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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

2024年03月 | ARCHIVE-SELECT | 2024年05月

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クロッシング



近いのに遠いと思い、ごめんなさい。
知っていながら、知らんぷり。目をふさいでごめんなさい。
一緒に泣いてあげるしかなくて、本当にごめんなさい。

↑韓国映画『クロッシング』に寄せたぺ・ドゥナのコメントだそうです。
『ビヨンド・ユートピア 脱北』はアメリカの女性監督が手掛けたドキュメンタリー映画ですが、
その前に“脱北”をテーマにした映画として真っ先に思い出すのが2008年製作の劇映画『クロッシング』

実際の脱北事件をモチーフに韓国へ脱北した100人余りに取材をし、
北朝鮮のリアルな庶民の生活を再現。
映画は家族と仲つまじく暮らす炭鉱夫の夫が病気となった妻の薬を得るために中国へ脱北、
しかし妻は亡くなり生き別れとなった幼い息子は父に会うために国境を目指す、、、

北朝鮮で生きることの悲劇を描いた本当に辛い作品でしたが、
たぶん、この映画が公開後もこのようなことはかの国で起き、
だとしたらどうやったら世界はこの少年を救うことができるのか、
本当に考えさせる映画でありました。

同じ民族の悲劇を骨太な演出で描き切ったキム・テギュン監督は
「第15回長岡アジア映画祭」で本作の上映とともに
配給した小林三四郎氏のお力添えを得て舞台挨拶に来てくださいました。

人間として観ていただきたい
http://tsukurukai.blog103.fc2.com/blog-entry-1158.html

読み返したら長岡を「凄い平和な都市」という印象を持った一方「拉致のある都市」として認識していたようでした。
ちなみにこの夜の打ち上げで『キャタピラー』の若松孝二監督と意気投合し話し合ってたような記憶が。

キム・テギュン監督は『クロッシング』の後にサッカーを題材にした『裸足の夢』を完成。
活躍を嬉しく思い拝見しましたが、やはり『クロッシング』に及ばずが正直なところでした。
というか『クロッシング』の題材を劇映画で撮るなど、そうそうできず、
それを超えることなど容易ではないと思いますが、これからも注目していきたいです。

映画『クロッシング』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=ZA4H2O7D1qQ

5/26  『ビヨンド・ユートピア 脱北』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4089.html

予告編 https://www.youtube.com/watch?v=WrK3i399RN8

押し寄せる息をのむ映像に胸の震えが止まらない。
決死で理想郷を抜け出したさきに、理想郷は訪れない。
宿命に戦慄する。

五百旗頭幸男(ドキュメンタリー映画監督・記者)

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『ラジオ下神白』 ポレポレ東中野初日



4月27日からポレポレ東中野で東京公開がスタートした小森はるか監督『ラジオ下神白』
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4114.html

S東京特派員に伝えたら、すぐに初日に観賞したようで感想を送ってくださいました。
ありがとうございます。
画像の登壇した小森監督の隣の背の高い女性は「ラジオ下神白」のメンバーの方だそうです。

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『ラジオ下神白-あのとき あのまちの音楽から いまここへ』
「復興公営住宅を舞台にした、ちょっと変わった被災地支援活動。「被災者」という括りでは収まらない、一人ひとりの人生が滲んだ声の記録。」(公式HPより)

すでに自主上映が始まっていた小森はるか監督の『ラジオ下神白』がついに劇場公開始まったののでポレポレ東中野に行って見てきました。

被災者が暮らす公営住宅は高齢者、さらにひとり住まいの人が多い。
ラジオ番組をいっしょに作ることで住民の結びつきを深められないかというこの取り組みがユニークだしとてもいいと思いました。

歌のリクエストや取材からそこはかとなく浮かび上がる震災、高齢化、福祉、ボランティアなどの課題。そしてお年寄りたちの人生。映画は70分と短い時間であくまでもこのラジオ番組制作と生バンドのクリスマスカラオケコンサートを追うだけというシンプルさ。
これがかえって雄弁に見るものに問いかけてくるように感じました。

https://www.radioshimokajiromovie.com/

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アオーレ長岡大型ビジョンにて『ビヨンド・ユートピア 脱北』予告編放映中



現在、アオーレ長岡ナカドマ大型ビジョンにて『ビヨンド・ユートピア 脱北』上映会の予告編が放映中。
先ほど確認に行ったら、割と放映の頻度が高いように思いましたが、
明日ナカドマで何かイベントがあるらしく、
最も5月3日には成人式がここで開かれるようで、
祝福ムードに水を差しかねないように思いながらも、
まぁ、スルーされても何人かの若者には届くことを期待してるので、
いっそ水を差すほど心に引っかかってほしいものです。

「今、この世界で何が起きているか」

作り手が命がけで撮ったこの作品を。

あと特定失踪者啓蒙ビデオが長く放映されていますが、
せっかくなので繋げて流してほしかった思いも。

予告編はシネ・ウインドロビーのモニターでも放映いただいてます。

放映に尽力いただきました方々、ありがとうございます。

5/26  『ビヨンド・ユートピア 脱北』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4089.html

予告編 https://www.youtube.com/watch?v=WrK3i399RN8

コロナを経て世界は変わった。
当然、彼の国を取り巻く状況も変わった。
従来の情報だけで「脱北」を知った気になっているほど衝撃が大きい。
そして、本作がドキュメンタリーであることが余計に胸を締め付けてくる。

丸山ゴンザレス(ジャーナリスト)

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The Power of Love



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4028.html
↑こちらでご案内した
“まちキャンでまなぶ 脚本家の世界 -シナリオづくりを体験しよう- 講師・五藤利弘監督”に参加しました。

お世話になってる栃尾の豆撰さんと、
どうもこのまちなかキャンパスの講座の常連さんらしいお医者さんと同じテーブルで受講。
豆撰さんと久しぶりにあれやこれやとお話しさせていただき、
先日のポスター貼りで訪れた際に食べた日替わりランチが美味しかったことをお伝え出来ました。

あと同席のお医者さんによれば、今回の講座は新規の受講者が多いとのこと。
率直に五藤監督目当てなんだろうと思いました。

受講枠20人では収まり切れずに30人ほどが参加。
登場した五藤監督はいきなり自虐的な爆弾発言を言って、こちらは震撼した後に
短編映画観賞として自身が最初に栃尾で撮影した監督作『想い出はモノクローム』の上映後、
自己紹介を経て講義がはじまりました。

本当に基礎中の基礎である脚本つくりの解説、
脚本は映画の設計図として
率直にこちらは初めて学ぶことばかりで強い関心を持ちながら受講、
まずペラ1、ペラ2からはじまり、2ペラでだいたい映像にすると1分とのこと。

五藤監督は敬愛する黒澤明監督の言葉
「いい脚本から悪い映画はできるが、
悪い脚本からはいい映画はできない」を引き合いに出していましたが、
黒澤明監督は先日書いた「黒澤明と若者たちとの対話」でも
「忙しくても毎日1枚、脚本を書いてれば1年で365枚の長編になる」と話してたのを思い出し、
それがこの1ペラ、2ペラのことなのかと。

一通り解説を終えて実践の場となり、
実際に簡単な脚本を書いてみましょう、となって
例文が起承転結に沿った短いコントのように思ったので、
これに最近とある映画でも言及していた
新藤兼人監督の言葉「誰でも自分のことを書けば傑作が書ける」を重ねて、
自分が最近、笑ってしまったいろは商店ご主人とのやりとりを、
例文に沿ってあてはめて書いてたら、まさに筆が乗るような感触が。
少しも創作ではなく、起承転結よりも監督が先に解説していた、
最近のハリウッド映画の序破急の方に近いように思いましたが、
書いてる途中で惜しくも時間切れとなり、
これはこの講座は1回限りでなく連続講座がふさわしいように思いましたが。

というわけで時間が足りなかったものの、
参加した皆さんは楽しみにながら、これから映画を観るときは、
少しでも視点が変わったりするんじゃないかと思います。

五藤監督、お礼も含めてお疲れさまでした。

余談ですが先日紹介した『異人たち』を翌日に観賞。
主人公が原作や原作者と同じく脚本家という設定なので、
もちろん英語の脚本づくりの様子が映り英文でもト書きや柱など
日本と基本はまだ変わらないんだと思いながら観てました。

しかしペットショップボーイズやフランキーゴーズトゥハリウッドの曲が流れて涙腺が緩みまくるとは。
この二組、当時から好きだったっとはいえ半分キワモノ扱いされてた印象もあるのに、
こんな名作映画に起用されてしまうとは。

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西川文恵監督『The Left Hand Dreams(左手の夢)』



「第15回長岡アジア映画祭」で上映した魚沼ロケ映画『あぜみちジャンピンッ!』に西川文恵監督の新作『The Left Hand Dreams(左手の夢)』が上映され、「JOMON わたしのヴィーナス」に続きS東京特派員が観賞したのでレポを送ってくださったので掲載します。
ありがとうございます!
しかし大場はるかさんも登場するようで“drop”の時は新潟まで確かライブに来て見逃してしまい、
現在所属する“ナナランド”で来てくれたら、今度は必ず参戦したいと思ってます。

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『あぜみちジャンピンッ!』の西川文恵監督の作品『The Left Hand Dreams(左手の夢)』が東京神田ファンタスティックフィルムコンペティション2023(TKFFC2023)で上映されるので見てきました。

会場はコトブキシーティング株式会社のショールームで定員30名というこじんまりとした会場ですがさすがシネコンや劇場の座席の会社ですべての椅子がグランクラスの椅子並みのゴージャスな座り心地の椅子がずらりと並んでいてすばらしい鑑賞環境を提供してました。
こんな映画館があったらいいなあ。

『The Left Hand Dreams(左手の夢)』は2021年に作られた作品でコロナのような隔離状態におかれた近未来が舞台のSF的な作品で、先の見えない未来への希望みたいなものが古代人の遺跡を通じて語られているように感じました。

ダンスも重要なモチーフで世界的に有名なアーティスト役で『あぜみちジャンピンッ!』の大場はるかさんも登場。
この古代とダンスというモチーフは次の『人形たち Dear Dolls』の中の「JOMON わたしのヴィーナス」にも受け継がれているようです。

そんなつながりも確認できて作品の世界が広がったように思いました。
こうした短編は上映される機会は貴重なので見れてよかったです。

今回は時間がなくて西川監督の作品しか見れませんでしたが他のノミネート作品、予告見るとどれも面白そうで次回は時間作って1日見てみたいと思わせる映画祭でした。
コトブキの椅子も豪華で疲れなさそうですしぜひまた見に行きたいですね。

https://www.jmf.tokyo/post-9003/

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小森はるか監督 『ラジオ下神白』 ポレポレ東中野で公開スタート


