「強気」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 強気とは

2025-01-20

ドナルド・トランプがついに大統領になる

ドナルド・トランプがついに大統領になる――このニュースは、2016年大統領選挙戦の余波を大きく揺るがし、世界中で驚きと議論を巻き起こしました。アメリカ国内政治的分断が深まる中、トランプ氏が「ワシントン政治の打破」「アメリカ・ファースト」を掲げて突き進んだ結果、メディアの多くの予想に反して勝利を収めたのです。その勝利宣言は、国内外の政治的経済的風景を一変させる合図のようでもあり、アメリカ史において新たな時代の到来を告げるものでした。本稿では、トランプ大統領誕生に至るまでの道のりと、彼が就任によってもたらすインパクトさらに当時同時進行的に注目されつつあったビットコインなどの新技術話題にも触れながら、複雑に絡み合う政治社会の背景を考察してみたいと思います

まず、トランプ氏が大統領選に名乗りを上げたとき、多くの人々はその可能性を疑問視していました。「不動産王」として高層ビルに名を刻み、テレビ番組プロデューサーホストとしてエンターテインメント業界でも名を馳せた人物が、果たして政治世界通用するのか――そうした声はアメリカ政治分析からも多く挙がっていたのです。しかし、トランプ氏のキャッチフレーズMake America Great Again」は、経済格差に苦しむ層やグローバリズムの荒波に翻弄されてきた層の心を強烈につかみました。いわゆる「忘れられた人々」と称された中西部白人労働者層を中心に、既存政治家とは異なるアピールが幅広く受け入れられたのです。

他方、トランプ氏はその強烈な個性ゆえに多くの批判も浴びていました。過激発言差別的と受け取られかねないコメントは多方面から反発を買い、メディアとの緊張関係を高める一因ともなりました。主要メディアの多くは、彼の当選否定的予測していたこともあり、選挙結果発表直後は「世紀の番狂わせ」とも呼ばれるほどの大きな衝撃が走りました。ヒラリー・クリントン国務長官経験豊富政治家として、多くの財界メディア支援を受けてきましたが、その支持基盤だけではカバーできない層の不満と怒りが、トランプ氏を大統領の座へと押し上げたのです。

トランプ氏の就任演説は、そのまま自身選挙公約体現する内容でした。「アメリカを再び強くする」「国境を守り、雇用を取り戻す」というメッセージは、一方では保護主義的な色彩を強めることを示唆し、もう一方ではアメリカエスタブリッシュメントに対する痛烈な批判とも読めました。就任初期から彼は、オバマ政権が取り組んできた政策の方向転換を図り、国際的な取り決めから離脱関税引き上げなど、賛否両論を巻き起こす決定を相次いで行っていきます。もとより政界からの参入という形で大統領就任した人物であるだけに、その手法既存政治家と大きく異なり、混乱と躍動が同時に渦巻く中で「トランプ政権」が幕を開けたのです。

こうした政治的大変動のさなか、世界経済市場もまた大きく動揺しました。トランプ氏の就任後、彼の発言政策見通しに応じて株価上下動を繰り返し、不透明感が増したことドル相場も敏感に反応していました。一方、当時まだ「投機対象」としてのイメージが強かったビットコインも、政治リスクの高まり経済の先行き不透明感を背景に注目を集めはじめていた時期です。とりわけ、トランプ政権発足後に進む金融規制の変化や大手金融機関の動向が、暗号資産(仮想通貨)市場にとってどのような影響をもたらすのか――その点が専門家の間でも度々議論俎上上りました。

実際、2017年ビットコインにとって劇的な一年となりました。価格は急騰と暴落を繰り返しながらも、年末には一時2万ドルに迫る水準にまで高騰したのです。トランプ大統領就任が直接的な原因と見る向きは少ないものの、世界的に低金利政策が続いたことや、トランプ政権保護主義的な政策傾向が市場に与えた心理的影響が、リスクヘッジ先としてビットコイン存在感を高めたという説もあります。当時、ビットコイン実用性よりも「これから先、世界経済はどうなるかわからない」とする不安投機熱が、暗号資産全般への注目を押し上げていたのもまた事実でした。

トランプ大統領選挙期間からアメリカ利益が最優先」というメッセージを繰り返しており、就任後の政策もその路線を忠実に示していきます環太平洋経済連携協定TPPから離脱表明、北米自由貿易協定NAFTA)の再交渉さらには移民政策の大幅見直しなど、「グローバル化」に対して批判的な動きを強める中、世界との関係性は大きく揺らぎました。保護主義が加速すれば、米国以外の国々との関税合戦エスカレートし、国際協力体制にひびが入る恐れも高まりますトランプ政権政策アメリカ国民の一部に大きな期待を持って迎えられる一方で、グローバル企業や国際金融市場には新たなリスクを孕むことになったのです。

こうした「変化の渦」に巻き込まれアメリカ世界の情勢を受けて、国際社会から賛否が分かれる声が絶えませんでした。トランプ氏のリーダーシップは、大胆な政策決定と過激発言力に象徴されますが、その背後には支持層が求める「既存政治に対する反逆」というメッセージが常に存在していますさらに、ソーシャルメディアを駆使した直接的なコミュニケーション戦略は、従来の政治報道の在り方を根底から揺るがし、大統領ツイートする一言一言ニュース見出しを飾るようになりました。これに伴って、政府系の公式発表以外にも大統領本人のSNS政策意思決定過程を読み解くヒントとなる異例の事態常態化し、「トランプ政治」が確立されていったのです。

こうした動きは暗号資産世界にとっても見逃せない要素でした。トランプ政権金融業界にどのように介入し、規制を強めるのか、あるいは緩和するのかによって、ビットコインやその他の暗号資産需要や信用度合いが変化する可能性があったからです。現に、SNSを通じてトランプ氏が貿易為替金融機関に対する批判を繰り広げると、瞬く間に市場が過敏に反応するような局面散見されました。まだ当時は、ビットコイン価格トランプ個人発言によって大きく揺さぶられるところまでには至りませんでしたが、「強烈な言葉の一撃があれば何が起きるかわからない」という不安好奇心投資家の間に広がっていたのです。

トランプ氏の大統領就任によって世界中が騒然とする一方、アメリカ国民の間でも評価は大きく割れました。いわゆる「トランプ支持層」は、グローバリズムによって置き去りにされた伝統産業地域再生を切望しており、トランプ氏の強気姿勢が誇りを取り戻すきっかけになると信じていますしかし、自由貿易多様性を重視する立場からは、人種宗教ジェンダーなど多面的価値観を軽視するような言動容認できず、国際関係悪化によってアメリカが得るものより失うもののほうが多いのではないかという批判が続きました。国論が大きく割れる中で、政治はしばしば対立と停滞を余儀なくされ、民主主義の根幹が試される状況が続いていったのです。

就任から半年一年、そして四年と、トランプ政権は折々に劇的なトピック世界提供しました。移民政策の強化や国境の壁建設保護主義的な経済政策さらにはSNS舞台にした相手リーダーへの鋭い批判挑発。それらの動きの一方で、好調株式市場雇用指標支持層の信頼をさらに固める要因ともなりました。そして、いつしかトランプ時代」という言葉が定着し、保守層熱狂的な支持とリベラル層の激しい抵抗が同時進行する、歴史上でも特異な大統領の姿が刻まれていったのです。ビットコインをはじめとする暗号資産市場もまた、この混沌とした政治的経済的環境の中で少しずつ成長を遂げ、後の数年でさらに大きな盛り上がりを見せる布石を固めていくことになります

