【岡山×松本山雅】 注目の上位対決はスコアレスドロー → 7勝4敗5分けで勝ち点「26」のファジアーノ岡山と、10勝3敗3分けで勝ち点「33」の松本山雅の試合は前半27分に岡山のMF石原崇が得意の高速ドリブルからペナルティエリア内で相手選手のファールを誘ってPKを獲得。FW清水慎がキッカーを務めるが左ポスト直撃で先制ならず。その後はどちらのペースとも言えない展開になる。岡山はPKを失敗した1トップのFW清水慎が積極的にシュートを放つがテクニカルなボレーシュートはクロスバー直撃でゴールとはならない。
対する松本山雅は得意のセットプレーで相手ゴールを脅かす。「3-4-2-1」を採用している岡山の3バックの左右のストッパーで起用されているDF鎌田(172センチ)とDF田所(175センチ)の2人は高さが不足しているので、松本山雅は高さのアドバンテージを生かしたかったが、岡山の3バックの中央に入っているDF後藤圭(183センチ)が奮闘して制空権を与えない。結局、試合は0対0の引き分けに終わった。これで岡山は9試合負けなしで、松本山雅も7試合負けなしとなった。
岡山は勝てば「本格的に自動昇格争いに参戦できる」という非常に重要な一戦だった。もちろん、負けなかったのは良かったが、できれば勝ちたい試合だったので、勝ち点「1」というのは十分な結果とは言えない。前半27分にPKを獲得して、絶好の先制のチャンスを得た。岡山は先制できると非常に強いチームなので、ここで先制ゴールを奪っていたら試合の主導権を握ることができたが、FW清水慎のシュートはポストに直撃して、跳ね返ってきたボールを決めることもできなかった。
ただ、どん底だった3・4月と比べるとはるかに良くなってきた。DF竹田、DF植田、DF近藤などCB陣の多くが戦列を離れており、守備的なポジションに関してはギリギリのところで何とかやり繰りをしている状態であるが、DF鎌田とDF田所を最終ラインで起用したことで後方からのパスの精度が上がって、MF上田康の加入によって中盤から前線に鋭いパスが供給されるようになって、さらには泥臭いプレーができる大卒ルーキーのMF片山がスタメンに定着したのも大きい。
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◆ まとめ #802 【J2】 岡山 vs 松本山雅、愛媛FC vs 群馬 (2014/6/11)
【岡山×松本山雅】 注目の上位対決はスコアレスドロー
【愛媛FC×群馬】 パス精度の低さが大きな問題
→ 6月7日(土)に行われたJ2の第17節の中から岡山vs松本山雅、愛媛FCvs群馬の2試合をピックアップしました。注目の上位対決となった岡山と松本山雅の試合は前半に岡山がPKのチャンスを獲得しましたが決めることが出来ず。後半は松本山雅もセットプレーを中心にチャンスを作りましたが、最後までゴールは生まれませんでした。
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