■ やっぱり今年もか・・・やっぱり、今年も勝てないのか・・・。ガンバ大阪が、中国の大連に0対2で敗れて、自力でのグループリーグ突破がなくなった。今年の東京Vは別にして、近年ACLに挑戦をしている磐田も横浜もG大阪も、まぎれもなく、Jリーグでトップランクのクラブである。これは、もしかしたら由々しき問題なのかもしれない。
しかしながら、ボクはACLそのものを重要視はしていない。「Jリーグのレベルが低いから・・・。」とか、「韓国や中国のチームの方がハングリーだから・・・。」とか、「日本の選手は精神的に弱いから・・・。」とかいろいろと意見もあるかもしれないが、グループリーグを突破できるのが首位チームのみというレギュレーションにも納得できないし、日本サッカー協会のバックアップも不十分だし、全力を挙げて、ACLのタイトルを取りに行く価値があるとは思えない。
UEFAチャンピオンズリーグは、間違いなく世界最高峰の戦いである。国と国、リーグとリーグの威信をかけた真剣勝負が繰り広げられて、本戦の出場チームには莫大な金銭的なメリットが約束されていて、なにより、トーナメントを勝ち進んだチームには、大変な名声が与えられる。対してACL。昨シーズンの決勝のカードとスコアを覚えている人は、いったいどれくらいいるのだろうか?
■ ACLは意義ある大会なのか?レフェリー問題、サッカー環境の劣悪さなど、アジアのサッカー界はまだまだ、大きな問題をかかえている。アジアのトップクラスの実力を誇る韓国や中国ですら、十分なホスピタリティを持ち合わせていない現状で、アジアサッカー界のレベルアップにACLがどのくらいの役割を果たせるのか大いに疑問に思う。
ACLに関しては、いろいろな改革案が出されているが、とりあえず、G大阪×浦和、G大阪×鹿島、G大阪×横浜FMの対戦より、G大阪×大連やG大阪×全北のカードの方が価値のあるものカードとして、一般サポーターに認識されるようにならない限り大きな発展はないだろう。
国内リーグが繁栄していない国のチームであればACLに専念することもできるかもしれないが、タフに成長したJリーグの成功が、逆にACLでの栄光を遠ざけている気もする。
でも、いつの日か、そんな悪条件をものともしないくらいの財力と実力と人気を兼ね備えたJのチームが、ACLで頂点に立ってくれることを期待する。
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