(C) KOMORI Haruka + Radio Shimokajiro

3月に2回長岡上映会を開いた小森はるか監督作『ラジオ下神白』が
満を持して東京はドキュメンタリー映画の聖地と化してるポレポレ東中野で4月27日より公開されます。

最初の1週間は小森監督が連日登壇するようなので、ご紹介します。
なかなかハードに映るので監督、どうぞご自愛いただき乗り切ってお客様を喜ばしてください。

★『ラジオ下神白』イベント情報

▽4/27(土)
12:10の回上映後
初日舞台挨拶<登壇>
小森はるか(監督)、川村庸子(ラジオ下神白メンバー)

21:00の回上映後
トークイベント<登壇>
北村匡平(映画研究者/批評家) × 小森はるか(監督)

▽4/28(日)
12:10の回上映後
舞台挨拶<登壇>
小森はるか(監督)

21:00の回上映後
トークイベント<登壇>
細馬宏通(行動学者/早稲田大学文学学術院教授) × 小森はるか(監督)

▽4/29(月祝)
12:10の回上映後
舞台挨拶<登壇>
小森はるか(監督)

21:00の回上映後
トークイベント<登壇>
月永理絵(ライター/編集者) × 小森はるか(監督)

▽4/30(火)
21:00の回上映後
トークイベント<登壇>
植本一子(写真家) × 小森はるか(監督)

▽5/1(水・サービスデー)
21:00の回上映後
トークイベント<登壇>
尾山直子(看護師/写真家) × 小森はるか(監督)

▽5/2(木)
12:20の回上映後
舞台挨拶<登壇>
小森はるか(監督)

21:00の回上映後
トークイベント<登壇>
結城秀勇(映画批評家) × 小森はるか(監督)

▽5/3(金祝)
12:20の回上映後
舞台挨拶<登壇>
小森はるか(監督)

21:00の回上映後
トークイベント<登壇>
清原惟(映画監督、映像作家) × 小森はるか(監督)

※これ以降にも演奏イベントなどを開催予定!決まり次第告知します

https://pole2.co.jp/news/662385e27e053d3724618bef

『ラジオ下神白』公式HP 
https://www.radioshimokajiromovie.com

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八月の狂詩曲(ラプソディー)



カンヌ映画祭の公式ポスター公開、モチーフは黒澤明の「八月の狂詩曲」

第77回カンヌ国際映画祭の公式ポスタービジュアルが公開。黒澤明が監督した「八月の狂詩曲(ラプソディー)」の写真がモチーフに採用された。

第44回カンヌ国際映画祭のアウト・オブ・コンペティションに出品された本作は、長崎での被爆体験を持つ祖母が、孫4人とアメリカ人の甥と過ごすひと夏を描く物語。映画祭は「映画の詩的な美しさ、催眠術のような魔力、シンプルさ」が、ポスターのモチーフとなったシーンに表れていると述べる。また同作を「すべての物事における、団結することの大切さや調和を求める重要性を思い出させてくれる」と本作を評した。

https://natalie.mu/eiga/news/570246


スタジオジブリに「名誉パルムドール」授与に続いて
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240418/k10014425491000.html

来月開幕のカンヌ国際映画祭が日本がらみのニュースを今度は黒澤明監督作で届けました。

『八月の狂詩曲』は1992年3月に市民映画館をつくる会主催で
山田洋次監督『息子』と二本立てで長岡市立劇場で開催。
当時、当たり前だった35mmフィルムでの上映も含め今となっては随分豪華な二本立てに思います。

その前年、劇場公開前に『八月の狂詩曲』の先行試写が東京で「黒澤明と若者たちとの対話」というシンポジウムとともに開催され、当時まだ若者だった担当者はただただミーハーな思いでクロサワを目にしたいと足を運んだ思い出が。
ちょうどその頃は黒澤映画が次々とレンタルビデオ化され、
一通り借りて見て一端の映画通気取りというのが若気の至りというのか、
今はそんな情熱はほぼ失せてると自覚してるのでホントに若かったと。

会場は確か朝日ホールと記憶、『八月の狂詩曲』の上映を終えて、
生まれて初めてスタンディングオベーションをしてクロサワが登壇。
盟友で監督補を務めた本多猪四郎監督も一緒だったから随分とお得でありました。

などと書いてたら、以前も同じようなことを書いてたことを思い出したら、

八月の狂詩曲
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2720.html

↑こちらに「黒澤明と若者たちの対話」の時のことを書いてました。

この中に
「ただ伊崎充則くん(当時)が親戚の日系人に扮したリチャード・ギアを見て「ジョン・ウェインみたいだ」という迷セリフは、
観客を困惑させたと同時に、誰も世界のクロサワが書いた脚本に意見が言えないんだと憐れんだように思いますが、」

この件についてなのかシンポの質問の中で「監督はなぜ一人で書くようになったのか?」
という質問があり、覚えているのは
「皆、堕落したから」
などと本音なのかジョークなのか計り知れない返答をしたことも覚えています。

「すべての物事における、団結することの大切さや調和を求める重要性を思い出させてくれる」

カンヌ国際映画祭の評価だそうですが、
公開時に欧米のジャーナリストから日系人役のリチャード・ギアが原爆投下を謝罪する場面に猛烈な批判を浴びたこともよく覚えているので、公開から30年経ちその物議を醸した映画が各地で緊迫した事態が続く中で「団結と調和」というメッセージを持った映画として呼び戻されたのは、それだけ危機感が緊迫してることの表れにも思えたりします。

まだプログラムは発表されてませんが、『八月の狂詩曲』ははたして今年のカンヌからのメッセージとして上映されるでしょうか。

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Beyond Utopia


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上映会のお客様からの感想に時折、「いい映画なので学校で上映してほしい」という旨で書かれてるのを目にしますが、
確かにそうなのだけど、結局先生が関心があるか否かが大きなカギなんだろうと思ってます。

例えば学校で上映以前に先生に観てもらわないとと、
昨年農業をテーマにした『百姓の百の声』を長岡の農業高校に紹介に行っても、
全く手応えが感じられなかったこと、
その前に生徒は畜産を学んでると耳にし、
『ある精肉店のはなし』を紹介に行ってもこちらも梨の礫で、
関心を持ってこれはぜひ生徒に見せたいと連絡があったのは
中越高校野球部から顧問の先生が内容を知り、
これは生徒のためになると学校にもきちんと話をつけて、
野球部の部員たちを引率して観に来てくださいました。
余談ですが、その後に観に来た野球部部員が甲子園に行ったと聞き、
決して野球だけでなく社会について生徒に学ばせようという意欲を持ってることに
指導者としても一流なんだな、とその顧問の先生を見て思いました。

またそれとは別ですが五藤利弘監督が監督デビュー作の高校の主人公の同級生のエキストラが必要なので、
母校に相談に行ったら断られてしまい、
五藤監督とは全く縁のない高校の先生が聞きつけて、
希望の生徒を募ってバスまで用意して撮影に参加させた、
五藤監督は本当に感謝をしていましたが、
生徒はいい経験になったハズで
これなどやはり先生が関心を持たないとまず協力などできないだろうなぁ、と。

それで『ビヨンド・ユートピア 脱北』について、
お世話になってる大学の先生に学生が学んでいるドキュメンタリーの参考になるのではと、
お伝えしていたら映画好きな学生さん達を何名か、
観に来てくださると連絡がありました。
映画は到底ありえない映像が続き、
アニメーションも駆使して映画作りの参考になるほか、
こんな映画もあることを知ってもらうことに十分なばかりか、
何よりこの映画のテーマが若い感性にどう受け取られるのか関心を持っています。
命がけで母国を捨てざる負えないというのは、どういうことかと。

5/26  『ビヨンド・ユートピア 脱北』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4089.html

予告編 https://www.youtube.com/watch?v=WrK3i399RN8

脱北路1万2000キロへの密着撮影はもう絶後だろう。
同時代を生きる隣人が嘗めている辛苦と恐怖、
それを強いる不条理の正体に迫った115分。
観て欲しい。

石丸次郎(ジャーナリスト/アジアプレス)

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いつもあなたと BSN通信



小林茂監督が明日の夜、4月23日22時~22時15分放送のBSNラジオ「いつもあなたと BSN通信」に、
新潟市のアフリカンベーカリーカフェ「ナミテテ」工藤知子さんとともに
「アフリカンフェスタ!inながおか2024」の紹介のために出演されたそうです。

BSNラジオだから、てっきり遠藤麻里さんの番組かと思ってましたが、
この4月に始まったばかりの新番組のよう、
お相手の近藤里咲アナウンサーは、
なかなか可愛いのでプロフィールをチェックしたらゴルフが趣味と、
あんまり小林監督とは共通点がなく、
はたしてどんな様子になったのか気になります。

https://bangumi.org/radio_events/r_9819771

画像はいつぞやの「アフリカンフェスタ!」ミーティング時の小林茂監督です。


「アフリカンフェスタ!inながおか2024」
公式HP https://africa-nagaoka.jimdofree.com/

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4106.html
↑こちらで紹介した『暮らしの思想 佐藤真 RETROSPECTIVE』に小林監督が撮影を担当した『阿賀に生きる』『阿賀の記憶』も上映。
当然、小林監督も初日の5月24日に駆け付けるそうです。

https://twitter.com/kobacamera/status/1782201488313659674

| 未分類 | 23:18 | comments(-) | trackbacks:0 | TOP↑

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世界のHAGAとのも~れ!



今年度最初ののもーれ!は、当法人代表理事である羽賀友信をトークゲストに迎え、
のもーれを開催します◎!
国際協力の専門家として紛争地を中心に66カ国を飛び回り、難民問題に取り組むなど、経験も経歴もワールドクラス!
そんな羽賀代表のこれまでをざっくばらんにお聞きします!

国際交流、空手、釣り、市民協働…聞けば聞くほど沼が深い!?こんな話聞いたことない!
そんな楽しい会になると思います♪
ゲストにちなんだ世界の料理も登場するかも!?ぜひご参加ください!

