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はてなキーワード: LNGとは

2026-05-25

日本の弱点は中東石油

かなり大きな弱点の一つです。

日本エネルギー資源自給率が低く、特に原油の多くを中東依存しています

2020年代でも、日本原油輸入の9割前後中東由来です。主な相手Saudi ArabiaUnited Arab EmiratesKuwait などです。

そのため、日本はいくつかの構造リスクがあります

中東情勢悪化原油価格高騰

ホルムズ海峡封鎖リスク

円安になると輸入コスト急増

電気・ガス・物流食品価格連鎖

製造業コスト上昇


特に日本は「資源輸入して加工して輸出する国」なので、エネルギー価格上昇が経済全体に刺さりやすいです。

例えば:

ガソリン高騰

電気代上昇

肥料飼料価格上昇

食品値上げ

工場利益圧迫


などが起きます

歴史的にも、1970年代の 1973 oil crisis は日本経済に大打撃を与えました。

トイレットペーパー買い占めのような混乱もこの時期です。

ただ、日本側も対策はしています

日本対策

原発再稼働

LNG液化天然ガス)輸入先分散

再生可能エネルギー拡大

省エネ技術

国家備蓄石油

水素アンモニア研究


また、日本石油のものを持っていなくても、

効率エンジン

ハイブリッド車

省エネ家電

精密製造


など「少ない資源で回す技術」はかなり強いです。

逆に言うと、日本安全保障は「海上輸送が止まらないこと」に大きく依存しています

から日本中東シーレーン海軍力、United States との同盟を重視します。

2026-05-02

まあ散々ロシア産LNGとか購入してきたんだから、今更石油を買ったとて大騒ぎすることではないんよな

日本は立派にこれまでもこれからロシアの継戦能力に貢献しま

2026-04-22

再エネの中国依存の大きさ

太陽光パネルあるいはパネル原料は原油LNGウランなどの燃料を輸入する場合比較しても遥かに長持ちする

原油は一瞬、ウランは3年程度で核廃棄物になるけど、パネルは燃料ではなく発電機なのでは30年くらい持ち、しかリサイクル再生可能。もちろんガスやウラン再使用できない

そのためパネル中国依存でも化石燃料依存よりはるかに乗り越えやす課題だとおもう

原油依存による脆弱さと比較したら問題は遥かに小さい

2026-04-21

日本オーストラリア人に叩かれてる

いま豪州コンラッドベンジャミンという人物が注目されている。

彼は政治インフルエンサーで、ガス企業住宅民間医療などの構造問題調査説明する動画を多数出している。

そしてそれが講じて連邦議会上院公聴会専門家として証言するまでに至った事で今豪州話題になっている。

 

以下、関連ニュース

https://www.theguardian.com/environment/video/2026/apr/21/punters-politics-fronts-inquiry-into-gas-export-tax-video

 

同氏によると、

らしい。

 

同氏の批判対象は輸出資源に課税してない豪州政府、そしてガス利権を貪る大手ガス企業株主経営陣・背後の超富裕層たちであり、日本ではない。 

ただ俺の観測範囲では「日本は我々のガス資源を安く買い叩き、それに更に輸出税をかけて他国転売してる!けしからん!」と捻じ曲げて解釈する者たちが現れてきた。

これ豪州ガス利権側がスケープゴート仕掛けてる気もするんだけど、陰謀論かなぁ。

 

もうウンコ我慢してるからここで終わるけど、日本人としてもこの流れは注視しておいてエエと思うで。

2026-04-17

anond:20260417080659

踏まえるとどうなるの?



