めざめのとき
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↑『風の波紋』三条上映会に主催者のお力添えをいただき。
『ある精肉店のはなし』上映会のチラシ配布とチケット売りをしてきました。
今回、小林茂監督のトークとともにはじめて出演され音楽を担当した天野季子さんを目にしましたが、
そこで語られた小林茂監督との出会い、『風の波紋』に自身の音楽が起用されるまでの半生、
本当に好きなことを続けて、移住した村で授かった子どもとともに愛され
とてもやりがいのある仕事に就き、歌い続けてきた結果が今回の『風の波紋』へと結実したこと。
まさに幸福な人生そのもので聞いててとても眩しく思いました。
もちろん努力を欠かさなかったからこその賜物だと思いました。
それに引き換えこちらは『風の波紋』を観ながら最近、気分的に落ち込むことがあり
移住した集落について天野さんが語る
「この村の人たちは決して一人にさせない」という旨、
木暮さんが震災後に家が傾いてしまい
「雨の時、一人でいると落ち込んでしまう」という旨、
等々、一人という言葉に過敏に反応していましたが、
長机を借りて『ある精肉店のはなし』の紹介をしていると、
相も変わらず、こんな形で映画の紹介をしているこちらを
それでも知ってる顔の人達が話しかけてきてくれてたり、
関心を持ってチラシを手にする方がいて
あぁ、少なくとも一人ではないんだなぁなどと調子に乗って映画の紹介をし、
おかげで何枚かチケットが売れました。
ありがとうございました。
しかし『風の波紋』をあちこちで観て気づくのは、
会場によって一番笑い声の大きなシーンが違い、
今回の三条上映会では権兵衛さんが落語の名人のような話芸で語る田植えの話が、
もっとも沸点が高かったです。
あと子どもたちの田植えのシーンで女の子が腰まで田んぼに浸かるシーンは、
午前も午後も歓声があがってました。
この映画は会場によって違う映画体験が出来る映画なのではないかと。
そして小林監督の話の中で印象深かったのは倉重徳四郎さんの息子さんが試写を観て長い手紙を書いて送ってきたこと。
心ならずも離れざる終えなかった故郷と両親が映画に登場した思いが切々と大変こちらにも伝わってきましたが、
それだけに自身が生まれ育った家が土煙とともに崩れ行く場面にどんな思いを抱いたかと。
それと珍妙なトキのコスプレで登場する劇団ハイロのリハーサルを観にいった様子は大笑いいたしました。
小林監督の話芸もお客さんの雰囲気を掴んで、いつも沸かせてくれるのはやはりサスガだと思いました。
天野さんは話の中で小林監督が松之山でこの映画を撮ると決めた朝の風景を
曲を作って自身も感じたというふうに話してましたが、
だから「めざめのとき」なのかと。
https://www.youtube.com/watch?v=kZSAhvrfd-M
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