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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

2020年04月 | ARCHIVE-SELECT | 2020年06月

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♪日々のあれこれ 思い切って後回して ~大崩にて25~



「ここは県内で一番“密”じゃないか」

小林茂監督『風の波紋』の主要人物・木暮さんが冗談交じりに盛り上げ声を放ちました。
例年恒例、大崩のご主人宅での田んぼ仕事、この時期のこだわりの手植えの田植え。
初日は去年は8名参加だったそうですが、今年はなんと県内各地から20名も参加。
目にした木暮さんが冗談を言うのも納得できます。
しかし一体大崩のご主人はどうやってこの一年でスカウトしたのか?

新緑が目に眩しい青空の下で気温の上昇とともに水温も上昇し、
ぬるま湯と化した田んぼにまみれての手植えは自粛で鬱屈したこちらの心を開放するには十分、
ちょうどいい風が心地よく各自がせっせと捗り、
あれよあれよと予定よりもずっと早く午前中に作業は全て終了、お疲れさまとなりました。

とはいえ担当者はYさんの車に乗せていただき遅れて参加、
着いてちょこちょこと手植えをしてすぐに十時のお茶の時間。
休憩後は頑張ったとは思うものの、皆さんよりは正直仕事をせず、
あっという間に昼食時間となり、しかも毎回女性陣の豪華な手料理、
さらにセミプロのそば打ち名人の手打ちそばが食卓に並び、
周囲から食いしん坊に思われてるので、一通り皆さん食べたら、
余るのもなんだからとこちらにおかずが届いて、当然遠慮せずにいただくので、
これは結局ロクに仕事もせずに豪華なお料理を食べに来ただけではなかろうかと。
自責の念にかられたりしました。

帰り際、木暮さんから次は「中立山にまた来いよ」と誘われたので久しぶりに行ってみたいと思ったりと。

ご主人はじめ、皆さんありがとうございましたとご馳走様でした。
あとYさん、乗せていただきありがとうございました。

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♪最後までシネマ 身をまかせた つくりわらいのカットでさよなら



6月1日にTジョイ長岡とTジョイ万代が、6月3日よりガシマシネマが再開します。
これで県内の映画館は全て、コロナ禍での緊急事態宣言解除から再開する運びとなります。
たぶんマスク着用をどこも義務付けられながらの観賞となるかと思いますが、
よほど奇特な人じゃない限り映画館の再開は喜ばしいことと受け止められるかと思います。
むろんまだ早いという意見も重々承知しますが。

それでシネコンに関して言えば多くの話題作が公開延期となった中で
まさかカルトの映画がシネコンの文字通りの救世主になるとは思いませんでしたが、
多くが旧作を公開する中でもユナイテッドシネマ新潟は『ワンスアポンアタイムインウエスト』『続・荒野の用心棒』のマカロニ二本に『バックトゥザフューチャー』三部作はじめ午前十時の映画祭のリバイバル、『へレディタリー/継承』『ミッドサマー』の現在他の追随を許さない強烈に後味の悪いホラーを連打するアリ・アスター監督二本と妙に攻めてるラインナップが引っ掛かります。
これに加えてイオンシネマ新潟西でも公開中の『三島由紀夫VS東大全共闘 50年目の真実』も再開後、加わったので、なかなか壮観に思いました。

『三島由紀夫VS東大全共闘』は休館前のこの先、コロナ禍でどうなるんだという不安の中でイオンシネマ新潟西で鑑賞、お客さんは最も大きな劇場で3人しかいない有様でしたが、スクリーンの中で大人の対応で檄を込めて話す三島由紀夫先生のマッチョな姿と男前ぶりを感心しながら観てたこと、そして当時三島由紀夫と対峙した東大生や盾の会メンバーの現在の姿が登場し、まさに人生いろいろだなぁ、と。

その後、再開したシネ・ウインドで『愛国者に気をつけろ! 鈴木邦男』を観たら森田必勝をキーパーソンに両作が繋がっていたと知って、観て良かったと思いました。
長年、映画を観続けてるとたまにこんなことがあるような。

しかし休館前からロングランとなっていたのが『パラサイト』と『ミッドサマー』の二本に思い、
『パラサイト』はいわゆるアカデミー賞効果があるにしても
胸糞悪くも妙に清々しい『ミッドサマー』は良くも悪くも2020年の空気を掴んでると思いました。

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『風の波紋』 U-NEXTにて配信中



昨日寄稿いただいた東京特派員から教えてもらいましたが配信サイト U-NEXTで現在、
小林茂監督『風の波紋』が無料で観賞できるようです。
https://video.unext.jp/title/SID0047834
まだ観賞していない方はこの機会をお勧めし、
そして気に入りましたらDVDの購入をぜひ!

ちなみに担当者はちょうど6年前になるのか『風の波紋』の主要人物・木暮さんの
松之山の山の上にある田んぼで皆さんと田植えをし、ここでも小林監督が撮影に来ており、
名セリフ「田んぼはねハマるんですよ」など何シーンか完成版に入っていましたが、
この日はブラジルでのワールドカップ、日本対コートジボアールという一戦があり、
木暮さんは自前のラジオのボリュームを上げて一同聞き入りながら田植えをしておりました。

凄かったのは日本は本田の得点でリードしていたのが、
途中からカリスマのドログバが投入されたら、
瞬く間に流れが変わったことが手に取るようにわかり、
そのまま同点から逆転とサッカーに疎いこちらでさえドログバの名前が脳裏に刻まれたりしました。

本編にはワールドカップを聞きながら田植えをしてたことは触れてませんが、
あの日は遠くブラジルで地球最大のイベントが開催されてる中、
松之山の空の下でこちらと繋がりながら田植えをしていたことは得難い体験だったと思い返したりしています。

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命と暮らす、命を食べる。『阿賀に生きる』のスタッフによるドキュメンタリー

見どころ
『阿賀に生きる』を撮影した小林茂が監督を務め、里山の暮らしに5年間密着。時には過酷な自然との共存や、人々とのつながりなど、たくましく美しい暮らしに心温まる。

ストーリー
舞台は越後妻有の里山。この雪深い村に都会から移り住んだ木暮さん夫婦は、茅葺き屋根の古民家を修復し、見よう見まねで米を作って暮らしてきた。個性豊かな仲間との「結(ゆい)」を大切に日々を送る木暮さんたちを、ある朝大きな地震が襲う。

‎2021‎年‎5月‎25‎日 23:59まで配信

『風の波紋』公式HP http://www.kazenohamon.com/

ちなみに以前、長岡でも上映会を開いた三上智恵監督『標的の島 風かたか』も観賞できるそうです。
https://video.unext.jp/title/SID0047837?fbclid=IwAR2Uj7EIQQE1anwW4VEBL1-n9xszbPkws1i_foTVB1RUn6JvpuvT7QUameE

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「映画館休館中に考えたこと」 東京特派員

緊急事態宣言・解除とともに東京でも近々、映画館が再開していくようです。
以前、「映画館の休館で考えたこと」と題して心情を綴った東京特派員より
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2605.html
再開を前に休館中に考えたことを再び寄稿いただきました。ありがとうございます。



もうすぐ最後まで残っていた東京などでも映画館が再開します。
約2ヶ月これほどの長い期間映画館に行けなかったのはなかなかつらかったです。
映画界もいろんな動きがありました。
一番大きかったのはミニシアターの存続の危機でしょうか。
閉館した映画館も出ました。
そんな間に考えたことなどを書いてみたいと思います。

まず全国で4月7日の緊急事態宣言以降、まったく映画を映画館で見れなくなったのでひたすら家で配信レンタルで映画を見ていました。
見た映画は以下のものです。

『インディペンデントリビング』1800円
『ホドロフスキーのサイコマジック』(アップリンククラウド)1900円
『春を告げる町』(仮設の映画館・新潟シネ・ウインド)1800円
『精神0』(仮設の映画館・高田世界館)1800円
『ハウス・イン・ザ・フィールズ』(ステイホーム今だけおうち映画館)1900円
『巡礼の約束』(仮設の映画館・深谷シネマ)1800円
『ナイチンゲール』(ステイホーム今だけおうち映画館)1650円
『サイゴンクチュール』(ステイホーム今だけおうち映画館)1800円

ほかにも普通のレンタルや定額配信なども見ていたのですが上記の映画配信の特徴は料金から映画館へ分配があること。
この時期はミニシアターエイドなどの募金や各シアターが行うグッズ販売などがありましたがこれらの配信サービスを見ることでもミニシアター支援に繋がるので積極的に利用しました。
中でもユニークなのが「仮設の映画館」で、これはその映画を上映するはずだったミニシアターごとに映画を選べて、その映画館の収益になるというシステム。
例えば『春を告げる町』なら北海道のシアターキノから福岡のKBCシネマまで全国20の映画館で上映されているのでその中から好きな映画館を選んで観賞するとその料金の半分ぐらいが選んだ映画館の収益になります(ちなみに私はシネ・ウインドを選びました)。