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ながおか市民協働センターの交流会“のも~れ!”の次回はながおか市民協働センター代表理事や地球ひろばセンター長など、要職を務める長岡の真の国際人・羽賀友信先生がゲストだそうです。

2021年年末に『東京クルド』を上映した際に、
なかなか難しいクルド難民問題について解説いただこうと担当者は本当に久しぶりに羽賀先生に講演を依頼し、
いろいろドタバタをご存じにも関わらず快諾をいただき素晴らしい講演となったことは感激いたしました。

最近は「文明の十字路  ~シルクロードを旅するベリーダンスと音楽~」に会場係として参加したところ、
羽賀先生がわずか15分の講演でアフガニスタンがなぜ“文明の十字路”と呼ばれてるのか、
漢字の羊を例にとって解説し舌を巻く思いでした。
併せて羽賀先生の元へはウクライナ、パレスチナ、シリアからSOSのメールが届いてることもお話しくださいました。

羽賀先生を信頼できると思ったのは中越地震の際にバイクに跨り長岡の外国人の元へ赴き困ってることはないか尋ねまわり、
その後に災害時の外国人向けのマニュアルつくりに大きく貢献したなどという話を聞いてサスガは羽賀さんと思ったものでした。

世界66か国を股にかけてる羽賀先生のお話はためになるというレベルを超えてるかと思いますのでご案内いたします。

詳細は↓こちらをどうぞ。
https://nkyod.org/event-list/328424

イベント名
世界のHAGAとのも~れ!

日程
2024年5月17日(金)

時間
19:00~20:30(18:30 受付開始)

場所
アオーレ長岡西棟3階 第1~3協働ルーム

主催者
NPO法人 市民協働ネットワーク長岡

内容
国際協力の専門家として紛争地を中心に66カ国を飛び回り、難民問題に取り組むなど、経験も経歴もワールドクラス!そんな羽賀代表のこれまでをざっくばらんにお聞きします。

参加費
会員:1,800円※
一般:2,000円
学生:1,000円

※NPO法人 市民協働ネットワーク長岡の正会員(年会費3,000円)もしくは賛助会員(年会費一口1,000円)の方。お申込みと同時にご入会いただくことも可能です。
※お支払いいただいた参加費の一部は、市民活動の支援に使わせていただきます。

申込締切
2024年5月15日(水)17:00までに、下記のいずれかの方法でお申込みください。

メール:[email protected]
件名に「のもーれ!申込」と明記し、本文にチラシの裏面にある事項をご記入の上ご送信ください。

お問い合わせ先
NPO法人 市民協働ネットワーク長岡
TEL: 0258-39-2020
FAX: 0258-39-2900
EMAIL: [email protected]

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B1



『ビヨンド・ユートピア 脱北』のポスターは通常の上映会で依頼するB2サイズのポスターは品切れで、
それより二回りデカいB1サイズのポスターしか無いとのお返事が。

言われてみれば現在、映画はシネコンでの上映が主流、
シネコンに掲示されるポスターはB1なので、
『ビヨンド・ユートピア 脱北』はミニシアターや自主上映会よりも
シネコンでの公開を優先的にしているのだろうと思いましたが、
B1サイズはB2よりも値段が高くてそんなに発注できず、
発注したにしてもそんなに掲示する場所はないので、
とりあえずいろは商店、西時計眼鏡店、そしてアオーレ長岡コンコースと、
これまで掲示時可能なで人通りがありスペースのある場所に依頼しました。
他はカラーコピーを拡大したりと。

画像は長岡市後援を承諾いただいたのでアオーレ長岡コンコースは今回さっそく掲示いただきました。
これまで長岡駅コンコースなどの共有のスペースに、
特に行政のポスターがA1やB2の特大のポスターを掲示してるのを見て、
こちらの貼るスペースが無いため自重しろよ、と思ってましたが、
同じことをやってしまいました。

すみません。

5/26  『ビヨンド・ユートピア 脱北』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4089.html

人を「駒」として扱う国家の横暴は、まるで戦時中のようだった。
今の日本も、国民は税を納める「駒」として扱っている面があるように感じる。
国家が人を人として扱うこと、それができない世界の歪みを、
脱北者の苦しみを通じて見せつけられた。
あまりにも生々しい映像が、頭から離れない。

せやろがいおじさん(お笑い芸人/YouTuber)

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『テルさんモヨに還る』

20240419_183830.jpg

5月12日の「アフリカンフェスタ!inながおか」でドキュメンタリー映画『グレート・グリーン・ウォール』上映も
無論、注目してますが、もうひとつの映像作品が『テルさんモヨに還る』も一緒に注目。

ケニアの子供たちに献身的に尽くしたモヨ・チルドレンセンター主宰の松下照美さん、愛称テルさん。
小林茂監督『チョコラ!』で活動の様子が記録され、
このテルさんとモヨ・チルドレンセンターの支援が“アフリカンフェスタ!inながおか”が生まれるきっかけに。

『チョコラ!』の撮影を務めた吉田泰三カメラマンは以後も定期的に単独でケニアのティカで活動するテルさんを取材。
折に触れて記録映像をまとめてアフリカンフェスタ!inながおかでも上映し、
現地の様子を映像で伝えておりましたが、
今回上映する『テルさんモヨに還る』は天に召されたテルさんのティカでのお葬式を中心にまとめた映像になるハズ。
病に倒れて入院中も、ずっと子供たちのことを考えていたテルさんが、
故郷でもあるティカのモヨ・チルドレンセンターの子どもたちのもとへ帰ってきた様子が収められ、
併せて現在のティカの空気を知る貴重な映像となるハズ。

現在、アオーレ長岡大型ビジョンには小林茂監督が編集した「アフリカンフェスタ!inながおか2024」の紹介動画が放映中。

2024/5/12(日)アフリカンフェスタ!inながおか2024紹介動画
https://www.youtube.com/watch?v=uf5g17hk6VE

見ているとモヨ・チルドレンセンターのおそらく卒業生と偶然再会した晩年のテルさんが言葉を交わすシーンが登場。
いつぞやこのアオーレで開かれたアフリカンフェスタ!でテルさんから「ケニアに来なさい」と何の躊躇もなく言われながらも、
結局テルさんに会いに行くことは叶わなかったので感慨深く見上げておりました。

ところで吉田泰三カメラマンはたぶん『チョコラ!』の撮影がきっかけでテルさんやケニアに魅了されて何度も通い、
おそらく長時間にわたった記録映像があるハズ。
以前にも書きましたが1本の長編映画としてまとめてほしいと思ってます。

「アフリカンフェスタ!inながおか2024」
公式HP https://africa-nagaoka.jimdofree.com/

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【暮らしの思想 佐藤真 RETROSPECTIVE】



佐藤真監督が亡くなってもう17年になるそうです。
代表作『阿賀に生きる』が小森はるか監督はじめ、
後に続く多くの映像作家に多大な影響を与えてることも含め、
年々評価が高まっているようで呼応するかのように、
来月、5月24日から6月20日までBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下にて
【暮らしの思想 佐藤真 RETROSPECTIVE】と題して全作品上映の回顧展が決定しました。

https://www.bunkamura.co.jp/cinema/lineup/24_satomakoto.html

この中で『阿賀の記憶』はあの『阿賀に生きる』の続編として、
再び佐藤真×小林茂がタッグを組んで撮影と聞き、
当然あの祝祭のような前作以上の楽しめる作品ではないかと期待してたら、
「祭りの後」の痕跡を見つめた、観ていて切なくなりながらも面食らい、
こういう形の続編があると教えてくれた映画でもありました。

そして『阿賀の記憶』は小林茂監督の尽力で「第9回長岡アジア映画祭」で確か全国初上映されたハズ。
佐藤真監督は『エドワード・サイード OUT OF PLACE』の撮影のため中東に行ってたので、
舞台挨拶が叶わなかったものの、撮影を担当した小林茂監督からお話しいただきました。

この映画祭の後に中越地震が発生。
翌年のお正月に佐藤真監督より市民映画館をつくる会に年賀状が届き、
中越地震に見舞われたこちらへ励ましのメッセージが書かれてて読んで大変嬉しかった思い出が。
担当者は何度か目にしたことがあるものの、
お話をしたことはなかったので今も悔やむ思いが、そしてご健在ならばどんな映画を撮っていたかと。

Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下 5/24(金)~6/20(木)特集上映予定『暮らしの思想 佐藤真 RETOROSPECTIVE』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=gnRxhog1LGM

17年前、49歳で突然この世を去った稀代のドキュメンタリー作家、佐藤真。映画史に燦然と輝く傑作の数々がいま蘇る。

『暮らしの思想 佐藤真 RETOROSPECTIVE』
5/24(金)~6/20(木)特集上映予定
会場:Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下

【上映作品】
<4K RESTORED>
『まひるのほし 4K』
『花子 4K』
『エドワード・サイード OUT OF PLACE 4K』

<特別上映作品>
『阿賀に生きる』
『阿賀の記憶 2K』
『SELF AND OTHERS 2K』

配給:ALFAZBET、パラブラ

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異人たち

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『アイアンクロー』のパンフレットを珍しく買ってT・ジョイ長岡のロビーで熟読していたところ、
エルビス・プレスリーの「オールウェイズ・オン・マイ・マインド」が流れてきて、
音の発信源の予告編を流してるモニターに目が行き、
あぁ、プレスリーの伝記映画に続いてコッポラの娘がプレスリーの奥さんの伝記映画を撮ったから、
その予告編かなぁ、と思い聴いてたら、どうも歌声がニール・テナントのようなんで、
これってペット・ショップ・ボーイズのカバー版?
だとしたらなんという映画かと見ていたら『異人たち』
大林宣彦監督版というより山田太一先生の原作をイギリスのゲイをテーマに映画化されたと、
何かで聞いてましたが、まさかその映画にペット・ショップ・ボーイズが流れるとは!

