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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

2021年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2021年10月

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2万年の人類が、大丈夫だよ、と呼びかけてくる


(C)プロダクション・エイシア/NED

10月4日(月)19時よりアオーレ長岡西棟3階ながおか市民協働センター内の第2協働ルームを押さえましたので、
『プリズン・サークル』『陶王子 2万年の旅』上映会のチラシ発送作業を行いたいと思います。
お時間ある方、お手伝いしても何も出ませんが和気あいあいと毎回やっておりますので、
お仕事帰りにでもよろしければご参加ください。

画像は『陶王子 2万年の旅』のなかで縄文人が火焔型土器を使っての煮炊きを再現してる場面。
撮影場所は津南のじょんのび館です。
以下、柴田昌平監督の事務所、プロダクション・エイシアより届いたBCCメールを転載します。

------------------

公開中の映画『陶王子 2万年の旅』
各地で上映してきましたが、
10月は神奈川県逗子、新潟、山口県萩で上映があります。
お近くで上映がありましたらお出かけください。

海外に中々行けなくなった今、
中国人スタッフと撮影をした日々、
フランスチームと内容を議論していたあの頃が懐かしいです。
日、中、仏、英のスタッフで作り上げた『陶王子』は、

日本の縄文、中国の白磁、青のメソポタミア、
色鮮やかな磁器を生み出すドイツ、フランス等を巡る旅。
スクリーンでご堪能ください。

どの上映会にも柴田監督が来場予定です。

遠方の皆さまには失礼いたします。
上映地にお知り合いがいらっしゃいましたら
転送いただけますと幸いです。

プロデューサー 大兼久 由美

---------------


■シネマ・アミーゴ(神奈川県逗子)
【上映】10月3日(日)~10月16日(土)
※10月3日(日) 監督舞台挨拶
劇場お問合せ:046-873-5643
https://cinema-amigo.com/


■萩ツインシネマ (山口県)
【上映】10月23日(土)~11月19日(金)
※10月23日、24日監督舞台挨拶予定で調整中
劇場お問合せ:0838-21-5510
https://hagi-twincinema.org/


■長岡アジア映画祭(新潟県)
会場:アオーレ長岡市民交流ホールA
【上映】10月30日(土)14時~  
【トークイベント開催】
上映後に柴田昌平監督と、映画にも出演し火焔土器について解説する
宮尾亨さん(考古学者・新潟県立歴史博物館学芸員)の対談。
お問合せ:090-4520-4222
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3110.html


■高田世界館(新潟県上越市)
【上映】10月30日(土)~11月12日(金)
※10月31日(日) 監督舞台挨拶
劇場お問合せ:025-520-7626
http://takadasekaikan.com/



『陶王子』オフィシャルサイト
http://asia-documentary.kir.jp/ceramics/
*********************************
[email protected]
プロダクション・エイシア
東京都西東京市保谷町2-7-13
Tel.042-497-6975
------------------------------------
twitterでは“陶王子君”が発信しています。
ぜひフォローして映画の応援をお願いします!
twitte   https://twitter.com/Ceramic_asia
Facebook http://on.fb.me/1xPOY1R
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『プリズン・サークル』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3098.html
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=6lHlaX7VZA0

『陶王子 2万年の旅』長岡上映と柴田昌平監督×宮尾亨先生対談
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3110.html
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=-9cMkORXCeg

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ぼくたちがここにいる 本当の理由



「監督は水俣に行ったのはいつ頃でしたか?」

「『MINAMATA』観た?
自分が初めて行ったのは大学二年の春だったから1974年の時だったなぁ、
それ以来何度も通ったし、京都で写真展も開いたよ」

映画ではユージン・スミスは1973年まで水俣に滞在していたとあったから、
監督とは入れ違いだったのか、
でも水俣は監督が青春期に歩いて多大な影響を受けた地でもあるから、
映画で水俣病がまた注目されてることに大変関心を寄せているようでした。
その後、自身が新潟水俣病の映画に撮影監督として
深く関わることになるとは水俣に足を踏み入れた青春期の監督は思っていただろかと。

『MINAMATA』が公開されて観た後だけに、この話を本来ならもっと尋ねたいのですが
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3127.html
↑こちらに書いた『なぜ君は総理大臣になれないのか』上映会を無かったことにしようとする動きに対し、
監督に相談したら
「これは表現の自由への侵害だから真剣に考えなきゃならない問題だよ」
と親身になってアドバイスしてくださり、
さらにお忙しいにも関わらず時間を割いて動いて下さいました。
感謝しかありません。

[もし自分の作品がこんな扱いをされたら到底受け入れることができない]

↑監督は二言目にこのセリフを吐いています。

いづれこの件の当事者と会って話をすることになりましたが、
同じ申し出がでたら、こちらも同じく吞むことはできませんと。
改めてここで引き下がったら、これまで上映してきた映画と作り手に対して申し訳が立たないと。

ついでに元シネ・ウインド支配人の橋本さんにも報告してますが、
「しかし君はおかしいから次から次へとおかしな目に遭うねぇ、
全く君の傍でカメラを廻してドキュメンタリー映画を撮りたいよ」

などと毎回軽口を叩くので、
「いや、そんな映画、自分は観たくありませんよ」と即答。
無論、橋本さんもこの件、憂慮してます。

『プリズン・サークル』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3098.html
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=6lHlaX7VZA0

『陶王子 2万年の旅』長岡上映と柴田昌平監督×宮尾亨先生対談
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3110.html
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=-9cMkORXCeg

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三和の東横ご主人何処行ったのか?



今回、ポスター貼りにまわって気づいたのが旧市役所通り、三和のラーメン店“東横”が後片付けしてたこと。
市民映画館をつくる会時代からこちらのポスター掲示依頼をしており、
今回も機会をうかがってましたが、
お店の前を通ったらすでに業者が来て後片付けの最中。

コロナ禍以来、こちらがポスター依頼をしているお店が数件、閉店しており、
僅か一年半でこんなに閉じてるのはこれまでになく、
これは不況なんて生易しいレベルでなく、
すでに恐慌の真っただ中ではないかと思いましたが、
後片付けしてる業者の方に尋ねると
「俺もよくしらないんだけど、建て替えると聞いたよ」と。

その後、調べたら新潟の方でチェーン店を活発に展開してる“東横”の社長は、
この長岡三和店の店主の弟さんにあたると。
いわば長岡三和店は系列店でなく姉妹店、この場合は兄弟店になるのか。

長岡三和店のご主人は毎回、飽きもせずにポスター貼りに来る珍客のこちらを眺めてるうちに、
いつしか関心を持ってよく話しかけてくれて、
「ポスター、好きなとこに貼ってっていいよ」
といつも言ってくれるようになりましたが、
率直に言うと弟さんのような羽振りは見受けられず、
いつも常連さんに作ったラーメンを食べさせるのが幸せという感じであり、
さらにコロナ禍の前はよくアオーレに休みに来たりし、
見かけたこちらに「何やってんの」と尋ねたりと。

はたして同じ場所に東横はリニューアルしてまたご主人は厨房で腕を振るうのか?
それとも来月にはリバーサイド千秋店内に弟さんが出店するそうで(財界にいがた情報)、
そちらにご主人は引き抜かれてしまったのか、
そうなったらもうポスターはムリだなぁと思いますが
お互い元気でいてまた再会しご主人の一杯をいただきたいと思っています。

画像は東横と言えば味噌ラーメンですが、敢えて麻婆メンを。
麻婆メンは普通に食べてましたが、これって新潟発祥のオリジナルメニューだと最近知りました。

『プリズン・サークル』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3098.html
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=6lHlaX7VZA0

『陶王子 2万年の旅』長岡上映と柴田昌平監督×宮尾亨先生対談
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3110.html
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=-9cMkORXCeg

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MINAMATA



ジョニー・デップというと『シザー・ハンズ』で共演したウィノナ・ライダーにのぼせて
「ウィノナ命」と腕に入れ墨を彫ったというエピソードにヤンキー気質を感じ、
実際、パパラッチ相手に数多の乱闘騒ぎなど役柄同様、ハリウッドのアウトサイダーというイメージと、
ファンサービスは“神”という一筋縄でいかない魅力、
というか書いてて、これらのエピソードが尋常でないモテモテぶりに繋がることを気づきましたが、
いつのまにか還暦目前と知り驚いたものの、
やはり年相応に社会派映画を自らプロデュースする姿勢は素直に敬服しました。

「映画の持つ力をフルに活用して伝えたいメッセージを発信することが我々の願望」

話題作『MINAMATA-ミナマタ-』で水俣病を世界に告発した写真家ユージン・スミスに自ら扮し、
ドラマとして再現しながら間違いなく今に繋がってること観賞者に知らしめ、
弱者に徹底的に寄り添い不正に対して徹底的に抗戦するところは、
特に報道を生業とする人達は必見のように思いましたが。

率直、今に続く問題なので企業名は仮名ではないかと観る前は想像してたら、
“チッソ”と出てきてこれは本気の映画なんだと。

当然、ジョニー・デップの意気込みに感化されたであろう、
日本人俳優は皆さん本当に素晴らしく、
おそらく資料をたくさん読みこみ劇中のユージンと同じく被害者の人たちへの敬意と誠意を持って演じてたのではないかと。
特に渾身の正義感を持ってチッソ相手に闘う真田広之、
こんなデューク・サナダを日本映画で観たかった、
などと美波、國村隼、浅野忠信の姿を思い返し、
この映画は日本映画が総力を結集し撮るべきではなかったかと。
あと加瀬亮は最初出てきて加瀬亮とは気づきませんでした。

出演者の一人でチッソ社の運転手を仕事にしながら、
被害者の父親という複雑な役どころの浅野忠信の奥さんを演じてたのが岩瀬晶子さん。
五藤利弘監督の新作『ほうきに願いを』に出演してると聞いて、
注目して観てましたがユージン・スミスの奥さんではなく
有名な「入浴する智子と母」のモデルの母親役で撮影を再現するシーンは、
とても神聖に撮られて誰もが本作のハイライトに上げるのではと。