このやり方は現実の映画館が再開しても継続してもいいんじゃないかと思ってます。
例えば『春を告げる町』は16の都道府県でしか上映されていません。
それ以外の地方に住んでいる人は県をまたいで上映している映画館に見に行くしかないわけです。
これは大変な労力と時間とお金を使うことになります。
配信で東京と同時に見れるなら映画館と同額の料金でもメリットはあると感じるのではないでしょうか。
しかもそのお金が上映しているミニシアターにもいくとなれば日々経営に苦しんでいるミニシアターの援助にもなります。

一方気になったのはアメリカで『トロールズ』の続編を映画館が休館になったのでいきなり配信レンタルを開始したところ前作にせまる収益をあげたためこれからは映画館で公開せず直接配信が増えるだろう…というニュース。
映画製作者や配給が映画館がつぶれても自らの利益を追及するというのは映画を滅ぼすことになるように思います。
映画とは「映画館で上映するもの」だと思うからです。
配信で家庭のモニターで見ることを目的で作られたもの―明るい照明、家庭の雑音の中、食べたり会話しながら、よそ見をしても大丈夫なように作られたもの―それは映画ではなくドラマではないでしょうか(ドラマがいいか悪いかということではなく単純に映画ではないという意味です)。
また映画館で上映される前提で作られてきた映画の表現技法(脚本や演出、撮影、演技、音響、編集などなど)は映画館あってこそです。
映画館がなくなればそれらはなくなると思います。
映画館がないのにそんなことをする必要がないからです。
映画館がなくなることはひとつの文化の損失になると思います。

映画館の再開後はこれからはもう配信でいいやではなく映画館と配信を両立させてよりよい映画の未来を作っていってほしいと思っています。

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精神0



鬼気迫る墓参り

映画を観終えて、まず思ったりしました。
このブログで何度か紹介した「仮設の映画館」がオープンしたきっかけの
想田和弘監督の観察映画第9弾『精神0』

引退を決意した精神科医の名医を被写体に前半は患者とのやりとりを
主に患者に向けてカメラをまわし、
この名医が彼らにとって取り換えの利かない精神的な支えになってることを述べ、
その中で名医が伝える「ゼロに身を置く」という言葉がしばらく忘れられない言葉として残りました。

何気ない日常を前向きに生きると解釈しましたが。

この診療所のシーンで登場した一人の老女がてっきり患者さんなのか思ったら、
認知症を患った名医の奥さんだと次第にわかり、そこから老夫婦の日常へと転換。
冒頭の墓参りとは、映画の終盤、この名医が足もとのおぼつかない奥さんに常に気を配りながら、
山の一角を切り開いたような不安定な場所にある墓地へお墓参りをする、
文字に書いたらそれだけですが映像として、
そして暗雲たちこみそうな風の音がこちらにも突き刺すようで実にスリリングで圧倒される思いが。

想田監督は自作の撮影も手掛けていますが、このシーンではカメラを手にした想田監督の激しい心拍の音も伝わるよう、
これまでとこれからの老夫婦の人生を凝縮したように感じ、
しかもカメラは夫婦をずっと追い次第に互いが手を取り握る姿をズームにして得難い感動が確かにありました。

想田監督が提唱する観察映画十戒に「行き当たりばったりでカメラを回し、予定調和を求めない。」
という項目があり、それになぞえば
前作『港町』ではひなびた漁港にカメラを向けているうちに、
得体のしれない老婆と道中を共にし、いつしか異次元に到達してしまったような感覚になりましたが、
本作は引退を決意した名医を被写体にしていくうちに、
支え続けた奥さんの登場と愛情、そして夫婦愛と撮影をしながら、
目の前に起きてることを柔軟に掴んでいく想田監督の『精神』が本作でも発揮されていると思います。

あと想田監督といえば“猫”なんですが、今回の猫は足を引きづってる老猫なので、
奥さんと通ずるものがあるのか意味深に受け取りました。

あとあとすでに観た方で老夫婦の純愛ということで『人生フルーツ』を想起と何度か感想を見かけましたが、
自分はまるで違う印象、確かに両作ともご主人は生涯を掛けて仕事を成し遂げた偉人ではあるけど、
映画の色が全く違うのは監督の個性と視点が違う次元で被写体を見つめてたように思いましたが。

ちょうど二年前のこの日のブログで『港町』がシネ・ウインドで公開された際、
初日に想田監督のトークがあり、終了後の座談会に参加したことを書いていました。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-1897.html

今回の『精神0』も通常なら監督は初日に駆けつけてたかもしれず、
そしたらまた座談会で楽しくお話しをしてたかもしれませんが、このコロナ禍でそれが敵わなかったのが残念。
しかし辛うじて再開したシネ・ウインドで観賞できたのは、やはりまだこちらはパソコンで映画を観ることに抵抗を感じ、
今回きちんとした音響設備の中であのクライマックスを集中し堪能できたのは映画好きとして喜びでありました。

『精神0』は6月5日までシネ・ウインドで、
6月6日からはこちらも再開した高田世界館で公開されてます。

『精神0』公式HP https://www.seishin0.com/ 

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コラボTシャツ



藤井道人監督 × シネ・ウインド コラボTシャツ 販売開始のお知らせ
https://ashitanotame.cinewind.com/post-348/

『青の帰り道』の公開とともに藤井道人監督の私設応援団『新潟藤井組』が結成、
良縁となってこの度、コラボTシャツが販売され、売り上げから差し引いた金額がシネ・ウインドに寄付されるそうです。

昨年12月22日にアオーレ長岡市民交流ホールAを譲り受け、
『主戦場』『新聞記者』と長岡で公開されなかった話題作二本立てにしようかと企画したところ、
前日12月21日に新潟藤井組主催で特集が組まれ藤井道人監督が新潟入りすると知り、
藤井監督作『新聞記者』上映とともに
あわよくば、ホントにあわよくば翌日に長岡来てもらえないかと思いましたが
残念ながら配給が自主上映会にはまだ貸さないとのお返事が。
『主戦場』は了解いただいたので、
かといって『青の帰り道』との二本立ては、どうかと思い断念した経緯がありました。
結局『乱世備忘』に決めて『主戦場』ともに上映できたのは結果的に良かったと思ってます。

とはいえ『青の帰り道』、結構難産だったハズですが
真野ちゃん、女優として一皮むけて立派な作品に出演できて良かったです。

ご存知のように『新聞記者』は日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞、
やはりこんなご時世だからこそなのか、昨年の話題作ということなのか
現在も再開したイオンシネマ県央で公開されています。

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佐藤久子さんのこと



発売中のキネマ旬報の執筆者一覧の中で佐藤忠男先生が奥様、佐藤久子様が亡くなったことを書いていました。
『第1回長岡アジア映画祭』で佐藤忠男先生に講演を依頼し、
奥様と一緒に来岡され、講演終了後にスズランビル4階の市民映画館をつくる会事務所まで、
ご夫妻がいらしてくださいました。

大林監督と恭子プロデューサーのように二人三脚で、
各地へ飛び回っていたんだろうと想像し、
私財を投じ編者としてクレジットされてる「映画史研究」は、
これからも評価が高まっていくハズです。

お疲れさまでした。

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♪運命とか 永遠とか 語れるほど生きてないけど 信じてる



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2638.html
↑こちらの“未来と生活を考える会・三条”の田中代表からラーメンを奢ってもっらたとアップしたら、
読んだYさんより、じゃぁまた集まろうとなって某組合のサブさんも含めてまた三条の華園に集結しました。
お題目は今月で職場を離れることになった田中代表のお疲れ様会。
Yさんと田中代表は同じ職場でもあるので。

話の中で米山隆一氏が最近結婚したことに触れて、
あちこちに顔出してる田中代表はどうなんだという話になって盛り上がったりしましたが、
相変わらずハガキ職人として日々ノルマを果たしてるとのこと、
その流れで来月末で終了するFMPORTの看板パーソナリティ遠藤麻理さんはどうするのか?
という話になったらラジオハートと強いパイプを持つ田中代表が、
遠藤麻理さんってFMPORTの前にラジオハートにいたんですよ、と発言があって
一同、サスガによく知っているなぁ、と。

まぁ、話はサブさんが通底している政治関連の話で盛り上がったりしましたが、
またおかしなのが沸くので割愛。

あとYさんから、かつて長岡アジア映画祭で『ラヴソング』や『美少年の恋』を
内容も知らずに観たらとても良かったと話し、
またあんな形の映画祭をと言われ、それはこちらも望んでるんですが
本当にその通りです。

画像は華園の餃子。
燕の杭州飯店のようなもっちりタイプの餃子はあまり三条にないような気がしますが食べ応えアリ。

とても楽しかったです。ありがとうございました!

