://transformer.co.jp/m/beyondutopia/

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「ら・なぷぅカレー弁当」は大崩米



5月26日『ビヨンド・ユートピア 脱北』長岡上映会

上映会にお手伝いいただける参加特典は毎回、フェアトレードショップら・なぷぅのご主人自家製のカレー弁当。
スパイスに凝りまくったら・なぷぅさんのご主人が手掛ける自家製カレーは毎回大好評なんですが、
昨秋からはここに担当者が毎年、田植え、稲刈りに参加してる大崩のご主人Aさんからお礼としていただいた大崩米、
もちろん無農薬のコシヒカリを提供、結構な量なので秋以降の上映会の度に炊いてカレー弁当としていただきました。
今回でひとまず最後のようなのですが、
野菜カレー、特にレンコンの味と歯ごたえで一際美味しかったです。
ごちそうさまでした。

ちなみに今回、日曜の夜の上映会なのでお手伝いを当てにしていた何名かが、
明日、お仕事があるので体力を温存したいと辞退、
担当者は午前中から準備が出来、
これが午前からの上映会だと前夜からドタバタしているので、
夜の上映会は余裕があっていいもんだ、と思っておりました。
まぁ、また本番ではドタバタしていましたが。

ただ日曜夜だとお客様としてはどうだろうか、
と思ってたら電車やバスの終電があるため、
何名か慌てて帰る姿を見たので、もう30分早くすれば良いのかなぁ、と見てました。
ただし当初は17時から市民交流ホールAが借りられたので、
それにあわせてスケジュールを決めたものの、
一週間前になって前のイベントがキャンセルになったとかで、
当日は14時から借りることができたものの、
内心、キャンセルするくらいなら借りるなよ、
この時間も上映できたのに、と。

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♪水鳥自由に むらがり飛びかうよ

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5月26日『ビヨンド・ユートピア 脱北』長岡上映会

うたのおじいさんが上映前にぜひ歌いたいと手を挙げながら叶わなかった「イムジン河」
代役を引き受けてくださったのが新潟県音楽協会所属の山本英二さん。
あんまり人前では歌ったことはないそうで、
やはり念入りにリハーサルをして本番では、
緊張が伝わりながらも高音で折り目正しい「イムジン河」を歌っていただき、
客席から盛大な拍手が湧きました。
ありがとうございました。

映画の中で脱北者が「鳥のように故郷を見てみたい」という旨で語る場面があり、

♪水鳥自由に むらがり飛びかうよ

「イムジン河」の↑この歌詞に呼応しているように思いながら、
「しかし友達の苦難を見るのは辛すぎる」すぐに反転していたのは、
やはり決して安易なものではないことを観ながら感じておりました。

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♪いつかきっとみんな仲良くなれる いつかきっとそんな世界が来るさ 差別も偏見も国境も無くなるさ

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昨日、『ビヨンド・ユートピア 脱北』長岡上映会にお越しいただきましたが方々、
それに歌っていただいた方、ありがとうございました。
そしてお手伝いいただいたスタッフの皆さん、本当にお疲れさまでした。

長岡造形大生ばかりでなく、
他にもこちらの上映会にしては珍しく若者たちの姿が多かった印象を持ち大盛況でありました。
しかし映画は幕を閉じた後にアジアプレスが撮影したと思う北朝鮮庶民の人々の動画を織り交ぜた、
(中には楽しく雪遊びしてる子どもたちの姿も)
エンドロールも食い入るように観客の皆さんは見つめた印象を持ち、
それが終わった後の二度目のエンドロールはクレジットと音楽のみとなり、
本当にキツイ映画なので一刻も早く席を立ちたいというお客様で、
出口はごった返すんじゃないかと想像していたら、
やはりほとんどのお客様は席を立たず、
映画が終わり照明がついて明るくなったら拍手もそんな大きなものではなく、
ずっと重苦しい空気がホール内に立ち込めておりました。

担当者は自主上映会活動30年以上となり関わった上映会で
こんな重い空気が上映後に立ち込めたのはこれまで記憶になかったと思い返してます。

それだけ余りにも壮絶な隣国の姿に文字通り言葉を失ったという印象を持ちました。
これは命がけでこの映画を作った監督はじめスタッフにとって狙い通りとなったと思いたいです。

そして客席には北朝鮮問題の当事者の方も熱心に観賞していたので、
こんな映画上映会でも問題を身近に感じておりました。

画像は上映会当日、お昼過ぎから大手通りに向けてポスターを貼ってアピールをしたところ、
この映画を観たかったという方が目にし、
上映会がこれからあることを知り、駆け足で会場に駆けつけてくださいました。
ダメ元で実行しましたが効果がアリと。

ちなみに造形大生の皆さんは、この後に街へ繰り出して親睦会となったそうですが、
あの映画を観た後で大丈夫なんだろかと老婆心。
とはいえ日頃、殿町のお店にポスター掲示を依頼した際、
よく店主さんからアオーレのイベント後にどこでもいいので、
ご飯なり、お酒なりで殿町はじめお店に繰り出してほしいと聞いてるので、
理想のコースに思いました。
はたして今の若者はどんな感想をこの映画に抱いたかひと際関心を持っています。

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5/26  『ビヨンド・ユートピア 脱北』 長岡上映会

ポスターbeyond utopia

◎『ビヨンド・ユートピア 脱北』長岡上映会
日時  2024年5月26日(日)18時30分~ (作品時間115分)

会場 アオーレ長岡市民交流ホールA
*会場への来場は公共交通機関の利用や周辺駐車場への駐車をお願いします。

*入場料 
前売 一般 1200円 
当日 一般 1500円
障害者手帳、療育手帳をお持ちの方、高校生以下 500円 
(購入の際、手帳・学生証の提示をお願いします)

プレイガイド アオーレ長岡西棟3階ながおか市民協働センター/ら・なぷぅ/キャラメルママ/西時計眼鏡店/ハーブ談話室(長岡市)みずすまし(三条市)シネ・ウインド(新潟市)

*実行委員(ボランティアスタッフ)随時募集中。

主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
問 電話09045204222 e-mail [email protected]
Blog http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/

監督・編集 マドレーヌ・ギャヴィン 
プロデューサー ジャナ・エデルバウム/レイチェル・コーエン/スー・ミ・テリー
アニメーション 岩﨑宏俊

原題「Beyond Utopia」 2023年 アメリカ 英語・韓国語ほか 115分 ビスタ カラー 配給:トランスフォーマー
© TGW7N, LLC 2023 All Rights Reserved

公式HP https://transformer.co.jp/m/beyondutopia/
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=WrK3i399RN8

解説 | INTRODUCTION
世界で最も閉ざされた国のひとつ・北朝鮮
2023年サンダンス映画祭にて開催直前までシークレット作品として詳細を伏せられてきた1本のドキュメンタリーが、世界中から集った映画ファンや評論家、映画関係者達を震撼させた。それが北朝鮮脱北者の過酷な旅の実態が生々しく記録された恐るべき、そして映像的にも非常に貴重な作品『ビヨンド・ユートピア 脱北』である。
1949年9月の建国以来、70年以上にわたり北朝鮮社会を支配してきた金日成の一族は、国家を閉鎖された状態に保ってきた。北朝鮮に住む人々はそこが「地上の楽園」だと信じ、最高指導者である金一族を神と同等の存在として敬い慕う。しかし、一糸乱れぬ壮大なマス・ゲームや、華々しい軍事パレードの裏側で、ナチスのアウシュビッツやソ連のグラーグを模した強制収容所の存在、密告や拷問、処刑、飢えや貧困といったおぞましい人権侵害の数々が報告されている。

物語 | STORY
1000人以上の脱北者を手助けしたキム牧師に寄せられた緊急のSOS。幼い子供2人と80代の老婆を含めた5人家族の脱出ミッションがはじまる―
韓国で脱北者を支援するキム・ソンウン牧師の携帯電話には、日々何件もの連絡が入る。これまでに1000人以上の脱北者を手助けしてきた彼が直面する緊急のミッションは、北朝鮮から中国へ渡り、山間部で路頭に迷うロ一家の脱北だ。幼い子ども2人と80代の老婆を含めた5人もの人たちを一度に脱北させることはとてつもない危険と困難を伴う。キム牧師の指揮の下、各地に身を潜める50人ものブローカーが連携し、中国、ベトナム、ラオス、タイを経由して亡命先の韓国を目指す決死の脱出作戦が行われる――

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本日 5/26 『ビヨンド・ユートピア 脱北』長岡上映会開催 18:30~


© TGW7N, LLC 2023 All Rights Reserved

脱北を決行した家族が一難去って車中で歌いだした場面が強く残ってます。
家族にはまだ一難どころか困難が多く、この先に待ち構えているのですが、
その歌は北朝鮮に伝わる童謡なのか、
子どもたちが歌いだしたら、両親とおばあちゃんも歌いだし一同、涙を流す。
故郷を離れざる負えなくなった家族が、美しい故郷を思い出すあの歌はなんなのか。

