私は新聞に毎日連載されている小説を読んでいるのですが
現在連載されているのが天童荒太さんの「青嵐の旅人」で
幕末のお話です。
温泉旅館で育ててもらい医務方として戦場に行き人々を助けるヒスイと救吉という血のつながらない姉弟の物語で
今日読んだお話の中でいいなと思った坂本龍馬のことば(小説の中の台詞)があったのでご紹介しようと思います。
ヒスイと救吉に
「荒れた世であれ、穏やかな世であれ、変わりなく、永遠に生きていてほしい人も、いつかは最期を迎える。そんときは、いっぱい悲しむがええ。大好きな人じゃったら、思い出をいとおしんで、面影を抱きしめて、思い切り泣けばええ。けど、絶望はしたらいかんぜよ。絶望されたら、その人も救われんきに。」
「遺された者は、幸せに生きる務めがある。幸せに生きることを罪に思うてはいかん。果たすべき夢があるなら追い求め······いとおしい人との暮らしが大事なら、その暮らしをしっかり育てていく事ぜよ。それが、亡くなった者への供養になり、祈りになるきに。」
今、大切な誰かを亡くして辛い思いをしている方に届けたいことばだと思いましたし、
自分もこのことばを胸に持っていようと思いました。
GREEN TEA
デビュー50周年「林明子の世界フェア」
2024.02.18(03:04)
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東京国立博物館で「特別展 中尊寺金色堂」(過去記事→建立900年 特別展「中尊寺金色堂」)を見たあと
紀伊國屋書店新宿本店の絵本、児童書のコーナーに行ってきました。
実はお兄ちゃん(息子)が連休に鳥取砂丘に行ってきて
雪と砂の紋様が見たかったらしいのですが残念ながら砂丘に雪が無かったとのこと。
鳥取砂丘ビジターセンターに行くとちょうど林明子さんの絵本「こんとあき」パネル展をやっていたというのを聞いて
ああ!そうだ!鳥取砂丘だ!と絵本の場面を思い出し
きつねの「こん」のぬいぐるみの写真などを見せてもらい
そして林さんのデビュー50周年だということであちこちでイベントがあったらしいことがわかりました。
娘と鳥取砂丘に行こうかな(お兄ちゃんは小さい時に一緒に行ったことがありますが娘は行ったことがありません)なんて言っていたら鳥取砂丘ビジターセンターのパネル展は12日までだったことがわかり、
お兄ちゃんはギリギリでラッキーだったみたい。
お兄ちゃんが赤ちゃんの時からある絵本で何度も何度も読んでいた「こんとあき」。
ネットで調べていたら紀伊國屋でも「林明子の世界フェア」をやっていることがわかりました。
それで国立博物館帰りに寄ったのです。
私が持っていない本のうち
まぼろしの初期作品と書かれていた林明子絵本作家デビュー50周年限定復刊の「しゃぼんだま」
と
店頭で買うと林明子さんのイラストプリント入りレシートが♪(2月29日まで)
林明子さんについては何度かこのブログでもお話しています。
(過去記事→林明子さん)
GREEN TEA
去年YouTubeを見ていた時、「のぶみ」さんという方のチャンネルが出てきて
その時に映っていた本の表紙の絵にあ!これは!と思い
即、その本を探して購入。
なぜならどうしても娘にその絵を見せたかったからです。
その時は電子版しか手に入らなくなっていたのですがどうしても紙の本で手元に欲しくて探して手に入れました。
この記事を書くために昨日のぶみチャンネルを見ようと思ったら一昨日この絵本のことがちょうど更新されていて、紙の本の方も増刷されて手に入りやすくなるようです。
それは
私が注目したのは雲の上にいるおじいさんと子ども。
これは娘が2〜3歳の頃に突然話し出したその光景そのものではないかと。
これはこのブログでも過去に何度か記事にしているので詳しくはその記事を読んでみてくださいね。
(過去記事はこちら→「生まれる前の記憶」)
ダイニングテーブルのところに座って何かをしながら(絵を描いていたのかも)確か私の方も見ずに話し出したこと。
私はこの表紙を娘に見せました。
「あ、そう!この人!」
