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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

2023年05月 | ARCHIVE-SELECT | 2023年07月

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「今、私たちはヤマトンチュとしてヤマトンチュにどう向き合うべきか?」



昨晩、『沖縄、再び戦場(いくさば)へ』(仮)スピンオフ作品 長岡上映会 が無事に終了しました。
お越しいただきました方々、ありがとうございます。
そしてお手伝いいただいた方々、本当にお疲れ様でした。

この作品、エゴサすると会議室みたいなホールでよく上映してるようなのですが、
今回、客席はひな壇のみにしたので、スクリーンいっぱいに画角を拡げ 結構な迫力となって
観賞者の胸を打ったのではないかと、その点は全国でも貴重な上映会になったのはと自画自賛します。

上映後にすぐさま講演をお願いした福本圭介先生は自己紹介の後に、
「今、私たちはヤマトンチュとして沖縄にどう向き合うべきか?」 を演題に話そうと思って来たが、
皆さんと一緒に観たことで「今、私たちはヤマトンチュとしてヤマトンチュにどう向き合うべきか?」と変えて話をしたいと述べ、
映像の中では沖縄に米軍基地や自衛隊の基地を押し付けてる本当の加害者は登場していない、
と謎掛けのように話し始めました。

事前に福本先生にDVDを送って作品を見ていただいたのですが、
お客さんと一緒に観たことで演題を変えるというのはまさにライブならではだと思い聴講を続けると、
「本土」という意味の「ヤマトンチュ」だが、
沖縄では「怒りと悲しみの感情とともに、日本人の加害責任を告発する言葉」として紹介。

作品の中で沖縄の人が声を上げる
「沖縄は二度と捨て石にされたくない、(戦争を)やるんだったら自分のところでやりなさいよ」を取り上げ、
今「捨て石」にしているのは誰か、されてるのは誰か?と問いかけ、
自民党でもアメリカでもなく、基地を押し付けているのは私たち、
沖縄を知るだけではなく自分のことを理解し、
大多数の日本人が変わらないと沖縄の問題はずっと解決できないという旨で話されました。

究極のところ沖縄の問題を考えれば考えるほど、結局自分に突き刺さってしまうこととなり、
真剣に向き合えば向き合うほど、容赦なく自分を問い詰めることになる。
おそらく福本先生はそれをずっと考え考え続けて自分と向き合ってキツイ思いを重ねてきたのだろうと。

もちろんここに書ききれないことが多々あり、
客席ではメモを取りながらずっと耳を傾けてるお客様が多数見受けられました。
最後に自分の話は聞いて良かった、楽しかった、で終わらせないことを意識して、
なんだかモヤモヤした思いが残るように、心がけてると笑いながら先生は話していましたが、
多分、皆さんモヤモヤしたまま、ある意味知ってしまったからには、
これからも折に触れて沖縄について、
そして沖縄と向き合う自身について否応なしに考え続けるのではないかと思います。
それは主催者側の狙い以上の成果と言っていいかと。

講演を終えてお客様と質疑応答の時間となり、
印象に残ったのは長岡造形大に学ぶ学生が、
このような問題に触れながら先生は学生達とどのように接してるのか、
自分の考えと併せて先生にぶつけていたことで、
覇気のある若者を真正面から受け止め、
自身の学生の頼もしいエピソードを挙げながら、
この若者からの問いかけを喜びながら応えていたように思いました。

改めて福本先生、貴重な時間となり本当にありがとうございました。
モヤモヤは刺激でもあるかと思い、お客様もモヤモヤしつつ来て良かったハズだと思います。
それを確信したのが、この夜、はるばる松之山から駆け付けた木暮さん夫妻が帰り際にこちらを見つけ、
「先生の話も映画も本当に良かった、来て良かった」と言っていただいたことでした。

木暮さんとは小林茂監督『風の波紋』の主人公。
松之山に移住する前は報道カメラマンとして世界を股にかけて活躍、
今も沖縄を注視してるようで三上智恵監督作の上映会に何度か観に来てくださいましたが、
21時終了だから、その時間から当然、車で松之山に帰ることになるので、
ある意味、そこまで思いがあるのか、モヤモヤしたであろうけど良かったと言っていただき本当に嬉しく思いました。

あと三条や魚沼から観に来た方が、自分たちのところでも上映をしたいので、
先にどんな作品なのか観に来たと話され、こんな形で拡がるのも良いことだと。

もちろん、またの機会に福本先生に協力を仰ごうと思います。

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6/29 三上智恵監督作 『沖縄、再び戦場(いくさば)へ』(仮)スピンオフ作品 長岡上映会


(C)三上智恵

◎『沖縄、再び戦場(いくさば)へ』(仮)スピンオフ作品 長岡上映会

日時  2023年6月29日(木)

19時15分~ 『沖縄、再び戦場(いくさば)へ』(仮)スピンオフ作品 上映開始 作品時間45分

上映後 福本圭介氏講演 「今、私たちはヤマトンチュとして沖縄にどう向き合うべきか?」

プロフィール 福本圭介(ふくもと けいすけ)
1970年、香川県生まれ。新潟県立大学准教授。
2016年に仲間と「沖縄に応答する会@新潟」を立ち上げ、沖縄の米軍基地問題の本当の当事者であるヤマトンチュ(日本人)に「じぶんの荷物はじぶんで持とう」と訴えている。専門は、英語圏文学、思想。新潟市在住。

会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

*入場料  500円(当日券のみ)

*実行委員(ボランティアスタッフ)随時募集中。

主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
問 電話09045204222 e-mail [email protected]
Blog http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/

『沖縄、再び戦場(いくさば)へ』(仮)スピンオフ作品 

撮影:三上智恵、上江洲佑弥、芦川剛志 ほか 編集:青木孝文、桃原英樹 協力:ドキュメンタリージャパン、橋本佳子 製作:三上智恵、沖縄記録映画製作を応援する会

2023年 DVD上映 作品時間45分

公式HP https://okinawakiroku.com/

沖縄再び戦場へ スピンオフ告知.mp4 
https://drive.google.com/file/d/1XZjU8TmEUQyKGO6tccLD0UtO5HDTuFBS/view?fbclid=IwAR3oYyOSiBOeWqweIgIjYDyx4uwhvV1Fpz0vwiuaWI4L0ACyhnXIIvOPJAA

新作『沖縄、再び戦場(いくさば)へ』(仮)スピンオフ作品について
三上智恵

昨年末の安保三文書で明らかになったのは、日本が敵基地攻撃や先制攻撃も可能な軍事国家になったことだけではありません。日米政府の言う抑止力とは「南西諸島にミサイルを並べ、最悪の場合報復攻撃の戦場になるもやむなし」という南西諸島の犠牲を覚悟したものであるという本音も暴露されました。戦場になると名指しされたも同然の島々では、これから基地の地下化、シェルター設置、ミサイル避難訓練、弾薬庫大増設、小さな離島を含む空港と港湾の軍事化が急ピッチで進みます。いま制作中の新作映画は、平和を求めて戦う沖縄の最前線を描いた2017年の『標的の島 風かたか』の続編にあたります。2017年~2023年の戦争に向かって突き進む怒涛の日々が描かれることになりますが、しかし映画館での公開は早くても2024年春以降になり、その時、沖縄が予断を許さない状況になっていることすら考えねばならないと危惧しています。

映画の完成を待つこの期間にも、刻々と変わっていく状況を共有するため、この度45分程のスピンオフ映像を希望者に無償で提供し、危機感を共有していただきたいと思うに至りました。みんなで見ようよ!と声を掛けられる仲間と、5人でも10人でもいいので「見る会」を開催していただきたいのです。そして戦争に向かうこの国の流れを止める小さな単位が各地に生まれ、この動画を見たことで「見ざる・聞かざる・言わざるになるものか!」と決意した人たちが、既成の政党や運動にとらわれず、同じ危機感を持つ人たちと集まりなおすきっかけになれば、こんなにうれしいことはありません。映画が完成するまでの間に、全国に同時多発的に沖縄の現状を見てこの国を憂い動き出す人々がどんどん誕生していくと思うだけでもワクワクします。そして、ワンコインでもいいので新作の製作費カンパと共にDVDを返却していただければ、私たちもさらに励みになります。

野党や労働組合の弱体化、運動の高齢化など嘆いていても始まらない。私にとっては、過去の私の作品を見てくださり、沖縄を気にかけていてくれる方々だけがはっきりと目に見えている希望なんです。その方々は必ず南西諸島の現状をその目で見て受け止め、SOSに耳を傾け、そして発言・行動につなげる力のある人たちだと信じられるからです。

なので、今回はあえて素材を無造作に並べ、わかりやすくするための説明や演出は極力つけませんでした。あくまで撮影に走っている中からこぼれてくる「野菜の乱切り」の形で提供します。それを一足先にお渡しするので、皿もそちらで用意し、来ている方々が食べられるような盛り付けと味付けは映像を受け取った主催者のオリジナルでやってほしいのです。主催する方の多くは辺野古で座った経験があったり、深く沖縄問題に関心を持ってきた方々だと思いますので、一緒に見る人たちに添えるべき情報を判断し、来てくれた方々に必要な補足をしていただけると思います。実はそこがミソだと思っています。
観客として見るのではなく、私たちが必死に渡す情報を受け取って、皆さんも必死に地域に発信するサテライトになってほしい、平和を作る力のある人たちを揺り起こすツールにしてほしい、平和分子の核分裂が起きる時の核になる人たちにこの素材をお渡ししたいと思い、その願いを込めて、編集しました。どうぞ存分に活用してください。そして新作映画が完成した暁には、是非この動画を共有してくださった皆さんと共に劇場にお越しください。

https://okinawakiroku.com/

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本日 『沖縄、再び戦場(いくさば)へ』(仮)スピンオフ作品 長岡上映会開催



