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長岡アジア映画祭実行委員会!ブログ

新潟県長岡市で活動します長岡アジア映画祭実行委員会!です。

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1/16 映画『土を喰らう十二ヵ月』 長岡上映会 2024年度 ながおかワーク&ライフセミナー



「ながおかワーク&ライフセミナー」2024年度 第4講座

*映画『土を喰らう十二ヵ月』上映会

「喰らうは生きる。食べるは愛する。いっしょのご飯がいちばんうまい」稀代のスター・沢田研二、主演。実力派・松たか子、共演。料理研究家・土井善晴が初めて映画の料理に挑む。四季折々の食で綴る人生ドラマ。1978年に水上勉が記した料理エッセイから、中江裕司監督が物語を紡ぎだした本作は、人々がいつしか忘れてしまった土の匂いのする生活を思い起こさせ、人としての豊かな生き方を教えてくれる。沢田研二は、物語を凌駕する圧倒的な存在感を見せる。観客は沢田演じるツトムと十二ヵ月を体験したことに気づくだろう。

参加費無料 (要申し込み)
定員 100人 

※定員に達しましたので受付を終了します。

開催日時 2025年1月16日(木) 15時~
『土を喰らう十二ヵ月』上映 作品時間111分 

会場 アオーレ長岡市民交流ホールA
*会場への来場は公共交通機関の利用や周辺駐車場への駐車をお願いします。

開催団体 長岡アジア映画祭実行委員会!
電話 09045204222 e-mail [email protected]
HP http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/

お申込み お問い合わせ
事務局 長岡地区労働者福祉協議会 事務局 連合中越地域協議会 
電話0258-86-0111 (平日 9時~17時)
FAX 0258-86-0844 E-mail [email protected]

「ながおかワーク&ライフセミナー」2024年度
~連帯・協同でつくる安心・共生の福祉社会の実現~

長岡ワーク&ライフセミナー主催団体 長岡地区労働者福祉協議会
共催  (公財)新潟ろうきん福祉財団 
     (一社)新潟県労働者福祉協議会

ながおかワーク&ライフセミナー開催のお知らせ
http://www.nagaoka-lsc.jp/%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B/news/590.html

*この事業は公益財団法人新潟ろうきん福祉財団の公益支出事業を主たる財源として開催します。

◯フードバンクながおかに寄贈できる家庭に眠る食品等を1品お持ちください。

映画『土を喰らう十二ヵ月』

監督・脚本 中江裕司 撮影 松根広隆 音楽 大友良英 料理 土井善晴

原案:水上勉
『土を喰う日々 ―わが精進十二ヵ月―』(新潮文庫刊)
『土を喰ふ日々 わが精進十二ヶ月』(文化出版局刊)

出演 沢田研二 松たか子 西田尚美 尾美としのり 瀧川鯉八/檀ふみ 火野正平 奈良岡朋子

2022年/日本/カラー/ 111分 配給:日活
©2022『土を喰らう十二ヵ月』製作委員会

公式HP https://tsuchiwokurau12.jp/

予告編 https://www.youtube.com/watch?v=f5el63UWTM8 

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『土を喰らう十二ヵ月』長岡上映会 申込受付終了



1月16日開催 2024年度 ながおかワーク&ライフセミナー
『土を喰らう十二ヵ月』長岡上映会は定員に達しましたので、
申し込みの受付を終了いたします。
ありがとうございました。
参加される方はよろしければフードバンクながおかに寄贈できる
家庭に眠る食品等を1品お持ちいただけますようお願いします。


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古民家民宿 「なないろ」



昨秋、橋本圭子さんとの想い出とともに開いた『ミツバチの羽音と地球の回転』上映会に、
鎌仲ひとみ監督よりメッセージをいただいたことへお礼を伝えたところ、
鎌仲監督より年明けに近況を伝える資料が届きました。

鎌仲監督は現在、上映会活動を通して縁ができた長野県辰野に移住。

古民家民宿「なないろ」を管理運営。
ドキュメンタリー映画の制作。
自然栽培農業の実践。

以上の三本柱をメインに活動、
なかでも民宿「なないろ」は宿泊客は一日一組に限定のこだわりの宿らしく、
隠れ家的な趣きなのに評判は海を越えて海外からも宿泊客が泊まりに来るそう。
いづれ泊まってみたいものだと思いました。