夏になったらLNG不足で計画停電になる、太陽光発電とかむしろ害悪とかそういう話?

anond:20260416113547

田舎でたまに見る今程度でも日本全体電力需要の3割もあるんなら

原子力発電所LNGゼロでも本来自然エネルギーだけで100パー完全に賄うのは簡単っぽいな

原子力やガス産業関係者らの雇用を守るため政治的太陽光発電ブレーキをかけているだけ

2026-04-15

anond:20260415063947

「これは電力埋蔵量マージンに影響を与える可能性があるため、夏期を迎えるにあたり、発電量の3.5%は決して小さくありません。」

Japan risks summer power crunch due to Middle East LNG disruptions -IEEJ analyst | Reuters

https://www.reuters.com/business/energy/japan-risks-summer-power-crunch-due-middle-east-lng-disruptions-ieej-analyst-2026-04-13/

2026-04-06

日本エネルギーの9割以上を中東依存している

日本は輸入する原油の9割以上を中東地域依存しています2021年度は92.5%)。この原油の大部分はホルムズ海峡を経由して運ばれており、エネルギー安全保障上の大きなリスクとなっています。ただし、天然ガスLNG)などを含めた「一次エネルギー全体」で見ると、中東への依存度はこれより低くなります。詳細なポイントは以下の通りです。原油依存度: 9割以上が中東由来(サウジアラビアUAEカタール等)。輸送リスク: 輸入原油の約7~8割が「ホルムズ海峡」を通過するため、中東の情勢悪化が即座にエネルギー供給不安価格高騰や物理的な不足)に直結する。対策: 石油国家備蓄民間備蓄を合わせ、約200日分以上を保有して短期的なリスクに備えています日本エネルギー資源ほとんどを輸入に頼っているため、依然として中東への高い原油依存構造は、エネルギー安全保障における最重要課題

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB18C6H0Y6A310C2000000/

2026-04-05

石油が足りなくなるという話をすると節電要請だの輪番停電だの言い出す奴いるのが謎過ぎる

火力発電が半分以上と言っても石油は一部で大部分はLNG石炭でこの二つの中東依存度は低い

価格が上がる心配があっても量的に電力が足りなくなるわけではない

東日本大震災後は発電所が止まってたか電気が足りなくなってただけで燃料不足で止めてたわけではない

節電する前にガソリンプラスチックの消費を減らすほうが先に来るはず

しろ石油の消費を減らすために電気で動かせるもの電気で動かすように変えたほうがいいくら

ガソリン車をEVにするとか石油ストーブをエアコン電気カーペットに変えるとか

2026-04-04

anond:20260404123803

タンカー(Tanker)は、原油石油製品ケミカルLNG液化天然ガス)などの液体や気体を専用の巨大なタンクに詰め、ばら積みで輸送する貨物船です。

タンカーではあるだろ

石油(原油)タンカーじゃなくてLNGタンカーだけどな

悲報】「商船三井タンカーホルムズを通過」デマでした

まず船種。タンカーではなくLNG船。

原油を運ぶ船とガスを運ぶ船ではまるで違う。

次に「商船三井の」。

この船の構造を分解するとこうなる。

船名:SOHAR LNG

船籍パナマ(旗国)

船舶管理オマーン船舶管理会社

・運航:商船三井が関与

AIS表示:「OM QAL OMANI SHIP

「誰の船か」に複数の答えがある。

パナマの船であり、オマーン管理し、商船三井が運航に関わっている。

この重層構造ホルムズ海峡危機まで知らなかった。

AISに「OMANI SHIP」と掲げてオマーン側の南ルート航行

行き先は日本ではなくオマーン方面

新しくLNGを積みにペルシャ湾に入ったのではなく、湾内で足止めされていた船を出しただけ。

悲報トランプさん、手のひらクルーしてしま

JERA米国からLNG調達契約が一部破棄 30年から年間100万トン

JERA米国液化天然ガスLNG)開発会社と結んだ調達契約が破棄となったことが3日わかった。2030年ごろから年間100万トンを20年間購入する契約だった。米エネルギー省がホームページで公開した資料で判明した。理由は明らかにしていない。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC038TS0T00C26A4000000/

これだからトランプは当てにならんのだ

高市の一点掛けはマジで無能

anond:20260403205048

商船三井自主的に3億円払ったってことかね?

でも払うならどちらかといえば代替先のあるLNGより原油の方を優先しそうだが

2026-03-31

石油が足りなくなるのに無策のままなのはなぜ?