家族が信じてきた“楽園”の姿を映画は終始観賞者に問いかけます。
これが現在起きていることだと。

容赦しない国家を容赦なく決死の覚悟で炙り出したドキュメンタリー映画、
これまで観たことがないハズ、必見、お待ちしてます。

◎『ビヨンド・ユートピア 脱北』長岡上映会
日時  2024年5月26日(日)18時30分~ (作品時間115分)

会場 アオーレ長岡市民交流ホールA
*会場への来場は公共交通機関の利用や周辺駐車場への駐車をお願いします。

*入場料 
当日 一般 1500円
障害者手帳、療育手帳をお持ちの方、高校生以下 500円 
(購入の際、手帳・学生証の提示をお願いします)

主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
問 電話09045204222 e-mail [email protected]
Blog http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/

5/26  『ビヨンド・ユートピア 脱北』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4089.html

予告編 https://www.youtube.com/watch?v=WrK3i399RN8

この映画を通じて多くの人々に事実を知ってもらいたいと思い、出演を決めました。
映画を見た皆さんが北朝鮮に取り残された人々や分断された家族に心を重ねて頂き、
国際社会に訴える手伝いをして頂けたら幸いです。

リ・ソヨン(ニューコリア女性連合 代表/本作出演者)

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田植えなう。 ラジオからはストーンズの「ライク・ア・ローリング・ストーン」 ~大崩にて35~

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「『風の波紋』久しぶりに見返したけど、木暮くん名優だね」

「この前、『風の波紋』を観たという人に会ったけど、
『木暮さん、ぜんぜん変わんないね。
あれは30年だが、40年も前の映画でしょう』
などと言われ、何言ってんだと怒ったよ(苦笑)」

小林茂監督『風の波紋』の主人公、木暮さんと大崩のご主人の会話を聞き、
笑いながら手植えをしておりましたが、
大崩のご主人が百姓として生きると決心し、
この地に移住してもう12年、
仲間たちが集まる田植えも12回目となり、
担当者は皆勤賞となってるので、
明日は『ビヨンド・ユートピア 脱北』長岡上映会にも関わらず、
今年も参加して皆勤賞を更新しましたが、
本日はご主人含めて8人が参加、
午前中に予定のすべてが終わってしまうというスピードでありました。

最も2反ほどこの地で田んぼづくりを始めた若者たちに貸してるそうなので、
以前より田んぼは減ってるせいもありますが。

ちなみにその若者たちは不耕起という農法を採用、
まだ昨秋の稲株が残ってる田んぼに苗を手植えし、
もちろん農薬どころか肥料も使わず、
ミネラル水を肥料代わりにするそうで、
普通の有機農法をよりもさらにハードなようでした。
それでその若者たちの中に以前、ながおか市民協働センターでお世話になった職員さんがいて、
こんな山の中で再会するとはと世間は思うより狭いんじゃなかろうかと。

しかし後期高齢者となったご主人はじめ皆さんの話題は老いや病について。
担当者もすでに他人事ではないとはいえ、
テレビを持たず、いつもNHKラジオを流しっぱなしにしてるご主人の家から聴こえたのは、
ザ・ローリング・ストーンズがカバーした「ライク・ア・ローリング・ストーン」

「皆さん、そんな悲観的にならずミックもキースも80歳からすれば、まだまだですよ」

などといえるような雰囲気でもありませんでしたが、
早く終わった田んぼ仕事を終え手打ち蕎麦など各自が持ち寄った、
手作りのお惣菜に舌鼓を打つ昼食の時間は皆さんでわいわいとなり、
これがあるから最近は参加してるような、
しかし担当者は何も用意してないのは大変恥ずかしい限り。

ご馳走様でした。

そして昨日が83歳の誕生日だったボブ・ディランに「Forever Young」。

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とにかく少しでも多くの命を救いたいんだ



『ビヨンド・ユートピア 脱北』は脱北の手助けをすることに人生を賭けてる
キム・ソンウン牧師の物語といっても過言ではないほどで、その姿は生き仏でなく、まさに生き神。
これまで1000人以上の脱北者を助けてきて、
それも脱北支援中にともに活動をしていた息子さんを亡くしてしまったこともあって、
「とにかく少しでも多くの命を救いたいんだ」と日々邁進。

観ていてホントに凄いと思ったのは作品解説から、
ソウルで各地のブローカーに携帯電話などで教会から指示を出す司令塔の役目かと思い観てたら、
自身も中国を越境しベトナムに密入国した脱北家族に会うために直行、
中国では指名手配されてるため入国できないとのこと。

ベトナムでは一緒にいながら信頼できないブローカーと交渉し、
家族をラオスに逃すために共に道なきジャングルを山越えしてしまうこと。
ここで長年の疲労が溜まってガタがきている身体が動かなくなってしまい、
映画的に余計にスリリング味を増してしまったことでした。

こんな命がけの使命を持つ牧師さんがいること、
律儀に食事シーンで「アーメン」とともに神に祈りをささげ、
終始やわらかい声で事に取り込む姿をクリスチャンの方にも知ってもらいたいと、
これまで『地の塩 山室軍平』『教誨師』とクリスチャンを主人公にした映画上映会もあったので、
その経験を思い出しながら長岡近辺のそれも牧師さんなのでプロテスタント系の教会に
上映会の紹介DMを送ったものの、今のところなんの反応もありませんが、
信仰心などないこちらが観てもその姿に感動を覚えるほど、
クリスチャンの方が観ると余計に響くハズ、
ぜひ観ていただきたいと思っていました。

5/26  『ビヨンド・ユートピア 脱北』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4089.html

予告編 https://www.youtube.com/watch?v=WrK3i399RN8

人は誰にも生きる権利がある。
飢餓と抑圧からの決死の脱出を
これほどまでリアルに描いたドキュメンタリーは他に例がない!

辺真一(コリア・レポート編集長)

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龍馬精神

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発売中のキネマ旬報は新作『ライド・オン』公開に合わせてのホントに巻頭からジャッキー・チェン特集!

「指折り数え初日を待っていた映画少年・少女に帰ってしまう特集」だそうで、
『帰ってきたあぶない刑事』『マッドマックス:フュリオサ』とともに特集に組まれてましたが、
てっきり『あぶ刑事』が巻頭だと思っていたので驚き喜びながらページをめくっておりました。

特集名と同じくジャッキー映画で少年期を過ごし映画にはまった識者によるジャッキー映画紹介に頷き、
野崎歓氏の『ライド・オン』評に江戸木純先生のジャッキー評と読み応えもありました。

『ライド・オン』は老スタントマンとその相棒の”お馬さん”との物語に加えて、
家庭を顧みなかった父親の前に実の娘さんが現れるという人情ものも加味し、
見どころとしてかつての自作『プロジェクトA』『ポリス・ストーリー 香港国際警察』といった命がけのジャッキースタントが登場し、
自身の映画人生も振り返るメタ映画の側面も。

江戸木先生は香港スタントマンの歴史を追ったドキュメンタリー映画『カンフースタントマン 龍虎武師』に
ジャッキーが大人の事情で登場できなかった悔恨から生まれた企画かもと評して、
サスがと思わせてくれました。

いづれにしてもアクションヒーロー、ジャッキーが70歳の老境に達し自身の映画人生をテーマにしたことに深く興味を抱き、
映画好きは映画スターとともに年を重ねるという揺るぎない事実を抱いて、
劇場に足を運ぼうと思っています。
なんでも引退したハズの石丸博也さんが本作で復帰したそうなんでTジョイ長岡は日本語版を公開してくれるでしょうか。

などと書きましたが、やはりジャッキーについて思うのは江戸木先生が緩めに、
中国に拠点を移したことで自由奔放だった香港時代に較べて息苦しくしさを指摘、
(『カンフーヨガ』は好きですが)
これに加えて担当者は、というか多くの日本のジャッキーファンが抱く、
「なぜ育った香港を蔑ろにしてまで中国寄りに媚びを売ってるんだろうか?」という忸怩たる思いが重なります。
難しいことは考えないようにして作品とジャッキーを楽しめばいいのかも、かもと自問自答しながらも、
ジャッキーはあの猥雑で活気あふれる香港あってのものというイメージがあるところ、
ここへ来てジャッキーの新作企画として『香港国際警察/NEW POLICE STORY』の続編があると知り、
しかも前作でジャッキーを奮い立たせたニコラス・ツェーが監督も兼任とのこと。
久しぶりの全編香港ロケに大きな期待を寄せてます。

https://x.com/movie_rideon/status/1792752391336645057
↑こちらは『ライド・オン』日本公開に向けて日本のファンに贈ったビデオレター。
最近老け役を撮影したとちょっと話題になりましたが、
この白髪は映画のために染めているのか、地毛なのか?
日本語は久しぶりなんで、ちょっと下手になったんじゃないかと思いましたが、
何より嬉しかったのが北京語でなく広東語で話してることでした。