またドキュメンタリー映画の制作は里山再生がテーマの環境に関するものの他、
確か次作として「原子力防災」をテーマにしてると知ったことがあり、
その後はどうなっているのか、
新潟県民として関心がある柏崎・刈羽原発再稼働にも重なるテーマなので完成を望みます。

そして自然栽培農業は主に野菜を栽培しているものの、
届いた鎌仲監督の“ぶんぶんサポーターズクラブ”の会報の画像の表紙と背表紙で
田んぼ手植えをする様子が掲載されて、まるで担当者が毎年お手伝いに行ってる、
大崩のご主人の田んぼの手植えにようだと思いました。

この会報には昨年、能登半島地震の支援とともに現地を視察したとあり、
志賀原発での地震対応に13年前の教訓が生かされたかと考察し、
結果、絵に描いた餅だったと論じ、
中村哲先生の言葉を引用して締めていました。

鎌仲監督は能登半島の付け根の富山県氷見市出身。
だからこそ余計に能登半島地震に他人事でないとただちに現地へ支援に。
併せて原発について情報を集めて
「はっきりとしたのは地震で原発が事故ると逃げられない」

この時の体験は現在の映画つくりに活かされるのかもしれません。

率直に鎌仲監督が長野に移住したと知ったときは、
さんざん働いてきたのでゆっくりしたいという意味かと思ったら、
相変わらず、というか下手したらこれまで以上に忙しくなったのではと思うほど。
お身体ご自愛いただきますように。

あらためてありがとうございます。

ぶんぶんサポーターズクラブ
https://www.bunsapo.com/

ぶんぶんフィルムズ
https://bunbunfilms.com/

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ぼくと、ぼくらの夏



1988年発表の樋口有介の青春ミステリー『ぼくと、ぼくらの夏』
フィリップ・マーロウのような一人称で高校生が同級生の謎の死を巡って、
様々な人と出会い苦い真相に辿りつき、
とても切ない「ぼくと、ぼくらの夏」を体験するとても読み応えのある1冊。
何よりもう戻らないある夏の甘酸っぱいというか切ない青春模様が描かれてるのに、
しばらく幸福な読後感を得ることができました。

それが『タイガース・メモリアル・クラブバンド ぼくと、ぼくらの夏』という謎のタイトルがついて1990年に映画化。
全編に懐かしのGSサウンドが流れるほか、
GSの主要なメンバーからジュリーやシローやムッシュなどが顔見せで出演、
まぁ、テキヤの親分として怪演するジュリーは楽しめるものの、
最後までなぜGSなのか?という疑問符がつきまとうならまだしも、
ミステリーじゃなくなってたので、
原作ファンからすればサギだと思った1作。
原作通りに少年版フィリップ・マーロウにすれば傑作になってたかもしれず、
当時の日本映画の悪例に数えられ、
ほとんど話題にならなかったのも仕方ない出来ですが、
それでも和久井映見の主演第1作として辛うじて今は価値があるんじゃないかと。

ちなみに土曜ワイド劇場でドラマ化。
『真夏の女子高生連続殺人 甘くてあぶないぼくとぼくらの夏』という題名なのはいかにもですが、
脚本が『福田村事件』の佐伯俊道先生と知り、俄然興味を抱きました。

その後も樋口有介先生は何冊か読んでましたが、
いつの間にか離れてて今回ジュリー出演作を思い浮かべてたら、
本作を思い出し、併せてネットで調べてたら3年前に亡くなっていたとは。
そういえば、その頃に新聞の訃報記事を読んだ記憶があった他、
離れてる間に「ピース」という作品がかなり評判となったようなので機会があったら読んでみようと。
あと“小さな巨人”グラン浜田と高校の同級生だったことも驚きました。

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「Wild Thing」を響かせろ



昨日の続きでS東京特派員とシネ・ウインドで『エストニアの聖なるカンフーマスター』を観賞。
年明け1発目には微妙に思いながら特派員と別れた後に、
単独でお目あての大仁田厚のドキュメンタリー映画『ファイト』を観賞。

しかししかしプロレス界の革命児ながら稀代の山師を取材するにはこの監督は荷が重かった。
大仁田への恨み辛みを暴露し自殺してしまった荒井昌一リングアナについて、
大仁田が語ってるのは特筆なので、そこに特化してほしかった、
全体的にとっ散らかってるぶん、大仁田の姿が散漫し信者向けになってしまったのはホントに勿体ないこと。