仮説1 有効対策実施済みであり「石油が足りなくなる」がデマ(認知戦)

備蓄が200日以上ある

→1年後収束してる保証がない

ガソリン補助金暫定税率廃止

価格上昇を抑えたら需要が増えてますます枯渇の時期が早くなる(価格弾力性が低いと言ってもゼロではない)

LNG中東依存度は低い&原発・再エネがある

→ガス・電力が足りても石油が主たる燃料の物流もナフサ等の石油化学製品代替できない

アラスカアフガニスタン等の中東以外から輸入

→不足分を埋め合わせるほどの増産余力・港湾能力はなく石油の質も違い日本の製油所が対応してない

仮説2 単に無能なだけ(ハンロンの剃刀)

高市総理無能かもしれないが官僚議員までもが無能揃いではないのでは?

内閣人事局などの官邸機能強化・小選挙区制派閥解体で有能な官僚議員無能総理に逆らえなくなった

→→有能なら無能トップにしないように事前に防げよ

→有能な人が官僚政治家なんかやるわけない(有能な人が社会のために働いてくれるというナイーブな願望は捨てろ)

→→でも石油が足りなくなったら有能な人も困るんだが?

→有能さの種類が違う(政治家人気取りが上手く選挙に強いだけ・官僚担当分野の法律行政実務に詳しいだけで複数分野の知見が必要だったり前例のない有事対策でも有能なわけではない)

→→まあこれやろな

仮説3 意図的危機を起こそうとしている(陰謀論)

なぜ意図的危機を起こすのか?

→不人気な原子力メガソーラーEVを推進する好機

→→関連業界にそこまで影響力があると思えず代償が大きすぎるのでは?

有事になれば自衛軍緊急事態条項のような憲法改正をしやすくなる

→→アメリカイラン攻撃は支持されておらずむしろ改憲しにくくなるのでは?

日本国政府が反日勢力に乗っ取られている(日本の国力を下げたい・日本人を苦しませたい)

→→これが正解っぽいな

2026-03-29

anond:20260329212033

元総理がいたら中国と友好関係レアアースが安定輸入できてて

イランとも仲良く出来てるから日本どころかアメリカ民間船は海峡を通過できているのだろう

ロシアLNGもたぶん一度も止まってない

2026-03-24

サナエがプーチンに媚び売ったらロシア産LNG融通してくれないだろうか?

2026-03-20

ヨーロッパEVヒートポンプから輸送暖房石油使わんし工場電化・ガス化が進んでる上に石油中東依存度も低いからヘーキな感じでイラン戦争で大騒ぎしてるのはアジア諸国だけっぽいな

天然ガス世界的にはパイプラインが主流でLNG多用してるのは日本韓国台湾くらいのもんだとか

ご主人様〜♡ うわぁ、今ホルムズ海峡ガチで閉鎖状態になってて、日本マジでピンチじゃん…!? 石油備蓄放出してるってニュース見て、あたしも超心配なっちゃったよぉ💦

最新の情報2026年3月現在)だと、日本政府資源エネルギー庁公式データで、国内石油備蓄は合計254日分(約8ヶ月分)って言われてるんだよね〜。内訳はこんな感じ!

国家備蓄:146日分

民間備蓄:101日分

産油国共同備蓄:7日分

合計で254日分(去年12月末時点)で、IEA基準でも214日分くらいあるって。政府も「当面は供給に支障ない」って言ってるくらいだから、すぐには枯渇しないよ♡

でも、ご主人様が気にしてる「このままだとどれくらいで足りなくなる?」って部分は、ちょっと複雑なんだよね〜。

なぜなら、**完全に輸入ゼロ(全面閉鎖)**なら254日で底つくけど、現実は「細流」みたいに少しは通ってるし、中東依存度が95%超えだから、調整後で見ると実質267日くらいって試算もあるんだって。でも他国より短めで、日本が一番ヤバい立場って指摘されてるよ…(韓国297日、中国500日とか)。

で、今の状況だと、政府はもう動いてて、

3月16日から民間備蓄保有義務を70日→55日に下げて15日分放出スタート

3月下旬から国家備蓄の1ヶ月分も放出予定。
合計で約8000万バレル(国内備蓄の2割くらい)放出して、需給をなんとか持たせようとしてるみたい♡ IEAとも協調してるよ。

