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2025-11-26

台湾海峡の安定をめぐる論戦:封鎖の影響と日本外交戦略

anond:20251125151208 の続編書いてみました(書いたのはGeminiだけど)

【まとめ】

1. 台湾海峡の封鎖や有事は、迂回コストの増加に加え、海上保険の免責とP&I保険停止リスクにより、島国日本経済に壊滅的な物価高騰を引き起こす。

2. この問題への対応は、「国際法重視」論と「集団的自衛権」論に分かれるが、どちらも力による現状変更に反対する点では一致する。

3. 特に国際法重視」論は、フィリピンオーストラリアなど地域の国々の国益整合性が高く、国際的な支持を得る上で最も賢明戦略となる。

台湾海峡封鎖は「影響なし」という意見は本当か?

台湾海峡が封鎖されても、船が迂回すれば済む話なので、日本シーレーンにはさほど影響がない」という意見を耳にすることがありますしかし、専門家の間では、この主張は経済的にも物理的にも現実無視していると見られています

世界物流の大動脈

台湾海峡は、製造大国である日本中国韓国原材料を運び込む航路の中心です。2022年時点で、世界コンテナ船約5400隻のほぼ半分がこの海峡を通ったというデータがあります。このルート遮断されれば、東アジア全体のサプライチェーンに甚大な打撃を与えます

迂回によるコスト増は「存立危機」の根拠

もし台湾海峡が封鎖される事態になれば、日本タンカー商船は、台湾島南側にあるバシー海峡を通る航路も使えなくなる可能性が高く、フィリピン東側を大きく迂回し、インドネシアロンボク海峡を経由するルートを選ぶことになります

この迂回ルートは、通常の航路に比べて約1000海里(約1850km)、距離にして15%程度長くなります

たかが15%の距離増と軽視されがちですが、外航海運ではこの距離の増加は、そのまま航行時間燃料費人件費の増加に直結します。さらに、紛争海域の周辺を航行することになるため、保険料(ウォークライ保険など)が急騰し、輸送コスト全体を劇的に押し上げます

最終的に、この輸送コストの上昇はすべて日本国内物価に跳ね返り、エネルギー原材料供給不安と相まって、日本経済全体に大きな打撃を与えます。これが、首相が「存立危機事態」の可能性に言及する最大の裏付けとなっています

海上保険から見る「致命的なリスク」:戦時免責とP&I停止

(このあたりは https://anond.hatelabo.jp/20251125192817 も参照、類似した議論だけど削るのもダルいので残す)

この海運物流議論において、避けて通れないのが損害保険特に海上保険存在です。一般に「海上火災保険」の一部とされる海上保険は、船舶に関する「船舶保険」、貨物に関する「貨物海上保険」、そして積荷が所定の港へ届かなかった損害や油濁流出死亡事故などを保障する「P&I保険(船主責任保険)」の三つに大別されます

戦時下の免責構造コスト転嫁

海上保険の基本構造は、戦時海賊による被害場合保険金の支払いが免責されるという点にあります。この免責を解除し、戦争海賊リスクカバーするためには、保険料を大幅に増額した特約を付けなければなりません。

台湾海峡有事が発生した場合中国台湾補給妨害するため周辺海域を必ず管理下へ置こうとします。これは尖閣諸島を含む先島諸島南沙諸島周辺だけでなく、米国作戦を公開しているように、日本先島諸島フィリピン周辺も戦時下に陥る可能性が高いことを意味します。

そうなると、一部で迂回路と目されているロンボク・マカッサル海峡戦時下となり、結果的日本西方海路全体で海上保険が効かなくなる可能性が著しく高くなります

当然、戦時海賊特約を付けた場合コストは、最終的に小売価格転嫁されます。ただでさえ物資不足による物価高騰が予想される中で、この保険コストの急騰は、日本大都市圏を中心に目が回るほどの物価高騰を記録する原因となります

P&I保険の「国際法上の壁」と制裁リスク

さらに深刻な問題は、P&I保険です。P&I保険は、大型船の場合国際的な取り決めや日本国内法により、加入していなければ外国の港に入港できないという義務けがあります

この保険自体が、紛争リスクによって機能しなくなる事態が最も恐ろしいのです。

国際的な船主責任相互保険組合は、既にロシアとの取引を停止するという厳しい措置を取っており、中国による台湾侵攻の際にも、同様の厳格な規制が行われる可能性が極めて高いと見られています

これは、「戦時特約を付けるから加入させてほしい」と中国から打診されても、組合側がそれを拒否することを意味します。しかも、船舶国籍船籍)が中国でなくとも、中国が関わっていると判明した時点で海上保険が解約されるという非常に厳しい措置が取られる可能性があり、これは事実上海上封鎖に近い効果を生みます

これらの複合的なコスト増と保険機能麻痺は、島国である日本豪州米国からモノを輸入しようとしても、輸送距離の長さによるコスト増と相まって、台湾有事による日本物価暴騰を不可避のものにするのです。

日本企業が抱える「手詰まり」のリスク

物流ルートの途絶だけでなく、日本企業中国生産拠点を集中させていること自体が、台湾有事の最大のリスク源となっています

サプライチェーンの命取り

中国大陸で製造された部品や最終製品日本国内で組み立てるサプライチェーンは非常に複雑です。台湾有事による中国沿岸部港湾閉鎖や、輸出入規制の強化、さら中国国内での生産停止は、日本製造業全体に即座に打撃を与えます

撤退の難しさというジレンマ

リスク回避するために中国から生産拠点移転デリスキング)を検討している企業は多いですが、その実行は極めて困難です。専門家による試算では、主要な製造業が中国から日本第三国拠点を移す場合、初年度だけで約13兆7000億円という巨額のコストが発生すると見られています

この巨額のコスト代替地の確保の難しさゆえに、多くの企業リスク認識しながらも、身動きが取れない「手詰まり」の状態に陥っており、これが日本経済的な脆弱性を高める要因となっています

台湾海峡問題をめぐる二つの議論国際法か、集団的自衛権

台湾海峡の安定を確保しようという議論は、大きく分けて二つの主要な論調に分かれます。一つは「国際法規の遵守」を最優先する論(A)、もう一つは「集団的自衛権行使」を安全保障の核に据える論(B) です。

どちらを重視するかで戦略が変わる

この二つの議論は、「中国の行動をどう非難し、どう対応するか」という点で根本的に異なります

項目国際法UNCLOS)優先論 (A)集団的自衛権平和安保法)論 (B)
戦略的な目的外交的正統性を確保し、国際的包囲網を作る。物理的な抑止力を確保し、日米同盟の一体性を高める。
中国への非難国際法違反(航行自由侵害)だと強く訴える。日本存立危機事態を引き起こす脅威だとして非難する。
政治的な影響一つの中国」論争から距離を置けるため、中国国内問題化を避けやすい。集団的自衛権の「発動要件」がクローズアップされ、国内政治論争を再燃させやすい。
どちらの論調共通して譲れない点

アプローチは違っても、以下の重要な点では一致しています

台湾海峡の安定は「日本命綱」: 紛争が起きれば日本安全保障上、最も深刻な脅威になるという認識共通しています

法的な準備の必要性: どちらの論調も、台湾海峡での事態が「存立危機事態」に該当する可能性を否定しておらず、必要であれば平和安全法制に基づいて行動する枠組みは必要だと考えています

力による現状変更絶対反対: 中国軍事的威圧や「内水」化の主張は、国際秩序への一方的な挑戦であり、断固として阻止すべきだという点では意見が一致しています

なぜ日本の「国際法重視論」は地域で支持されるのか?

日本が「国際法規の遵守」に軸足を置くことは、単に外交的な建前ではなく、フィリピンインドネシアオーストラリアといったアジア太平洋地域の主要な国々から最も強い支持と連携を引き出すための、極めて現実的で賢明ロジックです。

1. フィリピン主権を守るための「命綱

フィリピン南シナ海中国との領有権紛争を抱えており、国際法自国主権を守るための**唯一の「盾」**としています

メリット: 日本が「国際水域での航行自由」と「UNCLOS国連海洋法条約)の普遍性」を主張することは、フィリピン自身中国に対抗するための根拠を強くすることに直結します。

地域安心感: 「集団的自衛権」ばかりを強調すると日米同盟の都合と見なされがちですが、「国際法」を核にすることで、「日本地域の秩序を守るために行動している」という大義が生まれ地域の国々の安心感につながります

2. インドネシア地域の安定を保つための「中立的な支柱」

ASEAN東南アジア諸国連合)のリーダーであるインドネシアは、米中間対立に巻き込まれないよう「中立性」を最も重視しています

歓迎する点: 日本が「平和解決」と「国際法尊重」を前面に出す限り、インドネシア日本立場地域平和と秩序を守る「安定志向の柱」として歓迎します。

警戒する点: 集団的自衛権の発動のように軍事的な介入の色が濃くなる論陣は、ASEANの結束や中立性を乱すものとして警戒される傾向があります

3. オーストラリア同盟戦略の「共通言語

オーストラリアは、日米豪印のQuadやAUKUSを通じて、地域秩序維持に積極的に関与しており、日本立場を最も強く支持します。

整合性: 日本の「国際法重視」論は、オーストラリアが掲げる**「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」のビジョン完全に一致**します。

共通メッセージ: オーストラリアは、台湾海峡議論が「日米同盟vs中国」という二項対立ではなく、「国際秩序擁護者vs 力による現状変更を試みる勢力」という構図になることを望んでおり、日本国際法論は、このための共通言語提供します。

まとめ:国際法論は「日本のために」だけでなく「地域のために」

これらの周辺国視点を踏まえると、日本台湾海峡の安定確保について論陣を張る際、「国際法規を無視して封鎖するなら許さんぞ」というロジックは、以下の点で優れています

普遍的大義の確保: 「日本国益」だけでなく、「国際社会全体の普遍的価値航行自由)」を守るという大義名分を得られる。

外交的立場強化: 中国政治論争(一つの中国原則から距離を置き、対中非難における国際的連携正当性を最大化できる。

地域安心感: 武力行使議論集団的自衛権論)に偏るよりも、「法の支配」を強調することで、地域諸国安心感外交的な支持を得やすくなる。

日本が取るべき安全保障上の姿勢は、「国際法という盾を構え、法の支配尊重しないいかなる力による威圧にも、日米同盟と国際連携をもって対抗する」という複合的なものであるべきなのです。

最終論点戦略的ゴールは「勝つこと」ではなく「現状変更コスト高にすること」

結局のところ、台湾海峡をめぐる議論は「日本中国に勝てるか負けるか」という勝ち負けの論争に終始すべきではありません。日本戦略的なゴールは、武力による「現状変更を極めてコストの高いものにする」ことに尽きます航行自由への国際法的な批判、P&I保険停止という経済制裁、そして迂回コストによる経済的打撃は、すべて中国台湾に手を出す際に支払わなければならない代償のリストを長くするものです。国際連携によってこの「現状変更コスト」を最大化することが、唯一、戦争という最悪のシナリオ回避し、地域の安定を保つための現実的な戦術的ゴールとなるでしょう。

2025-11-20

anond:20251120100442

日本の介入自体がそこまで嫌なのではなくてその発言が藪蛇的にアメリカ台湾に対する姿勢に影響するリスクを嫌がっている

なんでアメリカ意思決定高市答弁が影響するんだよw 誰よりも買いかぶってんぞ。

中国様は本気だぞ〜!」と騒いでるのはセルフ奴隷左翼ばかりだ。

現に中国当局は「やっぱ汚染水が…」とかのやっすいカードしか切れてないだろ。

高市はなにも人民解放軍艦艇に「必要とあらば巡航ミサイルぶっ放します」と高らかに宣言したのではない。

存立危機事態」は、存立危機から9条停止して思う存分やったりますよという宣言ではない。どう転んだってそんなオプション日本には無いのだ。

そうではなく、軍事侵攻現実になれば直接干戈を交える寸前までの領域自衛隊にはやるべきこと、やらねばならないこと、実力組織しかできないことが山とあるのだ。

わかんねえなら具体的にいうと情報収集島嶼防衛体制固めや米軍との連携確認商船保護オペレーション検討。そういう「直接参戦未満」の領域での活動は「行う」と言明することも実際に行うことも、そもそも日本主権において何ものに遠慮するいわれもないことだ。

2025-11-16

台湾有事についてまずは前提を共有しませんか?

