昨日、東京文化会館での松山バレエ団「くるみ割り人形-全幕-」を観てきました。
8月に「白鳥の湖」を観たのですが(その時の記事はこちら)
今回の「くるみ割り人形」はクララを森下洋子さんがひとりで演じるようなのでもっと観ておきたくなったのです。
森下さんは2021年に舞踏歴70年!を迎えます。
前回はプログラムはありませんでした(作られなかった)が今回はありましたので買うことができました。
「くるみ割り人形」のお話は、小さい時に私の本棚に絵本があったはずですが断片的に絵を覚えているだけで内容を忘れていました。
それで海外のバレエ団の動画を見たり、お話を調べたりしたのですが
どうやら今回の「くるみ割り人形」は新ストーリーとして今のコロナ禍の厳しい状況にくじけずに乗り越えようというメッセージが込められているのではないかと思えるような内容になっていて
しかも副題に「生まれかわり会」とついているところが
ここ最近の私の前世のことについての記事(こちら)に通じるようで縁を感じました(^^)
プログラムの中に書かれたストーリーを読んでいたら
「戻ってこない亡くなったかけがえのない大切な大事な人も、すでにこの世に生まれ変わって、生きているかもわからない、そういう人達全て敬っていつくしんでいかなければ・・・全て生あるものは生まれかわり、死にかわりするうちにいつか父となり、母となり、兄や妹、姉や妹となりあった人達だ、他人など一人もおりません。早く自分が成長して、どの人もこの人も皆敬っていつくしんで、助けてあげなければならない・・・」
というクララの言葉がありました(実際にはバレエに台詞はありませんが)。
そう思うと確かにまわりにいる誰かだけではなくあの人もこの人もいつかどこかで会った大切な人達かもしれませんね。
バレエは生演奏も魅力です。
チャイコフスキーの「くるみ割り人形」を
指揮 河合尚市さん(日本屈指のバレエ指揮者といわれている)で東京ニューフィルハーモニック管弦楽団が演奏。
バイオリンのソロの音色がはじめヴィオラ?と思う低く深い音色でそして繊細な高音もまた素敵でした。
そして衣装ですよねー、本当に今回も衣装がとても素敵でした♪
鼠役の方達は顔も被り物で見えなくて残念だと思いますが、松山バレエ団だからできる衣装なのかもしれません。
森下さんの踊りはもしかしたら森下さんになるべく負担をかけないようになっていたかもしれませんが
それでも本当に最後まで少女のあどけなさを表現しながら踊りきって素晴らしかったです。
森下さんをしっかり観ることが出来て良かった♪