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その日のあとで



再スタートしたばかりの映画秘宝は「時をかける大林宣彦映画入門」、
老舗キネマ旬報は「私たちが愛した大林宣彦監督」と題して、
それぞれ識者による大林映画の魅力、論考に力を注いで読み応えある追悼特集号を発売しています。

キネマ旬報では作品事に撮影中の大林監督の写真とコメントを載せていましたが、
『この空の花 長岡花火物語』では信濃川沿いの大林監督の写真を掲載し、

“あれから1年が経ったいま、
3・11はすでに風化が始まっている。
原発の話にしろ、いつもながらこの国の政治と経済のしがらみのなかで
対立の構造での議論ばかりとなって人々の暮らしの感情からは遊離している。
僕の映画は置いてきぼりになったんじゃないか。”

とあって、これはコロナ禍の只中の今をも見通しての発言のように思えました。
むろん大林映画は決して置いてきぼりにはなっていませんが。
現況についてもう大林監督のメッセージは望めず、
こうした発言と映画によって現在進行形の事態に突き付けられるように思いました。

最近、担当者に某フリーペーパーから「好きな大林作品1本」というお題で短評依頼があり、
なんとか書き終えた後に両号の大林監督特集を読み、
大林信者の落伍者を自称しながら、
改めて「映画が潰れ楽しい毎日だよ」などとコロナでたくさんの人が困窮してる最中、
得意げになってる輩より、大林映画を観てきて本当に幸福だと認識しました。

あと両号とも大林映画の出演者や大林映画を観て後に続くことを志した映画人のコメント、寄稿が掲載されていますが、
どちらもなぜか肝心要の映画監督が抜け落ちているので、ここに掲載させてください。

22年前、どこの馬の骨かもわからないチンチクリンな私を拾ってくれた大林宣彦監督。
映画の師匠であり、東京のお父さん。
監督に出会えなければ、今の私はありません。
心からの感謝とともに、ご冥福をお祈りします。呉美保

https://twitter.com/omipo314/status/1248922577357037570

しかしキネマ旬報は表紙と巻頭特集を  #SaveTheCinema  に譲ってましたが、
これは当然、いづれ大林監督特集の別冊を作る布石だろうと思ってます。
その時はぜひ大林監督の愛弟子 呉美保監督も何らかの形で取材していただきたいです。

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鶴岡まちなかキネマのこと



『大地を受け継ぐ』の井上淳一監督のFBで知りましたが山形県の鶴岡まちなかキネマが
残念ながら本日5月22日を持って閉館するそうです。

東日本大震災後の非常事態時に日常に触れようとシネ・ウインドへ映画を観に行ったところ、
ロビーにいたのが鶴岡まちなかシネマの支配人であいさつをいたしました。

http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1326.html
↑こちらを読んでいただければわかるように、当時の東北地方は宅配便の集荷が出来ずにいたので、
支配人自ら車で新潟のシネコンまでプリントを運んできたそうで、
そのついでにシネ・ウインドの見学に来たとのこと。

それから3年後、この鶴岡まちなかキネマで『東電テレビ会議 49時間の記録』が上映されると知り、
長岡上映会を前に事前に観賞しようと足を運びました。

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-302.html
↑こちらに書いたようにミニシアター系だけでなくメジャーな作品も上映しており、
映画ファンは喜んでると思いました。
あととても綺麗で瀟洒な映画館だったと記憶しています。

たくさんのイベントを実施し、市民からも浸透されていたかと思いますが。
コロナ禍の影響が大きかったと想像します、お疲れさまでした。

鶴岡まちなかキネマ公式HP http://www.machikine.co.jp/

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ふざけるんじゃねえよ



コロナで映画が潰れ私は楽しい毎日だよ。
なぜなら不快な表現やイデオロギーを目にしない為。
芸能人の政権批判が滑稽でたまらない!

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長岡の加藤清隆さんと呼んでる方から恥ずかしげもなく嬉しそうに滑稽なのが届いてましたが、
寂しいネトウヨ人生を生涯過ごすと思うと憐みが増します。
否、痛快です。全うしてください。

この長岡の加藤清隆さんが言うには芸能人が一斉に批判ツイをしてるのは
黒幕は日本共産党か電通だそうなんで大嗤い、じゃなくて勉強になります。サスガです。
ツイッターによると二児の父親だそうです。
ついでに以前、フォローしろと迫ってきてましたが誰が二言目にはダッセーが口癖の
上から目線で行儀しらずのネトウヨをフォローするかと。

他にもいろいろ来てたりしますが、最近は粘着ストーカー化してるんで気味悪くなったので全部シャットアウト、
映画などけしからんイデオロギーなど観たことないようだから、嫌なら読まなきゃいいだろうと。
どれだけ寂がり屋さんなのか。
そっちの界隈でも鼻をつまられ、目を背けられて誰からも相手にされないのか。
まぁ、こちらがダサいのは否定しませんが、今一番ダサいのは誰なんだろうかと
よ~くわかってるかと思いますが。

しかしFC2ブログの映画ランキングで以前は30位以内だったのが、
最近は50位以下を低迷してるよな、
世の中になんの影響もない過疎ブログ相手に吠えてるのはさぞ自分で滑稽、否カッコイイと思ってるんでしょう。

映画は不快な表現やイデオロギーしかないと思ってるだけで可哀そうに映りますが、
決めつけるのもご本人に悪いんで黙ってます。

改めて以前お伝えしたように絡むなら偉大なるルイ14世様が自らの口で仰ったように
北の将軍様と向かい合ってからにしてください。
しばらくそれどころじゃ、ないでしょうが。
しかし21世紀にもなってルイ14世と揶揄されてしまうとは。

う~ん酒がうまい。(嗤)

「自分が正しいと思いこんで 自滅した人がたくさんいた」
鈴木邦男氏の言葉を自戒を込めて。

しかし滑稽なんて言葉を今使ってるのは幾つなんだ?
団塊の世代じゃないのか?

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俳優 橋本愛 【ミニシアター・エイド基金賛同コメント】



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2599.html
↑こちらで紹介した #SaveTheCinema  「ミニシアターを救え!」プロジェクトは
クラウドファンディングの「ミニシアターエイド」と連携し、
https://minitheater-aid.org/
多くのマスコミが取材をして周知されるようになり、ミニシアターが脚光を浴びる事態となりました。

また賛同する映画人が動画でメッセージを寄せる中で女優・橋本愛さんのメッセージは
自身がミニシアターで観賞した多くの映画によって救われた体験から、
作り手としてミニシアターに訪れた人たちを全力で守らなければ、、、
と自ら書いたであろう原稿を読み、自身の言葉で語っているためか、とても感激をしたのでこちらで

https://twitter.com/save_the_cinema/status/1261116787426377728
↑このスレッドをそのまま転載します。

「こんにちは。私は昔、映画に命を助けてもらいました。身体こそ生きてはいましたが、心の息の根は止まったまま。何を食べても、誰と会っても、どうにもなりませんでした。

人は、死にながら生きることができるのだと学びました。人生は壮大な暇つぶしのように思われました。視界がグレーに染まり、未来には漆黒が広がり、毎日、今日をどうやり過ごせばいいのか絶望に始まる朝を迎えていました。

その1日を埋め尽くしてくれたのが、いろんな場所へ電車で向かい、街を歩き、やっとの思いでたどり着いた、映画館という場所で過ごす時間でした。

1日に何軒もハシゴして、何本も映画を観て、ミニシアターという場所がなければ生涯出会うことのなかった作品たちと目を合わせ、時には睡魔に負けてしまい眠ることもしばしばありました。ですがあの頃は、自分の家のベッドよりも、はるかに寝心地が良かった。

私が唯一安心できる暗闇は、映画館だけでした。私の人生の時間は止まっていて、スクリーンの中を流れる時間だけを生きていればよかった。

身体は一度死んでしまえば二度と生き返ることはできないけれど、死んだ心は蘇生することができる。生き返らせることができる。それができるのは、文化・芸術に他なりません。

食事も、医療も、人間も、その全てに光を見出せなかった人の、最後の砦なのだと思います。私たちは作り手として、そこに訪れてきた人達を、全力で守らなければいけないと思っています。

今、私のような人が行き場を失っているのではないかと思うと、居ても立ってもいられません。ミニシアターがなくなるということは、人の尊い命がなくなるということに等しいと思っています。そしてそれが、この世界の死を意味するということも。

私の心ばかりの支援が、ミニシアターを支えてくださっている人たちのもとに、そしてこれから映画に救われる人たちの未来のために、力を発揮することを望みます。毎日毎日戦ってくださって、本当に本当に、ありがとうございます。

絶対に生きて、生きて、生きて、生きてまた、ミニシアターで会いましょう。」 橋本愛
#ミニシアターエイド #SaveTheCinema #ミニシアターと私

俳優 橋本愛 【ミニシアター・エイド基金賛同コメント】
https://www.youtube.com/watch?v=NgOJ1KD0Hkk
↑動画はこちらより。

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春を告げる町



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2555.html
↑こちらで紹介した『春を告げる町』が無事にシネ・ウインドで公開されたので足を運びました。

原発事故によって避難先から故郷の広野町(福島原発から20キロ)へ戻ってきた人々、
多くの町民が原発の廃炉、除染に従事する中で希望の象徴ような赤ちゃん、新たに田んぼを始める農家とアイガモ、仮設住宅を後にする人々、まだ戻れない自宅のピアノ、復興への小さな灯に映るストーブの火と火まつりの対比など
人々の生活を見つめ記録していくなかで、
やはり高校生の演劇部員が「本当の復興とは何か?」をディスカッションしながらお芝居を作り上げていく様が強く印象に残りました。

完成した「人生ゲーム」という名のお芝居で各自が思う復興を挙げながら、
それに容赦なくツッコミを入れる様が強烈、
こちらが安易にイメージする復興について当事者のまなざしが受け入れ難いものと実感し、
お芝居とこの映画の観賞者に改めて「本当の復興とは何か?」を深く問いかけます。