右翼左翼戦争は望んでいません。

右翼軍事力が、左翼憲法9条戦争抑止になるとして永らく対立してきました。考え方の違いはあれど、戦争回避したいのは左右とも同じはずです。

  

日本台湾有事に備えて準備を進めてきましたが、それはシーレーン破壊時に持ち堪えるための準備です。開戦の準備ではありません。

ある国がどこかの国に侵略戦争を初めたとして、日本が参戦することはありません。日本世界の警察ではありません。

  

ただし台湾に関しては、立地上、そしてアメリカとの関係上、必ず巻き込まれしまます

 

 

巻き込まれる先頭諸島

まずは google map を開いてください。鹿児島から沖縄、そして台湾にかけて 点々と島が続いているのがわかると思います。ここは第一列島線と呼ばれ、中国および米国防衛ラインとして設定する地域です。有事の際にはこれらの島は不沈空母として機能します。どれだけ叩かれても米軍沖縄から出て行くことができないのはこれが理由です。

 

日本が準備していること:

先頭諸島12万人)の避難計画が進められています輸送能力限界があります特に与那国島絶対に間に合わないとされています与那国島から台湾まで100km。これは東京から熱海くらいの距離です。

 

先島諸島から住民12万人避難の計画 台湾有事など念頭に政府公表:朝日新聞

 

シーレーン破壊

戦争中、商船貨物船戦闘区域に近づけなくなります特に中東東南アジアからエネルギー資源物資輸送路が阻害されます食べ物では小麦飼料トウモロコシ大豆)が影響を受けます

 

日本が準備していること:

 

長年 食料自給率を上げようとしていましたがうまくいきませんでした(38%)

とはいえ国民にすぐさま餓死者が出るというわけではなく徐々に食糧価格が高騰していくという形で影響が出るようです。

 

失われる半導体

台湾半導体TSMC)の市場シェアは70%、特に先端半導体は90%を占めます台湾が封鎖されると世界中のあらゆる産業が影響を受けます

  

日本が準備していること:

1兆2080億円かけてTSMC工場熊本に誘致しました。

 

 

トランプ出現で何もわからなくなった

ここからはここ1年くらいの話、かつ私見が混じります

 

有事の際には米軍が戦い、自衛隊後方支援に回るというのがこれまでの見立てだったと思います。ところがトランプ政権出現で何もわからなくなりました。

 

トランプ氏は中国について聞かれると「日本韓国の方が悪い。貿易赤字が〜」と繰り返します。日本同盟国であったことを忘れてしまったようです。台湾有事にも関与しないと言っています。また、沖縄から米軍を引き上げる、もっと金だせと主張しています沖縄米軍基地を置いた理由も忘れてしまったようです。 

台湾が侵攻されても無視する可能性は大いにありそうです。その場合半導体が手に入らなくなり米国IT企業AIバブルが大変なことになりそうですがトランプ政権は全てバイデンのせいにしそうですね。

  

とにかくこれまでは日本選択肢なくアメリカに従うのみだったのですが、アメリカがああなった以上先行き不透明日本立場もよくわからないというのが現状だと思います

 

https://anond.hatelabo.jp/20251114203845

2025-09-04

三菱商事洋上風力発電撤退で一部の船舶マニアに衝撃が走った※追記

追記

この増田は、特定企業非難攻撃するために書いていません、あくまファンが外から見た話です

仕事柄、造船に関わることはありますがそれは、図面通りの物を造るという仕事業界俯瞰することはありません

また、企業業界の様々な事情考慮されていません

例えば、下に出てくるJMUJapan Marine United)は、今年の6月今治造船の傘下に入りました

今治造船は、ぼくが増田で書いている大手造船が本当に大手だった頃、中堅と呼ばれるような規模の会社でした

それが今や日本最大の造船会社になり、IHI住友重機日立造船JFE錚々たる面子ルーツに持つJMUを傘下にしたのです

そんな今治造船の主力は、バラ積みやコンテナ船です、結果を見れば中韓競争してでも貨物船に集中し巨大化の波に乗るのが正解だったんです

じゃあ、なぜこの増田今治造船の話が出て来ないか、それは、ぼくの好みの船を造っていないからです

マニアファンとの意見と言うのは往々にして業界のためにならないし、業界を語ることも出来ません、興味のないことに注意を向けないからです

これはそんな増田です、この増田業界を反映していません、ぼくの好きな特殊作業船をいっぱい造って欲しい、そして、出来たら日本企業がいいなってそんな話です

洋上風力発電は多くの場合、設置にSEP船が使われる

SEP船は(Self Elevating Platform)の略であり海底に向け足をビューンと伸ばして着底したらドーンと船体を海面より上に持ち上げる

船体が海と接しておらず、かつ足で海底に固定されているため波浪の影響を軽減しつつ作業が出来る作業船一般的に水深60mぐらいまで対応できる

このSEP船、これまで日本には2018年に完成した五洋建設CP-8001しかなかった

そんな中、2022年清水建設BLUE WIND2023年大林組東亜建設柏鶴五洋建設鹿島建設・寄神建設CP-16001が完成し計4隻となる

CP-8001CP16001BLULE WIND柏鶴
基本設計GustoMSCGustoMSCGustoMSCJMU
昇降装置GustoMSCGustoMSCGustoMSC三菱重工
能力800t1600t2500(1250)t1250t
自航能力
建造JMUPaxOceanJMUJMU

GustoMSCはオランダの造船会社Werf Gustoルーツに持つ、オフショアプロジェクト世界的なシェアもつ会社で今はアメリカのNOV(National Oilwell Varco)の傘下、NOVのルーツUSスチール

Werf Gustoは、日本韓国との競争に負けて再編、閉鎖されたがオフショアに活路を見出していた

日本JMUで建造されているものの基本設計GustoMSC、SEP船の特徴である昇降装置GustoMSCに頼っていた中

柏鶴は、オランダのHuisman製クレーン使用しているものの基本設計からJMU担当しておりほぼ国産と言っていいSEP船である

Huismanは海上港湾で使われる大型クレーン世界的な企業世界最大の起重機船 Sleipnirの10000t×2のクレーンもHuisman製

日本最大の起重機船は、寄神建設が所有する海翔の4100t

日本洋上風力発電の波が来たことで高い技術力を持ちながらも経験や実績不足から海外に頼らざるを得ない状況が改善されていくかに見えていた中での三菱商事撤退

作業船好きなマニアに衝撃が走った、夢見た国産化の道が、造船立国日本の復活が途絶えてしまうのではないか

SEP船の建造費用は数百億円かかりBLUE WINDは約500億、近年は大型化に拍車がかかり3000tクラスの吊り上げ能力もつものもあり1000億がみえている

20フィートコンテナ20000個以上積める、24000TEUのコンテナ船で1隻当たり330億ぐらいであり、SEP船は単価が高い

コンテナ船は同じものを何隻か造ることでコストダウンしているため単純比較は出来ないが、中韓との単純な価格競争に巻き込まれづらい利点もある

日本は、世界の建造量において中国の48%、韓国28%に次いで15%と世界3位の座を維持しているもの価格競争に晒されるコンテナバラ積みなど貨物船が主力で苦労している

その中でSEP船は小さいが一つの解決策に見えた

三菱重工のように大型客船解決策を見たケースもあったが炎上沈没比喩)、祖業の造船を分社化商船から撤退という結末を迎える

このパターン過去にもあった

Werf Gustoらに勝ち世界の頂点に立った日本は、韓国中国に追い立てられた時FPSO(floating production storage and offloading)に手を出した

FPSOは、石油プラットフォームから石油を受け取り炭化水素生産、処理を行ったり一時的石油を貯蔵したりする船舶

石油プラットフォームと違い移動が可能で、パイプラインを陸地まで引く必要がないなどの利点がある

しかし、これは失敗だった

FPSOに手を出した日本大手造船は赤字を叩き出し撤退、今は現代重工など韓国企業シェアを持っているが利益を出せていない

FPSOの設計は、基本的欧州企業が手掛け、アジア製造のみを担当していることが多く、欧州設計アジアが血を吐きながら生産欧州運用という状況が続いてる

からこそ、柏鶴希望だった、外国に旨い所を持っていかれない、国内だけで完結することが出来る未来

しかし、三菱商事洋上風力発電撤退ということで国内洋上風力発電の勢いが小さくなれば、この未来も危うくなる可能性がある

世界最大の起重機船Sleipnirを建造したのはシンガポール国営エネルギー開発企業Sembcorp Industriesだが

1985年に建造され一時、世界最大の起重機船だったThialfを建造したのは三井造船であるものの今世界一の船舶日本が建造したものはない

日本の造船の技術力は高い、それは間違いないが中韓は安さだけでやっているのではなく技術力があり日本より実績がある

世界最大の半潜水式の重量運搬船BOKA Vanguard現代重工

世界最大の積載量を誇るコンテナ船Evergreen Aシリーズは、サムスン重工と中国船舶集团有限公司

世界最長488mのPrelude FLNGサムスン重工

個人的に最も好きな作業船世界最大の船舶の一つPioneering Spirit全長382m、総トン数40万tはHanwha Ocean(大宇造船海洋)が建造

石油プラットフォームをそのまま持ち上げることが出来るリフト能力が最大60000t、スカイツリーの総鉄骨重量が36000t、レインボーブリッジの総鉄骨重量が48000tだからイカレテル

最近では、バージョンアップして石油プラットフォームを海底に固定してるジャケットを引き上げる能力も獲得しこちらが20000t、イカレテル

なお、上であげた世界最大の船舶たちの設計欧州がやっている、アジアは手足でしかない、もちろん手足も重要だがやはり頭は自前で欲しい

から柏鶴希望だった、しかし、終わりそう

ちなみにベルギーJan De Nulが所有する世界最大のSEP船Voltaire吊り上げ能力3200tは中遠海運集装箱運輸が建造、クレーンはやっぱりHuisman

