探シニオイデ。日本ノ忘レモノ。 中立山・中原 懐かしい22世紀委員会
昨日の続き。
この日の民映研ドキュメンタリー十日町上映会にはスタッフ、お客さんを見たところ
小林茂監督『風の波紋』の登場人物が6人ほどおりました。
中でも輪の中心となっていたのが『風の波紋』の主人公の木暮さんでありましたが、
みなさんと話していて気づくのは映画に登場しながらも誰もそれをひけらかすようなことはせず、
続いていく営みの中で自身の役割をこなしていることでした。
映画に出ることはハレの日なので僅かなエキストラとして参加しただけで得意げにブログに書くような、
担当者のようなことは間違ってもせずに日常を寡黙に生きていることに気づかされます。
『風の波紋』のような一級の作品に登場したにも関わらず、です。
それで会場で見つけたのが「中立山・中原 懐かしい22世紀委員会」のパンフレット。
中立山というのは『風の波紋』で木暮さんが移住した山の中の小さな集落。
パンフレットはこの集落に住んでイベントや農作業に参加・応援してくれる若者を募集しているとのことです。
現在、空き家は埋まっているので集落の宿泊小屋を紹介してくれるそうですが、
民映研の上映会も含め、こうして地域でいろいろ仕掛けているのも木暮さんの特色で、
やはりバイタリティ溢れとても魅力的な人だと改めて思ったりしました。
もちろん『風の波紋』を観れば一目瞭然ですが、
たぶん木暮さんが書いたと思うこのパンフレットの呼びかけ文を転載します。
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百姓志願の若者たちへ
中立山・中原集落は新潟県の南部、長野の県境近く標高500~600メートルの山間地にあります。
なんといってもここの特徴は日本有数の豪雪地帯。4~5メートル(!)もの雪が積もります。
こんな山の中なのに江戸時代初期には田んぼが開かれ、村がつくられてきました。
ここには茅葺屋根の古民家と棚田やブナ林など、日本の原風景がひっそりと残っています。
残念ながら部落の人口は、この50年間で十分の一以下に減ってしまいました。村は今、絶滅寸前。
でも村にはカラオケとワラ細工の特異なおじいちゃんや美味しい漬物を作るおばあちゃんがいます。
キノコや山菜採りの名人や牛飼いの達人たちがいます。
有機農業や茅葺屋根の保存に取り組む移住者もいます。
私たちはこの村を次世代、次世紀に繋げていきたいと願っています。
季節と自然に寄り添い、昔から営々と引き継がれていきた雪里の生活文化を大切にしながら、
懐かしい匂いのする22世紀を目指したいと思っています。
[求む!]サポーター 農業研修生・移住者
集落イベントや農作業に参加・応援してくれるサポーターを募集しています。
募集要項
・地域に溶け込んで、農的生活を志望する若者限定。
・短期(一か月)または長期(一年間)の農業研修制度もあり。
連絡先 中立山・中原 懐かしい22世紀委員会
電話 09077114469(担当 木暮)
中立山・中原 懐かしい22世紀委員会
http://blog.livedoor.jp/nakadateyama/
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