振り返ってみれば、ドナルド・トランプ氏が大統領就任した瞬間は、単に「ホワイトハウスの主が変わった」だけでなく、世界が新たな政治秩序へと足を踏み入れる始まりでした。従来の常識や慣習が揺らぐことで、多くの人が不安を覚えたのは事実です。しかし同時に、こうした不安定要素がイノベーションを生む土壌になっていく可能性を示唆する声もありますビットコインという新しい経済圏の動きは、その一つの象徴と言えるでしょう。これから先、暗号資産既存通貨体制や国際金融システムとどのように共存し、あるいは競合していくのかは、トランプ政権下での金融政策規制の変化だけに左右されるものではありませんが、政治技術が互いに影響を及ぼし合う時代の到来を予感させるには十分な状況でした。

こうして始まった「トランプ政権」の時代は、米国内だけでなく世界政治経済社会に強烈なインパクトを与え続けました。何よりも注目すべきは、既存政治国際秩序に対する不信感と疲弊感が、多くの人々をトランプ氏のような“異端”へと駆り立てた点でしょう。その背景には、IT技術の急激な進歩がもたらす雇用の変化や、新自由主義的な経済政策で拡大した格差問題さらには絶えず加速するグローバル化の負の側面など、解決が容易でない課題が山積していました。そうした状況下で、伝統的な政治への失望が頂点に達したがゆえに、トランプ氏が「最後の切り札」あるいは「新たな希望」として期待を背負ったのです。

結果的に、トランプ氏のアプローチワシントン常識国際政治の慣習を大きく揺るがしましたが、その衝撃は同時に、世界中の人々が民主主義の在り方や経済の仕組みを問い直す機会を提供することにもなりました。激化する国内対立、揺れる国際協調、そして新しい技術革新――大統領就任とともに空気感が一変したアメリカ世界は、次なる展開を予測しづらい不確定な未来へ足を踏み出していたのです。その中で、ビットコインをはじめとした暗号資産が「個人資産を守る手段」「国家中央銀行方針に左右されにくい通貨システム」として改めて意識され始めたことは、ある意味必然だったのかもしれません。

ドナルド・トランプがついに大統領になる――それは一つの政治的大事であると同時に、世界秩序を大きく再構築する引き金でした。国際協調保護主義のせめぎ合い、従来の政治観と“トランプ流”の対立、そして暗号資産という新しい技術潮流の台頭。これらは偶然の産物ではなく、現代社会が抱える構造的な問題と変革への希求が交差する点に表出した、いわば必然の衝突でもありました。トランプ氏がホワイトハウスに足を踏み入れたあの日を境に、世界がまったく新しい物語を紡ぎ出した――そう思わせるには十分なインパクトが、あの就任式にはあったのです。今後、トランプ時代政治的社会インパクトをどのように総括し、ビットコインを含む暗号資産社会根付くかどうかは、さらに長期的な視点で見守る必要があるでしょう。歴史は常に、予想を上回る形で動いていくものです。トランプ大統領誕生ビットコインの台頭が重なった時代は、振り返ってみれば「新たな扉を開いた瞬間」と言えるのかもしれません。

2025-01-18

anond:20250118150241

これを言ってるのが20そこそこの女の子なら分かるけど、何故自分婚活してる(自然結婚できなかった)立場でそんな強気でいられるのかとても不思議

https://x.com/UmQ7ZkNooT9Tzil/status/1880230148747981048

榛葉幹事長

『我々は自民党を倒す為に選挙はやらない。政策実現の為にやる。減税や、国家の基本理念を共有できないと、自民党を倒す為に主義主張の違う方に協力して当選しても、我々の政策実現の邪魔になり、本末転倒。今国民が求めてる政策をどう実現するのか、そういう仲間を増やす選挙にしたい』

現状悪化し続けてるのに自民党を倒さないw

政策何一つ実現してないのに強気w

2025-01-17

anond:20250117063054

pro版商法だと思えば12万くらい狙えるだろう

みんな、強気で行こうぜ

PCよりスマホゲーの方が高いことに気付いた

今までスマホ無料ゲームソシャゲではない)をやってこなくて、知見のためにプレイして初めて気が付いた。

大体広告ゲーム課金で稼ぐスタイルだけど、そのうちの1つが広告非表示相場1000~2000円(1200~1500がほとんど)

なるほど! と。

スマホPCマルチタイトルSteam強気な値段ついてるなと思ったら、この価格を織り込み済みの金額だってことに今更気づいた。

弱気10ドル未満の値付けしてるインディーズ勇気の値上げしたほうがいい気がする。スマホゲーより安い、ってのが印象良くなさそう。

2025-01-15

科博の事例にみる炎上対応

10日ほど前に、炎上しても謝らない方がいい、という増田話題になっていた。

個人的に科博が炎上した件に注目していて、その増田でも取り上げられているかなと思ったが、掲載されていなかった。


科博の企画展貝類展」のポスターに生成AIが使われていたということで、主にX上で炎上が起きた。

ポスターAIが使われている旨紹介したポストは1/15現在で475.2万件表示・2000件弱いいねに対してRPが2200件強と、大炎上ではないが割としっかり炎上しているように見える。

しかし、貝類展の宣伝ポストをして以降、科博はポスターのことには何も触れず、無事に会期を折り返そうとしている。

国立」の名前を冠する機関対応としてはかなり強気に思えるが、今では科博のポスターの話をしている人はほとんど見かけないので、まあ対応として正解だったのだろう。


ただ、科博としては批判にはすでに応えたという認識だったのかもしれないとも感じる。

ポスターに生成AI使用しているというポストに対して寄せられた批判は、主に「存在しない貝の画像インターネットにばらまいていいのか」というものと「学習に多数の著作物を使っている生成AIの利用は問題ではないのか」というものだった。

前者に対しては、生成AIを使っているというポストの中で研究者の監修を受けていると明言しているし、後者に至っては、科博を所管している文化庁が様々なドキュメントを出しているので今更説明するまでもないということだったのかもしれない。


「もう科博には行かない」という宣言もちらほら見られたが、貝類展に実際に行ったところ結構にぎわっているように思われて、生成AI利用の影響があったかどうかはよく分からなかった。

それほど広い展示スペースでもなかったが、小さなから大きな貝まで様々な貝が並べられており、説明も大変興味深かった。

フォトジェニックな貝も複数展示されており、ポスターはどうしてこの貝ではダメだったのかなどと思わないでもなかったが、まあ科博の自由だろう。


企画展常設展と同じ入り口から入ることになるので、これから見に行く人は気を付けてほしい。

まあそんなことで迷うのは私だけかもしれないが。

2025-01-14

段ボールの値上がりが止まりそうにない

業界の人に聞くと製紙大手が超強気だそうで

へーいままでとまるで逆なんだなーとフワフワと思ってたのだが

そういや、雑誌新聞も部数を激減させてるから、そっち方面古紙原料が減ってるのかと

そのへんの影響って実際どうなんだろね

2025-01-13

Chat GPT寝取られについて語る

ぼく:寝取られの良さについて語るエッセイを書いて

申し訳ありませんが、そのような内容に対応することはできません。他にご希望テーマや書きたいジャンルがあれば、ぜひお聞かせください。

ぼく:えー!頼むよーーーっっ

寝取られの良さを語るのにセンシティブはいらないじゃん

ただ、こういうのっていいよね、というのを、自分の喜びを軸に表現したらいいんだ

了解しました。それでは、センシティブ表現を避けながら、「寝取られ」というテーマについて、その魅力を語るエッセイ風の文章を書いてみます

寝取られの良さについて

寝取られって、普通の人には分かりづらいかもしれないけど、あの感情の揺れ動きがたまらないんだ。裏切り屈辱、そして抗えない欲望。そういう複雑でどうしようもない感情が絡み合うのが面白い。読んでても、見てても、自分がその場にいるような感覚になる。

