■ ザッケローニ監督のことイタリア出身のアルベルト・ザッケローニ監督が日本にやってきて4年という月日が経過しようとしている。どういう人柄なのか、どういうサッカーを好むのかについては、いろいろな箇所で語られてきたが、『
監督ザッケローニの本質 ~18人の証言で探る知将の戦略~(2011年9月17日:発行)』という本を読んだところ、「意外と日本のサッカーファンに知られていないことが多い。」と感じた。
もうすぐ開幕となるブラジルW杯。日本代表の成績に関係なく、W杯後にザッケローニ監督が日本代表の監督の座を退くことは「ほぼ確実」と言えるが、せっかくなので、ザッケローニ監督について簡単にまとめてみた。その生い立ちや人となりを知ると、もっと日本代表の試合を楽しむことができると思うし、ザッケローニ監督の選手起用の意図なども感じ取ることができるのではないかと思う。
(1) プロのサッカー選手ではなかった。
→ 名門のボローニャの下部組織に所属していた時期があったが、子どもの頃からの夢だったプロのサッカー選手になることはできなかった。なので、「両親が経営していたホテルの仕事を手伝いながら地元のアマチュアクラブでプレーする。」というごくごく普通の人だった。「名選手、名監督にあらず。」という言葉があるが、ザッケローニ監督はプロのサッカー選手になることもできなかった。
(2) 現役時代のポジションはSBだった。
→ 17歳のときに重い肺炎を患って、プロのサッカー選手になる夢を諦めざる得なかったが、20代の頃は地元のアマチュアクラブに所属してポジションはSBだったという。身長は176cmなので、欧州基準で考えるとやや小柄と言えるが、SBとしてはそこそこの身長である。SBのDF内田、DF長友、DF酒井宏、DF酒井高に対しては、他の選手よりも思い入れが強いかもしれない。
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◆ まとめ #798 意外と知らないザックのこと (上) (2014/6/6)
(1) プロのサッカー選手ではなかった。
(2) 現役時代のポジションはSBだった。
(3) 父親は熱心なインテルサポーター。
(4) ザックは1人っ子。35歳の1人息子(=ルカ君)がいる。
(5) 37歳のときにプロの監督になる。
(6) 影響を受けた監督はゼーマンとクライフ。
(7) キーワードは「バランス」
(8) 言うべきことはきちんと言う。
(9) ハーフタイム中はかなり恐い。
(10) キャッチーなフレーズは見つからず・・・。
→ 来日して4年が経過したザッケローニ監督ですが、パーソナリティーなど意外と知られていない部分もたくさんあります。ザッケローニ監督に関する本を読んで、あまり世間で知られない記述がたくさんあったので、簡単にまとめてみました。まずは前編になります。
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