私は新聞に毎日連載されている小説を読んでいるのですが
現在連載されているのが天童荒太さんの「青嵐の旅人」で
幕末のお話です。
温泉旅館で育ててもらい医務方として戦場に行き人々を助けるヒスイと救吉という血のつながらない姉弟の物語で
今日読んだお話の中でいいなと思った坂本龍馬のことば(小説の中の台詞)があったのでご紹介しようと思います。
ヒスイと救吉に
「荒れた世であれ、穏やかな世であれ、変わりなく、永遠に生きていてほしい人も、いつかは最期を迎える。そんときは、いっぱい悲しむがええ。大好きな人じゃったら、思い出をいとおしんで、面影を抱きしめて、思い切り泣けばええ。けど、絶望はしたらいかんぜよ。絶望されたら、その人も救われんきに。」
「遺された者は、幸せに生きる務めがある。幸せに生きることを罪に思うてはいかん。果たすべき夢があるなら追い求め······いとおしい人との暮らしが大事なら、その暮らしをしっかり育てていく事ぜよ。それが、亡くなった者への供養になり、祈りになるきに。」
今、大切な誰かを亡くして辛い思いをしている方に届けたいことばだと思いましたし、
自分もこのことばを胸に持っていようと思いました。