昨日、新潟五区選出の国会議員と沖縄の新聞記者がツイッター上で論戦にならなかった論戦を繰り広げてました。
双方ともよく炎上していたツイッタラーで論戦好きと言えるものの、
残念ながら“沖縄の現状に責任”を巡って全く嚙み合わず、
双方ともヒートアップしていき最後は新聞記者が国会議員に

「条約に基づく米軍の基地を新潟県で引き受けることに賛成ですか反対ですか」

などと問い、これは関心があるなぁと眺めていたら国会議員はツイッター上で、
そのような返事はできない旨と記者として到底ありえないと述べてブロックして終了、
今現在、朝から関連した件にリプしまくっているようです。

ただ率直に思うのはこの国会議員の沖縄に関して、言い分を理解したうえでどこか冷たく思うのは、
あまり沖縄に関心のない一般的な認識のように思ったりしました。
ついでにこの国会議員さんはアオーレ長岡の近くに住んでるらしいので、
本日の『沖縄、再び戦場(いくさば)へ』(仮)スピンオフ作品上映会観に来ないかなぁ、と。

よりによって国家は再び沖縄で戦争の準備を進め、
軍は住民を守らなかったと、また“捨て石”にするのかと危惧を持つ沖縄の人の言葉、

「(戦争を)するんだったら、自分のところでやりなさいよ」

この言葉を多くの人が耳を傾けてほしいと思います。

本日19時15分よりアオーレ長岡市民交流ホールAで上映します。

◎『沖縄、再び戦場(いくさば)へ』(仮)スピンオフ作品 長岡上映会

日時  2023年6月29日(木)

19時15分~  『沖縄、再び戦場(いくさば)へ』(仮)スピンオフ作品 上映開始 作品時間45分

上映前 小林みつおさん歌

上映後 福本圭介氏講演 「今、私たちはヤマトンチュとして沖縄にどう向き合うべきか?」

プロフィール 福本圭介(ふくもと けいすけ)
1970年、香川県生まれ。新潟県立大学准教授。
2016年に仲間と「沖縄に応答する会@新潟」を立ち上げ、沖縄の米軍基地問題の本当の当事者であるヤマトンチュ(日本人)に「じぶんの荷物はじぶんで持とう」と訴えている。専門は、英語圏文学、思想。新潟市在住。

会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

*入場料  500円(当日券のみ)

主催 長岡アジア映画祭実行委員会!
問 電話09045204222 e-mail [email protected]
Blog http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/

『沖縄、再び戦場(いくさば)へ』(仮)スピンオフ作品 

2023年 DVD上映 作品時間45分

公式HP https://okinawakiroku.com/

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被爆ピアノコンサート@西遊寺

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長岡で最初の被爆ピアノコンサートは2017年11月8日、長岡教会で開催しました。
演奏者を公募し、開催しましたが、
その中で以前から被爆ピアノを知っていた朝倉さんという女性は、
リハーサルの際に被爆ピアノを目にして感涙、慈しむように語り掛けるように弾いてたことを覚えてます。
その朝倉さんはお寺に嫁いでたようで、
ついにご自身が本堂で被爆ピアノコンサートを開催するほどとなりました。

二回目の被爆ピアノコンサートのご案内が届いたので、ご紹介します。
(コンサートのみで「おかあさんの被爆ピアノ」の上映はありません。

*被爆ピアノコンサート

日時 2023年7月23日(日) 午前9時半より

会場 西遊寺本堂  (西蒲区越前浜4998)

<被爆ピアノとは>
1945年8月の日本への原子力爆弾投下により、被爆したピアノ。
広島で被爆ピアノを所有・管理されている調律師・矢川光則さんが4年ぶりに自坊に届けてくださいます。
矢川さんの被爆ピアノについてのお話も予定されています。

参加を希望される方は西遊寺までお申し込みください。
(当日は暑さが予想されています。各自水分補給用飲み物等の用意をお願いします。)
*新型コロナウイルス感染症は5類へと移行しましたが、
引き続き当日発熱などの体調不良の場合は参加ご遠慮ください。

お申込み・お問い合わせ先
新潟市西蒲区越前浜4998 西遊寺
電話 0256-77-2523

7/17 被爆ピアノ演奏会と映画おかあさんの被爆ピアノ上映会@新潟県立近代美術館講堂
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3767.html

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『NHK MUSIC SPECIAL 坂本龍一 芸術は長く、人生は短し』



書店に行けば教授が表紙の追悼号が数多並べられてて、
改めてその偉大な功績を痛感する次第ですが、
亡くなった直後から特集番組を組んでたNHKが決定打となるような追悼番組を放映するのでご紹介します。
ただ教授の功績は音楽界だけでないので、その点をフォローする番組となるのか。
国民的名優と親交があったと初めて知りましたがネットフリックスの『THE DAYS』、
教授は、、、、

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NHK MUSIC SPECIAL 坂本龍一 芸術は長く、人生は短し

坂本龍一の音楽の軌跡を辿る特番が放送決定
3月28日に惜しまれつつ亡くなった坂本龍一。
逝去からほぼ3か月たった現在もその功績を讃える声が後を絶たない。
そうした坂本龍一の音楽の軌跡を辿る特番の放送が決定。
革新的な作品を生み出し続け、世界を舞台に活躍してきたアーティストの創造世界を改めて体感していただきたい。
番組のナレーションは、坂本龍一とかねてから親交のあった役所広司が担当する。
ソロ、YMO、また映画音楽やプロデュースそして俳優など、様々なジャンルで活躍した坂本龍一。
「世界のサカモト」として日本のみならず世界にその音楽を届けてきた。そんな坂本龍一の創造の世界を、NHKのアーカイブスをはじめ、貴重な映像の数々で振り返る。各時代の様々なパフォーマンスと番組出演時の肉声などでその偉大な功績を紹介していく。

【出演】 坂本龍一 【ナレーション】 役所広司 他

NHK MUSIC SPECIAL 坂本龍一 芸術は長く、人生は短し
本放送
総合7月6日(木)午後10:00 ~ 午後10:45
再放送:NHK総合 7月10日(月)午後11:50 ~ 翌・午前0:35

https://www.nhk.or.jp/music/programs/484975.html


7/14  『戦場のメリークリスマス 【4K修復版】』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3756.html

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平和の願い in てらどまり ~映画「おかあさんの被爆ピアノ上映会と被爆ピアノ発表会・平和の祈りコンサート~



https://twitter.com/hibakupiano/status/1666351369060749313
↑以前から『おかあさんの被爆ピアノ』公式ツイッターに7月17日の近代美術館講堂の前の
7月15日長岡で開催とあり、どこでやるのだろうかと気になってましたが、

https://twitter.com/hibakupiano/status/1672733821874343936
↑先日、発表されて寺泊で開催するとのことです。

*平和の願い in てらどまり ~映画「おかあさんの被爆ピアノ上映会と被爆ピアノ発表会・平和の祈りコンサート~

7月15日(土) 10時~17時
会場 寺泊コミュニティセンター
入場無料

午前の部
10時~12時 五藤敏弘監督のお話
         「おかあさんの被爆ピアノ」上映

午後の部
13時~    調律師・矢川光則さんのお話
13時20分~被爆ピアノ体験演奏会
14時~    平和の祈りコンサート
15時~    「おかあさんの被爆ピアノ」上映

問 寺泊コミュニティセンター 電話 0256-97-3155
主催 寺泊コミュニティ推進協議会 共催 ささえあいコミュニティ生活協同組合新潟

7/17 被爆ピアノ演奏会と映画おかあさんの被爆ピアノ上映会@新潟県立近代美術館講堂
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3767.html

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『戦場のメリークリスマス』長岡上映会予告編 アオーレ長岡ナカドマ 大型ビジョンにて放映中!



現在、アオーレ長岡ナカドマの大型ビジョンに『戦場のメリークリスマス』長岡上映会の予告編が放映中です。

https://www.youtube.com/watch?v=fW33gH8zTO8
↑現在、公式でアップされてる予告編と違い、冒頭に坂本教授への献辞が刻まれた、
ある意味貴重なバージョンでもあるのでご注目ください。

ただし、その前に流れた「自衛隊勧誘ビデオ」(また始まりましたが、あんなに楽しそうならなぜあんな事件が?ただ“国家を守る”の文言はなかった)に比べて音があまり聴こえなかった気がするので、
また確認して音量が小さかったら挙げてもらうよう依頼しようと思います。

『戦場のメリークリスマス』長岡上映会の予告編はシネ・ウインドのロビーにあるモニターでも流れています。
アオーレともども放映に尽力いただきました方々、ありがとうございます。

7/14  『戦場のメリークリスマス 【4K修復版】』 長岡上映会
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「この地に眠る御霊の安らかならんことを」

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県内の市民団体 新潟で街頭活動

 沖縄戦の終結から78年となった沖縄慰霊の日に合わせ、県内の市民団体は23日、新潟市中央区のJR新潟駅前で街頭活動をし、「基地がある限り、沖縄に戦後はない。問われているのは私たち本土の人間だ」と訴えた。その後、市内中心部をデモ行進した。

 県内の大学教員らでつくる市民団体「沖縄に応答する会@新潟」が主催。参加者は「基地問題は誰の問題?」「沖縄に基地はもう押しつけない」などと書いたプラカードを掲げた。

 同会の福本圭介・新潟県立大教授は「沖縄戦の戦没者が今の私たちを見た時にどう思うのか。現状を変えられるのは、多数派である私たち本土の人間だ。自分のこととして考えてほしい」とマイクを通して呼びかけた。