『阿賀に生きる』『1000年の山古志』『風の波紋』に連なる作品と思いながらも、
この高校生達の問いかけが、一線を画すことで強靭な個性を得た作品だと思いました。

そして7年目の3月11日、津波が襲ったであろう海辺に人々が追悼で集まり鳴り響くサイレンは決して、
あの日を忘れるなとこちらの胸にも迫りました。

島田隆一監督は『1000年の山古志』で助監督として培ったであろう経験を活かし、
デビュー作『ドコニモイケナイ』からより高い境地に達し、
決して声高にならず丹念に被写体と寄り添い記録、
こちらは登場する人々を見つめやはり「復興」とは?を考えさせられる意義のある秀作を完成しました。

『春を告げる町』は5月22日までシネ・ウインドで10時より上映の他、
仮設の映画館でも観賞できます。
http://www.temporary-cinema.jp/

でもやはりこちらはスクリーンで観るべき映画だと思いました。

『春を告げる町』公式HP  https://hirono-movie.com/

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「アフリカンフェスタ!inながおか2020」中止のお知らせと、ケニアの松下照美さんインタビュー アフリカ⇔ながおか


(写真撮影2020年2月:吉田泰三氏)

アフリカンフェスタ!in ながおか実行委員会より昨年に引き続き、
4月末にアフリカ映画上映会と5月17日の「アフリカンフェスタinながおか 2020」のお手伝いの依頼があり、
嬉しく思ったものの、やはり新型ウイルスの影響を考慮し、残念ながら中止となりました。

ケニアにある子どもたちの支援施設「モヨ・チルドレンセンター」のサポートを目的に始まった[アフリカンフェスタ in ながおか」は
モヨ・チルドレンセンターの活動を記録した小林茂監督『チョコラ!』の上映と
主宰の松下照美さんがケニアから帰国し必ず報告会を開催し、
それにあわせて全国行脚を重ねて自ら支援を訴えるなど、
すべては子どもたちのためにと本当に頭の下がる活動を実践しています。

アフリカンフェスタ!in ながおかの主催者がこの度、松下さんとメールでやりとりして、
ケニアの現状をお話しいただきブログでまとめました。
ケニアでも新型ウイルスが感染、そしてバッタの大襲来は耳にしていましたが、
今年は雨季に大洪水が発生、農業も大打撃で深刻な食糧難が予想されるなど大きな危機に見舞われてるようです。。
大変貴重なレポートでもあるので、ぜひ開けて読んでいただきたいと思います。

2020年05月16日 アフリカ⇔ながおか
「アフリカンフェスタ!inながおか2020」中止のお知らせと、ケニアの松下照美さんインタビュー

http://blog.livedoor.jp/africanagaoka/archives/23332879.html 

モヨ・チルドレンセンターへのカンパは
↓こちらまでお願いいたします。

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【郵便振替】
郵便振替口座 01660‐1‐73996 
モヨ・チルドレン・センターを支える会

【銀行振込】
ゆうちょ銀行 
名義:モヨチルドレンセンターヲササエルカイ

ゆうちょ銀行から:記号 16100 番号 26156171
他の金融機関から:六一八支店(ロクイチハチシテン)
(普通)2615617
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♪海よりも まだ深く 空よりも まだ青く



“未来と生活の会・三条”の田中代表から電話があって久しぶりに会わないかと。
というわけで三条のご自宅近くの中華料理店で落ちあって久しぶりに歓談となりました。

こちらは最近『愛国者に気をつけろ! 鈴木邦男』を観たと伝えたら、
もう20年以上前、知人が鈴木邦男氏と知り合って「お前にソックリだから、今度紹介しよう」
などと言われたことがあるものの、断ってしまったそうで、
それは勿体ないのではなかろうかと思いました。

ただこちらが以前より口数が少ないことに驚いてましたが、
確かに田中代表と会うのはほとんどお手伝いに来てくれる上映会で、
そんな日はこちらがテンション高くなっており、
通常よりも余計にテンションは低いので、ご容赦を。

田中代表もいろいろ大変なようですが、
ユーモアを忘れず、相変わらずラジオ投稿と執筆に力を注いでるよう、
そんなさなかに気にかけてもらったばかりか、奢っていただいてるので、
いい加減、こちらも奢るほど頑張らなければと。
ありがとうございました。

画像はこのお店 華園の名物、姉妹ラーメン。

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ラヴソング



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2635.html
↑こちらで『第3回長岡アジア映画祭』で上映した香港映画『ラヴソング』について書いたところ、
担当者のFACEBOOKで反応された女性がおり、やりとりをしたところ、、、

香港が7月にイギリスから中国に回帰なのか返還された1997年。
その10月の東京国際映画祭で『ラヴソング』は日本初上映、
今は無き渋谷公会堂で舞台挨拶に主演のレオン・ライも登壇、
その前に客席を占拠してたかもしれないレオン・ライの日本のファン達から
映画の原題でもある主題歌『甜蜜蜜』を一同大合唱、勿論中国語で。
あれはレオン・ライはとても喜んでくれただろうなぁ、などと先方にコメントをしたところ、
「それ私が発案者です(笑)せーの!って言ってたのも私(笑)」
こちらは、その「せーの!」って声もよく覚えていたんでエーッ!となった次第。

担当者は面識ない方からFACEBOOKで友達申請が来ても承認しない主義なのに、
なぜかその女性とは面識も話したことも一切なく、
写真を見たらなぜか鈴木邦男先生と仲がいいようでマネージャーなんだろうか?と。
記憶を辿れば井上淳一監督に友達申請した際、
間違って井上監督の友達でもある、その女性にも申請してしまったかもしれませんが、
いづれにしても承認いただいたようで、
23年前に発した「せーの!」って、よく覚えてる声が、
そんなSNS上でしか面識ない方が発した声だったことを23年目に知って大変驚愕した次第です。
こんなことって、あるんだと。

レオン・ライは言わずと知れた香港四大天王の一人。
端正な顔立ちで確か香港では“白馬王子”と呼ばれてた気がし、
端正すぎて捉えどころがなく、当時の担当者は四大天王の中で最も評価が低かったのですが(ごめんなさい)、
『ラヴソング』では純朴な田舎者の青年と、捉えどころのないキャラを逆手に取って大成功。
映画の進行とともに辛酸を舐めながら成長していくハマリ役で映画俳優として完全に化けました。

でも代表作は誰もがこの『ラヴソング』とレオン・ライを知る人は口を揃えるかと。
否、『ヒーロー・ネバー・ダイ』だ!という方がいてももちろん認めます。

思えば東京国際映画祭で観賞後、余韻に浸りながら渋谷の街を歩いてカプセルホテルまで行き、
これはなんとしてでも長岡アジア映画祭で上映しなければと勝手に使命感を感じ、
あちこちに迷惑をかけ頭を下げて協力いただき実現できましたが、
そんなことも含めて、まさか23年目にこんなことを知るとはと。

今になって『ラヴソング』が繋いだ縁でもあるんで、あの時にこの名作を上映できて本当に良かったと思ってます。

追伸
画像は『ラヴソング』かと思い貼りましたが、記事を読んだ女性の指摘で同じ二人が再び共演した『ひとめ惚れ』でした。
お恥ずかしい。

甜蜜蜜
https://www.youtube.com/watch?v=T3xKAxjxRac

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鉄西区



「王兵(ワン・ビン)のカメラの対象との距離のとり方には、ワイズマンの冷徹さとも小川紳介の親密さとも違う、柔和な透明さがある。それは、溢れんばかりの情熱を内に秘めながら、木偶坊(でくのぼう)の如く微笑んで、小さなデジタルカメラをそっと構えているという感じなのだ。」  佐藤真

↑『阿賀に生きる』の佐藤真監督が王兵監督の日本初登場作『鉄西区』を鑑賞した際のコメントです。
デジタルカメラを構えた木偶坊、王兵監督『鉄西区』はなんと9時間に及ぶ大長編。
『第9回長岡アジア映画祭』では前年の山形国際ドキュメンタリー映画祭でグランプリを受賞、
しかも上映ができると知って1日中、三部作を本作のみを一気に上映しました。
はたしてお客さんが来るんだろうか、などと思いましたが、
お弁当持参で一日中観ていたお客さんもいて、映画好きってっやっぱりいるんだなぁと嬉しく思ってました。

さらに『第13回長岡アジア映画祭』では『鉄西区』に続き、山形国際ドキュメンタリー映画祭でグランプリを受賞した王兵監督の次作『鳳鳴 中国の記憶』を上映。
こちらはソファーに腰かけたお婆ちゃんの一人語りの半生を固定カメラでまるまる3時間記録撮影したものを、
そのまま映画にしてしまったという恐るべき1作。
ただカクシャクと話すお婆ちゃんの独白が、中国現代史で辛酸を舐めた暗部になるので、全く飽きずにずっと聞き入ってしまうこと請け合いで、やはりこちらも傑作でした。

当時は上映権を山形国際ドキュメンタリー映画祭が持ってましたが、今は配給会社ムヴィオラに変わったのか、8時間半に渡る新作『死霊魂』も含めて、王兵監督作及びムヴィオラが配給権を持つ作品の配信がスタートしました。

https://www.uplink.co.jp/cloud/features/2413/?fbclid=IwAR0rhWNt_ecsTyG038_hdTfUjw6fglVUFErzFayfIlcTjStSTZqwBo1iWSQ