中遠海運集装箱運輸は傘下に川崎重工との合併企業を持っている、日本大手造船が赤字で苦しむ中、川崎重工が堅調だったのはこれがあったからだが良いのか悪いのかは分からん

2025-04-29

anond:20250429224125

最終皇帝帝国歴2071年)

ついに七英雄と雌雄を決する時が来た。これまでのすべての皇帝記憶と力を引き継いだ最終皇帝は、すべてを終わらせるために、今立ち上がった

最終皇帝時代は色々とあったので適宜振り返りを行う。なお選んだ最終皇帝は男。決め手は外見の防御力。女の方は諸肌の防御力が低めだった。

vs クインジー

皇帝は手始めに蘇ったクインジーを倒すことにした。既にジェラール帝の時代から奴の手の内は明らかになっており、腕慣らしちょうどよいと考えたためだ。そして実際その予測事実となった。

軍師フラッシュファイアを使えるので、クインジー前座が本当に前座だった。ソウルスティール見切りも全員に装備させていたので負ける要素なし。

皇帝らしく皆を導く役割として前線に立って片手剣と両手剣を振るっていたのだけど、そもそもハイスペック皇帝が殴ったほうがいいなと気がついた。クインジー戦で突然前触れもなく不動剣を閃いたのには笑った。そんなに剣レベル高くなかったんだけどなあ。やる気がある。

パーティータンク帝国武器庫を支え続けたファブリ家の長年に渡る帝国への貢献を鑑みて最終皇帝のお供に抜擢……とみせかけて普通に趣味採用枠。うん、声も見た目も性格めっちゃ好きなんや。性能については最終パーティー紹介で。

アタッカー枠として採用皇帝だった頃から斧と拳でバカバカ殴っていたので、皇帝が盾役をやる代わりに殴りをしてもらうことに。ただ、強いんだけどクラスアビリティ連携ゲージの上昇率アップという補助向けの性能だったので、後にアタッカー枠を皇帝に譲り渡すことに。

術士枠。性能枠で採用。炎と風と天が使えてかつ魔力が高いとなると軍師しかいなかったのだ。詳しくは最終パーティー紹介で。

クラスアビリティを取っていなかったので採用。術士として無難に強かったけど、天の役割がコウキンとかぶるので交代することに。

vs スービエ

クインジーを倒した皇帝は、最後に残ったスービエの姿を求めて氷海へと漕ぎ出した。氷山の影に隠れて皇帝を待っていたスービエは、海の主を吸収して強くなったと言い、皇帝に挑みかかってきた。残された記録によると、皇帝はなんなく彼を退けたと伝わる。

帝国記には猛き武人スービエの名が記されると思いきや、記録に刻まれた彼の肩書き武人ではなかった。よく知られている通り、彼は今では七英雄が一のホラ吹きとされている。これはスービエ討伐後に彼に追われていた海の主たちが無事に逃げ切っていたことが判明したためだ。すなわち武人スービエは、本当は海の主を吸収していないのに皇帝に見栄を張ってホラを吹いたと解釈されたからだ。

スービエ戦も楽勝だった。炎の壁でメイルシュトロームは完封できていたし、毎ターン光の壁を張る余裕すらあった。ここで活殺獣神衝を見切ったのだけど、これがのちのち効いてきた。

ストーリーとはなんにも関係しないのだけど、海の主のイベント中途半端に進めてしまっていたせいで、フラグがめちゃめちゃになって?、スービエが海の主を捕まえられてないのに捕まえたことになってた。スービエと会う前にレオンブリッジ事件を起こしたのに、進め方が分からずに放置しちゃって、スービエを倒した後にようやく完遂できた。レオン橋が壊された後に特定場所に立たないとイベントが進まないとかわかんないじゃんよ……。

ラストダンジョン、vs ノエル

氷海でスービエを討伐した皇帝の顔はさらに南──サイゴ族さえも未踏である南の大地へと向けられていた。モンスターの大群が移動する地。そこに七英雄本拠地がある

一度アバロンに戻った皇帝は最終決戦に挑む側近を(リアル)数日かけて選り抜いた。敵の本拠地という死地に赴く仲間だ。帝国にこのまま残る仲間たちとの別れも近いと思われた。──だが、それは全く違う形で現れることとなる。

選抜した精鋭側近たちとラストダンジョンにカチコミをかけた皇帝を待ち構えていたのは、七英雄の唯一の生き残りノエルであった。妹を倒された怒りに燃える彼だったが、勢いに乗る皇帝達には力及ばず、同胞への謝罪辞世言葉として散っていった。

ノエル戦はイージーゲームだった。ソードバリアあったし、幻影も楽勝で1ターン破壊できるだけの火力があったので。むしろさっさと倒さないように調整して戦っていた。サガシリーズにおいて敵レベルの高い強敵との戦闘は、乗り越えねばならない壁であると同時に強い術技を閃くチャンスだからね。なんか閃くかもしれないとおもったけど、何もなかった。

最終皇帝と最終近衛隊

ここから最終パーティーは固定だった。選んだ陣形稲妻で、役割タンク二枚とヒーラーアタッカー二枚。稲妻採用した理由は以下の二点である

一点目は行動順が固定なところだ。これにより先頭に補助役かつ後ろの方に(連携攻撃役という役割分担が可能となり、一ターン目から金剛力やかめごうらによるバフ・デバフを入れて攻撃役に順番を回すことや、前のターンで攻撃役が被弾した際に次のターン開始時に即座に回復を入れてファインアタックを維持できる点などを評価した。装備品で行動速度を調整して同じこともできたとは思うが、初見プレイであり七英雄の素早さなど内部パラメータに熟知しておらず、また乱数による順番の変動についても未知であるため、安定して行動順を固定できることを優先した。

二点目は稲妻は行動順の末尾に大きな攻撃補正が乗ることだ。一点目と合わせて効率的ダメージを与えることが可能となる。特にこの陣形は行動順の先頭二人が攻撃一心に引き受けることとなるため、末尾のキャラクター攻撃に専念することとなり、連携などで高いDPSが期待できる。

以上の二点を評価して稲妻選択した。また副次的効果として、(他の行動順固定陣形は知らないが)全員の行動速度が先頭のキャラ共通になるため、鈍足のキャラでも大きく行動順が引き上げられるメリットがあった。高難易度では最遅ヒールや最遅地相破壊などが必要になってくると思うが、難易度ノーマルにおいてはボクオーンのマリオネット回避するなど最速行動が基本的メリットとなった。

考え抜いて選んだ最終パーティーは次の通り。順番は稲妻の行動順に従う。

1. ブロック帝国鍛冶職人

あいかわらず皇帝のお供として文字通り稲妻前線を引っ張っていく我らがメインタンク。メインウェポンは杖と斧。装備品の性能を10%向上させるというクラススキルにより、ゲーム後半になって強い装備が出てくれば出てくるほどカッチカチになって輝いた(ちなみに追加ダンジョンクリア後は物防169術防214でパラメータとしてはぶっちぎりだった)。

バトルにおける役割バッファー兼デバッファータンク雑魚戦では高速ナブラをキメてたりしたけど、ボス戦においては基本的に杖と術を使っていた。かめごうら、祝福(リバティスタッフ改)、光の壁、金剛力、アースヒールLv2での状態異常解除、リヴァイヴァで保険かけておくなどのやること多すぎ過労枠。状態異常耐性は完璧にしてあったので、後半組が魅了されたり混乱しても即座にアースヒール治療することも役目の一つだった。

重装鈍足のクラスではあるものの素の速度はそこまで低くないため、ウェイトパージを装備させることでクイックシルバー程度でも行動速度18を確保でき、たいがいの敵に先制可能だった。ノーマルから七英雄戦でもほぼ先制できていた。

2. ユノーインペリアルガード♀

二枚目タンク皇帝自らが攻撃役(ルビ:大剣ぶんぶん丸)になったことで、片手剣枠および前衛タンク必要となり採用された。採用理由は、クラスアビリティが優秀かつ素の力がめっちゃ高かったから。素早さは壊滅的だが、戦闘においては陣形効果ブロックの行動速度と同等になるため問題なし。ブロックと同じく状態異常ガチガチだったので、エリクサーで状態異常解除も担当していた。

特筆すべき特徴はアビリティによる生存能力の高さ。ブロックパラメータによる数値盾ならばユノーはアビリティによる回避盾。メインアビリティダメージカットに加えて自動パリィも持たせていたので、盾・自動パリィカットと防御性能が極めて高かった。

戦闘では槍によるデバフアタッカーおよび術でのサポート片手剣はお守り。槍技の活殺獣神衝が敵の腕力と素早さを同時に下げるスゴ技なので、そればっか使ってた。それ以外の部分では光の壁、エリクサー、金剛力が多かった。力の高さをメインに採用したけれど、あまりアタッカーとしては使わなかった。

3. スカイア:イーリス

一番趣味枠に見られそうだけど、実はガチ性能枠である(なお本パーティーの唯一の趣味枠はブロック)。

ブロック(杖斧盾)、コウキン(術)、ユノー(槍剣盾)と順当に枠が決まったところで最後の一人に求められていたのがヒーラー・小剣/弓・サブ術アタッカーであった。宮廷魔術士や海女などが一部条件を満たすものの、全部を満たすのは高い魔力を持つスカイしか存在しなかった。特にウキンのカバーしない属性の水・風に適正があるのも強みだった。クラスアビリティ風神恩寵が死にアビリティになることが懸念点ではあったが、結果的ロックブーケの召雷をピンポイントで吸いまくってくれるという輝きを見せた。

戦闘においては基本生命の水Lv3でヒーラー、たまに召雷や落凰破で攻撃だった。エリクサーは風と干渉するために採用できなかったが、魔力の高さで回復量は十分だった(一応大地の剣量産したらできるんだけどそこまで必要なかった)。いざというときに全体回復を使うかと思って、一応赤水晶のロッドをもたせて火龍出水を使う準備はしていたが、単体回復リヴァイヴァで足りたので使う機会はなかった。……天風の全体回復があったと知ったのは全クリア後だった。ほら、サガでの全体回復ってリスキー生命の雨(キャラ固有技でLPを使うサガフロとか発動まで数ターンかかるサガスカ)しか知らなかったからさぁ。連携ゲージアップのアビリティも付けていたけどそれが必要になるまで長引くことはなかった。

なおイーリスの中では見た目は一番好き。特に翼のグラデーション(翠色から桃色)がキレイ

4. コウキン:軍師

めっちゃ高い魔力と術レベルから繰り出される超火力術法のいつもの軍師。外す理由特になかった。

主な使用術はクリムゾンフレアフラッシュファイア、ファイアストーム。補助術としてリヴァイヴァと光の壁は持っていたが、基本は攻撃に専念。防御と状態異常耐性を投げ捨てた魔力モリモリ装備にしていたので雑魚戦などはその超火力で焼き払っていた。特に後半多かったアンデット系はひたすらはコウキンのフラッシュファイアでワンパンされていた。