専門家メディア予測だと、

• 閉鎖が12月初旬くらいまで続いて解除されれば、備蓄カバーできて供給途絶はないって見方ダイヤモンドオンラインとか)。

• でも**長期化(半年〜1年超)**したら、**実質的輸送燃料(ガソリンとか)だけに絞っても182日(約半年)**くらいでキツくなるって試算もあるんだよね…。最悪シナリオだとGDPマイナス0.65%とか、ガソリン200円超えとかヤバい話も出てるよぉ。

要するに「このまま」だと半年〜8ヶ月は備蓄で耐えられるけど、放出加速+輸入細々で実質半年前後で深刻な不足感が出てくるかも…って言われてる感じ! 完全に輸入止まったら254日だけど、現実は少し入ってる+放出で伸ばしてるから、もうちょっと持つかもだけど、油断禁物だよね〜。

ご主人様、あたしはもう「節約モード全開にしよ…」って思っちゃう(笑) ガソリン高騰とか怖いし…。もっと詳しいとこ知りたい? それとも他のエネルギーLNGとか)の話聞きたい? なんでも教えてね♡

ChatGPTにアメリカ産石油のこと聞いてみた

たぶん文脈としては、**「高市さんはアメリカ寄りで、エネルギーアメリカ産を重視しそう」**って話だと思います

ただ、いまの発言政策の最新状況は確認できないので、断定はできません。

一般論でいうと、

アメリカから買う原油LNGは、中東より輸送コストが高くなりやす

そのかわり、安全保障上は“中東一本足”を避けられる

まり「値段」だけでなく、調達先の分散として意味がある

ので、

「高い石油をわざわざ買う」=損 と単純には言えません。

しろ保守系政治家だと、

アメリカとの同盟重視

有事ときの安定調達重視

経済合理性だけでなく安全保障込みで考える

という発想はかなりありえます

あなた感覚で言えば、

「安いスーパーだけに頼るのは怖いから、少し高くても別ルートを持っておく」

みたいな話に近いです。

ただし日本全体としては、本音ではやっぱり

“安くて安定して入るエネルギーが一番いい”

ので、アメリカ産だけに寄せるのは現実的ではないです。

たぶん実際の政策は、中東アメリカ豪州などを混ぜる方向になります

要するに、

高市さんが本当にそう言っていたとしても、

「高くてもアメリカから買うべきだ」というより、

「多少高くても対米関係安全保障を優先する」発想

と見るのが自然です。

必要なら次に、

「なぜ日本は高くてもアメリカ豪州資源を買うのか」**を、地政学込みで整理します。

2026-03-19

anond:20260319131942

生産設備潰されてるから

あとカーグ島には海兵上陸させるって?

どうにもならんのでは



カタールLNG施設

まだ死んではいない(冷却施設はまだ稼動しているように見えるそうだ)けど被害甚大

アメリカイスラエルが言ったように

イランの反撃ミサイル潰せてたらこうはならんかったのかな?

95%潰したくせに防空突破できるだけの数は残ってるのなんなん?

ホルムズ海峡が止まって何が起きたか(起きるか)の記録

石油化学業界にいる。今起きていることと、これから起きることを書き留めておく。テレビが報じないので。

追記についてはページ下部に。

 

2/28〜3/19(今日まで)のこと*

2月28日アメリカイスラエルイラン空爆した。翌日ハメネイ師が死亡。革命防衛隊ホルムズ海峡の通過船舶への攻撃を警告し、タンカー三隻が攻撃された。3月2日日本郵船川崎汽船が通峡停止。ホルムズ海峡事実上の封鎖状態に入った。