『ライド・オン』公式HP https://ride-on-movie.jp/

ジャッキーと中国について思うことはまだ書ききれてませんが、
女優選びのセンスは相変わらずいいなぁ、と。
娘というより孫に見えますが。

ついでに担当者はその昔、ジャッキーに会いたいと
香港はゴールデン・ハーベスト社の撮影所へ行ったところ、
ジャッキーには会えず、レイモンド・チョウ社長を目にしましたが、
『カンフースタントマン 龍虎武師』を観たら、
ゴールデン・ハーベスト跡地はマンションが建ってて時の流れを感じてほろりとしました。

とはい今号のキネ旬、暉峻創三先生のアジアレポートでは
現在開催中のカンヌ国際映画祭に台湾映画『功夫』と、香港映画『九龍城寨之圍城』が出品。
前者はタイトルから、後者は谷垣健治監督がアクション指導を担当、
いづれもジャッキー魂が伝承されてる作品だと思います。
ジャッキーを観て育った映画人が世界中で面白い作品を作ってることもジャッキーの大きな功績だと思います。

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シュリ

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「餓死した子どもの死体を食べる父親と母親を見たことあるか。
コーラとハンバーガーを食べてるお前らにはわかるまい」

↑確かこんなセリフだったことをよく覚えてます。
このセリフがなければ良くできたハリウッド映画の模倣でしかなかったのでは。
韓国映画『シュリ』は。

2000年3月25日 市民映画館をつくる会主催で長岡市立劇場で『シュリ』の上映会を開催。
確か500人ほど集めた記憶があり、
途中、近くで落雷があり停電し35㎜映写機がストップしてしまったというハプニングがあったりしましたが、
上映後のロビーで号泣してる女性客を目にして、
着実に時代が韓流へと傾いてることを実感しました。

ご存じのように“南北分断の悲劇”を当時、これどほ知らしめた映画・ドラマはほぼ無かったハズで、
それがハリウッドに匹敵するような手に汗握りまくりのアクションとともに絡めて描き、
日本で大ヒットしたことは大きな功績だったことは間違いありませんが、
冒頭の台詞も含め脚本も書いたカン・ジェギュ監督が脱北者への念入りな取材で、
韓国でも謎が多かったという、かの国の容赦ない厳しい現実を折り込んでるため、
決して荒唐無稽には映らないリアルな肌触りを感じてました。
当然、南北分断にこの日本は大いに関係があるので、
この悲劇はやはり他人事ではないと、当時も思いながら観ていた記憶が。

主演の韓国諜報部員にハン・ソッキュ、その相棒にソン・ガンホ、北朝鮮の工作員にチェ・ミンシクと、
その後に日本でも主演作が続々と公開された名優揃いで、
冒頭のセリフをハン・ソッキュに向けて放ったのがチェ・ミンシクで、
恐らく入念に役作りし、かの国についても徹底的に調べたのであろう、
本当に殺気立ってて強烈な印象を残しましたが、
その後、だんだん恰幅よくなってきてるのはなんというか。

ところで公開時の宣伝だったか「『シュリ』を観た金正日氏は激怒した」という記憶があり、
金正日氏は大の映画ファンで自国の映画がイマイチなので、
韓国から人気監督を拉致し国家予算で『大怪獣プルガサリ』等を作らせてしまったほど。
海外留学経験もあり、外側がら母国を見つめたうえで問題点も大いに認識してるであろう、
今の最高指導者・金正恩氏は祖父や父親ほど映画好きという話は出てこないようで、
平壌にある広大な面積だという映画撮影所は今はどうなっているのかと。

嫉妬というわけではないでしょうが、
韓国ドラマを見ただけで死刑になってしまうかの国は
しかし『シュリ』の公開からもう25年、
『ビヨンド・ユートピア 脱北』を観る限り、
当時の悲劇はなお繰り返されてるように思います。

5/26  『ビヨンド・ユートピア 脱北』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4089.html

予告編 https://www.youtube.com/watch?v=WrK3i399RN8

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『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』 @ 座タイム



昨秋、オープンした新潟市古町の“映像カフェ・座タイム”
代表の長谷川さんが長年思い描いてた映像ホールでホントに完成・オープンしてしまったと驚嘆しましたが、
長谷川代表が昨年暮れから体調を崩し“座タイム”もしばし休業状態となっておりましたが、
幸いにも長谷川代表は復帰し、現在は週末にオープンしているそうです。
先日、お電話でお話ししましたが以前と変わらない大変元気な声でホッとしました。

その長谷川代表より“映像カフェ・座タイム”での上映会が開催されるそうなのでご案内いたします。
ドキュメンタリー映画『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』 上映会。
主人公の白鳥建二さんは現在、新潟に滞在しているそうなので、
上映会には白鳥さんも駆けつけるそうです。

また“映像カフェ・座タイム”は今後も映画上映会を開催していくそうです。

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『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』

■日時
5月23日(木)14時〜の1回
5月25日(土)14時〜と17時〜の2回
(25日のみ、2回とも終映後に白鳥さん本人のトークタイムあり)

■料金
¥1,300
(珈琲付き)
前売りなどはありません。当日お支払いただきます。
■会場
映像カフェ・座タイム
■定員
各回およそ35名まで
■問 090-3753-9545

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=pfbid037ySGE5BoJyonjiwDxpJ6wxcVMCkupQFLidQe9K1LAfcho8A73Qvc78UG36wcW8HYl&id=61553747724404

イントロダクション

目の見えない人はどうやってアートを見るのだろう。
恋人とのデートがきっかけで初めて美術館を訪れた全盲の白鳥建二さん。その日、作品を前に語られる言葉を聞きながら「全盲でもアートを見ることはできるのかもしれない」と思うようになった。そして自らあちこちの美術館の門を叩いた白鳥さんは、いつの間にか「自由な会話を使ったアート鑑賞」という独自の鑑賞法を編み出した。それは、期せずして、目の見えるひとにとっても驚きと戸惑い、そして喜びを伴う体験であった。

本作は、そんな「全盲の美術鑑賞者」の20年を振り返り、その友人たち、美術館で働く人々、新たに白鳥さんと出会った人々を追い、彼らが紡ぎ出す豊かな会話を追ったドキュメンタリーである。

https://shiratoriart.jp/

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“ながおか市民協働センター” 前売券発売は平日のみでした。



5月26日『ビヨンド・ユートピア 脱北』長岡上映会。
アオーレ長岡西棟3階ながおか市民協働センターで発売中の前売券が売れているようで、
ラストスパート、売り切れになる前に昨日、日曜に追加に伺い受付に依頼に行き聞いたところ、
なんと土日祝日は前売券は発売しないことになったと聞きました。

確かに電話での問合せで日曜に買いに行ったら発売してないと言われたと聞き、
まぁ何かの間違いだったのではないでしょうか、
とその方は予約扱いにしたのですが、
その後、そんなことは確認もせずに忘れてしまったので、
今回、話を聞いて軽くめまいがしました。

というのも文信堂書店がなくなってしまったので、
このながおか市民協働センターが最も前売券が売れるプレイガイドとなってるため、
それがおそらく最もお客様が買い求めに来るであろう、
土日祝日に発売しないとは、
ていうことはゴールデンウィークほぼ発売しなかったのかと。

職員さんは以前確か平日は20時ころまで、
土日になると18時まで受付にいて前売券が買えたハズ。
おそらく4月に入ってこの体制になったと思い、
しかも土日は職員さんは21時まで延長になり、
リソグラフの印刷もそのぶん延長になったことは良いとはえ、
なぜ土日祝日の前売券発売を辞めてしまったのか?
今回、前売券をお願いした時はそんなことは一言も聞いておらず、
まさに「聞いてないよ~」、聞いてたらHPやチラシのプレイガイドに

ながおか市民協働センター(平日のみ)

などと(平日のみ)を入れたものを。
諸事情があるんでしょうが、少なくともチケット依頼した際に伝えてほしかったことと、
これはないんじゃないでしょうか?
といずれ“ながおか市民協働センター”に伝えに行こうと。
あんまり濃く言うと、もうチケット預からないと言いかねないので、
その辺の匙加減に気を付けながら。

しかし、ながおか市民協働センターとは長い付き合いだと勝手に思ってましたが、
所詮こんな大事な話をスルーされる間柄だったとは。

観賞希望の方、↓こちらに連絡いただければ前売券価格で観賞できるようにいたします。

電話09045204222 
e-mail [email protected]

5/26  『ビヨンド・ユートピア 脱北』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4089.html

予告編 https://www.youtube.com/watch?v=WrK3i399RN8

ミサイルや核開発ではない、
もう一つ北朝鮮の“真実”がここにはある。
12000キロもの「地下鉄道」を命懸けで突破しようとする人々のことを、
私たちは忘れてはいけない。

浜田敬子(ジャーナリスト)

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斉加尚代監督講演と映画『教育と愛国』上映会 7月6日 長岡市立中央図書館講堂