あと監督自ら撮影してるようなものの、
とてもお金をいただくレベルの映像ではないので、
ここは予算がなくてもプロのカメラマンを雇って撮影してほしかったです。

これも予算の都合で使用できなかったのかもしれませんが、
入場時にテーマ曲「ワイルド・シング」がかからないのも残念。
あれが流れてこそ大仁田厚でしょう。
ここは葛西純のテーマ曲「Devil」を惜しみなく流してた『狂猿』に軍配が。

ちなみにプロデューサーは五藤利弘監督『モノクロームの少女』と同じ方なんで、
意外な映画で久しぶりに目にしました。

ともかく新年早々、パッとしなかったのは事実なんで『トワイライト・ウォリアーズ』を一層待ち望んでいます。

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雨のバケツ



S東京特派員の帰省に合わせて新潟・万代でおちあい新年の挨拶後に駄弁っておりました。
互いの近況報告からはじめて共通したのが観るべきお正月映画がない、特にハリウッド映画はどうしたことかと。
分析すれば全米俳優組合のストライキが長くなって、
映画の撮影がストップしたことが、ここへ来て影響があるんじゃないかと。

ちなみに特派員の現住所は『キューポラのある街』の舞台となったところ。
現在はネット上で別の意味で注目を浴びているので尋ねたら、そんな街ではないと一掃。
おそらく2025年も分断と非寛容は続くと思うので、少しも新年がめでたいとは思えないものの、

♪やらなきゃならないことをやるだけさ だからうまくいくんだよ

↑こちらを今年も信条にしようと思った次第です。
そういえば観たいハリウッド映画にティモシー・シャラメの『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』がありました。
インディ・ジョーンズの監督の次作にボブ・ディランの伝記映画を任せるのもハリウッドはオツなもの。

S東京特派員、本年もよろしくお願いいたします。

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男はつらいよ 花も嵐も寅次郎



令和に寅さんが足りない 映画「男はつらいよ」若者魅了
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE16BPN0W4A211C2000000/?n_cid=SNSTW001&n_tw=1735694175

↑有料の記事なので読めないのも失礼ですが、
確かに昭和・平成の初期まで「寅さん」でお正月を迎えてた者からすれば、
福田雄一監督作でお正月という令和の物足りなさを嘆くのも理解できるような。
などと新年を大仁田厚で迎えようとするこちらが言うのもなんですが。

1982年暮れに封切られた『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』。
マドンナに田中裕子、そして寅さんが恋愛指南をするのが“天下の二枚目”ジュリーなんだけど、
動物園の飼育員という口ベタな役。
前作『男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋』がいつものパターンを破って、
マドンナのいしだあゆみの方が寅さんに猛アタックしてタジタジとなってしまった反動からか、
今回はホントに色っぽい田中裕子とお酒を飲むだけの粋なシーンはあったりするものの、
ジュリーと田中裕子、実は相思相愛にも関わらず互いに踏み出せない二人のキューピットに徹し、
山田監督によれば“シラノ・ド・ベルジュラック”をやりたかったようで、
ストーリー的にはわりとこじんまりしてるぶん、
大スターと超絶演技派マドンナの恋の行方を寅さんは交通整理。
明るく楽しいお正月を迎えるにはまさに相応しく、これ以上何を望むのかと。
もちろんお正月の場面もアリ、恒例の寅さん夢のシーンでジュリーはド派手に登場と本編と真逆な姿を披露。
しかしこの後にホントに相思相愛になってしまうとはある意味、罪づくりな、、、

「今度あの子に会ったら
こんな話しよう あんな話もしよう
そう思ってね、家出るんだ。
いざその子の前に座ると全部忘れちゃうんだね。
で、ばかみたいに黙りこくってんだよ。
そんなてめえの姿が情けなくって、こう
涙がこぼれそうになるんだよ な。
女に惚れてる男の気持ちって
そんなもんなんだぞ」

↑口下手ジュリーの気持ちを代弁する寅さん。
こんなセリフが書けるヨージ、時に上から目線がどうかと思う時があるものの、
やはりサスガに思います。

ちなみに発売中の週刊文春は年末に書いた西田敏行さん追悼とともに、
やはりお正月は寅さんだと特集。
歴代マドンナインタビューに残念ながら田中裕子様はおりませんが、
伊藤蘭はマドンナを演じた『寅次郎かもめ歌』を良かったと褒めてくれた水谷豊とその後に結婚。
『幸福の青い鳥』のマドンナ志穂美悦子(祈・アクション映画復帰)は共演後に旦那となる長渕剛と
芝居が噛み合わず撮影中ずっとバトルとあっけらかんと笑ってるのはなかなかスリリングでした。

しかし寅さん、多くのマドンナとほぼ初対面で毎回すんなりと壁を失くして仲良くなってしまうのに、
惚れられると避けてかわして自分から振ってしまうのは、
『続 男はつらいよ』で探し求めてた瞼の母が毒舌で罵倒するミヤコ蝶々だったことが、
強烈な女性不信となったことをずっと引きずっているように見えたりもします。

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青空がいつまでも続くような未来であれ!



