■ G大阪の低迷期間が長くなっている。「西の雄」と言われていくつものタイトルを獲得していたG大阪の低迷期間が長くなっている。2017年は10位、2018年は9位、2019年は7位だった。このあたりの成績もかつてと比べると良くなかった。ただ、2020年は宮本監督の下で2位。復活を遂げたが2021年は13位、2022年は15位と残留圏ギリギリだった。2020年こそ2位になってACLの出場権を獲得したがそれ以外のシーズンは中位以下となる。
むしろ、残留争いに巻き込まれる機会が多くなっている。C大阪がJ1に再昇格した2017年以降の成績を見ると「C大阪よりもG大阪の順位が上になった。」というのは2020年のみ。残りの5シーズンはC大阪の後塵を拝している。注目が集まる大阪ダービーもここ最近はC大阪が圧倒しており、G大阪はダービーでここ7試合勝ちなし。0勝5敗2分けとなる。こうなるとクラブ全体に危機感が芽生えるのは当たり前である。
今オフは「辛うじてJ1残留を果たした直後のオフ」になるがアグレッシブな動きを見せている。徳島のポヤトス監督を引き抜いたのは驚きだったがJ2で活躍した選手をターゲットに補強を進めており、MF杉山直(熊本)の獲得に成功。DF江川湧(長崎)の獲得も決定して、U-21日本代表のDF半田(山形)も獲得もほぼ確実となった。今夏には同じくU-21日本代表のMF山本理を引き抜いたが有望な若手が一気に増えた。