小林茂監督が共同代表を務める「平和憲法をまもる長岡市民の会」映画上映会。
昨年は五藤利弘監督『おかあさんの被爆ピアノ』上映と被爆ピアノ演奏会を開催。
今年は斉加尚代監督をお招きしてドキュメンタリー映画『愛国と教育』の上映会を開催します。

斉加尚代監督は大阪の毎日放送(MBS)入社時には奇しくもアナウンサーとして入社した三上智恵監督と同期。
三上監督は椎名誠監督とのバトルで毎日放送を退社し沖縄へ向かいましたが、
斉加監督は記者として大阪市長時代のかの橋下徹氏と記者会見でこちらも激しいバトルを展開、
当時人気絶頂の橋下市長に楯突いたことで相当なバッシングを受けた記憶がありますが、
その後は着実に実績を積み骨太のドキュメンタリー番組を手掛け、
『教育と愛国』もテレビ版を映画版に編集して大きな評価を得た作品。

しかし『教育と愛国』が評判になったことが関係あるのかわかりませんが、
斉加監督も毎日放送を退社したと聞きました。
ご存じのように関西メディアはどうかと思うほどギャラはタダで視聴率が稼げる大阪知事のヨイショ番組を輩出。
その分、知事の言い分を垂れ流し所属する(橋下徹氏が立ち上げた)公党が選挙のたびに圧勝する事態となり、
結果、今の大阪万博に信じられない額の税金が無駄に投入されてるのを、
傍からジャーナリズムのへったくれもなく映り、
おそらく斉加監督は毎日放送の中でも良識派に属してたと思うので、
ますます歯止めが無くなることが杞憂にすめばいいのですが。
講演では現在のフリーとなった斉加監督の取材対象も注目できると思います。

斉加尚代監督講演と映画『教育と愛国』上映会

【場所】長岡市立中央図書館・講堂
【日時】2024年7月6日(土)
12:30~ 開場
13:00~主催者・監督挨拶後
13:15~15:05 映画「教育と愛国」上映
15:15~16:15 斉加尚代監督講演会
16:15~16;30 質疑応答
[参加費]前売り1200円。当日1500円 障害者手帳・療育手帳お持ちの方は500円。高校生以下無料。

主催 平和憲法をまもる長岡市民の会 創設25周年記念事業

問 08054853438

https://www.mbs.jp/kyoiku-aikoku/

ひとりの記者が見続けた“教育現場”に迫る危機
教科書で”いま”何が起きているのか?
いま、政治と教育の距離がどんどん近くなっている。

軍国主義へと流れた戦前の反省から、戦後の教育は政治と常に一線を画してきたが、昨今この流れは大きく変わりつつある。2006年に第一次安倍政権下で教育基本法が改変され、「愛国心」条項が戦後初めて盛り込まれた。

2014年。その基準が見直されて以降、「教育改革」「教育再生」の名の下、目に見えない力を増していく教科書検定制度。政治介入ともいえる状況の中で繰り広げられる出版社と執筆者の攻防はいま現在も続く。

本作は、歴史の記述をきっかけに倒産に追い込まれた大手教科書出版社の元編集者や、保守系の政治家が薦める教科書の執筆者などへのインタビュー、新しく採用が始まった教科書を使う学校や、慰安婦問題など加害の歴史を教える教師・研究する大学教授へのバッシング、さらには日本学術会議任命拒否問題など、⼤阪・毎⽇放送(MBS)で20年以上にわたって教育現場を取材してきた斉加尚代ディレクターが、「教育と政治」の関係を見つめながら最新の教育事情を記録した。

教科書は、教育はいったい誰のものなのか……。

『教育と愛国』公式HP
https://www.mbs.jp/kyoiku-aikoku/

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私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、しかも10セントも損をしなかったか

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「映画は、弱い人たち、少数の弾かれてしまう人達に寄り添って作るんだ。
なぜなら、そういう人達がひとときの楽しみを求めて見にくる娯楽が映画だからだ」

先ごろ98歳で亡くなった「B級映画の帝王」ことロジャー・コーマンの名言だそうです。

担当者の映画の教科書は宝島社にいた頃の町山智浩氏が手掛けたムック本「このビデオを見ろ!」で
低予算ながらヴィンセント・プライス主演のエドガー・アラン・ポー原作の一連のゴシックホラー映画の監督として紹介してたハズ。
ヴィンセント・プライスはマイケル・ジャクソンの「スリラー」でナレーションを担当、
ティム・バートン監督作『シザーハンズ』で博士として登場したりと、
多分、このお二人もロジャー・コーマンの映画に熱狂してたクチなんだろうと思いました。

よく言われるように映画学校卒業したての業界志望の若者を今でいうやりがい搾取で現場でコキ使いながらも、
そんな中からフランシス・フォード・コッポラ、マーティン・スコセッシ、ジョナサン・デミ、ジョー・ダンテといった数多の映画監督が、
コーマンの現場で学んで、その後に才能を開花、
そのなかでも担当者の世代はやはり『ターミネーター』『エイリアン2』、それに『ランボー 怒りの脱出』の脚本を書いたジェームズ・キャメロンがコーマンの現場で育ったと知り、特別な映画人として映ったりしました。
その反面、エドガー・アラン・ポー原作ものは未だ未見なのが恥ずかしい限りなのですが。

ちなみに自伝本『私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、しかも10セントも損をしなかったか』も、
これを映画化すればハチャメチャな傑作になるんじゃないかよ読んだ覚えがあり、
そんな中にロジャー・コーマンと黒澤明監督のツーショット写真があったことに強い印象が。
なぜ粗製乱造のB級映画の帝王と?という疑問を抱いて読むと、
なんでも黒澤監督の作品の中で激シブの『デルス・ウザーラ』を気に入り、
これはアメリカ人に観せなければと配給権を獲得し全米公開、
その結果としてアカデミー賞外国映画賞を受賞と、世界のクロサワにとっても恩人でもあるんだと。

昨年、シネ・ウインドでリバイバルされたロジャー・コーマン製作の『ロックン・ロール・ハイスクール』を観賞。
ギャラが安かったことでコーマンも納得してラモーンズが起用、
威張り腐った校長のいる高校をラモーンズがロックで破壊という痛快作、
さらにジェームズ・キャメロンが初めてついた現場で雑用係で俳優にコーヒーを配ってた伝説作。
思えばこれも冒頭のロジャー・コーマンの教えを立派に成し遂げてる映画だと改めて思い返しました。

合掌。

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『ビヨンド・ユートピア 脱北』 パンフレットを発売します。



5月26日『ビヨンド・ユートピア 脱北』長岡上映会ではパンフレットを発売します。

マドレーヌ・ギャリン監督には映画化にいたるまでの経緯や撮影、編集について、
映画のキーパーソンとして脱北者支援に命を懸ける韓国のキム・ソンウン牧師に「脱北」と登場した家族の今の様子を、
それぞれインタビューをしているほか、
映画にも登場する脱北者の貴重で悲痛なインタビューも掲載されています。

また森達也監督は自身が体験した北朝鮮での出来事を映画と絡めて、
想田和弘監督は常識破りの撮影方法について論じ、
“この映画が成立したことは奇跡的”と締めてレビューを書き上げてます。

 “北朝鮮情勢をつぶさに分析すれば、金正恩氏がある時期、この硬直化した国を変えようと画策していたのがわかる”

↑ジャーナリストの西岡省二氏が映画を通して北朝鮮事情を分析しているのはとても興味深く読みました。

通常パンフレットは委託販売で余ったら返せばいいのですが、
今回は買い取りとなってしまい、いつもより少なめに入荷しましたので、
映画を観て関心を持たれた方はぜひお買い求めください。
1冊1000円で販売します。

5/26  『ビヨンド・ユートピア 脱北』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4089.html

予告編 https://www.youtube.com/watch?v=WrK3i399RN8

4つの国境を決死で越える脱北者一家と撮影クルー、
過酷な逃避行を随伴するブローカーと支援者の
“アンダーグラウンド ・レイルロード”。
脱北の過程を初めて詳らかに捉えた、
自由を目指す人々の戦慄のドキュメンタリーだ。
まさに今までに観たことがない映画!

