エルトン・ジョン「ワンダフル・クレイジー・ナイト」
2016.02.06(08:35)
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エルトンの33枚目のニューアルバム「WANDERFUL CRAZY NIGHT」 が届きました♪
日本盤が出るのを待って予約しておいたものです。
プロデューサーのT・ボーン・バーネットによれば
「アップビートのロックン・ロール・レコード。放送向き、あるいはお祭りにぴったりだ」
だそうですが、
確かにしっとりとしたバラードではなくライブでの楽しい様子が思い浮かぶ感じの曲が多いです。
もちろん詩はバーニー・トーピン。
オリジナルバンドメンバーのナイジェル・オルソン、デイヴィー・ジョンストンも参加した去年の来日公演と同じメンバーです。
あ、去年は来てくれなかったレイ・クーパーも数曲タンバリンで参加しています (^^)
「クロー・ハマー」「アイヴ・ゴット・2・ウィングス」「ギルティー・プレジャー」「ア・グッド・ハート」「タンバリン」でレイ・クーパーのタンバリンが効いています♪
1曲目の「ワンダフル・クレイジー・ナイト」が流れてきたときは、あ、エルトンっぽい始まりと思ったのですが、ちょっと大御所の演歌歌手が現代風の新曲を出した時の歌い方の感じにも似ているような気も・・・ちょっとだけ・・・
ライナーノーツを読んでいたら矢口清治さんの「本作が現代的な切り口を感じさせるのは、エルトンが常に現在のポップ・シーンへの興味と関心を失っていないから」という言葉があり、
また、エルトン自身も「古いものも最新のものも含めて日々は常に音楽に溢れていて、いざレコードを作ろうとすればそれらが自然といっしょになる」と言っていることからも、ああ、私が感じたのは間違いではなかったのかなと思いました。
4曲目の「ブルー・ワンダフル」はこれはエルトンの声?と思うような声なのですが、こんな感じの曲が好きです♪
6曲目の「ア・グッド・ハート」もエルトンらしい優しい曲でいいですね。
7曲目のシングルになっている「ルッキング・アップ」はピアノのメロディが印象的で楽しい感じなのでこれからライブではよく登場するようになりそうです。
9曲目の「タンバリン」も懐かしい感じでいいです。
10曲目の「ジ・オープン・コード」もいいな。
日本盤ではその他にライヴを含む4曲ボーナストラックが入っています。
また、
This album is dedicated to Ingrid Sishy who I miss every day.
と書いてありました。
イングリッド・シシーという人は知らなかったのですが、調べてみたら
「米『Interview Magazine (インタビュー・マガジン)』の編集長を18 年務めた後、各誌でライター兼編集者として活躍した Ingrid Sischy (イングリッド・シシー) が乳がんのため、アメリカ・ニューヨークの病院で7月24日に逝去した。享年63歳だった。」
という2015年7月30日付のFashion Postの記事がありました。
エルトンは今年2月16日のパリ公演から「ワンダフル・クレイジー・ナイト・ツアー」が始まり、12月2日の北アイルランド公演まで公表されているようです。
元気そうで良かった♪
また日本で、今度は絶対日本武道館でお願いします (^^)