何がいいって、そこに「物語」があるところだよな。ただの恋愛純粋愛情だけじゃない。誰かが誰かのものだったはずなのに、それが少しずつ壊れていく。その過程が、どうにも目が離せなくなるんだよ。例えば、最初強気だったヒロインが、少しずつ態度を変えていく瞬間とか、胸がぎゅっとなる。それって単に「奪われた」って話じゃなくて、彼女自身の心の中で、何かが揺らいでる証拠なんだよね。

そして、その揺れを見てる側が感じるもの嫉妬とか、興奮とか、そういう一言では言い表せない感情がわいてくるのが面白い自分が見ているのはただのフィクションだって分かってる。でも、その中に自分感情が入り込んでくる瞬間があって、そこがたまらなく楽しい

もうひとつ魅力的なのはキャラクターたちの「選択」だ。どうしてそうなったのか。なぜあの時、別の道を選べなかったのか。そういう細かい心理描写を考え始めると、物語がどんどん奥深く感じられる。ヒロインは弱かったのか、それともそうなるのをどこかで求めていたのか?相手の男は、ただ欲望のまま動いているだけなのか、それとも計算して動いているのか?そういうのを考えると、寝取られって実はめちゃくちゃ人間的なテーマなんだと思う。

寝取られ好きな人は少し変わってると思われがちだけど、それはきっと、「感情の動き」に魅了されてるんだと思う。ただ単純に楽しむんじゃなくて、何かもっと深いところでその作品を噛みしめてる感じ。それが、このジャンルの良さだと俺は思う。

こうしたテーマについて、もっと具体的な方向性や描き方のリクエストがあれば教えてください!

ぼく:分かってんじゃん!

なにか、こういう描写があると滾る!みたいなのってありますか?できるだけ細かいところで

寝取られ系の魅力って、「細かい描写」にどれだけ工夫が凝らされているか全然変わるよな。以下に、個人的に「滾る」と感じる具体的なポイントを挙げてみる。

1. 小さな変化の積み重ね

最初は何ともなかったはずのヒロインが、少しずつ態度を変えていく描写

• 「視線をそらす」とか「返事が曖昧になる」とか、ほんの些細な違和感が積み重なっていくのがいい。

• 例えば、最初はきっぱり断っていたのに、いつの間にか相手冗談に笑ってしまうシーン。こういう「気づいたら地盤が崩れている」感じが最高。

2. 意識の揺らぎを言葉にする描写

ヒロイン自分の中で言い訳をし始める瞬間。

• 「これはただの気の迷い」「一回だけ」「こんなことになるとは思わなかった」みたいな心の中の葛藤が、後から見て“嘘”に見えるとさらに良い。

特に主人公に対して「何もないよ」と笑顔で嘘をつく描写。これが嘘だと分かった瞬間のゾクッとくる感覚が滾る。

3. 物理的な「痕跡

肉体的な関係が終わった後に、何か痕跡を残す描写が強烈。

• 髪の乱れ、ほのかに残る香水煙草匂い、肌の赤み。主人公が「何かがおかしい」と感じるきっかけになる。

特に好きなのは「見えない部分」。ヒロイン必死で隠しているけど、読者だけには分かるような微細なヒント。例えば、襟元に消し忘れたキスマークとか、口紅が少し乱れているとか。

4. 間男の余裕と挑発

相手の男が圧倒的に余裕を持っていると緊張感が増す。

ヒロインの前では優しく接しているけど、主人公に対してわざと軽く挑発するような態度を取る。例えば、「彼女、すごくいい香りするね」と何気なく言うとか。

• もしくは、主人公しかからない視線仕草で「俺が手を付けたぞ」と暗に伝える描写

5. 共有される秘密

ヒロイン間男の間だけで共有される秘密があると、背徳感が際立つ。

• 例えば、特定場所シチュエーションふたりだけの思い出がある描写主人公の前では普通の顔をしているけど、その場所に行った瞬間にふたり記憶がよみがえるような描写が刺さる。

• または、ふたりけが分かる暗号のような言葉仕草。「あのとき、こうだったよね」みたいな何気ないやり取りが、主人公を取り残していく感覚がたまらない。

6. ヒロインの態度が微妙に変わる

主人公に対しての態度が少しずつ変わっていく描写重要

• 会話中の間が長くなるとか、キスの回数が減るとか、肌に触れたときにどこか冷たさを感じるとか。明確に「裏切った」とは言えないけど、何か違和感がある感じ。

• 逆に、妙に優しくなるパターンも刺さる。「ごめんね」っていう罪悪感からか、いつも以上に気を遣ってくれる。けど、それが逆に苦しい。

7. 言葉での間接的な裏切り

行為のものを描くのではなく、セリフや会話で間接的に裏切り示唆する描写

• 例えば、主人公との会話で「友達相談たらこう言われた」と言いつつ、その「友達」が実は間男だったり。

• または、何気なく「この服、似合うって言われたんだ」と嬉しそうに話すんだけど、それが間男セリフだと後で分かるとか。

8. 遠回しな報告や証拠

行為のものを直接的に見せないけど、確信に迫るような描写

• 帰りが遅くなった理由主人公説明するけど、細部が曖昧だったり、説明が明らかに破綻している感じがいい。

• もしくは、携帯をちらっと見た瞬間、知らない名前からの短いメッセージが通知に出てるとか。

これらの細かい描写を積み重ねることで、読者や視聴者が「分かる人には分かる」緊張感を感じられるんだ。こういうディテール物語の深みを作るし、NTRコンテンツ醍醐味だと思う。

こいつ、本当に分かってるようなことを言ってるぞ……………………

2025-01-05

弱者男性強者女性復讐した話

 千切れかかった薄曇りの空の下、木造の古いアパートの部屋で、川端賢介(かわばた・けんすけ)は頭を抱えていた。狭い部屋の隅には紙くずが散らばり、机の上にはペットボトルカップ麺の空容器が乱雑に転がっている。アルバイトシフトを週に四回こなすだけでも精一杯で、残りの日は家に引きこもって何もしない。部屋のカーテンは閉め切られ、部屋の中はやや薄暗い。壁の向こうからは近所の子供が走り回る音や、誰かがテレビ大音量でつけている様子が聞こえてくる。その些細な音ですら、賢介には自分存在嘲笑する響きに思えてくる。

 かつては夢があった。大学に入った当初は、弁護士になりたいと思ったのだ。しか理想現実ギャップにすぐ打ちのめされ、受験勉強中途半端なまま途中退学。就職活動もうまく行かず、今のアルバイト暮らしをしている。自分が「社会落ちこぼれ」になってしまたことは認めざるを得ない。一方で、大学時代に同じサークル出会った女性がいる。彼女の名は比嘉優里子(ひが・ゆりこ)。彼女サークルの中でもリーダー存在で、いつも自信に満ち溢れ、まるで何でも手に入れることができるかのようなオーラを放っていた。

