長岡ロケ映画 河島英五主演 『まじめで悪いか!』
酒と泪と男と女〜“孤高の音楽家”河島英五という生き方〜
今日は河島英五の命日。昭和を代表するこの名曲「酒と泪と男と女」は、1975年にリリースされた河島英五とホモ・サピエンスのデビューアルバム『人類』に収録されたのが初出だった。
http://www.tapthepop.net/day/60421
https://twitter.com/TAPthePOP/status/853504425968549888
昨日、担当者がフォローしてるツイッターで↑こんな記事が目に留まり、
河島英五さんのことを思い出しました。
亡くなった後の今も「酒と泪と男と女」「野風増」「時代おくれ」「生きてりゃいいさ」といった
男臭い名曲が時代を超えて歌い継がれており、
熱狂的なファンが増えていると想像できますが、
役者としても活躍し、担当者はNHKでドラマ化された藤子不二雄Ⓐ先生の『まんが道』の寺田ヒロヲ先生役が印象深いのですが、
1999年に『まじめで悪いか!』という教育映画のため河島英五さんは長岡に撮影に来ています。
教育映画という地味なジャンルのためか、当時は長岡でもあまり話題にあがらない印象で
たぶん市内の中学校で授業の一環として鑑賞されてたのではないかと想像しますが、
どんな映画なのか観てみたいことと河島さんが亡くなった後に追悼の思いで『第6回長岡アジア映画祭』で上映をしました。
「少々、ふまじめでも、明るい子どもの方がよい。むしろ、まじめな子どもの方が危険だ」とよく言われます。明るく伸び伸び育った子どもには、自立の芽生えがあるが、まじめな子どもには、親や生先の期待に応えようと背伸びをするので、心のバランスを崩しやすいというのです。
この作品では、みんなに嫌われるからと、自分のまじめな性格を押し隠して振る舞っているものの、心の底では、他の子どもたちのだらしない行為を許すことが出来ず、密かに悩んでいる中学三年生の少年に焦点を当てます。
学習でも、また、課外の作業でも、まじめに取り組もうとしない他の子どもたちが、不満でいらいらを募らせていた少年が、担任の先生の働きかけなどもあって、自分の存在が他から認められていることに気づいて、自信を回復していく過程を描きながら、人それぞれに長所短所のあることを認めながら、互いに協力しあっていくことの大切さを浮かび上がらせます。
https://www.manabi.city.osaka.lg.jp/yoyaku/ShichokakuDetailInfo.html?mcon_code=1872&searchmode=2&keyword=&andorkubun=0&janru=242&divisioncode=&kubunno=&runningtime_from=&runningtime_to=&targetbottom=&targetupper=&keyword_under=&andorkubun_under=0&keyword_sentaku=0
↑まじめな解説を見つけましたが、河島さんは南中学校の教師役で登場。
トレードマークの長髪はそのままなので、おそらく出世とは無縁の教師生活を送りながらも、
『まじめ』というクラスのアウトサイダーでマイノリティの側の少年に寄り添い後を推す教師を好演、ただ意外と出番は少ない印象に思いました。
上映後にネットで知った関西の河島さんの熱狂的ファンから、この映画を観たかったという強烈な思いのこもった手紙が届き、改めて河島さんが亡くなったことを惜しんだりしました。
担当者にとっても長岡ロケ映画に関心を持った最初の映画であり、
その後の『故郷は緑なりき』『栄光の黒豹』のように観れないなら上映しよう、という決断が出来た映画でもあるので印象深い作品です。
今も長岡市の教育ライブラリーにこの映画の上映用の16mmフィルムがあるハズ、それともビデオ化されてるかとも思いますが、
上映した際、そんなに熱心にどこで撮影したかはチェックしてなかったので、また見返したいと思って今回書きました。
あと教育映画というジャンルは今でも健在なのだろうかと気になったりと。
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