 同会のメンバーは19日には、沖縄の市民団体が企画した戦没者の名前を読み上げる活動にも参加。沖縄の住人と本県出身者計千人の名前を読み上げた。

新潟日報 2023年6月24日

↑本日の新潟日報、沖縄慰霊の日の占める中のひとつとして記事となってましたが昨日、
福本圭介先生が立ち上げた「沖縄に応答する会@新潟」主催の沖縄戦を新潟市民に問うデモ行進に参加。
警察官に警備された中で新潟駅前の大通りのど真ん中を歩くのは得難い体験だと思いながらも、
マイクを通してずっとスピーチをしている福本先生の声を聴き、頭が下がる思いも。
あんなにずっと声をあげてて、はたして29日の講演会は喉の方は大丈夫なのかと、ちょっと心配するほどでした。

「沖縄の土砂の中には沖縄戦で亡くなった人たちの遺骨がまだ残ってる。
それを辺野古の埋め立てに使ってる政府の戦没者追悼式など欺瞞ではないか」

福本先生の最も頷けるスピーチを聞きながら、
これこそ亡くなった尊い命への冒涜以外何物でもないだろうと思いながら歩き終えました。

「この地に眠る御霊の安らかならんことを」

昨日の戦没者追悼式での首相のあいさつの一文だそうですが、
散々かき乱してる当のご本人の言葉は矛盾以外に何物でもなく本当に欺瞞に思いました。

6/29 三上智恵監督作 『沖縄、再び戦場(いくさば)へ』(仮)スピンオフ作品 長岡上映会
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6・23沖縄慰霊の日によせて

mikami-spin-02sub_convert_20230622214642.jpg(C)三上智恵

6月29日19時15分よりアオーレ長岡市民交流ホールAにて開催の『沖縄、再び戦場(いくさば)へ』(仮)スピンオフ作品 長岡上映会にて「今、私たちはヤマトンチュとして沖縄にどう向き合うべきか?」と題して講演いただく福本圭介先生より、沖縄慰霊の日に合わせて寄稿いただきました。
ぜひご一読ください。

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6・23沖縄慰霊の日によせて

 今日は、6月23日、沖縄慰霊の日です。沖縄では、沖縄戦における組織的な戦闘が終わった日として、この日付の意味を知らない人はいません。しかし、大多数のヤマトンチュ(日本人)にとっては、6・23は、なんの意味もない、ごくごく普通の日付にすぎないでしょう。なぜ、ヤマトンチュは、この「慰霊の日」に無知・無関心なのでしょうか?沖縄戦が、自分とは何の関係もない遠い場所の遠い出来事だからでしょうか?

ヤマト(日本)の政府は、太平洋戦争の末期、敗戦が確実になった時期に、本土決戦を準備する時間稼ぎのために沖縄を「捨て石」にしました。それが沖縄戦です。沖縄の住民は、子どもや女性も含めて、日本軍に利用するだけ利用されたあげく、最後には、日本軍の自己保身から自殺を強制されたり、日本軍からスパイ視されて虐殺されたりしました。皆さんは、そのような歴史をご存じでしょうか?知らない人もいるでしょう。そのようなことを、日本国やヤマトンチュが沖縄の人びとに正式に謝罪したことはないし、反省したこともないし、きちんと記憶したこともないからです。

ヤマトンチュは、沖縄戦を、なぜ反省せず、謝罪せず、記憶しないのか。それには、理由があると思います。それは、基本的にこの国が今も同じことを続けているからです。この国の安全保障政策は沖縄を「捨て石」にして成り立っています。多くの日本人が本当は知っているように。沖縄戦以後も、一秒もとぎれることなく、ずっとそうなのです。しかし、ヤマトンチュは、今も沖縄を「捨て石」にして、まったく恥じるところがありません。恥じないどころか、「沖縄大好き」と言いながら、沖縄を「捨て石」にしていることに関して自らを第三者化し、知らんふりを決め込んでいます。したがって、沖縄戦に対する無知・無関心は、現在の沖縄政策に対する意図的な無知・無関心と連動していると思います。ヤマトンチュは沖縄に興味がないのではなく、自らの醜い姿を知るのが嫌なのです。

今回上映される三上智恵監督『沖縄、再び戦場へ(仮)』(私はこのタイトルは好きではないのですが)のスピンオフ作品は、ヤマトンチュが「捨て石」にしている琉球弧(私は南西諸島とは呼びません)でいま何が起こっているかを記録した映像集です。ぜひ、目を凝らして、その現実を目の当たりにしていただきたいです。ただし、私は、この映画を見るみなさんに、心に留めておいていただきたい言葉があります。「植民地主義」という言葉です。琉球弧がまぎれもなくヤマトの植民地主義に飲み込まれている様子が映し出されているからです。そして、この植民地主義を支えているのは、愚鈍に逃避している私たちヤマトンチュだということも忘れずにいてほしいです。本当の植民者(加害者)は、自衛隊ではなく、日本政府ではなく、(その背後にいる)この映像を受け取るはずの私たちヤマトンチュです。映像のなかで、一人のウチナンチュが次のような言葉を叫びます。「(戦争を)するんだったら、自分のところでやりなさいよ」。この言葉は、私たちヤマトンチュにこそ向けられているのだということを、覚えておいてほしいです。そして、皆さんには、この言葉を真に受け止めるために、この映像作品を見てほしいです。この言葉を受け止めることが、この映像を見る意味であり、「植民地主義」を脱するために私たちがまずするべきことだと思います。

2023年6月23日
福本圭介

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プロフィール 福本圭介(ふくもと けいすけ)
1970年、香川県生まれ。新潟県立大学准教授。
2016年に仲間と「沖縄に応答する会@新潟」を立ち上げ、沖縄の米軍基地問題の本当の当事者であるヤマトンチュ(日本人)に「じぶんの荷物はじぶんで持とう」と訴えている。専門は、英語圏文学、思想。新潟市在住。

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福本先生は本日、新潟駅前で6月23日(金)、沖縄慰霊の日、夕方18:30より、沖縄を「捨て石」にする政策を78年にわたって続けているヤマトンチュ、つまり、私たち自身を問うデモを行います。No Justice, No Peace!

6/29 三上智恵監督作 『沖縄、再び戦場(いくさば)へ』(仮)スピンオフ作品 長岡上映会
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みんな大きな輪になって

(C)三上智恵

6月29日19時15分よりアオーレ長岡市民交流ホールAにて開催の『沖縄、再び戦場(いくさば)へ』(仮)スピンオフ作品 長岡上映会。
このチラシを手にした方より、当日1曲歌いたいと売り込みの電話がありました。
なんでも最近では名古屋での反辺野古集会でも歌ってきたそうで、
無下に断るのもどうかと思い、この方をご存じの方に確認をとったら筋金入りの方のようで、
それならばと上映前に1曲だけ歌っていただくことに致しました。
フォークギターとアンプを抱えてどこでも歌を披露しているそうで、
曲調はロックでも演歌でもなくフォーク寄りなんだそうです。
ご期待ください!

「みんな大きな輪になって」
歌 小林みつおさん

6/29 三上智恵監督作 『沖縄、再び戦場(いくさば)へ』(仮)スピンオフ作品 長岡上映会
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安田屋(antaya)



いつぞやお仕事帰りに寄った越後川口駅前のスーパー“安田屋”
その後、確かNHKだったかでたまたまこのお店の特集を拝見。
川口を震源とした中越大地震でお店は半壊しながらも、
川口地区唯一のスーパーとして住民と苦難を味わいながら期待に応えるために再建、
番組は息子さんが跡を継ぐことに焦点をあてた構成となっており、
なるほど川口の人達の希望と言っていいお店だと理解をしました。

このお店が街の駅だったことを思い出し、
先日のお仕事帰りにまた立ち寄って、
今回は上映会各ポスターの掲示を依頼したところ快諾をいただきました。
ありがとうございます。

ちなみに先の番組で店内でつくるお惣菜の数々が売りのようなので、
熟慮した結果、天丼を購入し美味しくいただきました。

しかし画像を見て今頃気づいたのが店名“やすだや”でなく“あんたや”だったとは。

6/29 三上智恵監督作 『沖縄、再び戦場(いくさば)へ』(仮)スピンオフ作品 長岡上映会
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7/14  『戦場のメリークリスマス 【4K修復版】』 長岡上映会
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3756.html

7/17 被爆ピアノ演奏会と映画おかあさんの被爆ピアノ上映会@新潟県立近代美術館講堂
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3767.html

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ぼくはあと何回、満月を見るだろう



本日の新潟日報の書評欄でもないのに坂本教授の著書「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」が明日刊行するということで、
わりと大きな記事になっていました。
そのまま書き写します。

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坂本龍一さん著書あす刊行

死生観 音楽への思い込め

最後の日々、日記を紹介

 死の3日前、自らの意志で緩和ケアに-。3月に71歳で死去した音楽家の坂本龍一さんは、亡くなる直前までパソコンやスマートフォンなどに日記を書き残していた。21日刊行の坂本さんの著書「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」(新潮社)で死生観や音楽への思いをつづった日記の一部とともに、病院での最後の日々が紹介されている。

 「かつて人が生まれると周りの人は笑い、人が死ぬと周りの人は泣いたものだ。未来にはますます命と存在が軽んじられるだろう。命はますます操作の対象となろう。そんな世界を見ずに死ぬのは幸せなことだ」(2021年5月12日)

 同年1月、直腸がんの手術を受けた坂本さん。同書によると、がんは肝臓などにも転移し、手術は20時間に及んだ。その後、肺への転移も判明。2年で6回の手術を重ねた闘病の苦しみの中で、音楽に心を奪われる瞬間だけ病を忘れることができたと赤裸々に明かす。

 今年1月に「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」で活動を共にした高橋幸宏さんが死去。2月18日の日記には「NHKの高橋幸宏の録画を見る/ちぇ、Rydeenが悲しい曲に聴こえちゃうじゃないかよ!」とつづり、高橋さんが手にかけたYMOの代表曲を挙げて死を惜しんだ。