それで町山智浩先生のラジオ解説をYouTubeで聞いてみたところ、

町山智浩 映画『異人たち』2024.04.16
https://www.youtube.com/watch?v=gNQr2I9W-Rc

映画で流れるのかわかりませんがペット・ショップ・ボーイズの「哀しみの天使」を流してスタート、
ペット・ショップ・ボーイズやフランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッドなど、
80年代に次々とヒットを飛ばしたイギリスのゲイ・ミュージシャンが映画の重要な背景になるようで、
エイズパニックに陥ってた当時、差別はもちろんのことゲイでいるのは生きるか死ぬかの切実な問題、
その心情を歌ってたこともゲイ社会から大きな支持を集めてヒットとなったよう。

80年代といえばベストヒットUSAなどでいわゆる第二次ブリティッシュ・インヴェイジョンの時代、
イギリス発の洋楽で洗礼を受けた世代でありながらも、
例えばペット・ショップ・ボーイズがゲイの気持ちを歌ってたことなど知るのは、
その後にヴィレッジ・ピープルの「ゴー・ウエスト」をカバーしたことでうっすらと理解でき、
先の「哀しみの天使」は今、和訳を読むと明らかに同性愛者で生きるのは罪深いことと、
理解できるものの、当時かの「ポッパーズMTV」でMCのピーター・バラカンさんでさえ、
特にゲイについて言及もなく紹介していたので、
先の町山さんのエイズパニックと重ねての解説に今更ながら腑に落ちる思いがしました。

そしてゲイであることを公言したミュージシャンの開拓者としてボーイ・ジョージを挙げてることも印象深く、
当時はカルチャークラブの音楽性を高く評価しながらも、
ボーイ・ジョージの奇抜な恰好を半嗤いされてた印象もあったので、
こんな形で再評価されるのも当時、そんな背景もよく知らずに聴いてた者として嬉しく思ったりと。

ついでに『ボヘミアン・ラプソディ』『ロケットマン』とフレディ・マーキュリー、エルトン・ジョンとアイコンの伝記映画を続けて撮ったデクスター・フレッチャー監督は次にボーイ・ジョージの映画化を準備してるようで、
それを知って先の偉大なロックスターに匹敵する存在なのかと驚いたりしましたが、
確かにあの時代にカミングアウトしてムーブメントを巻き起こしたことは少しも引けを取らないハズです。

そんなわけで『異人たち』、予告編にペット・ショップ・ボーイズが流れただけで、
これは観なければと単純に思いながらも、
『アイアンクロー』だってデヴィッド・フォン・エリックの死に衝撃を受けたことがいまだ脳裏にこびりついてるのもあって関心を持ったことを思えば、続けざまに80年がテーマにした映画が公開されることに、
自分が多感だった頃を振り返るのは決して過去を振り返るだけのノスタルジーだけではないと思いたいものです。
ちなみにこの2本とも35㎜フィルムで撮影してるそうで、
どちらもイギリスの監督が80年代を描くのにフィルムを選んだことも興味深いです。

ところで大林版の『異人たちの夏』で強く覚えてるのが、
若き日の“異人”の両親に会いながらも、頑なにだされたご飯を食べたことを、
息子役の風間杜夫は拒んでて、あれは口にすると黄泉の国へ自分も行くこととなり、
まだこの世に未練のある心情だと理解していますが、
このイギリス版にもそんな場面はあるのか、そこは関心を持ちたいと思ってます。

ついでに当時観たときは勿論、両親は健在でしたが、
あれからン十年、親がどちらとも亡くなってしまった自分は『異人たちの夏』を最後まで観れるだろうかと。
そんなことをこのイギリス版を前に思ったりと。

『異人たち』予告編│2024年4月19日(金)公開
https://www.youtube.com/watch?v=bM-DfKTOu_c

『異人たち』公式HP
https://www.searchlightpictures.jp/movies/allofusstrangers

町山智浩先生の『ビヨンド・ユートピア 脱北』の解説は↓こちら。

町山智浩 映画『ビヨンド・ユートピア 脱北』2024.01.16
https://www.youtube.com/watch?v=phc--ANJxJ4

しかし町山先生、いつのまにか現代の淀川長治先生とも呼ばれてるものの、
確かに話もできる著名な映画評論家は今は町山先生くらいな気もするものの、
かつて編集したムック本をキネマ旬報の編集者に叩かれて復讐のために、
パイをキネ旬編集部に乗り込んで投げつけたことを知ってるこちらはどうもこそばゆいけど参考にしてます。

5/26  『ビヨンド・ユートピア 脱北』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4089.html

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サカキマンゴー 魔法の親指ツアー @新潟県



小林茂監督『チョコラ!』はケニアのストリートチルドレンと、
子どもたちに尽くす松下照美さんの活動を取材。
いわば「アフリカンフェスタ!inながおか」に繋がらる映画で、
その音楽を担当した“親指ピアノの魔術師”サカキマンゴーさんが、
今年もそのアフリカの楽器「カリンバ」とともに全国ツアーを決行!
勿論、新潟県内も駆け巡るのでご紹介します。

*5/22(水)18:30開場 / 19:00開演
会場・予約・問合:淨覺寺
         新潟県見附市元町1-3-5 
         tel:0258-62-1346
料金:1500円(学生以下無料)
   45名限定(要予約)  

*5/23(木)19時開演
場所:沼垂ビアパブ
   新潟市中央区沼垂東2-9-5
料金:予約2000円 / 当日2500円
   小・中学生1,000円 / 当日1,500円
   未就学児無料
予約・問合:090-1375-5393(樋口)

*5/24(金)18時半開場/19時開演
会場:町屋ギャラリー 薩摩屋
   新潟市秋葉区小須戸3393-1
料金:2,000円  中学生以下無料
予約・問合 090-2422-7065(吉田)

*5/25(土) 新潟県関川村 調整中

公式HP https://sakakimango.com/j_index.html

『チョコラ!』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=7tAy9dTOAKg

アフリカンフェスタ! in ながおか 2024
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4088.html

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鉄の爪



昭和プロレスを見てた者なら未来のエースとして期待されたデヴィッド・フォン・エリックが東京のホテルで死んでしまったことを衝撃とともに脳裏にこびりつているハズ。
そして東京での葬儀に棺で眠るデヴィッドにかのブルーザー・ブロディがお別れのキスをしてた写真も覚えているのでは。

現在、公開中のA24作品『アイアンクロー』は一世を風靡した悪役レスラー、
“鉄の爪”フリッツ・ウォン・エリックの息子たちに襲いかかる「エリック家の呪い」をテーマしたプロレス映画の傑作。
当時は次男として記憶しながら、本当は三男だったデヴィッドの死が引き金となったのか、
次々と父親の期待が託された兄弟たちが死を遂げてしまうものの、
因縁を断ち切った長男ケビン、その理由が奥さん一筋の愛妻家で家族を得たこと。
一番、線が細くてデヴィッドや三男ケリーに見劣りしていたケビンが現在は家族に囲まれて幸せな日々を送ってることを最後に伝えて因果な物語は幕を閉じましたが、
東京でのデヴィッドの死、そして劇画『プロレス・スーパースター列伝』のブルーザー・ブロディの章をよく覚えてるだけに、
こんな感動的な作品(特に天国で再会した兄弟の姿は秀逸)として目の前に現れたことにグッとくる思いが。

結局、“呪い”とは必殺技アイアンクローのごとく息子たちを頭から締め付け、
例え流血しても離さなかった父フリッツの歪んだ愛情のようで二重の意味を持つタイトルなことに気づかされました。

プロレスファンだけでなく映画好きにも大いにアピールできる作品なものの、
やはりブロディがデヴィッドの亡骸にキスをしていたあの当時の写真を覚えている者へぜひとおススメしたいと思いました。
というのもT・JOYで観たものの長岡はプロレスファンが多いハズなのに担当者が観た回は一桁だったのが残念。

冒頭はフリッツ・フォン・エリックの現役時代を再現、アイアンクローで敵を仕留める姿を収めてたものの、
ここはジャイアント馬場さんにアイアンクローを決めてコメカミからドロドロと流血させたモノクロの写真を1枚、
悪魔のごときフリッツの形相と馬場さんが為すすべもなく流血している、
当時おそらく目にした者達を恐怖のどん底に突き落とした写真だけで十分ではないかとか、

あと担当者は「アイオブザタイガー」に乗せて入場するケリーを三条厚生会館で目にし、
俊敏な野生馬のような印象を持ったことを今でもよく覚えてます。
映画ではこれから注目のイケメン俳優が演じておるものの、その風貌はロッキー羽田ではなかろうかとか。

そしてリック・フレアーのバッタモンが出てきますが傑作、
ケビンと段違いのマイクパフォーマンスに大喜びし、
これだから天下のNWA王者に君臨できたと説得力を持ってました。

https://ironclaw.jp/

などと、そんなことを思ったのは今年のアカデミー賞は『オッペンハイマー』が制したのはいいとして、
『バービー』のグレタ・ガーウィグが監督賞に、
『ビヨンド・ユートピア 脱北』が長編ドキュメンタリー賞に、
そして『アイアンクロー』が作品賞と主演男優賞にノミネートされなかったのはいかがなものかと。

『ビヨンド・ユートピア 脱北』がノミネートされなかったのは、
↓こちらの記事を読んで思ったのはアカデミー賞候補になったらかの国を刺激してしまうからかと。

脱北映画「ビヨンド・ユートピア」、アカデミー賞落選が波紋
https://washingtontimes.jp/2024/03/31/8715/

5/26  『ビヨンド・ユートピア 脱北』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4089.html

観ながら時おり思う。これはフィクションではないのか。
もちろん違う。ドキュメンタリーだ。
でもなぜこの映像が撮れるのか。
なぜこの瞬間が撮れたのか。
観終えて思う。
今の北朝鮮の多くの人たちの苦悩を。
分断に責任ある国で生まれた自分にできることを。
森達也(映画監督)

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いつも青春は時をかける



昨日、『時をかける少女』について書きましたが、
現在、大林宣彦監督、原田知世主演の尾道映画、
そしてアイドル映画の金字塔『時をかける少女』がYouTubeで無料配信中!