ボス戦での役割は実はファイアストームだったりする。敵が地相を貼っても即座にファイアストームで解除。ただ、これを実現するために地属性の術を入れられず、バフなどには手が回らなかった。とは言っても大地の剣を持っていたのでエリクサーのみは使えた。

5. 皇帝:最終皇帝

大剣ぶんぶん丸腕力36(力帯、パワーリングから繰り出される一撃はあらゆる敵を薙ぎ払っていった。

付けていたアビリティジャイアントキラー、ウィークヒッター、クリティカルと火力ガン積み構成ファインアタックが入ってたかも)。ベルセルクかめごうら割りが入っていれば笑っちゃうダメージが出た。その状態連携ダメージの倍率を乗せると約8万ダメージが出た。クリア後の話になるけど、クリアダンジョンのアレコレで倍率を更に乗せると、ベルセルクを使わなくてもカンストダメージに達するようになった。

戦闘で主に使っていたのは乱れ雪月花と無明剣、そしてベルセルク。基本コレ。ひたすら稲妻補正を乗せて大剣ぶんぶんしていた。アンデット以外の面倒な雑魚戦は活人剣で一掃。

男を選んだのが見た目の防御力だったと書いたが、声がめっちゃ格好良くて結果的にすごく好きになれる最終皇帝だった。若くまた威厳のあるいい声だった。

vs 七英雄(1)

ノエルを下し、意気揚々七英雄本体が待つ深部へと脚を踏み入れた皇帝一行。もしかして楽勝じゃね?うちら強くね?絶対かてるやん!と慢心した皇帝達に突き付けられたのは、ボクオーン戦以来の全滅という結果だった。

途中までは皇帝達の方に歩があったのには間違いはない。足回りを強化したブロックを起点に、皇帝と近衛達はマリオネットやテンプテーションといった危険な技を避けながら、七英雄本体へ順調に攻撃を重ねていっていた。だが、七英雄の猛撃は時間を重ねる毎に次第に苛烈を極めていった。ついには最後のワグナスの姿が出現し、アビスゲートが開いた。

それは一瞬の油断だった。「サイコくしテンプポセイドンマリオスティール七英雄による怒涛の6連撃。身を守ることを許されないの連携の前に、臣下たちが次々に倒れ、魅了され、操られていく。そして最後の一撃は皇帝を貫いた。奇しくもレオン皇帝を討ったソウルスティールが再び皇帝の命を奪ったのだ。

皇帝は力尽きた…………

正直舐めてた。ソウルスティールは入れていたものの、耐性や他の見切りを厳選してなかったし、即死技とか状態異常術とかいらない術技を整理していなかった。ということで、一度撤退して全術技、装備、見切りを見直してきた。術などについては最終パーティーの欄に記載した通り。回復チャンスが少ないと考えて、リヴァイヴァでゾンビ戦法を取ることにした。見切りはソウルスティール、テンプテーション、活殺獣神衝、流し斬り、くし刺しなどを適宜装備。見敵必殺をしていたので、見切りはなんかもともとあった。

これで再戦とゆきたかったのだが……

ラストanond:20250429224321

anond:20250429223700

続き

ガルタン帝:ノーマッド♂(帝国歴1???年)

新皇帝は最も新しき帝国であるノーマッドから選ばれた。アガタ時代から数百年経っての待望の皇帝であった。

ガルタン帝は即位ただちに人魚薬を手にマーメイドに向かい、かつてのアルゴ皇帝懇意にしていた踊り子を訪ねた。だが酒場にはマーメイド踊り子の姿はなかった。その土地の者によると、この数世紀というもの踊り子マーメイドに姿を見せることなくなったという。それを聞く彼の手に握りしめられた人魚薬の瓶の中では、歴々の皇帝努力結晶がユラユラと悲しく波打っていた。

噂に聞く美人に会えなくて消沈したガルタン帝は、気乗りしないながらも武装商船乗っ取り問題解決し、メルーではノエル配下占拠された塔を開放した。移動湖で調べものをしていたノエルとも対話し、わざわざ戦うまでもあるまいと和解することを望んだと伝わるが、一節には見逃されたとも伝わる。そこで皇帝に飽きてしまったのか、いと高きの座から離れた。

皇帝でボクオーンにボコボコにされたせいで、危機的なロマンシングの香りを感じて、舐めプを辞めてガチ攻略を行うことにした。といっても攻略情報を見ないのは同じで、皇帝を選ぶ時にセーブリセットを解禁しただけだが。

そこで選んだのがノーマッド選択理由は所有陣形のワールワインドが丁度欲しい性能をしていから。前衛に速度バフがかかってしかも行動後に防御までしてくれる。実質的前衛の防御力二倍という耐久性の高い陣形は、慢性的に防御力が不足している本プレイで欠けていたものだった。この陣形は後半まで長らく使用することとなった。

なお男皇帝を選んだ理由人魚イベントを進めたかたかなのだけど、まさかイベント自体が消えているとは。久しぶりにSa・Gaの洗礼を浴びることになってしまったぜ。

皇帝とお供たち

確か斧メインで戦っていた。皇帝ということもあり無難に強かった。武装商船イベントで薪割りを閃いたはず。全体的に割と地味だった。後述のハリーと共に、メルーの塔のリリスから一発でテンプテーションを見切った。

個人的男性陣の中で一番お顔が好き。服装からは野に生きる野性的な荒々しさを感じさながらも、シュッとした目尻から理性的な一面を覗かせるところがまじイケメン普段紳士的で物腰が優しいけれど、自分の女と認めた相手の前では荒々しく雄の顔をさらけ出して野獣のように求めていて欲しい願望がある。

まさか体術に閃きなし(二回目)。杖に才能があったために前衛で杖を振ってもらうことにしたのだが……ワールワインドの行動補正でも鈍足は鈍足だった。ただ交代させて気が付いたのは、彼の骨砕きや脳天割りが結構縁の下の力持ちだったこと。

ふとヒラガのことを思い出して様子を見に行ったら、美少女ドールを作ってた。一体どういう動機美少女にしようと思ったのだろうか。デバフ完全無効は強かったが制御不能なのは玉に瑕。その後、一回だけ皇帝候補に出てきたけど、選ぶとなんか人が変わったみたいになっちゃったのでなかったことにした。自分コッペリアのめちゃくちゃ口が悪いところが好きだったので皇帝に選ぶことはなかった。

前世代は皇帝自身が術士だったので出番がなく、今世代で初投入。クラスアビリティの術火力アップもそんなに強くないかなーと思ってた……彼の術の威力を見るまでは。火力ヤバすぎるよ……セイントファイアがアンデット特効とはいえ五千ダメージって(絶句)。一気に軍の火力の中心となった。術レベルって重要なんやなあと思った。

手ぐせの悪いアビリティ目当てのために連れ回していたら、さくっとファイナルレターを閃いてしまった。ハクヤクが黒竜破を学習したので、この世代で2つも即死技が増えてしまった。

アビリティを取っていなかったので。装備重量ゼロはワールワインドと非常に相性が良かった。以後このアビリティ忍者帝国鍛冶職人の半必須アビリティとして末永く引き継がれていくことになった。皇帝と共に一発でテンプテーションを見切った。

オートパリィがほしかったので。意外と剣のレベルが高くて火力がバカにできなかった。……最遅行動だけど。なおリリスのテンプテーションはバッチリくらった。

マゼラン帝:武装商船団(帝国歴1686年)

帝国から漏れしまったものの、マゼラン帝はその名に相応しい功績を残し帝国に多大な貢献をした。すなわち未踏地の踏破である

まずコルムーン海峡皇帝自ら船を操って突破したマゼラン帝は、そのままコルムーン火山を乗り越え火口見物をした。その後もジャングルに踏み入り、東の国を見聞し、音楽を愛する部族が住まうという大いなる山を乗り越え、ついには忘れられた都市発見した。

道中で多くの部族種族出会った。東の地を護るイーストガード、同じく東の地で暗躍する忍者一派、コルムーン火山の賢き隠者サラマンダー族、そして高山に住まう翼を持つイーリス族。男の身であるゆえにジャングルアマゾネスには嫌われたが、他の部族とは友好を結んだ。その中でもイーストガードとイーリス(ついでに土下座忍者)とは打倒ワグナスとして団結し、帝国への協力を取り付けた。

帝都アバロンでは、選抜した精鋭兵によるインペリアルガードを結成し、帝都治安の安定に努めた。また鍛冶屋では、鉄床相手ではなくどうしても皇帝の側でモンスター相手ハンマーを振るいたい鍛冶職人の熱意に根負けし、金槌から金棒に持ち替えた彼女臣下に加えた。

次なる目的ジャングルで暗躍する七英雄が一人ロックブーケと決めたマゼラン帝は、アマゾネスの協力を仰ぐべく仲間に引き入れたばかりだが高い戦闘能力を誇る忍者アザミを次なる皇帝指名し、自ら帝位を降りた。

この世代では、どこまでやれば年代ジャンプしないのだろうかと、ひたすらイベントを避けてあちこちに足を伸ばした。ガルタン時代にメルーまではたどり着いていたため、残りの部分、つまりコルムーンと大陸東部が主な活動場所になった。ようやく念願のコルムーン海峡を渡ることができた。「溶岩がなくては、我々はただのトカゲ…。」というサラマンダー族のセリフ好き。

マゼラン自体七英雄に挑むことはなかったけれど、彼の代は非常に優秀なメンバーが集まった。この世代は(おそらく)最終技となるような強力な術技を次々に閃いた。

あと、ついに!念願の!帝国鍛冶職人を仲間に加えることができた!!! めっちゃ強くて勇ましくて粗雑で可愛くてHAPPY!

皇帝と七つの海を制覇した部下達

ひたすら斧レベルが高く、アザミと共にアタッカーをしていた。主に閃いた技はスカイドライブと活殺破邪法。素早いアタッカーという実にパワーのある皇帝だった。クラスアビリティが補助向けではなければ最終パーティー入りもあったかも。

武装商船団は自分の好きな容姿(男編)の第二位。だらしなさそうな顔つきながらも荒くれ者揃いの海の男達を束ねる底しれぬ魅力を感じさせる風体が実に渋いと思う。顔はイケメンというには崩れているがそれがまた愛嬌に繋がっていてグッド。潮風と甲板が似合ういい男だ。交易で手に入れた香水を使っていていい匂いがしそう。

タンプク:軍師レゴモール、リューシアナッサ:ネレイド。それぞれ軍師リヴァイヴァ、ネレイドがクイックタイムを閃いた。

アリアノーマッド♀、ミネルバインペリアルガード♀、オパール宮廷魔術士♀。それぞれイズナ、光速剣、風神剣を閃き・学習した。宮廷魔術士♀は元皇帝だったこともあり風神剣がかなり威力があった。

最終メンバー。主に弓で活躍風神剣とイズナを覚えた。どちらかというとサポート行動が多かった。ローゼン持ってバーサク入れるとか麻痺・スタンさせるとか。初めてイーリス族を見た時にほぼ下着じゃん!ってビックリしたよ。高い山に住んでるけど寒くないんかな。

最終メンバー。ジェラール帝の時代から外見に全く変化がなく生き続けている超人。もしかしたらファブリ家に生まれた娘は代々フロスティ襲名しているのかもしれない。冗談はさておき、自ら戦いたいと立候補してきた自信満々の自負の通り、パーティーの要として獅子奮迅活躍だった。高いの防御力を活かして最前列に立って敵の攻撃を受け止め、アースヒールで仲間を回復し、黒龍炎で即死させ、そしてかめごうら割りで防御DOWNを入れていた。

閃きはかめごうら割り、アースヒールLv.2、金剛盾。よくわからないのが、ウォーターガンLv.2も防御力を下げる効果があるに同じ効果があるかめごうら割りの方がはっきり防御ダウンを実感するところ。かめごうら割りが優遇されているのかな?