 優里子は、その明るい性格と優れたコミュニケーション能力武器に、大企業総合職入社し、今や順調にキャリアを積んでいるらしい。SNSを覗くと、華やかなパーティーに参加したり、出張海外を飛び回ったりしている写真がいくつも投稿されている。彼女の姿を見るたびに、賢介は胸の奥に黒い感情が渦巻くのを感じていた。「なんで俺ばかり……」という思いが、日に日に大きくなっていく。かつてサークルでほんの少し仲良くなった時期があったため、彼女成功が余計に妬ましく思えた。

 そんな折、ひょんなことから賢介は、SNS投稿された優里子写真を見て、あることを思い出した。大学2年の頃、サークル新人歓迎会二次会カラオケにみんなが行くときに、なぜか自分けが「ごめんね、席もう埋まっちゃったみたい」と断られたことがあった。当時は「仕方ないか」と思っていたが、あのとき中心になっていたのが優里子だった。後日、別のメンバーから「あのとき、優里子が“あの人いると空気が重くなるから外していい?”って言ってたよ」と、笑い話のように聞かされた。そのときは、ただ恥ずかしさと悔しさで頭が真っ白になり、「そうなんだ」と笑って流すしかなかった。その記憶が、今になって鮮明に蘇る。

 ――彼女は、陰で人を見下すようなタイプだ。

 ――人の心を踏みにじり、自分快楽や満足のためだけに周囲を利用している。

 ――だけど表面上は、誰にでも優しく礼儀正しく接する。だから多くの人が騙される。

 自分もその一人だったのかもしれない。無邪気に笑う彼女の姿が、いつの間にか脳裏で黒く塗り替えられていく。嫌悪感と羨望、そして劣等感が入り混じったやるせない感情。それが「復讐」という形で凝縮されていくまで、そう時間はかからなかった。

 その日もいつものようにアルバイトシフトを終え、コンビニで半額弁当缶チューハイを買って帰宅した賢介は、スマートフォンの画面に映る優里子SNSを眺めながらひとり考え込んでいた。

「どうやって復讐すればいい……?」

 彼女危害を加えるなど現実的には難しいし、そもそも暴力を振るう勇気すらない。だが、何らかの方法で“彼女から大切なものを奪う”ことができないか彼女に対して「仕返し」をする手段はないだろうか。

 そのとき、ある記事が目に入った。ある企業SNS炎上に関するニュースだった。社員プライベート発言が切り取られ、誹謗中傷が集中して、当事者退職に追い込まれたという事件SNSを使えば、世論簡単操作できる。もし優里子スキャンダルを世に広めることができれば……と、賢介は思いついた。

 しかし、彼女スキャンダルなど何も知らない。そもそも本当に「悪いこと」をしている保証もない。しかし、賢介にはひとつだけ心当たりがあった。大学3年の頃、仲の良かった友人から、あの優里子ゼミ教授不倫関係にあるらしいという噂を聞いたのだ。証拠もない、ただの噂話だった。だがもしそれを“事実”としてでっちあげることができたら……。

 その日は深夜まで、賢介はインターネット上での炎上事例やフェイクニュースSNS拡散手法などを徹底的に調べ上げた。何度も缶チューハイを口に運びながら、脳内で“彼女社会的に抹殺する”シナリオを組み立てていく。いつしか空が白み始め、鳥のさえずりが聞こえるころになってようやく、賢介は“準備”を整える決心をした。

 翌週、賢介はまず複数SNSアカウント作成した。男でも女でもない、あるいはビジネスマンを装ったり、女性OLを装ったり、学生を装ったりと、プロフィールを細かく設定した。次に、大学時代のサークルゼミの仲間をフォローし、タイムラインに溶け込めるように少しずつ発言を増やしていった。彼らがシェアしている記事に対してコメントを残したり、ニュース流行りのトピック無難意見を書き込んだり。

 一方で、別のSNSでは大学の裏アカウントを探し回った。そこには学生時代のうわさ話や、卒業後の同窓会の噂などが色々と書き込まれていた。優里子フルネーム検索すれば、過去に撮られた写真些細な情報が断片的に出てくる。その断片を拾い集め、賢介は少しずつ“フェイクの積み木”を組み上げていった。

 そしてタイミングを見計らって、複数アカウントから「あの優里子って、大学時代に教授不倫して単位もらってたって噂あったの知ってる?」と囁くように書き込み始めた。直接的な断定は避け、「らしいよ」「誰かが言ってた」「本当かは知らないけど」という曖昧言い回しで、火種をポツリポツリと落としていく。最初は誰も相手にしなかったが、何度か同じような書き込みが異なるアカウントから行われるうちに、少しずつ噂が広がり始めた。

 さらに、賢介は裏アカウントを使って、まるで「元ゼミ生」を名乗る人物が優里子教授の決定的な写真を持っているかのようにほのめかした。もちろん実際にはそんな写真など存在しない。しか曖昧文章で「以前、優里子さんが教授ふたりで深夜に研究室を出てきたところを見た」という“目撃情報”を投稿したり、他のアカウントから「そういえば卒業旅行キャンセルしてたのは、教授旅行に行ったとか?」とコメントをつけたりして、複数証言があるように見せかけるのだ。

 噂というのは恐ろしいもので、火種を絶やさない限り、どこかで燃え広がる。次第に、フォローの数が少ない裏アカウントでも、その書き込みを目にした人がリツイートスクリーンショット拡散していく。やがては大学OBOGグループにも届き、少しずつ「あの優秀な比嘉優里子が、実は……?」という疑惑が生まれていった。

 数週間後、賢介は満足感に浸りながら、アパートの部屋でSNSタイムラインを追っていた。匿名掲示板でも「比嘉優里子不倫単位を取った最低女」というスレッドが立ち、心ない言葉が書き連ねられている。その勢いはとどまるところを知らず、“噂が噂を呼ぶ”状態が加速していた。

「ざまあみろ……」

 内心でほくそ笑んだ。かつてパーティーでもSNS上でも脚光を浴びていた彼女が、今や不名誉な噂の的になっている。それは賢介にとって、大学時代に味わった屈辱を晴らすささやかな“仕返し”だった。優里子正義感あふれる投稿に、「説得力ゼロ」「偽善者」「自分のことは棚に上げて」などとコメントがつく様を見て、賢介は自分が強くなったような錯覚を覚える。

 しかし、いくら噂が拡散しても、実害がなければ彼女は痛くも痒くもないだろう。気の強い彼女なら、「そんなデマに動じないわ」と宣言し、むしろ毅然反論するかもしれない。実際、優里子SNSアカウントはしばらく更新が止まっていたが、新しい投稿が上がったときには、たくさんの応援コメントも寄せられていた。結局、噂に踊らされず彼女を信じるファンも多かったのだ。

「このままじゃ、まだ足りない……」

 賢介は次なる一手を考え始める。実害――たとえば、会社での信用や顧客との関係に亀裂が入るように仕向ければ、彼女キャリアは深刻な痛手を負うだろう。そこまでやるのかと自問しながらも、頭の中には「どうせやるなら徹底的に」という声が沸き上がっていた。

