渋谷のBunkamura ル・シネマ1で見てきました。
監督はヘレナ・コーン
これはオードリーを間近で見てきた人達のインタビューとオードリーの若い時から亡くなる頃までの写真や映像、そしてオードリー本人のインタビューでできている映画です。
バレエが好きでバレリーナになりたかったというオードリーを年代ごとに3人の有名なバレエダンサーが踊りで表現したりもする。
オードリーの長男とその娘(オードリーの孫)のお話がよく聞けて
またオードリーの肉声での言葉、
そして家族ぐるみのお付き合いの友人達のお話からも
オードリーのお人柄が、そして真実のオードリーがわかる映画だと思います。
それは今までにも伝えられてきたことかもしれませんが
孫のエマの言葉を借りれば監督のヘレナ・コーンは二次元的にしか残っていないイメージの中だけの彼女を越えて、本当の「オードリー・へプバーン」を知る機会を与えてくれた、ということだと思います。
こんなにも世界中の多くの人に愛されているのに、
父親を含め、愛して欲しい人に愛されないトラウマ、悲しさ、寂しさをずっと持ち続けていたオードリー。
それでもひねくれたり荒んだりすることなく、その求めていた愛を人に与えることに変えていける人。
長男が生まれると、そばにいてあげたいからと仕事を一時期やめて子育てに専念。
自分が受けられなかった愛情を自分の子どもだけではなく、世界の貧困に苦しむ子ども達にむけ、決して世にありがちな負の連鎖にしない。
負を愛情に変えて次へ注いでいける人。
インタビューで答えている友人や友人の家族は声を揃えて大スターには見えなかったと言う。
家族のように話ができる人だったと。
誰にでも優しく謙虚で飾り気がなく
心まで全て本当に美しい人だったんですね。
オードリーのスタイルになりたいと憧れるのに
本人はもう少し鼻が小さかったら、もう少しスタイルが良かったら、もう少し足が小さかったら・・・と自分の全てが嫌だと言うのです。
自分が歳を重ねるにつれ、どんな人にも悲しさ、寂しさ、辛さ、コンプレックスはあるものだとわかってきましたがオードリーも例外ではないのですね。
随分前にテレビ番組で美輪明宏さんが「人生はみんなプラスマイナスゼロ」とおっしゃっていたのを聞いて、確かにそうかもしれないと納得しました。
そしてそれは他人からはわからないことかもしれないと。
その人の中だけにあるプラスマイナスなのでしょうね。
「ムーン・リバー 」by オードリー・へプバーン(「ティファニーで朝食を」より)
歌がイマイチだと思われて、このムーン・リバーはカットだと言われたときにオードリーは「一生許さない」と言ったそうです。
結果とっても素敵ですよね♪
おまけ(^w^)
「オードリー・へプバーン」のタイアップメニューを映画を見る前にロビーラウンジでいただきました(^^)
ショコラフランボワーズ。
カメラがなぜか起動しなくなってしまったので写真が撮れず、ロビーラウンジの写真をお借りしました。
オードリーが毎日チョコレートを食べていたことにちなんだようです。
ちなみにいつもこのロビーラウンジでは映画や絵画展等のタイアップメニューがあってチケットやQRコードを見せると割り引きになります(^^)
実は映画のあとにもお腹がすいて・・・
東急本店内の麻布茶房で白玉クリームあんみつを(*^^*)
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