 坂本さんのこの十数年を聞き書きの形でまとめた文芸誌「新潮」の連載をもとにした同書。聞き手を務めた編集者・ジャーナリストの鈴木正文さん(74)は「坂本さんがやがて訪れるこの地上での死を予期し始めたことだと思う」と語る。

 死後、遺族から日記の一部を託された鈴木さんは、後書きにその日記を紹介、遺族に聞いた最期の日々も盛り込んだ。

 坂本さんは3月19日に自宅で食事をして就寝後、真夜中に気胸で病院に救急搬送された。肺の状態は悪く、緩和ケアに移ったのは25日のこと。坂本さんは医師と握手して礼を述べ「もうここまでにしていただきたいので、お願いします」と語ったという。

 その後、事前に決めた葬儀で流す曲目を選び直し、中国での展覧会の打ち合わせをオンラインでこなし、音楽監督を務める東北ユースオーケストラの公演も病床で見守った。ベッドの正面に、1月発表のアルバム「12」のジャケット用に現代美術家の李禹煥さんが描き下ろした絵を飾らせたのは3月27日。そして3月28日未明に亡くなった。

 「坂本さんは最期の瞬間まで非常に意志的であった」。鈴木さんは、そうしのんだ。

 坂本龍一さん 1952年東京都生まれ。78年「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」を結成し、テクノポップサウンドで人気を集めた。映画「戦場のメリークリスマス」「ラストエンペラー」などの音楽を手がけ、米アカデミー賞作曲賞など受賞。森林保全活動や反原発運動も積極的に展開した。今年3月28日、死去。6月刊行の「ぼくはあと何回、満月を見るだろう」は、2009年の自伝「音楽は僕を自由にする」の続編にあたる。

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7/14  『戦場のメリークリスマス 【4K修復版】』 長岡上映会
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バタフライ・エフェクト ビートルズの革命 赤の時代 『のっぽのサリー』が起こした奇跡

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“俺たちを「女みたいだ」と言ってからかうのは、そろそろやめてくれないか”

“最初にガツンと来たのはビートルズの音楽でなくて写真の方なんです。
ホウキを持ってビートルズの真似をしてました。
そのうちに髪を伸ばし始めました。
クラスの大多数の子は「なんだ、あれ」という感じで、汚いものでも見るかのように僕らを見ている
でも、それがなんだか快感でしたね。”

NHK「バタフライ・エフェクト ビートルズの革命 赤の時代 『のっぽのサリー』が起こした奇跡」を
見逃し配信で見ていたら、不意打ち的に「戦メリ」のお二人さんが出てきて、ちょっと驚きました。

いづれもビートルズのファッションが衝撃を与えた事例、
今見たら長髪と程遠いマッシュルームカットがイギリスと日本のアーティストが影響を受けた点として登場、
前者にデビュー当時、17歳のデヴィッド・ボウイの貴重なビデオが、
後者に中学三年生当時の教授の写真とともに証言が。

ボウイは勿論、イギリス直撃世代でしょうが教授はビートルズに影響を受けてたとはいえ、
こういった特集番組に登場するのは異例に思いました。
その後、声をあげる社会活動にも影響を受けたのだろうかと。

番組ではジョンとポールの出会いを経てビートルズ結成から解散までの前半の活動、
主にコンサートを続けながら階級社会、人種差別、戦争にNOを突き付けたビートルズの社会への影響をつぶさに紹介、
中でも人種差別の激しいフロリダ州ジャクソンビルのコンサートでは黒人を隔離して開くと知ったポールのインタビュー、
「人種隔離なんてくだらない、僕は自分の隣に誰が座ったって構わない、人種隔離をするなら僕らはコンサートを開かない」
ガチで黒人差別をしてる場所でこの発言はかなり踏み込み、当然今でいう炎上しながらも、
隔離を撤廃してのコンサートを決行したことが、この番組の白眉に映りました。
このコンサートに当時足を運んだウーピー・ゴールドバーグの人生観をモロに変えたことと併せて。
もちろんリトル・リチャードはじめ黒人ミュージシャンへの深い敬意があった4人にとって当然だったと。

ただし度重なるストレスとバッシングでツアーを諦めざる負えない状況になったことで、
この番組の前半は終了、後半は今晩放映の『「青の時代」そしてルーシーは宇宙を行く』へと繋がるようです。
https://www.nhk.jp/p/butterfly/ts/9N81M92LXV/episode/te/WJPRM769VZ/

記者会見でもはや気の利いたジョークですまなくなったベトナム戦争への発言を
マネージャーのブライアン・エプスタインに止められてたジョン・レノンというはその後を思うとなかなかに思いました。

ツアーを辞めてからはインドやヒッピーへ傾倒していくうちに本物の長髪となって、
アイドル顔の4人とも信じられないくらいルックスは老けて、
というか老成していくのは以前から興味深く思ってます。

そして改めて1957年7月6日にジョンとポールが出会ったのは地球の歴史最大の奇跡ではなかろうかと。
昨日はポールの81歳の誕生日でした。いつまでもお元気で、またいらしてください。

7/14  『戦場のメリークリスマス 【4K修復版】』 長岡上映会
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五藤利弘監督『日光物語』東京初日

長岡出身・五藤利弘監督最新作『日光物語』の東京公開が昨日より東京都写真美術館ホールにて始まり、
S東京特派員が早速駆けつけて感想を送ってくださいました。
ありがとうございます!
五藤監督は験担ぎなのか、やはり例のTシャツを着てたようです。
『日光物語』は6月23日まで東京都写真美術館ホールにて公開されてます。ただし19日(月)は休映日。

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五藤利弘監督の新作『日光物語』が東京初公開ということで上映されている東京都写真美術館に行ってきました。
『おかあさんの被爆ピアノ』の武藤十夢さんとスネオヘアーさんのダブル主演。

見る前はポスターの雰囲気から『おかあさんの被爆ピアノ』のような感動的なドラマと思っていたのですがいい意味で裏切られました。

スネオヘアーさんがやたらホレっぽいだめオヤジで周囲の人々があきれつつも見守るあたりはまさに男はつらいよなんですがこの主人公がやっているカフェの常連はじめ周囲の登場人物が個性的な人ばかりで時々とんでもないギャグが入ったりする。

その一方でヒロイン武藤十夢さんのほうでは過去にまつわる謎というシリアスなストーリーも進行、しかしこのヒロインも料理が下手というキャラになっていて容赦なく笑いも誘う。

こんなふうにまったくもってなんでもありなところは70年代の「時間ですよ」「ムー」といったドラマのオマージュでもあるようです。
カフェの店員の万登香さんもまるで浅田美代子みたいにギターの弾き語りで2曲歌います。
この辺も本当にたのしかったです。

しかしこの構成、日光という舞台を描くには非常に有効だったのではないでしょうか。
ひとつの土地にはいろんな面があります。
自然だったり歴史的な遺産、文化、現代の暮らし。
そんな多種多様な魅力を盛り込むにはこれぐらいバラエティー豊かな映画にしたほうがいいわけです。
これは発見ではないでしょうか。

この映画が遺作になった宝田明さんがとぼけたコメディ演技を披露していたのも素晴らしかったです。

『日光物語』公式HP https://www.nikkoeiga.com/

被爆ピアノ演奏会と映画おかあさんの被爆ピアノ上映会@新潟県立近代美術館講堂
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国家を守る

(C)三上智恵

南西諸島での有事を想定して開発された戦車が、今回の演習で初めて導入された。105ミリ戦車砲をむき出しにした「16式機動戦闘車(MCV)」は、キャタピラーではなくタイヤで走れるように改良されているので、島民が日常使っている公道を縦横無尽に走り回ることができる。2台来るはずが反発を意識したのか今回は直前に1台だけになり、翌日には輸送機で島を離れたが、戦車攻撃、つまり敵との上陸戦で活躍する殺傷力を持つ「戦車」が、島の子どもたちの通学路を走行するという信じられない光景が実際に展開されてしまった。私は、この目で見てきたのに、いまだ受け止められない。誰よりも早く与那国の要塞化を危惧し、止めたいと動いてきたはずなのに、いやだからこそ認めたくない。本当にここまで来てしまったのか、ということを。これを書きながらもまだどこか正視できずにいる。

三上智恵の沖縄〈辺野古・高江〉撮影日記
第113回:与那国島に戦車が走る~打ち砕かれた自立ビジョン~(三上智恵)
https://maga9.jp/221130-0/

『沖縄、再び戦場へ』 スピンオフ作品にも登場する南西諸島への有事を想定された戦車が子ども達の通学路を慇懃無礼に闊歩する場面。
三上智恵監督によれば『神々の指紋』をはじめとする 「与那国海底遺跡」の謎の火付け役の一人が三上監督というのも驚きですが、それだけ思い入れのある与那国島がとうとうこんな事態になったことにカメラを向けることが出来なかったことを率直に書いています。

・防衛財源法成立
・陸自射撃場で自衛隊員(18)が銃乱射
・五ノ井里奈さんへの性暴力 元自衛官4人が争う姿勢

ここ2,3日のニュースを見てて思うのは政府が匙を投げてる少子化だから、当然隊員候補数も減っていき、
この状況なら国民の声など聞かない現政府が徴兵制を閣議決定することも容易に想像できながらも、
かといって徴兵したら外側から見ても窺い知れる自衛隊特有の気質に誰もかれもが対応できるわけでもない、
そもそも実弾が放たれる射撃場にAEDが常備されてないほど貧弱な予算なことに驚いたので、
ミサイルを言い値でアメリカから買うより、そっちの方へまわすのが優先ではなかろうか。
自衛隊員の待遇がよろしくないこと、かの安倍元総理も心配してたとことだし。
だからいくら南西諸島の有事を煽って最悪の事態を本当に備えてるつもりなのかと。

