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#1708 京都 vs 名古屋、千葉 vs 金沢、山形 vs 湘南、福岡 vs 徳島 (2017/7/24) | | |　

【J2：第24節】京都サンガ vs 名古屋グランパス屋 (西京極陸上競技場)

→　7勝8敗8分けで16位の京都と11勝8敗4分けで5位の名古屋の試合は前半11分にFWケヴィン・オリスが落したボールをFW闘莉王がダイビングヘッドで決めてホームの京都が先制に成功するが前半34分にFW押谷のスルーパスを受けた新加入のMFガブリエル・シャビエルが決めて名古屋が1対1の同点に追いついた。直後の前半36分に古巣対決となるMF小屋松が決めて京都が2対1と勝ち越しに成功すると後半18分にはCKからFW闘莉王が決めて3点目。3対1で勝利した京都は3試合ぶりの勝利を手にした。

このカードは因縁対決として注目を集めていたが京都のホーム戦としては今シーズン最高となる10,750人の観衆が集まった。この中でヒーローになったのはやはりFW闘莉王だった。古巣の名古屋を相手に2ゴールの活躍。これで今シーズン12ゴール目。18試合で12ゴールと凄まじいペースでゴールを量産している。CBに不安を抱えている名古屋はツインタワーの高さを封じることが出来なかった。なかなかエンジンがかからない京都にとっては弾みの付く勝利となった。リーグ戦での名古屋相手の勝利は2002年以来となる。

名古屋はここ8試合で2勝6敗。自動昇格争いから脱落しつつある。今夏もメンバーの入れ替えが激しくてなかなかチームが落ち着かないが夏の移籍市場で獲得した注目のMFガブリエル・シャビエルがJリーグ初出場を飾った。「テクニックとスピードを兼ね備えたハイレベルなアタッカー」として前評判の非常に高い選手だったがさっそくJリーグ初ゴールを記録した。利き足ではない右足でのシュートになったが鋭いシュートでネットを揺らした。プレイスキッカーを任されていたがキックの質も良い。レベルの高い選手である。

MFガブリエル・シャビエルは間違いなく攻撃の中心として活躍すると思うがJ1昇格を勝ち取るためには守備力アップ(=失点数の減少)が必要である。攻撃的なサッカーを好む風間監督が守備的なスタイルを取り入れることは考えにくいので川崎F時代と同様で「失点を減らすためには守備力の高いCBあるいはボランチを補強するしかない。」と言えるが現時点で加入が決まったCBの新戦力はDFイム・スンギョム(高麗大)のみ。韓国出身で大学からプロに進むDFイム・スンギョムがどのくらいやれるのか？に注目したい。

【J2：第24節】ジェフ千葉 vs ツエーゲン金沢 (フクダ電子アリーナ)

→　9勝8敗6分けで12位の千葉と8勝11敗4分けで17位の金沢の試合は前半4分に左サイドのFW清武功のクロスからFWラリベイが頭で合わせてホームの千葉が先制に成功する。さらに前半46分にはフィールド中央のごちゃごちゃした展開からMF町田がドリブルシュートを決めて追加点を奪った。後半も千葉ペースは変わらず。金沢のキーパーのGK白井の活躍もあって追加点のゴールを奪うことはできなかったがそのまま2対0で千葉が勝利。2試合ぶりに勝ち点「3」を獲得した。金沢は4連勝のあと、2連敗となった。

千葉の完勝と言える。何度かGK白井の神がかり的なセーブが飛び出した関係で3点目を奪うことはできなかったが危なげない展開だった。今シーズンの千葉はホーム戦に強くてここまで無敗。アウェイで取りこぼしが目立つので典型的な内弁慶になっている。先制ゴールを決めたFWラリベイは量産体制に入っており、ここ5試合で合計7ゴール。本来の力を出し始めている。通算でも21試合で9ゴールと見栄えのする成績になって来た。なかなか力を出せていなかったが点を取る感覚を持っている選手であるのは確かである。

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◆　まとめ

　#1708 京都 vs 名古屋、千葉 vs 金沢、山形 vs 湘南、福岡 vs 徳島 (2017/7/24)

→　J2の4試合をクローズアップしました。2位の福岡と4位の徳島という注目の上位対決はMF島屋が決勝ゴールを決めてアウェイの徳島が勝利。2位の福岡との差が「3」に縮まりました。一時は福岡と湘南の2チームが抜け出しかけましたが好調の徳島が引き離されずについているので自動昇格争いが面白くなってきました。徳島の次の相手は首位に立っている湘南。2試合連続で上位対決になります。

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