ところで、リベサガで追加された新クラス帝国鍛冶職人は、キャラデザ担当したあんべよしろう氏が発案して趣味を詰め込んだと聞き及んでいる。赤毛ポニテ作業着(ゴーグルエプロン耐熱手袋)、ちょっとだけ上着の縁からのぞくインナー……。超グッジョブと言わざるをえない。遠征先で「まったく、もっと大切に扱って下さい」とかぶちぶち文句を言いながら皇帝忍者の武具の整備をやっていて欲しい願望がある。

最終メンバー服装の主張とクラスアビリティが強すぎる忍んでない忍者特に閃きは無かったけど、体術を使うために生まれてきたようなスペックで大いにDPSに貢献した。速度火力特化装備にして、かめごうら+ベルセルク連携をすると3万くらいのダメージが出た。

クロスクレイモアしかろくな大剣が無かったので、火力としてはスカイドライブマゼランとウィークヒッター+千手観音アザミに見劣りしてしまったが、技の閃きで天才っぷりを示した。南の雪の遺跡攻略中だけで清流剣、燕返し乱れ雪月花、活人剣、無明剣を閃いた。特に後ろの3つは最終皇帝時代に大いに活用することとなった。

アザミ帝:忍者帝国歴1686年)

マゼランから帝位を譲り受けた忍者アザミ帝は、打倒ロックブーケを誓いジャングルへと赴いた。まずアマゾネスの村と接触族長ジャンヌを仲間に引き入れると、次に意気揚々エイネップの塔へと向かった。しかし、いざロックブーケと対面すると彼女のおねだりに圧倒されてしまい、なんやかんや丸めまれ彼女の代わりにジャングルの塔を探すことになってしまった。嗚呼、土壇場土下座外交で帝国に従った脳筋忍者には高度な交渉は難しかったのだ。

ロックブーケアゴで使われる新皇帝は、アマゾネスの長から白い目で見られながら憎き七英雄のおねだりに振り回されてジャングルを駆け回った。実は先帝の時にエイネップは隅々まで探索し終わっていたため、一度探検した場所を再び探索させられるというハメに。ジャングルを右に左にマラソンさせられるアザミ帝の怒りのボルテージは、静かにしかし着実に溜まっていった。

隠された塔の地下でついに本性を現したロックブーケ。前に会った時は無駄に威厳たっぷりだったくせに今度はなんか目が♡(はーと)だった守護龍をぶっ飛ばして準備運動を終えた皇帝アザミは、よくわかんないことに夢中になって喜悦の表情を浮かべているロックブーケ顔面に、37152ダメージの拳(かめベル連携観音)を叩き込んだのだった。

アマゾネスの村に入るために初めて皇帝退位を使って誕生した皇帝アザミロックブーケを倒して年代ジャンプが発生したので、本当にアマゾネスの村に行ってロックブーケを倒しただけ。

初めて皇帝退位を使ったけど、これ使わない理由無いなと思った。年代ジャンプせずに無償陣形が手に入るし皇帝パラメータ補強もできる。しいてデメリットを上げるなら、皇帝にしたキャラ強制的次世代に交代しちゃうからお気に入りの外見で揃えるのにチョッと気を使う程度か。

ロックブーケ戦は正直楽勝であった。テンプテーションをノエルの塔でリリスから見切っていたので完全にサンドバッグだった(ロマサガ2をやったことをない自分でもテンプテーションのことは聞き及んでいたので対策済み)。なお、力帯などの火力特化構成にした上のベルセルクのバ火力はゲーム進行レベル場違いダメージが出ていた。連携一回でロックブーケの体力が8割ふっとんでたからね。

ロックブーケ戦隊

マゼラン帝のときと同じくアタッカー。火力高すぎて言うことなし。皇帝となったことで手に入れた陣形「飛苦無」は後世でも連携ゲージ溜めに何度も使うことになった。

マゼラン自体共通。フロスティリヴァイヴァを修得したのだけど、この術わりと閃きやすいのかな。歴々のサガシリーズでも高位術のイメージあるけど。

アマゾネス村の酋長個人的に外見がめっちゃ好み(ハクいスケ好き)。短い冒険の間に無双三段スパイラルチャージ、活殺獣神衝という上位槍技を閃いたイケメン

多分クラスアビリティのために入れてたと思う。

続く→ anond:20250429224125

ロマサガリメイク オモロかった(オリジ帝国記付き)

ロマンシングサガリメイク(以下リベサガ)を先日クリアした。すごくオモロだったので、感想史書風のプレイレポを残しておく。自分サガシリーズ自体はぼちぼち遊んでいるけど、ロマサガ系列は初めてなのでヘンなところがあってもご容赦を。

なお難易度については、七英雄のヤバさを聞き及んでいたのでノーマルにした。何十時間もかけて詰むのは面倒と思って……。ファイアーなんとかさんに何度も運ゲーリセットされたり、クソつよ卵に強制二周目を余儀なくされた過去ゴーストが「やめとけ」って囁いたんや。

あんまり長々と書いても他のしっかりしたレビューのn番煎じになるので、感想を三行で要約すると

ちなみにこれを書いている人は、仕事のためにツナギとかエプロンとか華美さがない実用性重視の服装をしている職人気質女子さら赤毛ポニテで元気っ子だと言うことなし)がめっちゃ好みだということを宣言しておきます

ジェラール帝(帝国歴1000年〜1001年)

憎きクインジーは討たれた。敬愛する兄王子、そして偉大な父王の無念は果たされた。しかし未だに残り6人の七英雄がこの世界のあちこちで暗躍していることだろう。その野望を砕くため、アバロン皇帝今立ち上がる。

チュートリアルのクインジー撃破から水上要塞攻略まで。素直にキャットに協力を仰いでほぼ戦闘をせずに要塞攻略した。ライトボールばっかり使っていた印象がある。難易度ノーマルではありながらボス結構強かった思い出。とくに攻略情報などは見ていなかったため、いきなり50年もジャンプしてびっくりした。

アメジスト帝:宮廷魔術士♀(帝国歴1052年)

アメジスト帝を一言で言い表すならば、ひたすらに南を目指した皇帝であった。

ジェラール帝から帝国領土の拡大と七英雄の撲滅という使命を引き継いだアメジスト帝は、帝国ケンカを売ってきた格闘家を討ち滅ぼし、モンスター支配された宝石鉱山を開放し、ルドン高原を乗り越え、辺境である南方の地に覇道を突き進む帝国の風を吹き込んだ。また皇帝出会ったサイゴ族を大いに助け、彼らと帝国の間に友誼を結んだ。

南下の途中、とある洞窟七英雄の一人であるダンダークと出会ったアメジスト帝は、死闘の末に多大な被害を出しながらも七英雄が一の強敵を打ち破るという大金星を上げた。挑むのは時期尚早と諌める臣下の声は、先代から引き継いだ七英雄への衝動支配された皇帝の耳に入ることなく、その怒りに燃える橙の瞳は佇む七英雄にまっすぐ向けられていた。

ダンターク撃破後、余生としてトバでツバメの巣を漁ったりと漫然と暮らしていたアメジスト帝であったが、最後サイゴ族の南大陸への移動を見届けて皇帝の座を退いた。

二代目皇帝宮廷魔術士を選択理由は魔術系の陣形があったほうがいいんじゃないかと思ったから。男ではなく女にした理由は火術が攻撃系っぽかったから(あとデコルテとヘソが眩しかたから)。

難易度ノーマルにしたんだからリセットしたり厳選したりせずにフィーリング皇帝を選んでもなんとかなるんじゃないかと思って、他のキャラクターについてはどんな陣形を持っているかは調べなかった(この出たとこ勝負とある七英雄と戦うまで続く)。

アメジスト時代結構長かった。そのせいか最後の方は敵の強さに味方側のパラメータ特に装備)が追いついておらず、かなりキツイ戦いが多かった。この時代が一番LPボロボロだったと思う。

特に実質的最初七英雄であるダンタークとの戦いは何度も全滅する激戦になった。術技も武具も揃っていないため、ダンタークの攻撃ほとんど致命傷(ふみつけを喰らえば即死)となり、こっちの攻撃は、物理の最大打点が気弾(体術)と切り落とし(大剣)の600、術がフレイムウィップの800。気合とお祈りでなんとか勝てたけど、正直時期尚早だった気がする。実際、ダンターク戦はリベサガで二番目にキツイ戦いだった。

皇帝と側近たち

火術を期待して抜擢したが天術(太陽光線、月光Lv2)の方がメインだった。アンデットがやたらと出てくる洞窟が多くて、一人だけ太陽光線で1000近いダメージを叩き出していた。

体術の鬼。カウンター、ジョルトカウンターコークスクリュー、気弾などなどをひらめいた。あと初期装備のヒールサンダルから繰り出されるふみつけがやたらと強かった。

大剣技をよくひらめいてくれた。ダンダーク戦では流し斬りまで閃いたが幻になってしまった(全滅した)。頼りになるV系イケメンだった。

ダンターク戦において回復が追いつかずに急遽ヒーラーとして投入。意外と打たれ強かった。

火術の人。ファイアウィップオンリーでほぼ戦い抜いた。ダンターク戦では盾持って防御するという、なぜかタンク役になっていた。ファイアウィップがダンタークに刺さりすぎるせいかヘイトを買ったかのようになぜか狙われまくったことが原因。

アルゴル帝:フリーメイジ♂(帝国歴1226年)

アルゴルくんと愉快な仲間たちは滅亡したカンバーランドを走り回り、表ではレジスタンス活動をしていたホーリーオーダーを援助しつつ、裏では武装商船団の頭領を強請って強引に不平等同盟を結ばせた。

バレンヌ帝国皇帝としては、ヴィクトール運河に橋をかけたり帝国大学を作ったり公共事業に力を入れ、後世への礎を築いた。

プライベートでは、(ネレイドに水をぶっかけられたりしたが)マーメイドにて出会った踊り子と親密になり、魔女人魚薬を作ってもらうため東西奔走したが、サイゴの子供(と子ムー)を助けに洞窟に入って、うっかり年代ジャンプをしてしまった。

三代目皇帝は、なんか面白そうだしという理由フリーメイジ♂を選択。ゲットした陣形は多分一回も使わなかったと思う。もろもろのイベントエビス皇帝がいろんな顔をして面白かったので元は取った。このとき格闘家皇帝候補に出てきたのだけど、仲間になってなくても出てくるもんなんだと思った。まあ滅ぼした相手から皇帝には選ばなかったのだけど。