私は社会人になった娘が今でも覚えていたことにも驚きました。
私「髭の?」
娘「そう、長い髭で白い服、もうこのまま」
私「杖を持ってた?」
娘「う〜ん、持ってたかな···あ、持ってたかも···その辺ははっきりしない」
絵本の中の絵を見せて
私「こんな感じだった?」
娘「そう」
私「こんな感じで天使とかいたの?」
娘「天使はいなかったと思うけどおじいちゃんはこの人」
そうか、昔聞いた時はその一緒に私達を見ていたというおじいさんのことを詳しく聞いていなかったから娘の祖父達なのか誰のことなのかわからなかったけれど(おじいちゃんって誰?って聞いても首を傾げていたような···多分娘にはわからなかったでしょう)
やはりおじいちゃんというのは誰かのおじいちゃんということではなく神様(のような人?)だったのね。
なぜあの時もっと詳しく私達家族の何を見ていたのか、どうしてウチを選んだのか聞かなかったのか。
いや、もしかしたら聞いたかもしれない。
「もう忘れちゃった」とか「わからない」とか言われたような気もする···
ああ、どうして私の記憶もあやふやなの?
何しろとっても驚いて感動したことは忘れられません。
のぶみさんによれば、お腹の中に入る前の記憶がある子達の話では
生まれる時に「忘れ薬」という薬を飲まされるらしい。
苦くて嫌だと飲まなかったりすると記憶を持ったまま生まれてきたりするみたい。
それを聞いて「あ、娘は錠剤とかカプセルが飲めない子だ」(^^)と思ったのです。
きっと娘は頑張って少しは飲んだけど全部は無理だったのでしょうね。
だからおじいさんのことは覚えているけど他のことは詳しくは覚えていないのかな。
いや、言わないのかも。
あの日、幼い娘の口から衝撃の事実が語られるまで胎内記憶(お腹の中にいた時の記憶)のことは知っていてお兄ちゃんにも聞いたことがあるけれど、まさかそれよりも前の、お腹の中に来る前の記憶があるなんて思ってもみなかったので
胎内記憶があるお兄ちゃんに聞くことができなかったけれど、もしかしたらその記憶があったかもしれない。
ああ、あの時に戻れたら聞いてみたい。
因みにお兄ちゃんは現在胎内記憶があったことすら全く覚えていない(^^)
絵本の後ろの方にのぶみさんと医学博士の池川明さんの対談が載っているのですが、その中に
「ママを抱っこして育てて守るために、ママを喜ばせるために生まれてきた」
ということばがあって、それを読んだ時に過去記事にも書いてある娘の私への行動が腑に落ちて真夜中にひとり涙しました。
まるで親子逆転みたいにいい子いい子してくれてありがとう。
私は昔自分がもしかしたら早くに亡くなってしまうかもしれないという思いがあり、
お兄ちゃんを心配しこの子が成人するまでは生きていないと、と思い
そして娘が生まれた時には更にこの子が成人するまでは生きていないと、と思ったのを覚えています。
3年位前に自分の前世が知りたくてある霊能者に聞いたときに私は前世ではいつも幼い時、若い時に亡くなっていたらしく現世が一番長生きの記録更新中だそうで
この記事を書きながら、ああ、そういうことかとたった今気が付きました。
どういうことかというと、漠然と感じていた自分の寿命の短さは前世の記憶。
そして私が長生き記録更新中なのは子ども達が生まれたからなのだと。
全然違うかもしれませんがなんとなく今そう思いました。
のぶみさんは過去のことなどから批判もされたりしたようですが、この絵本は10年かけて6000人の子ども達から聞いた話でできていて
こんなにも多くの子どもたちが娘と同じ話をしているのだということは真実だと思います。
そして、これもこれものぶみさんだったのかと恥ずかしながら今頃知ったりしています。
おまけ
ついでに見たらとてもわかり易くて最近よく海外の方に言われている日本人の民度についても納得したり。
因みにのぶみさんのご両親はプロテスタントでご実家は教会です。
GREEN TEA
少し前から娘が「かわいい(^^)」と言っていつも見せてくるイラストレーター可哀想に!さんのキャラクター
おぱんちゅうさぎ
「なんかママっぽいんだもの」
え〜···どうして?