【本編】『時をかける少女』<2週間限定公開>
https://www.youtube.com/watch?v=pAtcEuPd3t8

リアルタイムで劇場で観た担当者のようなオッサンが、
全国各地でもはや戻らない日々を知世サマと重ねて滂沱の涙を流してるんじゃないかと思います。

公開時、併映作『探偵物語』の薬師丸ひろ子を目当てに観に行ったら、
野郎どもをみんな知世サマの虜にしてしまったことは、まさに大林マジック。

市民映画館をつくる会で『なごり雪』の上映会を開催する際に、
たくさん大林監督の著作を読んで『なごり雪』の少年少女のセリフの棒読みは
木下恵介監督へのオマージュみたいなことが書かれていたので、
『時かけ』もその先駆的な作品ではと。
よく棒読みを笑われたりしてますが、たぶん監督はニヤニヤしてたんじゃないかと。

タイトルバックの抒情的な尾道の風景でさえ、今は多くが失われてるんじゃないかと思います。
そしてタイムリープする場面のコマ送りに、あの伝説のエンドロールと
本作を観て映画と戯れるヨロコビを味わい、映画に転んでしまったって人も多くいるかと。

伝説のエンドロールはテレビ放映では毎回カットされてファンを残念がらしてますが、
あれはテレビ局がカットしてるかと思ったら、
タダで見る人たちに見せたくないからとの大林監督の発案らしく、
それからすると今回のYouTube版、大林監督どう思ってるのか気になりますが、
令和の時代に新たなファンが増えることを期待します。

しかし公開から40年、知世サマは当時のピュアさを失ってないこと以上に、
ゴロちゃん、尾身としのりのルックスはあんまり変わってないのは脅威的です。

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新潟国際アニメーション映画祭 弐 最終日



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4097.html
↑こちらに続いて新潟国際アニメーション映画祭の最終日、
3月20日は新潟日報ホールで照明係と機材の撤収を担当。

この日のプログラムはクロージング作品『時をかける少女』を除いて全てシンポジウム。
率直にここの進行を担当してる方は東京から来られたようで、
今一つリズムが合わず、結構悔んだりすることが多々ありましたが、
この日の半分は進行の方は留守になるということで、
基本の明るさを覚えてなんとかこなしておりました。

中でも「中国映画の魅力」というシンポ
『深海』というアニメ大作のビジュアルディレクターが登壇、
パソコンから映画に出てくるデッサンを投射し解説しているところ、
こちらも東京から来た関係者らしき人がよく映らないから照明を下げてと指示、
全くのアドリブとなりながら、なんとかOKを貰ったのは結構自信がつきました。
ちなみにこのビジュアルディレクターの翁銘という人は宮崎駿監督を尊敬してると話し、
別に知り合いでもないけど、やはり誇らしい気持ちになりました。

続けて映画祭のコンペ部門の審査員を務める齋藤優一郎プロデューサーのトーク。
どうもお話を聞いてると細田守監督と二人三脚で映画作りをしているらしく、
それならアニメファンの方々からすればとんでもない大物なんだろうと。

「時計の針を戻す」
アニメーション映画で未来を照らすことを心掛けているという旨と受け取りましたが、
素晴らしい心意気と聞いてて思いました。

そのせいもあってなのか、この会場のクロージング上映作品が細田守監督『時をかける少女』
率直に『サマーウォーズ』は楽しめたけど、どうも細田監督とは相性が悪く、
『竜とそばかすの姫』などストーリーが破綻しててついていけませんでした。
未見とはいえ細田版『時かけ』の評判は聞いてたものの、担当者にとって『時かけ』は大林版一択、
それ意外は一切認めないという最悪の原理主義でしたが、こんな形で関わってしまうとは。

それで観ましたが、いやぁキュンキュンしてしまい改めて食わず嫌いは良くないと。
大林宣彦版、というか筒井康隆の原作版への目配りをしながら、
大きな飛躍をしているのが、いっそ清々しくてのめり込んでおりました。
先の齋藤プロデューサーはトークの中で映画化の許可を得るため脚本を筒井康隆先生に読んでもらったら、
原作とまるで違うのが良い、と言われたそうですが、
大林監督も観たであろうから、どんな感想だったのだろうかと。

そして最後の大仕事、『時をかける少女』のエンドロールが終わって館内の照明を徐々に上げていく、
最近のマーベル映画のようにエンドロールが終わってオマケ映像がないことを祈り、確認しながら、
無事に灯りをつけていき客席から拍手が沸きましたが、
いやー、わが生涯最高の照明係でありました。
映写ももちろん、そうですが照明もズッコケたらお客様の感動がぶち壊しになると、
改めて実感できました。

この場におりました全ての関係者の皆様、お疲れさまでした。
画像は機材を撤収後の映写チームで記念撮影。
右側がシネマチャオの支配人だった方で、
全方向に敵を作る担当者と一時期、ソリが合わなかったものでしたが、
こんな形で協力できる日が来るとは。

しかし昨年のこの映画祭は一切足を運ぶこともなく、
今年は高畑勲監督の『かぐや姫の物語』に機会があれば、あれば観たいと思ったくらいでしたが、
まさかこんなディープに関わることになるとは。
誘っていただいた方には深く感謝を。

とはいえコンペ部門である意味アニメらしい奇抜な作品だった『アザーシェイプ』と
哲学をアニメ化したような『スルタナの夢』、
どちらも担当者にとっては大きな収穫でありましたが
受賞にはカスリともしなかったのが意外というか奥深いと思いました。
残念ながらグランプリ作の『アダムが変わるとき』は機会がなく、
この映画祭のグランプリ受賞で配給がつくことを期待します。

また日本では湯浅政明、岡田麿里、岩井澤健治、塚原重義(敬称略)等々、
次世代のアニメ作家が台頭していることを薄ぼんやりとですが実感できました。
とはいえ『犬王』の応援上映は正直引いてました、ごめんなさい。

あとこの国際映画祭を完走するために裏側で多くの人たちが関わってることがよくわかりましたが、
例えば映画祭終了後にお疲れ様会があってバカ話でも感想を語り合う交流があってもいいと思いましたが、
そんなお誘いは今のところなく、もしかしたら担当者だけお呼びじゃないのかもしれませんが、
映画祭が終わったらおしまい、というのは勿体ないんじゃないかと思ってます。

以上、大小さまざまな収穫を得て長岡で活かしたいと思ったものの、
すぐに活用できた、といかないのが忸怩たる思いが

https://niigata-iaff.net/

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『シェーナウの想い』 上映会



毎回、ながおか市民協働センターの情報紙“らこって”へチラシ組作業に行くと、
一般社団法人 ながおか自然エネルギーの会員の方がいて、
いつしか顔見知りとなってイベントで互いのチラシ配布を行うようになりました。
今度、映画上映会を開くそうなのでご案内いたします。

*『シェーナウの想い』上映会 ~自然エネルギー社会を 子どもたちに~

ドイツにあるシェーナウという小さなまちの住民たちは、1986 年 4 月 26 日に起きたチェルノブイリ原発事故を受けて立ち上がりました。
住民たちは、「節電キャンペーン」や「節電コンテスト」をきっかけに、電力供給会社に原発に頼らない電力供給、エコ電力の買取価格引き上げ、節電を促すための電力料金体制の導入を地元の電力会社に要請するも、冷たくあしらわれてしまいます。
そこで「自分たちで電力会社をつくる」ことを決心したシェーナウの住民たちが、自然エネルギー中心の電力会社を設立するまで軌跡を辿るドキュメンタリー映画です。
視聴後に、エネルギーについてご一緒に考える時間を持ちませんか?

日 時: 4月28日(第 4 日曜) 14:00~16:00
上映(60 分) ワークショップ

場 所: 宮内コミュニティセンター分館
(長岡市宮栄 3 丁目 21-27)
会 費: 無料 要予約 (会員の方も)
連絡先:090-1469-8855
[email protected]

HP の URL
https://nagaokalocalpower.wixsite.com/my-site-14
FB ページの URL
https://www.facebook.com/nagaoka.localpowe

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特定失踪者

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特定失踪者:中村三奈子さんをさがしています
https://www.city.nagaoka.niigata.jp/kurashi/cate14/jinken/shissousya.html

↑ウィルながおの活動の一環として長岡市の特定失踪者・中村三奈子さんについての啓蒙活動を行い、
定期的にアオーレ長岡でパネル展を開催、
3月24日にはお母さまと長岡市長が署名を呼び掛けているのを上映会から目にしていました。

特定失踪者とは「北朝鮮による拉致の可能性を完全には排除できない失踪者」

市民映画館をつくる会の時にお手伝いいただき、
その後は東京に移住した女性がこの中村美奈子さんの中学・高校の時の同級生だったそうで、
謎の多い事件だと教えてくださいました。

と同時に消えてしまった友達を本当に心配をし続けてることも。

検索すると↓こちらの文春のネット記事が出てきて、
https://bunshun.jp/articles/-/45271
確かに不可解な謎を残しての失踪なものの、もう10年以上前の記事なので、
おそらく新たな事実も現在は更新されてるんじゃないかと思います。

『ビヨンド・ユートピア 脱北』が全国で評判となりならがも、
なぜ新潟はスルーされているのか気になっていた頃に、
先のお母さまと市長の署名活動にアオーレでのパネル展を目にし、
背中を押されるような形で配給会社に尋ねて折衝し、
5月17日に上映会が実現することになりました。

奇しくも本日は金正恩体制となって12年目、
水面下では日朝の交渉が行われてるようですが、
1日も早い解決を望みます。

5/26  『ビヨンド・ユートピア 脱北』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4089.html

知らなかったほうが幸せだったかもしれない。
でも知ってしまったからには、行動したい。
キニマンス塚本ニキ(翻訳者・ラジオパーソナリティー)

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桜チラリ

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お世話になってるTさんの軽トラで『アフリカンフェスタ!inながおか』と『ビヨンド・ユートピア 脱北』上映会のポスターとチラシ依頼にまわってきました。

朝10時にアオーレを出発。ポスター、チラシ、荷物を軽トラに載せてまずは栃尾を目指して。
どちらも長岡市の後援承諾されてるので道の駅、トチパル、トチオーレ、栃尾支所など主に公共施設を中心に依頼にまわって、
お昼はこちらもお世話になってる豆撰さんで昼食。
日替わり定食をいただきましたが、あぶらげは無論のこと豆腐は別次元の旨さ、
デザートの濃厚な豆乳の味がするソフトクリームも絶品の味で、意外と食にうるさいTさんも舌鼓を打って喜んでおりました。

その後は長岡に戻って公共施設はもちろん、今回特にコミュニティセンター、昔の言葉で公民館を重点的に東へ西へとまわり、
サスガにTさんも疲れが見えて16時にアオーレに戻って解散となりました。

お疲れさまでしたと運転ありがとうございました。

しかし今回、栃尾をまわって桜がすでに見どころなことに気づき、
長岡に戻ったら悠久山、福島江と桜の名所が平日にもかかわらず、結構人だかりができて賑わっておりましたが、
今回、柿川沿いにあるいろは商店に依頼に行ったら、
目の前の桜が圧倒されるほど満開、
というか担当者はかつてこのお店にバイトに行ったことがあり、
ほかにも一時期結構通ったりしていたのに、
いづれも春以外のシーズンだったのか、
目の前の巨木が桜なことに気づいた次第。
しかし長岡の住宅街でこんな見事な桜の木があるのは貴重ではなかろうかと。

しかしいろは商店のご主人曰く、
いつもチャリンコでポスター依頼に来る担当者が軽トラでやってきたので、
運転席を指して「知り合いなのか?」とご主人は尋ねましたが、
そんな見ず知らずの他人の車で来るハズないでしょう、と一応突っ込んでおきました。

