ビューラ・ヨールグ監督 『ストーンフェイス 侍がゆく、小国古道』
年の瀬に合わせて今年観た映画の中で印象に残ったものの中から、
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↑こちらの小国フェスタ実行委員会主催、二度目の「~自然も文化もてんこ盛り~小国フェスタ」で上映された『ストーンフェイス 侍がゆく、小国古道』
長岡造形大学で映像を教えているビューラ・ヨールグ教授が学生とともに小国で撮りあげた短編。
小国のキムタク扮するお侍さんが小国の古道を淡々と歩く歩く。
途中で獅子舞に襲われたり、稲刈りを手伝ったり、オグニーと共演したりとハプニングもあったりするものの、
ただただ歩くだけと言えば歩くだけの映画かもしれませんが、
計算されつくしたリズムで単調にもならず
ロケ地の小国の古道がこれが風光明媚、さらに知られざる隧道も登場したりと
小国の山奥の魅力が充分伝わり、ドローンも駆使してとても美しく撮影されていました。
特に感心したのは全編鳴り響く和太鼓がきちんと映像に合っており、
尋ねてみたら小国の太鼓奏者たちと入念に打ち合わせをして、
映像を映しながらスタジオを借りて太鼓を鳴らし録音したそうです。
結構、予算もかかっており今度、これは製作費はどこから出たのか下世話なことを聞きたいと思ってます。
ビューラ先生は故郷スイスで日本のイメージフォーラムに心酔、
好きになりすぎでとうとう来日、ついには日本語も覚えて造形大の教授にまでなった方。
(違ってたらごめんなさい)
担当者はお世話になっておりますが正直、最近は考えが合わずに気まずい思いをしてたものの、
先日、先生が主宰する座!CINEMAで『青春デンデケデケデケ』を観てあまりの面白さに意気投合、
あっ映画で仲直りもあったりするんだと思ったばかりで、
ついでにルーツがイメフォーとなるとこれまでのビューラ先生の作品は、
アート性が高いあまり正直?に思ってましたが、
これは「面白かったです」と嘘偽りなくお伝えできました。
さらに主演のキムタクとはバナナかぼちゃの佐藤さんのことで、
自分が主催するイベントに自分が企画ばかりか主演する映画を上映するなんて、
往年のジミー・ウォングかよ、と観終えて思いました。
画像は上映後の舞台挨拶。
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