「こういう目にあっていつもウルウルしてそう(^^)」
いくつもある中の一部なんですけど
みんなの幸せのために一生懸命頑張っているのになかなか報われないキャラクターらしい
私がこういう時(このイラストと同じじゃないですよ(^^))、どういうわけかいつも娘が一緒なんですよね〜
そういうときに限って···
いつもじゃないんですよ。
滅多に!無いんですけどたまたま!なんですよ。
おぱんちゅうさぎちゃんと同じでなんかかわいそうな感じなんでしょうね〜···
GREEN TEA
ザリガニの鳴くところ
2022.12.13(03:46)
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映画化されています。
「映画·テレビ」のカテゴリにレビューを書いていますので
そちらを見てくださいね。
こちら→「ザリガニの鳴くところ」
GREEN TEA
最近YouTubeのBGMでmiroさん(鈴木みろさん)のプレイリストを良く聴かせていただいていて
テレビで流してお料理をしながら聴いたり
お風呂の中でゆったりと聴いたりしているのですが、
鈴木みろさんはイラストレーターでエッセイストで
そちらも気になって深夜お風呂の中で読んでいたら
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こちら➡️上の空の上(うわのそらのうえ) 大切な人を看取った記録
イラスト(4コマまんがのようになっています)と文章で第1話から18話まで描かれていて
次は文書版(文章だけ)で19が前編、20が中編、21が後編
22は編集後記 上の空の上を描き終えて(完結)
そして上の空の上 後記、「上の空の上」のその先で、と続いて
お母様と行きたかった海外旅行に旅立ち、その様子なども描かれていきます。
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急に倒れてから意識が戻らなかった母とは状況は違いますが、1ヶ月ほど入院して亡くなった母のことが重なってしまってどうしようもなく泣けて泣けて
親孝行したいときに親はなしと言われるけれど
本当にその通りで
しかもあんな突然な形で・・・
どうしてもっとこうしなかったのか、
どうしてこう言わなかったのか
後悔ばかりでかわいそうで申し訳なくて
バスタブのお湯がすごく増えちゃったんじゃないかと思うくらい涙がとめどなく溢れて流れて・・・
もしかしたら親を亡くしたとき多くの人はこんな思いをするのかもしれない。
本当に明るくて優しくて人を疑わず
何かちょっとしたお願いをして嫌な顔をされたことがない。
ああしなさい、こうしなさいと言われたことがない。
我が家に来てもいつも私のすることを誉めてくれて、感心してくれて
そして本当に実家に行くと私がしているように真似をして変えてあったり
お話の聞き上手で、どんなお話も楽しそうに笑って聞いてくれて
子ども好きでご近所やお知り合いの小さなお子さんたちにも慕われ
皆さんに良くしていただいたことに感謝を申し上げると
声を揃えて「とにかく○○さんのお人柄がそうさせていた」「決して人のことを悪く言わない方だった」「みんな○○さんが大好きでした」と言ってくださる。
そんな母に同じだけの愛を全く返せていない。
最近ちょこちょこ誰もいなくなった実家に行くことがあるのですが
不思議なことが(単なる偶然かもしれませんが)ありました。
叔母が床の間のそのままの写真を撮っておきたいと言っていたと姉から聞いて