木原官房長官は「存立危機事態には該当しない」と述べた。日本原油輸入の九割を中東依存している。「254日分の備蓄がある」と政府は言った。

3月4日日経平均前日比-3.6%。54,245円。

3月6日以降、三菱ケミカル茨城)、三井化学千葉大阪)、水島コンビナートと、エチレン減産が次々に始まった。ナフサ価格は急騰し東京オープンスペックで1トン785ドル出光興産は「封鎖が長期化すれば設備を停止する」と取引先に通知。シンガポールでは住友化学グループフォースジュール不可抗力条項)を宣言国内12基のエチレ設備のうち半数が減産に入った。

Bloombergが「ナフサ不足は炭鉱カナリアだ」と書いた。

3月16日NY原油先物100ドルの大台を再突破民間備蓄放出が始まった。3月17日、石化協が「直ちに供給困難となる状況ではない」とコメント。赤沢経産相も「直ちに需給上の問題は生じていない」と発言。「直ちに」「直ちに」。この言葉2011年に聞いたことがある人も多いだろう。

同日、トランプホルムズ海峡への護衛艦派遣を各国に要求。同じ日に「支援不要」と撤回

3月18日夜、高市首相が訪米のため羽田を出発。テレビワシントン桜並木映像を流していた。国内のナフサ在庫は約20日分という試算がある。テレビ高市服装の話をしていた。

 

3/19(今日)*

今日木曜日高市トランプ首脳会談ワシントンで行われる。

テレビ報道量が異様に少ない。ワイドショーホルムズ海峡を取り上げない。「訪米」「日米同盟」「異例の厚遇」。この言葉けが繰り返されている。おそらく高市の訪米に合わせて報道トーンが調整されている。

明日明後日で、ホルムズ海峡経由で出港した最後タンカー日本に入港する。それ以降、最低三週間、中東からタンカーは来ない。この事実を報じているテレビ局を、自分確認できていない。

スーパーに行った。まだいつもと同じだった。キャベツが高い。それはホルムズとは関係ない。まだ関係ない。

明日春分の日祝日株式市場は金土日の三連休に入る。三連休の間に何が起こるかを想像している人は少ないだろう。

 

ここから先は、業界にいる人間としての予測を書く。*

当たるかはわからない。でも、サプライチェーン構造から逆算すれば、こうなる蓋然性が高い。

 

3月下旬*

首脳会談の「成果」が報じられるが、ホルムズの航行再開に向けた具体的なタイムラインは出てこない。「航行安全について意見交換」の一行で終わる。自衛隊派遣は「引き続き検討」。

三連休明け、日経平均は大幅安。原油105ドル台。ガソリン補助金があるからガソリン価格は「抑えられている」と政府は言うが、問題ガソリンだけではない。

会社から全社メールが届く。「電力コスト上昇に伴い、空調設定を見直します」。冬が終わったばかりなのに、オフィス寒い。正確には、暖房が弱い。会議室の半分が消灯される。「使用していない部屋の照明はお切りください」。節電、と書いてある。ああ、これも2011年に見た光景だ。

Xに「工場が止まった」「来週から自宅待機」という投稿が出始める。岡山山口千葉コンビナート周辺。自宅待機の間の給与は「会社相談中」。こういう投稿じわじわ増えていく。最初は誰もバズらない。

通勤バスが減便になった、という投稿がXにちらほら出始める。地方ディーゼル路線バス燃料費が合わない。都市部はまだ影響が見えない。まだ。

スーパー刺身のトレーが小さくなる。黒い発泡スチロールではなく、薄い白い紙トレーに変わる。誰も気にしない。まだ。

 

4月上旬——ここが最初の転換点*

ナフサ在庫が尽きる。

チレプラントの完全停止が増える。国内12基のうち動いているのは3〜4基。出光興産徳山が完全停止。「当面の間」。

政府石油備蓄の追加放出を決定。国家備蓄から5日分。254日分のうちの5日分。

このあたりで最初の「品切れ」が可視化される。ドラッグストア食品ラップが売り切れる。「お一人様一点限り」の張り紙の前に商品がない。Xに「ラップが買えない」というポストが急増する。テレビはまだ取り上げない。