◎『あしたの少女』
2024 ながおかワーク&ライフセミナー
主催団体 長岡地区労働者福祉協議会 開催団体 長岡アジア映画祭実行委員会!
2月22日 会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

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◎『ラジオ下神白  ―あのとき あのまちの音楽から いまここへ』上映と小森はるか監督トーク
曽根俊太郎さん講演、
高校生平和大使・手代木幸さん、中野葵花さん活動報告
3月9日 会場 ミライエステップ

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◎『ラジオ下神白  ―あのとき あのまちの音楽から いまここへ』+ライブ ~被災地に向けて~
出演 ウィズコーション、ロマンダムール、うたのおじいさん
小森はるか監督のビデオレターを上映
3月24日 会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

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◎『シン・ちむどんどん』
講演 福本圭介氏
ミニライブ うたのおじいさん
3月24日 会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

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◎『ビヨンド・ユートピア』
ミニライブ 山本英二氏 (新潟県音楽協会所属)
5月26日 会場 アオーレ長岡市民交流ホール

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◎『ヒロシマナガサキ』 
今泉光司監督 おはなし
ミニライブ うたのおじいさん
8月6日 会場 ミライエステップ

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◎長岡監督・ロケ映画特集 第8弾
上映作品
・「冬のアルパカ」
・「かけはし」
・「想い出はモノクローム」
・「シークレット映画」
・長岡造形大学セレクション2024 「セツナ」「白いキャンバス」
・「自転車」
舞台挨拶 青木勝氏、五藤利弘監督、小林茂監督
9月28日 会場 アオーレ長岡シアター

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◎ウィズコーション スペシャルライブ+上映会 『ミツバチの羽音と地球の回転』
ライブ ウィズコーション
橋本圭子さんとの想い出を語る 小林茂監督、小木曽茂子さん、たびのそら屋さん
10月19日 会場 アオーレ長岡シアター

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◎『骨を掘る男』
トークセッション 福本圭介氏
ミニライブ うたのおじいさん
11月24日 会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

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◎『映画 ◯月◯日、区長になる女。』
トーク ペヤンヌマキ監督 聞き手 福本圭介氏
11月24日 会場 アオーレ長岡市民交流ホールA

以上、2024年上映会でした。
ありがとうございました。

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↑新年はここからスタートします。

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2024年 ベストワン 『帰ってきたドラゴン』



2024年ももうすぐ幕を閉じようとしています。
思えば2024年の幕開けとなった元旦。
担当者はT・ジョイ長岡で『PERFECT DAYS』観賞。
主人公の生き方は何かこちらの今後を暗示するような胸騒ぎを感じながら観ていたものの、
エンドクレジットが流れ、あと少しで終幕となるハズなのに館内は大揺れ。
全く空気の読めない地震のバカと憤り、
以後、能登に思いを馳せるものの馳は何をやってるのか、
もうすぐ1年なのに震災直後のままで復興の兆しが現地の映像ではまるで感じられず、
しかも聞いたときは信じられませんが、そうかもしれないと思った説が、
被災地はかつて原発立地に反対した地域。
よって政府は半ば見せしめのようにわざと遅々とも復興を進ませないようにしていると。
やりかねないと思いました。

多くの国民が望んでる真逆の方向へ国家は舵を取ってるようにしか見えない2024年、
この1本としてカンフー映画の金字塔『帰ってきたドラゴン』をベストワンに推します。
クライマックスのブルース・リャンVS倉田保昭先生の本当に息つく間もなく、
走っては取っ組み合い、走っては取っ組み合いをエンドレスで延々と続ける驚異のアクション、
しかもノーCG、ノーワイヤーなので、現在とても再現できないまさにこれがアクション映画の頂点だと。
ひたすらスクリーンに見入って繰り出す技の数々に圧倒されて
確かに一時でも浮世の憂さを忘れさせてしまったことを高く評価します。