私も撮ろうかと思った時にスマホのカメラが「思わぬアクシデントによりアプリを終了します」的な文字が出て何度やり直しても写せなかったんです。
それもスマホ内の別のカメラでも。
パパ(主人)を呼んでパパのスマホで撮ってもらったら撮れたんですけど、そんなことは携帯を使うようになって何台目かですが一度もなかったことです。
本当にそういうことがあるのだとちょっと怖かったですけど、でもきっと何かを知らせているのだと思いました。
そして別の日に帰りの車で走行中にシートベルト未着用のチャイム?がなったので
パパが助手席の私にちゃんと閉まってないみたいだよというので調べても閉まっていたのでサインを見るとリアシートとなっていた。
後ろの席ってどういう時にシートベルトのサインが出るの?と聞いたら
シートに重さを感じたとき(誰かが座ったと感じたとき)らしい。
「バアバが乗ってるんじゃない?」と思わず言っちゃいましたが、あり得ますね。
ニコニコ悪戯っぽく笑っているのが想像できます。
私が泣いていたらきっと母は「そんなことないから。幸せだったから。」と言うでしょう。
バアバ(母)に返せなかった分、今度は私がパパや子どもたちに後悔のないように接していくようにと言っているかもしれません。
GREEN TEA
「メタモルフォーゼの縁側」実写映画化
2021.07.07(01:24)
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鶴谷香央里さんのコミックなのですが、
宝島社「このマンガがすごい!2019」オンナ編第1位、
第22回 文化庁メディア芸術祭マンガ部門 新人賞、
他、受賞していて
実写映画化が決まっています。
全5巻、スマホの中の私の書棚に並んでいます(^^)
このマンガ好きです♪
どこか「海街diary」の雰囲気にも似ているようないないような(^w^)
もうすぐ夫の3回忌を迎えるひとり暮しで自宅で書道教室を開いている75歳の市野井 雪さんと
マンガ好きで書店でアルバイトをしている女子高生の佐山うららさんの
かなり年の差のある友人関係を描いています。
共通の「好きな物」が二人を偶然に結び付け
やがて二人でコミックのイベントへも出掛けるようになるのですが
何て言うかマンガにありがちな想像するキャラクター、ストーリーではないんです。
いや、想像するストーリーかもしれないのですが
うららさんの幼なじみの男子「つむ」との関係にしても
雪さんとうららさんの関係にしても
リアリティが感じられるんです。
実際はこんなものだろうと思えるんですよね。
とても落ち着いている。
だから実写にしてもおかしくない気がするんです。
逆にアニメにしてしまうとアニメになってしまうような気が・・・
何を言っているのかわかっていただけないかもしれませんが・・・(^^ゞ
劇中劇の様に織り混ぜられるコメダ優さん(このマンガの中に出てくる漫画家)の「君のことだけ見ていたい」というBL漫画がとても上手く使われていて
読者もこの雪さんとうららさんと一緒にファンになっていくような面白さがあってとても良くできていると思います。
架空の漫画家コメダ優さんにも好感が持てます(^^)
最終巻の終わりはこれで終わりなの?っていう感じがするのですが
ちょっと寂しいけど多分現実はそういうものなのでしょう。
さて、映画での配役は?
うーん、誰かなー♪
雪さんというおばあさんは名も無き女優さんでいいからあの雪さんそっくりであって欲しいかなぁ(*´ω`*)
うららさんは誰かなぁ?
