※ 「S+」→「S-」→「A+」→「A-」→「B+」→「B-」→「C+」→「C-」→「D+」→「D-」→「E+」→「E-」
※ (2025年1月7日時点
ベガルタ仙台 ・・・ 評価「A+」→ 非常に良い補強が出来た。各ポジションに実力者を揃えて選手層を大幅に厚くすることに成功した。MF松井蓮之(川崎F)、DF奥山政幸(町田)、DF實藤友紀(横浜M)がレンタル移籍から完全移籍に切り替わったのは大きな成果と言える。心配された主力の流出は最小限にとどまった。DF菅田真啓、MF郷家友太、DF真瀬拓海、MF相良竜之介、GK林彰洋などは残留。新たな戦力と既存戦力の融合が期待される。
当然のことながら、FW中島元彦(→C大阪)のレンタル終了は痛い。「仙台に残りたい気持ちもあった。」と報道されているがJ1でプレーすることを選択した。2024年は38試合で13ゴール5アシスト。類まれな勝負強さとエネルギーで仙台を牽引した重要な存在だった。彼の穴を埋めるのは容易ではない。また、6ゴールを挙げたベテランのFW中山仁斗(→契約満了)の退団もマイナスに作用する可能性がある。
FW中島元彦の穴を埋めることが期待されるのは新加入のMF武田英寿(浦和)になる。地元の仙台市出身。小学生時代はベガルタ仙台ジュニアでプレーした経歴を持つ。2023年はJ2の水戸で38試合で2ゴール9アシストという結果を残した。正確な左足のキックを駆使してチャンスメイクやセットプレーで大きな影響力を発揮する。運動量が豊富で攻守両面で貢献できる点も魅力。チームの顔になれるだろうか?
※ 「S+」→「S-」→「A+」→「A-」→「B+」→「B-」→「C+」→「C-」→「D+」→「D-」→「E+」→「E-」
※ (2025年1月7日時点
コンサドーレ札幌 評価「D-」→ なかなか厳しいオフになった。J2降格の札幌はFW浅野雄也(→名古屋)、FW鈴木武蔵(→横浜FC)が退団して、MF菅大輝(→広島)、MF駒井善成(→横浜FC)、MF小林祐希(→未定)などは契約満了となった。さらに守備の要であるDF岡村大八(→町田)の移籍もほぼ確実。その一方で、新たに加わったのはレンタル復帰のFW中島大嘉(水戸)などを除くとMF高嶺朋樹(コルトレイク)とMF木戸柊摩(大阪体育大)の2人だけ。
流出も考えられたMF青木亮太、MF近藤友喜、DF馬場晴也、DF中村桐耶、DFパク・ミンギュなどが残留したのは非常に大きいが「現状の戦力収支はかなりのマイナス」と言える。守備陣はDF岡田大和(熊本)とDF西野奨太(讃岐)がレンタル復帰となったがDF岡村大八(→町田)の穴を埋めるのはかなり大変と言える。元・日本代表で鹿島OBの岩政監督が就任したが「難しい状況でバトンを受け取った。」と言える。
ただ、ボランチのMF高嶺朋樹の復帰は数少ないポジティブな要素と言える。2024年の夏に柏からベルギーに渡ったがわずか半年でJリーグ復帰。J2に降格した札幌への移籍は大サプライズだった。それまで新戦力の獲得のニュースが全くなかったのでようやく出てきた1つ目の補強のニュースは札幌のサポーターを喜ばせた。年齢は27歳。チームの中心としてピッチ内外で新生・札幌を引っ張っていくことが期待される。
71人目 : GK 植田峻佑 (テゲバジャーロ宮崎 → FC今治) 「C++」
→ JFL時代の2020年から宮崎に所属。J3通算で60試合。鹿児島に所属した2016年にもJ3で1試合に出場している。年間を通してレギュラーを獲得したシーズンはあまりないが2021年は20試合、2022年は22試合に出場。2023年も15試合に出場したがGK青木が台頭した2024年は2試合の出場のみ。契約満了となった。36歳という年齢でベテランの域に達しているがFC今治でもまとめ役になることが期待される。
61人目 : DF 藤井葉大 (ファジアーノ岡山 → カマタマーレ讃岐) 「A++」
→ 飯塚高出身で2024年が高卒1年目だった18歳のレフティ。2022年にU-16日本代表に選ばれている。180cmとサイズがあって正確な左足のキックも武器となる。「左SB/WB」ならびに「3バックの左」でプレー可能。ユーティリティー性も高い。プロ1年目の2024年はJ2で4試合に出場した。2006年生まれなのでロス世代。上手く成長できれば五輪代表のレギュラー争いに絡めるだけの潜在能力を秘めている。
1クラブ目 : 東京ヴェルディ→ 「非常にいい補強が出来ている。」と言える。2024年はJ1で6位。サプライズを起こした東京V。2025年に向けたオフの動きは「順調すぎるほど順調」と言える。最大の注目は、FW染野唯月(鹿島)、FW木村勇大(京都)、MF山見大登(G大阪)、DF林尚輝(鹿島)といったレンタル中だった若手を完全移籍で獲得した点だ。特にFW山見はG大阪だけでなく広島と福岡も候補に挙がった。争奪戦を制する形になった。
守備陣も、DF谷口栄斗、GKマテウスといった主力が残留。その上でパリ五輪代表のDF鈴木海音(磐田)の獲得がほぼ確実となった。結局、主力の流出はMF見木友哉(福岡)くらい。ほとんどなさそうだ。中盤はMF平川怜(磐田)、MF福田湧矢(G大阪)といった即戦力の獲得にも成功した。MF見木友の穴は埋まる可能性が高い。「ほぼ完ぺきに進んでいる」と言える補強の動き。2025年もJ1で台風の目となる可能性が高い。