「駆け抜けろ1996」ロス
2020.08.19(02:52)
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なんとなく直感で第一話を見て
結果、毎週予約録画をして見ることになった中国のドラマ
「駆け抜けろ1996」。
過去記事を参考にしてくださいね。
過去のご紹介記事はこちら➡️https://ochasukineko.blog.fc2.com/blog-entry-2775.html
なんか良かったな~♪
登場人物がみんな良かった。
ヤンシーの両親も幼なじみのリーユーを自分の子どもと同じように面倒を見て心配をして
またファービァオのお祖母さんのことも近所の若い美容師さんが見守ってくれていたり
中国の人の家族的人情というのでしょうか、そういったものがとても感じられました。
1996年の、大学受験を控えた高校生の日常、当時の学校の様子、先生、淡い恋心、友情、家族愛、其々の家庭の事情、夢、
それらを織り込みながら物語は進んでいき
とうとう最終回を迎えてしまった・・
みんなどの子もヤンチャしてても優しくて思いやりのある良い子達だったなぁ。
過去記事でご紹介したオープニングとエンディングのテーマ曲にもうひとつ大事な挿入曲を付け加えたいと思います。
歌はやはりファービァオ役のホウ・ミンハオです。
以下ネタバレです。
北清大学(多分、北京大学と清華大学を混ぜて作った架空の難関大学)に通うお兄さんと違い成績が下から数えた方が早いヤンシーが
勉強をすると成績が上がることに喜びを感じスイッチが入り
元々とても優秀なリーユーやファービァオに教えてもらいながらものすごく頑張り最終的に第一志望を北清大学にする。
そして当然同じように北清大学に入れる学力を持つリーユーも第一志望は北清大学かと思っていたヤンシーにとって悲しい別れが来る。
リーユーがお父さんと離婚したお母さんと日本で一緒に暮らす決心をしたのは(ヤンシーと離れたくないから中国に残るとお父さん達に言っていたのに)
ヤンシーのファービァオに対する想いをラジオのリクエストを聞いてハッキリと思い知らされてしまったから。
それでももしヤンシーが受験に失敗しても日本の大学で待っているから大丈夫と告げる。
ヤンシーにとっては本当に生まれたときから一緒で兄妹のように育った仲の良い大好きな幼なじみ(でしかなかった)だったリーユーの気持ちを初めて知り、
その存在の大切さを知ったのでしょう。
そして本当に優秀な頭脳の持ち主だったファービァオは大学に進学しないと告げる。
それは幼いときに事故で両親を亡くし、ずっと育ててくれていた「ちびまる子ちゃん」が好きなお祖母さんがアルツハイマーになりファービァオのこともわからなくなってきてしまったから
お祖母さんがまだ意識があるうちに二人で旅に出て色々なところを見せてあげたいからだという。
そして本当に家を売り旅に出る。
またヤンシーにとっては悲しいことだった。
旅先からヤンシーに届いたファービァオからの手紙に
北清で再開したら・・・の一文が便箋の裏に書かれていたのをヤンシーは気づいたでしょうか。
それを乗り越え、ヤンシーはなんと、北清大学に合格したのでした。
仲良し5人組のうちのもう一人の男子は海外に留学し、反発していた父親にお父さんのような幸せな人になると言い、
もう一人の女子(ヤンシーのお兄さんに片想い)は受験に失敗したものの別の道に希望が見え始め
そしてグループのメンバーではなかったけれどリーユーを思い続けて気持ちをぶつけ続けたもう一人の女子は香港のバレエ団に入団。
いつも一緒だった仲間が其々の道に進んで行く。
恋愛も本当に淡く微笑ましく、ちょっぴり切ない描き方なのがいいです。
いつもリーユーの目の演技にキュンとなりました。
最終回のラスト、上の挿入曲が流れた後、いつものエンディングテーマが流れたら
なんか・・・キュンとなって・・なんでしょう、この気持ちは・・
昔の「金曜ロードショー」のあの曲が流れると寂しい気持ちになるような・・・なんか・・・
ロス・・・・
撮影は広東省の佛山で行われたらしいですね。
お祖母さん役のウー・イェンシューが岩井俊二、ピーター・チャン プロデュースの映画「チィファの手紙」と
河瀬直美、ジャ・ジャンクー プロデュースの日中合作映画「Seeing Nara Again」(永瀬正敏と共演)に出ているそうで
「チィファの手紙」は2020年秋公開予定とのことなので、今年はどうなるのかわかりませんが、
もし見られるのなら見たいなと思います。