【ARG×IRN】 大健闘と言えるイランだったが・・・ → 初戦はボスニア・ヘルツェゴビナに2対1で勝利したアルゼンチンと、ナイジェリアと対戦してスコアレスドローだったイランの試合は中東の雄・イランの頑張りが光る試合となった。前半は完全にアルゼンチンのペースとなったが、キーパーのGKハギギの活躍もあって0対0のままで後半を迎えると、後半はどちらかというとイランが試合の主導権を握る。エースのFWグーチャンネジャードを中心としたカウンターで何度か決定機を作ってアルゼンチンを慌てさせる。
初戦で勝ち点「1」を獲得しているイランは引き分けでも十分な結果と言えたので、イランにとってはGL突破に大きく前進する勝ち点「1」が目の前に迫ったが、後半46分に右サイドでボールを持ったFWメッシがドリブルで仕掛けてから左足で巻くようなシュートを放つと、これが鮮やかにコース隅に決まって劇的な形でアルゼンチンが先制に成功する。FWメッシは2試合連続ゴールとなった。結局、大健闘したイランだったが勝ち点を手にすることはできなくて、アルゼンチンは2連勝となった。
大会前の時点でこの試合が「GLの全48試合の中でもっとも予想のしやすいカード」と考えられていた。もっとも力の差が大きいカードと言えたが、イランの頑張りが目立った。今大会はアジア勢は結果が出ておらず、オーストラリアも、日本も、韓国も苦しい戦いになったが、イランはいい戦いを見せている。金星とまではいかないが、引き分けに終わっていたら世界から称賛されたと思うので、本当に残念な試合だった。ただ、非常にいい試合だったのは間違いないところである。
今回のイランは非常に守備を重視したチームである。名古屋でも指揮を執ったポルトガル人のケイロス監督が率いているが、高さと強さのある選手が多い。もともとイラン代表は能力の高い屈強なCBを多く輩出してきたが、今回のチームも中央の守備は強固で、さらにはチーム全員の守備意識が高い。1トップの選手を除いた「5-4」あるいは「4-5」でブロックを作って守るチームは多いが、イランは1トップに入るFWグーチャンネジャードも精力的に守備をするので、崩すのは大変である。
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◆ まとめ #819 【ブラジルW杯】 ARG×IRN、BIH×NGA (2014/7/2)
【ARG×IRN】 大健闘と言えるイランだったが・・・
【BIH×NGA】 運も無かった初出場のボスニア・ヘルツェゴビナ
→ F組のアルゼンチン vs イラン、ボスニア・ヘルツェゴビナ vs ナイジェリアの2試合をピックアップしました。アジア代表のイランは初戦で勝ち点「1」を得ているので、アルゼンチン戦でも勝ち点「1」を獲得できると初のGL突破に前進することが出来ましたが、最後の最後にFWメッシに決勝ゴールを許しました。しかし、イランの戦いぶりは称賛に値します。
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