あと社長役の國村隼がチッソの功績として35㎜フィルムにも使われたことを挙げて、
思い出したのはかつての上映用の35㎜プリントには水銀が混じっており、
廃棄する際に環境汚染になるのが問題になってから水銀の入ってないシアンダイという上映プリントが登場、
しかしこれだと旧来の映写機では上映しても音が出ないか小さいという問題があって、
市民映画館をつくる会の時には事前にプリントをチェックするなど右往左往したことがありましたが、
デジタル化した今となっては懐かしい思い出かもしれません。

『MINAMATA』はドラマが終わってもテロップで告発が続き
2013年の日本の首相の「被害を克服した」との発言に異を唱えてましたが、
この2013年の総理大臣って誰かと思ったらやはりあの方でしたか。

それとは別に担当者は二回目のワクチン接種の副反応なのか頭痛が酷く、
結局お仕事休んでしまい、ぼっーとテレビのワイドショー見てると、
KKさんの帰国で大フィーバー、
しかしチッソって今の皇族と関係あるんだよなと。

あとベタでしたがボブ・ディランが流れるというか、
歌詞をトモコさんに向かって呟くシーンは素直にジーンときてました。

https://longride.jp/minamata/

| 未分類 | 22:38 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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「忘れられた戦争 出雲大社神門通りの松ヤニ採取」



2010年3月に柴田昌平監督の劇場デビュー作『ひめゆり』を上映した団体が出雲に集まって交流会が開かれました。
担当者は市民映画館をつくる会、長岡アジア映画祭で上映をした縁でこの交流会に参加、
しかも東京から柴田監督、及びサイタマノフリョウことKさんが交互に運転する車に同乗し出雲へと辿り着きました。

旅日記は↓こちらから。
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/?q=%E5%87%BA%E9%9B%B2%E3%81%AB%E3%81%A6&page=2
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/?q=%E5%87%BA%E9%9B%B2%E3%81%AB%E3%81%A6&page=1

そもそも島根県はおろか西日本など初めて訪れ、
当たり前ですが新潟とまったく違う風土全てが新鮮に映り、
さらにどしりと佇む出雲大社のスケールのでかさに圧倒されていました。

その出雲をご案内いただいたのが
"出雲的文化人"と呼ぶことになる写真家の高嶋敏展氏。
話を聞いてるだけで博学、さらに幅広いひとたちと交流し、
文化的にいろいろと仕掛け柴田監督の信頼を得ているのは納得の思いがしました。

その高嶋さんはライフワークとして「戦争の手ざわり」と題し、
身近にわずかでも残る戦争の痕跡を後世に残そうと撮影しているようで、
最新作の写真集が「忘れられた戦争 出雲大社神門通りの松ヤニ採取」

観光客で賑わう出雲大社の参道に残る松並木は戦時中、松ヤニを採集した際のノコギリの痕が残っており、
なんと太平洋戦争末期にはこの松ヤニを集めて航空燃料として飛行機を飛ばそうと、
多くの学童や女性が作業に当たり、
何もそれは島根だけの話ではなく、全国各地で松ヤニで油をつくる工場が建てられたそう。

ただし当時の日本は松ヤニで航空燃料をつくるような技術力はなく、
結局、集められた松ヤニが実戦で使われることなく、
そんなことがあったことを誰も知らない現状に否を唱え、
何十万人と出雲大社を訪れながら松並木を通り過ぎていく人たちに、
この松の痕跡に目を向けてもらおうと、
松の前に足を止めてもらおうという思いで写真集を発表したようです。

高嶋さんが凄いのはこの写真集を多くの仲間の支援を得て
「未来を変えたい」という思いで島根県の小中学校すべてに寄贈、
今後は島根県すべての高校さらに図書館にまで無償で提供しようと画策、
まさに”出雲的文化人”の面目躍如に映り改めて活動に敬意を表する次第です。

https://imaibooks.stores.jp/items/6103a4da8696c76775b8bbd4

『プリズン・サークル』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3098.html
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=6lHlaX7VZA0

『陶王子 2万年の旅』長岡上映と柴田昌平監督×宮尾亨先生対談
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3110.html
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=-9cMkORXCeg

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ご褒美手打ちそば ~大崩にて30~



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3136.html
↑こちらに書いてる大崩のご主人宅での田植え、稲刈りにはお昼にNさんの手打ち蕎麦が毎回振舞われます。
自宅で打ってきたものをご主人宅で鍋に湯を沸かして蕎麦を投入後に流水で冷ましていただくのですが、
この湯加減が難しいようでNさんはなかなか納得しないようなものの、
こちらはお構いなしでいただいてます。
むろん美味しいので。

Nさんはご主人より若干年上になるのか、
この田んぼ仕事でしかお会いしませんが、
互いに共通の知人がいるので帰りの車に乗せてもらい、
その方のお話をして、人はいろんな見方があるものだと痛感したりと。
あと長岡にマラソン大会を実現させようと奮闘しており、
その苦労話は聞いてて為になりました。

ついでに話の中で知人が二度目のワクチン接種後、一週間で亡くなったそうで、
ご老人だそうですが、そんな話はネットで流れるのを目にするものの、
リアルな話なんだと実感しておりました。

こちらは先ほど二度目の接種を受けてきましたが、
このまま何もなければ『サマーフィルムにのって』を観に行こうと思いますが、はたして、、、

いづれにしても蕎麦、ごちそうさまでした。

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『プリズン・サークル』『陶王子 2万年の旅』予告編 アオーレ長岡 大型ビジョンにて放映中

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10月30日(土)アオーレ長岡市民交流ホールAにて上映する
『プリズン・サークル』『陶王子 2万年の旅』の予告編がアオーレ長岡ナカドマの大型ビジョンで放映が始まりました。

以前よりコロナ禍で人出は減ったとはいえ、
上映会を少しでも認知してもらうために、
この大型ビジョンで予告編を流すのは宣伝活動の柱、
欠かすことは出来ないので流すことができホッとしました。

編集いただいた方、ありがとうございます。
またシネ・ウインドのモニターでも流していただいてるハズで、
こちらもお礼申し上げます。

ちなみに『陶王子 2万年の旅』の通常の予告編の前に
陶王子と仲間がポレポレ東中野の劇場内でソーシャルディスタンスを呼びかけるバージョンを
付け加えていますので、こちらもご注目を。

以下、それとか別で担当者が思ったことなんですが、
この大型ビジョンは定期的に自衛隊の勧誘ビデオを流しており、
現役隊員のキレイなお姉さんやイケメン男子の仕事と余暇の姿のギャップを描くバージョンと、
自衛隊の誤解を解くバージョン、
中には高級車や高級腕時計を見せびらかす姿が下品に映り、
逆効果ではないかと思う勧誘ビデオだったりしますが、
いつも見ながらこれは『スターシップトゥルーパーズ』の一場面にあったよなぁ、と。
こういうのは誰の指示で放映してるんだろか、
災害救助などは尊敬できる仕事だと感謝してますが、
ただこの勧誘ビデオの「国家を守る、公務員。」というキャッチコピーにいつも違和感が。
国民を守ることを優先にしてほしいこと、
デモ隊をボコボコにするミャンマーの軍隊も香港の警察も仕事は国家を守るためなので。
最もこれはどうかと野暮なことはアオーレ側に言うことはありませんが。

『プリズン・サークル』 長岡上映会
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予告編 https://www.youtube.com/watch?v=6lHlaX7VZA0

『陶王子 2万年の旅』長岡上映と柴田昌平監督×宮尾亨先生対談
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予告編 https://www.youtube.com/watch?v=-9cMkORXCeg

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Can't Stop Lovin' You  ~大崩にて29~



「あたしがこの集落に嫁いで間もない頃、お使いで夜道を歩いてたら、
前の方から知らない女の人が歩いてきたけど、
向こうはこちらに気づいたらどこかに消えてしまった。
そしたら自分はどこにいるのかわからない知らない道を歩いてた。
あれはイタチがこちらを化かしたんだと思う」

5月末に田植えをした大崩のご主人宅へ早くも稲刈りへ参加。
事前の天気予報は曇りのち雨だったものの、
良いお天気に見舞われ、これは稲刈り日和かと思いきや、
天気が良すぎて気温が急上昇、立ってるだけで汗だくとなり、
さらに深夜に大雨が降ったせいで田んぼはぬかるみと化し、
かなりキツイ、というか田植えの時に感じたこちらの体力不足は決定的と気づき、
かつてない疲労を味わって午前だけで限界だったという有様、
それに比べると古希のハズの大崩のご主人は連日精を出してるためか、
実に精力的に田んぼ仕事を行っており、これは敵わないと降参でした。
率直に言えば、最近は結構、力仕事をしていたのでそれなりに自信がありましたが、
やはり日頃と使う筋肉が違うせいか、正直言ってこれは役立たずと面目丸つぶれでありました。

それなのに昼食は参加者特性の手打ちそばで調子よくパクパク食べてた有様(ごちそうさまでした)、
何しに来たんだと。

その昼食時にご主人が親しくしてるらしいご近所のおばあさんを誘い一緒にお昼どうかと、
おばあさんは一人暮らしでもう昼食は食べたけど、みんなの声が聞きたいと参加。
こちらは失礼ながら過疎化してるこの集落にもう何十年と住んで、
なにか不思議な話はないですか?と尋ねたら冒頭のお話をしてくださいました。
特にオチもなく、なぜイタチなのかもわかりませんが、ちょっと不思議な怪異談。
時代は昭和20年代の中ごろの今よりもずっと夜が暗かったころのお話し、
ただおばあさんが不思議な体験をしたのはこの話だけだそうですが、
こういった集落に住むご年配の方は一つでもこんな体験をしているんじゃないか、
こんな話が好きなので一人一人に尋ね聞き書きしたら、けっこう面白い怪異談集になるんじゃないかと。

