写真も色々撮ったのですがこちらを見たほうが早いですね(^^)
(スマートフォン版で動画がはみ出してしまう場合は画面を回転させて見てくださいね)
2014年に世界遺産に登録された富岡製糸場。
国指定史跡でもあります。
屋根の上の避雷針?の形がおしゃれだったりして(^^)
まず東置繭所から見学が始まります。(上図参照)
→中庭に入りブリュナエンジン→西置繭所→社宅群→女工館等→繰糸所→診療所→ブリュナ館→庭を通って寄宿舎
と見学していきます。
ヨーロッパで蚕の病気が流行って日本からのシルクの輸出が拡大したものの
昔ながらの手作業なため急いで大量のシルクを生産していくとどんどん質が低下し評判も悪くなってしまった。
そこで国が工場を建設し1872年(明治5年)に官営模範工場の1つとして創業を開始。
このとき横浜にいたフランス人生糸技術者のブリュナがお雇い外国人として建設に携わり、製糸場の候補地を視察し、場所を富岡に決めたとのこと。
そして世界最大級の製糸工場に。
1890年代に民営化。
三井、片倉工業と経営が変わり、太平洋戦争中は日本蚕糸統制株式会社に賃貸。
終戦を迎え1946年に片倉工業に戻り創業開始。
太平洋戦争中も軍需用落下傘向けの製糸を生産するため操業し、空襲の被害もなかったことで明治のままの姿を残すことができたようです。
115年稼働していたが残念ながら1987年操業停止。
海外から安い生糸が輸入されるようになったからだそうです。
閉業しても多額の維持費をかけて片倉工業がずっと守り続けてきたが世界遺産にという話が持ち上がったのをきっかけに2005年に富岡市に寄贈。
と、こんな感じです。
電気の照明がまだ無かった時代に自然光を取り入れるために上部には明かり取りのガラス窓が並んでいる繰糸所。
この繰糸所の中で機械による自動繰糸になる前のフランス式の手作業の様子を実演していて、そのお話もとても為になり見て良かったです。
開業したときから当時としては女工さん達の労働環境はとても良かったようです。
ブリュナのおかげでしょう、ヨーロッパ式に勤務時間が決められていてお昼休みもきちんと取り、日曜日や祭日はお休みの他、夏季·年末年始等の休暇も10日間位ずつあったそう(民営化されてから労働時間が長くなったことも)。
繭を煮ていると結構臭いが身体に染み付いてしまうそうなのですが寄宿舎でも毎日お風呂に入れたので良かったらしいです。
すぐ後ろが川。この水が豊富なことも富岡が選ばれた理由のひとつ。
お昼をサービスエリアで食べると言う、頭が既に帰路のパパ。
えっ?まさかこれを前にして通り過ぎる?
「せっかくここに来たならこれ食べたいよね···」と私とお兄ちゃん。
おきりこみ(地元では「おっきりこみ」と言うみたい)、初めていただきましたがとても美味しかったです。
厚さ3cm位の輪切りの大根を半月切りにしたものがゴロゴロ入っていてアッツアツでお店のご主人が蓋を開けた時グツグツいってたくらい。
暖まりました。
パパは渋沢栄一記念館に行ったときに買ってきた深谷の煮ぼうとうの方が好みだそうです。
サービスエリアでは大好きな焼きまんじゅうを買って帰りました。
やっぱりできたてはフワフワで軽くて美味しい♪
家に帰って温めたのとではフワフワ感が違います。