画像はそのいろは商店ではなく福島江の桜並木の中の桜です。

ちなみにTさんと別れた後に時間があったので、
まだ依頼に行ってなかった大手通りに昨年できた公共施設に
『ビヨンド・ユートピア 脱北』のチラシのみ依頼に行ったところ、
受付の男性職員から「長岡市主催だけです」とお断りなのか言われ、
「後援っていうのは長岡市が応援することで、ここは公共施設でしょう」と食い下がったら、
「後援のイベントはものによって(チラシを置く)」などと言うものだから、
カチンときて「ものによってって、そんな失礼でしょう」とまくし立てて一気に詰めました。
あぁ、また嫌われたなぁ、と自省するものの、
この日は他の公共施設でも変な対応をされても、
こちらが気にしすぎと流していましたが、
最後の最後にやはり長岡市ってヘンじゃないかと確信させないでください。

というわけでこの施設に顔が利く方がアフリカンフェスタ!の実行委員にいるので、
その方に任せた方が良いと改めて思った次第。

5/26  『ビヨンド・ユートピア 脱北』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4089.html

アフリカンフェスタ! in ながおか 2024
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新潟国際アニメーション映画祭 弐 伍日目



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4075.html
↑この日の翌日、担当者は再びだいしほくえつホールで映写を担当。
この日もスタッフや業者さんがせっせとスクリーンを設置することから始まりました。

しかし初っ端の『ニッツ・アイランド』を上映中、
立ち見でスクリーンの様子を確認していたら、
何やら棒状のような影が、
オンラインゲームをテーマにした作品だけに、
あれは映画に登場する異物なのか、しばし確認していたらどうもそうではなく、
慌ててホールの職員さんを呼んだら備え付けの天井からぶらさがってるマイクの影が映っているものの、
立ち見だと気づくが座席で座っての観賞者には観えない位置と聞かされる。
ただマイクは上部へ昇ることが可能とのこと。
とりあえず休憩時間に確認することに。

しかし『ニッツ・アイランド』は狙いが空回りしてる印象で
これならオンラインゲームを自らプレイした方が、ずっとこの映画より面白い気がしました。

上映後に次作の試写として流しながら最後部座席に座って観ると、
ここではうっすらとマイクの影が映ってると確認できたので、
この日は人気と聞くアニメ作家の新作が上映され、
もしかしたら満席となりこの最後部に座って観賞されたお客様の目に触ることも考えられるので、
職員さんに急遽、マイクを上部へ上げてもらう依頼を。
しかしマイクが上がる際に、こちらも天井からぶら下がってるプロジェクターにこつんと当たったようで、
スクリーンを見ると、それまでになかったうっすらとした影が触れるか触れないかで
スクリーン上部に沿って横たわってることを確認。
プロジェクターにほんの少し当たった際に動いてでできた影のようで、
気づいたこちらが気になるけど観賞者は大丈夫ではないかと判断をしました。

率直にマイクを動かす判断をしたことが裏目に出たので、
本当に余計なことをしなければよかったと悔やんでおりました。

この日、こちらで上映したタイ映画『マントラ・ウォーリアー ~8つの月の伝説~』は
日本製ロボットアニメの影響下大なことを否応なしに確認できる作品なものの、
エンドロールに特別映像までくっついてるのでこれはどこまで上映すれば良いのか?
映写室で様子を見ながら迷い、この作品は別会場でこの前に上映されたので、
この件で申し送りが欲しかったと。

また熱心なファンを得てるという塚原重義監督の新作『クラユカバ』は正直、期待が大きすぎた感想を持ちましたが、
(ただ主人公の声はエンドクレジットに出てきて驚きました)
確かにこの日、平日夕方からの上映だけど盛況でありました。
しかしそんなに人気のある作品ならお仕事帰りの人も観に来れる時間に設定すればいいのに、
などと事情も知らずに浅はかなことを思いましたが、
このほくえつだいしホールの実質、クロージングが上映がこの後の『オン・ザ・ブリッジ』という作品。
死者となる者たちを乗せた列車が約束の地へと向かうというストーリーで、
これまでの人生を語る乗客たちの声が声優ではなく、
どうも実際に終末期を施設で過ごしている患者(と言っていいのか)の声らしいこと。
となるとこの映画祭でも特集されたドキュメンタリーアニメの新境地となる作品のように思いました。
誰もが避けられない“死”というテーマにしてるだけに考えさせられる作品だったためか、
上映後の観客席からの拍手がこの日、一番大きかった作品であり、
確かにこのホールでのクロージング上映に相応しいかと。

ところで映画祭には連日、デイリーニュースが発行されて会場で無料で手に取れ、
識者によるコンペティション作品の星取評など読み応えがありましたが、
この日、このホールではなぜか配布されませんでした。
どうもデイリーニュースに映画祭メシとして、お食事できるお店紹介の欄があり、
これが企業の施設でもあるこのホールではよろしくないと判断されたようで、
これはちょっとお堅いのではと次回もこのホールを使用するならば互いで話し合って改善してほしいと。

『オン・ザ・ブリッジ』を上映後、この日がこの会場を使用する最後なので
再びスクリーンを撤収する作業となりましたが、
白幕でもあるスクリーンが降りてくるのを見ていて、まさに「幕が降りる」だなぁと
このスクリーンにずっと目を凝らしていたのでちょっと感慨深くなったりしてました。

画像はこの日、最後まで撤収作業をしていた皆さんと1枚パチリ、お疲れさまでした。

https://niigata-iaff.net/

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「アフリカンフェスタ!in ながおか 2024」親子映画会 『グレート・グリーン・ウォール』


© GREAT GREEN WALL, LTD

“アフリカンフェスタ!inながおか”では毎回アフリカの映画を上映。
よくよく思えばアフリカを舞台にした映画を観る機会など、そんなにないので貴重な機会だと思います。

今年は環境問題をテーマにしたドキュメンタリー映画『グレート・グリーン・ウォール』を上映。
気になるのは製作総指揮にブラジル版『仁義なき戦い』こと『シティ・オブ・ゴッド』のフェルナンド・メイレレス監督が製作総指揮に名前を連ねてること。
あの映画を思えば『グレートグリーンウォール』も並の映画ではないと思いましたが、どうでしょうか。

アフリカンフェスタ!inながおか2024

公式HP https://africa-nagaoka.jimdofree.com/

2024/5/12(日)アフリカンフェスタ!inながおか2024紹介動画
https://www.youtube.com/watch?v=uf5g17hk6VE

10:30~12:10 親子映画会「グレート・グリーン・ウォール」 上映
10:30~解説 浅野 光代(写真家):アフリカ・サヘル地域の現状「アフリカに夢を、森をふたたび」
10:40頃~ 映画「グレート・グリーン・ウォール」

【入場料金】

前売り:1000円、当日:1200円(障害者手帳・療育手帳お持ちの方:500円)、高校生以下:無料
前売りチケット取扱い:ながおか市民協働センター(アオーレ長岡3階) / お好み焼き花月 / ら・なぷう / キャラメルママ /みずすまし(三条市) / シネ・ウインド(新潟市)

アカデミー賞ノミネート『シティ・オブ・ゴッド』フェルナンド・メイレレス監督製作総指揮作品
アフリカのサヘル地域は、気候変動に直面している地球上で最も脆弱な場所の一つである。
気候変動を食い止めるため、2007年、アフリカ大陸を8,000kmにわたって横断する人類史上最大規模の植林プロジェクト、グレート・グリーン・ウォール(緑の長城)計画が開始された。
完成すれば多くの人々の生活を改善する世界的奇跡となるだろう。壮大なアフリカ・ドリームを成功させるため、マリ出身の世界的ミュージシャン、インナ・モジャがアフリカ横断の旅へ。
セネガルからエチオピアまでの道中、セネガルのヒップホップの創始者ディディエ・アワディ、マリのブルース・バンドのソンゴイ・ブルースや、ナイジェリアのワジェなどと楽曲を制作し、各地でライブを重ねていく。
「紛争で危険にさらされるのは常に女性」だからと、特に女性支援に情熱を燃やす彼女は、紛争孤児の少女たちと出会うなどして、現実の過酷さに衝撃を受けつつも、「夢を信じてほしい」と、夢を抱けるアフリカのためにメッセージを発信していく。

監督・脚本:ジャレッド・P・スコット 製作総指揮:フェルナンド・メイレレス他
出演:インナ・モジャ、ディディエ・アワディ、ソンゴイ・ブルース、ワジェ他
配給:ユナイテッドピープル
2019年/イギリス/92分/ドキュメンタリー

公式HP https://unitedpeople.jp/africa/

映画『グレート・グリーン・ウォール』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=UtSiuduvTTI

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『こころのふた 〜雪ふるまちで〜』



味噌蔵の娘が好きな男に好きな女がいると知って一人涙を流す。

↑あぁ、これはまるでジョン・ヒューズじゃないか、などと思った『こころのふた 〜雪ふるまちで〜』。
昨日よりイオンシネマ県央でも先行上映され、
昼の回は舞台挨拶付きで上映されたものの、お仕事で行けず、
それでもレイトショーもあってお仕事帰りに観賞できたのは有難かったです。

というのも↓この記事を書いた2月7日にエキストラで参加したのが本作。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4033.html
わりと早く完成・公開したんだと。

ヒロインにNGT48のセンター、はるか村の村長・小越春花さん(はるるん)が抜擢、
特に推しでもありませんがテレビ版『トチオンガー』に続いて間近で見ることを期待し地元のロケもあってエキストラに参加、
それも朝7時におそろしく寒い燕三条駅に集合したもののはるるんの姿はなく、
俳優さんは大人びた目力が印象的な女性と今風のイケメンがカメラの前で演技を。
エキストラは10名ほど参加し通行人役を演じてましたが、
映画ではぼんやりと映ってて、なるほどあのカメラからの距離だとスクリーンではこんな形で映るのかと納得、
無論、担当者の姿はありませんが、
それ以上に気になったのが燕三条駅前のシーン、
イケメンが運転してきたという設定の車のナンバーが確か品川なので、
このイケメンは彼女を追って東京から来たという設定なんだろか、と思いましたが、、、

本編を観て担当者が目にしたイケメンは美波さんという方で燕の金型工場の若旦那役、
大人びた女性は草野星華さんで東京から新潟の高校に転校したワケアリの女子高生。
彼女が工場見学で若旦那と知り合い互いにひとめぼれするものの、
目にした撮影場面は地元でお食事後に若旦那が燕三条駅まで彼女を送ったシーンでありました。