伊藤沙莉さん・・・うーん、女子高生か・・・
きっとピッタリの人を見つけてくれるでしょう(^^)
楽しみ♪
GREEN TEA
アガサ・クリスティー完全攻略(決定版)
2021.03.02(21:41)
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霜月蒼さんの「アガサ・クリスティー完全攻略(決定版)」という早川書房から出ている本を買ったのですが(電子版)
ネタバレなしに内容や感想が書かれていてなかなか面白いです。
クリスティー(クリスティ)は違う名義も含めて250作くらい書いているのでしょうか。
その中の100作品をオススメ度が★5つを満点として表されているのですが
その中の★がひとつもないものが3つあって逆に気になって読みたくなります(^w^)
その感想が手厳しくて、でも面白くて。
私は記憶の中では読んだものよりもテレビや映画で見た映像の印象が強いかもしれません。
というよりも、もはや子どものころを除いてほとんどは「読んだ」ではなく「見た」と言っていいでしょう(^^ゞ
この完全攻略の目次を見て、並んでいるエルキュール・ポアロ長編作品、ミス・マープル長編作品の題名はどれもテレビで見ていたので覚えがありますが、内容は忘れてしまったものもたくさんあってあらためて内容を教えてもらっている感じです。
ポアロはテレビのシリーズではポワロでしたね。
どうやら早川書房ではポアロにしているようです。
霜月さんはこの本は「『ミステリは好きだけどクリスティーは名作しか読んだことがない』という読者に向けられている」と書いています。
ご本人もほとんど読んだことがなかったそうです。
クリスティー作品に関するガイドブック的なものを求めていたけれど見つからなかったので自分で読んで作ることにしたようです。
とりあえずクリスティーにはどんなミステリがあるのかかいつまんで読んで知りたいという方にもいいのではないでしょうか。
GREEN TEA
宮部みゆきの「黒武御神火御殿(くろたけごじんかごてん)ー三島屋変調百物語六之続」。
ああ、もう1年経ってしまったんですね。
これは新聞の連載で去年の8月1日から1年かけて毎日少しずつ読ませていただき、昨日読み終わりました。
今日からまた新しい連載が始まり、これから楽しみです。
この物語は「おそろし」、「あんじゅう」、「泣き童子」、「三鬼」、「あやかし草子」に続く三島屋シリーズの第六弾。
江戸、神田三島町にある袋物屋の三島屋で「変わり百物語」というのをやっていて、
それは、お店の奥の「黒白の間」で自分ひとりの胸の奥にしまっておくには辛すぎる、苦しすぎる、というような恐ろしく不思議な体験を話してすっきりしてもらおうというようなことで
その話の聞き役はこの前のシリーズまでやっていた「おちか」がお嫁に行ってしまったのであとを継いだ富次郎。
「聞いて、聞き捨て。語って、語りすて。」
聞いて欲しいことがある人が富次郎と1対1で話し、
その場で話したことはもうその場限りのことにして富次郎も語り手も楽になって忘れましょう、というお話です。
そして、その語り手が話す内容が皆、不思議でおそろしい話で
一人が終わるとまた別の日に次の人という具合に新しい物語が語られていく。
どのお話も映像が目に浮かびリアルな描写でこのまま映画になると思います。
宮部さんの頭の中はどうなっているのでしょうね。
宮部さんが原作と書かれている映画やドラマって気になって観てしまいます。
なかなか本が読めないので新聞の連載って有難い♪
本になる前に読めちゃうし(^^)
GREEN TEA
今、おばあちゃんのお部屋で本を読んであげていたら
お風呂の時間だそうで呼びに来てくださいました。
というわけで今おばあちゃんがお風呂から帰ってくるまでお部屋でひとり待つことに。
待っている間に記事を(^w^)
今日読んだのは本屋さんで見ていいなと思った
菊田まりこさんの「月のしずく」
おばあちゃんにいいんじゃないかと思って。
はじめの頃は本好きなおばあちゃんのために小説なども買ってきていたのですが、
多分内容を読みながら忘れてしまうのだろうということに気がついてから
簡単な詩の本や短い名言集などその都度そこで完結するものを選ぶことが多くなりました。
夜眠れないことが多い女の子のところに夜と朝の間の世界に住む人が現れて女の子を仕事につれていってくれます。
そして月のしずくを飲ませてくれます。
月のしずくは飲んだ人によって苦くも甘くもなる薬のようなもの。
その人にとって今必要なものになる。
「どんな夜も一人ではないのだ。安心してたくさんの夜をこえて変わり続けてゆくがいい」
簡単にするとこういうお話です。
おばあちゃんが帰ってきたら続きを読みたいのですが、
多分本を読んだことは覚えていないと思います。
いつでも読めるようにベッドのところに置いておきましょう。
もし興味をもったらもう一度最初から読みましょう。