野口久光 シネマ・グラフィックス
「これ、野口久光さんじゃないの。あの人、最近へたっぴになったけどこれはいいねぇ」
↑キネマ旬報もしくは「ふたり」のパンフレットに確かに記憶にある淀川長治先生と大林宣彦監督監督との対談。
当時、淀川先生が大林監督を称賛し、その中で『ふたり』を巡って対談をしていた中で淀川先生が野口先生が描かれた『ふたり』のポスターを見て確かに冒頭のようなことを話していました。
当時の映画評論家界隈では淀川長治先生、双葉 十三郎先生、野口久光先生が三大長老として君臨、野口先生を最近とはいえへたっぴなどとサスガは淀川先生だと思ってました。
フランソワ・トリュフォーが自作『大人は判ってくれない』の野口さんが描かれた日本版ポスターを称賛したという伝説を持つ、この映画ポスターの第一人者が手がけた作品は一目で野口さんが描かれたとわかるほど、一枚一枚がもう芸術なので新潟市美術館で展覧会が開かれると知ったのでご紹介します。
大林映画は『ふたり』の他に『青春デンデケデケデケテ』『はるか、ノスタルジィ』の三作を手掛けており、特に『はるか、ノスタルジィ』のポスターには思い入れがあるので展示されるだろうかと思ったりしてます。
展覧会に併せて大林宣彦作品上映会『思い出は映画とともに』+アフタートークやシネ・ウインドで『モンパルナスの灯』の上映もあるようです。
*野口久光 シネマ・グラフィックス
会期 2018年01月10日(水)から2018年03月25日(日)まで
休館日
・月曜日
(2月12日〔月・祝〕は開館)
・2月13日(火)
時間 午前9時30分~午後6時
(観覧券の販売は、午後5時30分まで)
会場 新潟市美術館 企画展示室
詳細はこちらを↓
http://www.ncam.jp/exhibition/4004/
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