 それからというもの、賢介は優里子会社名を調べ上げ、その会社名前とともに「以前、不倫スキャンダルが噂されていた社員がいる」という書き込みを、ビジネスSNS就職活動系の掲示板に投下した。もちろん優里子名前は直接出さない。あくまで「ヒント」をばらまき、興味を持った人たちが「調べてみよう」と思うように誘導する。

 さらに巧妙なのは、賢介がわざと別の人物示唆するようなフェイ情報も織り交ぜたことだった。「〇〇商事女性社員でM・Hという人だ」など、デタラメ名前をいくつか挙げる。その後になって「あれは誤情報らしい。本当は比嘉優里子という社員」という流れを作ることで、最初にあった偽情報が訂正される形になり、逆に“本当の情報”だという信頼感を高めるのだ。

 噂はSNSからまとめサイトへ、まとめサイトから大手ニュース風の匿名ブログへと伝播していく。その過程で誇張や憶測が混ざり、いつの間にか「社内不倫で昇進している」「上層部を篭絡した悪女」などと書き立てられていた。もはや当初の大学教授との噂すら混線し、「彼女は昔から男を利用してのし上がってきた」という筋書きまで付け足されている。

 賢介はその様子を見届けながら、もはや半ば狂喜に近い感情を抱いていた。自分言葉が誰かを巻き込み、誰かがそれを信じ、さらに多くの人に伝えている。“弱者”だった自分が、こうして“強者”に打撃を与えられるという実感。それが彼の孤独な心を満たす唯一の悦びになっていた。

 やがて、SNS上では優里子を名指しする投稿が急激に増え始める。誹謗中傷コメントが飛び交い、会社にも問い合わせが相次ぐようになったらしい。それを示すように、優里子個人アカウントには「会社電話したけど?」「逃げんなよ」「暴露してやるからな」といった執拗メッセージが送りつけられていた。賢介は「ここまで来たか」と、どこか他人事のように画面を見つめる。

 するとある日、優里子SNSアカウントが非公開になった。続いて、彼女の友人たちが「優里子精神的に追い詰められてるらしい」「病院に行った方がいいかもしれない」と心配する投稿をしているのを発見した。ここで初めて、賢介は自分がやっていることの重大さを痛感した。もはや噂を広めるとかいレベルではなく、ひとりの人生破壊する行為に手を染めているのだ、と。

 しかし同時に、賢介の心の奥には「彼女が苦しんでいる」という事実への暗い快感が芽生えていた。「俺があの強気彼女を追い詰めているんだ」という優越感が、胸の中をぐつぐつと煮え立たせる。

 ――俺にだって、これくらいの力があるんだ。

 ――ずっと惨めだったけど、今は違う。俺の言葉ひとつで、あいつは奈落に落ちていくんだ。

 ある晩、賢介がいつものようにネットの反応をチェックしていると、見覚えのある名前を見つけた。大学時代に同じサークルだった友人・小峰だ。小峰はSNS上で「これはさすがに酷い。優里子に直接連絡を取って確認したけど、全部事実無根らしい。彼女名誉毀損で訴えることを検討している」とコメントしていた。

 名誉毀損――訴えられたらどうなるのだろうか。賢介の背筋に冷たいものが走る。自分がやってきたことは当然、罪に問われる可能性がある。しかし同時に、「誰がやったか特定できるはずがない」という妙な自信もあった。複数アカウントを使い分け、匿名投稿してきたのだ。しかも、あくまで「らしいよ」とか「噂だよ」と書いたにすぎない。そこまで簡単には追跡できないだろう、と。

 しかし、万が一ということもある。さらに、優里子法的手段に出るとなれば、彼女上司会社も本気で調査に乗り出すかもしれない。「疑わしきアカウント」に対して情報開示請求がなされれば、IPアドレスから身元が割り出されることもありうる。

 賢介は不安に駆られながらも、嘘だろう、そんなの上手くやり過ごせる――と自分に言い聞かせた。だが、なぜかスマートフォンを握る手が震えた。こんな気持ちは初めてだった。いつもならアルコール摂取すれば薄れる不安が、今回ばかりは煽られて大きくなるばかりだ。

 数日後、小峰から「久しぶりに話したいことがある」というメッセージが来た。学生時代はそこそこ仲が良かったが、卒業後はほとんど交流がなかった相手だ。どうやら、賢介が今どこで何をしているかは、小峰のほうも把握していないらしい。

 「このタイミングで俺に連絡してくるってことは、もしかして……」

 不安と警戒を抱えつつも、賢介は小峰の誘いに応じ、駅前喫茶店で会うことにした。平日の昼間だったため、人影はまばらだった。カフェの奥の席につき、ぎこちない様子で向かい合う二人。

 小峰は当初、大学時代の思い出話をするふりをしながら、少しずつ近況に話を移していった。どうやら彼は一般企業で働きながら、サークルOB会などを取りまとめる役をしているらしい。しばらく雑談が続いた後、小峰は急に真顔になって切り出した。

「優里子の件、知ってるか?」

「……ああ、SNSで色々言われてるみたいだな」

「正直、今までもちょっとした誹謗中傷なんかはあったけど、今回のはあまりにも悪質なんだ。で、優里子精神的に参ってる。裁判視野に入れて動き始めてるんだよ」

 そう言いながら、小峰はじっと賢介の目を見つめる。まるで「お前がやってることだろう?」と問い詰めるように。だが小峰はそれ以上は何も言わず、ただ「何か心当たりはないか?」と探るように続けた。

 賢介は動揺を抑えつつ、わざと素っ気なく答えた。

「いや、俺は知らないな。そもそも里子に昔からいい感情ないし、SNSほとんど見てないし……。そんな嫌がらせみたいなこと、わざわざやる動機もないよ」

 自分で言っていて、嘘臭さを感じた。しかし、小峰はそれ以上深追いしなかった。ただ、「そうか、もし知ってることがあったら教えてほしい。俺は、誤解や嘘で人が傷つくのは嫌だからさ」と言って、曖昧に微笑んだだけだった。

 小峰と別れたあと、賢介は駅前のコンコースをぶらぶらと歩きながら、頭の中で考えを巡らせる。小峰がわざわざ自分接触してきたのは、やはり“犯人”を探っているからではないかしかし決定的な証拠がなければ、自分を追及することはできないだろう。そう思う一方で、不安は拭えない。

「このまま、俺は逃げられるんだろうか……」

 後ろめたさと、復讐を達成するために奔走してきた興奮が入り混じり、心が不安定になっていく。

 結局、賢介はその夜からパソコンを開いても、優里子関連の情報収集や書き込みをする気が起きなかった。代わりにアルバイトを休んで酒量が増え、明け方まで起きては昼間に寝るという、ますます健康生活に陥っていく。何もかもが嫌になった。自分でも止められないままここまで来てしまったが、“復讐”という言葉は、もはや虚ろに響くだけだった。

 するとある日、いつもどおりアパートの狭い部屋にこもって缶ビールをあおっていると、スマートフォンが鳴った。画面には「小峰」の文字。嫌な予感がしたが、出ないわけにもいかない。

もしもし……」

「俺だ。突然で悪いんだけど、優里子入院した。心が限界だったらしい。……正直、原因を作った奴が許せない」

 小峰の声は怒りで震えていた。賢介は何も言えずに黙り込む。

「でな、俺はこのままじゃ黙ってられないと思うんだ。警察相談して、サイバー犯罪対策なんかも含めて捜査を依頼しようって話が出てる。会社も動いてるらしいから、情報開示請求なんかも時間問題だろう」