しかし今回、ムヴィオラがこのような形で配信をスタートするのは「Help! The 映画配給会社プロジェクト」に参加、ミニシアターの危機が叫ばれたのに続いて、配給会社も危機感を募らせていることなので映画界へのコロナ禍の猛威はまだまだ続くようです。

https://realsound.jp/movie/2020/05/post-552737.html?fbclid=IwAR2ttVXae1-Ef2_Jjh-GSDjDXpaPxNxN__30-JnCUcjolDfT7FU404PA8-c

王兵監督はご存じのように現代映画の最前線を疾走、
いつも感心するのはあんな長い上映時間のドキュメンタリーを矢継ぎ早に完成させるフットワーク、
テーマがいつも現代と地続きで繋がっているのは取材力を持続させてるのは中国各地にどういうアンテナを張り巡してるのかと。

鉄西区
日本占領中の満州に設立され、のちに20世紀中国の重要な重工業地帯となった瀋陽の鉄西区。しかし開放経済の波にのれず、歴史ある工業地帯は廃れ、労働者たちは仕事も住まいも失っていく。ひとつの時代の衰退という叙事詩を、小さなデジタルカメラで撮影し、3年以上の月日をかけて全三部作で完成させた記念碑的作品。本作は各部ごとに完結しています。一部のみでも順番でなくても鑑賞できますのでご自由にご覧ください。“各々のパートは単独で見ることができ、自立した意味を持っていますが、他の2つのパートを見ることで補完されるかもしれません”(ワン・ビン監督)

『鳳鳴 中国の記憶』
赤い服を身にまといソファーに腰を掛ける老女、鳳鳴が語り始める。1950年代以降の反右派闘争や文化大革命の粛正運動で数々の迫害を受け、1974年に名誉回復するまでの、約30年にわたるひとりの女性の物語が細部にわたる詳細な記憶で語られる。強制収容所で命を落とした夫を回想するくだりには、涙を禁じ得ない。3時間にわたりひたすら彼女の語りだけをカメラにおさめるという大胆なスタイルで世界を驚かせた傑作。

http://webneo.org/archives/13267

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甜蜜蜜



先日、テレサ・テンの命日5月8日に合わせてBS-TBSで没後25周年の追悼番組が放映されていました。

以前、放映された生誕60周年の記念番組を新たに編集したもののようでしたが、
こちらは少女時代から香港のトップ歌手に君臨してたことを伝え、
両親が生まれ育った中国、自身が生まれた台湾というふたつの祖国に政治的に挟まれた重圧もきちんと伝えていました。

テレサ・テンの父親は国民党の軍人、中国共産党との内戦に敗れ外省人として台湾に移り、
当然戦中は日本軍と戦ったことが想像でき、父親はテレサの日本進出を猛反対しながらも、
押し切って日本での成功を夢にやってきたものの、
当の日本はそんなテレサのアイディンテティーなどまるで眼中にないというのは今見ると相当皮肉に映ったりしました。

番組は日本での楽しい思い出として出演した「8時だョ!全員集合」をあげて、
当時の貴重なコントも放映した他、もちろん大ヒットした「つぐない」「愛人」「時の流れに身をまかせ」「別れの予感」も紹介、
そして「何日君再来」「月亮代表我的心」と本国の代表曲、
「襟裳岬」「グッド・バイ・マイ・ラブ」「北国の春」と日本の曲のカバーも流し、
これでもたぶんテレサ・テンの仕事の一端に過ぎないかもしれず、
「つぐない」から3曲は当時は特別意識して聴いてませんでしたが、
改めて際立った美声に貴重な歌手だったと実感してました。

担当者がテレサ・テンが中華人にとって特別な存在だと気づかされたのが
「第3回長岡アジア映画祭」で上映したピーター・チャン監督『ラヴソング』(1996)という名作。

1986年に中国大陸から夢を追うため香港にやってきた若い男女の10年に及ぶラブストーリー。
偶然、香港で出会った二人はくっついたり、離れたりを繰り返し舞台はニューヨークへと。
ラストシーンはテレサ・テンの死を伝える街頭テレビを見つめる二人が偶然というより運命の再会。
それまで互いに苦労を積んだだけに、再会した二人の笑顔、
演じるはレオン・ライとマギー・チャン、
10年の互いの思いを再確認したこれ以上ないほどまさに映画史に残る笑顔ではないかと思ったりします。
越境していく二人に重ねていくことで、中華人にとって大きな拠り所テレサ・テンを感じさせてくれました。

先の追悼番組のクライマックスは1989年の北京の民主化要求デモ支持の香港コンサートへの出演とともに、
民主化かなわず起きた天安門事件の衝撃と挫折、これ以降、表舞台から去って行ったように思ったりします。

ラストは今回のために追加したであろうテレサが活動の拠点として愛した香港で昨年起きた民主化デモを伝え、
テレサの夢未だ叶わず、という苦い後味を残しただけに余計にあの美声が響いたりしました。

そうか、あのテレサの歌う「甜蜜蜜」を原題にした『ラヴソング』のラストシーンは1995年の5月8日だったのかと。

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【7日間ブックカバーチャレンジ 】



映画に続いて今度は【7日間ブックカバーチャレンジ 】だそうで、
とりあえず最初に浮かんだ『電影風雲』を書いてこちらにも転載します。
こちらは内容は説明しなくていいそうですが、それでもダラダラと書きそうな予感が。
映画本が続くんでしょうか?

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反町東京特派員から今度は【7日間ブックカバーチャレンジ 】ということで、
TLに他の方のお勧め本が流れてきましたが、多くが学術書のようでそういったタイプの本はあまり読まないのでアップするのが億劫ですが、
とりあえず一冊目は反町特派員がキン・フーで来たので、それなら四方田犬彦先生の分厚い大作『電影風雲』(1993)

80年代~90年代を中心に中国・台湾・香港のニューウェーブ映画作家と作品を網羅、そのほとんどが当時まだ観ぬ未知な映画なので大変参考になりました。

また中華圏以外に韓国、北朝鮮、フィリピンまで範囲が及び、それぞれの映画史と重要な映画作家に目を見開かされました。
特に北朝鮮に拉致された韓国の巨匠・申相玉(シン・サンオク)の波乱に富んだ映画人生、映画大好きな二代目将軍様が北朝鮮映画の技術向上のために拉致したそうで、普通なら映画どころでないのに、逆境を逆手に国家をスポンサーにと腹を括り映画作りに没頭、その1本が日本でも話題となった『大怪獣プルガサリ』と知って大変驚かされた覚えが。

他にキン・フー絡みで言えばアン・ホイが愛弟子、ツイ・ハークが不肖の弟子というのもナルホドと。
昨年、シネ・ウインドに四方田先生が講演に来てましたが、お仕事で行けなかったのが今も無念です。

◇ブックカバーチャレンジルール
この企画は、“読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、参加方法は好きな本を1日1冊、7日間投稿する”というものです。
投稿にあたり、以下のルールがあります。
①本についての説明はナシで、表紙画像だけをアップする。
②その都度1人のFB友達を招待し、このチャレンジへの参加をお願いする。

という訳で次のバトンは映画チャレンジでもお願いして申し訳ないのですがCさん、またいかがでしょうか?よろしかったらお願いいたします

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愛国者に気をつけろ!鈴木邦男



鈴木邦男
文筆家/元一水会顧問
タイトルが凄い。戦争映画かと思ったが従軍慰安婦を取り上げた論争映画だ。
日米韓の政治家、学者、ジャーナリスト、活動家、市民が次々とインタビューされる。
驚いたのはネトウヨの登場だ。彼らに初めて場が与えられた。
今までの恨みもあって彼らの叫びもすさまじい。それに反対する人たちも命がけだ。
監督はそれを丁寧に拾い上げディベートさせる。
映画館だけじゃもったいない。世界中の学校で上映すべきだ。

http://www.shusenjo.jp/

昨年、上映会を開いた『主戦場』に推薦コメントを寄せていた鈴木邦男先生を追ったドキュメンタリー映画『愛国者に気をつけろ!鈴木邦男』を再開したばかりのシネ・ウインドで観賞。
右翼活動家としての原点に山口二矢、そして森田必勝を引き入れたとあって、
そうか伝説となった二人は存命なら鈴木邦男氏と同世代、
もし生きてたらどういった思想を持って今の時代と対峙しているんだろうかと。

この映画で最も強く印象に残ったのが築50年は建ってるような古いアパートでインタビューに朴訥と応えるシーン。
新右翼というより売れない純文学作家をイメージさせる本に囲まれたアパートで日々、
孤独と向き合い強固に理論武装を図って読書と執筆に励んでるんだろうと、
華々しく散った伝説の二人からすればある意味、
老いた姿にわびさびを感じがらも生き残った活動家として真っ当な姿に映りました。

そして誰もが称賛するのが違う考えを持つ者に対して決して声高にならず、向き合い耳を傾けて対話をするということ。

「自分自身が正しいと思い込んで自滅した人がたくさんいた」

中村真夕監督のインタビューに鈴木氏の言葉としてありましたが、
活動を通して自戒を込めた結果、威張らず、相手の言葉に耳を傾ける。
これは率直に見倣いたいと思いました。