率直に元旦から地獄がはじまった印象なので、
無事にすむわけがないといつも構えておりましたが、
なんとか年を越せそううです。

今年、お力添えをいただきました方々にこの場を借りて厚く御礼を申し上げます。
ありがとうございました。
上映会に足を運んでいただいた皆様にも深く感謝いたします。
観た映画がよかったと感想やアンケートは何よりの励みになっています。

皆様、よいお年をお迎えください。

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虹をつかむ男



一体、中居君に何があったのかと大変気になり発売中の「週刊文春」を開いて熟読してしまいましたが、
それはともかく目を引いたのは10月17日に亡くなった国民的名優・西田敏行さんの追悼特集。

佐久間良子さんが『おんな太閤記』の思い出を語ってるのはなかなか味わい深く、
また名物コーナー、シネマチャートはいつもは新作を俎上に載せてるのが、
今回は数多ある西田さん主演作の中から『ゲロッパ!』と『植村直巳物語』をレギュラー陣が冥福とともに批評。
シネマチャートに載せるには意外に思いながら、
特に『植村直巳物語』は辛口の芝山幹郎先生も高評価で、
その昔、五藤利弘監督の御宅へ遊びに行ったら、
近所のお寺に植村直巳さんのお墓があると教えていただき、
我が青春時代に『植村直巳物語』を共感を持って観たこと、
特に人間として落ちこぼれてた植村さんに限りなくシンパシーを感じてたことを、

http://nagaokatsukurukai.blog.fc2.com/blog-entry-2173.html
↑こちらに書いてて、読み返したら演じた西田さんについて一言も触れてないのがダメでしたが、
もちろん映画に共感したのは西田さんが演じた人間像があったからです。

今回、週刊文春で取り上げておらず、
芝山先生が「善良さを強調する西田敏行は苦手」と書いてる、
そのものの『虹をつかむ男』をなぜか思い出すので記します。
シリーズ49作目になるはずだった『男はつらいよ 寅次郎花へんろ』に出演が決まってた西田さん。
しかし渥美清さんが撮影前に亡くなってしまい、
急遽、決まってた出演者で全く別の映画として渥美清さんへの追悼も含めて、
お正月映画に間に合わせようと突貫工事の趣で製作されたのが『虹をつかむ男』

西田さんは徳島の借金まみれの映画館主として日々、映画愛を周囲に振りまきながら、
映画の灯を絶やすまいと懸命、活動はもはや布教というか啓蒙と言っていいほどで、
善良さを強調しすぎていささか、否かなりクドク西田さんは映るほど、
おそらく監督ヨージが描く映画愛をまざまざと見せつけられながらも、
今も思い出すのは活動の一環として移動上映会も開催、
そのなかで分校のたった一人の小学生のために『禁じられた遊び』を上映するシーン。
この時、「文化に僻地はない」という趣旨で西田さんは話してたと記憶し、
当時も担当者は市民映画館をつくる会で上映会活動をしていたので、
採算度外視して、一人のために上映というのがどこかロマンを見たような。
しかし現実的にみると学校が『禁じられた遊び』の上映会のために予算をつけたのか、
勿論、反戦映画の名作だけどモノクロ映画で大丈夫だったのか?
そもそも劇中の映画サークルの「土曜名画劇場」は結構ハードルが高そうな上映作で、
あれで採算は大丈夫なのか?
などと観ながら疑問符がつきまといラストはついに西田さんは映画館を手放す決意を。
ここで映画愛を幾ら語っていても借金は返せない、
請求書も待ってはくれないと大変シビアに思いましたが幸い奇跡が訪れて、、、
ラストに西田さんがスカウトするのが、かの上島竜平さんというのも余計感慨深いものに。

『男はつらいよ 寅次郎花へんろ』のマドンナは田中裕子さま。
前回マドンナ役を務めた『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』では
寅さんのジュリーへの恋愛指南が現実となってしまいましたが、
『虹をつかむ男』では柴又から逃亡した吉岡秀隆くんを誑かすような口ぶりがたまらなず、
西田敏行さんはガチンコで恋敵となる寅さんに勝負すると出演が決まって意気込んでたそうなんで、
ぜひぜひ実現してほしかった思いも。

しかし未だに亡くなった実感が沸かずにおります。
それと『アウトレイジ・ビヨンド』の恐ろしさは特筆。
おつかれさまでした。

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