今日、TOHOシネマズ新宿でスタジオジブリの「君たちはどう生きるか」をついに観てしまいました(?)(^^)
この映画については観た方の感想をいくつか読んだのですが
よくわからなかった、理解できなかった、つまらない、早く映画館を出たくなった等
私が見たものは不評がほとんどだったので
これはもしかしてジブリの中の私が苦手とするタイプか?
そう、宮崎駿監督の作品の中には何度もテレビで観るチャンスがあるものの、どうしても観始めてから最後までキチンと観られないものがあるのです。
なので苦手というのはキチンと最後まで全部観た結果の感想ではありません。いつかは最後まで観たいと思っています。
そんなわけでどちらかというと観ない方向にやや寄っていっていました。
ところが
昨日娘が日本橋の映画館でお友達とこれを観てきたというのです。
お友達が提示したいくつかの映画の選択肢の中で娘が観たいものを観ようということになり、娘はその中なら「君たちはどう生きるか」かな?と選んだそうです。
それを聞いてまず
「わかった?」と聞いた私^_^
首を横に振った娘^_^
やっぱりそうなのね・・・
そして私が見た批判的なコメントを読み上げて聞かせると
「そうそう、まさにそんな感じ」
だと言う。
そしてこれは映画のせいじゃなくて久しぶりの映画館だったからかわからないけれどと言ってましたが、頭が痛くなってきてかなり最後の方は観ているのが辛くなってきた、長かったと。
ふむふむ。これはもしかしたら家で観ていたら途中で寝てしまうタイプか、もしくは観ていられなくて家事を始めてしまうタイプか(^^)
ならば強制的に映画館で観た方がいいかもしれない。
と逆に皆さんの仰る感想の酷さにどれほどのものか怖い物見たさ的感じで観てみたくなって娘に言うと
「うん、観て欲しい。それで感想を聞きたい。観るなら早いほうがいいと思うよ。もうすぐ終わってしまいそうだから」と。
それで早速今日行ってきたというわけです。
日曜日だったからか日本橋の方は観客がいっぱいだったそうですが今日は月曜日の朝ということもあり10人ほどでしたか。
何故かほとんどの映画館でこの映画は朝か夜しか上映していないのです。
まだ観ていない方はこの先は読まずにまずご自分で観て感じた方がいいかもしれません。
監督∶宮﨑駿(この映画のみやざきの「さき」は崎ではなく﨑なのは何か理由があるのでしょうか)
2023年 124分
もうこれはきっと宮﨑さんの好きなタイプの女の子や蛙やまっくろくろすけ的キャラが出てきて、いろいろなものが飛び交って爆発して、そして宮﨑さんの頭の中に浮かんだもの、心の中にあるものを我儘に映像化して
サー、皆さんこれを観てどう感じる?何を言おうとしたかわかる?って宮﨑さんは笑っている、
そんな映画に違いないと皆さんの感想から先入観ありありで観始めました(^^)
始まって割と早い時間に席を立って続けて出ていった方達(其々離れた席に座っていた)は、いったい・・・
やはり嫌だったのか?それとも何度目かの鑑賞なのか?と思いながら観ていました。
あれっ?
思ってたのと違うみたい···
これは普通にジブリ的ファンタジーとして面白いし
何よりも私にとってはタイムリー過ぎて驚きでした。
だってこれって先日書いた記事そのものではないですか。
こちら→「胎内記憶」
このメタモンみたいな白いたくさんのワラワラ達が生まれる時なんて私にはその渦がDNAの鎖にしか見えなかった。
生まれ出る前に邪魔されてなくなってしまったり。
娘たちは空の上から見ていて降りてきたようですがこの子達は海の中から来たのですね。
確かに生命の始まりは海からか?
そして記憶違いでなければ宇宙から来たとも言われていたように思います。
その宇宙から来たというのも表されているのではないかと感じました。
あくまでも私個人の感じたことなので宮﨑さんがそういうことを表したかどうかは不明ですけど。
処々に生きていく上で気をつけなければいけないこととか、どう生きるかの選択肢の中で自分で選んでいかなくてはいけない時があることなども織り込まれていたように思います。
私はエンドロールを観ながら、米津玄師さんの歌を聞きながら不覚にも(?)ウルウル(:_;)と来てしまいました。
えっ、ちょっと待って、これってそういう映画だった?
えっ、どうして?これ観て泣く人っている?
と自分の身体の反応に驚きつつ映画館を後にしました。
もう予想外の感想でこれは映画館で強制的に観ておいて正解でした。
もしかしたら好きな部類だったのかも。
これは胎内記憶のお話をしたすぐ後だったことも関係しているかもしれません。
きっかけを作ってくれた娘に感謝です。
今日娘が帰ってきたらどんなふうに話しましょうか。
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