昨日の続きで『蟻の兵隊』ドキュメンタリー塾終了後、
まだ池谷監督の話が聞きたい方々が10人ほど集まり、
ここでも監督は気持ちが乗り熱く語り続けてひとまず解散。
その後は昨年と同じく新潟のパン屋さん“エミタイ”へと、
今年は池谷監督、シネ・ウインド支配人、担当者と集結した他、
見知らぬダンサーも飛び入りしての懇親パーティとなって雪崩れ込みました。
ちなみに“エミタイ”のご主人は青年海外協力隊でセネガル派遣時にフランスパンの美味しさに目覚めて帰国。
ちょうどNHKで池谷監督が手掛ける趣味講座「手づくりパン工房」が生徒役を募集してたところ応募、
経歴に惹かれて番組にレギュラー出演以来の監督とのおつきあいとなり、
その後、番組出演で実際にパン作りを学んだあとに“エミタイ”をオープンし、
今はお昼には売り切れとなる人気店になってるようです。
今回も『蟻の兵隊』のお客様にチーズパンとあんパンを無償で提供し、
この懇親パーティでおもてなしをするなど監督とは新潟で切っても切れない縁となるほか、
アフリカ繋がりでアフリカンフェスタinながおかでも毎年出店しています。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3760.htmlその“エミタイ”での懇親会で担当者は昨年早々に酔いつぶれてしまったことを反省し、
お酒を控えようと思いながらも、またもやたらふく飲んでしまい、
ご主人の手作り料理やフランスパンも勧められるまま、いただいてしまった有様なのですが、
ここでも池谷監督は焼酎の水割りを中心にしながら、
縦横無尽に語っておりました。
池谷監督は自身のFBで社会問題を中心に毎回、大変ためになる記事を発信していますが、
それとは別の角度からの映画の撮影秘話をはじめ、
テレビドキュメンタリーでの撮影話、、
はじめてのインド放浪をはじめ海外での豊富な旅のエピソードなど、
話題に事欠くことはなく話し続け、
次第にこんな面白い話はいづれ書籍化したらどうかと思うほどでした。
そして本当にエネルギッシュだと。
ただ池谷監督というとNHKスペシャルで中国をテーマにした作品を手掛けてたことが有名ながら、
意外にも民放番組も多く手掛けてて、
中でも海外放浪時にスペインで闘牛について関心を持ち、
闘牛をテーマにした作品を企画しようとした際、
闘牛好きと耳にした某国民的俳優にナレーションにお願いしたいと思っていたら、
たまたま別の番組で南の島に撮影に来たら、
その国民的俳優が目の前に偶然現れたものの、
さすがに声をかけられず悔やんだ話は驚き、
それとともに沢木耕太郎氏の作品のファンでスポーツをテーマにした番組へ
出演を依頼しお会いしたら残念ながら断られたものの、
「試合がメイン」というアドバイスを受けて番組を作り上げたことという話は、
担当者も「深夜特急」にカブレた口なので、らしいエピソードだと聞いてて嬉しく思いました。
あとあと勿体ぶって申し訳ありませんが、
メディアにほぼ出ない日本のカリスマロッカーの大変男前なエピソードも教えてもらい、
そんなファンではないけれども、イメージ以上に男前だと知ったので、
これからこのカリスマの曲を耳にしたらこの夜の池谷監督のエピソードを思い出すだろうと。
またシネ・ウインド支配人には毎夏、8月15日に『蟻の兵隊』を上映してくれることに感謝しながら、
最近また名のあるミニシアターの閉館が続く中で、本気でシネ・ウインドについて心から意見を述べて、
ともに本気で議論を交わしていたのも印象的に思いました。
ところで画像のお隣の女性は沖縄在住のダンサーで“ミナミカエ”さんという方。
チベットが好きで訪れ、たまたま読んだ池谷監督の『ルンダ』つながりの記事を読み着目、
以後、毎回読んで次第にファンになったものの監督の作品は未見で、
今回たまたま新潟に用事があり来たものの、
ワケあって『蟻の兵隊』が観れなくなってしまい、
それでも諦めがつかずに“エミタイ”に電話をして監督がいると知って飛び入り参加となりました。
その際、沖縄ナンバーの車で来たので、さすがに監督のファンは沖縄からも来るのかと驚嘆しました。
沖縄在住だけど話を聞くと生まれは大阪で、どうも全国各地、そしてインドまでダンスで周り、
話の中で沖縄の彫刻家・金城実氏と三上智恵監督のイベントでもダンスを披露、
金城氏から「旅芸人」と言われたそうで、あぁ、それがしっくりくるなぁと思っていたら、
この場でダンスを披露し、沖縄とか関係のない、なんというか生命を表現するような神聖なダンスで、
これは自分が知らないだけで、かなり著名なダンサーなのではと思ったら、
案の定、“渋さ知らズ”のメンバーだったのでまたもや驚嘆となりました。
なんというか、これも池谷監督が引き寄せた繋がりで、こちらも貴重な話に耳を傾けておりました。
日付をまたぐほど話し込んでて改めてこんな有意義な場を提供いただいた“エミタイ”のご主人、本当にありがとうございました!