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睡蓮鉢の水替え

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 昨年の夏休みに金魚鉢の金魚5尾を睡蓮鉢に移した。あの日の写真をごらんください。水は透明で5尾の金魚を映し出すスクリーンのようだ。まもなく、金魚は水面を塞ぐホテイアオイの群れによって視界から消えてしまった。一冬越して9ヶ月が過ぎている。いちども水替えしていない。金魚は生きているみたいだ。
 水面を塞ぐホテイアオイは浮き袋が腐朽しているが、根は水中に長く伸びて瑞々しい。ホテイアオイは多年草である。昨朝「緑の芽がでている」と教えられ、その事実を確認した。しかし、新しいホテイアオイを買う決心をして、量販店まで足を運んだ。2種類3株を買って帰り、睡蓮鉢の水替えに挑む。ホテイアオイはいったんすべて取り出した。鉢の中の水は濃緑色で濁りきっており、やや大袈裟に言えばヘドロを含んでゲル化しつつある。金魚は健在だった。大きくなっている。残念なことだけど、平田の交流館で仕入れた小鮒はいない。沼の主に食べられたのかもしれない。5尾の金魚はホテイアオイによって直射日光を避け(水温を維持し)、酸素(や二酸化炭素?)を供給され生きてきた。濁水に溶け込む緑藻とともに、ホテイアオイの根っこを食源としていたのであろう。


0503睡蓮鉢03(左)2歳 (右)1歳


 その濁水を鉢の底にほんのわずかだけ残し、カルキ抜きした水道水をバケツで注ぎ込んだ。浮き袋が腐食した古いホテイアオイは緑に芽吹いた部分だけを取り出して鉢に戻し、新しい3株も水に浮かべた。そして、大きくなった5尾の金魚(2歳)と玄関の水槽で飼っていた小さめの4尾の金魚(1歳)をすべて睡蓮鉢の水に解き放った。気持ちよさそうに泳いでいる。

 玄関の水槽には緋メダカが3尾だけ残った。どうにも淋しいので、ふたたび量販店にでかけ、緋メダカ10尾を買った。メダカだけにしようと決めていたのだが、ペットショップの展示水槽を眺めていて、またぞろ金魚が欲しくなり、黒出目金とらんちゅうの稚魚を1尾ずつ追加した。結果、我が家の玄関の水槽で特別の金魚2尾と緋メダカ13尾が泳いでいる。金魚はすぐに大きくなる。大きくなればメダカを食う。ころあいを見計らって睡蓮鉢に移すべきなのだが、あまり小さい段階で引っ越しさせると、沼の主の餌食になるかもしれない。
 ちなみに、ホテイアオイは南アメリカ原産の外来種で、繁殖力の強さから「青い悪魔」と呼ばれている。植物のブラックバスだ。トンレサップ湖とインレー湖の景観を思いだす。


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魯班13世

Author:魯班13世
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魯班(ルパン)は大工の神様や棟梁を表す中国語。魯搬とも書く。古代の日本は百済から「露盤博士」を迎えて本格的な寺院の造営に着手した。魯班=露盤です。研究室は保存修復スタジオと自称してますが、OBを含む別働隊「魯班営造学社(アトリエ・ド・ルパン)」を緩やかに組織しています。13は謎の数字、、、ぐふふ。

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