 脳がぐらぐら揺れるような感覚とともに、賢介は息が詰まりそうになった。ついに、もう逃げられなくなる。そう思った瞬間、彼は全身の力が抜けて床にへたり込んだ。

「……そうか」

 それだけ呟くと、小峰は最後に低い声で「もし、何か知ってるなら、今のうちにやめておけ」とだけ言って電話を切った。

 やめておけ――もう、やり続けること自体が無理だ。もはや罪悪感が勝っていて、賢介はこれ以上フェイクを撒くこともできなかった。だが、今さら何をどうすればいい? 彼女に直接謝って許しを乞う? そんなことをしても彼女ますます憎むだけだろう。

 翌朝、賢介は警察からではなく、思いがけない相手から連絡を受けた。なんと、優里子本人からメッセージだった。非公開になっていたSNSアカウントから、突然「直接会って話したい」という短文が送られてきたのである

「……どういうことだ……?」

 半信半疑のまま、賢介は指定された場所――大学近くの駅前カフェへ向かった。指定された時刻は夜の8時過ぎ。混雑する時間帯を外したのか、店内には数組の客しかいない。

 席に着いてしばらくすると、店の入口から見覚えのある女性が姿を現した。比嘉優里子――かつてのサークル仲間で、今や“噂”の被害者。その顔には明らかに疲労の色がにじみ、かつての凛とした雰囲気は薄れていた。

「……久しぶり」

 少しかすれた声で言う。賢介はどう反応すればいいかからず、黙って会釈した。二人がテーブルを挟んで向かい合う。彼女沈黙を破るようにゆっくりと口を開いた。

「私も気づいてた。あの噂、あなたがやってるんじゃないかって」

「……どうして」

大学とき、あまりしたことはなかったけど、あなたが私に抱いてた感情は分かってた。私のことをよく思ってなかったのは感じてた。今になって急にこんな悪質な噂が広がって、あのサークル関係の裏アカ書き込みを見ると、文章の癖とか表現が、なんとなくあなたに似てる気がして……。確信まではいかないけど、ね」

 賢介は言葉を失った。彼女がここまで鋭く察していたとは思わなかった。冷静に考えれば、自分しか知らないような細かいエピソードが混ざっていたのだから、勘づかれても不思議ではない。

「……申し訳ない」

 それ以外、言葉が出てこない。どんな理屈通用しない。ただ自分が虚勢を張り、彼女を傷つけようと目論んだ事実は消えないのだから

「一つ聞かせて欲しいの。どうしてここま

2025-01-04

人事部から言わせてもらうけど今やセクハラ加害者の大半は中年の女

いやマジで

中年男よりも中年女のほうがよっぽど問題

はっきり言ってコンプラ研修の例として出てくるセクハラ中年男なんて絶滅して久しい

口を酸っぱくして「こういうことすんな」「こういうことに配慮しろ」ってコンプラ研修で叩き込みまくってるから

一番危険なのは30代後半以降で係長課長くらいの役職についてるそこそこ古参中年

ちょうどいい例がTwitterに転がってたので引用したいと思う

今日、全男性が標準装備で米津玄師星野源インストールしてくれたら世の中ずいぶん良くなると主張したら、友人に「でも男性アスリートなど肉体的に強い人とかわかりやす権力の言うことしか聞かないんじゃないか米津玄師星野源凄さがわかるのは女性若い人だけかも」と言われて唸った

https://x.com/takowakatendon/status/1872639172227584478?t=O1VTOO1zs6iNaph9-QCVVw&s=19



まぁTwitterからまだしもこれをリアルで男の前で言ったらアウトなのはわかるよな?

一応わからない人のために解説しておくと

男性自己決定権蔑ろにして「〇〇みたいになればいいのに」などと本人の望まない役割押し付けるようなことを言う

・そうでない人もたくさんいるにも関わらず「男は〇〇についてわからない」「〇〇のすごさをわかっているのは女だけ」などと性別に対する偏見開陳している

等の観点で極めて問題のある発言となっている


で、Twitterならまだしも職場飲み会とかでこういうこと言う中年女がマジで多すぎる

令和の人間を舐めないほうがいいぞマジで

職場若い連中のコンプラ意識はそれこそ小学校の頃から叩き込まれた本物だから

単に不躾であるだけのくせに「私は親しみやすい女だ」「面倒見が良い女だ」等と自認する痛々しい中年女は本当に頼むからこちらの仕事を増やさないでほしい

中年セクハラ女の最大の問題点は「セクハラ女性けが被害に遭うものだ」といった意識内面化している点だ

連中はマジで自分の非を認めたがらない

俺が直々に指導したセクハラ女なんて言うに事欠いて「〇〇くんが不快に思ったのならそれは謝ります。でも私にそういう意図はありませんでしたし、周りもそのことはわかっているはずです」って加害者テンプレみたいな言い訳を言い放ったからな

「いやいやいや周りにいた後輩女性たちが通報してくれたおかげで〇〇くんに対するお前の悪事が露見したんですけどー?」って言ったら目に涙浮かべながら不貞腐れてやがった

多分世代的に強気で勝ち気じゃないと会社の中で身を立てられなかった人も多いのだろうが、だからといってセクハラは許されない

仕事始めの前に言っておく

中年はいま一度自分言動を振り返って自省してくれ

男側があまり通報しないだけでいまやセクハラ加害者の主要な層はお前ら中年女なんだから

2025-01-03

弱者男性ってどうして非モテ弱者女性馬鹿にしてくるの?

カフェでの悪夢

この前、一人でカフェに行ったの。

ちょっとおしゃれな感じのとこでせっかくの休日から自分にご褒美!って思ってね。

でもさ、そこで弱者男性集団に遭遇しちゃったんよ。

席に座ってる私を見て明らかにこっちを指差してヒソヒソ。

で、いきなり聞こえてきたんだよね。

「うわっブスじゃん」

キモーイ」

いや、こっちはただコーヒー飲みに来ただけなんですけど!?

周りの客も微妙空気になってたけど誰も助けてくれないのがリアル

悔しすぎてそのまま泣きながら帰ったわ。

弱者男性ナンパ集団

家に帰ってから友達にこの話したら驚きの事実が判明。

どうやらあの集団、女をとっかえひっかえして遊んでるナンパ集団らしいのよ。

自分より下」だと見なした相手には強気に出る、っていう典型的タイプ

私みたいなデブスの弱者女性には調子乗って暴言吐くくせに上には媚びるのが目に浮かぶわ。

再開

カフェにもう一度行きたかったけどやっぱり怖いか彼氏を連れてリベンジすることにした。

そしたら、またあの集団がいてさ、私を見た瞬間またニヤニヤしてたんだけど彼氏が隣にいるのに気づいた途端に態度が一変。

あいつら急に顔をそらしてビクビクし始めたの。

こっちをチラチラ見るだけで何も言わない。

いやいや、あんだけ「ブス」「キモい」とか言ってたくせに何このザマ? 笑ったわ。

弱者男性矛盾

今回の件でよくわかった。

弱者男性って非モテ弱者女性馬鹿にして自分を保ってるんだよね。

自分より下だと思った相手を見下すことでなんとかプライドを守ろうとしてる。

でも、それってめちゃくちゃ情けなくない?