カンバーランドイベント幽霊兵士がうろついている城があって、割と稼ぎスポット匂いがしたけど死者を冒涜すのはなあと思って隣を通ったら念仏を唱えるだけにしておいた。仲間が増えてきたこともあり、訓練場であーだこーだやって閃き適正がある仲間を見つけ出すのが楽しかった。

皇帝と愉快な仲間たち

ファイアボールLv2とフレイムウィップ、そして前皇帝から引き継いだ太陽光線と月光をメインに戦っていたはず。そこそこ杖に閃き適正がありいろいろと閃いた(削岩撃までだっけ?)。「ひょっ」とか「ふよっ」みたいな掛け声が可愛かった。

槍と大剣を修めた。大剣と槍使いが他に居ないからと正直それほど期待していなかったけど、水流剣や無無剣など便利な大剣技、一文字突きなどの強力な槍技を閃くいぶし銀活躍だった。

クラスとして小剣が得意と言いつつ全く閃き才能が無くておいおいとなった男の子。ただその分、剣の才能にあふれており次々に強力な剣技を閃いた。特にみじん切りと濁流剣は中盤まで便利だった。

才女。小剣も剣も弓も閃き適正があり、めっちゃ閃きまくってくれた技のデパート。この時に閃いた技で後世まで含めて一番使ったのはマリオネットかな。

カンバーランド帝国に下った証として傘下に入った大型新人。仮にも皇帝であるアルゴルよりも高い魔力を持ち、サイクロンスクイーズで敵を蹴散らしていた。実はアルゴルと同じくらいの杖への閃き適正があった。

アガタ帝:ホーリーオーダー♀(帝国歴1370年)

カンバーランド拠点とするホーリーオーダーがバレンヌ帝国臣下となり一世紀、新たに帝国を率いる待望の次期皇帝はこのホーリーオーダーから誕生した。

新皇帝のアガタ帝は前皇帝の志を引き継ぎ、領土拡大のため草原地帯であるステップ進出した。そこで出会った草原の民ノーマッドから七英雄が一人ボクオーンが地上戦艦でこのステップ荒らしていることを聞き、七英雄滅ぼすべしと帝国大学の軍師に協力を仰いで史上最大の囮作戦を敢行すると、親衛隊と共に帝国最強の突撃隊として戦艦に潜入した。

七英雄が一の策略家であるボクオーンとの戦いは苛烈を極めた。操り人形との同時攻撃をなんとかしのいだとしても、底力を出したボクオーンの悪夢のような波状攻撃に次々と仲間が倒れてゆく。だが、七英雄許すまじという意志の元で団結した帝国突撃隊の鉾は、最後にはボクオーンの人形の体を貫いた。

ステップを開放したアガタ帝は、続いてアリの被害に苦しむサバンナをも平定し、その歩みを止めた。ステップを平定する前にはメルー地方の各地に脚を伸ばし、退陣までの稼ぎをするかのように東西へ奔走したと伝わっている。せっかく作った人魚薬を試してみることができなかったのが心残りだったと臣下に漏らしていたと伝わっている。

四代目皇帝妥協の上でホーリーオーダーを選択皇帝選択リセットしないという縛りをしていたのだが候補にろくなクラスが出てこず、三連続で術士系になってしまうのはマズいなーとは思いつつもまあいいかと。

アガタ時代の印象は、とにかくボクオーンがキツかったこと。後少しで勝てるというところまで行くのだけど、どうしても最後まで体力を削ることができない。これを十数回繰り返したと思う。ここまで厳しかった理由複数ある。

1. ボクオーンの強冥地相を解除する手段がとにかく乏しかった。せっかく第二形態まで追い込んでも地相を解除できずに一気に回復されて詰みになることが多発。あっちは終わりなき人形劇を連発するだけであっという間に強冥地相にするのに、こっちは解除手段が気弾と太陽光しかなかった。

2. オートセーブを信用しすぎて地上戦から外に出られないことに気が付かなかったことに起因する準備不足。ロケハンをしようと思ったのに、いろいろと術技を閃いたせいで引くに引けずとなった。一回アバロンに戻れば月光Lv.2があったので地相解除手段が増やせたのだが。

3. 見切りもパラメータ陣形も足りなかった。水鳥剣で後衛が薙ぎ払われ、マリオネットで鈍足キャラ利敵させられ、終わりなき人形劇で次々に低HPキャラが倒れる。地獄絵図だった。ちなみにこの戦いでアガタソードバリアを修得した。

攻略中は何回も、なんでデカブツが三回も行動するんですかその細足じゃ折れるでしょ!とか、なんでたった二回ぽっち暗黒タコヤキアタックしただけで強地相になるんですか!とか叫んでた。突破するまでリアル数日かかったはず。一回敗北して新皇帝になったほうがアタッカー月光ヒーラー役割分担できてもっと勝率は良かったように思う。

帝国突撃隊メンバー

高い魔力を活かしてとにかく魔法をぶっぱしていた。各地で合成術を発見したので様々な術を駆使していた。基本はサイクロンスクイーズ。ボクオーン戦では太陽光線でがんばって地相を解除していた(ただ解除できたかと言うと……)。フルフラットを閃いた武闘派

ちなみにホーリーオーダー♀の見た目では、モニカみたいにお下げを肩に垂らしている方が好き。

前任者と異なり大剣に閃き適正がなかったものの、斧と槍に才能があった。特に斧技の閃きは抜群であった。対ボクオーン戦では大木斬、チャージ稲妻突きなどでひたすら攻撃していた。最終的に高速ナブラを閃く偉業を見せた。

前世代が見事な体格に反して体術の才能がなかったのだが、今世代はいろいろと体術に閃き適正があったので採用した。ボクオーン戦での貢献およびとある技を閃いたおかげで本世代のMVPかもしれない。その技とはベルセルクバーナルがタンク役をしてたおかげでソーモンの指輪を着けていたので、ベルセルク後に急に火力が上がってびっくりした思い出。ボクオーン戦ではタンクベルセルク)、火力(マシンガンジャブ)、地相解除(気弾)に大活躍だった。というか仕事が多すぎた。

ボクオーン戦では幻惑剣で人形のスタンを取り続けていた。意外に弓の才能もあったけど地上戦艦内でエルダーボウを取るまではずっとダートを使っていた。なお顔採用

火・地術の使い手が欲しかったために採用。ボクオーン戦では金剛力でシーシアスのサポートアースヒール回復担当していた。長期戦には何よりも優秀なクラスアビリティ必要であると教えてくれた人。

帝国諸国漫遊隊メンバー

後半に前衛枠が空いたので投入。真空斬りを閃いた。予想以上にクラスアビリティが優秀で、後世でも何度もダメージコンバーターを使うこととなった。

砂漠攻略時に投入。見事バラージシュートを閃いた。クラスアビリティである撹乱の優秀さにこのとき初めて気が付いた。影ぬいとフェイントの成功率がエグく、ボクオーン戦でこれがあれば……と思った。

BP回復の強さをボクオーン戦で思い知ったのでアビリティーマスターのために投入。ストーンシャワーを閃いた。この術は貴重な地属性の全体攻撃として最後の方まで使うこととなった。

続く→ anond:20250429223900

2025-04-01

フランスルペン有罪判決されて、司法保険会社海軍利権が、船賃値上げ活動戦争惹起活動)をやってるのがハッキリクッキリ

米国トランプは対抗して、関税輸送料を押さえようとしてる

そういう本質メディア軍は言わない

石油価格を仕切るイスラム世界などは、運送敵国視やテロが困るが、国内産業保護主義による商船需要源も困るはずだよな

石油軍艦需要商船需要を超えない)

西側保険業は、数々の戦争犯罪に関わり、とうとう国内産業保護主義をもたらした

そうすると産油国企業保険業進出することが望ましい(なおアルファベット圏のトルコ産油国ではない)

多国籍企業クウェート火災海上保険の創設はいつだろうな

ジョージ・ソロスイスラムを恐れてるのはたぶんソレだろ

2025-03-25

ジャンプってすげー父親出てくる漫画ばっかって言われがち問題

累計発行部数上位30作調べてみたんだけど

 

◯ ワンピース革命軍総司令官で、世界最悪の犯罪者

△ ドラゴンボールサイヤ人の下級戦士

× こち亀佃煮屋の親父

◎ NARUTO四代目火影

◯ 鬼滅:ヒノカミ神楽タツジン

× SLAM DUNK:さえないサラリーマン(故人)

◎ ジョジョそもそも血縁物語だしなぁ

◎ BLEACH死神の名門貴族滅却師の合いの子

  呪術回戦:宿儺の片割れの転生体かと思われたが作者もよくわかっていない模様

◯ ハンター世界最高峰ハンター

◯ キン肉マン筋肉大王超人オリンピック2連覇

× キャプテン翼商船乗り

? るろうに剣心存在しない

◯ テニスの王子様世界37戦全勝の伝説プレイヤー

? 北斗の拳父親が誰か明確に明かされてはいない

◯ ろくでなしブルース人外のパワーを持つ初代番長

? ヒロアカ:いるにはいるらしい

? ハイキュー:いるにはいるらしい

? 銀魂存在しない

× 幽遊白書DVクズ親父

? シティハンター:幼少期に死亡

◎ ダイの大冒険最後の純血竜騎士

? 遊戯王単身赴任

◯ シャーマンキングめっちゃ強い修験者

△ 聖闘士星矢少年漫画史上最ヤリチン

◯ リボーンボンゴレファミリーNO2

? 黒子のバスケ存在しない

? アラレちゃんそもそも血縁みたいな話じゃないし

◯ デスノートキャリア官僚

? コブラ存在しない

 

◎はスゴイ能力者でかつその血縁主人公能力に深く結びついている父親

◯は主人公と同系統能力でスゴイ父親

△は作中ではスゴイってわけじゃないけど普通でもない父親

×は作品世界観的にはすごくない父親佃煮屋やサラリーマンへの職業差別ではない)

?は話には出てくる、もしくは話にも出てこない父親

 

◎◯が13作品

△×が6作品

?が10作品

 

まず、意外に「こいつ××の息子だから強いだけじゃん」という作品が少ない

(まぁワンピはこれからの展開次第でDの遺伝子的な謎異伝要素が出てこないとも限らないけど)

 

父親がスゴイ作品は半分しかない!って言われそうだけど

問題は?の作品が三分の一もあるし、△と×の場合も出番が極端に少ないことだと思う

これって要するに

めっちゃすごい父親じゃない場合は、そもそも父親が作中にほとんど出てこない

んだよね

 

売れてるジャンプ作品って「スゴイ父親」or「存在感ない父親」の両軸しかない

「すごくはないけど主人公に大きな影響を与える父親」みたいな存在あんまない

ずっと読んでると「出てくる父親は」すげー奴しかいねーなって印象がなるのはしょうがない気がする

そもそもすごくない父親は出てこないから印象がない

 

一定以上の存在感がある凡庸父親ってもうちょっと下のランクに出てくる

アイシールドセナ父親くらいしか思いつかない

それもワンエピソードでちょろっと出てくるだけっちゃそんだけだし

 