しかしご主人はいつも部屋の中でNHK-FMをつけっぱなしにしており、
本日のお昼からは「今日は一日ヴァン・ヘイレン三昧」が始まり、
イタチに化かされた話のBGMにヴァン・ヘイレンが流れてるのはオツなものでした。

本来は今度の土曜日にご主人の仲間が大挙訪れわっせわっせと稲刈りをするのですが、
その日は担当者はワクチン接種のため本日参加、
土曜日には小林茂監督『風の波紋』の木暮さんはじめ登場人物が来るそうで、
その中には柴田昌平監督と民映研時代の同僚だった方も参加予定、
ご主人に柴田監督が来るから『陶王子 2万年の旅』のチラシを渡してください、
と口を酸っぱくして大崩を後にしました。

『プリズン・サークル』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3098.html

『陶王子 2万年の旅』長岡上映と柴田昌平監督×宮尾亨先生対談
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Raging Fire 怒火



中国で公開4週連続1位、香港では2021年興行収入1位の大ヒット!(9/14現在)
Rottentomatoesでは<Tomatometer92%Fresh>、<Audience Score100%>と大絶賛、大ヒットを記録しているベニー・チャン監督、ドニー・イェン&ニコラス・ツェーW主演の映画『Raging Fire(英題)』(配給:ギャガ)。
不器用なほど正義にまっすぐで自分を曲げない警察官チョンを演じるのは、『イップマン』シリーズのドニー・イェン。
さらに、『孫文の義士団』のニコラス・ツェーが、警察組織への復讐を誓った復讐鬼ンゴウとして最凶最悪の敵を演じます。
監督は『新少林寺/SHAOLIN』『香港国際警察/NEW POLICE STORY』など数々のアクション映画を世に出し、2020年に58歳の若さで急逝した香港アクション映画界の巨匠ベニー・チャン。
彼の遺作となる本作には、プロデューサーにドニー・イェンも名を連ねており、さらに谷垣健治(『るろうに剣心』シリーズなど)がアクション監督を務めていることも映画ファンには見逃せません。

監督:ベニー・チャン『新少林寺『香港国際警察/NEW POLICE STORY』
出演:ドニー・イェン『イップマン』シリーズ、ニコラス・ツェー『孫文の義士団』ほか
配給:ギャガ
2021年12月よりTOHOシネマズ日比谷ほかにて全国ロードショー

https://2021.tiff-jp.net/news/ja/?p=56773

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2737.html
昨年急逝し↑こちらに追悼記事を書いた香港アクションの雄、ベニー・チャン監督の遺作となった
原題『怒火』英題『Raging Fire』が、
まだ邦題は未定とはいえ予想以上に早く日本公開が決定、
さらに今年は10月30日から11月8日に開催される東京国際映画祭で先行上映されるそうです。

ドニー・イェンVSニコラス・ツェーという超魅力的な顔合わせ、
特にベニー・チャン監督『ジェネックス・コップ』で新世代スターに躍り出てから20余年、
円熟味を増した凶暴な悪役として宇宙最強の別名を持つドニー・イェンに立ちふさがるニコラスの姿に注目し

https://www.youtube.com/watch?v=mX7D4z9dcOA

↑あちらの予告編を見ると紛れもなく市街地の大銃撃戦は『ヒート』を強烈に意識してるようでこれは燃えます。

とはいえとはいえ『乱世忘備 僕らの雨傘運動』では今思えばまだ甘かったデモ隊VS警察が、
2019年の逃亡犯条例改正反対運動となると『香港画』にあるように
完全に武力で圧倒する警察隊がデモ隊を容赦なくボコボコにしてるのを見て、
もはや香港映画の十八番の演目の一つ香港警察モノを観ても、
たぶん醒めた印象にしかならないと思いながらも、
本作はやはり香港映画として香港ロケを敢行、
中国大陸に香港ほどの大都市は数多あるのに、
敢えて香港に拘ってプロデューサーとしても映画作りに邁進する
ドニーの育てた地、香港への想いにここは報いたいと、
と、同時に中国から映画への締付も厳しくなるようで、
こんなアクション映画も今後は撮り辛くなることを懸念、
中国はもとより香港でも大ヒットした要因に
警察に所属しながら、嵌められたかつての香港警察に復讐を誓い大暴れするニコラスにシンパシーを抱いたのではと、
こじつけたくなる能書きは脇に置いておいて、これは大スクリーンへ駆けつけねば。
その前に新潟に来るのかと懸案が。
そしてやはりベ二ー・チャン監督の急逝は改めて本当に惜しい、悔しい。

謝霆鋒 Nicholas Tse《對峙 (電影《怒火》主題曲)》(Confrontation) [Official MV]
https://www.youtube.com/watch?v=ffV6pfErPxg

↑ニコラスはロック歌手でもあるので、自身が作詞作曲をした主題歌を歌ってるのか、
こちらは映画と違ってまだ若々しいな、と見てるとピアノを弾く宇宙最強がどことなくYOSHIKIを想起しました。

https://twitter.com/ragingfire_gaga

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長岡市立科学博物館

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新潟県立歴史博物館、馬高縄文館とナマの火焔型土器を見たいと思ったものの、
いづれも感染拡大防止のため休館(現在は開館)だったため、手軽に火焔型土器が見れる場所として、
何時ぞやの新潟日報の記事に掲載されていた長岡市立科学博物館へ。

ここは1400万年前の長岡の地層から発掘された化石から、
現在の長岡に生息する鳥獣の剥製を展示、
長岡と文化と自然科学という観点でまとめられている印象が。
しかしオオハクチョウの剥製がありましたが、
幼稚園児の背丈よりもずっと高くて、こんなのが目の前に舞い降りたらちょっとした恐怖に思いました。

あと長岡で発見された新種のカタツムリに、
マイマイカブリの変亜種とマニアックな標本があり、
確かに科学博物館だなぁ、と。

当然、石器時代からの遺跡から発掘された石器から長岡城跡の遺物まで、
古の長岡で生活していた人々の息吹を感じるスペースの中に
ガラスケースの中で岩野原遺跡で発掘された見事な火焔型土器がありました。
岩野原遺跡ってどこだと検索したら深沢町、長岡技科大の隣のあの辺かと。

https://www.kaen-heritage.com/doki/sites-list/%E5%B2%A9%E9%87%8E%E5%8E%9F%E9%81%BA%E8%B7%A1/

馬高・三十稲場遺跡を訪ねた時も思いましたが、
どのような思いを抱いてこの地に根を降ろそうとしたのかと。

『陶王子 2万年の旅』では栃の実を煮炊きしてる火焔型土器を再現してましたが、
弥生式土器ののっぺりした容姿と並べて見ると、
火焔型土器というのはやはりバクハツした感性の持ち主が手掛けたように思いました。

ちなみにこの博物館でひと際目に飛び込んでくるのは妙見で発見されたカイギュウの化石の復元。
全長7メートルもあって、かつて長岡は海だったそうですが、
こんなデカい生き物が泳いでいたのかと、呆気にとられるには十分でした。

長岡市立科学博物館というとかつて柳原庁舎内にあった頃は一度も足を運ばず、
現在の旧長岡市役所でさいわいプラザに移転してから今回が初めて。
入場料が無料なので、そんな構えずに自然科学の分野から長岡の歩みを知るに十分でした。

長岡市立なので以前に長岡市から後援をいただいた上映会のポスター、チラシを事務室へお願いに行ったら、
博物館の主旨に合わないとのことで却下されて以来、足を運ぶことは無かったのですが、
今回は宮尾亨先生が監督と対談、テーマは火焔型土器だと事前に話すセリフを練習、
なにより今この職場で偉い地位にいると聞いた市職員さんは、前年度のウィルながおかにいた方。
こちらは悪目立ちしていたのでたぶん覚えてるだろうと事務室に顔を出したら、
想像以上に偉くなられてたようで、それなら話が早いと練習したセリフを蒸し返してポスター掲示を依頼。
そしたらきちんと掲示をしていただきました。
ありがとうございます。
こういうのをコネというのかツテというのか、いや縁なんだと思います。

長岡市立科学博物館公式HP https://www.museum.city.nagaoka.niigata.jp/

『プリズン・サークル』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3098.html

『陶王子 2万年の旅』長岡上映と柴田昌平監督×宮尾亨先生対談
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3110.html

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座標軸 被爆ピアノ 演奏支える平和への願い

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座標軸 被爆ピアノ 演奏支える平和への願い

 7、8月に長岡市と新潟市で開かれた「被爆ピアノ」の演奏会に行った。主役は1945年8月6日に広島市で原爆の被害を受け、奇跡的に焼け残ったピアノだ。
 音楽の素養はないが、76年前の傷が残るピアノの音色は何となく柔らかく、温かく感じた。
 「『カズコのピアノ』です。爆心地から2.6キロの家で、17歳だった和子さんと一緒に被爆しました」。ピアノを修理した被爆2世の調律師矢川光則さん(69)=広島市=が説明した。
 矢川さんは各地に被爆ピアノを届けることで、「一緒に平和について考えてほしい」と語る。
 演奏会は20年前に広島で始まり、全都道府県で、2500回以上開かれている。毎回。ピアノは矢川さん一人でトラックで運ぶ。走行距離は100万キロを超えた。
 兵庫県から長岡の演奏会場向う途中、駐車場で右足をひねって骨折したが、運転を続けた。新潟市で会ったときは「ギブスで運転してます。新潟県を回って次はまた兵庫。なかなかハードな日程ですよ」と笑った。
 「あと数年は活動を続けるが、自分も来年は古希。いづれ終わりが来る」と矢川さん。未来のためにと私財を投じて、譲り受けた被爆ピアノ6台を展示する資料館を広島市内に建設した。
 矢川さん個人の貢献に支えられる演奏会の今後が懸案だ。矢川さんがモデルの映画「おかあさんの被爆ピアノ」の五藤利弘監督は長岡出身で、本県との縁もある。
できることを考えたい。
   
  (論説編集員・小原広紀)

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昨日の新潟日報にて記者によるコラム「座標軸」に被爆ピアノについて書かれていたので記録として書き起こします。

