火曜日にお友達と渋谷にあるBunkamura ザ・ミュージアムで開催中の
「ルーベンス 栄光のアントワープ工房と原点のイタリア」展を見に行きました。
ヒカリエで待ち合わせ、たまたま待っている人がいなかった利久で牛タン丼定食を食べ、(出る頃にはかなり並んでいました)
お友達の息子さんが通うことになったダンスやアクターの養成スクールを見て
そしてBunkamuraへ。
先日役目を終えた東急東横線の渋谷駅ホームを外から撮っておきました。
ここがどう変わっていくのでしょうね。
ヒカリエ入り口から見たところ。
東横線の乗り場が変わったばかりで迷う人が多いので、
この日はたくさんの案内役の人が立っていて
道を聞いている人もたくさんいました。
前置きが長くなりましたが、ルーベンス展。
主人公の少年ネロが憧れていてどうしても見たかった
教会に飾られているルーベンスの絵をやっと見ることができたあのラストシーン・・・
だから私もルーベンスが気になるのかもしれません。
ルーブル美術館やウフィツィ美術館でも見ました。
最近の音声ガイドはタッチペン式なんですね。
谷原章介さんのガイドで見てまわりました。
普通の紙のような音声ガイドシートですが、番号や絵にガイド機でタッチすると聞くことができます。
今回はネロが最後に見た絵はありませんが、「フランダースの犬」関連のグッズも売っていましたし、前売り券ではキャラクターデザインのブックマークがセットになったチケットもありました。
この展覧会に行く前に、数年前に録画した「美の壺」のルーベンス編をもう一度観ました。
ルーベンス(1577-1640)は当時大人気であまりにもたくさんの製作依頼があったために工房を持ち、何十人もの弟子達に同時進行で複数の絵を描かせていました。
ただ、下絵はルーベンス本人が描き、そして仕上げもルーベンス本人がしていたので出来はみな大変良い物だったようです。
今回の展覧会でも弟子達の絵や銅版画が展示されています。
銅版画の銅の板に刻まれた絵(実物)と刷り上った絵を何度も見比べてしまいました。
細かい線でこんな風に人の顔の凹凸、影が表現できるのだということがわかります。
彼の絵は女性や子どもの何ともいえない肌の質感がいいですね。
人物画が多いのですが風景画もいいです。
ネロとは対照的に生きているうちに多くの人に認められ、そして堅実に生きていた感じがします。
ルーベンス展は4月21日まで。