中川敬(ミュージシャン/ソウル・フラワー・ユニオン)

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柳澤壽男から佐藤真へ



ついこの間、アフリカンフェスタinながおかの会場、市民交流ホールAにて、
1日中、司会進行役としてマイクを手に全力で奮闘していた小林茂監督よりご案内が届きましたのでご紹介します。

映画美学校「ドキュメンタリー映画史―ドキュメンタリー映画を読む」の番外編として、
“柳澤壽男から佐藤真へ”と題して小林茂監督がゲストとして招かれ、
はじめて映画の現場に参加した柳澤監督『そっちやない、こっちや 「コミュニティ・ケアの道」』と
撮影を担当した佐藤監督『阿賀に生きる』の上映とともに、お話しされるそうです。

「ドキュメンタリー映画史講座」番外編
柳澤壽男から佐藤真へ
2024年5月18日(土)
会場:アテネ・フランセ文化センター

14:00 『そっちやない、こっちや コミュニティケアへの道』(113分)
16:20 『阿賀に生きる』(115分)
18:30 講義
講師:筒井武文(映画監督)
ゲスト講師:小林茂(キャメラマン・映画監督)

■当日券のみ/先着順
■入替えなし

■聴講料:2000円
■お問い合わせ・会場

アテネ・フランセ文化センター
東京都千代田区神田駿河台2-11
アテネ・フランセ4F
JR 御茶ノ水・水道橋駅より徒歩7分
03-3291-4339(13:00-20:00)

■主催 映画美学校
■共催 アテネ・フランセ文化センター

http://www.athenee.net/culturalcenter/program/do/documentary_ex2024.html

柳澤壽男監督は小林茂監督が師事した“福祉映画の父”と呼ばれるドキュメンタリー作家。
例えば「水俣」の土本典昭監督や「三里塚」の小川紳介監督、「奥三面」の姫田忠義監督などは、
たとえ作品は観てなくても映画史を通して名前は存じていましたが、
同じく日本のドキュメンタリー映画の巨匠として尊敬される存在ながら、
あまり紹介される機会が少ないのではと思います。
担当者も小林監督のお話や著作を通して知った次第なので、
今回のように注目される機会がどんどん増えてほしいと思います。

「第14回長岡アジア映画祭」では『そっちやない、こっちや コミュニティケアへの道』上映とともに、
小林監督が助手・スチールとしてはじめて映画の現場に立った日々と師・柳澤壽男監督についてお話しくださいました。
柳澤監督の映画づくりの姿勢・矜持はしっかりと小林監督が受け継いでると思います。

そして佐藤真監督、小林茂監督の系譜に位置すると思う小森はるか監督の柳澤壽男監督評はこちらを↓

【Essay】何かを見つけること、跳ね返すこと-柳澤壽男監督から学んだこと 
text 小森はるか
http://webneo.org/archives/44731

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青~chong~



青~chong~  1999年 日本  ※招待作品
カラー/54分/日本語
英題"BLUE~chong~"  配給:ぴあ
監督:李相日(リ・ソンイル)
出演:眞島秀和/山本隆司/有山尚宏/竹本志帆
 
 朝鮮人として誇り高く生きよと教えられた在日三世の高校生。だが姉の婚約者が日本人と知り衝撃を受け、幼なじみが日本人とつきあってることでいじめられたりと変わらぬ日常に変化が。
 朝鮮学校を舞台に自己のアイデンティティを模索する高校生を描く青春映画。日本映画学校の卒業製作にして昨年のぴあフィルムフェスティバルではグランプリを含む4部門を受賞。

===============================

『ビヨンド・ユートピア 脱北』長岡上映会の紹介先の一つとして浮かんだのが新潟朝鮮学校。
とともに李相日監督作で「第6回長岡アジア映画祭」で上映した『 青~chong~』。
というのも李相日監督作は新潟出身と聞き自身が朝鮮学校に通ってた日々を映画にしたのが『 青~chong~』なんだろう、
と思ってましたが李相日監督は新潟出身だけど通ってたのは横浜の朝鮮学校、
お父さんが新潟の朝鮮学校の先生だったとwikiで知りました。

『 青~chong~』は普通に過ごしてる青春が“在日”を意識せざるおえない面に直面し、
自身を見つめていく姿を描いた秀作なものの、
その後に『フラガール』『悪人』を完成し李相日監督が
日本代表の映画監督にまで上り詰めることは正直予想できませんでした。

同じ年の2001年公開作には行定勲監督、宮藤官九郎脚本、窪塚洋介主演『GO』があり、
両作とも在日朝鮮人をテーマにした青春映画なものの、
今振り返ると両極端というのか、この二本が同じ年に公開されたのは興味深く思います。

それで正式名は新潟朝鮮初中級学校と呼ぶそうですが、
現在は休校となってるとのこと。
万景峰号は新潟港発着だったことも含めて、
朝鮮半島と新潟は大きな繋がりがあったものの、
関係は今は衰退してると言っていいのか否か。

5/26  『ビヨンド・ユートピア 脱北』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4089.html

予告編 https://www.youtube.com/watch?v=WrK3i399RN8

現代史に残る佳作だ。
生命の危険を犯して「祖国」を捨てる「脱北者」たち。
その言葉を知っていても、私たちの多くは、
生身の彼らの素顔と肉声を知らない。

有田芳生(ジャーナリスト)

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花月→ケニア→長岡花火→能登半島地震

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「アフリカンフェスタinながおか2024」

アフリカンフェスタinながおかの事務局は長岡駅前のお好み焼き屋さん「花月」
モヨ・チルドレンセンターの創始者・松下照美さんは生前アフリカンフェスタに合わせて
長岡を拠点に県内各地で講演活動を開催し、
その際、お酒好きだったテルさんは時折「花月」さんに顔を出してたようで、
楽しんでいたそうですが、ある日、常連客の長岡技術科学大学の先生が来て、
「花月」の女将さんから紹介されたテルさんは自己紹介と直談判でモヨ・チルドレンセンターに浄化槽の設置をお願いしたそう。
あのテルさんのことだから子どもたちのために綺麗な水をと必死で嘆願したことが想像できますが、
根負けしたのかどうなのか、
この先生は学生時代、「花月」でバイトしてたから女将さんに頭があがらない説も朧気に聞いた覚えがあり、
ともかく先生はテルさんの願いを聞き入れて研究費を確保、
ケニアへ飛んで滞在し現地調査をして研究に研究、試行錯誤を重ねて
無事に浄化槽はモヨ・チルドレンセンターに設けられたそう。

今回のアフリカンフェスタではこの先生を上司に持ち共に浄化槽を開発した研究者の報告会も開かれました。
聴講しながら特筆に思ったのは、この浄化槽はモヨでの実用化を機にさらに改良を加え、
昨年からは長岡花火河川敷の仮設トイレ脇の手洗い用水として採用され、
さらに能登半島地震被災地でも使用されており、
トイレが切実な問題となって現地の被災者された皆さんは喜んでいるとのこと。

「技大なんて(エラソーで)何やってるのか、わかんなかったのですが本当に為になりました」

などと講演後にこの先生に向かって非常に失礼なことを言ってしまいましたが、
花月でのテルさんと技大の先生との出会いが、
ケニアに留まらず、世のため人のためになったことに言い難い感動さえ覚えました。

とはいえ担当者は長岡花火河川敷会場がタダだった頃は朝から並んで場所取りしてましたが、
今では富裕層向けになってしまったので、
仮設トイレ脇の手洗いでケニアを思う機会は残念ながらなさそうです。

画像は打ち上げに登場「花月」さんの4、5人前はあるのか特製お好み焼き。
他にも美味しいおつまみの数々、ごちそうさまでした。

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アフリカ・ケニア支援 これまでとこれから



「アフリカンフェスタinながおか2024」

昨年に続き佐藤南帆代表がケニアから来場し現在のモヨ・チルドレンセンターの活動報告が開かれました。
前半は初めて知るという人たちに向けてモヨ・チルドレンセンターの成り立ちと活動について、
そして創始者の松下照美さんから引きついで2年経って感じたことを。

とはいえ自身、最初は勢いに任せてスタートしたのが、
やがて子どもたちのことを真剣に考えれば考えるほど大きなプレッシャーを感じるようになったこと。
聞いててそりゃ、そうだろうなぁ、とむしろ本当にお身体を心をご自愛いただきたいと切に思いました。

自立するために手に職を得ながらも誘惑に負けて再びストリートに戻った子のことを、
本当に心配しながら寄り添おうとしてることがよくわかったものの、
そんな子どもが一人でなく何十人もいるんだろうと思うとホントに気が休まることなどないんだろうと。

佐藤代表は子どもたちの笑顔に救われると話してましたが、
無論、逆もしかりで子どもたちも共に活動するスタッフの皆さんも佐藤代表の笑顔で元気を得るんだろうと。
今回講演のために照明をどうするかと調整したりしたものの、
変な話、佐藤代表自身が輝いてるんで照明など特に気にしなくてもいいように思って聴講してました。

講演前にパワーポイントの準備のため佐藤代表が持参のノートパソコンを用意したあと、
ちょっとホール外に行ったら、
すぐさまお知り合いの皆さんが声をかけてなかなか戻ってこない、
まるで最初の引退前のテリー・ファンクがファンにもみくちゃにされて入場し、
なかなかリングインできない事態を思い出したりしてました。
ということは県内各地ですでにたくさんのお友達ができて駆け付けに来たんだろうと。