画像は"被爆ピアノ演奏会と映画『おかあさんの被爆ピアノ』上映会"にて
向かって左から朗読とMCをお願いした飯島晶子さん、矢川調律師、古舘葵さん(NGT48)、五藤利弘監督、演奏者の一人の相澤夏音さん。

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ゴージャス



ジャッキー・チェンの1999年主演作『ゴージャス』
ジャッキーが大富豪に扮してステキな恋を夢見るスー・チーと淡いロマンスを繰り広げるラブコメディ。
トニー・レオンがゲイのコメディリリーフに扮して大笑いさせ、
さらにチャウ・シンチーがゲスト出演して爆笑させたりと意外な豪華キャストも結集して楽しめる作品。
大富豪とはいえ肉体派、随時トレーニングを欠かさず「身体を動かせば脳が活性化する」なんてセリフにジャッキーならではと納得し、
いつものデスウィッシュ・アクションを控えめにしながらも、
クライマックスは延々と続く1対1のバトルを披露し、
いつもの腹八分目ながらもキレ味鋭いアクションを披露してサスがジャッキーと唸らせました。

それでこのクライマックスでジャッキーと対決する白人、当時は香港の岡村隆史と呼ばれた記憶がありますが、
小柄とはいえキックボクシングの達人としてジャッキーを追い詰めるかなりのツワモノとして観た者に印象を残したハズ。
と、同時に愛嬌があって悪役と言うには憎めないキャラ、
ジャッキーも最後の武器として笑顔を見せながらのファイトと往年の『クレイジーモンキー笑拳』を想起させて喜んでおりました。

この憎めない悪役を演じるはブラッドリー・ジェームス・アランというオーストラリア人、
非アジア系として初めてジャッキーのスタントチーム“成家班”の一員となり次第に頭角を現していき、
ジャッキーのハリウッド進出作に同行、当然英語が喋れるので次第にハリウッド映画のスタントコーディネーターとして活躍。

『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』『キック・アス』『キングスマン』といったアクション映画でなんだかジャッキーの影響が感じられるなぁ、と思った作品はこのアランが手掛けていたと知ってなるほどと。

しかし今年8月7日に47歳という若さで心臓発作で亡くなってジャッキーファンの間で衝撃が走りました。

現在公開中のマーベル映画の最新作『シャン・チー/テン・リングスの伝説』はそのブラッド・リー・ジェームス・アランがスタント・コーディネーターを担当、あのバスの中のアクションはモロにジャッキー映画からの伝承だよな~、とちょっと感慨深く思いながら観ておりました。

なんと長老役にユン・ワーが扮しててクライマックスのアクションシーン全編に渡ってブラッドリー・ジェームス・アランが携わってたハズ、たぶん師匠のジャッキーの名を恥じないことを心掛けてアクションを作っていたと思います。

しかし主役の兄妹がたぶんハリウッドから見た中華系のイメージなのか相当地味に思ったぶん、
悪役というかヴィランのトニー・レオンが完全に貫禄勝ちしており、
しょっぱなの乗馬シーンだけでこれまでで最もカッコイイ、トニー・レオンに思いましたよ、
そして拳も剣も交わさなかったけど、一瞬だけ見つめあうトニー・レオンとミシェール・ヨーの姿に、
これまでの香港映画の歴史が二人を通して透けて見えてほろりとしておりました。

しかしサンフランシスコなのになぜカリフォルニアがタイトルにつく曲が流れるのか、
とはいえエンドクレジットにオリジナルが流れたら拍手モノでありました。
あれが『夢のカリフォルニア』ならば、トニー・レオンへのあてつけでそれはそれで面白かったハズ。

などと書いて本作はブラッドリー・ジェームス・アランに捧げられてるそうで合掌。

『ゴージャス』はジャッキー映画の中では地味かもしれませんが愛すべき映画でありました。

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山形国際ドキュメンタリー映画祭2021 『理大囲城』



コロナ感染拡大防止の特別警報が解除されて長岡の公共施設が無事に再稼働されるのに倣ってアオーレ長岡も通常業務となり、
ながおか市民協働センターは作業がしやすくなってて助かりましたが、
久しぶりに開いたレターボックスに山形国際ドキュメンタリー映画祭からチラシが届いてました。

今年は10月7日から14日にご存じのようにオンラインで開催。
香味庵がなくなっってしまったのは滞在の楽しみが減りましたが、
チラシを手にし、街を歩いてあちこちの会場を訪れて観賞に浸る醍醐味、
初参加した際、ハシゴした中でスペイン映画『時の愛撫』のように今もずっと心に残る作品と出会う、
という映画祭ならではの楽しみが味わえないとはいえ、
今回はインターナショナルコンペ部門には観たいと思ってた香港映画『理大囲城』が入っており、
オンラインとはいえこれだけでも観賞できる機会があるのはありがたいと思いました。

2019年のデモ隊と警官隊の衝突の中で、最も激しかったと記憶してる
理工大学の内側を記録した作品で身元がバレたらヤバイので監督個人の名前がクレジットされてない事態に、
これが民主化運動弾圧の証として強烈に主張してるように思います。
映画を通してあの繁栄極まった香港を知っているだけに、
完膚なまでに弾圧された姿を見届ける義務はあると同時に、
この映画のどこかに闘いはまだ終わってないことを確認したい思いが。

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理大囲城
Inside the Red Brick Wall
香港/2020/88分
監督:香港ドキュメンタリー映画工作者 Hong Kong Documentary Filmmakers

逃亡犯条例改正反対運動と香港当局との衝突が激化を極めた2019年11月。重装備の警察に包囲されたデモ隊は、理工大学キャンパス内で11日間に及ぶ籠城を余儀なくされた。安全上身元を明かすことのできない匿名の監督たちがその内部から撮影、編集した本作は、自発的な市民運動が粗暴で狡猾な権力機構によってねじ伏せられ、退路を絶たれた学生たちが日を追うごとに憔悴してゆく姿を克明に捉えている。防護マスクやモザイク処理によって顔の隠された若者たちの不安や恐怖がまざまざと映し出される。

●10日14:30 | 11日13:30

https://www.yidff.jp/2021/ic/21ic06.html

山形国際ドキュメンタリー映画祭 公式HP https://www.yidff.jp/2021/

ちなみにこの日、市民協働センターで作業をしていたら受付で『プリズン・サークル』の前売券2枚を買ってくださる方が。
慌てて後を追ってお礼となぜ観たいと思ったか聞きたいと思いましたが間に合わず。
とりあえずお客様が来てくださいそうなんで張り合いが沸きました。

『プリズン・サークル』 長岡上映会
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『陶王子 2万年の旅』長岡上映と柴田昌平監督×宮尾亨先生対談
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新潟県立歴史博物館・研究員 宮尾亨先生



新潟県立歴史博物館への目的は宮尾亨先生にご挨拶をすること。

『陶王子 2万年の旅』で縄文土器について柴田昌平監督は考古学者である宮尾先生に、
電話や直接会ったりして何度も取材。
当初は映画に出演する予定はなかったそうですが、
おそらく宮尾先生に取材していくうちに魅了された柴田監督は
映画に登場させようと火焔土器について解説役に宮尾先生を撮影。
なぜか撮影場所は歴史博物館でなく津南のじょんのび館というのは理由を尋ね忘れてしまいましたが、
いづれにしても映画の出演者が長岡にいるならと、
『陶王子 2万年の旅』の上映の際はぜひ柴田監督と宮尾先生の対談の実現を目指してましたが、
相当忙しいお二人が無事に10月30日に顔を揃える運びとなりました。

こちらは宮尾先生とは電話でやりとりをしていただけで、
お会いしたことはなく今回が初対面。
事前に大兼久プロデューサーから気さくな方と聞いてたものの、
とはいえ考古学者にお会いするのは初めてなので、
幾分、緊張しましたが物腰の柔らかい方でリラックスできてお話させていただきました。
そして例によってポスターとチラシを歴史博物館にお願いできないかと。

上映後の柴田監督と宮尾先生の対談の時間はたっぷりとっており、
おそらく宮尾先生は存分にお話しいただくだろうとこの日思ったので、
ぜひ映画と合わせてお二人の対談、そして質問時間も設けますので、
ぜひご注目いただけたらと思います。

宮尾先生、引き続きよろしくお願いいたします。

しかし歴史博物館はやっぱり遠かった、
残暑厳しい中であの坂道はチャリンコだと本当にキツかった、長岡はやはり広いよと。

新潟県立歴史博物館公式HP http://nbz.or.jp/

『プリズン・サークル』 長岡上映会
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『陶王子 2万年の旅』長岡上映と柴田昌平監督×宮尾亨先生対談
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馬高・三十稲場遺跡



新潟県立歴史博物館へ足を運ぶ途中、関原にある馬高・三十稲場遺跡を訪れました。
馬高遺跡は縄文時代中期(約5500年前~4500年前)に大規模集落があったそうで、
ここから幾多の「火焔土器」が発掘されたそう。

三十稲葉遺跡は縄文時代後期(約4500年前~3200年前)の遺跡で馬高遺跡の近隣にあった集落とのこと。

とはいえ目の前にはフィールドワーク用なのか芝生が広がり、
縄文時代はこんなんじゃなく、もっと栃の実が豊富に採れた森深いんだろうと思いましたが、
当時の家屋が復元されてて間近で目にし、
当然冬は豪雪地帯だろうになぜ、この地に縄文の人々は居を構えて火焔土器などという、
飛びぬけた芸術性ある器を生み出したのか、
しばし、かの時代に思いを馳せておりました。

たぶんヒントは隣接されてる馬高縄文博物館に展示されているハズですが、
本日は特別警報がまだ解除されていないので休館、
しかし事務室は開いてたので火焔土器が登場する映画と伝えて
『陶王子 2万年の旅』のポスター掲示をお願いしてきました。

この映画の宣伝を通して長岡文化の発端と言っていい火焔土器に近づいていければと思ってます。

馬高縄文館公式HP https://www.museum.city.nagaoka.niigata.jp/umataka/

『プリズン・サークル』 長岡上映会
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『陶王子 2万年の旅』長岡上映と柴田昌平監督×宮尾亨先生対談
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『陶王子 2万年の旅』 高田世界館でも公開決定


(C)プロダクション・エイシア/NED

10月30日にアオーレ長岡市民交流ホールAで上映する『陶王子 2万年の旅』は、
同日より11月12日まで高田世界館でも公開が決定しました。

柴田昌平監督は長岡で新潟県立歴史博物館の宮尾亨先生と上映後に対談した後、
長岡に一泊して翌日10月31日に高田世界館にて舞台挨拶に登壇するハズです。

FACEBOOKに移行したためか柴田監督の今は途切れて残念に思うブログのタイトルが「大道映画人」

http://www.himeyuri.info/kantoku_blog/

“旅をして、話を聞き、映画にして、観てもらう・・・。 犬も歩けば棒に当たる、猫も歩けばドブ板に落ちる・・・。 さすらいの根無し草、ドキュメンタリー映像作家 柴田昌平によるブログ”

↑最初このブログの自己紹介を読んで、どんな無頼派監督なのかと思ってましたが、
お会いし、話を聞いた皆さん誰もが魅了する稀有な映画監督でした。
ぜひ長岡でも高田でも映画とともに柴田監督のお話も乞うご期待!