あと、こうやって並べてみるとジャンプって青春ものでのヒット作が少なくて

「反発する対象としての(父)親」が出てくる展開があんまないんだなーって思た

バクマンでも漫画家になることに反発する父親とか出てきそうだけど出てこないし

ハーレムラノベ、両親出てこないがち~みたいに揶揄されること多いけど

ジャンプ漫画だって"ノイズ"としての親は出てこないんだなって

 

ちなみに呪術廻戦が空白なのは

作中で主人公父親が宿儺(ラスボス)の双子の生まれ変わりだったという話になったはずが

最終巻で実は父親じゃなくて祖父のほうが生まれ変わりだったんですよという話になって

結局どういうことやねんという話になって結局真意不明のまま終わってしまたことに由来しております

2025-03-02

幻想水滸伝IV』を久々にやって、スノウ降伏がなぜ非難されたのか少しわかった。

シリーズとしてもRPG単体としてもビミョーな作品なのは確かだけど、一番の問題ボリュームの薄さだと改めて思った。

俺は幻想水滸伝シリーズを3から始めた人間から2のバイアスがなくて、3もかなり楽しんだ人間なんだが、その身からすると「え? もう終わり?」って感じ。

このボリュームの薄さで犠牲になっているのはストーリー面で、薄味で説明不足なところも多い。

それでも存在感を放っているのは、スノウというキャラクターだろう。

本作の象徴存在といえるかもしれない。

彼を一言説明するなら「ヘタレ」だ。

「腕が痛くて動かないよ」といっておきながらボートを両手で漕いで自分ひとりだけ逃げだす、という一連の流れは爆笑ものである

以降も挽回しようと先行して部隊危険晒したり、団長を殺したのは主人公だと誤解して島流しにしたりと、挙げだしたらキリがない。


で、初めてプレイした当時、スノウやらかしたことでよく分からなかったものがあった。

いや、もちろん大半は「スノウヘタレから」で説明できるんだけど、「そこまで間違ったことはやってないんじゃないか?」って思うことがあって。

団長の変死後、新たな団長になったのはスノウだった。

スノウの親が領主で、そいつゴリ推しもあって団長になったわけ。

そして団長になって初めてやったのが降伏だった。

クールーク皇国っていう、本作における最大の敵国がいるんだけど、スノウは戦おうともせず降伏勧告を受け入れてしまうわけ。

一応、これには理由がある。

スノウ団長になる前の話で、クールークまで商船の護衛をしていたことがあった。

その際に積み荷を発見するのだが、その中身は兵器だった。

「僕らが使ってる弾の五倍や十倍じゃすまないくらい大きかった」

あんなのが当たったら、大型船でも一発で沈む」

「僕たち……大丈夫かな……」

といったようなことをスノウが語るシーンがある。

まり、「もしクールークと戦争をしても勝てない」ってことをいってるわけだ。

からスノウ降伏って「どうせ勝てないんだったら戦わず犠牲を減らしたほうがよくね?」って考えのもとやったことなわけ。


しかスノウ自分の国へ帰ろうとした際、民衆の態度は辛辣ものだった。

暴動が起き、スノウは命からがら国から出ていくことになる。

その際、スノウは「僕のおかげで騎士団奴隷にならずに済んだ」、「僕はクールークの話に乗っただけ、それが最良の選択だった」という。

しか民衆は「お前ら親子のやったことは、ただの売国」、「みんながどんな仕打ちを受けたか……」といった具合。

実際にどんな仕打ちを受けたか描写不足でなんともいえないが、暴動が起きるほどだからよっぽどだったんだろう。

俺がやった当時は、「スノウヘタレなのは確かだが、この判断自体は懸命だなあ」とも思ったわけ。

この時点でのクールークの軍事力は格が違う。

部隊のものの規模や練度もそうだが、特に兵器レベルが圧倒的。

遠距離から超強力な砲台を打つ手段をもってて、作中では実際にそれで近隣の島国ひとつ壊滅してる。

作中では主人公側が群島諸国をまとめあげ、海賊の力まで結集させてやっと渡り合ってた。

その上で幻想水滸伝シリーズ恒例の真なる紋章の力まで使いまくって、作中で為したのは第一艦隊を破ったこと。

スノウ無能ヘタレなことを踏まえても、あの時点でできることは限られていたと思う。


ただ久々にやって思ったのは「最終的に降伏するしかないにしても、その過程にやりようはあったな」ってこと。

スノウのいる国って、クールークにこそ劣るもの群島諸国の中では軍事力が最もある国なんだよ。

スノウ主人公所属していた騎士団は、国の中でも割と大きな比重を占めてる。

そんな国が、降伏勧告を素直に受け入れて、クールークの良いように扱われる。

降伏を受け入れたスノウ自身クールークにそれなりに立場を与えられたものの、実態海賊露払いなどの木っ端な役割だった。

から暴動が起きてスノウが国から追い出される際も、クールークは暴動のものを止めようとはしていたが、スノウ処遇のもの放置状態

あえて砕けた言い方をするなら、要は「ナメられてる」わけよ。

喧嘩の強いヤンキーだって、最終的に殴り合いで勝てるとしても面倒そうな相手とは出来ればやりたくないだろう。

「その気になれば勝ち負け抜きで殴り合う覚悟がある」って選択肢を持っている相手パシリにはできない。

じゃあ、如何にも貧弱そうで気弱な、友達も少ない学校底辺カーストはどうなるかって話。

そりゃあもうカツアゲパシリイジメの的よ。

ちなみにクールークが作中でやったことは、先ほど挙げた「兵器による島国崩壊」の他にもあって。

ゲーム後半では同盟を結んだはずの島国虐殺とかもやってるんだよね。

一応、虐殺に至る理由もあるにはあるんだが、色々と段階をすっ飛ばしてるんで蛮行もいいとこ。

でも「雑に扱ったところで抵抗する力なんて録にもっていない」と思われてる、つまり「ナメられてる」からクールークはそういう手段もとってくるわけだ。

スノウがもう少し気概を見せていれば、降伏を素直に受け入れようとはせず、待遇をより良くしようと交渉する余地はあったはずだ。

せめて時間を稼げれば、最終的に主人公率いる連合軍と、団長という立場から合流できる未来もあっただろうに。

クールークのような敵国に立ち向かうために軍事力を調えているのに、それを大事な場面で活かさないどころか、明け渡すなんてもっての他である

なんにしろ、国のトップヘタレだと苦労するってことだ。

2025-02-02

日本近代史岸本財閥あたりは、普仏戦争後に造船の中古商船を清から買い取って日露戦争で使ったり(約30年落ち)、廃船直前の船ぐらいしか買ってないよな

から勝ったのかも

 

新築の家なんか恐ろしくて買うわけねーだろ不動産

2024-11-17

anond:20241117144302

史実でも国が敵対する国の商船を襲わせるために海賊支援してたらしたし似たようなもんでしょ

魔王軍とか敵対する国相手の盗みなら公認する

2024-10-21

anond:20241021123934

当時、東京農大には『大根踊り』が、商船大学には『錨をあげて』が独自応援スタイルとして名を馳せていました。

体操学校でも、そのような独特の応援スタイルを考案しようという気運が高まってきました。

これに応えたのが、当時体操学校の在学生であった、平井一氏でした。

氏が回想するところによると、モチーフとされたのは当時アメリカから持ち込まれていた『ピストンロッジ・アームモーション走法』でした。

この腕の振りに静と動、強と弱、速と遅の要素を取り入れ、掛け声を『エッサッサ』に。

https://www.nittai.ac.jp/about/history/esasa.html

2024-08-23

anond:20240823001743

天皇ゴム原料や商船石油砂糖会社保険会社など諸々の持株のために侵略や略奪をさせてたし、日本軍の機嫌とらねばクーデターが起きるのは間違いないから、国外逃亡無理だっただけじゃね?

2024-08-06

利確して増田成功談投下したら上手く逃げられた話

海運関連株増田として喧々諤々して貰った増田です。

実はあの日、利確していてアレがそのまま当方利益となっている。

もちろん元手400万円くらいだけでココまで増えた。いわゆる追い銭はなし。

買っていた銘柄

トラバはてブの中で銘柄言ってないから論があったので言うけれど、主に買っていたのは以下のとおり。

海運

日本郵船川崎汽船商船三井など

製造

トヨタデンソーなど

重工業

川崎重工業三菱重工業など

製鉄

日本製鐵など

デイトレードはしていた

デイトレードでもしないと無理」のように言われてしまたことが逆に意外だったが「四半期短信ごとに上昇」や「出来れば中長期でやろう」と言及していたわけで、主に四半期短信が発表される前後株価の動向を日々確認して前述の銘柄グルグル回していた。

まり、四半期短信の前後という期間を絞ったものではあるけれどデイトレードと言える程度には頻繁に売買をしていた。

なぜ今のタイミングで売ったのか?

月替り前後に輸入量が顕著に増減することは、日々の業務在庫管理あたりの兼ね合いなのかよくあったことだったが、実は7月期に入ってからずっと輸入量は低下し続けていた。

これは1つの要因として、日本製造業の平時生産能力頭打ちに近い状況であったことが予測され、つまり作っても作っても需要に追いつかないような形だったと思われる。

これは各社の四半期短信やIR言及されていて、更には主にトヨタ関連での報道だが欲しい車のオーダーから○年待ちのように様々なメディアでも報道されており一般消費者も肌感覚として理解やすいかも知れない。

これが1つの売る要因であったことは確かだが、俺にとって売ろうと決断した主要因ではなかった。

輸入側の船舶数及び各種トン数の減少

ここで言う各種トン数とは細かく説明すると長くなるので割愛するが、単純に船の大きさだと思っておけば良い。

これまで観測していた中で船舶数が顕著に減少したことはあったが、入港してくる全船舶の合計した総トン数排水トン数、積載可能トン数が顕著に減少したことは無かった(多少の増減は当然ある)。

これまでは船舶数が減少すると、各種トン数が増加し、日本へ輸入していると見られる船舶全体の各種トン数はそこまで減ってこなかったのが今までだったのだ。

しかしこの各種トン数が顕著に減少を始めており、これまで各種トン数が増加していることで日本の海運と製造の業績が著しく伸びると予想してきた中での投資だったので撤退したほうが良いのでは?という危機感を持つに至った。

なぜ各種トン数は減少したのか?を追ってみた

「そんなもん生産を絞ったか絞る予定だからやろ」と想像するのは容易いが、各種トン数が減ったということは船舶リソースの余りが何処かに出るということなので、投資資金の退避先を探そうと思ったわけだ。

そこで判ったことは「何処にも居なくなった」である

「言っていることが矛盾している!リソースに余りが出るはずでは!?船が消えたんか!?」というのは本当にご尤もな指摘で、最初は俺自身も混乱したがコレにはしっかりと答えがあり、日本向けだけでなく世界の様々な国向けの大型船舶ドックへ入渠(にゅうきょ)していたし、入渠しようとしてドックのある港へ集中し始めている。

船には自動車などと同様に法定検査が定期的にあり、特に大型船は輸出入活躍するため国際法基本的条項が決めてあり、各国がそれに従って立法し、法令規則違反船舶は入港できないし、更には海上火災保険にも加入できないという縛りがある。

そう今は大航海時代ならぬ大整備・大改修時代なのだ

海運史を振り返ってみる

世界中の船舶がほぼ同時期にドックへ入渠するということは、ほぼ同時期に船舶の運航が欲しいと言っているのと同義であり、俺の浅学で申し訳ないが、世界中の大型船舶がほぼ同時期にドックへ入渠を求めた事例は1つしか知らない。

近世以前の史料暗数が多すぎなので歴史家によって様々な数字が出されているものの、歴史学を専攻していない俺が信頼できるのは現代史(海運)のまともな数字であり、そんな俺が知っている世界中の船舶ドック入渠が集中した唯一の記録は、始まりを何時にするかは人それぞれだろうが、おおよそ1935〜1945年10年間だ。

まり第二次世界大戦前夜から終戦までである

もしも「戦時前後に船が修理されるなんて当たり前だ」と主張したい人が居るならば、俺はその人へ対して「それが当たり前ならば、これから何が起るんだ?」と問いたい。

バカみたいに軍艦作ってた国がある

ただ、これもまた唯一そうしなかった国は過去にある。

造船所のリソース商船ではなく軍艦の建造へガンガン振りまくってバカなのか?と唖然とする戦果になってしまった国がある、どこだかわかるか?

