『ヤクザと憲法』 in えとせとら
お世話になってる柏崎のカフェ“えとせとら”は定期的に良質のドキュメンタリー映画を上映していますが、
次回は5月3日憲法記念日にあの映画をブッコンできました。
人間として生まれてきたハズのヤクザに人権はあるのか?
と問う実録でなくホンモノばかりが登場するばかりか、
カメラの目の前でヤクザ宅の家宅捜査が繰り広げられてしまうという、
ドキュメンタリーに常に一石を投じ続け波風を立たせる東海テレビ製作の『ヤクザと憲法』です。
et cinema vol.36
『ヤクザと憲法』 作品時間96分
監督 土方宏史 製作・配給 東海テレビ 2015年作
日時 憲法記念日 5月3日(水) ①10時~ ②14時~
料金 前売 1000円(茶菓子付) 当日 1500円
会場 問い合わせ 柏崎市新橋3-29 et cetra
暴力団対策法、暴力団排除条例が布かれ、ヤクザは全国で6万人を割った。この3年で2万人が組織を離脱した。しかし数字だけでは実態はわからない。ヤクザは、今、何を考え、どんな暮らしをしているのか? 大阪の指定暴力団「二代目東組二代目清勇会」にキャメラが入る。会長が15年の実刑判決を受けた殺人事件は暴対法のきっかけだとも言われる。組員の生い立ちとシノギ、部屋住みを始めた青年と実の子のように可愛がるオジキ、そして、組員の逮捕、家宅捜索の瞬間がやってくる…。会長は「ヤクザとその家族に人権侵害が起きている」と語りはじめた。ヤクザと人権…。一体、何が、起きているのか?
銀行口座がつくれず子どもの給食費が引き落とせないと悩むヤクザ。金を手持ちすると親がヤクザだとバレるのだ。自動車保険の交渉がこじれたら詐欺や恐喝で逮捕される。しかし、弁護士はほとんどが「ヤクザお断り」…。日本最大の暴力団、山口組の顧問弁護士が、自ら被告になった裁判やバッシングに疲れ果て引退を考えている。「怖いものは排除したい」。気持ちはわかる。けれど、このやり方でOKなのだろうか? 社会と反社会、権力と暴力、強者と弱者…。こんな映像、見たことない!? 強面たちの知られざる日常から、どろりとしたニッポンの淵が見えてくる。
『ヤクザと憲法』公式HP http://www.893-kenpou.com/
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