『陶王子 2万年の旅』公式HP http://asia-documentary.kir.jp/ceramics/

高田世界館公式HP http://takadasekaikan.com/

『プリズン・サークル』 長岡上映会
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『陶王子 2万年の旅』長岡上映と柴田昌平監督×宮尾亨先生対談
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LIFE IN ONE DAY



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3118.html
↑こちらにアオーレ長岡が休館になってしまいチラシを印刷できない、と書いたら
このブログを読んでた方より、会社で使用してるコピー機を使いませんかと申し出がありました。
本日、半ドンながらヘトヘトとなったお仕事を終えて、この会社に伺い無事に印刷できました。
本当にありがとうございます。
改めて厚く御礼申し上げます。

その後、某組織へ顔を出しました。
率直に書くとその組織から『なぜ総理大臣になれないのか』を上映したことを
無かったことにしてくれないかとこちらは受け取りました。
思えばアオーレ長岡の大型ビジョンでの予告編放映を拒否されてから、
不穏な動きを察知しながらも黙っていたら、
おかしな話はとうとうここまで来たのかと。

理由を尋ねたらこちらは被害妄想が激しいけど、
そちらは誇大妄想ではなかろうかと思ったりしましたが、
その組織は人権擁護も活動の一環としており、
ハンセン病がテーマの映画上映会も開催してるほどで
排除される側の立場に立つのがそちらの筋なのに、
排除する側に加担、汲み入るのですか?と伝えて、
ここで引き下がったら、これまで上映してきた映画と作り手に対して申し訳が立たないと。

ある意味、こちらを拾ってくれたお世話になってる組織ではありますが、
この申し出は呑むことはできません。

しかしあの映画を上映しただけで、これだけ圧力を感じてしまうとは、
よほど人が観ることがよろしくないと考える人たちがいるようで
タダでさえ萎縮してしまいますが、
こちらは捻くれてるので、
だったら機会を見て『はりぼて』でも上映しましょうか、という気になりました。

一応、突っぱねてみましたが今後どう出てくるんだろうかと。

とはいえ冒頭に書いた協力を申し出てくれる方、
親身になって相談に乗ってくださりアドバイスしてくれる映画監督、
突っぱねた後にたまたま知り合いの市議会議員さんに会って、
立ち話がてら、この件を伝えたり、
先ほどは懲りずに大型ビジョンで流す予告編を確認、
編集してくださる方がいることなど
風は向かい風だけど、力になってくれる人たちがいることに
感謝しなければと思った今日の出来事でありました。

画像はポスターを掲示してくださる船場で冷やしラーメン。
なかなかサッポロには手が届かないでおります。

『プリズン・サークル』 長岡上映会
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『陶王子 2万年の旅』長岡上映と柴田昌平監督×宮尾亨先生対談
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『ルパン三世 カリオストロの城』4K+7.1ch



先日、T・ジョイ万代へ『午前十時の映画祭』の『座頭市物語』を観に行ったら、
入口に『ルパン三世 カリオストロの城』のポスターが。
なんでも4Kとなって10月1日より劇場公開されるとのこと。
間違いなく日本映画界屈指の偉大な名作、
そして担当者の一推しの宮崎駿監督作なのでこれはぜひ観に行かなければと。

市民映画館をつくる会で一時期、毎年夏に今はアオーレ長岡アリーナの場所にあった
セントラルパークで野外上映会を開催してました。
上映作品として覚えてるのが『ゴジラ』『ハウス(HOUSE)』『冒険者たち』『眠狂四郎』『燃えよドラゴン』『アイアンジャイアント』『クールランニング』等々、そして『ルパン三世 カリオストロの城』。

長岡祭りの協賛イベントとして、それでも足りずに上映会資金集めに四苦八苦していた覚えもありますが、
セントラルパークにスクリーンを1から立ち上げ、
テントを張ったり市民映画館をつくる会事務所から汗だくになって机やスピーカーを持ち運び、
半日がかりでメンバーが準備をし、夏の夜空の下で缶ビールと寝そべって映画を観るのはオツなものでした。

『カリ城』上映の際、よく覚えているのはラストシーンの銭形警部の名台詞を耳にした若い女性が「キザ」と呟いてたことでしたが、
まさか超がつくほどの巨匠となるとはご本人も思ってなかったであろう当時の宮崎駿流ロマンチズムが凝縮した台詞なんで、
「キザ」は最高の誉め言葉ではと今思い返します。
それにしてもクラリスのおかげで(自粛)が良くも悪くも市民権を得てしまったような。

しかし当時は16mmレンタル業者があってフィルムも映写機もそこからレンタル料を払って借りて上映してましたが、
今もそんな16mmレンタル業者ってあるのだろうかと。

あとセントラルパークのイベントはこの野外上映会の他にあまり覚えがなく、
駅前中心部の広場なんでバンドやアイドルのちょっとしたライブが開かれそうなスペースなのに、
なぜそういったイベントが開かれなかったのか、無くなってから勿体なかったと。

宮崎駿監督もいつの間にか80歳。
引退を撤回し生涯現役を貫く姿勢は称賛しますが、
挑んでる『君たちはどう生きるのか』の完成はいつになるのか、
何やら哲学的なタイトルなのは思えば子ども向けに作ったのに
途中からおかしな方向に行ってしまった『崖の上のポニョ』が、
もはや純然たる活劇など眼中にないのだな、と面白さと別の感慨を持ったことと繋がるような気がし、
『カリ城』はもうテレビで何度も見てストーリーはすべて把握したような気になってるものの
昨年の『風の谷のナウシカ』をスクリーンで観た時のような新鮮な驚きを今回も期待したいと思います。
そして宮崎駿監督が全身全霊を込めて作った冒険活劇なことを改めて称賛するだろうと。
終わったらひっそり拍手をしてる自分が想像できるような。
否、どうせなら盛大に拍手を贈ろうと。

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作品紹介
不朽の名作がついに、4K+7.1chで蘇る!!
宮崎駿監督の映画初監督作品としても知られ、綿密なキャラ設定とストーリー、カーアクションの迫力たるや、CGアニメ全盛となった今も色あせることがない本作。『ルパン三世』アニメ化50周年を記念し、期間限定で4K+7.1ch仕様となって蘇る!公開当時のフィルムをも凌駕するほど鮮やかな4K映像と7.1chのリアルな多次元サウンド。視覚と聴覚の両面から最高級の臨場感と大迫力を味わうことができ、またひと味違う楽しみ方ができること間違いなし!

https://www.toho.co.jp/theater/ve/lupin3rd_50th/

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あおちゃん、正直スマンかった。



「被爆ピアノ演奏会」で弾いてくださった古舘葵さん(愛称あおちゃん)
目当てでNGT48への劇場へ初参戦したことを以前書きました。

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3113.html

↑この日はあおちゃんの生誕祭でメンバー、ファンが祝った後のスピーチで
「NGT48として朱鷺メッセのステージに立つ」と力強く宣言。
最年少メンバーが朱鷺メッセという大きな舞台に立つ決意を述べたことに、
界隈は騒然としながらあおちゃんを称賛したようです。

直に目に耳にしたこちらはあおちゃんがそこまで言うなら、
何年かかろうが朱鷺メッセが決まったらぜひ足を運ばなければと先の記事に書いた次第です。

ところで先日、NGT48の一期生が集合しニコ生でライブ配信が流れて
これはサプライズでよろしくない発表があるのではと界隈はざわつきましたが、
結果は朱鷺メッセで単独コンサートと荻野由佳卒業公演を開くと発表され、
あおちゃんの夢は早くも達成できることに。
よかったね、じゃぁ自分も行くか、コンサートはいつやるの?
と調べたらこれが10月30日、よりによって次回上映会とモロにぶつかっておりました。
やはり主催者なので上映会を疎かには出来ないので遠くからあおちゃんの活躍を願い、
できたら毎年朱鷺メッセ、否、次は日本武道館でも単独コンサートが開かれますことを。
あおちゃん、正直、スマンかった。

しかし担当者は以前から書いてたようにモー娘。を結成前のASAYANから推してましたが、
初期メンはなっちより福田明日香推し。
それが数年前にアオーレ長岡から徒歩15分の距離にある“蔵”にて、
どういった経緯か元がぁがぁがぁるずのアッピーさんと福田明日香さんのジョイントライブが開かれ、
小さなハコなのでこれは自分はファンだったことを伝えに行かなければと思ってたら、
こちらもアオーレ長岡市民交流ホールAで開く何かの上映会とモロにぶつかってしまい涙を呑んだことがありました。
たぶん肝心な時に衝突してしまうのは何かのサガなんだろうと。
そのすぐ後に明日香がヘアヌード写真集を発売したのも諸行無常の響きあり。

画像は『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道』を観た後なんでモロに影響が。(どこが)

『プリズン・サークル』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3098.html

『陶王子 2万年の旅』長岡上映と柴田昌平監督×宮尾亨先生対談
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3110.html

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アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない 恥辱のあまり崩れ落ちたのだ



私はヘラートの町のはずれで、二万人もの男女や子どもが飢えで死んでいくのを目のあたりにした。
彼らはもはや歩く気力もなく、皆が地面に倒れて、ただ死を待つだけだった。
この大量死の原因は、アフガニスタンの最近の旱魃である。
同じ日に、国連の難民高等弁務官である日本人女性もこの二万人のもとを訪れ、世界は彼らのために手を尽くすと約束した。
三ヵ月後、イランのラジオで、この国連難民高等弁務官の女性が、アフガニスタン中で餓死に直面している人々の数は100万人だと言うのを私は聞いた。 
 
ついに私は、仏像は、誰が破壊したのでもないという結論に達した。
仏像は、恥辱の為に崩れ落ちたのだ。
アフガニスタンの虐げられた人びとに対し世界がここまで無関心であることを恥じ、自らの偉大さなど何の足しにもならないと知って砕けたのだ。

================================

世界が大きく変貌した9,11同時多発テロから今日でもう20年で朝からこの件をテレビは伝えていましたが、
『第7回長岡アジア映画祭』で上映したのがイランの巨匠モフセン・マフマルバフの『カンダハール』
2001年の作品で完成後に9,11が起き、
世界最強のアメリカ軍が最弱国家のアフガニスタンを武力侵攻、
それとともにアフガニスタンの姿を伝える「今、最も重要な映画」として世界各地で上映された作品です。

見捨てられた国アフガニスタンで敢えて撮影を敢行し、
世界の無知と無恥を告発する映画が9,11で注目されることをまるで監督は予言してたかのように。

ただリアリズムよりも地雷などで脚を失った群衆がヘリコプターから落ちる義足を求めて殺到するシーンなど、
シュールというかかなり幻想的にも観えた作品でした。

冒頭の文章はそのマフマルバフ監督が執筆したレポート「アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない 恥辱のあまり崩れ落ちたのだ」からの抜き書き。
『カンダハール』の日本公開後に日本でも出版されて話題となっていました。
国連難民高等弁務官の女性とは緒方貞子氏のハズで、
誰も見向きもしないアフガニスタンを救おうと奮闘してたことを恥ずかしながらここで知りました。

9,11はタリバンは関与していないようですが、
テレビで見て世界はタリバンがバーミヤンの巨大仏像を破壊したことは怒り嘆くのに、
多くのアフガニスタン国民が餓死してることには悲しみどころかまるで関心を持たない。
そういう見方は今も続いてないかと9月11日に自戒を込めて。

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もし彼が総理大臣になったら



もし彼が総理大臣になったら

まっすぐに理想を語る。説得力がある。昨年公開の映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』で自らの言葉で政治信念を訴える彼を見て、こんな人に日本を任せてみたいと思った。時として汚濁にまみれてでも公約を果たすのが、政治家像のひとつなのであれば、彼は綺麗すぎるのかもしれない。それでも、誰の意思かも責任の所在も曖昧な言動を繰り返す昨今の政治家を見ていると、もし彼が総理大臣になったらと、つい真剣に考えてしまう。

政治家◇小川淳也(50歳・香川県出身)

================================

先程、コンビニで待ち合わせをしてた際、ふと目にした雑誌の表紙の中にどこかで見たような顔とタスキが。
毎号、時の人を表紙にしているビッグコミックの今号はなんと小川淳也議員、
添えられたかなり攻めてる推薦文の筆者は『なぜ君は総理大臣になれないのか』を観ているよう。

ドキュメンタリー映画でヒットの目安の観客数は1万人だそうで、
『なぜ君は総理大臣になれないのか』は3万人と大ヒット、
さらに今はネットフリックスでも見れるので実際に見てる人はそれ以上とはいえ、
先号の表紙は松阪桃李、主演作の全国公開された『孤狼の血2』のおそらく足元にも届かない数字になるハズ。
いわばマイナーと言わざる負えない映画の被写体が
今もこうして『ゴルゴ13』を連載してるメジャーなコミック誌で脚光を浴びることに、
あの映画の中での小川議員の理想と葛藤と選挙戦は観た者に強烈なインパクトを残したんだろうと改めて思いました。

小川議員の所属する政党は政権奪取が視野に入れそうなのにどうも歯がゆく映ってるので、
いずれ小川議員党首待望論も出てくるように思いますが、
それが実現できるかは大島新監督の次回作『香川1区』で明らかになるハズ。

しかし映画を観ないで公の場で批判した方は総選挙を前にこの表紙もけしからんなどと言うのか?
映画を見たら自分の振る舞いに恥ずかしく思うのではないかと。
(また余計なことを)

『なぜ君は総理大臣になれないのか』 公式HP http://www.nazekimi.com/

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私たちは「使い捨てマスク」だった



現在、発売中の「週刊金甌日」に“私たちは「使い捨てマスク」だった”と題して『プリズン・サークル』の坂上香監督のインタビューが掲載されています。

『プリズン・サークル』の件ではなく2001年1月に放映されたNHKのETV特集「シリーズ戦争をどう裁くか」の「第2回 問われる戦時性暴力」が放映前に自民党の当時の官房副長官が介入し大きく改竄された問題についての連載企画のようで、今回は3回目で8ページにも渡った記事となっています。

坂上監督はこの「第2回 問われる戦時暴力」と「第3回 いまも続く戦時性暴力」の企画立案者であり、後者はディレクターを務めた経緯から、当時の現場で起きたことをかなり生々しく証言、
特にいち早く異常事態への抵抗からNHK内部から外部へメールを送って問題が発覚したきっかけになったようです。
坂上監督が沈黙してたら、この問題はなかったことになってたかもと。
事の経緯はぜひ読んでほしいと思い紹介します。

当時、この問題が発覚したことはよく覚えていますが、
現場で深く関わったドキュメンタリー作家の作品を今回こうして上映するとはと意外に思いながら読み進め、
20年前の事件を風化させずに連載企画をやる意図として、
介入した当時の官房副長官とは安倍晋三氏であり、NHKは特に二度めの安倍政権から忖度が過剰、
国会でまともに答えず言い逃れをしてるのに、
夜のニュースではさも立派な答弁をしたかのような神業の編集をこなすなど目に余るヨイショを連打、
つい先日の次期総裁選の安倍氏が推す候補者の出馬会見を民放は生で報じないのに、
NHKのみ延々と流してたことを思うと今に繋がる話でもあるんだなぁ、という読後感を持ちました。

「使い捨てマスク」もアベノマスクと当然、坂上監督は掛けてるんだろうと。

『プリズン・サークル』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3098.html

『陶王子 2万年の旅』長岡上映と柴田昌平監督×宮尾亨先生対談
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3110.html

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Jean-Paul Belmondo



『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』とゴダール先生のヌーベルヴァーグ代名詞2作に主演していたジャン=ポール・ベルモンドが、
自らスタントも果敢にこなすアクションスターだと教えてくれたのが町山智浩先生が編集者時代に手掛けたムック本「このビデオを見ろ!」で最初に捲って紹介されてた『リオの男』、ベルモンドの魅力について語ってたのは大森一樹監督。

ゴダール先生からド・プロカの活劇にメルヴィルのフィルムノワール、トリュフォーの恋愛映画まであらゆるジャンルをこなし、
例えばジャッキー・チェンはド・ブロカに出演してもゴダールには出ないだろう、という旨で語ってなるほどと。

町山先生のテロップでスタントマンを使わない体を張った真のアクションスターとしてバスター・キートン、スティーブ・マックイーン、ジャン=ポール・ベルモンド、そしてジャッキー・チェンの名前を挙げて、(もちろん今はそこにトム・クルーズが入るハズ)当時ジャッキーに熱を上げていた担当者はブルース・リーの後継者というだけでなく、これらの偉大な俳優の系譜にジャッキーが連なることを知って余計に熱があがった次第です。

と、書きながらもリアルタイムで観たベルモンド主演作はアラン・ドロンと『ボルサリーノ』以来共演した『ハーフ・ア・チャンス』。
ヘリコプターからの縄梯子にお約束のようにベルモンドはひょいひょいと登ってアクションスターの片鱗を見せつけながら、
それとは別に『ボルサリーノ』をリアルタイムで観ていた当時の映画ファンは
皺くちゃになって久しぶりに登場した二人の映画スターの姿に自分が重ねた歳月に思いを馳せていたであろう、
映画ファンも映画スターと一緒に年を取ると当たり前ながらも実感し、妙に感慨深く思いながら観ておりました。

今年、シネ・ウインドで江戸木純先生が仕掛けたジャン=ポール・ベルモンド傑作選が上映され、
ジャッキーが自作の参考にしたと思われる『恐怖に襲われた街』を観賞。
次から次へと唖然とするほど過激なスタントを決めながらも、どこか熱さ控えめでクールにこなしており、全編に漂う70年代の空気感と相まってなかなか渋いアクション映画だなと思いながら観てました。

たまたまベルモンドの誕生日に入場したせいなのか記念にポストカードが配られ、日本のファンに向けたベルモンドのメッセージがあって、あっ元気でいるんだと思っておりましたが。

いづれジャン=ポール・ベルモンド傑作選2を上映するでしょうから、その際は未だ未見の『リオの男』と『カトマンズの男』を最優先で。

とはいえやはりベルモンドを一番に想起するのは『勝手にしやがれ』のカッコ良すぎるブザマなラストシーン。
喧嘩別れしたというゴダール先生と仲直りしたのか気になりますが、
たぶん我が国が高倉健さんが亡くなった時のような喪失感にフランスは包まれてると思い深く敬意をこめて合掌。

https://belmondoisback.com/

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【拡散希望】緊急支援要請「モヨ・チルドレン・センター」活動記録を公開