昨日も書きましたがテルさんの活動を学ぼうと佐藤代表がモヨ・チルドレンセンターの門を叩き、
やがて短い期間、ともに活動と学を受けながら跡を継いだことは本当に奇跡のようだと。
聴講するとモヨ・チルドレンセンターのカリキュラムはテルさんの活動を土台にしながら、
さらに子どもたちの自立に向けて最大限、考え抜いたものだと受け取りました。
むろん佐藤代表の努力があってのものだと。
しかし何度でも言い、ご本人は百も承知だと思いますが、
どうかご自愛いただき、さらなる活躍をとを願ってます。

ついでに錯覚も入ってるものの、去年よりは担当者との距離が縮まったような、、、

https://moyochildren.com/

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「アフリカンフェスタinながおか2024」終了



「アフリカンフェスタinながおか2024」が無事に盛況のうちに終了。
前回から1年かけて小林茂監督を中心に実行委員委員の皆さんは、
この日のために誠意を尽くし企画を立案していたのを末端から見ていたこともあって本当にお疲れさまでした。

担当者は映写担当の流れで市民交流ホールAのイベントの裏方となってましたが、
肝心の『グレート・グリーン・ウォール』上映はこの日の朝からも試写を試み万全の態勢で本番に挑んだものの、
序盤に画が映らないトラブルが発生、音は出ていてそのまま続けてたら持ち直しましたが、
何度も試写をし(それがマズかったのか?)大船に乗った気持ちだったのが、
一気に削がれて確実に一瞬、心臓が止まりました。
これまでの経験でこんなトラブルがあると続けざまに発生することがあり、
映写機材の側から離れずにいたものの、
かといってどうなるものではなくサイアク、途中で予備の素材と切り替えることになり、
どこで判断するのか、ただただスクリーンと手元のモニターを見守っておりましたが、
幸いその後はトラブルが発生することもなく上映は終了。
お客様にはご迷惑をおかけしましたが、
ともかくクライマックスの場面で再び発生しなかったことはホッとしました。
やっぱり怖くて難しいものだと改めて思いました。

しかし映画を見返してたら、昨日の記事で「老練な」と書いてた
ギタリストがよく見るとまだまだ青年のだったことがわかり、
改めていいかげんな自分を恥じながらもインナ・モジャのにわかですがファンになりました。
CDはアフリカまでいかないと入手が難しいそうですが。

画像は上映した「モヨさん故郷に還る」で
アフリカンフェスタ!発端となったモヨ・チルドレンセンターの創始者・松下照美さんの遺言を聞き見守る小林茂監督のシルエット。
実は朝にこちらも試写をしながら、この場面で小林監督が感慨深く見守る姿が美しいと思い、
写メをパチリとしようとしたらオンボロスマホでシャッターチャンスを逃したので、
本番で撮影しましたが、どちらも様様な思いを抱きながら見つめていたかと。
小林監督、この日のイベントの進行をマイク片手に一切手加減せずに務めあげており頭が下がりました。

そしてこの動画の後に小林監督とテルさんのお兄さんの対談が開かれて、
現在の代表・佐藤南帆さんに遺志が継がれたことはホントに奇跡だよなと聞いてて思いました。

https://africa-nagaoka.jimdofree.com/

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AFRICA YEAH   

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© GREAT GREEN WALL, LTD

明日、アオーレ長岡で開催されるアフリカンフェスタ!inながおか2024。
担当者は映写担当となり、事前に皆さんが集まって上映する
『グレート・グリーン・ウォール』の試写を会場の市民交流ホールAで行いました。

それで観た感想として見どころが二つ。
一つはナビゲーター役を務めるマリ共和国出身で世界的な人気歌手という
画像のインナ・モジャが横断するサヘル地域のアフリカ各国のミュージシャンとセッションやコラボを実現。
思えばロックンロール、ヒップホップ、ジャズ、ソウル、ファンク、リズム&ブルース等々、
これらはブラックミュージックが起点となって、そのルーツは当然のようにアフリカとなるのに、
観ながら自分はアフリカの音楽についてまるで関心なかったことに気づき恥じました。
インナ・モジャのバンドメンバーなのか定かではありませんが、
アコギを演奏する老練なギタリストの佇まい含めて全てがカッコよく、
こんなミュージシャンがたぶんゴロゴロいるんだろうなと。
よって音楽好きの方々も注目すべき作品です。

そしてもう一つは勿論、深刻な気候変動によって砂漠化が進み、
食糧不足から紛争が勃発、女性や子どもたちなど弱いものから犠牲になっていくのを
インナ・モジャは観客とともに目の当たりに。
この映画のテーマは大陸8000キロを横断する植林プロジェクトで、
無論、植林の様子も出てくるものの、
例えばチャド湖は砂漠化が進みかつての9分の1の面積となってしまうほどで、
水をめぐってこのままでは6000万もの人々が離れざる負えない事態に。

容易な解決策がないなかで観客自身が考えざる負えない作品になっていました。

これは全くの余談ですが登場するサヘル地域の国の一つとしてエチオピアが。
映画でも触れたように80年代に深刻な飢餓が世界的なニュースになり、
そのチャリティとしてイギリスのミュージシャンが結集したのがバンドエイド。
担当者はその世代だったので本作を観ながらアフリカの社会的な問題を意識したのはあれが最初だったことを思い出してました。
確か参加したU2のボノが集まったお金がきちんとエチオピアに届くが現地まで視察したことを、
「ミュージックライフ」の記事で読んだ覚えがあり、
その後のボノは巨額な富を得ながらチャリティに邁進してるのは、
やはりあれもきっかけだったんだろうかと。

以上、今回は“親子映画会”と銘打っているので確かにそれに相応しい映画でもあり、
映写担当のこちらは調子に乗るといつもズッコケるので粛々と頑張りたいと思います。

アフリカンフェスタ!inながおか2024

公式HP https://africa-nagaoka.jimdofree.com/

5月12日 会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

10:30~12:10 親子映画会「グレート・グリーン・ウォール」 上映
10:30~解説 浅野 光代(写真家):アフリカ・サヘル地域の現状「アフリカに夢を、森をふたたび」
10:40頃~ 映画「グレート・グリーン・ウォール」 作品時間92分

当日:1200円(障害者手帳・療育手帳お持ちの方:500円)、高校生以下:無料

『グレート・グリーン・ウォール』公式HP https://unitedpeople.jp/africa/

映画『グレート・グリーン・ウォール』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=UtSiuduvTTI

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討論集会 「能登半島地震現地からの報告」



お世話になり、お手伝いいただいてる方が精力的にイベントを開催し、
次回は「能登半島地震現地からの報告」と題し、
稼働停止中の志賀原発がもし稼働中だったら大地震によって放射能漏れ事故が起き、
大惨事となってた可能性が容易に想像でき、
珠洲市在住で、珠洲原発阻止運動に取り組み、
現在志賀原発差し止め訴訟原告団長の北野進さんから長岡に来ていただき、
能登半島地震の現状を報告していただくとともに、
県議会議員のみなさんからご参加頂き、柏崎刈羽原発の再稼働について、討論する予定になるようでうs。

*討論集会 「能登半島地震現地からの報告」

報告者 北野進さん

日時:5月19日(日) 午後2時〜4時(1時30分開場)
場所:アオーレ長岡3階B・Cホール

入場料(資料代):500円、zoom配信あり
参加希望の方は、事前申し込みをお願いします。
申し込み先:講演会実行委員会 山田
電話:090-5214-1798
メール:[email protected]
当日直接参加も受け付けます。

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誰か「イムジン河」を歌ってくれないか

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昨日の続きで、ことの発端は先回の『ラジオ下神白』上映会で歌ってくれた“うたのおじいさん”に
『ビヨンド・ユートピア 脱北』上映会を紹介。
その際に映画の内容を伝えたら

「『イムジン河』だねぇ、
♪イムジン河 水清く とうとうと流る~
俺、歌えるから歌うよ」

などとあっさり言うので、今回は映画上映の前に特に講演もミニライブも考えておらず、
えっ⁉ と思いながらも確かに南北統一への願いという点では一致するので、
それじゃぁ、お願いしますよ、とお返事した1時間後に、
うたのおじいさんから「悪い悪い、その日は用事があったから行けない、ごめん」
などと電話がきたので、この日に二度目のえっ⁉となったものの、
こちらはすでにザ・フォーク・クルセダーズの「イムジン河」が何度も頭の中をリピートし、
早々に諦めるのは、なんか勿体ないように思い、
DM発送作業時に皆さんに伝えたら、その場にいた方より「知り合いに聞いてみる」となって、
そのお知り合いの方から快諾いただいたとお電話がきました。
どんな方が歌ってくださるのか担当者は知らないのですが、

♪だれが祖国を二つにわけてしまったの

↑この歌詞の意には日本が大いに関わってると思うので、
おそらく内容に関心を持って観に来たお客様の心に上映前に響くんじゃないか、と思います。

とはいえ担当者の上の世代の曲だった「イムジン河」、
なんでか理由がよくわからず曰くつきの歌というイメージもあったものの、
リアルタイムで観た『パッチギ!』はこの曲がきっかけで主人公が美少女と恋に落ちた物語。
確かにあの映画のエリカ様は思い返しても無敵、
惚れてしまった少年が全てを投げうつに相応しいヒロインでありました。


イムジン河水清く とうとうと流る
水鳥自由に群がり 飛び交うよ
我が祖国南の地 思いははるか
イムジン河水清く とうとうと流る


北の大地から 南の空へ
飛び行く鳥よ 自由の使者よ
だれが祖国を二つに わけてしまったの
だれが祖国を わけてしまったの

イムジン河 2017REMASTER
https://www.youtube.com/watch?v=fPJxtkN8vjA

5/26  『ビヨンド・ユートピア 脱北』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4089.html

予告編 https://www.youtube.com/watch?v=WrK3i399RN8

『地上の楽園』。
1950年代、在日朝鮮の人たちは、この言葉に未来を夢みた。
今なお、そこからの脱出に、命を賭ける!