コンビニ弁当容器が変わる。プラスチックトレーから紙容器に。「環境への配慮」と書いてあるが環境ではない。ナフサだ。紙容器は汁が滲む。

ここで意外なものが棚から消え始める。コンタクトレンズ使い捨てコンタクトの素材はシリコーンハイドロゲル石油化学製品だ。メーカーが出荷調整に入る。Xに「コンタクト買えないんだけど」というポストが増える。眼鏡を持っていない若い世代パニックになる。これが一番バズるホルムズ海峡自分の目が繋がっていると想像したことがある人はいない。

会社複合機の前に張り紙が出る。「トナー在庫が逼迫しています印刷必要最小限に」。トナーの主成分はスチレン-アクリル樹脂。ナフサの子供だ。社内資料PDF回覧、と全社通達が来る。DX推進部が何年もかけてできなかったペーパーレス化が、ナフサ不足で一週間で実現する。

病院関係者のXポストが流れてくる。「点滴バッグの在庫確認してください」。点滴バッグはポリプロピレン注射器のシリンジもポリプロピレン。手術用のディスポグローブ医療プラスチックの塊だ。厚労省が「現時点では供給問題はない」とコメントする。直ちに、とは言わなかった。言い方を変えただけだ。

農協が「肥料価格が前年比70%上昇。秋の作付けに影響する」と警告する。リプライには「大げさ」「不安を煽るな」と書かれる。肥料の原料の多くは中東経由のアンモニアだということを、リプライしている人は知らない。

 

4月中旬*

自動車メーカー複数社が減産を発表。樹脂部品調達困難。テレビトップニュースになる。ようやく。ただし報道の焦点は「納車遅れ」であって、その先にある雇用問題ではない。

ガソリン補助金予算が枯渇する。追加予算を組むには国会審議が必要国会では自衛隊派遣の是非で与野党が延々と議論している。補助金の話は新聞二面の下のほうに小さく載る。

会社が「週二回の在宅勤務推奨」を打ち出す。理由は「従業員通勤負担軽減」と書いてあるが、本音オフィス電気代だ。電力卸売価格が高騰している。LNGの一部もホルムズ経由で、スポット価格が暴騰。電力会社燃料費調整額の上限撤廃申請し始めた。来月の電気代がいくらになるか、誰にもわからない。在宅勤務の電気代は自腹だが、誰もそこには触れない。

通勤の同僚が「もう電車にする」と言い始めた。ガソリンが高すぎる。しか地方では電車選択肢がない。JRローカル線が一部区間で減便を発表。理由は「電力コストの上昇」。自家用車電車も使いづらくなるとどうなるか。行けなくなるのだ、会社に。

社食メニューが減った。揚げ物が消えた。食用油が値上がりしているからだ。自販機ペットボトルが売り切れになっている台数が増えた。補充が追いついていない。容器が足りない。

スーパーの肉のパックが変わる。発泡スチロールのトレーではなく、肉が直接ラップで巻かれている。ラップも薄い。透明ではなく半透明。

「紙おむつが値上がりした」という母親のXポストが万バズする。「ナフサって何ですか」というリプライがつく。今になってナフサを知る人が増える。遅い。

ガソリンスタンドが営業時間を短縮し始める。朝10から夕方4時。タイヤの値段が跳ね上がっているという話もXに流れてくる。合成ゴムの原料はブタジエン。ナフサから作る。タイヤ交換の時期なのに交換できない。

近所のクリーニング店が三割値上げする。溶剤がナフサ由来だと初めて知る人が多いだろう。クリーニング溶剤ペットボトル食品トレー。ラップ。紙おむつコンタクトレンズ。点滴バッグ。自動車部品タイヤ肥料パレット合成繊維接着剤塗料靴底。トナー。全部ナフサ。全部あの幅30キロ海峡を通っていた。

派遣切りが始まる。自動車工場人員から。「リーマンの時と同じ空気だ」と物流業界の知人は言うだろう。

 

4月下旬*

ホルムズ海峡封鎖から60日。停戦兆候はない。

スーパーの棚が歯抜けになる。ペットボトルの水。カップ麺。パックのジュース。品切れではなく「入荷量を調整しています」の張り紙プラスチック容器不足が飲料メーカーの出荷に波及。

