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#2086 草津東 vs 伊吹、綾羽 vs 立命館守山、磐田 vs 広島、秋田 vs C大阪U-23 (2018/11/11) | | |　

【高校サッカー：準決勝】草津東高 vs 伊吹高 (布引グリーンスタジアム)

→　高校サッカーの滋賀県大会は準決勝に突入した。2000年度の冬の高校選手権で準優勝に輝いている草津東高はサプライズを起こしている伊吹高と対戦した。伊吹高は東海道新幹線の停車駅となる米原駅がある米原市にある。試合は実力で優る草津東高が一方的に攻め込む展開になった。前半4分にCKから先制に成功すると前半27分にはMF山本のFKで追加点を奪った。さらに前半の終了間際にもCKからゴールを奪った。後半にも3ゴールを加えた草津東高が6対0で圧勝。決勝進出を果たした。

草津東高が前半に挙げた3ゴールはいずれもセットプレーから。実力的に優るチームがセットプレーでゴールを奪えると展開は楽になる。伊吹高はほとんどチャンスを作れなかった。終了間際にサイド攻撃から決定機を作ったがこのシーンがこの試合で作った唯一の決定機と言えた。守備陣のイージーなミスはほとんどなかったので守備陣は集中して草津東高の攻撃を食い止めようとしたがなかなか難しかった。準決勝で敗退となったが伊吹高は実績のない高校なので「ベスト4」というのは高評価できる成績になる。

伊吹高はもともとは伊吹町というところにあった。米原町とその周辺の町のいくつかが合併をして2005年米原市になったが教育評論家の尾木ママが伊吹町の出身になる。伊吹高はホッケー部が強くて何度も全国制覇を達成しているがサッカー部は目立った活躍は出来ずにいた。滋賀県のサッカー界は守山市や草津市や野洲市などがある中央部が中心になっており、米原市や長浜市などがある北部(=湖北)はどちらかというと弱小。アウトサイダーと言えるので「伊吹高の躍進」というのはかなりの驚きと言うことができる。

滋賀県のサッカー界が生んだスーパースターというとMF乾(ベティス)になるがMF乾は近江八幡市の出身になる。JRの駅で位置関係を表現すると「長浜→米原→彦根→近江八幡→野洲→守山→大津→京都」という順番になる。(高校時代から名前の知られていた超・有名人ではあったが、)普通の体格で、普通の高校生だったMF乾の活躍というのは滋賀県のサッカー界に携わる人全てに大きな刺激を与えることになった。近江八幡市と野洲市は隣同士。安土桃山時代で有名な旧・安土町は現在は近江八幡市の一部になる。

【高校サッカー：準決勝】綾羽高 vs 立命館守山高 (布引グリーンスタジアム)

→　準決勝の2試合目。滋賀のサッカー界の新興勢力と言える綾羽高と準々決勝で野洲高にPK戦の末に勝利してベスト4進出を果たした立命館守山高の試合は前半終了間際に1トップのFW中井のシュートで綾羽高が先制に成功する。試合を優位に進めた綾羽高は後半に1年生のMF服部が決めて追加点を奪うと立て続けにFW畠山が連続ゴールを奪った。4対0とリードを奪った綾羽高は後半39分にもFKからDF森がヘディングシュートを決めてダメ押しの5点目を奪った。5対0で大勝した綾羽高が決勝進出を果たした。

決勝戦では草津東高と対戦することになった。立命館守山高は実績のある高校とは言えないが準々決勝で野洲高をPK戦の末に下して準決勝に進んだ。サプライズと言えたがこの日は綾羽高の攻撃陣が爆発した。立命館守山高にも前半のうちに2つほど決定機があったが決められず。立命館守山高が先制ゴールを奪っていたら面白い展開になったと思うが力の差はあった。FW中井が決めた先制ゴールが大きかったが粘り強いプレーからボールを奪い返してゴールゲット。最後は倒れこみながらのシュートになった。

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◆　まとめ

　#2086 草津東 vs 伊吹、綾羽 vs 立命館守山、磐田 vs 広島、秋田 vs C大阪U-23 (2018/11/11)

→　磐田 vs 広島など計4試合をクローズアップしました。大失速中の広島はアウェイで磐田と対戦しました。2点をリードするいい流れになりましたが後半に3失点して2対3の逆転負け。リーグ制覇が大きく遠のく痛恨の敗戦になりました。内容的には非常に良かったのでまさかの大逆転負けと言えます。残留争いに巻き込まれている磐田にとってはとてつもなく大きな意味を持つ勝利になりました。

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