秦 早穗子(映画評論家)

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♪だれが祖国を二つにわけてしまったの

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昨晩はアオーレ長岡3階ながおか市民協働ルームにてDM発送作業。
参加者は3人でありましたが和気藹々と互いにあーだこーだと話しながら順調に作業を進めておりました。
ホントの話、一人籠ったり、思いつめたりするとロクなことにならず、
こんな形で楽しく話して作業をしてホントに良かったです。
お疲れさまでしたとありがとうございました。

話の中で三上智恵監督『戦雲』を早く上映するべきではないか、
このままでは戦争が始まってしまう、という危機感から話された方がおり、
確かにそうだし映画を観るとほぼ国家は臨戦態勢に陥ってて暗澹たる気になるものの、
その反面、中国と戦争をして勝つ気でいるのか、
食料自給率、原発、少子化などの課題をクリアしてからじゃなかろうか、
そもそも沖縄に自衛隊の基地を並べてもミサイルは遥か頭上を越えてしまうでしょう。
映画の中で冷静に危機を煽っていると分析してる識者が出てきましたが、
いづれにしても上映会を開けたらと思いました。

あと『ビヨンド・ユートピア 脱北』と絡めて韓国映画『クロッシング』を観て凄い映画だったと。

BGMにずっとザ・ローリング・ストーンズの最新ライブをスマホのYouTubeから流してましたが、
思えばストーンズがこんな形で見れるなど80年代はMTVがあったからマシとはいえ、
60年代、70年代の人は想像できたのかと思いながら、
でもこの円安では来日コンサートはムリだろうなぁ、とアベノミクスのツケを呪ったりした中、
ストーンズを止めて流したのがザ・フォーク・クルセダーズの「イムジン河」でありました。

なぜならこの日、『ビヨンド・ユートピア 脱北』長岡上映会に、
おそらく県内で最もかの国に関心のあるうちのおひとりが当日観に来て下さると連絡があったことをお伝えしました。

5/26  『ビヨンド・ユートピア 脱北』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4089.html

予告編 https://www.youtube.com/watch?v=WrK3i399RN8

こんな過酷なロードムービー、見たことありません。
白頭山(北朝鮮)から鴨緑江を渡河して中国へ。
その後、瀋陽→青島→ベトナム→ラオス→タイへと移動する
信じられない脱北の旅。全身が痺れました。

駒井尚文(映画.com編集長)

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『タイガー 裏切りのスパイ』



担当者はその昔、シャー・ルク・カーンかアイシュワリヤー・ラーイの映画が観たいと、
悠久の地・インド旅行をした覚えがあり、デリー、バラナシ、タージマハルを10日間かけて周遊、
率直にまるで日本と感覚が違うインドを旅するのは毎日が障害物競走のような喧噪にすっかり中てられました。
行く先々でインドの人たちに「あいらいく しゃーるくかーん」と言うと喜んでくれたものの、
ちょうど端境期だったためなのかお目当てのシャー・ルク・カーンかアイシュワリヤー・ラーイの新作は公開されておらず、
代わって選んだのがサルマーン・カーンの主演作。

ご存知のようにインド三大カーンことシャー・ルク、アーミル、サルマーンの一人だからハズレはないだろうと、
まだシネコンが盛んになる前のデリーの場末の映画館というか小屋で観賞、
これが絢爛なミュージカルを盛り込んだ普通のラブストーリーで、
特に目新しいものはないなぁ、まぁこれが水準作なんだろう、
しかしヒロインを追いかけるサルマーンは日本だとストーカーだよなぁ、という感想で、
案の定タイトルも忘れたこの作品は日本で公式に公開されることはなくいつしかこちらも忘れてしまいましたが、
そんなサルマーンの新作が『タイガー 裏切りのスパイ』という捻りのない邦題でイオンシネマ県央で公開中。

インド旅行の前にサルマーンの姿は“世界一の美女”アイシュワリヤー・ラーイ主演の感動のラブストーリー『ミモラ 心のままに』で目にしたものの、こちらのサルマンはインドで観た作品と同じく陽気でナンパな優男。
しかしヒロインを静かに見守り恋心を抱く、ライバルの当て馬という損な役どころで、
当時は何が魅力なのかよくわからず、インドはやはりシャー・ルク・カーンがいいなぁと思った次第。

それで本当に久しぶりに観たサルマーンはかつての優男とはまるで違うムキムキの筋肉と髭面の強面オヤジに大きく変貌。
「ジェームス・ボンドの時代は終わった」
とのセリフから始まり007で言えばMI6、『ミッションインポッシブル』で言えばIMFのような、
インドの国家諜報機関RAWに所属のエージェント“タイガー”が大当たりのようでシリーズ化し今回が主演三作目、
世界を股にかけた大活躍がド派手なアクションとともに展開する大画面で観るに相応しい超ド級の娯楽大作でホントにお腹いっぱいになるほど。

と同時に見入ったのが何かとインドと対立するパキスタンの民主主義を守るために仲間とともに命がけで大奮闘するストーリー。
「平和か憎悪か」をインドに問う毅然とした女性首相を気に入らず軍事クーデター企てる勢力とよりによって首相官邸で二転三転するなか畳みかけるようなアクションで魅せてくれましたが、
はたして何かと独裁に傾きかけてるように映る現インドから、
そんなテーマで映画を撮るなよとパキスタンからお叱りの声が聞こえそう、
というかそもそもパキスタンでも公開されるのかわかりませんが興味深く思いながらお約束のハッピーエンド、
歌と踊りが舞うエンディングを迎え、ヒロインが次々と衣装を変えてセクシーに踊る姿にすっかりヤラレテ劇場を後にしました

とはいえこれはチラシもHPも一切触れてない中、
あえて書きますが絶体絶命の危機に陥ったタイガー救出に、
自らテーマ曲を流して登場したのがシャー・ルク・カーン!扮する同じRAWのエージェント“パターン”が登場!
両雄が並び立ち荒唐無稽に大活躍する場面はインドの劇場は拍手喝さいの大騒ぎなんだろうと想像、
担当者はそれに倣ってシャー・ルクが登場した途端、思わず拍手を、
できたらスタンディングオベーションをしたいと思ったほど。
長髪でさらにワイルドになりながら、還暦近いのに細マッチョをキープしアクションをこなしながら、
変わらない茶目っ気になんだか目頭が熱くなってしまいました。
そりゃ、サルマーンのワンマン映画だけど、
やはり自分はインドというとシャー・ルク・カーン!という思いを新たにした次第でした。
サルマーン、ごめんなさい。でも映画は面白すぎました。

『タイガー 裏切りのスパイ』
https://tiger3-movie.com/

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♪泥棒が 憲法改正の論議をしてる コソ泥が 選挙制度改革で揉めてる



全国民が目に焼きつけるべき映像

https://twitter.com/yukioiokibe/status/1786888799018226082

↑『はりぼて』の五百旗頭幸男監督がツイッターで紹介し、
リンクを貼ったのはこちら↓

https://twitter.com/hst_tvasahi/status/1786408524475695472

水俣病慰霊式の後に行われた伊藤環境大臣と患者らの団体との懇談会

伊藤信太郎 環境大臣
「皆様のお話を伺える重要な機会」

▼しかし、与えられた“1組3分”の持ち時間を過ぎると職員が強制的に話を遮り、音量は絞られマイクは取り上げられる

=========================

この映像がコワいと感じたのが進行を務める環境省の官僚が

「事務局の不手際です。申し訳ございません」

などと謝りながらも少しの誠意も感じさせず、むしろ被害者をせせら笑っているような印象があること。
当然、この場に報道のカメラが入り記者もいることを重々承知しているのに、
こんな杜撰な進行を平然とこなし帰りの新幹線があるからと、
とても3分ではまとめられないような辛酸の思いを遮ってこの場を跡にすることができることは、
全国民に対しても平然とこんな態度を貫くんだろうと容易に理解が。
そもそも環境省は水俣病の反省から国が設けたそうで、こんな形で形骸化しているとは。

