【BRA×MEX】 5大会連続でベスト16入りの実績は伊達ではない。 → 開幕戦でクロアチアに3対1で逆転勝ちした開催国のブラジルと、1対0でカメルーンに勝利したメキシコの試合は0対0の引き分けに終わった。前半はブラジルがやや優勢で主導権を握っていたが、後半はメキシコがペースを握った。試合の終盤にはミドルシュートでGKジュリオ・セーザルを脅かすシーンが何度もあって、試合終盤の勢いでは完全にメキシコが優っていた。これで両チームとも1勝1分けになったが、メキシコにとっては価値ある勝ち点「1」と言える。
メキシコは北中米カリブ予選で苦しんだ。そのため前評判は高くなかったが、さすがに5大会連続でベスト16に入っている強豪国の1つである。きちんと本大会に合わせてきた。大会前のブラジルの準備も万全とは言えなかったので、付け入る隙はあると思っていたが、それでも力の差は大きい。A組はすんなりとブラジルが3連勝で首位通過を決めると思っていたが、ブラジルとメキシコとクロアチアの3チームで2つのイスを争う形になった。最後まで見逃せない展開になっている。
メキシコというと準決勝で関塚ジャパンに逆転で勝利した2012年のロンドン五輪の印象が強烈に残っている。なので、北中米カリブ予選で4位と大苦戦したこと自体が不思議に感じるが、スキルの高い選手がほとんどで、ボール回しもスムーズで、守備も粘り強くて、毎度のことながらいいチームに仕上がっている。「本戦と予選は別物であり、予選で苦労したからといって本戦でも苦労するとは限らない。」とよく言われるが、今回のW杯ではメキシコがそれに当てはまると言える。
メキシコというと日本人選手と体格的にはほとんど変わらない。「メキシコのサッカーをお手本にすべき。」という意見は根強いが、参考にすべき点はたくさんある。アフリカ系の選手で、サイズがあって、身体能力の高い選手がほとんどというチームを日本代表が真似をすることは難しいが、メキシコであれば頑張れば近づけそうな雰囲気はある。ブラジルから勝ち点「1」を得たことで最終戦のクロアチア戦は「引き分けでもOK」という有利な展開に持ち込むことが出来た。
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◆ まとめ #815 【ブラジルW杯】 BRA×MEX、CRO×CMR (2014/6/27)
【BRA×MEX】 5大会連続でベスト16入りの実績は伊達ではない。
【CRO×CMR】 クロアチアが大勝でGL突破に望みをつなぐ。
→ A組の2試合目となるブラジルvsメキシコ、クロアチアvsカメルーンをピックアップしました。1990年のイタリアW杯での躍進が印象的なカメルーンですが、これで本大会は5回連続でGL敗退となりました。毎度、内紛劇が話題になりますが、この試合でもプレー中に選手同士でいざこざが起こりました。何とも残念なシーンだったと言えます。
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