恵比寿ガーデンプレイスの中にある東京都写真美術館に行ってきました。
フェリーチェ・ベアトは1832年にイタリアで生まれ、トルコで写真技術を学び、インド、中国、日本、朝鮮、ビルマに滞在し、それらの国々のイメージを西欧世界に伝えた主要な写真師の1人です。
戦争写真のパイオニアでもあり、彼によって初めて戦場の死体が撮影され、戦場のリアリティが提供されました。
日本では幕末期をとらえた作品で知られています。
ドラマ「JIN-仁」を観たことがある方は覚えているかもしれません。
あのオープニングに出てきた愛宕山から見た江戸のパノラマ写真や幕末の写真など。
あれがベアトの写真です。
数々のセピア色になった写真は今では絵のように見えます。
残っている写真で技術の進歩などもわかります。
今日はちょうど学芸員によるフロアレクチャーがある日だったので全部ではなかったのですが、少しだけ説明を聞くことができました。
日本の幕末から明治元年の頃の写真がきれいに残っているなんて撮っててくれてありがたいと思います。
彼がいなかったらこんなにたくさんの当時の写真なんて見ることが出来なかったのではないかと思います。
お土産に江戸のパノラマ写真が印刷された手ぬぐいを買いました。
(写真右下+マークをクリックで少し拡大画像になります)
今回の展覧会の特別限定らしいので見つけることが出来てうれしいです。