いづれにしても以前、アオーレ長岡の大型ビジョンで流してた『スターシップ・トゥルーパーズ』の勧誘ビデオのような

現役自衛官のプライベートと職場のギャップにビックリ! 自衛官募集WEB動画「国家を守る、公務員。」&「自衛隊のソレ、誤解ですから」篇
https://www.youtube.com/watch?v=dOHwxsy5NOk

↑こちらのビデオ、さすがに五ノ井里奈さんが性暴力告発してから流れなくなったようですが、
そもそも「国民を守る」でなく「国家を守る」とつけることに胡散臭いものを感じてたことは間違いではありませんでした。

6/29 三上智恵監督作 『沖縄、再び戦場(いくさば)へ』(仮)スピンオフ作品 長岡上映会
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ラロトンガ幻想

subsenmeri4.jpg ©大島渚プロダクション

『戦場のメリークリスマス 4K修復版』公開中のシネ・ウインドにてパンフレットを購入。
坂本教授のプロフィールに“2023年3月28日に亡くなった”とあるため、
5月に始まった追悼ロードショーのために作り直したもののようで、
他のページを読むと、その前のリバイバルで作られたものと思われます。

ページをめくると“大島新×坂本美雨”の偉大な父と同じジャンルで勝負してる者同士の「戦メリ対談」、
日本映画を世界に知らしめたことに尽力した印象の強い故・原正人エグゼクティブプロデューサーの回顧録のページは
カンヌ落選を伝える報知新聞に「いまではヤケのVポーズ(たけし)」として、
「ビートたけしのオールナイトニッポン」で爆笑した伝説の受賞を想定してのVサインポーズが、
思いのほかマヌケなんで40年の時を超えてまた爆笑しました。

そんな中で「ラロトンガという幻の空間」と題し教授の付人として撮影に同行したピーター・バラカン氏の取材を元にしたエッセイが印象的。
今では観光地だというニュージーランド、クック諸島のラロトンガ島は撮影時の大きなホテルはラロトンガホテルしかなく、
撮影隊の貸し切りとなったため世界的なロックスターからエキストラまで、
映画の捕虜収容所のごとく外界と隔絶、大島渚監督の意向でマスコミもシャットアウトしたため、
みなが気さくに酒を酌み交わしての交流ばかりか、
ボウイと教授のセッションやボウイが監督した女性スタッフ総出演のミュージカルショーなどが開かれたとのこと。
(誰か撮影しなかったのか?)
しかしラロトンガ島の撮影を終えてオークランドに移動するとボウイはロックスターに戻って周囲を警戒、人格が変わったように見えたという証言も。

先に書いた「ビートたけしのオールナイトニッポン」で散々語られてたラロトンガ島での撮影エピソードから40年、
今もこんな形で幻想が膨らんでしまうとは。

他にも貴重な白黒のオフショット写真も収められて、これで700円は今どき安いのではと思いました。

7月14日の『戦場のメリークリスマス』長岡上映会でも発注しましたが、
委託でなく買取だったため数に制限がありますので、お早めにお求めください。

7/14  『戦場のメリークリスマス 【4K修復版】』 長岡上映会
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『紅花の守人 いのちを染める』佐藤広一監督(にいがた映画塾3期生)舞台あいさつ



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↑以前、こちらでご紹介した佐藤広一監督監督作『紅花の守人 いのちを染める』が6月24日よりシネ・ウインドで公開。
初日には佐藤広一監督の舞台挨拶が開かれるそうです。

2019年に長岡上映会を開いた渡辺智史監督『おだやかな革命』の撮影を佐藤監督は担当。
大杉漣さんがナレーションを務めた監督作『世界一と言われた映画館 酒田グリーン・ハウス証言集』の新潟先行上映会に足を運んだら、担当者がいろいろお世話になった他、随分と叱られた思い出深い人でにいがた映画塾をずっと見守ってた花岡さんと最後にお会いしたことは印象深く思ってます。

ちなみにあまり映画を褒めたりしない印象の柴田昌平監督が
この『紅花の守人 いのちを染める』を賞賛していたことも気になってる作品です。

6/24(土)『紅花の守人 いのちを染める』佐藤広一監督(にいがた映画塾3期生)舞台あいさつ
2023年6月3日
シネ・ウインド
山形の名産品・紅花の収穫時期にあわせて公開するドキュメンタリー映画『紅花の守人 いのちを染める』、「にいがた映画塾」第3期生で今は地元の山形で映画を作り続けている佐藤広一監督の最新作です。ナレーションは今井美樹さん! そして本作の公開にあわせ佐藤監督が久しぶり新潟に登場です!

日 時:6/24(土)『紅花の守人 いのちを染める』10時の回上映後、
ゲスト:佐藤広一さん(本作監督)
料 金:大人1900円 学生・シニア1300円 シネ・ウインド会員1200円
※ 各種招待券は使用不可
※ 入場券は上映13日前(初日は6/11日)から劇場窓口またはオンラインにて購入できます。

https://www.cinewind.com/information/6-24-3/

『紅花の守人 いのちを染める』公式HP https://beni-moribito.com/

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これは映画史上最高に美しいキスシーンだ。

©大島渚プロダクション

お世話になってる長岡造形大のビューラ先生が昨年の『ひまわり』に続いて『戦場のメリークリスマス』上映会にも、
観賞を希望する学生さんたちを連れてくると連絡がありました。
大変、ありがたいものの内心、他の上映会にも連れてきてくれないだろか、などと思ったりしてますが、
いづれにしても若者たちが、自分の生まれる前の映画を観に来るのはとてもいい機会なことと、
こちらも上映料を払うために大勢で観に来ていただくのはホントにありがたいです。

しかし大島渚監督も含め、デビッド・ボウイ、坂本龍一、内田裕也、ジョニー大倉、金田龍之介、室田日出男、戸浦六宏等々、
出演者の多くが鬼籍に入ってるばかりか、今の学生ははたしてボウイや教授など下手したらお爺ちゃんの世代で、
数多ある功績など知らないんじゃないかと余計な心配、
辛うじて活舌のいい殿ビートたけしの若い時の姿はやはり驚くように思います。
あと内藤剛志が痩せてる以外はあんまり変わってないことも。

昨年の『ひまわり』上映会を観てくれた学生たちの感想を読ませていただき、
かなり細部まで観てて鋭く書いて関心しながら読んでました。
その中で面白かったのは「ハッピーエンド以外の映画は観たことがなかったため、胸糞悪い映画だった」と
バッサリ斬り捨てた感想でした。
ハッピーエンドの映画しか観ない理由もいろいろ挙げててなるほどと思いながら、
はたしてこの学生は『戦場のメリークリスマス』をどう思うのか、大変興味が沸きます。
本作がハッピーエンドか否かの単純な二元論に収まる映画ではないため、
『ひまわり』とは別にこんな映画があるんだと知っていただきたい思いが。
その前にまた来てくださるでしょうか。

担当者は以前ならこの学生に『ひまわり』の監督ヴィットリオ・デ・シーカはネオレアリズモから
ハリウッド風のスター映画への変貌とかなんとか
嫌味な映画好きとして得意げに話してたように思いますが、
もはや観てくださるだけで構いませんという境地に達しました。

アオーレ大型ビジョンで放映する『戦場のメリークリスマス』予告編も完成し、
これから放映に相応しいのか審議するかと思いますが、
これまでの上映会予告編の中には却下されたり、途中で打ち切りとなったりして、
おそらく睨まれてるんじゃないかという被害妄想があり、
はたして無事にOKが出るのか、
まさか「男同士のキスシーンはけしからん」、
などと前近代的な理由で却下はしないだろうと思いたいです。

しかし、かの予告編、ラストシーンをそのまんま入れてるのは他にあんまりなく、
相当な自信を感じます。

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予告編 https://www.youtube.com/watch?v=fW33gH8zTO8&t=1s

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「デヴィッド・ボウイ ライブ イン バンクーバー 1983」

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BS4Kになりますが、ちょうど『戦場のメリークリスマス』が公開された1983年のデビッド・ボウイのワールドツアー”Serious Moonlight Tour”を収めた『デヴィッド・ボウイ ライブ イン バンクーバー 1983』が6月15日に放映されるそうなのでご紹介を。
確か来日もしたアルバム『レッツ・ダンス』のリリースにあわせた絶頂期のパフォーマンス。

*6月15日木曜NHKBS4K 午後3時30分~ 午後4時58分
洋楽倶楽部「デヴィッド・ボウイ ライブ イン バンクーバー 1983」
デヴィッド・ボウイがキャリア最盛期ともいえる1983年に、カナダのバンクーバーで行ったコンサート。デジタルリマスター(ビデオレストア)による映像でお届けします。

演奏曲目:「Look Back In Anger」、「“Heroes”」、「Golden Years」、「Fashion」、「Let's Dance」、「China Girl」、「Scary Monsters (And Super Creeps)」、「Rebel Rebel」、「Ashes To Ashes」、「Space Oddity」、「Young Americans」、「Fame」、ほか

https://www4.nhk.or.jp/P5788/

昨晩の「映像の世紀バタフライエフェクト  ビートルズの革命 赤の時代 『のっぽのサリー』が起こした奇跡」は日にちを間違え夜勤のため見逃してしまい無念、見逃し配信にチャレンジしようと思いますが、
以前放映された「映像の世紀バタフライエフェクト ロックが壊した冷戦の壁」にニナ・ハーゲン、ルー・リードとともにデビッド・ボウイが登場。
https://www.nhk.jp/p/butterfly/ts/9N81M92LXV/episode/te/GN78478VWQ/