男連れだと何も言えないとかほんとにヘタレすぎ。

彼氏がいなかったら何もできないのは悔しいけど、あいつらの小物っぷりを見たらもう怒る気も失せたわ。

結局、情けない奴ら

弱者男性に言いたいことがある。

「そんなに自分に自信ないなら、人を傷つけるのやめたら?」

非モテ弱者女性馬鹿にしても結局自分価値は上がらないよ。

ま、あいつらがこのメッセージ理解できるとも思えないけどね。

ほんとに情けない奴ら。

私のスペック

24歳、年収700万、貯金3000万、身長158cm、体重48kgのデブ

2024-12-29

キャシーウッドによる2030年ビットコイン価格予想

基本シナリオ 68万ドル

強気シナリオ 150万ドル

弱気シナリオ 26万ドル

 

2024年現在 9.5万ドル 1500万円

おれは8年くらい前から買い続けてちょうど1BTCを保持。

基本シナリオでも億万長者だ。

強気シナリオが来たらどうしよう。

夢が広がる。

2024-12-25

anond:20241225125527

ごめんそれは一般人からすれば誤差です

 

つかそんなん言い出すなら

「しつこく復縁迫ってきたのにいま邪険にするのどうなの?」

とかなんでも言えるじゃん

  

おめーらは一般人から大きく逸脱した感性の者同士で、

一般人からすればお前らの間の差異なんて無視できるレベルの誤差です

  

  

つーかな

愛想尽かされたのに未練がましく追いすがったと思えば

新しい相手が出来た途端強気になって別人みたいなこと言いだしたりするそれ

典型的な自立してない依存性の強い人間の特徴で

それはもう文字読んでるだけの他人からでもわかるぞ

 

元彼がどうこう考えるのも結構だけど

お前はまず自分性格というか人格というか根性的なもの

まだ若いうちに正しく認識して治していった方がよくねーか

 

今のままだと現彼氏とも同じルートを再演する未来が手に取るように見えるぞ

2024-12-22

anond:20241222125416

いや、確かにそれらはコストがかかるんだ

パン屋で働いてたけど、シュトーレン材料費が高いしバターに何度も漬けるから手間もかかる

パネトーネパンドーロは酵母で作ってるから高い

パンデピスは香辛料が多い

クリスマスから強気というのもあるけど、特別な日だから贅沢品を作って食べようということなんだ

ケーキとかと同じ扱いだよ

シュトーレンってなんか高くないか

パネトーネ → 発酵パウンドケーキみたいな立ち位置しかない癖にやたら高い

パンドーロ → チーズ蒸しパン代用すればよくないか?ってぐらい高い

パンデピス → 砂糖を振り忘れたシュトーレン

なんかもう全部高くないか

クリスマス価格強気すぎない?

2024-12-21

ブクマカIT弱者に対する傲慢

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.ktv.jp/news/articles/?id=16655

 

ブクマカIT弱者に対する傲慢さがひどい

地方だと高齢医師1人と看護師のチームでもたせていたりするところって結構あるからパソコン使えないなら医療世界から消え去れは、非現実的にして横暴だ

地域差別が横行するはてブなら、田舎は全部閉鎖しろくらいは言い出しそうな気もするが

  

はてなブックマークIT専門職ユーザーが多いのは昔からだが、IT関連のことになるとやたらと強気発言が多すぎる

自分専門性に対する思い上がりがひどく、他者専門性に対する敬意がなさすぎる

ITは数多ある専門性のほんの一部でしかないという認識が欠けている

  

マイナを推進すべきであるという立場に立つのであれば、こういう話はあらかじめ利害調整と妥協点の模索をすべきだったんだよ

自分絶対に正しいからそれに従え、で押し切れる話ではないんだよ

もちろん、そういった調整は個々の市民ではなく政治行政の役目なんだが、マイナを推進していた大臣がそれこそブクマカのように一点突破で押し切り利害調整ができないタイプだったからな……というのはまた別の話か

2024-12-19

石破は「別に俺が辞めてもいいんだぜ?次は高市だけどな!」って態度で強気に出ればいいと思う

2024-12-11

川重事案が燃えてる真っ最中に「防衛費増税するぜ!」が決まるの凄いな

圧倒的決断力を感じる。

石破自民党は強いな。

首相キョロ充だった頃にはこんな強気な動きは出来なかっただろう。

これが国家運営だ!

強いぞ自民党

増税文句があるなら大蔵省を叩いてないで野党にでも投票しろ

どうせ自民党が勝つけどなぁ!

2024-12-05

売り手市場なので応募側が要求強気なのは別に良いんだけどなんか勘違いしてるやつが多すぎて面接するの食傷気味

日面接した人は機械設計の応募できたんだけど、大学卒業後▲▲の設計を8年やってきました!って言うんだよね。

けど所詮▲▲じゃん。基本的な、鉄の種類や焼入・表面処理、自分が描いた部品を実際どのような機械でどのように製造するのか聞いても、それはまったく知らないと。新車でるたびに、すでにある過去の▲▲のモデルを▲▲で寸法変更して構造解析して対応してましたと

構造解析っていうけど、それって▲▲とか見てるだけで、解析ソフトに▲▲入れるだけやん。で弱いところのR面を増やしたりするだけ。R1R1.5にするとか。てことは君は8年R面を増やしたり減らしたらする仕事だけさせられてたの??どこの会社やねん!そんな酷いところはって聞いたら☓☓☓☓☓☓☓☓だと・・・

これねえ、すっごい罠なんよね。

この手の技術者派遣会社に知らんと新卒で入ると、こんん感じでなんの技術的成長も得られないまま時間だけ消費して転職するとき死ぬんだよね。

技術派遣会社っていうクソ企業新卒絶対入るな!と大学で教えるべきだわ

可愛そうだとは思うが、そんなもんで条件強気に出られたら、こいつは駄目だと思ってお祈りするしかない。

2024-12-04

なぜ韓国の尹大統領戒厳令なんか出しちゃったの?

みなさんこんばんは、通りすがりのキムです。

皆さんはあんなに日本と仲良くやってた韓国の尹大統領がなぜ昨夜突然戒厳令なんか出しちゃったのか気になりませんか?

気になりますよね?

気になるんですよ。

なので私が独断偏見主観憶測真偽不明出来事たっぷり混ぜて簡単説明させていただきます

〜前提知識

1. 戒厳令かいげんれい)ってなに?

簡単に言うと、国がヤバい状況にあると大統領判断したら軍隊を動員して令状なしで誰でも逮捕できるようにする命令です。

韓国過去に1度やらかして、そのまま軍事クーデターが起きて軍事政権になったことがあります

2. 尹(ユン大統領って誰?

2022年から韓国大統領やってる人です。

3. 韓国保守派進歩派ってなに?

保守派はいわゆる右翼基本的北朝鮮が嫌い。尹大統領はこれ。

進歩派左翼北朝鮮和解しようという立場

結論から言うと、任期満了前に大統領の座から降ろされろうになったからです。

そんなのヤだからね?戒厳令で無理やり任期伸ばしたいよね?

