■ 問題となった差別的な発言J3リーグの首位攻防戦となったツエーゲン金沢と町田ゼルビアの試合(=5月24日(土))は前半36分にエースストライカーのFW鈴木孝がゴールを決めて1対0でアウェーの町田が勝利した。これで町田は首位キープとなったが、話題になっているのは、試合中に金沢の左SBのDF保崎が「相手選手に対して差別的な発言をした。」という話である。先日、処分内容が発表されたが、DF保崎は14節の藤枝MYFC戦から16節のU-22選抜チーム戦まで3試合の出場停止処分が下された。
DF保崎が所属する金沢の代表取締役社長である米沢氏は「絶対にあってはならないこと。」とコメントしているが、実際にどんなことを言ったのかについては公になっていない。ただ、Jリーグは『差別-人種、肌の色、性別、言語、宗教、又は出自等に関する差別的あるいは侮辱的な発言又は行為により、個人あるいは団体の尊厳を害した場合に相当すると判断した。』と発表しており、町田に所属する外国籍選手に対する差別的な発言である可能性が高いと考えられる。
町田には元北朝鮮代表プレーヤーで広島やFC岐阜などで活躍したボランチのMF李漢宰がいて、さらには、韓国人プレーヤーのDFペ・デウォンがいる。この試合でプレーした町田の外国籍選手はこの2人だけなので、関わっているのはこの2人のどちらかではないか?と思われるが、他の選手である可能性もゼロではない。内容に関しては(差別的な発言をされた)選手のことを考慮して伏せられているが、宜しくない言動であることは間違いない。情けない話である。
ただ、『同選手に反省がみられること、試合終了後に同選手より相手選手への謝罪があったこと、クラブとしてツエーゲン金沢よりFC町田ゼルビアに対しても謝罪があったことに鑑み、情状酌量の余地があると判断し、日本サッカー協会 懲罰規程 第12条 第1項「情状による軽減」を適用し、3試合の出場停止処分とする。』となった。「規律委員会にて映像および報告書等を基に検証の上」と発表されており、問題となった箇所が映像として残っており、本人も非を認めているという。
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◆ まとめ #795 ツエーゲン金沢の差別騒動に感じること (2014/6/2)
・問題となった差別的な発言
・どのシーンが問題だったのかは不明
・過敏になり過ぎているのではないか?
→ J3リーグの金沢に所属する左SBのDF保崎が町田戦における試合中の相手への差別的な発言で処分されました。この試合は現地で試合を観戦していましたが、どのシーンが問題だったのかよく分かりませんでした。ピッチ上で大きな揉め事があったわけではないので、やや不可解な出来事でしたが、差別騒動について感じることを書いてみました。
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