翻ってこちらは先の『主戦場』上映会前からブログで異なる意見の方との対話も大事だと思い、
やりとりを続けてましたが、先方は間違っても非を詫びることは絶対にせず、
上から目線で罵倒、声高に自分がどれくらい物知りかを主張することにすっかり閉口、
次第に不毛を感じてこれは議論にもならないとコメント欄を閉鎖した次第、
その後もそんなタイプが来ても一切スルーしてるので鈴木邦男氏の境地に達するにはこちらは小さいなぁと思うとともに、
8月15日は毎年靖国神社を参拝、森田必勝の命日も墓参りを欠かさないという、
周りが変わっただけで芯はブレない愛国者”鈴木邦男氏を記録した本作を相手方も観ていただき、
一緒に鈴木氏の爪の垢でも煎じて飲みたいものだと思ったりしますが、
『主戦場』を薦めても陰謀論に染まり、難癖をつけては絶対観ない方だったのでまぁ無理な話かと。

ついでに『主戦場』では日本会議のラスボスが登場し、
その言動に多くの観客はひっくり返ったと思いますが、
その昔、鈴木氏を蹴落とした人たちが、その後に日本会議を設立したそうで、
そう思うと先に寄せた『主戦場』への鈴木氏のコメントも一層、重みを感じました。

あと書いてて思い出したのは『主戦場』上映前夜、
こちらは準備で忙しいのに『主戦場』を上映するのはけしからんと、
非通知で電話してきた女性と1時間たっぷりお話しし、
最後に互いに笑って電話を切ることができたのですが
取り合えず口下手なこちらも論客とやり取りできたのは電話だからか、
それ以上に相手もこちらの話をきちんと聞いてくれたからではないかと思ってます。

さらについでに鈴木邦男氏を知ったの80年代の宝島社が出してたプロレスのムック本にやたらと名前を見かけてて、
プロレス評論家の肩書を持つ氏の側面はサスガに触れてはいませんでしたが、
映画の中で理論とともに肉体も武装することで50代から柔道を始め黒帯というのは率直に参りました。
今は体調が優れないそうですが、回復いただきますことを。

『愛国者に気をつけろ!鈴木邦男』はシネ・ウインドで5月15日(金)12時05分より公開しています。
https://www.cinewind.com/information/2020-5-7/

『愛国者に気をつけろ!鈴木邦男』
http://kuniosuzuki.com/

冒頭、小林よしのり先生の街頭演説も驚きながら見てました。

これを書いてる際のBGMはもちろん頭脳警察です!

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好きすぎて バカみたい



「井上君に伝えてくれよ。テレビ、ラジオで今回の件に関するコメント聞いたけど、とても良かったよと」

↑前シネ・ウインド支配人の橋本さんと電話したら現・井上支配人の今回の休業に関してのコメントを報道で耳にしたことを話してました。

担当者は5月7日夜の報道ステーションで再開を伝えたニュースを見てて、
あっ井上支配人が出てると思いましたが、
それ以上に橋本さんは他のテレビ、ラジオでたまたま言葉を聞いて一言一句研ぎ澄まして聞いてたようでした。

それで9日に早速再開したシネ・ウインドへと足を運び各回限定20名なので前日に電話予約をして『ビッグ・リトル・ファーム』『愛国者に気をつけろ!』を鑑賞。

報道ステーションでは来場者一人一人に体温計を計っていた印象で、
これは劇場側は大変ではないかと思いましたが、どうも自己申告制のようで、
こちらは余計なことを言ってしまい、
体温計を渡され脇の下に挟み30秒、幸い平熱の36,3度で入場できました。

スタッフの持つ座席表に自分が座りたい席を伝え、その後はトイレに促されて手洗いを念入りにして館内へ。
館内はソーシャルディスタンスということで1列に間をあけて二名が座れる頃合いとなり、
映画館は換気をよくしているので自分はそんなに怖いという気はせずに観賞、
久しぶりにスクリーンを前に映画を堪能することができました。
とはいえどちらも20名はいたと思い満席となるのでしょうが、
やはり空席が目立つという印象を受けて、早くなんの気兼ねもなく、
まぁ満席というのは苦手なんで、そこそこ埋まった中で映画を観賞できますことを。

あと最近、いろいろ思うことがあったので『愛国者には気をつけろ!』を特に感心を持ってみてました。

https://www.cinewind.com/information/2020-5-7/

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#検察庁法改正案に抗議します

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https://mainichi.jp/articles/20200510/k00/00m/040/067000c

「どこまで国民をばかにする」検察官定年延長法案に抗議ツイート250万超
.毎日新聞

普段は政権批判をするのが嫌で映画の話ばかりしている担当者ですが、
今回はちょっとスルーできないので。
#検察庁法改正案に抗議します

*『標的の村』『戦場ぬ止み』『標的の島』『沖縄スパイ戦史』 三上智恵監督

東京高検・検事長黒川弘務氏の違法な定年延長に抗議し辞職を求めるキャンペーンに賛同しました。自分を絶対有罪にしない検事総長を時の権力者が決められるような国になったら、もうマジこの国は終わり。大衆の怒りをネットで示そう!

#検察庁法改正案に抗議します
http://chng.it/prYcgFCB @change_jp

https://twitter.com/chiemikami/status/1259324118987468800

*『大地を受け継ぐ』 井上淳一監督

最早、死に体のこの国の民主主義をこれ以上殺してはいけない。コロナ対策が遅々として進まぬ中、なぜ不要不急ではなく、不要のことを急ぐのか。これを阻止することは、民主主義の絶対防衛ラインである。
#検察庁法改正法案に抗議します

https://twitter.com/gomikari/status/1259271375652401152

不要不急の法改正をこの時期に火急に強行しようとしていることは、自分たちが逮捕に値する悪いことをやっている自覚があることの証左である。ステイホームでも出来ることがある。これが、本当に「うちで踊る」ことだ。
#検察庁法改正法案に抗議します

https://twitter.com/gomikari/status/1259275571831267328

*『東電テレビ会議 49時間の記録』 白石草OurPlanetTV代表

森友、加計、桜…。 韓国だったら、安倍首相は間違いなく捜査、立件されていると思うのですが、安倍首相法律まで変えて逃れようとしている。 てことをはっきり報道すべきかも。
#検察庁法改正案に抗議します

https://twitter.com/hamemen/status/1259132970566160385

*『SRサイタマノラッパー』 入江悠監督

うそついて退学させられそうなので担任の先生を買収する、みたいな。
#検察庁法改正案に抗議します

https://twitter.com/U_irie/status/1259112631681474561

いまだに俳優やタレントが政治について語るなという変な抑圧がありますが、勇気もって発信された方には心より連帯を表明します。日本にはもっとロバート・デニーロやクリス・エヴァンスがいていい。
#検察庁法改正案に抗議します

https://twitter.com/U_irie/status/1259340328756080645

*『冬のアルパカ』 田村専一助監督

ボケにツッコむ人がおらんくなったらあかん
#検察庁法改正案に抗議します

https://twitter.com/tamsenchi/status/1259189410563674112

以上、TLに流れてきた担当者が関わった上映作品関係者の
#検察庁法改正案に抗議します のタグをまとめてみました。
こちらも勉強不足とはいえなぜコロナ禍の最中にこんな法案を提出するのか謎に思っております。

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『おかあさんの被爆ピアノ』広島先行公開 7月17日へ



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2593.html
↑こちらで紹介した長岡出身・五藤利弘監督新作『おかあさんの被爆ピアノ』5月18日の広島・八丁座での先行公開が、
このご時世、より安心して観ていただけるようにと7月17日へ延期となったそうです。

東京 新宿K'sシネマに加え横浜シネマリンは8月8日~を予定。

https://twitter.com/hibakupiano

もちろんこの間も五藤監督は精力的にPR活動を重ねて調律師の矢川光則さんとともに松井・広島市長を訪問。
市長も映画へ期待を寄せているようです。

映画「おかあさんの被爆ピアノ」完成報告 五藤監督、広島市長を訪問
https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=630956&comment_sub_id=0&category_id=112

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【KASANE】 -発酵- Nagaoka Tradition



「第13回長岡インディーズムービーコンペティション」で『夢見る人形と星屑の旅を』が
https://www.youtube.com/watch?v=jqEB5ymgqjM
審査員特別賞を受賞した芳井勇気監督が長岡技術科学大学のプロジェクト「発酵を科学する」のPVを監督したそうです。

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【KASANE】 -発酵- Nagaoka Tradition
https://vimeo.com/406714112

まだ見ぬ 美 生物の世界 -99%へのプロローグ-
発酵の未知の領域を解き明かす長岡のプロジェクトです。
映像は、発酵プロジェクトの誕生をテーマとしたvol.1、発酵プロジェクトのプロセス紹介をテーマとしたvol.2に続く、風土、文化、食品が融合して長岡独自の発酵シーンを創り上げていくことをテーマとしたvol.3です。

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「根雪の下から春が芽吹くイメージ」で表現したそうですが、
撮影地は映像を見るとサフラン酒蔵、江口だんご本店、山古志の錦鯉に神楽南蛮、そしてアオーレ長岡のようで、
いづれもとても美しい映像とともに「発酵の長岡」をアピールしています。

「第13回長岡インディーズムービーコンペティション」の受賞作はグランプリの『壁女』原田裕司監督はじめ当たり年で、
『夢見る人形と星屑の旅を』はCGを駆使して自主映画の領域の超えたファンタジックな作品だったと覚えています。

http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1568.html
↑こちらを読み返したら芳井監督は長岡を舞台にファンタジーを撮影したいと語っていましたが、
それでもこんな形でまた長岡で撮影をしていて嬉しく思いました。

ちなみに映像に登場するアオーレ長岡で開かれてた「発酵を科学する」は昨年11月9日開催とあって、
この日は同じアオーレ長岡・市民交流ホールAで『愛と法』『沖縄スパイ戦史』の上映会を開いてて、
確かに隣のホワイエで映像にあるような授賞式やナカドマでは大々的な発酵イベントが開催されてるなぁ、
という記憶があって本作の撮影で芳井監督が来ていたと思うので気づいて挨拶したかったと思いました。

ますますのご活躍を!

