幕を閉じる
- 2007/12/31 12:53
- Category: bologna生活・習慣
何という一年だったのだろう。試練が私を好んでいたのか、私が試練の道を選んでいたのか、今となってはもうどうでもよいことだけど、次々にぶつかる問題に何度も頭を悩ませては、今度こそ限界だ、と何度も項垂れた。人間を長いことやっているけどこんな一年は初めてで、一時は全てを放棄して何処かに逃亡しまおうかと本気で考えた。しかしそうしなかったのは何故だろう。失うものは何もなかったのに。しかしそれも今日で終わり。過ぎたことは小さな箱に詰め込んで箪笥の奥に押し込んでしまおう。いつかそんな思い出が懐かしく思える日まで開ける必要は無いのだから。天気は上々。特別楽しい計画も無い一年の幕閉じだけど、心穏やかに今日を迎えることが出来たこと、そして希望を持って新しい年を迎える準備が出来たことをを心から感謝する。明日に何かが急に変わることは無いだろう。けれど良い予感がするではないか。新しい生活の幕開けの予感がするではないか。ああ、どうかそれが単なる気のせいでありませんように。私に大きな恵みがありますように。そして私を取り囲む人々、まだ名も知らぬ沢山の人々にも同じように恵みがありますように。そんな私の気持ちを、一年の幕が閉じる前にここにそれを記しておきたいと思う。