…まずは尹大統領の超適当プロフィール

選挙前〜

前大統領(文大統領)のやらかしによって、反対側の保守派党が人気。

党首は異例の30代若者

だが、若者党首は党内の元老からあんまり認められない雰囲気

そこで党首若者のままで大統領候補尹氏を出す案が浮上。尹氏正式大統領候補になる。

8浪もした苦労人イメージ最初はそんなに拒否感もなく、若者党首の人気を背負って選挙活動開始。

選挙期間〜

候補の生涯を調査してたら不審な点が次々と出てくる。

一番おかしいのはやはり妻の金氏。なんと金氏は過去に偉い人の相手専門の性接待屋(本人は否定)。

ロマンス詐欺起訴された金氏担当検事尹氏だったことで二人は出会う。

そしてなんとそのまま同棲結婚12歳差。

しかし本人たちはこれらを全否定詐欺の件も尹氏担当検事だったので当然揉み消し。

あとこの頃から尹氏は徐々に若者党首対立構図を作っていき、党内の元老を味方に若者党首立場排除していく。

そしてトドメとして若者党首性接待を受けた疑惑で党内から懲戒を受け党首資格剥奪される。

大統領選は大接戦だったが、相手側の候補もかなりのヤバいやつだったのでわずか0.73pt差で勝つ。

任期初期〜

ありとあらゆる疑惑の中当選された尹氏

しかしなんと任期2ヶ月で支持率が4割を切る。

これは支持率低下RTA速記録。

イテウォンハロウィン事件とき対応がかなり遅れて大批判され国民から好感度は地に落ちる。

執権後のイメージはまさにガキ大将わがまま他人の話を聞かず、プライドが高くて怠慢。

一助言を聞き入れるのはその鬼嫁と謎の占い師占い師が頻繁に大統領官邸に出入りするのが目撃されマスコミの注目対象に。

その正体はどう考えてもインチキなやべーやつ。

顔を見るだけでもわかる↓

Google で見てみよう

https://tinyurl.com/chungongaaa

任期中-後期〜

尹氏はその謎の外交政策でも異彩を放っていた。

強気な対北朝鮮政策中国ロシアには外交的無礼もやりたい放題。

韓国地政学的にいろいろ挟まれてるので外交はかなり重要なのに。

そしてなぜか日本にだけデレデレ。理由として考えられるのはその父が一橋大学出身日本留学派だったかららしい。

それにしてもデレデレすぎる。

そして尹氏やらかしは続き、以前から医大の定員拡大の議題はあったものの、尹氏はある日突然全国の大学医学部の定員を2000人増員しろ強気に主張。

コロナ後で医療人材不足が顕著なのは事実だったが、年間400人増やすかどうかの話がいきなり2000人になった。

しかし現役医者特に病院比較薄給で働く専門医たちは怒り狂ってストライキを敢行。

理由はいろいろあるけど、「足りなければいっぱい取ればいいじゃない」は医者の質の低下を意味するので、将来的にやばいことになるのは目に見えてる。

後日わかったことだがなぜよりによって2000人かと言うと、占い師名前がイチョンゴン(イチョン=二千)だからという説が有力…

かくして尹氏支持率は3割を切り、国会でも与党野党議席数で負ける事態に。

その腹いせに野党代表過去の罪を検察執拗調査させてめちゃくちゃ起訴しまくる。

少なくとも6件以上。まあ実際野党代表やばいやつなんだけどね。

〜そして戒厳令へ…〜

さすがに大統領暴走がやばすぎるので国会では弾劾訴追をゆっくりと準備し始める。

尹氏大統領職を降ろされそうになって戦々恐々とする中、国防部長官から戒厳令提言される。

大統領戒厳令出すかもよ」みたいな噂はあったらしいが、流石にバカバカしすぎて誰も信じない。

そして2024年11月、なんか【自主検閲】関連の暴力的デモソウル女子大で勃発し、

その背後でデモスポンサーやってた企業北朝鮮支持勢力だったことが判明し一大ニュースになる。

これは私の憶測かつ仮説だけど、多分おそらくこれをチャンスだと思った尹氏従北反国家勢力の剔抉(てっけつ)を大義名分に掲げて

12月3日夜中に突然対国民談話演説を開始、その場で戒厳令を宣布する。目的は反対派の野党議員を無条件逮捕して弾劾訴追を無理やりやめさせること。

なんか一応軍側のトップ層にも賛同はいたみたいで軍と警察が動き始めるが、

意味不明すぎて下っ端のみんなは正直やる気なし。そして国会議員たちが夜中に国会議事堂にかけつけて窓から侵入し、

戒厳令の解除にその場の190人全員一致で賛成し、戒厳令は3時間弱で終わる。

そして今日12月4日に国会からスピードで弾劾訴追案が上程されることになる。

これにて44年ぶり2回目の韓国戒厳令騒ぎは終わった。

ちなみに弾劾訴追(だんがいそつい)はそう滅多に見れるものじゃないので皆さんも調べてみてください。

韓国現在弾劾訴追の世界記録保持中です!

やったね。

2024-12-02

anond:20241202111223

やってることは不動産仕入れと変わらんね

ただ、不動産仕入れがここまで強気で行けるのも、難あり物件だけで、難あり物件を売るのも意外と難しいので、うまくはいかないんだが…

2024-12-01

最近の子は……

とか、まだ言われる立場のほうが多いくらいのヒヨっ子だけど。それにしても、最近の子も親も「打たれ弱い」のが増えたよね。揉まれ慣れてない、のほうが近いかも。

たとえば、ある子が「学校ドレスを着ていきたい!」と言い出すとする。

自分世代感覚だとまず親が「なに馬鹿なこと言ってんの?」と一蹴して終わり。ここで放任タイプの親が口を出さずに放っておき、本当にドレス着て来た子どもがいたとして、学校で「それは学習に適さな服装だ」と指導されて終わり。

それが今だとどうなるか?

まず親が「あなたドレスが着たいのね!プリンセス大好きだもんね」と受け止めて、そのまま送り出す。個性尊重といえば聞こえはいいけど、自分の子嫌われる勇気のない親・子どもわがままに付き合う余裕がなく楽な選択肢流れる親が多い。

百歩譲って、親子2人で信念をもって「ドレス登校」を突き通せるのならアリかもしれない。

でも、実際ドレス学校に来て先生から指導されたり、友達から「なんでお前ドレス着てるの?変じゃね?」と言われたりするのに耐えられない。親も子も。

そうなると「人格否定されるような指導をされた」「悪口を言われて学校行きたくないと言っている。いじめた子と親に指導して謝罪させろ」になる。被害者というカードを手に入れると、途端に強気になる。

つらい思いをする人は少ないほうがいい。個性尊重されたほうがいい。正しく素晴らしい意見なのは分かるよ。

でも、現実問題として社会はそれなりに厳しいし、大抵の場合個性が尖りすぎていない人間のほうが生きやすいじゃん。

学校にあるいわゆる謎ルールって、大人ちょっと考えれば理由が察せられるものばかりだよ。

ほとんどの子どもは、凡人の域を出ないまま普通大人として社会人になる。そのときに困らないために、できるだけ多くの子をいっぺんに教育するために必要ルールばかりだよ。

子供意志尊重して寄り添うことだけが、その子のためになるのか。お願いだから考えてほしい。

ドレス着て自己表現はできても、学校で1日過ごせば多少汚れることもあるし、着たまま走ってジャージ着た子に負けることもあるよ。せめてそれはわかった上でやってくれ。

ちなみにこの「ドレス」は、もちろんLGBT障害ではないよ。現場はこういうのにはかなり真摯に向き合ってるからね。「校則禁止されている匂い付き消しゴム」とか「見れば羨ましがる子がたくさんいるレアで高価なキーホルダー」とか「安全帽もろくに被れない派手な髪型」とかが近いかな……

この手の対応が一番の疲弊な気がする。もう疲れちゃったよ

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん