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はてなキーワード: 祈りとは

2024-12-12

anond:20241212105311

あ、なりたいとかなりたくないとか、本人の意思関係ないっすw

祀って祈れば神なので・・・ねw

国籍なんかも祈りの前ではどうでもええのよ。

海外在住イスラームメッカの方角むいて祈るのと一緒w

地球が球体なのにどこ向いとんねん!」とか無粋やろ?

国籍がどうのこうのは無粋。

2024-12-08

anond:20241208192656

監視自体セキュリティポリシーなり管理規定なりで決められていることでは?

見られて困るようなやりとりを会社備品でやるなよ・・・と思うけど。

ブリリアントジャークが出てってくれて会社としては願ったりかなったりかもねぇ

益々のご活躍をお祈りしまーす🙏

社員チャットを覗き見る情報システム部門

うちの会社情報システム部門の人が社員チャット履歴管理者権限を使って見てるって聞いた…

来年転職することが決まってるからこの投稿URLチャットに残しておこうと思う、見てくれると嬉しいな☺️

自分も同じく情報システム部門に在籍してるんだけど、ガチだったらさすがにキモい

でも暇なとき社員パソコンの画面を遠隔で覗き見してる同僚がいるし部署雰囲気的に平気でやりそう

そんなことする暇があるなら仕事してくれよ、そんなのを上司が許してるから真面目に働いてる側は辞めたくなるんだよ

でも社会人ごっこしてるエリート様方には分からんよなぁ

上場してる会社から入社前はしっかりしてると思ったけどそんなことはなかった

社員チャットを覗き見るような会社であれば来年に控えてる転職が間違いではなかったと自信を持って言える(年収休日福利厚生のすべてが今の会社より圧倒的に上です😇)

誰とは言わないけど在籍中にキモいって思ったことの一部を記載しておくので、よかったらみんなで共有して答え合わせしてみてください

独身の人が結婚してる同僚の家に入りびたる(行く側も受け入れる側も生きてる世界が違うなって思いました)

・誰もやりたがらない仕事を気に入らない部下に押し付けお気に入りの部下を囲う(然るべき人にこの状況を伝えたので良くなることを祈ります

・他部署特定の人と仲良くして同僚を排斥する(普段は飄々としてるけど裏でやってることが女々しすぎてキモいって思ってました)

自分も薄毛なのに他人のことをハゲ呼ばわりしてネタにする(毎回心の中でお前もだよって思ってました)

いかなる仕事も好みでなければ断る(体型で分かるけど甘やかされて育ってきたんだろうなって思ってました)

会議中に寝る(寝てるくせにふだん何気ないところで意見が合わないと偉そうなことを言ってまくし立ててくる精神理解することができませんでした)

減益が続いて苦しい状況かと思いますが、益々の発展をお祈りしまーす🙏

片山まさゆき作品感想(オバカミーコ)

打姫オバカミーコ、猟子が2索をツモって優勝する所

※猟子があがれるのは2索だけなのだが、4枚中3枚がドラとして出てきてしまい、

あと1枚しか無ぇのかよ!?!と絶望の淵に立たされながら

ただお祈りするしかない状況で最後のツモを迎えると

そこには2索がいた…というシーン

→2索とそれを持ってる猟子の指だけの大ゴマ(1頁全面)の衝撃がすごい。

背景は白だし引いたのは2索だしで絵面としては相当シンプル

なんでこんなコマ感情を揺すられてるんだと考えると

そのコマに至るまでの助走(盛り上げ)がすごいことに気づいた。

フィクションから

どんな奇跡的な出来事もつくりあげられた展開に過ぎず

追い詰められて追い詰められてもうこれは本当に無理だろという状況に陥って、しか最後に逆転というのも

言ってしまえばそういうふうに書かれた話だからというだけのことに過ぎない、

しかしそういった嘘臭さや、都合のよさを感じさせない

23歳男オタクvs結婚強迫

結論

結婚ができる気がしない」一方で、「結婚し」なければならないという強迫観念がある。

なるほど「気の合う人間生計を共にすることによって得られる利益享受(共有)」するのは幸せことなのだろう。少なくとも周囲の大人たちはその信念を奉じて生きてきたようであって、同時に、幸せな家庭人生活を送っているようにも見える。

一方で、私は「結婚ができる気がしない」。先述の通り「結婚し」なければならない、という観念があって、かつ、「気の合う人間生計を共にすること」に対し何らの疑念を持たないにもかかわらず、である。私は夫としても、あるいは父としても、その適格性を著しく欠くように思われる。

どうしてこの結論になったのか、振り返ってみる。

スペック

23歳・早慶政経法のどっか・4年(浪人した)

実家:都外。奥多摩山中やどこぞの島よりは皇居に近い。

上っつら:少なくとも面と向かって悪し様に言われたことはない。中学生と比べると大きく、高校球児の中なら目立たず、プロ野球選手に混じれば小さく見える(はずだ)。人並みには気を遣っているつもりでいる。

私には2つの強迫観念がある。そのうちの1つは「結婚しなければならない」というものだ。もう片方についてはあえて述べない。

かかる珍妙にして時代遅れ時代錯誤と言うべきだろうか?)の価値観を、いつから我が身のものとしてしまったのか、詳細な事情記憶していない。ただ、誰かの「家を継げ」とか「孫の顔を見せろ」という種の明確な言葉あってのことではなかったことだけは、はっきりと断言できる。他者からの影響が思い当たらない、本能的に自然発生したと説明するほかない感情からこそ、我ながら奇妙だと余計に思う。ともあれ、私が「結婚しなければならない」という価値観に囚われていることだけは確かだ。

結婚の前提条件を思い切り単純化するとして、最低限パートナー愛情喚起する資質を有すること、とした場合、幸いにもその適格性はあると考えられる。何度か愛されたことがあるからだ。それが私の外形的諸条件に起因したものだったのか、はたまた精神領域と関連するものだったのかは今となっては知る由もない。もっとも、その辺の機序はよく分からないし、検討する実益にも乏しいように思われるから、詳細には立ち入らない(拒絶されたこともある。少なくとも愛されたことの同数はある。こちらの方が問題としてはるかに重大だと思う)。

あるいは大前提として、そもそも私は他人たる異性を心から愛すことができるのか、という根源的な問題も考えうる-イエスだ。中学校高校(・予備校)・大学と、それぞれの段階で心から愛した/希求した女性は、少なくとも一人ずつは存在した。逆に言うと、何人もの異性とすれ違う中で、(性的昂奮は別として)特別な心情を惹起するに至った人々は、極めて少数しか存在しなかった。

結婚に対して、心理的阻害要因存在しない-少なくとも大きな問題はないはずだ。むしろ結婚しなければならない」というくびきに囚われているのだから、前のめりでさえあるべきだ。にもかかわらず、私は「結婚できる気がしない」。

長くなりすぎた。問題本質を簡潔に述べる。「結婚できる」と思える人に巡り会えない。

私の愛情の抱き方は、一目惚れに近いものがあると思われる。顔がどうとか精神性がどうとかではなくて、いつの間にか好きになって、彼女(たち)の自慢のアピールポイントや隠したい欠陥といった具体的な要素には一切立ち入ることなく、総体として「好きになって」しまう。このことは、私が好きに"なりうる"人々を類型化することを非常に困難にしている。酸いも甘いもというと身も蓋もない言い方だが、彼女のどこに惹かれて好きになったという具体的な点の説明ができない以上、共通点見出してその特質を有する人々を探す、ということのしようがない。慣用句的に言うなら「恋は盲目」ということなのだろうか。

逆に、「総体として」好きにならない女性存在する。むしろ「好きになった」人々が極々僅かな例外にすぎないのであって、今まで出会ってきた何千何万という人々のほぼ全てはこちらにカテゴライズされる。この「好きにならない」人々の中にも、もちろん友人(であると信じたい)は何人か存在するし、有り難いことに好意を抱いてくれた人もいる。私が「好きになった」人々と何らかの点で似通っている人もいた。しかし、私はこの範疇の人々に親愛以上の心情を抱くことができなかった。提供できる親切は、親しき友人としてのものが上限だった。否、それすら私の怠惰ゆえに、とんでもなく低いレベルのものにすぎなかったとも思う。

「愛することができる」人を探すために、アトランダム努力はそれなりに重ねたつもりだ。他学部開講の講義に片っ端から出てみる。同年代の異性が多いバイトを探す。時には友人に紹介を頼んだこともあった。マッチングアプリだってした。並行して2、30人の知らない異性とパラレルに知り合うある意味刺激的な生活を3ヶ月ほど続けた-何人かの「友人」と知り合っただけに終わった。いいねの数が身長を優に越してしまったあたりで、少なくともパートナー探しではない別の作業になってしまった気がして、やめてしまった。

これから先の人生で、心から愛することができる女性に巡り合える気がしない。おそらく巡り会えないのだろう。仮にいるとしても、既に「売り切れている」可能性すらある。私はもう23なのだ!私は恋愛市場上のまさに完全な敗者として、20代前半の若者が集まる場所としては日本で最も大きな部類に入る学舎を去ることになる。偏差値市場上の敗者として押し込められて、恋愛市場上の敗者にして立派なインセルとして出荷される。

結婚自体可能ではあるのだろう。「結婚しなければならない」という心情へのアンサーとしては、最も安直だが直裁な解決策でもある。私一人で家庭全体を食べさせることができるかどうかは別として、その大部分を担うことに対しては、現実として可能であろうし、別段おかしなこととも思わない。

ただ、私は、結婚生活しろ親としての生活しろ、その本質の一側面は自由の縮小であると強く信ずる。期待や喜びの総量をはるかに上回る失望と失敗の連続であろうと確信している。いざ焼かれる時にどう思っているかは別として、存命中常に家族とやらに関する何らかの心配をし続けていることだけは確かで、幸せな家庭生活というものが仮にあるとしたら、それは常駐する100の心配事と同時に0.01の安寧を自覚できるかそうでないか、という程度の話でしかないのだろう。

そのとめどない苦難の道程を、愛することのできない人と共に歩いて行けるのだろうか?より直接に言う。「妥協できるのだろうか?」決して少なくはない人々が「できる」ことは知っている。それどころかたった100年前、それこそがセオリーだったことも知っている。ただ、私は「できる」とは思えない。途中で投げ出してしまうという確信がある。親しき友人としての親切が上限で、それを超える困難と直面したら、逃げ出す。「結婚しなければならない」という私のエゴと人としての欠陥ゆえに、罪のない他人のことをこれ以上不幸にしたくない。

諸先輩方はどのように折り合いをつけたのだろうか。「後から好きになる」ようなことがあったのだろうか。「子供が生まれたら変わる」のだろうか。はたまた「みんな結婚してるから、流れに合わせてそれっぽく振る舞ってるだけで、相手特別感情はなかったし、何なら今は少し幸せに感じることだってあるよ」というのが真実なのだろうか。もしそうなら、どれほどよいのだろう。

鬱屈とした諦観けがある。"愛することすらできずに"家庭を放り出し、エゴのために他人を有形無形に傷つけたクズ烙印を押されるよりは、生涯部屋のアガベサボテンどもと共に、好きな音楽映画世界観だけに閉じこもって、屈折した強迫観念を胸に秘めたまま朽ち果てて死んだ方がマシだ。最大多数の最大幸福希求するなら、それが社会的に最善でもあろう。闘争領域本来、縮小されるべきなのだ

泣き言を書き散らし、日記とすることで、何らかの整理がついたように思う。この乱文を書く直接の動機となった、『22歳女オタクvs結婚願望』 https://anond.hatelabo.jp/20241207175805 の筆者が良きパートナーとなりうる人と巡り会えることを切に祈り貴女可能だと思う。私はそう確信するし、本心からそう願っている)、終いとする。

2024-12-05

anond:20241205113530

タワマンうんこ漏らしたら絶対に誰にも会いませんようにってお祈りエレベーターするしかないやん…

売り手市場なので応募側が要求強気なのは別に良いんだけどなんか勘違いしてるやつが多すぎて面接するの食傷気味

日面接した人は機械設計の応募できたんだけど、大学卒業後▲▲の設計を8年やってきました!って言うんだよね。

けど所詮▲▲じゃん。基本的な、鉄の種類や焼入・表面処理、自分が描いた部品を実際どのような機械でどのように製造するのか聞いても、それはまったく知らないと。新車でるたびに、すでにある過去の▲▲のモデルを▲▲で寸法変更して構造解析して対応してましたと

構造解析っていうけど、それって▲▲とか見てるだけで、解析ソフトに▲▲入れるだけやん。で弱いところのR面を増やしたりするだけ。R1R1.5にするとか。てことは君は8年R面を増やしたり減らしたらする仕事だけさせられてたの??どこの会社やねん!そんな酷いところはって聞いたら☓☓☓☓☓☓☓☓だと・・・

これねえ、すっごい罠なんよね。

この手の技術者派遣会社に知らんと新卒で入ると、こんん感じでなんの技術的成長も得られないまま時間だけ消費して転職するとき死ぬんだよね。

技術派遣会社っていうクソ企業新卒絶対入るな!と大学で教えるべきだわ

可愛そうだとは思うが、そんなもんで条件強気に出られたら、こいつは駄目だと思ってお祈りするしかない。

2024-12-02

anond:20241202095619

八村塁のような身長2m・体重100キロ超のアフリカ日本人選手身長170cm台のアジア系日本人選手試合接触して、不幸にもアジア系日本人選手が半身不随になったとしても、

スポーツにこういう事故は付き物だね。障害を負った選手が十分なサポートを受けられることをお祈りいたします」

と同情するのと同じ程度に、トランス女性選手シス女性選手接触で半身不随の事故が起きても同情するよ。逆に言うと、それ以上の感情は何も無い。

「だからアフリカ選手アジア系日本人選手接触のあるスポーツをやるのは危険なんだ。アフリカ選手日本国籍があったとしてもアジア系日本人選手と一緒に試合をするのを禁止しろ!」

などと言い出す者がいたら、人間のクズ差別主義者として軽蔑して徹底的に批判する。トランス女性女子スポーツから排除を言い出す差別主義者に対するのと同じようにね。

麻酔科から見る最近産科関連ニュースについて

2024/12/3追記

コメントで厳しい指摘のある通り、つがる病院の件は裁判を経た賠償ではなく、「産科医療保障制度原因分析委員会や県外の複数産婦人科専門医意見等を踏まえ」て病院責任を認めて賠償金を支払ったものだった。

また、事態の詳細記事を寄せてくれた増田もいた。ありがたい限り。

以下の本文は自戒を込めて元記事のままにしておくので、該当部分は「コイツ日本語読めてねーわ」と思って読んでほしい。

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2024年11月だけで、産科とりまく嬉しくないニュースが続いてしまった。

双子出産時に医療事故・第2子に重い脳性まひ 「つがる総合病院」が責任を認め患者家族損害賠償金約9100万円を支払いへ 青森県

https://news.yahoo.co.jp/articles/2632e03d1c188d54560b78feb4a26de359d2c6f0?source=sns&dv=pc&mid=other&date=20241128&ctg=loc&bt=tw_up

検討会で弁護士暴論「産科医は医療安全に前のめり」

https://reiwa-kawaraban.com/politics/20241116/

市中病院で、帝王切開という形で産科医療に関与する麻酔科医の目線から上記ニュースを考えてみる。

【前提】

まず話の根底として、妊娠から出産過程で低確率ながら母子の死亡が起こりえる。

厚労省データ(https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001118039.pdf)によれば妊産婦の死亡事例は減少傾向にありつつも、令和3年で2.5/100000出産例とされる。(死亡の原因は様々だが、こちらのスライド(https://www.jaog.or.jp/wp/wp-content/uploads/2021/12/20211208_2.pdf)によると、「産科危機出血」「脳出血」「羊水塞栓」で半分近くを占める)

平成12年には6.3であったというから、およそ20年で半減してきている計算で、これは原因の究明や対応できる組織構築を行った医療従事者や、薬剤や機材の開発・流通を整備する関連企業不断努力の賜物に違いない。

日進月歩医学的取り組みをしてなお死亡率をゼロにできないもの妊娠出産である、という点がまず客観的事実として存在する。

そうした妊産婦死亡を防ぐ手段の1つに帝王切開がある。

経腟分娩でなく帝王切開選択する理由について信頼できる統計データネット上には見つけられなかったが、職務で見てきた中では「双子」「胎盤位置異常」「前回が帝王切開=今回の分娩がハイリスク」「合併症(妊娠血圧など)予防のためやむをえず」といった背景が多い。

胎盤位置異常や帝王切開歴などは妊婦検診の過程で分かることであり、予め調整して計画的帝王切開をすることで上記出血などによる死亡例を防ぐことができる。

問題は、全ての帝王切開が予定通りには進まないということだ。

予定帝王切開の日程を定めていたとしても、まったく予期せぬタイミング(予定の数週間前など)で破水したり陣痛が始まってしまうことは日常茶飯であるし、経腟分娩で予定されていたお産が胎児心拍低下などで緊急に帝王切開となる事態もよくある。帝王切開ではないが、経腟分娩を終えたもの出血が止まらないため緊急手術になる事例も時折ある。

短く纏めるなら「妊産婦死亡を防ぐには帝王切開がどうしても必要場合があり、そしてそれは緊急に起こりえる」となる。

現場実態

では、緊急帝王切開が決まったとして、手術はどのように進むのだろうか。

緊急という言葉から一分一秒を争う事態想像するかもしれないが、実は事情に応じてどの程度待てるか段階分けされている。

施設によって呼び方規定時間はある程度幅があるものの、こちらの資料(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsca/42/1/42_57/_pdf/-char/ja)に示されるものが一つの指標になるだろう。

日中に娩出すれば問題ないものは大きなトラブルになることはまずなく(見たことがない)、1-2時間以内に子供を出したいとなると手術室は忙しくなってくる。

そして、我々麻酔科医にとって最も恐ろしいものが、超緊急帝王切開、いわゆるGradeAの宣言だ。

資料中にもあるように、GradeAでは可及的速やかに胎児を出す必要があり、以前所属していた施設では「宣言から30分以内」を目標としていた。この30分という数字をどう受け取るかは人によって様々であろうが、手術室の動きと所要時間から考えてみたい。

帝王切開全身麻酔で行う場合、手術室看護師必要な器械(メス、各種鉗子、血液吸引機などなど)を準備し、麻酔科麻酔器のセットアップや薬剤・器具の準備を大急ぎで進めていく。

麻酔器のセットアップを全くゼロから行う場合は、機種にもよるが10分近く時間をとられる。どんなに短くても3-5分という印象だ。

また、使用する薬剤の種類は通常の全身麻酔とあまり変わらないものの、一部の薬剤は鍵付きの金庫で保管されているため、鍵の持ち主である看護師に持ってきてもらう必要があるのだが、看護師も器械の準備に全力を注いでいるのですぐにとはいかない。

全ての薬剤を準備するのに(鍵を無視しても)最速でも2-3分。人工呼吸のための気管挿管デバイスを準備するのにもう1-2分。麻酔器のセットアップと並行で行えるので単純に足し算ではないが、これに移動時間、各所へ電話連絡の時間、薬剤と道具をかき集める時間を加味すると、連絡を受けて10分後に独力で全ての準備を整えられるかは分の悪い勝負になりがちだ。

マンパワーがあれば多少改善するものの、夜間や休日であれば人員は最低限に留められているため、素早いヘルプも期待できない。

大抵の場合産科医も連絡をしてきた時点で手術室へ患者と向かっているので、慌てて手術室へ飛び込んだら患者が先に入室していた、ということも珍しくない。

全ての道具の準備を整え、産科医は滅菌ガウン手袋を装着し(これにも1-2分はかかる)、全身麻酔をかけると同時に執刀を初めて数分後に胎児を体外へ出す。

言葉だけ並べると案外間に合いそうに見えるが、必要検査結果を最低限確認したり、患者を手術台へ移動したりと無数の手順が間に挟まることで時間はどんどん圧迫され、時間が経過するごとに胎児(と場合によっては母体)の生命は目の前で消えようとしていく。

今まさに苦しむ母体と、見えないところで死に向かっていく胎児を目の前にして、正確に、安全に、迅速に全ての手順を協同して進めていく緊張感が伝わるだろうか。

そして上記描写は、近隣でも有数の規模の病院で、スタッフ経験値と各種対策が練り上げられた環境のものである比較的規模の小さい病院では経験値マニュアルも整備されておらず、これより時間がかかってしまうだろうことは想像に難くない。

記事の内容について】

こういった現状を踏まえた上で双子判決についての記事を読むと>> 10分以内に新生児を取り上げる超緊急帝王切開体制が取られておらず、重大な障がいに至ったなどとする判断を受けました <<とある

当時のつがる総合病院体制がどのようなもので、どこまで準備できた時点から計測された制限時間かは調べた範囲で詳細不明であったが、全くゼロから始めたとすればまず不可能時間であるし、ある程度準備が出来た状態(麻酔器はセットアップされていたなど)からでも厳しいだろう。

実際に病院側の落ち度があった可能性も無論あるが、ベストを尽くしても達成しうるかからない「10分以内」という数字をどこからか持ち出してきて賠償を命じられるというのは、あまり理不尽に感じられる。

10分以内に取り上げられたら後遺症を防げたか、あるいは程度が軽く済んだ可能性はもちろんあるが、それが現実に達成不可能数値目標だとしたら、処罰理由として据えられてはたまったものではない。

この記事から読み取れる法律サイドのスタンスは、「もっと安全対策をとるべきであった」とできるだろう。それが現実的なものかはさておいて。

翻ってもう一つの記事である

これは厚生労働省保険局での話し合いであり、その結論の着地点は広い範囲に影響することが予想される。

産科医療保険適用にした場合問題点はそれだけで独立した論点になってしまうため割愛するが、記事フォーカスしている井上弁護士発言は以下である

>> バランスを見ます産科医療安全にかなり前のめっていすぎるというふうに私自身は判断しまして(中略)結果が異常である可能性があるということで水準を簡単に上げすぎるために、産科世界バランスが他の診療科に比べて崩れているのではないかと(中略)医療安全、悪く言えば原理主義的になりすぎないように、ということを是非ご注意いただく <<

この発言に対して亀井氏が即座に怒りを感じさせるコメントを出しているが、むべなるかなと言わざるをえない。

関係各所が不断努力を続けていても妊産婦死亡はゼロではなく、突然で理不尽な不幸に見舞われたご家族の悲哀を想像するだに辛い気持ちになる。

にも関わらず、どれだけ真摯に取り組んでも、双子の事例にもあるように時として理不尽な法的判断を下されうるのが現状の産科医療実態だ。

無論この井上弁護士見解法曹会の総意でないことは理解しているし、記事執筆者がやはり弁護士非難的な論調であることからも間違いない。

とはいえ一部の弁護士(そしてそれ以外の人々)に、「産科医療医療安全コストをかけすぎではないか」という見解を持っている人が相応にいるだろうことが推測される。

【両記事共通点

双子記事厚労省記事は、個別に見るとかたや「医療安全をより追及せよ」であり、かたや「医療安全コストを割きすぎではないか」という真逆要求をつきつけている。

どうしろというのだ、という困惑から一歩引いて、何故このように食い違う見解が同一の業界から出てしまうのかを考えてみると、「妊娠出産に対するリスクの軽視または無理解」が両者の根底にあるのではないか個人的に考える。(業界が同じなだけで個人思想が違うだけだろうという結論は一旦置く)

出産安全に済むものから」という補助線を引くと、「(安全に済むものからその水準を当然満たすべく)医療安全をより追及せよ」「(安全に済むものからそんなにコストをかけなくても良いはずで)医療安全コストを割きすぎではないか」というように、一見相反する見解が綺麗にまとまる。

記事の冒頭に掲げた前提の「日進月歩医学的取り組みをしてなお死亡率をゼロにできないもの妊娠出産である」という事実が、過小評価されているかよく理解されていないことに原因があるのではないか、と考える次第である

これはある意味仕方のないことで、実際に超緊急帝王切開に直接関わる産科医・麻酔科医・看護師でもなければ医療職であってもそのリアリティにはピンとこないはずなので、一概に無理解批判することはナンセンスだ。

数字として見るデータ客観的事実として揺るがないとしても、起きてしまった不幸とそれを防ぐための緊張感は、両方を目の当たりにして初めてリアル根拠としてデータを活かす。

改善策としては実際の現場映像と音声で記録して周知と理解を促す手段も思いつくが、倫理的問題マンパワー的な問題が立ちはだかる。この点は医療サイドで働きかける余地があるだろう。

【今後の影響に対する推測】

産科医療における有名な出来事としては2006年の大野病院事件があり、そのあらましと影響についてはこれまで散々議論されているので割愛する。

最終的に産科医は無罪を勝ち取ったものの、福島県内における産科医療への影響として、事件前後産科医が減少したという分析がある。(https://keizemi-keio.info//wp-content/uploads/2017/01/bessyo_mitaron.pdf)

産婦人科医会の調査(https://www.jaog.or.jp/wp/wp-content/uploads/2023/02/48dc1841822ac2ca56d3d7ee4b107c28.pdf)では総数としての産科医は2006年から2022年にかけて19%増えているとあるが、厚労省データ(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/ishi/22/dl/R04_1gaikyo.pdf)から算出した同期間についての総医師数の伸び率が23%であることを合わせると、新たに産科医を志望する割合は減少していることが見て取れる。

産婦人科医会の資料中には産婦人科施設の推移も載っているが、婦人科病院が微増するもの一般病院診療所が明らかに減っていることが分かる。

ハイリスク妊娠出産を高次機能病院対応するために人員を集約することは理にかなっているものの、妊婦にとって移動はかなりの労力を伴うことから、集約によって移動距離が長くなることは身体的にも経済的にも負担が増す。

この推移に大野病院事件がどの程度影響したか評価が難しいが、無関係でないことは明らかだ。

そういった過去の事例があった上に今回のような事例が積み重なると、施設の減少と人員相対的な不足傾向が加速するリスクがある。

施設の減少は患者にとって負担であるし、人員の不足はスタッフ疲弊患者リスクを招く。

件のつがる総合病院事態が起きたのは2017年ということだが、2024年現在施設としては第二次救急医療機関指定を受けており、日本産科婦人科学会専門医制度専攻医指導施設としての教育施設指定を受けている(https://www.tsgren.jp/tsugaru-general-hospital/hospital/situation.html)ことから、緊急帝王切開を含む産科医療を行っているものと推察される。

産科医療資源の集約を考えた際に集約される側ということになるが、その医療水準を支えるスタッフHPによると産婦人科3名と麻酔科2名のみだ。

始めに述べた通り、帝王切開は通常の分娩でも突然発生しうるし、それは夜間も休日関係が無い。

当番制でシフトを回すと考えても、麻酔科は2日に1回は夜間呼び出しに備える必要があるし、産婦人科も1人で手術はできないので同程度以上の体制をしいていると推測される。

この通りであれば当然スタッフ疲弊するし、疲れた状態での医療危険を伴う(だからこそ働き方改革が叫ばれる)。そして、疲弊さらなるスタッフ離脱と不足を招く。

事態が進んで最終的に誰が不利益を被るのかというと、分娩をしたい妊婦胎児家族に他ならない。

冒頭の記事にある判断見解は、将来生まれてくる新生児生命リスク晒すもので、人命と健康を至上とする立場からは許容できない。(そうでない立場の人からはそうでもない、という批判はありうる)

【まとめ】

記事では2024年11月に公開された産科医療に関連する法的判断見解について、産科医療に関与する麻酔科医の立場から考察した。

医療安全の推進と削減という矛盾するような見解が同一の業界から出てくることについて、「妊娠出産が死亡リスクを伴う」という点の理解がされていないのではないか仮定することで1つにまとめ、現状の問題の発生源を推察した。

GradeA帝王切開いかに厳しい時間的制約のもとで行われるかや、妊婦胎児に起きうる不幸について一概に法曹側の無理解批判するものではないが、このような法的立場判断見解の影響が及びうる範囲を想定すると受け入れがたい。

現場をよく知る人々の意見が反映されることを祈りつつ、実際に1人の麻酔科から見た現場がどういった物かを誰かに共有できればと思い本記事作成した。

少しでも将来の妊婦胎児安全寄与できればと願う。

anond:20241201172016

山を相続するときの注意点

  1. 放置していい山としていけない山の確認
  2. 自体利益を生んでいるかどうかの確認
  3. 山を売却できるかの確認

1.放置していいかどうか確認

藪蛇になる可能性があるので、まず現状の管理者やその口座から管理費用を捕捉する。

山は斜面の下に何があるかで管理必要かどうかが決まる。

特に問題なのが産業農業、用水など)に面している場合で、この場合管理コストが大きくかかる。

道はケースバイケースなので一旦置いとく。

ここで重要なのは絶対官公庁に問い合わせてはダメということ。自前で調べれみて分からなければいったん保留しろ

そして買い手が奇跡的にいる場合はそのまま売り飛ばせ。

2.山の利益

鉄塔だの基地局だの、何らかの利用がされていてお金が振り込まれている可能性がある。

その場合手続き必要場合ほとんどなので根掘り葉掘り確認しよう。

3.売却先の検討

これは常に行うべき。いつでも手放せられるようにしておこう。

おおむね負動産

山は大きい。大きいということは密度が低い。ということはエリア辺りの所有者も少ない。すると対応する人間も希少となる。

そのエリアで広く活用されていれば相談できる人が民間にも官公庁にもいるが、そうでなければ全員で調べ物から開始することになる。

とにかく何をするにしても専門家が見つからない、時間がかかる、費用も掛かる可能性がある。

いい専門家が適切なアドバイスをしてくれることを心から祈りいたします。

2024-11-29

好きな作家のことが心配

好きな作家がいる。

WEBから書籍化デビューした人で、私はプロになってから知った口だけど、以来その独特なセンスに惹かれて出版された作品をずっと追っていた。

本人のSNSアカウントも、日常おもしろエピソードやためになる考えなどをいつも発信してくれるので、当然フォローしている。

そんな作家が、数カ月前に数年ぶりの新作を出した。これまでとは少し違ったジャンルではあったけど、唯一無二の〇〇(作家名)節は相変わらずで、それがジャンルにも新しい風を吹き込む新境地の名作となっていた。

世間的にも評判は上々のようで、重版の告知も何度か目にした。ファンとしては嬉しい限りだ。

だがそんな中、作家さん自身の少し変わった言動が目立ち始めた。

同業者から攻撃されている」

レビュー工作されている」

嫉妬か」

詳細不明のそんな愚痴のような発言が、SNSでしばしば投稿されるようになった。その状態現在までほぼずっと続いている。

まりにも気になったのでSNS検索をかけてみると、たしかに数名のプロ作家が件の新作について、発売からほどなくして感想を述べていた。それも、やや否定寄りの内容で。

ただ、否定寄りとは言ってもいずれも、批判とも呼べないような、自分にはあまり合わなかった程度の話であって、普通感想範囲内でしかない。もちろん人格否定嘲笑の類は一切含まれていない。

作家が公開の場で同業者作品に「普通感想」を素朴に述べること自体の是非は議論余地があるかもしれないが、これを攻撃のように言うのはさすがにちょっと過剰な反応に思える。

また、通販サイト読書記録サービスなどでも、ネガティブレビューはいくつか付いているが、これはどれだけ好評な作品でも避けられない問題だろう。むしろ人気の作品ほどアンチ意見絶対数は増える。

そして、同じネガティブ感想であっても、それぞれの同業者および一般レビューの間で、なにか統一された評価基準存在するわけでもない。各々がバラバラ理由マイナス点を付けているだけだ。

好き作家氏が特に気にしているらしい、とある長文一般批判レビュー存在するが、これなどはとりわけ、プロ作家たちの感想とは全く別の観点から作品否定している。客観的に見て、工作を疑う余地はあまりないように思う。

今のところ、感想投稿した同業者プロ作家)たちは、好き作家氏の言動に気づいた様子はない。しかし、あれだけ何度も被害を訴えていれば、いずれは耳に入る可能性が高いだろう(好き作家氏の新作と同じ出版社で仕事をしている作家もいる)。そうなれば、トラブルに発展するのは避けられまい。

また、好き作家氏は新作に関連して、AI推進派から嫌がらせも受けているらしく(AIで書いた方がおもしろいなど)、反AI方面でも積極的発言をすることが増えている。こちらに関しても揉め事に巻き込まれいか心配だ。

現に作品は売れており、私を含めた大半の読者には好評なのだから、雑音を気にせず執筆に集中できるようになることを祈りたいのだが…自作に関わる話である以上、クリエイターとして真摯であるほど難しいんだろうな。

anond:20241128175440

つわりきつい時に楽しいこと考えましょうとか外に出てリラックスしてみましょうみたいな気の持ちよう!記事読んで絶望してたな

水分は氷入れてキンキンにしてストロー使って飲むと風味が感じられにくくて飲みやすかった

あと氷をかじる

結局は吐くけども

ホットケーキ蒸しパン、濃い味のカップ麺バナナはなぜか食べられる時があった

スイカも食べやすくて吐きやすいから良かったけど今の時期はなかなかないよね…

でも食べることを想像するだけで気持ち悪くになるかもだから基本的に本人がこれ食べれるかもって言ったものを用意してあげるのでいいんじゃないかな

ほんとに人によるから

つわりの時にあれ食べれる?これ食べれる?されて想像しちゃって吐いてた

匂いつわりもあるのかな?お風呂シャンプーとかボディーソープ匂いで吐いてたけど、さっぱり目の香りに変えてちょっとましになった。吐くけど

つわりは本当に大変だよね…妊婦さん毎日頑張ってるね

サポートお疲れ様

無事を祈ります

2024-11-28

anond:20241128184717

「後悔してほしい」「男を必要として欲しい」という切なる祈りの長文やね

anond:20241127220228

公務お疲れ様です。

正しいと信じることをするならば、それ自体報酬なのです。誰の評価必要ありません。

 

まして現状、正しいことをして、報酬が出て退職金が出る。素晴らしいことではありませんか?

 

今後もご経験を生かして、若手職員公務員魂を指導してあげてくださいませ。

 

最後パワハラ訴訟諭旨免職というオチになるかもしれませんが……市民に損害を与える問題職員との相打ちであれば、最後のご奉公として本望でありましょう。

壇ノ浦能登守教経のごとく、最後に良き敵にこそ相まみえんことを祈ります

親が飽き性で助かった事

宗教に飽きてくれた。つっても数年かかったけど。

ハマりたての頃はお祈り言葉唱えさせられたり、お札食わされたり、棒でぶたれたり、お寺?に通わされたりして終わった!!と思ったけどある日突然「めんどくさい」とサボってくれる様になった。「こんなに頑張って(お祈り他)んのにちっとも良くならない」とも。

最初半年はマジのマジで辛かった。飽きてくれてよかったほんとに。

2024-11-26

はしたない物語

増田は「はしたない物語」というタイトル童話を知っているかな。

昔々、トポという名の小さな村に住む、ちょっとお行儀の悪い女の子、リリがいました。彼女はいつも食べ物を投げたり、大きな声で笑ったりして、村の人たちから「はしたない」と言われていました。リリの家はお金持ちではなく、彼女母親一生懸命働いて家計を支えていましたが、リリの行儀の悪さが村中で話題になり、彼女のお母さんは心を痛めていました。

ある日、村に不思議な老人が訪れました。老人は優しく、しかし強い目つきでリリを見て、「君の心を輝かせるために旅に出る必要がある」と告げました。リリは意地悪ではなく、ただ自由に生きていただけと老人に説明しましたが、彼の言葉に興味を抱き、旅に出ることを決めました。

旅の途中、リリは様々な人々と出会いました。風変わりな笑い方でみんなを楽しませる滑稽芸人食べ物を大切にする通りのスープ屋、そして静かに祈りを捧げる修道士。彼らはみな、リリにそれぞれの「礼儀」の形を教えてくれました。リリは次第に、自分の行動が他人に影響を与えることを学びました。

そして、ある日、リリは村に帰る決意をしました。村に戻ったリリは、以前のようにあちこちに駆け回るのではなく、今度は皆と楽しみを分かち合う形で心を開きました。村人たちはその変化に驚きましたが、リリの新しい振る舞いは村に温かい笑顔をもたらしました。リリは「はしたない」という言葉を恐れず、自分らしさと学びを大切にして生きていくことに決めました。

この物語の教訓は、「自分個性を大切にしつつ、他人への思いやりを忘れてはいけない」ということです。

2024-11-24

離婚するので書く

1年弱の結婚生活がもうすぐ終わる。

仕事の都合で別居婚だったので離婚することにそこまでのダメージはないのだが、それでもそれなりに疲弊した。

不貞でもDVでもなく突然降ってきた不幸が原因で、そのことは100%夫が悪いということで離婚話そのもので揉めることはなかったが、彼は自分の不幸のことで精一杯だったので私が先導して離婚の準備をすることになった、それも2週間の急ピッチで、という点が大分しんどかった。

最初はお互いに愛のあるうちに気持ちよく別れましょうという気持ちでいたが、全ての話がまとまった時には、彼は私の好きだった夫ではなくなっていたし、私も疲れ切っていてしばらく愛だなんだと言う気持ちにはなれそうにないと感じた。

青天の霹靂に振り回されて正常な判断ができていない彼が、沈みゆ泥舟に自ら乗ってゆくことを止められなかったのが心残りではあるが、最後差し伸べた手を振り払ったのは彼自身である以上、これ以上私になす術はない。

いつか彼が再起できることを祈ってはいるが、その祈りが彼に届いているのか、正直なところもうわからない。

家電量販店に行ってきた

先月あたりだったかあなたポイントが失効します!」みたいな怪しいSMSが届いていた。

うさん臭いので放置していたが、先週あたり、今度は謎の電話の着信が。

なんなんだよもう、と思って電話番号で検索すると大手電気屋さんのサポート窓口の電話番号だった。

ポイント失効が迫るとここから電話が掛かってくるらしい。

よくよく考えると1年前に洗濯機買った店からだったので、SMS電話ちゃんとした奴だった。疑ってごめん。

改めてSMSを読んで観ると4000円分のポイントが今月末で失効するらしい。えっ、勿体ねぇ

そういうわけで、1年ぶりにその電気屋に向かう。

何を買うのかは決めていないが、大荷物になる可能性も考えて車で向かうことにする。運転嫌いだから、面倒くせぇ。

玄関のドアに手をかけた段階で「4000円くらいどうでもいいか・・・」と思いかけているが、元気と勇気とその他色々を奮い立たせてエンジンをかける。

この時点で自分を褒めてやりたい。

ナビに言われるがまま、車を走らせる。早く完全自動運転の車が普及しないか・・・

電気屋にたどり着く。

屋外の駐車場が満車のようなので、立体駐車場へのスロープを昇る。

あー 立駐も嫌いなんだよチクショウ。しかも後続車がいやがる。

後続車がいると駐車するタイミングがわからない。

後続車が先に駐車してくれることを祈りながら、いくつかスペースを見送って先に進む。

が、一向にその気配が無い。早く停めてよ。

先に進んでも空きスペースが増える様子もない。焦る。

仕方が無いので次に見つけたスペースで停めよう。後続車のことなんて知るか。

めちゃくちゃ焦りながら、ハンドルを切る。無事に駐車する。エンジンを切る。まだ何も成していないのにどっと疲れた

家に帰って寝たい。早く用事を済ませるべく、店内に向かう。

しかし、何を買おうか。4000円で買える家電なんてないだろうしな・・・

と思ったら、酒とかお菓子とか色々売っていた。

一応、お店を一回りしてみる。

デケぇテレビの前のソファで一息つき、スティック掃除機の吸引力を試したりする。

洗濯機のコーナーでは娘さんの一人暮らしのためか、親父さんと娘さんと思しき2人が店員説明を熱心に聞いていた。

デザインを重視したいらしい。新生活の準備を計画的に進めてて偉いな

結局、追加の出費をしてまで欲しいものは見当たらなかったのでお菓子を買うことにする。

しかし、4000円分のお菓子となると結構な量だろう。

バカっぽいな。いや、仕方ない。何故ならポイントが失効してしまうのだから

自分言い訳をしつつ、少しワクワクする。

山ほどのお菓子レジに持っていく前に、一応店員さんにポイントだけで買い物ができるのかを確認する。

「店内の商品にはなんにでも使えますよ。あと、全部を1度に使わなくても、少しでも使えば有効期限が1年延長されます

衝撃の事実が発覚してしまった。

俺は4000円分のお菓子を今買う必要はないのだ。何故ならポイントは失効しないのだから・・・

ガムを一つレジに持っていき、100円分ポイントで支払いをする。

1円も出費をしていないが、これで残りのポイント有効期限は延長されたらしい。

きっと、これで良かったのだ。ガムをポケット突っ込み、とぼとぼと駐車場に向かう。

途中、最新のiPhoneが陳列されていたので、少しだけ触ってみようかと近づいてみる。

すかさず、オレンジ色の上っ張りの店員が話しかけてくる。

自分は外見から判断できる属性的に一番金にならない客だと思うが、暇なんだろうか。

一生懸命契約メリット説明してくれる。

説明全然頭に入ってこないが、好感を持った。

単純に若い女の子に話しかけれて嬉しかったというだけのことではある。

大学生アルバイトで、この店舗にいるのは明日最後らしい。

明日また来て、契約してくれたら嬉しいです!」だそうな。こいつ、営業力強いな

もし、山ほどのお菓子を抱えていたら、その内のいくつかをあげていただろう。悔やまれる。

そのまま話を聞いていたら、ヘラヘラしながらキャリア変更までしてしまいそうだったので、適当に切り上げて帰ることにする。

指一本、iPhoneに触れられなかったが、まぁいいだろう。

駐車場に戻り、ポケットに突っ込んだガムを開封して口に放り込む。エンジンをかけ、帰路に着く。

何が言いたいのかと言うと、コジマポイントシステム良心的ですねと言う話。

2024-11-22

少額の金からスタートカテゴリ:「『テレビ』のリサイクル券」獲得RTA

少額の金(初期装備)からスタートする「『テレビ』のリサイクル券」獲得RTAルート案です。本番向け。

Any%とTrue Endingカテゴリそれぞれ解説します。



リサイクルショップに行きます

 Any%:とにかく近所のショップへ一直線。脳筋です。ロット毎のランダムマップなので、ルート取りのイメトレ・自主練は必要です。

 True:お祈り要素あり。。遠くてもできるだけデカ店舗に行きます(安テレビ出会確率を上げる)。

    大手ショップが近隣にあるマップであればまず「下調べ」を選択し、次のターンでショップに向かってもOKです。安定派はこちらで。

    マップの引きが悪すぎる、または「下調べ」の進捗があまりにも悪かった場合については

    「通販選択ルートカバーしましょう。本来リセットですが、持ち時間が決まってる場合の奥の手として。

テレビ購入→売却、リサイクルGET

 Any%:テレビを購入後、その場で即売りますヤバいパラメータ限界ギリまで上がりますが耐えます

     ここでは店員さんとの会話で確実に良客になり、ヤバい人パラの上昇を抑えることが肝です。店内のコース取りも重要

     本ルートでは"町の変人"称号を取らずに進むため、会話フェーズを飛ばすとパラが上がりきって警備員が来ます。必ず良客でいましょう。

 True:帰り道に別のリサイクルショップに持ち込みます。会話コマンドは安定さえ取れればOKです。

    帰りの道中に立ち寄ることを優先に、できれば大きいショップに寄りましょう(リサイクル券を発行してもらえないバグ防止)。

    大きいショップだと買い取りがスムーズなのでタイム短縮が狙えます

帰宅

 コース取りに気をつけつつウイニングランです。他カテゴリと同様、自宅玄関を開けた瞬間にタイマーストップです。



以下補足です。

・購入するテレビですが「PC」「モニター」等はNGです。また引っかけで「車載テレビ」やその他特殊テレビも引き取ってもらえません。

 現実のものですが、こちらの区分が大変参考になりますhttps://www.rkc.aeha.or.jp/recycleticket/target_items.html

・本ゲーム初心者で見極めが不安な方は、テレビ売り場近くの店員さんに話しかけ「これ繋いだらニュース映りますか?」を選びます(ヒントが出る)。

 まずは情報の正確な把握に努めましょう。その後の雑談では無難に回答し、むやみにヤバい人パラを上げずに完走を試みてください。

 、、余談ですがこの選択肢、現実でこんなこと言いますかね?笑 要は確実にヒントが出るようなアホ質問ということなんでしょうがw

 現実ならギリでも「テレ朝映ります?」「TBS見れます?」とかになりそう。少し前なら「手越復帰のイッテQリアタイしたくて…」とか?笑

・財布スコアを捨てて早く済まそう!というコンセプトです。「引き取りを依頼」「リサイクル施設に持参」ルートは考案しておりません。

 上記ルートで「引き取りを依頼」すると財布がマイナスアルバイト突入するのでRTAとして破綻します。俗に言うタイミーさん化。

 「リサイクル施設に持参」は行動自体に財布の増減はありませんが、ほとんどのマップ施設バカ遠く、交通費もかかるので微妙です。。

 というか、そもそも施設持参はマップ依存すぎて現在100%カテ以外では各大会ローカルでレギュ違反となっています。元は暗黙の了解でしたね。

 今後を考慮して一応書きましたが、今んとこ個人配信で盛り上がる分にはよいですね(真Any%とか神マップRTAと称されることが多いです)。



以上、お役に立ちましたら幸いです。

2024-11-18

AI絵師はこれを読め(AI絵師の勝ちである理由

・絵柄を保護する

既存イラストレーターまで巻き添えくらうので無理です。また、AI絵師を狙い撃ちすると職業差別になるので倫理的にアウトです。

 

学習データへの使用著作権侵害とみなす

→申告罪なので親AI派が絵を提供するので意味ないです。また、「絵柄の保護」もセットで行わないと、親AI派は、特定絵師の絵柄を真似ることで商売できるので反AI派が割を食うことになります

 

・生成AI破壊する

ウォーターマークやnightshade等。しかし、汚染されていない学習データを持ち寄って再始動すれば解決する話。

 

・生成AI禁止する

→現状、これしかAIの勝ち目はないが、禁止するほどの正当性は未だに示せていない。「著作物が含まれてないならいいよね?」に対する反論も聞いたことがない。

 

個人的意見

絵師に勝ち目がないので、共存の道を模索するのが賢い選択だと思います。また、AI絵師がどれだけ偉そうにしようと、彼らが神絵師の絵を欲しているのも確かなので、商機はあると思いますAI絵師、親AI派の絵師たちの一人勝ちにはさせない市場作りをしていくことが、今、最も重要だと思いますイラストレーターの皆様のご清栄をお祈り申し上げます

2024-11-15

anond:20241114141925

脳噛ネウロヒカルの碁暗殺教室それでも町は廻っている(これは最終回がない感あるから例外かな?)が好きです。

ネウロ

最終回に向けて強かったキャラクターが、弱かったけど強くなったキャラクターに支えられるという展開が良かった。それを飽きさせずに続けているからすごいこと。

ミステリーの皮を被ったドタバタヒューマンコメディ短編と見せかけた長編なので、絵柄気にしない方は読んで欲しいなぁと思う。


ヒカルの碁

読んだのが昔過ぎてなんとも言えないが、すごい良かったぜんぶ!という記憶しかいから良い作品だったのであろう。

暗殺教室

成長物語。読み終わった後はうおー!人生頑張るぞー!と思えるような最終回で素敵。

それでも町は廻っている

ほのぼの日常コメディ時系列が全てバラバラなので、永遠に続く感じ、というか永遠に続いてくれよぉ〜という祈り


坂道のアポロンとか僕だけがいない街とかも面白かった気がする。

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