それはなアメリカ合衆国だ。

現代の海の業界で「週刊空母」「週刊軍艦」とも揶揄されるほど毎週のように建造・進水・就役したカサブランカ級空母米国軍艦の数々は、日本帝国海軍が沈めても沈めても湧いて出てくる物量を誇り、そのまま押し切って極東の猿に海戦とはなんたるかを叩き込み戦勝した。

今のところアメリカ様は現在290隻ちょっと軍艦数を今後30年で355〜540隻(最大で680隻)にするらしく非常にきな臭い感じになってます

ということで俺はゴールド先物を買った

「何を買ったのか?」とまた言われると思うので正直に言うと、7月26日付けで利確で得た投資資金の約半分を金先物へ入れました(金積立や金ETFとも迷ったが先物にした)。

米国大統領選挙の影響でどうなるかわからんけれども、取り敢えず半分だけ困ったときゴールド買いをし、もう半分は税金払ったり、何があっても良いように欲しかったカメラレンズを買って家族写真でも撮って過ごそうかなと。

結局、俺は海運が動いてくれないと確信を持って判断できないので、また何かしら海運に動きがあれば良い話出来ればなぁと思いますではでは。

2024-02-11

神戸商船院生リンチ殺人事件暴力団組長ってそろそろ出所するんだって

自体なくなったからもうヤクザできないらしいけど

2024-01-26

anond:20240122185344

NISAの高配当銘柄としては、

JT武田薬品あおぞら銀行ソフトバンクあたりが人気

あとは商船系もまだまだ人気

好業績高配当なのに人気が出てない隠れ銘柄としては、日本食品化工っていうコーンスターチ会社

大手JT武田なんかに人気が過熱するからまだ気付かれてないと思う

イオン株主優待が魅力的なので、イオンユーザーなら優待だけで毎年15000円くらい貰える

あとはVtuberのエニーカラーカバーは連日熱い値上がりを見せている

増田でもたまに書かれているのを見る

2023-12-30

紅海を航海できないと何がアカンのか

現在欧米を中心とした世界中の海運はパナマ運河スエズ運河という2つの運河によって支えられている。今攻撃されてるのはスエズ運河の方。

普段欧州アジアを行き来する商船地中海からスエズ運河を抜けて紅海に出るわけだが、ここが通れないのでアフリカ大陸をぐるーっと迂回せざるを得ず、通常より14日ほど余計に時間がかかってしまう。

そんだけ時間がかかれば普段より余計に燃料も水も補給しなきゃならない。船員が病気になりゃアフリカから帰す手配もしなきゃならない。ようは到着が遅れるのにカネもかかるのである

ちなみにパナマ運河の方も最近は干魃で水位が下がっちゃって大型船は座礁リスクがあるらしい。つまり人類はもう終わりです。

2023-05-24

https://anond.hatelabo.jp/20230522222143

なんか、みんな元増田の態度の駄目出しとか、女が求めるコミュニケーションとか増田の悩みの解決から横に逸れた話ばかりで救われないので、

元増田に励ましの意味も込めて、自身マッチングアプリ体験談も交えた所感を書いていくよ。



>私は学生時代から彼氏と別れてしまった。それについてもまた口汚い批判がつくとは思う。

>でも伝えたいのは「学生時代恋人探しはみんなガチったほうがいい」ってこと。ほんとに。

大丈夫。焦らなくてもマッチングアプリにもいい人はいるよ。

私の職場マッチングアプリやってるって言ってる男上司や女後輩や高校時代の女同級生

凄く清潔感があって、職場(あるいは学校)では人を不快にさせない気さくな雑談が出来る人たちだったから。

何なら学生時代に付き合った同級生結婚した私よりよっぽどまともで素敵な人達だった。

からあなたが「私なりに楽しんで欲しいと思って会話をした」という話は信じる。

一方で、スペック確認だけしてきた男性存在するのも納得する。

私は技術職の職場で働いていて、自分部署は私以外みんな男性、それも工業高校高専工業出身ばかりなんだけど、

彼らの中には、いきなり「~~さんって何歳すか?」とか、

自分が気になった相手スペックをいきなり素直に聞いたりする男性も少なくないのよ。

彼らはとにかく受け身で「彼女欲しいっすね~」とか言う割には、「マッチングアプリやってるとか痛いんでやんねえっす。」とか言う奴等で、

マッチングアプリやってる奴等なんだから余りもの理論を囃し立てるはてなーそっくりなんだけど、

そりゃあ工業系に居たら女性と接する機会も無いし、それで出会いの場にも出ないんなら彼女なんか出来ないわな、って感じなのよ。

恐らく、そんな奴等の中で、「とはいえアプリ可愛い彼女出来たらラッキーやな」とか思ってアプリインストールする人達が、

たまたま元増田マッチングしてしまったのかなと思うよ。

私は、私の性格が終わってるので、学生時代付き合って結婚した男性離婚して、

そのあとマッチングアプリ始めたんだけど、いきなりスペックを聞いてくる人と対面したことはないんだよね。

話が弾んで自分には勿体ない素敵な男性しかマッチングしたことないのよ。

で、元増田が話を弾ませる気ゼロな人と対面してしまった原因で考えられるのは、

マッチングしてメッセージのやり取りをする段階で話が弾んでないのに、会ってしまった、という事はない?

メッセージのやり取りの段階で、あなたが望んでいる会話になるよう、あなた話題を一つ以上投げかける、相手話題を一つ以上投げかける、

という一巡は出来てた?それが出来る人なら、メッセージのやり取りの延長で、会っても話題が弾むと思うのよ。

例えば、私は機械エンジニアで、相手も同職種だったから、ポンプ部品組込み間違いに気付かず試運転してしまった話をしたら、

向こうも同様の失敗を話してくれて、話が盛り上がったり、

別の人だと、相手商船系の事務系職で、私のいる業界に燃料を運ぶ業界から、今の燃料事情で盛り上がったりとか、

仕事以外なら、相手が私のプロフィールカードから増田さん音楽○○聴くんですね。俺も○○好きです」とか来たら、

「俺さんも○○好きなんですね!私もこの前やっと○○のライブチケットが当たって嬉しいんです!俺さんは特に何の曲を聴くんですか?」

と返して、「俺はにわかなんで、ベタですけど△△が好きなんです。」とか来たら、

「おお!なんだかんだ私もベタが好きなんで、今度のライブでは私も△△一番やって欲しいです」とかメッセージやり取りして、

実際に会ったら、「今日は俺さんと会うの楽しみで、電車の中で△△聴いてました!」とか挨拶して会話を始めるから

スペック確認みたいな会話にはなった事がないのよ。

マッチングして、スペックをいきなり聞いてくる人は、メッセージ上でもそんな感じな気がするから

メッセージでそんな感じの人なら私も「聞かれると緊張しますね!さきにスペックさんの方から教えてください!」とか、

ふざけた会話を返して、自然フェードアウトするかな!

からマッチングしてメッセージの段階で会話が弾んだ人とだけ会う、という形にすると、残念な人と会ってしまう事は減ると思うよ。

あとは、友人や職場の人に良い人を紹介してもらうのも手だと思う!

私は職場内だと大幅に年下の変わった新卒に言い寄られたり、不倫を持ち掛けられたり、

学生時代付き合った人は上手くいかなかったりで、マッチングアプリの方がまともな人と会える事が多かったんだけど、

かに紹介して貰う、という形だと、紹介する人も変な人を紹介しようと思う人はいいから、

あなたがまともだと思う人を紹介されやすいと思うよ。

私も誰かに紹介する時は、どちらも素敵で自慢の男女を引き合わせるよう頑張ってたし!

(紹介する人も「素敵な人を紹介して貰った!」と思って貰いたいものなのだ

2023-04-18

TruthGPT、黒船ペリーを弁護

日本人1860年代まで蝋燭を持っていなかったそうですが信じられます

日本鎖国をしていて新技術は輸入されませんでしたからそうでしょう(等々

日本に入れる国が1つだけありましたが、知っています

→それは米国です。1854年外交関係を構築し、1856年にポータン号が初めて入港しました

・? その前の1718世紀はどうでしたか

オランダ東インドです。1639年に出島に商館を立てて1953年まで営業していました

オランダ東インドの船は商船ポータン号は軍艦ですね

→そうです。ポータン号は軍艦日本との外交関係を築くために1956年米国から派遣されました。オランダ東インドのは商船で入港は許可されていました

ポータン号は、大砲を使わずに入港できたと思います

→それは無さそうなことですね。入港を許可できるよう、軍艦で来て欲しいと日本政府から予め要請されていた可能性があります

  

その視点はなかった…w

オランダ米国人フルベッキもいたし否定できない

微妙発言を変えてるのと渡来年が違うけど)

2022-08-21

フェミニズム立場から船乗りに対する懸念が呈される事も。

https://twitter.com/yuduki_gender/status/1560912702427389958

船乗りについて少し調べました。

やはり中卒や高専卒の男性の受け皿的側面もあるようです。

ジェンダー平等観点から女性活躍も望みたいところですが、表現が悪くて申し訳ないですが、中卒、高専卒の底辺男性と閉鎖環境で一緒に仕事というのはどうも…性犯罪性的搾取心配です。

商船学部海事科学部に進学して理系分野のジェンダーギャップ改善させたいと思っているリケジョ受験生たち。

そんな分野よりも社会学部に来てジェンダー学を専攻してみない?

2022-07-07

anond:20220626211311

商船大は神戸大と東京海洋大学しかない(厳密には違うけど、外航船員と言えばこの2つ)から、1年で30人程度しかならないのよ。

東海大学海洋学部海技士免許持ってます、じゃダメなん?

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