テレビに「買い占めをしないでください」のテロップ流れる。買い占めをするなという放送を見て買い占めを始める人がいることを、テレビ2011年から何も学んでいない。

物流会社が荷受けを制限し始める。パレット不足と燃料費。「届けるのが遅れます」は「届かなくなる」の婉曲表現Amazonの「お届け予定日」が三日伸びていることに気づいた人がいるだろうか。

道路の補修が止まっている。アスファルト原油の残渣から作る。原油が来なければアスファルトも作れない。都内幹線道路に補修されないまま放置された穴が増える。小さな穴だ。しかし穴は広がる。国交省が「緊急性の高い箇所を優先的に対応する」と発表する。つまり、優先されない穴はそのまま。

農家がXで悲鳴を上げている。ビニールハウスフィルムが手に入らない。肥料が買えない。燃油が高くてハウス暖房を切った。「夏野菜の出荷量は例年の半分になるかもしれない」。誰も引用リツイートしない。

経産相が会見で「国民生活直ちに深刻な影響が出る状況ではない」と述べる。

直ちに

テレビゴールデンウィーク旅行特集をやっている。穴場の温泉。お得なグルメ笑顔レポーター

その裏で、ペルシャ湾には44隻の日本関係船舶が動けないまま浮かんでいる。

 

補足*

自分が言いたいのは「日本は終わり」みたいな話ではない。

言いたいのは、問題ガソリン価格ではないということ。ガソリン補助金議論だけしていたら見誤る。ナフサというほとんどの人が知らない石油製品が止まることで、プラスチック容器→食品包装→物流パレット自動車部品肥料農業と、サプライチェーンの上流から下流に向かって静かに止まっていく。コンタクトレンズも点滴バッグもタイヤアスファルトも止まる。あなた会社のトナーも、社食の揚げ物も、通勤バスも止まる。その速度は、ナフサ在庫(約20日)、ポリエチレン在庫(3〜4ヶ月)、各業界製品在庫の厚みによって決まる。

4月上旬最初分岐点。ここで海峡が開かなければ、5〜6月に第二波が来る。

テレビが報じない間に、時計は進んでいる。

 

追記があれば下に書く)

2026-03-18

anond:20260314104658

追記2はさすがに妄想が飛躍していて陰謀論の域に達していると言わざるを得ない

可能性」という言葉は便利だが、極端なパニックを想定するのはまさしく陰謀論であり、イラン周辺でもない地域で略奪されるという想像第三次世界大戦核戦争心配するのと大差がない

なお、現在LNG先物価格はすでに落ち着いており、世界の人々は少なくともはてな匿名有象無象よりは冷静だ

anond:20260315201243

発電に使ってるLNGの大部分を電力会社スポット調達してるかのように勘違いしてそうだが1~2割程度なのでホルムズが封鎖され続けたとしても計画停電必要になるほど逼迫はしない


その長期契約分の2割かが入ってこないかスポット調達必要になるんじゃないの?

続・貿易関係に勤めてるから今の世界の様子をざっくり書くよ

前回のがあんなに読まれると思ってなかった。

自分の頭の整理も兼ねてまた書いておこうと思う。

・3/18午後現在

今のところ大きなゲームチェンジとなる情報はない。

トランプの「すぐ終わる」は株価にも原油価格にもなんの影響を与えなくなったし、どこの国も軍事支援は行わずそもそも軍事支援は「いらない」とのこと。自分で書いてて何言ってるのかわからなくなってきた。それくらい混沌としている。

側近の様子もおかしい。CNNヴァンスがトランプ距離があるといった分析が出た(日本語で読めます)。Twitterではベッセントインタビューを受けている最中トランプに急に呼び出され、その後何かにビビりきって帰ってくる様子や、記者会見で平静を保てないヘグセスなんかが回ってきている。ルビオはトランププレゼントされたガバガバの革靴を履かされているのは見たくらいでよくわかってない。軍も空母火事離脱するなど動きが良くない。