しかしこの若旦那が女子高生を誘ったのは美味しいと評判のイタ飯屋さん。
しかししかしそんなのは東京で幾らでもあるだろうから、
燕ならば東京から来た娘を喜ばすのは、
ここだと労働者とともにある杭州飯店の本場の背脂ラーメンではないかと。

それとこれも細かいことですが彼女は燕三条駅で降りて燕へ向かうシーンもあり、
いづれも本来なら燕側を映すハズなのに実際は駅の三条側で撮影、
本筋に関係ない重箱の隅とはいえ、当然ロケハンをして決めたのだろうから、
これは映画にするとプロから見て燕三条駅は燕側より三条側が絵になるんだろうと思いました。

肝心の映画は進路、岐路に立つ高校三年生の迷いを繊細に綴った青春群像。
先の燕三条の地場産業や古町芸妓を作り手は徹底的にリサーチしたようで、
それぞれ登場人物の進路先に描かれ大きな比重を占めながら後継者不足という点に焦点をあてていき、
次第にそれが少子化問題にまで劇中で語られる展開にちょっと驚き、
授業で子どもを産むか産まないかのディスカッションまで繰り広げられるのは“今”を感じました。
さらに「消滅可能性都市」として燕や三条も入るとのこと。

その“今”の不安を覆うのは彼らZ世代に忍び寄ってる貧困化、
子どもを産んでも生活費がかかることで産まないと口にする生徒の声を聞き、
未来に希望を見いだせないのは何よりも不幸に思ったものの、
それを押し付けたのは自分を含む世代なんだと観てて自省の念が。
しかしイケメンばかりの教室で小柄で坊主頭という異彩を放つ男子高生がおり、
先の味噌蔵の娘が惚れていたりとモテモテなのは、
この年で政治家になると目標を公言、
今時6人兄弟で生活苦に喘ぎながらも自分たちの子どもの未来のために変えてきたいと。
ついでに好きな女には半分ストーカーと化してる図々しさも政治家向きに映りましたが、
真剣に社会と向き合う真面目な姿勢がモテてるのは正当が評価されてて健全なものの、
彼が子ども食堂のボランティアをしながら、
これからもっと子ども食堂を増やしていきたいと掲げるのはどうかと思いました。
むしろ政治の役目は貧困を止めて子ども食堂を減らすことに力を注ぐべきではないかと。
この点は彼と意見が合わないと思い議論の余地があるかと。

劇中、時折ドローンでの空撮なのか新潟のどんよりとした登場人物達の心象のような光景が挟み込まれ、
このいかにも新潟市の冬の雲天の下、心の蓋を開けて光を得ようとする姿を丁寧に描いてて後味のよい作品でした。

はるるんは自身も悩みを抱えながらもクラスメイトの観察者のようなちょっと難しい役どころを好演、
あと古町芸妓を目指す今森茉耶さんはちょうどヤンマガの表紙とグラビアを飾ってるので旬に思いました。

撮影中気になってたことに、どうも監督は女性であること。
『推しが武道館行ってくれたら死ぬ』など売れっ子となってる北川瞳監督でした。
あちらとまた別次元の静の印象を持つ作品を手掛けて結構器用な監督なんだと感心。

しかし基本アイドル映画でもあるから仕方ないとはいえ、
発情してるのにチューも匂わしもないのはいかがなものかと思うんですよ。

イオンシネマ県央では本日も出演者の舞台挨拶があるそうです、
またも行けないのが残念ですが。

公式HP https://watasotsu.com/

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BERRY FIELDS



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3970.html
3月23日↑こちらで紹介した「文明の十字路  ~シルクロードを旅するベリーダンスと音楽~」が開催。
担当者はポスター貼りくらいしか協力できず、
半分罪滅ぼしの思いでリリックホールの会場整理に参加、
館内は大盛況で無事に成功となりました。

終演後、後片付けをしていたら画像のお三人さんが揃ったのを目にして思わずパチリと1枚。
長岡の人はご存知の方が多いかと思いますが、
右側がこのベリーダンスショーの実行委員長の藤田さん、
真ん中は副実行委員長を引き受けた長岡の真の国際人として尊敬されてる羽賀さん、
今回はアフガニスタンについて大変ためになる講演を開きました。
左側の樋口さんはロビーの現場担当者として采配を振るいました。

いづれも市民映画館をつくる会の時にお世話になった方々。
藤田さんは市議会議員として音声アシストの会を結成し、
目の不自由な人にも映画をと、当時わりと先進的な活動を長岡で始めた方。
羽賀さんは言わずと知れた国際人で映画にも造詣が深く、
パレスチナ問題をテーマにした『パラダイス・ナウ』を上映した際は
映画批評家でも語れない視点から解説いただいたのが特に印象深いです。
樋口さんは長岡商工会議所の偉くて恐かった方であり、市民映画館をつくる会を立ち上げた一人、
とはいえ当時は担当者のことは視界に入ってなかったと思います。

市民映画館をつくる会が無くなったあとも、
折に触れこの三人の周りをチョコマカしてたので、
今回お声がかかったかと思いますが、
いづれも担当者にとって市民映画館をつくる会の日々を思い出す方々なので、
大変感慨深くなって写真を1枚となりました。

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池谷です。ドキュメンタリー塾が復活します!



ここ数年、終戦記念日に合わせて新潟入りしてる池谷薫監督からご案内のメールが届きました。
「池谷薫ドキュメンタリー塾」が監督の本拠地となってるミニシアター、
神戸の元町映画館でのリアル開催の再開と全国へ生配信で開講するそうです。

毎回、時間内に終わるかも合わせて熱い講義となって評判を呼び、
全国で受講している方がたくさんいらっしゃるこの講座。
傑作『蟻の兵隊』など池谷監督作を未見の方も含めて、この機会にぜひとお勧めします。
以下、抜粋して転載します。

===================================

毎度のお騒がせで恐縮ですが、
5/17(金)から全5回の連続講座 「池谷薫ドキュメンタリー塾」 を開講します。
3年前にオンラインンで開催したドキュ塾ではご受講いただき、ありがとうございました。
今回は5年ぶりとなる元町映画館でのリアル開催に加え、リアルタイムでどこからでも受講できる生配信と、いつでも好きな時に受講できるオンデマンド配信(見逃し配信)の3種類の方法でご参加いただけます。全国の方々が対象です。

ご承知のようにこの塾は、これまであまり語られなかったドキュメンタリーの舞台裏を、僕が自作を丸裸にしながら徹底解説する、本編の鑑賞と講義がセットの上映イベントです。講座では印象的なシーンの映像クリップをお見せしながら、対象との関係の築き方、撮影・編集のテクニック、音響設計、物語の編み方など、ドキュメンタリーならではの演出法をわかりやすくレクチャーします。

カリキュラムは僕の映画4作(「延安の娘」「蟻の兵隊」「先祖になる」「ルンタ」)にプロデュース作のセルフドキュメンタリー「ちづる」を加えた全5回。本篇は約1か月間オンデマンド配信し、視聴可能期間中、ご都合のいいときに何度でもご覧いただけます。 講義の方も、元町映画館でのリアル開催や生配信のほか、オンデマンド配信で、リアル開催の日から30日間、ご都合のいいタイミングで録画映像をご視聴いただけます。

どれも「人間を撮る」を信条に全身全霊を込めて撮った作品です。ぜひこの機会に僕が描いてきたドキュメンタリーの世界をご堪能ください。
お忙しいなか大変恐縮ですが、ご関心お持ちの方々にオススメいただけると幸いです。

チケットの販売を開始しました。

お申込みのほか、各回の講義内容、本編の鑑賞方法などは下記のURLからご確認ください。添付のチラシのQRコードからもお入りいただけます。

https://www.stream-ticket.com/brand/368.html

なお、5/11(土)~5/17(金) ドキュメンタリー塾を主催する元町映画館にて、塾で扱う5作品の特集上映を、1日1作、日替わりで上映します(詳細は4月ごろ確定の予定。元町映画館ホームページや特集チラシでご確認を)。

塾のチケットをご購入いただいた方は、対象作品を1回無料でご鑑賞いただけます。

この機会にスクリーンでもお楽しみください。

全5回のカリキュラムは下記の通りです。

※日にちは講義のリアル開催日。

5/17(金) 第1回 「劇映画をしのぐドラマ性はこうしてうまれる」 鑑賞作品:「延安の娘」(2003年・120分)

5/24(金) 第2回 「狂って撮る 距離感ゼロのドキュメンタリー」 鑑賞作品:「蟻の兵隊」(2006年・101分)

5/31(金) 第3回 「カメラをもった 見えてきたのは自分だった」 鑑賞作品:「ちづる」(2011年・79分)

6/7(金) 第4回 「寄り添うように撮り 骨太のストーリーを編む」 鑑賞作品:「先祖になる」(2013年・118分)

6/14(金) 第5回 「チベットを撮る 人間の尊厳とは何か」 鑑賞作品:「ルンタ」(2015年・111分)

各作品の内容と予告篇はこちら https://renuniverse.com/

池谷薫ドキュメンタリー塾Facebookページ https://www.facebook.com/docujuku/

感謝を込めて

映画監督・甲南女子大学教授
池谷 薫(いけや・かおる)

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『ビヨンド・ユートピア 脱北』長岡上映会 前売券発売開始


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5月26日(日)18時30分~ アオーレ長岡市民交流ホールAで開催の『ビヨンド・ユートピア 脱北』長岡上映会の前売券を、
アオーレ長岡西棟三階のながおか市民協働センターで発売を開始しました。

今後は随時、発売開始したプレイガイドを↓こちらで更新していきます。

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-4089.html

公式HP https://transformer.co.jp/m/beyondutopia/
予告編 https://www.youtube.com/watch?v=WrK3i399RN8

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要約筆記



3月24日『シン・ちむどんどん』長岡上映会

上映後の福本圭介先生の講演に長岡市福祉課に相談して要約筆記をお願いしました。
上映素材には日本語の字幕がついてるため、それならば耳の不自由な方には講演にも必要だろうと。
手話でなく要約筆記なのは高齢となり耳が遠くなった方が、
手話を覚えるよりも目で追える要約筆記のほうが役立つと聞きました。