それで思ったのはお上は次々とバカな法案を閣議決定するよりも、
最低限、環境省の官僚に6時間半にもわたる原一男監督『水俣曼荼羅』を
強制的観てもらいレポートを書くよう法制定をするべきではないかと。
あの作品を大臣も含めて観れば今回のようなやってるふりが目的のバカ騒ぎは起きず、
患者の声にきちんと耳を傾け、国民のために尽くす官僚が輩出されるんじゃなかろうかと。

そういえば原一男監督は国民のため仕事をしていたのに志を絶たれた赤木さんを巡ってカメラを回しいるハズ。
6時間半ではまだまだと『水俣曼荼羅』続編を撮影中の原監督はあの場でカメラを回していたのだろうかと。

以前に『水俣曼荼羅』長岡上映会を企画しながら頓挫したことを書きましたが、
疾走プロダクションから連絡があり、どうもタイミングが合わなかったのがその理由だとわかったものの、
まだまだあの映画を上映するのは力不足なのは否めず精進したいと思いました。

件名は30年前のキヨシローさんの歌詞から。

今日から国会で審議される「地方自治法改正案」とは、
どうも「緊急事態条項」を持ち出し憲法改正を目論む泥棒たちの前段階らしいキナ臭いもので、
はたしてこれはすっかり骨抜きとなってる報道各社は報じるでしょうか。

忌野清志郎 ~ 善良な市民 (音のみ)
https://www.youtube.com/watch?v=wyFbtwp_ggk&t=256s

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私たちは彼らを代弁し、擁護する必要があります。

01BIYOND MADORENU

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4122.html
↑昨日のこちらの記事。
『ビヨンド・ユートピア 脱北』のマドレーヌ・ギャヴィン監督は女性と知り、
長岡アジア映画祭実行委員会!で上映した作品はドキュメンタリーに偏り、
その中でも女性監督の比率は高いのではないかと調べた結果でした。

とりわけ5作品を上映したのが三上智恵監督。
最初は確か8月15日にアオーレ長岡市民交流ホールAを押さえたので、
この日にふさわしい映画はないかと探して思いついたのが、
前年にたまたまポレポレ東中野で観た『標的の村』でした。
国家が高江を蹂躙してる闘争など本土では知る由もないことを伝えた作品、
残念ながら権利上、今は上映ができなくなったそうですが、
この作品以降、どんどん国家の暴走と歯止めが利かなくなり、
沖縄の悲鳴を差別をしてる本土の人々へなんとか伝えようとする作品を撮り続け、
最新作『戦雲 いくさふむ』はもはや臨戦態勢となってる沖縄の実情を示して、
後戻りできないとこまで来てると戦慄するほどでした。

この三上監督はじめ坂上香監督、下村幸子監督はテレビのドキュメンタリーを手掛けながら、
テレビでは限界を感じて映画を制作、
一方、酒井充子監督、纐纈あや監督はそれぞれ小林茂監督、本橋成一監督と師弟関係となって、
ドキュメンタリー映画を手掛けたハズ。
その流れに小森はるか監督がのっかるのではないか、などと僭越に思います。
映像を学びながら被災地へボランティア活動に行ったらカメラがあるので、
記録映像を撮影、そのなかで『阿賀に生きる』を観て多大な影響を受けてドキュメンタリー作家に。

とはいえ80歳を超えた宮崎信恵監督は最初は劇映画を撮りたいがために、
映画界の門を叩きながら、当時は女性が監督になることは容易でなく、
かなり悔しい思いを抱いてたところへドキュメンタリーの世界から声がかかったと聞きました。

担当者はやはり鎌仲ひとみ監督との出会いが振り返れば大きかったと思います。
「第16回長岡アジア映画祭」で『ミツバチの羽音と地球の回転』を上映した際にお越しいただき、
大変機知に富む話をしてすっかり魅了されてしまいました。
そもそも3.11前から原発の危険性に警鐘を鳴らし続け、
地味な活動=体験な苦労をしながら自作とともに全国各地で訴え続けてきた人だけに、
苦労の裏返しがその魅力なんだろうと思いました。
現在、長野の山村に移住し伝え聞く姿はまるで隠遁者のように思うのですが、
もちろん鎌仲監督の考えがあってのことでしょうが、
ぜひまた映画を撮ってほしいと思っています。

以上、一口に女性監督と言っても当然それぞれ経歴、キャリア、作風がバラバラなので、
こんなことを記事にするのもどうかと思いましたが、
調べたら最初に上映したのが『モンサントの不自然な食べもの』のマリー=モニク・ロバン監督だったことが、
なにか奇縁なものを感じた次第です。

画像の『ビヨンド・ユートピア 脱北』マドレーヌ・ギャビン監督は一体どんな経緯で、
ドキュメンタリー映画の世界に入ったのか興味深く、
↓こちらのメッセージ映像にその片鱗が伺えるように思いました。

マドレーヌ・ギャビン監督メッセージ映像
https://eiga.com/movie/100505/video/2/

5/26  『ビヨンド・ユートピア 脱北』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4089.html

予告編 https://www.youtube.com/watch?v=WrK3i399RN8

沈黙させられていた家族が「世界は広い」と知った時の顔、
その逞しさが脳裏に刻まれた

武田砂鉄(ライター)

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楽園を超えて

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マリー=モニク・ロバン
『モンサントの不自然な食べもの』

酒井充子
『空を拓く~建築家・郭茂林という男』
『台湾萬歳』

三上智恵
『標的の村』
『戦場ぬ止み』
『標的の島 風かたか』
『沖縄、再び戦場(いくさば)へ』(仮)スピンオフ作品 

三上智恵・大矢英代
『沖縄スパイ戦史』

キョンスン
『レッドマリア それでも女は生きていく』

鎌仲ひとみ
『ヒバクシャ 世界の終わりに』
『小さき声のカノン -選択する人々』

纐纈あや
『ある精肉店のはなし』
『土と育つ子どもたち』
『祝の島』

戸田ひかる
『愛と法』
『マイ・ラブ 6つの愛の物語〈日本篇〉』

下村幸子
『人生をしまう時間(とき)』

坂上香
『プリズン・サークル』

宮崎信恵
『終わりの見えない闘い − 新型コロナウイルス感染症と保健所 −』

スー・ウィリアムズ
『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』

小森はるか
『空に聞く』
『ラジオ下神白 ―あのとき あのまちの音楽から いまここへ』 

マドレーヌ・ギャヴィン
『ビヨンド・ユートピア 脱北』

以上、敬称略。

↑気づいたことがあって調べた結果ですが、なんのことかはいづれまた。

5/26  『ビヨンド・ユートピア 脱北』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4089.html

予告編 https://www.youtube.com/watch?v=WrK3i399RN8

逃げるも残るも地獄なのが、脱北物語。
ただ、5人家族が牧師の助けで国境を超えた時、
それは、祈りの物語に変わった。

坂上香(ドキュメンタリー映画監督)

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『医師 中村哲の仕事・働くということ』



昨年、上映した劇場版『荒野に希望の灯をともす』。
中村哲先生の生涯を描いた力作を上映できたことを大変光栄に思いました。
こちらの上映会にしては珍しくお父さんがお子さんとともに観賞に来てくださったことが目につき、
お父さんたちが真に尊敬できる中村先生の人生をお子さんにまず映画を観てもらおう、
と判断して来てくださったのなら嬉しい限りです。

その中村哲先生の「仕事」に焦点を充てた47分の中編ドキュメンタリー映画『医師 中村哲の仕事・働くということ』の柏崎・長岡上映会のチラシを見つけたのでご案内します。

チラシにはクレジットされてませんが劇場版『荒野に希望の灯をともす』と同じく谷津賢二監督作のようです。

ところで今秋に新札が発行されるそうですが、渋沢栄一翁はあくまでも日本での功績から選定されたかと思いますが、
韓国が懸念したほか、何より「英雄、色を好む」は聞こえはいいですが、
余はハチャメチャな女狂いはコンプライアンス的にいかがなものか、
と思うので新札の顔が中村哲先生だったら胸を張って世界に誇れるのになぁ、と思いました。

*『医師 中村哲の仕事・働くということ』

アフガニスタンとパキスタンで、病や戦乱、そして干ばつに苦しむ人々のために35年にわたり活動を続けた医師・中村哲。自身の活動について、こう記している。「私たちに確乎とした援助哲学があるわけではないが、唯一の譲れぬ一線は、『現地の人々の立場に立ち、現地の文化や価値観を尊重し、現地のために働くこと』である。」(中村哲『医者、用水路を拓く』)
生涯をかけて、現地の人々と共に、現地の人々のために働いた中村哲医師。その軌跡を通し、“働く”とは何かを考える。

語り 室井滋 朗読 塚本晋也

https://ndn-news.co.jp/dvd/1752/

6月28日(金) 14時~ 柏崎市産業文化会館大ホール
6月29日(土) 14時~ 長岡リリックホールシアター

上映47分後 上映後アフタートーク対談あり

主催 一般社団法人日本社会連帯機構 
問  電話0253848222

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