小林茂監督の承諾をいただき小林監督のFBから転載します。
小林監督作でアフリカのケニア、ティカにあるストリートチルドレンが安心して生活できる居場所「モヨ・チルドレンセンター」を主宰する松下照美さんを記録した『チョコラ!』で撮影を担当した吉田泰三カメラマン(愛称ゾウさん)は継続的に以後もケニアに通い松下さんの活動を中心に撮影を記録。

一昨年のアフリカン・フェスタinながおかでも『チョコラ!』の上映とともにゾウさんが監督・撮影・編集した記録映像を上映し、現地の様子を伝えていました。
以下、小林監督の記事の中でゾウさんの最新の記録映像のリンクが貼られています。
子どもたちが日本語を学ぶ姿、『チョコラ!』に登場する少年のその後の姿や長岡技科大の力添えで浄水設備が機能したりととても興味深い様子が映し出されてますので、ぜひ見ていただけたらと思い紹介します。

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【拡散希望】緊急支援要請「モヨ・チルドレン・センター」活動記録を公開

https://www.dropbox.com/s/2t42cn69om5zizz/moyo_report2020.mp4?dl=0&fbclid=IwAR3A827gRpjb837me3DS5wjlLikAOdirDAObOySL630aLLcNNzk1jpp4eAQ
(監督・撮影・編集:吉田泰三・21分)

アフリカのストリートチルドレンの思春期を描いた映画『チョコラ!』の監督・小林茂です。
映画の舞台、ケニアの 「モヨ・チルドレン・センター」が来年度、運営が緊急事態です。
コロナウイルスの猛威により、昨年に引き続き、主宰の松下照美さんの全国支援キャンペーンができなくなりました。
その上、現在、ケニアから帰国、病気療養中です。
自活の道を歩み始めたばかりです。
どうぞ、振込用紙にてご支援をいただけましたら幸いです。

HP https://www.moyochildren.com

郵便振替・口座名:モヨ・チルドレン・センターを支える会
口座番号:01660-1-73996

https://www.facebook.com/sigeru.kobayashi.39/posts/4132471076882502

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『17才 旅立ちのふたり』



「淋しいから、淋しい場所に来るんだろ」

本日、澤井信一郎監督の訃報を知って真っ先に浮かんだのがこのセリフ。

『17才 旅立ちのふたり』の中で、寂れた船溜まりで藤本美貴サマが石川梨華ちゃんに言い放った一言。
モー娘。の人気が凋落している時に公開された本作は正反対の性格の二人の少女が友情を育む、
よくあるあらすじが平成なのに、まるで昭和の残り香のような暗さが全編に漂う
アイドル映画らしからぬ妙な後味を残す一作。
何しろ舞台が川崎の工業地帯というだけで異色に思いながらも、
澤井監督は職人気質を活かして、おそらくさまざまな制約があっただろうに、
強引に映画に仕上げてることに感動を覚え、
というか冒頭のセリフが今も突き刺さってるのは当時も今も
こちらは淋しいから、淋しい場所の映画館に来るんだろと美貴様にズバリと指摘された気になったからかと。

もう1本、澤井監督はモー娘。の映画を撮っており、目の不自由な仔犬を巡る実話が基の『仔犬ダンの物語』
当時、あの『Wの悲劇』はじめ名匠として地位を確立した澤井信一郎監督がモー娘。の映画を撮ると胸が高鳴り、
今は亡きシネマチャオで観賞、しかし期待が大きすぎてしまったものの普通に良い映画だった覚えが。
ただこれはモー娘。よりもこれから売り出す妹分のハロプロキッズが主人公で、
モー娘。のメンバーはほんの顔見世だったことがこちらとズレが、
しかし澤井信一郎監督はちびっ子のハロプロキッズ一人一人と面談をして、
主人公に抜擢したのが嗣永桃子さん、
複雑な家庭環境で育ち心を閉ざしがちだったところへ、
仔犬ダンとの出会いで周囲と打ち解けていくというかなり難しい役どころを演じて、
当時はまだ特にファンでもなかったこちらでも印象に残った大役でした。

ハロプロキッズはその後にBerryz工房と℃-uteに別れ解散した今もレジェンドとして記憶されるアイドルに、
嗣永桃子さんは愛称“ももち”としてBerryz工房で活躍、
『仔犬ダンの物語』から女優業はやってないとはいえ、
ももちは道重さゆみさんとともにバラエティ番組に進出し、
ハロプロを世間に浸透させた立役者になったものの、
現在は引退、小学校と幼稚園の教員免許取得したことから、
例えば自分の教え子に『仔犬ダンの物語』を見せたりしてたら素晴らしいことではないかと。

「澤井信一郎監督のご逝去を悼み、謹んでお悔やみを申しあげます。私の初めての映画『野菊の墓』の撮影では、慣れない私にとてもあたたかくご指導いただきました。撮影の時、山野を一日中駆け回って疲れた私を、いつも励ましてくださいました。あの時の監督の優しい笑顔が忘れられません。本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします。松田聖子」

https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202109060000455.html?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=nikkansports_ogp

↑『野菊の墓』で映画デビューを飾った松田聖子サマの澤井監督追悼のコメントに思わずほろりとしましたが、
旧ももちさんは澤井監督訃報を知りどんな思いが胸中をよぎったかと。

そして立派に成長したかつてのハロプロキッズを澤井監督が大人の映画として撮ってほしかったけど、、、

などと書きながらも、やはり澤井信一郎監督といえば『Wの悲劇』
アイドル女優・薬師丸ひろ子を観に行ったら、本物の映画を味わせてくれた功績は計り知れないハズ。

ただ『めぞん一刻』は音無響子さんはあの女優さんではないでしょうという忸怩たる思いもありますが、
本当にお疲れさまでした。
合掌。

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アオーレ長岡 臨時閉館



昨日、お店がコロナ感染防止を図る特別警報に従って夜の殿町は真っ暗だったと書きましたが、
それが諸にこちらに向かって刺さる事態となりました。

アオーレ長岡3階のながおか市民協働センターに次回上映会の前売り券の設置をお願いした後、
ポスターも画像のように目立つ位置に掲示いただきお礼を述べた後に
ナカドマの大型ビジョンをふと目にしたら、
特別警報を発令した新潟県からの要請により9月6日~9月16日までアオーレ長岡全館を臨時閉館するとのと。

https://ao-re.jp/news/36065

えっ?それではその期間、前売り券購入できるの?
あと印刷できて重宝しているリソグラフは使用できるの?
などと即座に受付の職員さんに尋ねたら、上部に確認してから返事をしてくれることになり、
一晩待って電話が来たところ期間中、頑丈にロックするそうで、
一般の方はながおか市民協働センターに入場できなくなるとのこと。

前売券を購入される方は来月に入ってからだと思うのものの、
ウィルながおかがチラシを各所に設置依頼してくれるため、
近々500枚くらいこちらで印刷する当てにしていたのにどうすればいいのかと。

以下、ちょっと変に思うことを書き連ねることをお許しを。

書きたくないけどそもそも8月20日から23日に緊急事態宣言下の大都市から
たくさんの人が新潟県入りしたフジロック開催を止めなかった新潟県に、
この件に関してどの面でどの口でどんなエビデンスがあって特別警報を発令したのか、
併せて9月16日の解除についても何を根拠にしているのか?

アオーレ長岡全館禁止でホールやアリーナで開催予定だったイベント中止は、
たくさん準備した主催者の無念はわかるものの、
感染防止のためやむおえずと理解を示せますが、
チケット購入やリソグラフ使用のために訪れる人など一日何人いるのか、
例えばリソグラフ使用時にこちらの名前を用紙に書くので、
これが使用禁止となるような科学的根拠がある数字になったのか?

というのも東棟市庁舎側の行政窓口サービスは開庁してるので各種手続きは可能とのこと、
こちらの方がながおか市民協働センターより遥かに人の出入りが多いので、
ちぐはくではなかろうかと。

そもそもながおか市民協働センターの職員さんにこういう事態に対して、
上部はきちんと指示をしていなかった、こちらが聞かないとわからなかったというのはどうなのかと。

ちぐはぐな対応が積み重なって総理が続けてトンズラするのを見てるので、
それでいいのだろうかと。

ちなみに中央図書館にポスター依頼に行ったら、
こちらは明日から9月16日まで閲覧はできないものの、
本の貸し出しや返却は可能とのことで各施設によって応対がまちまちなこともわかりました。

今回、こちらが当事者となってしまったので、
悪玉にされてしまう飲食店さんのお酒提供が20時すぎたら中止という、
理不尽な事態に対処してる店主さんの気持ちが、
ほんのほんの少しでしょうが理解できた気になりました。

ともかく長岡の感染者数は辛うじて減っているようなので、
何の根拠もなくただ同調圧力で延長などという悪手は打たぬことを望みます。

しかし印刷どうすればいいのか。

『プリズン・サークル』 長岡上映会
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『陶王子 2万年の旅』長岡上映と柴田昌平監督×宮尾亨先生対談
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殿町アンタッチャブル



先日、図書館で開かれた勉強会に遅れて参加、20時半に終了し
殿町のいつもポスター掲示をお願いしてる居酒屋さんに顔を出そうとしたら閉店、
それならとラーメン屋さんに行ったらこちらも閉店、
気が付けばいつも以上に人通りがない真っ暗な殿町に気づきました。

コロナ禍とはいえこれはどうしたことだと長崎亭目指したらこちらは開店。
みそちゃんぽんをいただきながら女将さんに事情を聞くと、
特別警報のためどの店も20時にはアルコール類の販売を停止が義務付けられてると。
確かそんな新聞記事を読んでましたが、なるほどこんな形で真っ暗に。
そして先の居酒屋、ラーメン屋はこれでは商売にならないと時間を早めて閉店してたのか。

長崎亭はいつもなら20時半開店の02時閉店。
たいていは殿町でお酒を飲んで締めのちゃんぽんとなるのが、
今は17時開店の21時閉店でこの日、ギリギリの入店だったか。