いつぞや障害者の方も参加した水泳大会に足を運んだ際、
要約筆記されているのが印象にあり、
そのイメージで上映用のスクリーンに同じく上映用のプロジェクターから
パソコンを通して要約筆記を投射すればいいのでは、
と漠然と思っていたのが、
写真のようにスタンディング式のスクリーンに移動式のプロジェクターを要望されて、
想定外だったので焦ったりしましたが、
どちらもアオーレの備品にあるのでお借りできました。
最もこの時に対応いただいた男性職員さんは要約筆記を知らず、
一から説明したりしたので知名度はまだまだなんだなと思い、
いづれは要約筆記をしますと言っただけで器材を貸し出すことが理想かもと。

当日は画像のように4人から来ていただき、
持参したパソコンで順番に先生の講演を要約してパソコンからプロジェクターで投射、
もちろん謝礼をお渡しするのですが、
準備を含めればほぼ1日束縛をしてこの額でいいのだろうか(大変な作業なのに正直安いのでは?)と思いました。

あと上映前に沖縄がらみで歌のおじいさんからまた沖縄がテーマの「みんな大きな輪になって」を
歌っていただくことになり、要約筆記のみなさんは歌詞を訳したいと申し出が。
担当者はそこまでいいのではと漠然とお返事しましたが、
チェックをしてる歌のおじいさんから歌詞カードをお借りしたよう。

しかし歌のおじいさんが渡したのは沖縄基地問題の「みんな大きな輪になって」ではなく、
間違って反原発をテーマにした曲「心あつめています」
後で気づいて歌のおじいさんは平謝りしていましたが、
それはともかく歌の歌詞まで要約して伝えようという姿勢に感心してました。

「平等な社会に向けた努力」と福本先生も様子を見て高く評価し、
例えばアオーレ以外だとこんな形のスクリーンやプロジェクターは長岡市教育センターに登録すれば、
お借りでき、紹介は先ほど書いたように長岡市福祉課に相談すればきちんと対応いただくので、
各方面でこの要約筆記が浸透していけば、いいなとこちらは勉強がてらですが思いました。

今回、突然の申し込みにもかかわらず要約筆記をしていただいた皆様、ありがとうございました。

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井上淳一監督・脚本 『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』

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『大地を受け継ぐ』長岡上映会に来てくださり熱いトークだった井上淳一監督。
上映を決めたときに若松孝二監督のお弟子さんだとは知らずにおりましたが、
その後に若松監督と荒井晴彦先生のお弟子さんと知って、
縁深い殿町の「居酒屋かちんこ」で打ち上げを開いたら喜んでいただけたと思ってます。

脚本を担当し同じく若松監督門下の白石和彌監督にメガホンを託した『止められるか、俺たちを』は、
鬼才が集い梁山泊のような60年代の若松プロダクションの群像劇、
その続編となり今度は井上監督がメガホンを持った『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』。
現在、全国公開され青春映画の傑作として大きな評判となってます。

若松監督が作った名古屋のミニシアター、シネマスコーレを舞台に、
井上監督がモデルの青年が映画に魅入られていく青春映画のようですが、
このシネマスコーレには担当者が大変お世話になった女性Tさんが働き、
いつか行きたいものだと思ってましたが叶わずにおります。
現在Tさんはベトナムに移住と聞きましたがお元気かと思います。

それはともかく若松監督といえば真っ先に思い出すのは
『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』がシネ・ウインドで公開された際に、
若松監督は舞台挨拶に登壇、すっかり映画に圧倒されてしまったので、
打ち上げに参加させていただき間近で拝見、
参加者にはアイメディアの学生さんが「この映画に参加したかった」と涙を流して、
確かにわかるなぁ、と頷いた後に名乗った参加者が本物の公安の人で、
ヤバい経歴があると聞いた若松監督はこんな場まで監視されてるのかと驚き、
しかもその公安の人も若松監督にすっかり魅了されていたことにさらに驚いてました。

その後、柏崎での『キャタピラー』の撮影にエキストラで参加、
若松組を体験して喜び、
さらに撮影後に「居酒屋かちんこ」で飲んでた若松監督に同席させていただいたりと、
至福の時間を過ごしてましたが、
ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞したものの『キャタピラー』が長岡での公開予定がないと知って
「第15回長岡アジア映画祭」で『キャタピラー』を上映し大盛況なことは良かったものの、
お迎えした若松監督は想定を超えたホントに規格外といっていいまさに怪物、
あんなに振り回され、怒られた映画監督は当時も今もおりません。
一時、殺意さえ抱いたほどですが、面識のある方はわかるかと本当に人たらしで、
今となってはあんなコンプライスなどどこ吹く風の映画人と接し、
あらゆる無理難題に応えようとしたことは自分の財産といっていい経験だと思ったりと。
何よりまた新潟県内ロケを敢行した次作『海燕ホテル・ブルー』の撮影を見学したいと伝えたら、
覚えててホントに約束を守っていただいたことは今も感謝しています。

担当者がリアルタイムで最初に突き刺さった若松監督作は90年作品の『我に撃つ用意あり』
以降、再び快進撃が始まるように思いますが、
『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』は緩い80年代が舞台、
映画館離れが進みAVの進出でピンク映画も下火となって若松監督も苦戦してた頃、
弟子入りした当時若造の井上監督は散々辛酸を舐めたことと想像、
しかし最近は『REVOLUTION+1』『福田村事件』と問題作の脚本を手掛け勢いを増し、
ついに監督作、しかも若松監督が登場する本作が称賛されてることは、
若松監督も天国もしくは地獄でニヤニヤしてることと思います。

その『青春ジャック 止められるか、俺たちを2』は4月6日より高田世界館、
4月13日よりシネ・ウインドで公開。
初日はどちらも井上淳一監督はもちろん、
若松監督を演じた井浦新さんも登壇し舞台挨拶をするそうです。

ちなみに昨秋『福田村事件』で佐伯俊道氏、荒井晴彦氏とともに脚本家チームとして、
高田世界館でトークを開催。
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3914.html
足を運んで終了後のサイン会では井上監督はこちらを覚えていないようで、
確かに先回お会いした時は長髪だから面影がなかったかも。
手土産の笹団子を渡す機会を失せたので、
帰りの電車の中で寂しく一人で食べちゃいました。

「その仕事に正義はあるか」

とはいえ井上監督の『誰がために憲法はある』で引用される宇野重吉先生の言葉は、
今もこちらの矜持として残ってます。

https://twitter.com/tomeore2

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アフリカンフェスタ! in ながおか 2024

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記念すべき10回目となるアフリカンフェスタ! in ながおか。
今年は5月12日(日)アオーレ長岡市民交流ホールA&ホワイエで開催されます。

今回上映される映画はアフリカの環境問題に切り込んだドキュメンタリー映画『グレート・グリーン・ウォール』

そしてケニアから今回も佐藤南帆 国際NGOモヨ・チルドレン・センター代表が参加。
以前も書いたような気がしますが、
特に小・中・高校生が佐藤代表の話を聞くのは大変有意義に思います。
遠い異国のアフリカでこんな溌溂とした若い女性が活躍しているのを目の当たりにするのは、
この閉塞した日本で青春を送らざるおえない世代にとって大きな刺激になるかと思います。
学校での講演も予定されてると聞きましたが、
佐藤代表の話を若者が聞く機会がもっとあってもいいように思います。

そしてもちろん小林茂監督も参加します。

以下、HPから今年のプログラムを転載します。

10:30~12:10 親子映画会「グレート・グリーン・ウォール」 上映
10:30~解説 浅野 光代(写真家):アフリカ・サヘル地域の現状「アフリカに夢を、森をふたたび」
10:40頃~ 映画「グレート・グリーン・ウォール」
(監督:ジャレッド・P・スコット / 2019年 / 92分)
マリ共和国出身のミュージシャン、インナ・モジャが音楽で人々をつなぎ、砂漠化の脅威に、苗木を植え続ける壮大なアフリカン・ドリームの実現のため、気候変動の最前線へと旅する音楽ドキュメンタリー。希望の未来。

【入場料金】
前売り:1000円、当日:1200円(障害者手帳・療育手帳お持ちの方:500円)、高校生以下:無料
前売りチケット取扱い:ながおか市民協働センター(アオーレ長岡3階) / お好み焼き花月 / ら・なぷう / キャラメルママ /みずすまし(三条市) / シネ・ウインド(新潟市)

==================================

【以下のプログラムは入場無料】

13:00~13:30 アフリカの紙芝居
出演:ながおか紙芝居 ドン!パラリン (今井 和江、堤 貞子)
「おおぐいのダチョウ」ほか、あたたかな生の声で、アフリカに関する楽しいお話をお届けします。

13:30~15:30 国際NGO「モヨ・チルドレン・センター」活動報告
講演 佐藤 南帆「 アフリカ・ケニア支援 これまでとこれから」
佐藤 南帆(国際NGOモヨ・チルドレン・センター代表)

1993年千葉県生まれ。看護師。「ストリートチルドレンの自立支援に関わりたい」との思いから故・松下照美と出会う。モヨの役員を経て代表就任(2022年)アフリカ布アパレルブランド「RAHA KENYA」社員。

動画 「テルさんモヨに還る」

(20分)吉田泰三(『チョコラ!』カメラマン)制作
モヨ・チルドレン・センターの創設者、故・松下照美さんがケニアの大地へ還る様子を撮影したドキュメンタリー映像(予定)

15:30~16:30 アフリカンドラムと和太鼓の響宴
ジャンベ演奏:JUN JUN & コラナッツ
アフリカ民族楽器屋”JUNJUN”店主と、ジャンベグループ”コラナッツ”のコラボレイション。西アフリカ、ギニアの伝統曲をオリジナルアレンジでお届けします♪

楽器屋JUNJUN ホームページ http://www.info-niigata.or.jp/~junjun/

和太鼓演奏:坂牧 颯人、久保田 大地

坂牧 颯人
長岡市旧山古志村出身、長岡市内唯一のプロ和太鼓奏者

久保田大地(切腹ピストルズ 締太鼓)
十日町市松之山出身、雪中野良着

10:00~16:00 アフリカを味わう (会場:ホワイエ)
・アフリカンベーカリー・ナミテテ&エミタイ:全粒粉などを使った個性的でアフリカンなパンの販売
・楽器屋JUNJUN:アフリカや世界各地の民族楽器、リサイクル手作り楽器
・センス・オブ・ワンダーこどもアートきょうしつ:子どもたちも楽しめるワークショップ
・世界のお茶の間Ivy:世界の音楽セレクトCD
・小国写真展示:小国地域の写真と、農作物などの販売
& more

アフリカンフェスタ!in ながおか実行委員会
お問合せ:TEL 0258-36-3366(お好み焼き花月) メール:[email protected]

https://africa-nagaoka.jimdofree.com/

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