このブログのサフラン酒蔵の画像はお世話になってる方より拝借。

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http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2623.html
↑こちらで紹介した七日間 映画チャレンジ、『時の愛撫』『高度戒備』『ザ・コミットメンツ』『ビヨンド・ザ・マット』『ブレード/刀』と続いて『旅立ちの時』『ファンダンゴ』でフィニッシュ。
書きながらあれやこれやと振り返っただけに、自分だけの思い入れ深い、と同時に人に話してもあんまり観てないような映画が甦って並ぶ事態、どこかで上映会を開きたかった7本とも総括できるように思いました。
機会をいただきありがとうございます。
以下、評判良かった(?)ように思う『旅立ちの時』をここに転載します。

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七日間 映画チャレンジ 6作目。
めったやたらに劇場に通ってた頃、ただリヴァー・フェニックス主演というだけで足を運んだのが『旅立ちの時』(1988)

当然、『スタンド・バイ・ミー』でリヴァーは掛け値なしにスターとなり、日本でもアイドル視されながら人気者に、不思議だったのはブロックバスター的な大作を選ばず、わりと地味目の主演作が続いた頃の1編。

日本版ポスターは当時の彼女マーサ・プリンプトン(『グーニーズ』!)と並んだカットが使われ、邦題とともによくある青春モノ、アイドル映画かと思いましたが、アメリカ版のポスターにあるように、60年代反戦運動激化の頃にやりすぎたのかテロリストとしてFBIから指名手配されてる両親とともに生活、身元がバレたら即座に引っ越し全米各地を転々とする高校生というかなり複雑な役どころ。

観ながら薄々とこんなヤバ目の題材を映画化、それによく売り出し中のスターが出るもんだと、当時まだ若かった自分はぼんやりとしながら、半ば唖然としながら観ておりました。

監督は反骨を貫き腕も実もある社会派シドニー・ルメットだけに、この家族にシンパシーを注ぎながら、地味とはいえ退屈させずとても丁寧に描いていきます。

新しい土地ではピアノの才能を教師から認められ、その娘と恋に落ちながらも秘密を打ち明けられず、そして一家にはまたFBIの影がと、これまでと同じく家族を選ぶか、新しく恋人を選ぶかで引き裂かれそうになるリヴァー・フェニックスに確かに見悶えておりました。それだけにリヴァーの運命はとなったラストシーンは拍手モノだった記憶が。

リヴァー・フェニックスは実際に幼少の頃、政治でなくて宗教でこの家族に似たように各地を転々としていたそうで、だから本作で見せるいつも俯きがちでナイーブな表情に説得力を持ってたのかと後で知りましたが、その後少しゴツくなるだけに一番美しい姿が本作に収められてるかと。

そして題材からして全米でヒットしたとは思えませんが、当時はキネマ旬報の全米ヒット作を毎回チェックしてたほどで、そんなランキングに入らないような映画でも心が締め付けられる、いわば自分だけの”隠れた名作”があるんだと本作でよく理解し、その後も映画の良し悪しに本作を判断基準のひとつにして劇場に通い続けたように思ったりします。

しかしフィルモグラフィを眺めると大作は『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』と『スニーカーズ』ぐらいでいづれも主役でなく、『スタンド・バイ・ミー』を除けば『マイプライヴェートアイダホ』とこの『旅立ちの時』ぐらいが主演作として光ってるように思いますが、スピルバーグは主演で『ヤング・インディジョーンズ』を撮るべきだったとか、当時のお仲間がその後に海賊になったり、カンフーをしたりし人気者になっている様を見てるとリヴァー・フェニックスの現在はどうなってただろう、弟より早くオスカーを受賞してただろうかと改めて急逝を惜しむ思いが。

https://www.youtube.com/watch?v=kDvqRVhQ9UU

ちなみに原題の「Running on Empty」ってどこかで聞いたようなと思ったら『教誨師』の佐向大監督の商業デビュー作が『ランニング オン エンプティ』でした。未見ですが何か共通項があるのか気になりました。

バトンはいつもお世話になり感謝です。Sさんいかがでしょうか。

以下映画チャレンジの説明を中山大樹さんの投稿からのコピー(元は映画リレー発起人渡辺真起子さんが書かれたものです)。
--------------------------------------
7日間の映画チャレンジとは、映画文化の普及に貢献するためのチャレンジとします。�#savethecinema に紐づけたいという試みで始めます。�参加方法は好きな映画を1日1作品、7日間投稿するというもの。
✳︎簡単に映画についての説明なしで予告編でもビジュアルだけでもOKです。
それをアップして、そして毎日1人のFBや Instagramにて、お友達にバトンを渡してください。
そしてこのチャレンジに参加していただくようお願いします。�
今日、見たいなって思う作品でもいいし、思い出深いものでもいいです。もしくは新作で未見だったら、その期待値を書き込んでください。見た映画館とか、行きたい映画館でも素敵ですね。�国をまたぐと見れない作品でも、その存在を知りたいです。気軽にいきましょう。�
このバトン、アカウントがオープンじゃないと読めない方がいらっしゃいますが、かまわず続けます。
�バトンを渡してくれた人、渡す人のtagつけてね。�やり方が正しいかわからないけど、正しさがあるなら、バトンを渡してくださる時にスタイルを変えてくださーい。
繋がるかなー。ゆっくりとリレーされていきますように。
以上、引用終わり。

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「ながおか市民活動フェスタ2020」その後



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2606.html
↑こちらで紹介した本年の「ながおか市民活動フェスタ2020」ですが、
ながおか市民協働センターより文書が届き、
新型ウイルスの感染症拡大と緊急事態宣言を受けて、
今年度の市民活動フェスタは従来の規模での開催を断念、
別の形で皆さんの活動をPRする場を用意します、とありました。

それまでの全体会は中止とのことで、
9月14日、アオーレ長岡で開催予定でしたが、
確かにその頃に集客力のあるイベントが再開できるか、事務局もこの判断に悩んだかと思います。
各団体とも十分な活動ができずにいるのではと思いますが、
いづれにせよ毎年開催していた「長岡監督短編映画特集」は、
真っ先に開催不可と連絡が来そうで、何か個別に連絡が来るのかと思ってます。

ところで緊急事態宣言延長とともに自粛要請(変な日本語だ)の緩和もあり、
その中で映画館の再開も含まれてて、県内ではシネ・ウインドが限定的に明日より再開するようです。
他の劇場はまだのようですが、シネ・ウインド観たい映画が並んでるけど担当者は観れるんだろか。

https://www.cinewind.com/information/2020-5-7/

日常に戻るとは映画館に新しいフィルムが届くこと、って、そんな小説なかったっけ?

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The Sun Always Shines on T.V.



報道で皆さんご存知のように新型ウイルス感染拡大防止と緊急事態宣言を受けて、
飲食業が大きなダメージを受けていると、むろん長岡もそうで
上映会のポスター掲示でお世話になってるお店が休業に入ったなどと知って、
こちらはなかなか顔を出すことができず、こんな時に何の役にも立てない不義理を詫びます。

事態が終息し、また上映会が開けるようになったらお願いにあがりますので、
お世話になってるお店の方々、またお会いしたいです。

【随時更新】エリア別テイクアウトグルメまとめ【長岡市編】
https://nagaoka.365web.jp/gourmet/21646/

画像は久しぶりに長岡寄ったついでにランチをいただいた
居酒屋・太陽の日替わりランチです。
大将と奥さん元気そうで良かったです。
予約をすればこちらもお弁当用意できるハズ。