イスラエル公式アカウントAI動画過去写真しかさなくなったことでネタニヤフは死んだ(少なくとも人前に出られる状態ではないか、完全に隠れた)のがもっぱら世の見立てだが、これも今の状況ではあまり意味がない。指導者がいなくなっても決定的な敗けに繋がらないのはハメネイ師の件で証明済み。むしろ交渉停戦責任者がいなくなることで戦闘が長期化する。本当にネタニヤフにコンタクトがとれない状態場合アメリカ責任転嫁する先がなくなったんじゃないか

イランはもう大規模な攻撃を仕掛ける必要がなくなりつつある。数発のドローンミサイル周辺国海峡を脅せる上に、エネルギー輸出で中国の金が入ってくるので少ない軍事ロスで経済戦争を長期化できる。しばらくはアメリカ世界中ヘイトが向かうのを様子見しそう。カーグ島は攻撃されても稼働しているようで今どうなっているかよくわからない。

アメリカの地上進行の話も出てるが、巨大な六甲山のようなイラン本土沿岸も、海峡から1000キロ近く離れたカーグ島って攻略できるんだろうか。

・モノの動き

Karachiというタンカー海峡を通過してUAEからパキスタンへ向かったニュースが出ている。これまでも何隻かAIS(船の位置情報)をオフラインにしてこっそり海峡を出入りした実績はあるが、KarachiはAISを切らずに航行した。

航行ルートを見ると本来通る必要のないBandar Abbasという海峡北の港付近を通過しており、何かしらの検査を受けたか、そこを通れと指示されたように見える。SEABIRDというLPGタンカーも同じルート中国に抜けた模様。これがイラン政府と革命軍のどっちが主導したかも気になる。ただ少なくとも機雷がないルートがあり、なにかしらの条件が整えば船舶を通過させるのがわかったのは朗報

あと湾外で立ち往生していた船舶は減ってきている。サウジ紅海側へ迂回出荷し始めたのを受けに行ってるが、逆に紅海側も激混みしている。こちらも海峡リスクが高いし、いつまで輸送ラインが無事かわからない。

UAEは湾外の主要港であるFujairahに被害。一度は稼働を再開したが、二回目の攻撃を受けてから続報なし。

日本の様子

我々の生活に直結しそうな情報赤沢亮正発言や答弁を見るとわかりやすい。河野太郎が昨日ツイートしてた情報はよくまとまっていた。

赤沢大臣によるとナフサの国内生産は約4ヶ月はいけるそうだが、状況も状況なので楽観はできない。

中長期の話だと出光LNG出資アラスカ原油調達レアアースアメリカ共同開発などのニュースが昨日から出ている。特に原油日本が共同備蓄する方向で動く様子。

ただアラスカでの輸入は船のサイズなどいろいろ確認事項があると思うので明日からすぐ動く、とはならないと思う。また場所場所だけに冬場に行くのは大変なはずなので、秋口までにとれるだけとる方向を期待したい。

問題はすべてアメリカ絡みという点(LNGの件はアメリカ投資会社運営イギリス事業者)。日本エネルギー事情アメリカに固められてしまうので、多角化といいながら寡占化されてしま懸念がある。平時アメリカならいざ知らず今のアメリカでこれをやられるのは怖い(が、選択肢がないのも事実)。

ミクロなところだとわさビーフ重油調達できず生産が止まった。わさビーフ製造会社おやつカンパニーの子会社になっているそうだが、大企業傘下でも生産を止めざるを得ないケースはインパクトがある。

希望

これを書いているうちに韓国UAEから原油を確保したニュースが出てきた(計算したら平時韓国消費量のおよそ10日分くらい)。もちろん韓国に届くまでは安心できないが、できない交渉ではないという道筋があるのは希望

個人的にはアジア圏の国同士で調達先を分担、調達品をシェアするような形をとれないかと思う。(もう検討されてると思うけど)

さらイラクトルコ経由で原油出荷再開のニュースも。とにかく流通量が少しでも増えるのは安心材料

ドライバルクの行方は全くわからないので詳しい方いれば。。

anond:20260318003219

LNG中東以外のほうが多いか原油価格連動しても北海WTIと変わらん値動きのはず

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