長岡観光会館の思い出
長岡ロケ映画『爆弾男と呼ばれるあいつ』(67)の中で長岡観光会館の温泉センターの湯船に浸かってる
小林旭と東京ぼん太も結構なインパクトがありましたが、
やはりそれ以上に『栄光の黒豹』(69)の中で温泉センターで森田健作さんは「佐渡おけさ」を、
目黒祐樹さんは「長岡甚句」を歌うのはレアすぎて卒倒しそうでありました。
しかし現在の北越銀行駐車場となった長岡観光会館の跡地を見ても、
温泉センターのほかに映画館が五館あったという割には、
そんなに広い印象がないのですが、
今回の『栄光の黒豹』上映会のために長岡観光会館の資料を作り直して市立劇場ロビーに展示した
コレクター長谷川さんの展示品の数々の中で、
観光会館の断面図も展示されており、これを見れば位置関係が詳細にわかった気がしました。
何しろ長谷川さんはかつて長岡観光会館に電気技師として働いており、
当時の職場の愛着もひとしおで設計図とともに自身の記憶を頼りにこの断面図を仕上げたそうです。
ほかにも勤めていたことの写真をアルバムから拝借し、
資料として若き日の長谷川さんが観光会館で働いてた際の写真も掲示していたりと、
おそらく当時の長谷川さんはまさかこんな形で写真が使われるとは思ってもなかったでしょうが、
現在の長谷川さんは自身の思い出とともに資料を作成しただけに、
余計に味わい深い数々となった気がしました。
映画を観賞前、観賞後のお客様がこの展示品の数々の前に足を止め、
長谷川さんが熱心に解説をしていました。
わざわざ作っていただきありがとうございました。
担当者は長岡観光会館末期に映画館に足を運んで際に、
記憶では確かパチンコ屋があったように思うのですが、
長谷川さんによると地下にあったボウリング場がなくなってパチンコ屋になったそうです。
だとするとあの記憶は地下だったのかと。
ついでにここの映画館で観た一番思い出深いのは何かと思い出したら
やはり『ダイ・ハード』でした。
それだけに『2』や『3』はともかく『4』や『5』とどんどんつまんなくなっていくのは、
どうしたものかと思ったりしてます。
いでれにせよここの劇場が無くなったおかげで(せいで)こんな活動したりするハメとなりました。
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