ルー・リードとチェコスロバキアの話は驚きながら見てましたが、
デビッド・ボウイは有名な話とはいえ1987年6月6日、西ベルリンの野外コンサートで東側の壁に向けてスピーカーを設置、
壁の向こうの東ベルリンの人々の心をロックで揺さぶり、それが2年後の1989年のベルリンの壁崩壊の予兆となった、
というのはまだロックにその使命があった頃の話になるんだろうかと。
いづれにしてもデビッド・ボウイはベルリンの壁の崩壊だけでなく、
あらゆる方面に多大な影響を与えて確かに世界を変えたロックンローラーに間違いないハズです。

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Merry Christmas, Mr.Lawrence

sub2senmeri.jpg©大島渚プロダクション

「日本人は一人だと何もできないが、集団となると狂気と化す」

現在、シネ・ウインドで公開中の『戦場のメリークリスマス』を観賞。
スクリーンでは封切時、午前十時の映画祭、デジタルリマスター版と4度目の観賞になってしまいましたが、
やはり難解ながらも「西洋と東洋」の衝突を何度も繰り返した果ての、
ラストシーンのハラ軍曹の笑顔とおなじみのセリフ、そしてかの名曲が重なることで、
やはり感動を覚えてしまいましたが、
その難解さがいささかも揺るがずに感動してしまうことに本作の真骨頂のように思いました。

そして公開時、今よりもずっと難解だったころでもデビッド・ボウイの弟を巡る深いトラウマは、
全部でなくても片鱗でも理解したような気になってましたが、
今回観たらさらにさらに深い闇を抱えて生きてきたこと、
そして目の前に現れたヨノイ大尉に抱く想いに連なることなど、
また多少は理解したような気になってましたが、やはり難解、それが真骨頂か。

ちなみにヨノイ大尉役の候補にジュリーもいて大島渚監督と面接したものの、
スケジュールが合わず断ったそう。
結果的にあの名曲が生まれたこともあって教授で良かったかもしれませんが、
絶頂期のデビッド・ボウイとジュリーって想像するだけで鼻血が。
と、書きながらジュリーってもしかして『戦メリ』より『寅さん』選んだのかと。

結果オーライならばボウイと教授のキスシーンでカクカクするところは、
カメラトラブルでスタッフは怒鳴られるのではないかと恐る恐る大島監督に見せたら、
喜んで採用したという有名な逸話。
あのトラブルがちょうどクライマックスに訪れたというのは、
この映画は全てうまくいった奇跡的な映画だとも。

などと書きながら、やはり封切り時と変わらずローレンス大佐を演じたトム・コンティのすばらしさに刮目。
流暢な日本語はただ話すだけでなく、その台詞を深く理解したうえで
日本語を話しているんだろうと、そのための猛特訓を伺える気がし、
今回はローレンス大佐の印象に残った台詞が脳裏に焼き付きました。
冒頭の台詞と「正しい者などどこにもいない」

やはりメインテーマ曲はじめ教授が作曲した音楽の数々はスクリーンで最も映えると確信。

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CINE GUIDE



発売中のキネマ旬報は“坂本龍一と映画と音楽”と題して表紙とともに教授の特集。
映画界でも偉大な足跡を綴っており、中でも教授の映画音楽をサポートしていた
上野耕路氏(かのゲルニカのメンバー!)インタビューのなかで
『ラストエンペラー』の音楽のヒントのひとつとして伊福部昭氏が
満映理事長・甘粕正彦より依頼を受けた中国をテーマにした曲があったことを述べてること、
甘粕正彦は無論、教授が当の映画で演じた人なので、なんだか凄い繋がりだなぁ、と。

あと共に教授のファンという小沼純一氏と南波克行氏が映画音楽について焦点を絞った対談の中で
21世紀に入ってファン・ドンヒョク監督『天命の城』、ツァイ・ミンリャン監督『あなたの顔』とアジア映画での活躍を高く評価、
読んでてそういえば香港のアン・ホイ監督作『第一炉香』も手掛けてたことを思い出し、
衣装ワダエミ、撮影クリストファー・ドイル、主演エディ・ポン、そして音楽が教授と
豪華な面々でも東京国際映画祭のみの上映で配給がいまだつかないのが残念。
なんというか、これを機にというか、今からでも劇場公開してくれないかと思い読んでおりました。

Madonna - Rain (Official Video) [HD]
https://www.youtube.com/watch?v=15kWlTrpt5k
↑お二人の対談で知ったマドンナのMVに教授が監督役で出演した作品。
天下のマドンナ相手に引けを取らないイイ男でサスガです。

しかし教授の映画音楽で公開時観て首をかしげていたのがブライアン・デ・パルマ監督『ファム・ファタール』
たぶん、ご本人も不本意だったのが伺えます。
それと「たけしさんの映画で唯一ダメなのが音楽で、なぜ自分を使わないのか」と生前インタビューで語ってたとは。
この流れで高畑勲監督から『かぐや姫の物語』を降板を告げられ、
あとを継いだのが北野映画初期の常連だった久石譲というのはなんの因果かと。

とはいえ結構、難解でもある特集なのでかなり読み砕かないと担当者のレベルでは追いつけなかったのが正直な特集でした。

ちなみにキネマ旬報は時代の流れで名前はそのままとはいえ近々、月刊化となるそうで、
思えば最近亡くなった佐藤忠男先生や山根貞男先生などはこの雑誌で名前を知ったなか、
執筆陣でいえば「映画は女優で見る」を信条とする秋本鉄次先生の映画評に読み始めてから毎回注目しておりました。
月刊化となっても現在続けてる連載は切らないでほしいと切に思います。

それとキネ旬には毎号、もはやアナログと言っていい全国の映画祭や自主上映会の告知ページ「CINE GUIDE」があり、
チラシとリリースを編集部に郵送し、いつも掲載いただいてます。
正直「週刊金曜日」を読んで問い合わせはあるものの、
キネ旬を読んでの問い合わせはこれまで一度も無いのですが、
それでも歴史と伝統のキネ旬に上映会の告知が載るだけで栄誉に思い、
今号には“『沖縄、再び戦場(いくさば)へ』(仮)スピンオフ作品 長岡上映会”が律儀に掲載されてました。
ありがとうございますとこちらを借りてお礼を。

しかし『戦場のメリークリスマス』長岡上映会はまだ送っておらず、
次号は合併号となるのでこれは間に合わないかと思いよく読んだら、
メールでも可能と知って慌ててリリース書いて送信しましたが、
はたして掲載してくださるでしょうか。

6/29 三上智恵監督作 『沖縄、再び戦場(いくさば)へ』(仮)スピンオフ作品 長岡上映会
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7/14  『戦場のメリークリスマス 【4K修復版】』 長岡上映会
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2023年の『ひめゆり』



柴田昌平監督、大兼久由美子プロデューサー、
二人三脚の映画プロダクション、「プロダクションエイシア」よりメールニュースが届いたので転載します。

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新潟の皆さまこんにちは。
柴田昌平監督の作品を届けているプロデューサーの大兼久です。
今日は3つのことをお知らせいたします。

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1)『森聞き』新潟で上映会
2)『百姓の百の声』農業ジャーナリスト賞を受賞しました
3)『ひめゆり』今年も上映します
========================== ♪   

1)『森聞き』新潟で上映会

2011年、劇場公開の真っただ中で3.11の地震に遭った映画『森聞き』
地震の影響で多くの方に観ていただくのが難しかったのですが、
この作品が好きだというコアなお客様が各地にいます。
これまで何度も上映をしている女性と仲間たちで、今週末に上映があります。
森や山間部で生きる名人たちと高校生の一対一のやりとり。ぜひご覧ください。
映画公式サイト
https://www.asia-documentary.com/morikiki/

■新潟県新潟市
日時:6/10(土) 15:30~
場所:菱風荘(新潟市北区前新田乙364-1)
自主上映会:9とよさかピースの会「しゃべりバ」 
【お問い合わせ】
携帯:080-6607-6940
FAX:025-366-2736
メール:[email protected]

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2)『百姓の百の声』農業ジャーナリスト賞を受賞

農政ジャーナリストの会による、長い歴史を持つ賞をいただきました。選考委員の全会一致で決まったとのことです。
長くなりますが、受賞理由を下記に転載させていただきます。
 
【受賞理由】
 日本農業の「今」を現場から多角的に捉えた秀作。
13組の農業者の日常の姿を追いながら、そこに通底する「百姓」共有の価値観を浮かび上がらせる構成に成功している。
なによりも、多様な現代農業を映画化し、世間に伝えたことを高く評価したい。
 農業に携わる人びとの声を丹念に聞き、優れた観察力と身体能力を持ち個性豊かで創意工夫に満ちた姿を浮かび上がらせる。
その「百姓」の知恵を活かすことが持続可能性につながることを示唆している。
 農業になじみがない人でも親しみやすく、都市住民を農の世界に誘い理解を深める入り口としての立場を意識した作りになっている。
 農業をめぐる問題を単純に白か黒かの構図で俯瞰することなく「鳥の目ではなく虫の目」で農業の多様性とリアルを追っている。
映像表現も優れており、制作にかなりの時間をかけたこともうかがえる。
(農政ジャーナリストの会)

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『百姓の百の声』を東京で継続的に見ることができる上映の場がスタートしました
【新宿・野鳥の森シアター】
https://www.asia-documentary.com/shinjuku.yacho/