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文藝別冊 「大杉漣」



「この国の存亡がかかっている。考えろ。君たちは国民から選ばれた人間だろ。生きろ。考えろ」
父がお世話になった方がこの動画を送って下さった。
父、大杉漣のシンゴジラの未公開シーンだ。1人の問題ではない。
皆で考え行動していくこと。なんだか凄く考えさせられた。
                   
https://twitter.com/shumpeiohsugi/status/1249685287908696071 

大杉隼平photographer
@shumpeiohsugi

その後に「下を向くな!」と閣僚に檄を飛ばしています。

大杉漣さんの息子さんで写真家の大杉隼平さんがTwitterで紹介してました。

『シン・ゴジラ』で大杉漣さんは内閣総理大臣の役。
ゴジラという戦後最大の国難を相手に悪戦苦闘するものの
担当者はモデルがたぶんイラ菅だけに作り手はわりと冷めた視線をこの総理大臣に送ってたと感じ、
正直この映画の漣さんには強い思い入れを抱けなかったのですが、
この未公開シーンにこの総理の人間味を深く感じて、見方が変わったように思いました。
最もそんな思いを抱かせるからカットしたんだろうと思います。
しかしその後の運命はサスガに衝撃的でしたが。

翻ってリアルな現在進行形の国難とはいえ、まだゴジラ出現よりは対処できる、例えば韓国に頭下げるのは嫌なんでしょうが、
台湾の成功例を学べば封じ込めるように思うんですが。
新型ウイルスにぼちぼち勝利宣言をしたような国が出てきて(無論、油断ならないことを承知なんでしょうが)、
規制が緩んで人々が街に繰り出す様子をテレビで見て本当に羨望しております。

その大杉漣さんのムック本 文藝別冊 「大杉漣」が5月19日に発売予定のようです。
旅立ってから2年、こうして1冊まるごと漣さんというのは嬉しく思います。
割と険しい目をした漣さんの写真を表紙にしてることに余計、期待したりします。

今年2月14日に漣さん主演『教誨師」の上映会を開きましたが、もう随分昔の話のように思います。

http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309980027/

しかし文藝別冊って文藝春秋が発刊してるもんだと思ってましたが、違うんだと知りました。

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辺野古の護岸工事、完成前に打ち切り 支払い302億円



辺野古の護岸工事、完成前に打ち切り 支払い302億円

沖縄はいま

藤原慎一
2020年5月1日 19時29分

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画に伴う名護市辺野古の埋め立てで、防衛省が2014年11月~15年3月に発注した護岸などを造る工事6件について、軟弱地盤による設計変更を理由に完成前に打ち切っていた。うち5件は本体工事の着手前だったが、契約金の7割強にあたる約302億円が支払われた。識者は公金の二重支出となる可能性を指摘している。

 防衛省が朝日新聞の取材に明らかにした。

 埋め立て現場の大浦湾では14~16年のボーリング調査で、当初の設計が前提としていなかった軟弱地盤の存在が確認された。政府はその存在を認めないまま18年12月に土砂投入を開始。19年1月に軟弱地盤の存在と、地盤改良のための設計変更が必要だと認め、今年4月21日に設計変更を県に申請した。

 防衛省によると、設計変更で護岸の配置がかわり、今年2、3月に6件の工事契約を打ち切ったという。

 6件のうち北側の「K9」護岸の新設は、本体工事に着手し、3割が完成。埋め立て土砂の陸揚げに使われている。この工事には契約金額とほぼ同額の約10億円が支払われた。

https://www.asahi.com/articles/ASN516341N4STPOB009.html

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2601.html
↑こちらの琉球新報の後追い記事になるのか、朝日新聞が報じていましたが、
302億円の莫大な税金は無駄になったのはよく理解できますが、
これは護岸工事は中止だけど基地移転は続行ということなんでしょうか。
ドブに捨ててしまったというか政権のお仲間の懐が潤った302億円は
コロナ禍対策に投じてほしかったという思いと、
万が一、移転工事続行ならば即中止というのが正常な政治の判断に思いますが、
なんか未だ届いてないアベノマスクはじめピント外れなことばかりやってるんで続報望んでます。
そもそも、中止となって責任は誰かとってるんでしょうか。

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7日間 映画チャレンジ #savethecinema



この自粛傾向の中で以前からSNSで友達からバトンが渡り好きな映画や本を紹介して次のバトンを渡すリレーが目に入るようになってました。
担当者はあまり交流もないので正直、縁がないものと思っていましたら東京特派員が映画リレーのバトンが渡ったばかりか、別方向から尊敬する映画好きの方からも届いて、これは14本も紹介しなければならないのかと震撼したりしました。
まぁバトンを受け取っても無理して書かなくて気軽につきあえばいいらしいとわかり、
これまでに『時の愛撫』『高度戒備』『ザ・コミットメンツ』『ビヨンド・ザ・マット』『ブレード/刀』とまるで統一感のないものを紹介してきましたが、ただこれがこれまでの作品を振り返る形で結構書いてて前向きになれるものだと思いました。

また他の方が紹介する映画に良いエピソードがあって参考になったり、
はたまた思わぬ形でこちらへエールを送っていただき感激したりと、
嬉しい思いもあったりします。

とりあえず7本選ぼうと思いあと二本、何を選ぼうかと考える楽しみもあったりしてますが、こちらには結構、力を込めて書いた『高度戒備』を転載します。
見たいという思いが募って、手元に香港版から録画したVHSが届いて見た作品、いまだ日本語字幕では見てない香港映画です。

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S東京特派員から引き継いだ映画バトン、こちらの勘違いで1回だけ紹介かと思ってましたが、7日間連続でその度に映画バトンを渡すということでした。

それならラウ・チンワン繋がりで今度こそ『高度戒備』を。
初監督作『友は風の彼方に』を観たタランティーノがモロに影響を受けて『レザボア・ドックス』でオマージュとしてというかパクッてしまうほど骨太のアクションを手掛けてたリンゴ・ラム監督が律儀にワガママと評判のジャン=クロード・ヴァン・ダムに呼ばれてハリウッドで主演作3作を撮った後、本領発揮とまでいかなかったその鬱憤を香港に帰って晴らしたかのような傑作。だけどなぜか未公開はもとよりビデオ化、DVD化もスルー。
本作がきちんと劇場公開されてたらリンゴ・ラムの日本での評価も一層高まってたのではという忸怩たる思いが。

ラウ・チンワンはトラウマ持ちのピリピリした刑事。
殺人犯として逮捕したン・ジャンユー(その後、フランシス・ン)が銀行強盗を企ててると見立て追及していたところ、、、

70年代のハリウッド活劇を思わせるガツンガツンと畳みかけるようなアクションシーンの数々、特に繁華街のビルをたぶんCGを使わずに爆破・炎上させてしまう剛腕、そして緊迫したカーチェイスから銃撃戦へと雪崩れ込んでいく死闘、露店街で手持ちカメラが躍動するチェイスシーンと続いた後のクライマックス、強盗団のン・ジャンユーは破天荒な方法で銀行を襲撃し金庫を開けて大量の札束を目にした際の表情がやはり特筆。
むろん犯罪はいけませんという正論はあるとはいえ、映画なんだから犯罪者が知恵と度胸を駆使して溢れんばかりの札束を前にした際の恍惚の表情をン・ジャンユーが見せて不届きながら共感したりと。
無論、大金を手にしたン・ジャンユーの前に刑事ラウ・チンワンが立ちはだかりますが、、、、

香港の曲者演技派二人が現場に入ると悪魔がつく「入魔」とも呼ばれるリンゴ・ラム監督のもと激戦を繰り広げる硬派な活劇、背景には1997年の香港返還後の選択を警察も強盗団も迫られる空気が漂ってることも垣間見えます。

正直、本作以後のリンゴ・ラム監督に目ぼしい作品がないと言い切ってしまうのも残念なところへ一昨年の暮れにまだ63歳の若さで亡くなりチョウ・ユンファやヴァンダムとかつて組んだ俳優が追悼を述べる中でかのウイリアム・フリードキン監督がSNSで追悼を。
『フレンチ・コネクション』『L.A.大捜査線/狼たちの街』と革命的なカーチェイスを演出した巨匠が認めたのが『高度戒備』のカーチェイスではないかと思ったりします。

https://www.youtube.com/watch?v=avS-rwXPmr0

東京特派員から受け継いだ自分のバトンは、一度も会ったことも話したこともないのに、なぜかFBのお友達になっている〇〇さん、ラウ・チンワンに会ったことがあるそうなんでお願いします。
以下映画チャレンジの説明を(元は映画リレー発起人渡辺真起子さんが書かれたものです)。
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7日間の映画チャレンジとは、映画文化の普及に貢献するためのチャレンジとします。�#savethecinema に紐づけたいという試みで始めます。�参加方法は好きな映画を1日1作品、7日間投稿するというもの。
✳︎簡単に映画についての説明なしで予告編でもビジュアルだけでもOKです。
それをアップして、そして毎日1人のFBや Instagramにて、お友達にバトンを渡してください。
そしてこのチャレンジに参加していただくようお願いします。�
今日、見たいなって思う作品でもいいし、思い出深いものでもいいです。もしくは新作で未見だったら、その期待値を書き込んでください。見た映画館とか、行きたい映画館でも素敵ですね。�国をまたぐと見れない作品でも、その存在を知りたいです。気軽にいきましょう。�
このバトン、アカウントがオープンじゃないと読めない方がいらっしゃいますが、かまわず続けます。
�バトンを渡してくれた人、渡す人のtagつけてね。�やり方が正しいかわからないけど、正しさがあるなら、バトンを渡してくださる時にスタイルを変えてくださーい。
繋がるかなー。ゆっくりとリレーされていきますように。
以上、引用終わり。

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