愉しく仕事始め
- 2025/01/07 22:53
- Category: bologna生活・習慣
愉しかった休暇の余韻を保ちながら、今日から仕事。仕事始めである。特別なことは無かったけれど、何となくいい印象だった私の休暇。何がどう良かったのかは自分でもわからない。もしかしたら、思い切ってしてみた二度目のピアスのせいかもしれないし、途方に暮れていた夏の帰省が決まったせいかもしれないし。それとも睡眠を沢山とったからかもしれないし、猫と居る時間が多かったからかもしれないし。理由は何であれ、肩の力を抜いて今日という日を迎えられたことは嬉しくない筈がない。休暇中何処へ行ったのかなんて訊かれると、何処へも行かなかった私は本当に答えに困ってしまったにしても、愉しかったという返事だけは自信をもって答えられた。此れからまた頑張るのだ。頑張るって言葉は結構好きで、でも自分なりの頑張りだから他の人が見たら大したことないかもしれないけれど、まあ、いいさ。兎に角これから気持ちを真っ新にして先を見つめて進むのだ。
夕方旧市街に行ったのは、家に真っすぐバスの前に旧市街行きが来たからだ。最近の私は、よほどのことがない限り、はじめに来たバスに乗るのである。それが得策と気づいたからだ。話によるとボローニャの市バスは今日から少々変わるらしい。ざっくり言うとバスの本数が減るのだ。例えば15分おきのバスが20分おきになるとか、そういう話だ。そして何が不満があるのか知らないけれど、今週金曜日はストライキだそうだ。本当にみんな不満を抱えている。要望は伝えなければならないと思うけど、主張ばかりではいけない。バスの運転が粗くて立っていた老人が転げたのを見たばかりである。もっと運転の質、乗客へのサービスも向上しなければいけないよ、と私は思うのだが、多分そんなことは彼らにはどうでもよいことなのだろう。権利と義務のバランスは難しい、だけどとても大切なことだと思う。兎に角バスの運転手たちは沢山の不満を抱えているらしく、今は権利の主張に夢中なのだ。
そうして旧市街に行き、少し歩いた。僅か30分ばかりだけれど、一日座っていた身には心地よかった。今年は昨年よりも歩く時間を増やそうと思っている。きつくなったジーンズが再び普通に履けるようになるのが目標だ。5月くらいまでに決着がつけばいいと思う。そんな話を相棒にしたら、何だ、君の目標は小さいなと笑われたけど。小さな目標、だけどそんなジーンズが一体何本あると思っているのよ、と心の中で訴えながらにっこり笑う。男性には分からないことなのだ、こういうことは。女心は微妙なのよ。
夕方びっくりするほど美しい夕焼けを見た。茜色というのだろうか、こういうのを、と思いながら暫く見惚れた。こんな夕焼けを毎日見れたらいいのに。