【6月上映】6月11日(日)
11時〜  『千年の一滴 だし しょうゆ』
13時30分~『百姓の百の声』

【7月上映】7月17日(月・祝)
11時〜『森聞き』
14時~『百姓の百の声』

百姓の百の声公式サイト
https://www.100sho.info/

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3)『ひめゆり』

監督、柴田昌平より
今年4月、ひめゆり学徒隊の生存者、本村つるさんが亡くなりました。
その2週間ほど前に、僕は本村さんのご自宅を訪ね、お目にかかることができました。
97歳のその時も記憶は鮮明で、今まで気づかなかったことも教えていただきました。
日本政府が軍備増強を当たり前のように唱え、ニュースも追随する動きがある中で
ひめゆりの皆さんの平和への想いは、今こそ大事なのだと、祈りを込めながら、かみしめています。
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東京のポレポレ東中野では毎年上映を続け、今年は17年目の上映となります。
東京へお出かけの機会がございましたらご覧ください。

6/17(土)~6/23(金)毎日 午後2時30分
6/24(土)~6/30(金)毎日 夜7時

詳しくは【ひめゆり上映情報】をご覧ください
http://www.himeyuri.info/howto.html

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監督の柴田は、沖縄、そして百姓の世界をライフワークとして、
新作にも取り組んでいます。

これからもご支援いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

プロデューサー 大兼久
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プロダクション・エイシア

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今年も慰霊の日に合わせてポレポレ東中野で『ひめゆり』が公開されます。
この映画を観なければ沖縄に関心を寄せるのは、また違う形かずっと無関心のままのように思います。
柴田監督のコメント、
”日本政府が軍備増強を当たり前のように唱え、ニュースも追随する動きがある中で
ひめゆりの皆さんの平和への想いは、今こそ大事なのだと、祈りを込めながら、かみしめています。”

ポレポレの上映で初めて観る方に学徒隊の皆さんの平和の思いが伝わりますことを。
画像は3月のシネ・ウインドで『百姓の百の声』、舞台挨拶後の懇親会での柴田昌平監督です。
『百姓の百の声』農業ジャーナリスト賞受賞、おめでとうございます!

6/29 三上智恵監督作 『沖縄、再び戦場(いくさば)へ』(仮)スピンオフ作品 長岡上映会
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『男はつらいよ 旅と女と寅次郎 4K修復版』



現在、イオンシネマ県央にて村上藩がモデルの『大名倒産』公開前に「新潟ご当地映画スペシャル!!」と題して
『男はつらいよ 旅と女と寅次郎』と『峠 最後のサムライ』を公開中。

役所広司さんのカンヌ国際映画祭主演男優賞とも重なって『峠 最後のサムライ』のリバイバルはタイミングぴったしで、
何か持ってるように思いましたが、それ以上にまさか寅さんがこんな形でシネコンで上映されるとはと
キツイ夜勤も「寅さん」を観に行く観に行くと念仏のように唱えるとガマンができました。

昭和58年公開、シリーズ31作めという『旅と女と寅次郎』、まさに寅さん面目躍如の副題で舞台は佐渡島。
『ローマの休日』を下敷きに失踪した演歌歌手とのセンチメンタルジャーニーとなり、
前作ではジュリーと田中裕子のキューピット役に甘んじてた寅さんは、
まだまだトシも感じさせずに人気演歌歌手・京はるみを相手に“ガチ恋”していく様を無理なく好演、
とはいえマドンナからすればやはり "イイ人"で終わってしまうのはいつものこととはいえ、
恋の終焉とともに柴又のさくらと博と満男が住む一軒家を訪れての旅立ちの挨拶のシーンは、
寅さん一流のダンディズムが充分、堪能でき観てるこちらは号泣してしまったことを白状します。

シリーズの中では凡作に数えられるとはいえ『男はつらいよ お帰り寅さん』でも引用されてた満男の運動会騒動があり、
素っ頓狂な親戚が運動会に顔を出すことに極端に嫌がる満男くんを理解するとらやの面々の姿、
いくらなんでも寅さんが可哀想を超えて、
所詮道化の異端児なことを容赦なく残酷に映し出すのはシリーズに顔を出す度にハッとさせられます。

そして京はるみ=都はるみの圧巻のステージが堪能できるのは、
今はほとんど活動を停止してるだけに貴重な記録に思いました。
一応、寅さんとの佐渡旅行は身元を隠してる設定ながら、要所要所で「佐渡おけさ」はじめ歌ってしまい、
無論滅法うまいのでありゃバレルだろうと多分、お客さんみんな思ったのでは。
ただ自立した一級の芸人がマドンナというのはシリーズでもあんまりないのでは。
木の実ナナが浮かびながら松坂慶子や大地喜和子は芸者だったけど芸人とは違うのか。
ついでに歌番組のバンマスがかのダン池田というのも貴重というのか。
ちなみに佐渡の観光地・ 宿根木も登場するものの、たぶん当時も今もあまり変わらないように観えました。
行ったことありませんが。
他に新潟県民会館も登場し、こちらも今とあんまり変わんないなぁと。
白根の大凧合戦は勇壮に映ってました。

松竹がいつぞや「4K」にシリーズ全作を修復したと聞き、
今回上映したのも「4K修復版」と銘打ちながら、肝心の映写機は4Kに対応できてたのか気になりました。
また白状しますが『戦場のメリークリスマス 4K修復版』というものの、
上映素材はブルーレイになります。

などと書いてて大島渚監督と山田洋次監督は松竹の同期入社。
松竹ヌーベルバーグの旗手として伝統を否定し脚光を浴びながらも松竹とぶつかって退社する大島渚監督、
松竹の伝統を引き継ぎ、やがて国民的映画を手掛け続けた山田洋次監督、
担当者はずっとヨージ・ヤマダこと山田洋次監督を観続けファンと化してますが、
今回、なぜ大島渚監督の作品の上映会を開く縁を得たのかと、不思議に思い自問自答しています。

7/14  『戦場のメリークリスマス 【4K修復版】』 長岡上映会
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遥かなるクルディスタン



解説:  メフメットはイスタンブールに暮らす西部ティレ出身のトルコ人。彼は生まれつき肌の色が濃いため、しばしばクルド人に間違われていた。ベルザンは東部ゾルドゥチ出身のクルド人。やはり差別・迫害の対象である。2人は、サッカーの観戦で興奮した暴徒に襲われたことがきっかけで知り合い、親交を深めていった。ある晩、メフメットは警察にクルド人過激派と誤解され、身に覚えのない拳銃不法所持の疑いで逮捕されてしまう。この事件がもとでメフメットは仕事を失う。そんな彼をベルザンは親身になって支えてくれるのだったが…。

https://movies.yahoo.co.jp/movie/240125/


長岡アジア映画祭の時にお世話になってる方から紹介された作品が『遥かなるクルディスタン』
“国家を持たない最大の民族”もしくは“世界最大の少数民族”・クルド人をテーマにした作品で関心を持ちながらも、
上映料が高くて手が出ずに見送ってしまった作品です。
それだけに今も時折、どんな映画なのか気になってます。

その後、実際にクルド人であるバフマン・ゴバディ監督『酔っぱらった馬の時間』『亀も空を飛ぶ』を上映し、
再び過酷で困難な目に遭いながら生きるイラクのクルドの人々の姿を観ましたが、
やはり迫害から逃れたクルドの人達が日本で懸命に生き
ドキュメンタリーながら眩しい青春映画の趣もあった『東京クルド』を一昨年、
上映したことでよりクルドへ関心を持つようになりました。

本日、「死刑執行のボタンを押す」ほど多くの問題点を指摘されながらも入管法改正案が強行採決
賛成した議員の皆さんはこれで弾圧する側に日本はなったと世界から思われても恥じないでしょうし
たぶん、そんな議員さんに票を投じた方々は自分に関係ない法案などと思ってるかもしれませんが、
人権を蔑ろにする権力者はいづれ国民も容赦なく弾圧していくんだろうと思います。
もう耳を貸さない独裁だからされてるか。

しかし『遥かなるクルディスタン』は20年以上前の作品。
そのテーマが今の日本を照射することに。

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被爆ピアノ演奏会と映画おかあさんの被爆ピアノ上映会 予告編 アオーレ長岡ナカドマ大型ビジョンにて放映中



現在、五藤利弘監督自ら編集した“被爆ピアノ演奏会と映画おかあさんの被爆ピアノ上映会 ”予告編が
アオーレ長岡ナカドマの大型ビジョンとシネ・ウインドロビーのモニターで放映中です。
放映まで尽力いただいた方々、ありがとうございます。

今回は冒頭に矢川光則調律師に焦点をあてた編集となっています。

2023年7月17日被爆ピアノ演奏会と映画「おかあさんの被爆ピアノ」上映会 予告動画
https://www.youtube.com/watch?v=IgWzKLS7n8U

ちなみに画像の畳に寝転ぶ武藤さんのシーンは担当者が何気に好きなシーンです。

被爆ピアノ演奏会と映画おかあさんの被爆ピアノ上映会@新潟県立近代美術館講堂
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Furyo



本日はアオーレ長岡の市民協働ルームをお借りして3人で『沖縄、再び戦場へ』(仮)スピンオフ作品、『戦場のメリークリスマス』『被爆ピアノ』上映会・演奏会のDM発送作業。

BGMは勿論、YOUTUBEから坂本教授のピアノメドレーを聴きながら作業とともに各自の近況報告。

長岡で最初の荒井万登香さん、現・ 万登香さんのファンであるYさんは『日光物語』東京公開に
万登香さん目当てで行こうか、などと話してましたが、
老婆心ながら 万登香さんは6月17日と23日に舞台挨拶に登壇するそうなので、ここに明記します。

などと話してて予定通りに作業は終了しました。
参加いただいた方々、お疲れさまでしたとありがとうございました。

6/29 三上智恵監督作 『沖縄、再び戦場(いくさば)へ』(仮)スピンオフ作品 長岡上映会
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7/14  『戦場のメリークリスマス 【4K修復版】』 長岡上映会
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被爆ピアノ演奏会と映画おかあさんの被爆ピアノ上映会@新潟県立近代美術館講堂
http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3767.html

