■ 天皇杯の3回戦でG大阪を撃破!!!8月14日(水)に行われた天皇杯の3回戦で最大の注目を集めたのは味の素フィールド西が丘で行われた法政大とG大阪の試合だった。近年の躍進が目覚ましい法政大は元・Jリーガーの長山監督がチームを率いている。草創期のカターレ富山の主力として活躍した長山監督はパスの精度の高いボランチだった。当時の富山はFW長谷川満、MF朝日、MF上園、MF長山、DF堤、DF濱野、GK中川など個性的な選手が多かった。
長山監督は1982年4月1日生まれで37才になる。諸事情から日本では極めて珍しい4月1日生まれになるが鹿児島市の桜島中学校出身になる。G大阪のMF遠藤の2学年下に当たるので偉大な先輩がいるチームを自分が率いて下したことになる。中学生における3年生と1年生の間柄なので深い関係はなかった可能性もあるが「2つ上にこれだけの選手がいた。」ということが長山監督に大きな影響を及ぼしたのは間違いない。
2004年に静岡FCでキャリアをスタートさせて2005年からJFLのアローズ北陸でプレー。同じ富山県で活動していたアローズ北陸とYKK APが合併して誕生したカターレ富山の草創期を支えた名選手になるが、Jリーグに昇格して2年目となる2010年に現役を引退している。2年目の戦いを終えた時点でJ2昇格に貢献した選手がごっそりと現役を引退しているが「まだまだやれそうだ。」というタイミングでの現役引退だった。