せっかく殿町に来たのにどこも開いてないのでやってきたような3人組が
しきりにお酒を要求していましたが、女将さんはやんわりと断ってて、
どうも見回りにお酒を出してるのを見つかったらアウトで、
幸い時短に従ったら補償金は出るそう。

しかしここは殿町、建前は禁止でもどこかでは扉を閉めてこっそりとお酒を提供してるお店があるように思い、
そうなるとこれは禁酒法時代のアメリカ、まさにアル・カポネの時代を彷彿させるとは。

画像は21時半過ぎの狙って撮ったわけではない人のいない殿町です。

『プリズン・サークル』 長岡上映会
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『陶王子 2万年の旅』長岡上映と柴田昌平監督×宮尾亨先生対談
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『パンケーキを毒見する』



首相、総裁選出馬へ 二階氏に伝達 6日 党役員人事

今朝の新潟日報1面の見出し、新聞記事って複数から念を押して裏を取って記事を書くのに、
それが容易に覆され最後までこの政権の出鱈目ぶりを見る思いがした1日でした。

『パンケーキを毒見する』は『新聞記者』『i-新聞記者ドキュメント-』と政権相手に
闘う映画を製作してる 河村光庸プロデューサーが総裁就任直後に、
この総理は何者なのか伝えたいと企画がスタート、
衆院選前になんとしてでも公開をと目論みが成功、
都内のミニシアターを中心ヒットしてると聞きましたが、
地方のブッキングが疎かになってしまったのか新潟市での公開は今のところなく、
現在は県内での公開はJMAX THEATER上越のみ。
上越まで行くのはチト遠いので観たいけど新潟に来るまで待つか、それとも来ないのか。

「わが国は、核兵器の非人道性をどの国よりもよく理解する唯一の戦争被爆国であり、『核兵器のない世界』の実現に向けた努力を着実に積み重ねていくことが重要だ」

↑今年の広島の原爆忌の挨拶で一番重要な部分を被爆者の前で読み飛ばし、
しかもそれを事務方のミスと責任転嫁してたことで間違いなく人の上に立つような人物ではなかったと。
大抵の常識ある人は人前で話す際、原稿があるなら事前に下読みするのに、それすらしない、
毎年コピペのあいさつ文を使用してることさえ被爆者に対して72歳にもなって無礼なことがわかろうとしない。

「国民のために働く」
当たり前のことをキャッチフレーズにしながら国民の声に一切耳を貸さずにコロナ禍対応は後手後手、
任期満了に伴ってコロナ対策に専念するための聞き覚えのいい辞任だそうですが、
もはや打つ手もなくなり、どうみても前政権に続いてのトンズラでしょう。

コロナ禍の中で誰がやっても叩かれると少ない実績を過大に評価する方もおられますが、
そんな偏った方でさえコロナへの対応について口を閉ざし、
辛うじて他国に比べて感染は抑えられてると強調してますが、
いくら抑えられても入院もできず自宅療法ならぬ自宅放置で亡くなった方が多々いることを思うと、
とても評価できるものではなかったと。

官房長官時代の木で鼻を括るような冷淡な記者会見は報じず
マスコミは「令和おじさん」や「パンケーキおじさん」など持て囃し、
それを見ただけで就任時に70%の支持率など舐められたものだと思い、
そんな器ではなかったおじいさんを支持してしまったことが国民の不幸の一端だと、
コロナだけでなく拉致問題に対しても結局全く無策だったのに、どこを支持すればいいのかと。

しかし一体総理になって何をやりたかったのか?よくわからず
ただ権力欲を満たすためと受け取らざるおえませんが、
『パンケーキを毒見する』を観れば疑問は解消されるのでしょうか?

以上、本日の忘備録として紹介します。
前政権のトンズラの時もそうですが、本来なら大喜びしたいのに思うほどできないのは、
またロクでもないことが待ち受けてるような予感がするからか。

これで辺野古の埋め立ては白紙に戻すことを期待しますが。

*『パンケーキを毒見する』

たたき上げ?権力志向?勝負師?
菅首相の素顔(スガオ)に迫る!
世界が未曾有のコロナ禍に陥る中、国民の命と激動の時代の舵取りは、この男に託された。
『新聞記者』『i-新聞記者ドキュメント-』などを手掛けるスターサンズが、満を持して“今、一番日本人が知りたいこと”菅首相の素顔(スガオ)に迫るドキュメンタリーを制作しました。
かつては官房長官時代の「令和おじさん」や首相就任直後の「パンケーキ懇談会」といった印象から、昨今では五輪やコロナ禍への対応などに対する不安視の声もあるが、実のところ何を考えているのか、どういう政治家なのかは意外に知られていない。
“もしかしたら我々は実体のない男に日本を預けてしまったのではないか?”。

日本の民主主義は消滅してしまったのか?
気づいてますか?
政府もニッポン人もヤバいぞ!
本作では、ナレーターに俳優の古舘寛治を迎え、現役の政治家や元官僚、ジャーナリスト、そして各界の専門家が、菅義偉という人物について、語り尽くす。さらに、これまで表に出てこなかった様な証言や、過去の答弁を徹底検証。
だが本作は、いたずらに異議を唱えたり、スキャンダルを暴こうとする政治ドキュメンタリーではない。
むしろ観る者は、ブラックユーモアや風刺アニメを愉しみつつ、様々な角度から浮き彫りにされる、菅政権ひいては日本の「変なところ」を考えてもらう、かつてない政治バラエティ映画となっている。
ふわふわに膨らんで美味しそうなのに、中身はスカスカ。
まるでパンケーキのような菅政権を作ったのは、果たして誰なのか?政治家のせい?ジャーナリズムが悪い?それとも私たち自身の問題?「おかしな事」がこんな溢れているのに、政治なんて しょせん ヒトゴト…このままでいいのでしょうか…?
時代の変わり目に…気づいてますか?

https://www.pancake-movie.com/

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大島新監督 新作『香川1区』



映画『香川1区』の公開が正式決定しました。そしてまさかの!平井卓也大臣が取材に応じてくれました。嫌な質問も投げかけましたが、平井氏の度量の広さには敬意を抱きました。総選挙の投開票日まで、小川・平井両陣営の選挙戦を、しっかりと見つめたいと思います。

https://twitter.com/oshimaarata/status/1432919651957149702

昨日は4月25日に上映した大島新監督『なぜ君は総理大臣になれないのか』を観賞した方が関心を持つニュースが二つ流れてきました。

一つ目は菅総理肝いりのデジタル庁が発足。
初代デジタル大臣には『なぜ君は総理大臣になれないのか』のクライマックスの選挙戦で
小川淳也候補の前に立ち塞がる平井卓也議員が就任。
ニュースでは就任の挨拶が頻繁に流れていました。
とはいえ国会審議中にでワニ動画を熱心に見ている姿や、さらに今年はまるで反社の人のように恫喝してる声が流出。
こんな反社もどき相手に小川陣営は家族総出で選挙戦に挑んでたのか、特に娘さんはいろんな意味で怖かったのではないかと映画を思い返してました。
他にも結構、資産報告について綱渡りなことをしており、
マスコミがまだ強かったころなら辞任モノのハズがこうして栄誉ある晴れの舞台が何事もなくテレビで流れてるのを見てて複雑に思いました。

そしてもうひとつがネットで流れてきた『なぜ君は総理大臣になれないのか』の続編『香川1区』が、
完成を飛び越えて早くも緊急公開決定の特報が。

ドキュメンタリー映画『香川1区 』特報公開!
https://www.youtube.com/watch?v=e2JerHiUcso&t=3s

『なぜ君は総理大臣になれないのか』は小川議員を17年間追って完成。
大島監督は次回作の構想として再び小川議員を何年も記録して『まさか君が総理大臣になるとは』と、
冗談交じりに長岡でも話していましたが、
次回の衆院選に向けて選挙活動を始めた小川議員に取材をしながら
さらに冒頭の大島監督のツイッターにあるように平井デジタル大臣へも取材に成功。
激戦区「香川1区」の両陣営を記録することで前作と違う視点で映画の完成を狙ってるようです。
しかも総選挙の投開票日まで撮影を敢行、すぐさま編集・完成・公開という離れ業に挑むことで、
『なぜ君は総理大臣になれないのか』が平成の政治の総括となったように、
『香川1区』ではコロナ禍の2021年の政治の総括を大島監督は目論んでるような気がします。

平井大臣に取材したことへ批判も見受けられますが、
また小川議員を追うだけなら前作をなぞっただけになる可能性があるので、
これはドキュメンタリー映画としてアリだと、むしろ喝采ものではないかと思います。

ついでに大島監督が長岡に来た時、新潟5区も面白いですよ、と話して候補者を説明したら、
その後の上映に候補者の奥様が観に来て、とても気に入ったようで監督に映画の感想を話していたのは驚いてました。

しかし『なぜ君は総理大臣になれないのか』を上映して「けしからん」と言ってた方々は、
『香川1区』は平井大臣も取材を承諾したので、もし長岡で上映した際その辺はどうなの?と。
(また余計なことを)

小川淳也VS平井卓也、「なぜ君は総理大臣になれないのか」の続編「香川1区」公開
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9e3a45e08a1be2322f0d4ef8c72bc5824f0ebb0

『なぜ君』大島新監督はなぜいま「続編」を撮り始めたのか
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf7b3e8acca29a053d9fe8bbf5752c9f0d2e02d4

『香川1区』公式HP https://www.kagawa1ku.com/

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『プリズン・サークル』『陶王子 2万年の旅』長岡上映会 前売券発売開始



10月30日(土)アオーレ長岡市民交流ホールAで開催する
『プリズン・サークル』『陶王子 2万年の旅』長岡上映会の前売券を本日発売開始しました。

現在のプレイガイドは文信堂書店、ら・なぷぅ、西時計眼鏡店(画像)。
今後随時お願いしたら↓こちらでプレイガイドを明記していきます。

『プリズン・サークル』
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3098.html

『陶王子 2万年の旅』
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3110.html

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