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ペシャワール会より御礼



『こんな生き方でいいのか?という疑問を持つ人が日本には沢山います。そんな疑問を持つ人達が、たまたま私と出会い、活動に共感してくれた。そして、人間の善意のうねりと言いますか、大きな塊のようなものが出来ていったんですね。それが私の原動力じゃないかと思いますね』(中村哲)

https://twitter.com/kouya_2022/status/1663802206393634816

↑劇場版『荒野に希望の灯をともす』の谷津賢二監督が「アフガンの活動を支える原動力はなんでしょうか?」
中村先生に問うたら以上の応えをいただいたそうです。

“ペシャワール会・PMCの活動にご支援いただき、厚く御礼申し上げます。
2023年5月15日付でご寄付を確かに受領いたしました。金140,450円
医療活動、灌漑水路事業等、総合的農業復興支援のために有効に活用させていただきます。
ご厚志、現地のために大切に使わせていただきます。
ご支援に深く感謝申し上げます。”
ペシャワール会・会長 村上優

https://www.facebook.com/eiji.higuchi.92/posts/pfbid02jZxy7AapY3cmwro1xM6EahCeLquQmGFi9csaHd4m38E8kSjRZtfZe3fst4641Ecjl

3月24日『劇場版 荒野に希望の灯をともす』長岡上映会で観客の皆様に、
中村哲先生を支援する活動をしているペシャワール会へのカンパを呼びかけ、
上映会を共催したシンクタンク・ザ・リバーバンクよりペシャワール会へ集まった募金を送ったところ、
ペシャワール会よりお礼状が届いたそうです。
カンパ箱にはあふれんばかりの募金が集まって、これは相当な額だろうな、と思いましたが予想を超えた額で驚きました。

映画を観て中村先生の活動を目にした、まさに“人間の善意のうねり”がアフガンの復興に役立つことで、
本当に上映会を開いて良かったと思いました。
光栄に思います。
賛同いただきました方々、ありがとうございました。

ペシャワール会公式HP http://www.peshawar-pms.com/

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沖縄の米軍基地を東京へ引き取る党

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6月29日『沖縄、再び戦場(いくさば)へ』(仮)スピンオフ作品 上映会と7月14日『戦場のメリークリスマス』上映会。
一見、脈絡のない二つの上映会を繋ぐキーパーソンをこじつけで挙げれば「沖縄の米軍基地を東京へ引き取る党」

「米軍基地を東京へ」右翼女性が訴えた参院選
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/94457?display=1

↑こちらの動画に登場する「沖縄の米軍基地を東京へ引き取る党」中村之菊(なかむらみどり)党首を知ったのは数年前、
とある雑誌で辺野古で反米軍基地活動をしている金髪の女性右翼との紹介が目を引き、
確かに真の愛国保守ならば日米地位協定に物申さなければ似非ではないかと、
活動を紹介する記事を読んで納得できるものがありました。

「沖縄県民は全国の人口の約1%しかいないんです。
1%に99%の安全保障を担ってもらってる。
黙認したまま安全保障って言えるんですか?」

といつのまにか昨年の参院選で東京選挙区に出馬、誰も聞いてないような街頭演説で
沖縄米軍基地の引き取りについて激しく訴えたばかりか、
安倍元総理が射殺されてしまった夜に総理官邸前で
「沖縄で殺されてきた命、
今日失われた命を考えなければいけない」と声をあげる。

『沖縄、再び戦場(いくさば)へ』(仮)スピンオフ作品 長岡上映会で
お話しいただく新潟県立大学・福本圭介先生は常日頃から
「じぶんの荷物はじぶんで持とう」と沖縄米軍基地の本土引き取りを訴え活動している方。
当然のように中村之菊党首と連携をとるように新潟にお招きして講演会を昨年開催してました。

”いまぱっと思い浮かぶのは民族系の右翼で辺野古の抗議現場で活動している中村之菊(なかむらみどり)さん、あの人とは会って話をしてみたいですね。”

2020年のインタビューで「今年ぜひ会ってみたいという人はどうでしょう?」という問いに
こう答えていたのが、かの坂本教授。
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/59563

沖縄にも常に視線を向けていた教授のなかで中村之菊党首の活動は大きな関心を寄せていたようです。
残念ながらお二人はお会いする機会はなかったそうです。

沖縄の米軍基地を東京へ引き取る党 公式HP https://returnbase.jp/

6/29 三上智恵監督作 『沖縄、再び戦場(いくさば)へ』(仮)スピンオフ作品 長岡上映会
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7/14  『戦場のメリークリスマス 【4K修復版】』 長岡上映会
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愛の魔力



http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-3772.html
↑恒例となった大崩の御主人宅の田植えが今年は不本意に終わり心情を察したご主人から
「来週は木暮君の田んぼの田植えだから行かないか」、と言われて久しぶりに思い話に乗って同行しました。

木暮さんとは小林茂監督『風の波紋』の主人公。
東京から松之山に移住して風と土と雪とともに生きることを選んだ木暮さんに関心を持った
小林監督が5年をかけて、木暮さんをはじめこの地に生きる人々にカメラを向けた作品が『風の波紋』。
映画を観た方は古民家と田んぼの画像にピンときたハズ。

この地で印象に残る田植え仕事は2014年。
ワールドカップ、日本VSコートジボワール戦をラジオで聴きながら田植え仕事に励み、
ドログバの登場で流れが一気に変わったことを今もよく覚えてます。
確か映画で「田んぼはねぇ、ハマるんですよ」と木暮さんが語るシーンはこの時に撮影されたハズ。

先日の大崩のご主人宅の田植えに木暮さんは手伝いに来て、
今回はそのお返しも兼ねて、と毎年繰り返して田植え、そして稲刈りと
どちらも手作業の重労働を互いに分かち合っています。

勿論、ご主人宅にも仲間がたくさん来て汗を流し、
この日の木暮さん宅も東京はじめ各地から参加し、共に汗を流しておりました。
ただ担当者は日に日に自覚してる運動不足が応えて毎年の苦戦に拍車がかかったような。

「人は人を救えないんですよ。
でも人は救われるんですよ。土や水や太陽といった自然に」

↑木暮さんがたんぼ仕事を終えて以前に話してた言葉で最近、心身ともに不調なこちらは
この日、太陽の下や風雨にさらされ泥まみれとなり、田植え仕事に精力を注いだせいか確かに救われた思いがしました。
たった1日だけでしたが、本日共に汗を流した方々、ありがとうございました。
特に木暮さんは笑顔で迎えていただき嬉しかったです。

『風の波紋』公式HP http://kazenohamon.com/

ところで大崩のご主人はNHK-FMを家でも車でもずっと流し、
この日も松之山へ向かうカーラジオはNHK-FM、それも聴いてるうちにファンになったという
ピーター・バラカン氏の音楽番組で今朝は“ロックンロールの女王”ティナ・ターナーの追悼特集。
聴いてたらアイク&ティナ・ターナー時代から流しながら、
やはり復活劇となった最大のヒット曲『愛の魔力』は流さないというのはらしかったです。
80年代からはティナの歌声は良くても音がイマイチとのこと。

以前にも書いた記憶がピーター・バラカン氏、
かの坂本教授のアシスタントとしてラロトンガ島の『戦場のメリークリスマス』の撮影に同行が
いつしか人手が足りない撮影隊の通訳としても活躍してたそうです。

7/14  『戦場のメリークリスマス 【4K修復版】』 長岡上映会
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「阿賀に生きる」「阿賀の記憶」 デジタルリマスター作成のお願い



佐藤真監督『阿賀に生きる』『阿賀の記憶』を撮影した小林茂監督のFBより転載します。

最近、小森はるか監督『空に聞く』の上映会を開催した中で小森監督は、
東日本大震災被災地での撮影に葛藤を抱き、撮影することが難しくなった時に
『阿賀に生きる』を観て、そして小林茂監督に相談したことで前へ進むことができた、
という主旨で話されたことがとても印象的に思いました。
たぶんこれから小森監督の次の世代にも多大な影響を及ぼすと思う『阿賀に生きる』が活かされるため、
デジタルリマスター作成は必須に思ったりします。

『阿賀に生きる』公式HP http://kasamafilm.com/aga/

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「阿賀に生きる」「阿賀の記憶」
デジタルリマスター作成のお願い

経費 2本を「国立映画アーカイブ」より搬出費用  10万
デジタルリマスター作成             100万
合計                      110万

ドキュメンタリー映画『阿賀に生きる』が完成から31年を迎え、なおも、各地で上映が続いております。みなさまからのご支援の賜物と深く感謝申し上げます。
フィルム上映の機会が減り、以前に作成したDVDの上映が増えました。現在は、技術も進歩し、より良いデジタル化が可能となってまいりました。
この際、今後も『阿賀に生きる』『阿賀の記憶』を後世に伝えていくために、16mmネガ原版からデジタルリマスターを作成すべく、皆さま、ご協力くださいますようお願い申し上げます。
呼びかけ人
長倉徳生(カサマフィルム)大熊孝(阿賀に生きる製作委員会代表)旗野秀人(『阿賀に生きる』仕掛け人・冥土のみやげ企画) 秦岳志(映画編集者)小林茂(『阿賀に生きる』『阿賀の記憶』撮影)
カンパ受け入れ窓口
カサマフィルム
ゆうちょ銀行 記号10060ー番号21369951
 
〒176-0025東京都 練馬区中村南2-21-12-102
(有)カサマフィルム 代表 長倉徳生
電話 050-8885-7660
電子メール [email protected]
ゆうちょ銀行送金された方は上記メールに詳細をお 
知らせください

https://www.facebook.com/sigeru.kobayashi.39/posts/pfbid02UBAtwR4qkkLY6nQhKnXBGxdWP87juKrFqD3PzsfEKWW1ScdezQemVzwBPDNFzH6Ql

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